JP4426667B2 - 実体顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実体顕微鏡、特に手術時に併用される内視鏡画像,術前のMRI・CT画像及び神経モニター波形信号等の他画像を同一視野内に同時に表示するのに好適な手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より手術用顕微鏡は、脳神経外科,耳鼻咽喉科,眼科等の外科手術に用いられ、術部の拡大観察像を観察者に提供し、手術の効率向上等に重要な役割を果たしている。近年では、手術をより低侵襲に行うため、従来手術用顕微鏡観察下のみで行っていた手術に内視鏡観察が併用されるようになっており、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像を同時に観察できることが望まれている。また、術前のMRI・CT画像等の画像も顕微鏡像と同時に観察したいと云う要望がある。
【0003】
従来、これらの要求に応じるものとして例えば特開平10−333047号公報に開示されたものが知られている。図22はその全体構成を示している。この従来例では、顕微鏡の視野内に挿入されたプリズムPにより伝送された内視鏡像と、顕微鏡の光学像とを顕微鏡の接眼レンズIPを通して同時に観察することが出来るようになっている。この場合、顕微鏡像の一部は欠落し、その欠落位置に内視鏡像が表示される。以下、この表示状態を「ピクチャーイン表示」と呼ぶことにする。図23には、内視鏡像とMRI等の術前画像と神経モニター波形を上記プリズムPを介して並べて表示した様子が示されている。また、図24には表示装置Dに表示された内視鏡画像等の他画像を伝送光学系で伝送し、顕微鏡視野内に挿入されたミラーMを介して顕微鏡像と同時に顕微鏡の接眼レンズIPを通して観察できるピクチャーイン表示と共に、表示装置Dに表示された神経モニター波形をハーフミラーHMを介して顕微鏡像に重像した様子が示されている。神経モニター波形は、顕微鏡像に重像しても顕微鏡の画像情報が殆ど失われないようにするため、ハーフミラーHMを用いて合成されている。以下、この重像表示を「オーバーレイ表示」と呼ぶことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の表示方法では、高度化する手術へ十分な対応をすることができない場合があるほか、より使い易さの要求を満たし得ないと云う問題点がある。即ち、1)顕微鏡視野内でピント位置を術者に提示するための十字線表示が接眼レンズ内に設けられるが、術中にはこれが邪魔になる場合があるため、実際には表示したり消したりすることが出来るようにしたいし、また、2)ナビゲーション装置を併用した高度手術においては、腫瘍部等を顕微鏡像内にマーカーにより表示したいし、また、顕微鏡の観察方向の指示や併用する内視鏡の進入方向、処置具の進入方向等を、顕微鏡画像上で矢印等により術者に知らせることが出来るようにしたいし、また、複数の画像を表示した場合、相互の関連性をマーカーで表示できるようにしたいと云うような要求がある。これらの要求はオーバーレイ表示であれば応じることは可能であるが、上記従来のオーバーレイ表示法では、ハーフミラーを用いるため顕微鏡視野の明るさが減ってしまい、明るい顕微鏡像と明るいオーバーレイ表示の両立が実現できない。
【0005】
また、3)顕微鏡手術においては、他画像の情報を得たい一方、手術のための顕微鏡視野を出来るだけ確保したいが、上記従来例(図23)では同一のプリズムで三つの情報を取り入れているために、他画像の表示領域が確保できず十分な情報提示が出来ない。また、図24のオーバーレイ表示のためのハーフミラーHMとピクチャーインのためのミラーMを並設したものでは、同一場所でオーバーレイ表示とピクチャーイン表示の切り替えを行うことは出来ず、顕微鏡画像の視野を出来るだけ確保するという要求を満たすことは出来ない。また、4)神経モニター波形は、必要なときは顕微鏡視野内で注視したい場合もあるが、顕微鏡での手術の妨げにならないように顕微鏡視野の周辺部に表示した場合があり、また、5)各種の画像表示の説明などの文字情報は、顕微鏡視野内にオーバーレイ表示すると煩雑な表示となり、顕微鏡観察の妨げになる場合があるが、従来技術では顕微鏡視野外の周辺部に画像を表示できる簡便な方法はない。以下、顕微鏡視野外で接眼レンズ視野の周辺部に他画像を表示することを「サブピクチャー表示」と呼ぶことにする。6)従来例では、他画像の表示装置として透過型の液晶表示装置を用いているため、他画像は顕微鏡画像に比べて暗く、色再現性も良くない。これは、透過型の拡散白色照明を用いており、接眼レンズまでの伝達効率が悪く、また、白色の蛍光等の色再現領域が狹いため、手術患部の微妙な色の再現には不向きである。
【0006】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記要求の総てを満たし得る実体顕微鏡特に手術用顕微鏡を提供しようとするものである。即ち、手術の進行に合わせて変化する表示要求を満たし、他画像の特性に合った表示方法で術者に見易く表示画像を提供することができ、手術に必要な顕微鏡画像の明るさを失わず必要な他画像情報を術者に提供できる手術用顕微鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による実体顕微鏡は、顕微鏡の光学系により結像される光学像と反射型表示素子に表示される他画像同一の接眼レンズを通して観察できるようにした実体顕微鏡において、前記光学像を前記反射型表示素子の表示面上に結像するように、前記反射型表示素子を前記顕微鏡の光学系の光路内に構成したことを特徴としている。
【0009】
また、上記目的を達成するために、本発明による実体顕微鏡は、顕微鏡の光学系により結像される光学像と反射型表示素子に表示される他画像とを、同一の接眼レンズを通して観察できるようにした実体顕微鏡において、前記光学像がその表示面上に結像するように前記顕微鏡の光学系の光路内に配置された前記反射型表示素子を含む反射型表示装置と、前記顕微鏡光学系の光路内に前記他画像を導入するための光路合成手段とを備え、前記光路合成手段は前記光学像を結像する光を狭帯域で減衰させる透過波長特性を有し、前記反射型表示装置は狭帯域の発光波長特性を有していて、前記光路合成手段が減衰させる光の波長帯域と前記反射型表示装置が発光する光の波長帯域が実質上一致していることを特徴としている。
また、前記光路合成手段は前記光学像を結像する光を三つの狭帯域で減衰する透過波長特性を有しており、前記反射型表示装置は三色の狹帯域の発光波長特性を有していて、前記光路合成手段が減衰する光の波長帯域前記反射型表示装置が発光する光の波長が実質上一致していることが好ましい
更に、前記反射型表示装置は三色の光源と反射型表示素子との組み合わせから成っていることが好ましい
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の参考例及び実施例を図面を参照して説明する。各参考例及び実施例において、実質上同一の部材及び部分には同一符号が付され、それらの重複する説明は省略されている。
参考例1
図1は本発明の参考例に係る光学式手術用顕微鏡の光学系の基本構成を示す断面図、図2は図1に示した光学系の変形例を示す部分断面図、図3は本発明の参考例1の要部断面図であって図1の破線で囲まれた部分の左側面図に相当する図である。図1及び2において、1は対物レンズ、2はズームレンズ、3は結像レンズ、4は像の向きを正立化するためのイメージローテータ、5は光路合成手段、6は接眼レンズ、Sは標本、Iは標本Sの中間像(以下、顕微鏡像と云う)、図3において、7は光源、8は光拡散板、9は集光レンズ、10は偏光ビームスプリッタ、11は光源光を接眼レンズ6の瞳に効率良く伝達させることの出来る特性を有する反射型画像表示装置、12は反射型画像表示装置11からの反射光が偏光ビームスプリッタ10及び光路合成手段5で反射したとき顕微鏡像Iの結像面と略一致した位置に結像するように焦点距離が調整されている結像レンズである。図2はズームレンズ2が左眼用及び右眼用に共通に使用されている点で図1とは異なる。光源7は、図4に示された如き帯域の狹い波長の三種類の光即ち青色光,緑色光及び赤色光を夫々発する三つの発光ダイオード等から成り、また、光路合成手段5は、顕微鏡像を結像する光に対しては、図5に示された如き透過特性、すなわち、光源7の発する三種類の光の波長と一致する帯域の光を減衰させる透過特性を有しており、一方で、光源7の発する種類光に対しては、透過率が減衰した反射特性を有する合成ミラーである。反射型画像表示装置11は、光路合成手段5と略同じ帯域の狹い波長特性を有する。
【0011】
参考例は、上記のように構成されているから、図示しない公知の照明装置により照明された標本Sからの光は、対物レンズ1,ズームレンズ2,結像レンズ3,イメージローテータ4及び光路合成手段5を透過して正立化された顕微鏡像Iを形成し、この顕微鏡像Iは接眼レンズ6を介して拡大観察される。この場合、顕微鏡像は広い波長帯を有しているので、狹帯域で減衰しても光路合成手段5を透過する光量は殆ど減らない。一方、光源7から発せられた色光は光拡散板9により均一に混合され、集光レンズ9により集光され、偏光ビームスプリッタ10を透過して、反射型画像表示装置11に照射される。かくして反射型画像表示装置11に照射された照明光はここで明るさ変調を受けた後鏡面反射し、偏光ビームスプリッタ10により反射された後、結像レンズ12を透過し、光路合成手段5により反射されて、顕微鏡像Iの像面と略一致した位置に結像される。かくして反射型画像表示装置11上に表示された画像(他画像)は、接眼レンズ6を通して顕微鏡Iと共に拡大観察される(図6(a),(b)参照)。
【0012】
この場合、光路合成手段5は、上記の如き特性を有するから、帯域の狹い波長特性を有する反射型画像表示装置11からの光を顕微鏡の光路に合成することが可能であり、顕微鏡の光路では、光路合成手段5により帯域の狹い波長領域の光は減衰するが、特定波長以外の光は接眼レンズ6へ達する。従って、顕微鏡像Iの光量は殆ど損失なく伝達されると共に、反射型画像表示装置11からの光も効率良く接眼レンズ11に伝達され得る。このため、観察者は明るい顕微鏡像と反射型画像表示装置に表示された明るい他画像との拡大像を同一視野内で見ることが出来る。
【0013】
なお、光源7は青色光を発光する発光ダイオードと緑色光を発光する発光ダイオードと赤色光を発光する発光ダイオードとで構成されているから、反射型画像表示装置11に表示される他画像がカラー画像の場合には、カラーのオーバーレイ画像を観察することが出来る。また、光源7を単色のもので構成すれば単色のオーバーレイ画像が得られることは云うまでもないが、何れにしても、単色性の高い光源7と反射型表示装置11と光源波長に合わせた光路合成手段5との組み合わせにより、顕微鏡の明るさを損なうことなくオーバーレイ表示が可能となり、従来の透過型表示装置に比べて格段に明るい表示が可能である。
【0014】
光路合成手段5の上記特性は、透過率0%、反射率100%とすることが出来れば、反射型表示装置11への照明光を最も効率良く結合できるが、実際は、顕微鏡の色再現性を崩さず且つ光量損失もより少なくすると云う観点から、透過率は20%乃至80%程度に設定するのが良い。また、波長幅は半値幅で50nm以下、出来れば20nm以下が好ましい。これにより、オーバーレイ表示を図5に示すようにすることが可能であるが、反射型画像表示装置11の顕微鏡像面への投影サイズを顕微鏡像Iよりも大きくして置けば、図7(a)及び(b)に示すように視野外表示及び視野内外表示を同様の構成で実現することが出来る。
【0015】
参考例2
図8は本発明の参考例2の要部断面図である。図中、参考例1と実質上同一の部材には同一符号が付され、詳細な説明は省略されている。この参考例2は、オーバーレイ表示と切り替え可能にピクチャーイン表示を行い得るようにした点で参考例1とは異なる。13はコリメータレンズ、14はDMD(Digital Micromirror Device- 微小なマイクロミラー(数十ミクロン)をマトリックス状に配置して各マイクロミラーの傾斜角を制御することにより明るさを変調する素子)、15は投影レンズ、16はミラー、17は顕微鏡像Iの結像面と略一致する位置に光路に対し挿脱自在に配置されていて、光路内に挿入されたとき他画像がピクチャーイン表示されるべき部分に対応する部分17a(図9)のみが図10(a)に示す如き透過率特性(光源7の波長に合わせた透過帯特性)を有し、その他の部分17bは図10(b)に示した如き100%の透過率を有するように構成された波長制限フィルターである。なお、光源7の発光特性と光路合成手段5の透過率特性は、何れも参考例1と同じである。
【0016】
参考例は上記のように構成されているから、波長制限フィルター17を光路から引き出して光源7を点灯すれば、拡散板8により均一にされた光はコリメータレンズ13により平行光束されてDMD14に入射せしめられる。オーバーレイ表示されるべき画像に対応して制御されたDMD14の微小ミラーから反射された光源光は、ミラー16により反射されて光路合成手段5により顕微鏡光路に合成され、結像レンズ3とイメージローテータ4を介して所定位置に正立化された顕微鏡像Iと共に他画像が結像され、これらは接眼レンズ6により拡大されて図5に示した如きオーバーレイ表示がなされる。これに対して、波長制限フィルター17を光路内へ挿入すると、該フィルター17の一部17aを透過するのは光路合成手段5により合成された画像のうちDMD14上に表示された画像のみで、顕微鏡像は遮断され、図11に例示した如き他画像のピクチャーイン表示がなされ得る。
【0017】
このように、本参考例によれば、顕微鏡の光学像を暗くすることのないオーバーレイ表示と顕微鏡像へのピクチャーイン表示が、視野内の同一位置で切り替えることの出来る実体顕微鏡を提供することが出来る。また、本参考例では、波長制限フィルター17が実質上結像面に配置されるから、顕微鏡像の遮断領域の境界が鮮明に表示され、極めて見易いピクチャーイン表示を実現することが出来る。また、波長制限フィルター17は顕微鏡光路の全域をカバーするように大きさが選定されているから、挿脱何れの状態においても視野内でのピント状態は一定となり、また、視野周縁部での見にくさも生じない。また、例えばターレット装置等を用いて表示面積の異なる複数の波長制限フィルターを連続的に光路に挿脱できるようにすれば、手術の進行に合った最適な他画像をピクチャーイン表示することが可能である(図12(a),(b),(c)参照)。
【0018】
また、本参考例において、反射型画像表示装置11及びDMD14の大きさと他画像の表示位置とを適当に選定して置けば、図12に示すように顕微鏡像の視野外周辺に他画像をサブピクチャー表示することができ、顕微鏡の情報を失わずに付加情報を表示することの出来る手術用顕微鏡を提供することが出来る。また、このように構成すれば、顕微鏡視野内と視野外にまたがる矢印表示などが実現できる(図13参照)。なお、反射型画像表示装置11としては、反射型液晶表示装置があり、特に強誘電液晶は応答速度が速く画質が良いので好ましい。また、他画像が警告表示の場合には、発光素子そのものを表示素子として配列するようにしても良い。
【0019】
実施例1
図14は本発明の実施例1の要部断面図である。図中、既述の参考例と実質上同一の部材には同一符号が付され、詳細な説明は省略されている。この実施例は、反射型表示装置としてのDMD14が結像レンズ3の結像面に配置されている点で、第2実施例とは異なる。18はプリズム、19はミラーであって、顕微鏡像は光路合成手段5,結像レンズ3,イメージロータータ4,プリズム18及びミラー19を介してDMD14上に結像し、一方、光源7から出射した三色の光は拡散板8で均一化された後、投影レンズ15,ミラー16及び光路合成手段5を介して顕微鏡光路に合成され、DMD14に照射されるように構成されている。そして、DMD14の表面には光源7を構成する三種類の発光素子の発光タイミングに合わせて青色,緑色,赤色の画像が提示され、接眼レンズ6を介して顕微鏡像と共にそれらの拡大像が提供される。
【0020】
本実施例によれば、DMD14の表示面上に顕微鏡像と他画像が結像されるから、顕微鏡像の表示範囲や明るさの制御や配光補正などを機械的駆動なしに高速で行うことができ、顕微鏡像を暗くすることなしに他画像のオーバーレイ表示が可能であるばかりか、サブピクチャー表示とオーバーレイ表示またはピクチャーイン表示を同時に行うことが出来て、術者に対し効率的に画像情報を提供することの可能な手術用顕微鏡を提供することが出来る。
【0021】
図15(a),(b)は本実施例によるオーバーレイ表示の一例を説明するための図である。本実施例の場合、光源7を点灯せずにDMD14を全面反射の状態(オン状態)にセットして観察すれば、図15(a)に示す如く通常の顕微鏡像のみが視野内に現われる。この状態で、表示すべき他画像に相当する部分の微小ミラーのみを反射しない状態(オフ状態)に制御すれば、視野内には図15(b)に示す如き他画像が現われて、オーバーレイ表示が行われる。図16(a),(b)は本実施例によるオーバーレイ表示の他の例を説明するための図である。即ち、図16(a)は図15(a)と同じであるが、この状態で光源7を点灯すれば同時にDMD14のオン・オフ状態を上記の場合とは反対になるように切り替えれば、視野内には図16(b)に示した如き他画像のみが現われる。従って、DMD14のオン・オフ状態の切り替えと光源7の点滅を同期させて高速で繰り返せば、目の残像効果により術者にオーバーレイ表示を提供することが出来る。
【0022】
図17(a),(b),(c)は本実施例によるピクチャーイン表示の例を説明するための図である。本実施例において、光源7を点灯せずにDMD14のピクチャーイン表示すべき部分をオフ状態にしてそれ以外の部分をオン状態にすれば、観察視野内には図17(a)に示した如き一部が欠けた顕微鏡像が現われる。これに対し、光源7を点灯してDMD14のピクチャーイン表示すべき部分をオン状態にしてそれ以外の部分をオフ状態にすれば、、観察視野内には図16(b)に示した如く他画像のみがピクチャーイン表示される。従って、図17(a)に表示された状態と図17(b)に表示された状態を高速で繰り返せば、目の残像効果により術者に図17(c)に示した如きピクチャーイン表示を提供できることになる。この説明で明らかなように、ピクチャーイン表示されるべき他画像の種類や位置や大きさはDMD14を電気的に制御するだけで簡単に変更することができ、切り替えに機械的振動等を伴うことがないから極めて便利な手術用顕微鏡を提供することが出来る。
【0023】
図18(a),(b)は本実施例によるサブピクチャーイン表示の例を説明するための図である。この場合は、DMD14の大きさを顕微鏡像を含むように設定し、他画像が顕微鏡像の視野の周辺に表示されるようにすれば良い(図18(a)参照)。即ち、DMD14の表面領域は顕微鏡の視野マスクを兼ねることになるので、顕微鏡の結像サイズよりも大きい周辺部分に他画像を表示すれば良く、顕微鏡視野内と視野外他画像との関係付け(矢印表示)も簡単に行うことが出来る(図18(b)参照)。
【0024】
図19(a),(b)は本実施例による上記の各種表示パターンと光源7の発光パターンを説明するための図である。今、光源7を構成する各発光ダイオードが図19(a)に示す如く赤色,緑色,青色の順で発光してそのサイクルを繰り返すように設定され、このサイクルに同期して他画像B,C,Dが順次表示されるようにDMD14の各部分を制御し、且つ他画像B,C,Dが表示される期間中は顕微鏡像に対応するDMD14の部分はオフ状態に維持され、顕微鏡像が表示されるべきときのみオン状態となるようにして置けば、他画像Bは赤色に発光し、他画像Cは緑色に発光し、他画像Dは青色に発光し、最後に顕微鏡像Aが表示されるサイクルが繰り返される(図19(b)参照)、従って、これらの再サイクルを高速で繰り返せば、極めて見易く且つ識別力に富む表示を術者に提供することが出来る。実際上、光源7としては発光ダイオードの他にレーザダイオード等が用いられるので、何れにしても発光時間は極めて短くても十分な明るさの残像が得られるので、顕微鏡像の表示時間の割合は十分に確保でき、明るい顕微鏡像を確保することが出来る。
【0025】
実施例2
図20は本発明の実施例2の要部断面図である。図中、既述の参考例及び実施例と実質上同一の部材には同一符号が付され、詳細な説明は省略されている。この実施例は、光源7からの光が光路合成手段5を介して直接顕微鏡光路内に合成され、この合成された光が偏光ビームスプリッタ10を介して反射型画像表示装置11に照射されて、反射型画像表示装置11からの反射光が前記偏光ビームスプリッタ10を介して接眼レンズ6へ導かれるようにした点で、参考例1とは異なる。本実施例によれば、顕微鏡の光量が半分に減るが、オーバーレイ表示,ピクチャーイン表示,サブピクチャー表示を機械的動作を伴わずに切り替えることが出来る。図21は、顕微鏡の瞳と視野内表示の瞳の様子を示しているが、このように、視野内表示の瞳を顕微鏡の瞳よりも大きくすることで、より明るい視野内表示を観察することが出来ると共に、装置の組み立て誤差があっても顕微鏡像が見えている時は視野外表示が必ず見えるようにすることが出来る。
【0026】
以上各種参考例及び実施例では、DMDや反射型液晶等の反射型表示装置を制御することにより、顕微鏡像全体の明るさや視野内の明るさ分布の変更などの制御を同時且つ簡単に行うことが出来る。なお、以上の説明では、実体顕微鏡特に手術用顕微鏡を前提としたが、これは単なる例示に過ぎず、従って本発明は双眼鏡やその他の顕微鏡や単眼の眼視観察光学系にも適用可能であることは云うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、視野内に顕微鏡像と共に適宜の他画像をその特性に合わせて見易く表示させることの出来る実体顕微鏡を提供することができ、特に手術の進行に合わせて変化する表示ニーズを満たし得る高度な手術に適する手術用顕微鏡等を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係る光学式手術用顕微鏡の光学系の基本構成を示す断面図である。
【図2】 図1に示した光学系の変形例を示す部分断面図である。
【図3】 本発明の参考例1の要部断面図である。
【図4】 参考例1に用いられる光源の発光特性を示す線図である。
【図5】 参考例1に用いられる光路合成手段の顕微鏡像を結像する光に対する透過特性を示す線である。
【図6】 (a)及び(b)は顕微鏡像と他画像の異なる表示例を示す説明図である。
【図7】 (a)及び(b)は顕微鏡像と他画像の更に異なる表示例を示す説明図である。
【図8】 本発明の参考例2の要部断面図である。
【図9】 参考例2に用いられる波長制限フィルターの正面図である。
【図10】 波長制限フィルターの透過率特性を示す線図であり、(a)は他画像表示部分の透過率特性、(b)は顕微鏡像部分の透過率特性である。
【図11】 参考例2による顕微鏡像と他画像の表示の一例を示す説明図である。
【図12】 参考例2による他画像の互いに異なる表示例を示す説明図である。
【図13】 参考例2による顕微鏡像と他画像の更に異なる表示例を示す説明図である。
【図14】 本発明の実施例1の要部断面図である。
【図15】 実施例1による顕微鏡像と他画像の表示状態の変化の一例を示す説明図である。
【図16】 実施例1による顕微鏡像と他画像の表示状態の変化の他の例を示す説明図である。
【図17】 実施例1による顕微鏡像と他画像の表示状態の変化の更に他の例を示す説明図である。
【図18】 実施例1による顕微鏡像と他画像の表示状態の変化の更に他の例を示す説明図である。
【図19】 実施例1における光源の点灯サイクルと反射型画像表示装置による他画像表示サイクルとの関係を示す説明図である。
【図20】 本発明の実施例2の要部断面図である。
【図21】 参考例4による顕微鏡の瞳と視野内表示の瞳との関係を示す説明図である。
【図22】 従来の光学式手術用顕微鏡における双眼鏡筒部を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は断面図である。
【図23】 従来の手術用顕微鏡システムによる顕微鏡像と各種他画像の表示の一例を示す説明図である。
【図24】 従来の手術用顕微鏡システムによる顕微鏡像と各種他画像の表示の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 ズームレンズ
3,12 結像レンズ
4 イメージロータータ
5 光路合成手段
6 接眼レンズ
7 光源
8 光拡散板
9 集光レンズ
10 偏光ビームスプリッタ
11 反射型画像表示装置
13 コリメータレンズ
14 DMD
15 投影レンズ
16,19 ミラー
17 波長制限フィルター
18 プリズム

Claims (4)

  1. 顕微鏡の光学系により結像される光学像と反射型表示素子に表示される他画像同一の接眼レンズを通して観察できるようにした実体顕微鏡において、
    前記光学像を前記反射型表示素子の表示面上に結像するように、前記反射型表示素子を前記顕微鏡の光学系の光路内に構成したことを特徴とする実体顕微鏡。
  2. 顕微鏡の光学系により結像される光学像と反射型表示素子に表示される他画像とを、同一の接眼レンズを通して観察できるようにした実体顕微鏡において、
    前記光学像がその表示面上に結像するように前記顕微鏡の光学系の光路内に配置された前記反射型表示素子を含む反射型表示装置と、前記顕微鏡光学系の光路内に前記他画像を導入するための光路合成手段とを備え、
    前記光路合成手段は前記光学像を結像する光を狭帯域で減衰させる透過波長特性を有し、前記反射型表示装置は狭帯域の発光波長特性を有していて、前記光路合成手段が減衰させる光の波長帯域と前記反射型表示装置が発光する光の波長帯域が実質上一致していることを特徴とする実体顕微鏡。
  3. 前記光路合成手段は前記光学像を結像する光を三つの狭帯域で減衰する透過波長特性を有しており、前記反射型表示装置は三色の狹帯域の発光波長特性を有していて、前記光路合成手段が減衰する光の波長帯域前記反射型表示装置が発する光の波長が実質上一致している請求項2に記載の実体顕微鏡。
  4. 前記反射型表示装置は三色の光源と反射型表示素子との組み合わせから成っている請求項3に記載の実体顕微鏡。
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