JP4426265B2 - カメラ付携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ付携帯電話機のサブディスプレイの鏡化と照明に関する。
カメラ付携帯電話機の普及が目覚しい。折り畳み式のカメラ付携帯電話機には、各種履歴、メールのメッセージ、画像等が表示されるメインディスプレイと、これより小さく、報知メッセージなどが表示されるサブディスプレイとが備わっており、サブディスプレイはメインディスプレイを有する面と反対側の面に設置されている。
撮影のとき、ユーザはまずカメラを撮影モードに設定し、メインディスプレイに刻々と表示されるモニタ画像で、レンズが捉えた被写体の状態を確認しながらシャッタを切る。
ユーザが自分自身を撮影するいわゆる「自分撮り」をしたいとき、通常はカメラを閉じ、カメラのレンズと同じ面にあるサブディスプレイにモニタ表示が行われるので、ユーザはそれによりシャッタを切る前に自らの様子を観察することができる。
また、ディスプレイを鏡の状態にする技術が開示されているので(特許文献1、特許文献2)、メインディスプレイの鏡を見て観察することもできる。
特開2001−318374号公報 特開2001−350157号公報
しかし、サブディスプレイの解像度はメインディスプレイのそれよりも劣るし、たとえメインディスプレイ上であっても、モニタ画像で顔や身だしなみ等を詳細に観察するには少し粗すぎて不向きである。
また、メインディスプレイを鏡として利用できても、「自分撮り」の途中で顔や身だしなみ等を確認したい場合、いったん携帯電話機を開き、メインディスプレイを鏡にして観察し、カメラを閉じてレンズのある面を再び自分に向けねばならないのは不便である。
そこで本発明は、「自分撮り」に於けるこれらの問題に鑑み、カメラのレンズをユーザ自らに向けてカメラ撮影の態勢に入ったとき、そのままで自らの身だしなみを途中いつでも観察、確認できるカメラ付携帯電話機を提供することを目的とする。
また、暗いときに自己観察を行っている間は照明も必要となる。暗いときの照明も含め自らの身だしなみを、途中いつでも明瞭に観察、確認できるカメラ付携帯電話機を提供することを第2の目的とする。
上記課題を解決するために本発明のカメラ付携帯電話機は、カメラのレンズと同一主面上にある液晶パネルと、液晶パネルに被着され、液晶パネルの表示光を透過する透明状態と、当該表示光を遮断し液晶パネルと反対側の面に入射する外光を反射する鏡状態との2つの状態を有するミラー液晶パネルと、前記ミラー液晶パネルの2つの状態を切り替える状態切替手段とを備える。
上記構成により、カメラのレンズと同じ主面にあるディスプレイの液晶パネル(以下「表示液晶パネル」という)上にミラー液晶パネルが被着されるので、ユーザはカメラのレンズを自分に向けて撮る「自分撮り」のとき、携帯電話機はカメラのレンズのある面をユーザに向けたままで、サブディスプレイを鏡として、撮影の前にいつでも自らを観察することが出来る。
また、前記カメラ付携帯電話機は、更に、カメラのレンズと同一主面上にあり照明を行う照明手段と、ミラー液晶パネルが透明状態から鏡状態に切り替えられたときの前記照明手段による照明条件を予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記憶された照明条件のいずれかの選択をユーザから受け付ける受付手段と、前記状態切替手段によりミラー液晶パネルが透明状態から鏡状態に切り替えられたとき、前記受付手段で受け付けた照明条件の選択に従い照明手段を駆動する制御手段とを備える。
これにより、サブディスプレイを鏡にするとき、ユーザは予め指定した照明条件で、レンズおよびサブディスプレイと同じ主面にある照明手段により照明できるので、携帯電話機の向きはそのままで、撮影の前にいつでも自らを明瞭に観察することが出来る。
また、前記カメラ付携帯電話機は、更に、被写体の照度を検出する照度検出手段を備え、
照明条件の一つが外部条件によって駆動を決定することであり、前記照度検出手段が検出した照度が所定値未満であることを外部条件とし、その場合に照明手段を駆動する。
これにより、暗ければ照明を行う自動照明が照明条件の一つに含まれることになり、ユーがこの自動照明を選択していれば、サブディスプレイを鏡にするとき、暗ければレンズおよびサブディスプレイと同じ主面にある照明手段により照明が行われるので、携帯電話機の向きはそのままで、撮影の前にいつでも自らを明瞭に観察することが出来る。
また、前記カメラ付携帯電話機は、更に、カメラのレンズと同一主面上にあり、照明を行う照明手段と、被写体の照度を検出する照度検出手段を備え、ミラー液晶パネルが透明状態から鏡状態に切り替えられたとき、前記照度検出手段が検出した照度が所定値未満であるときのみ照明手段を駆動する。
これにより、ユーザはサブディスプレイを鏡にするとき、暗ければレンズおよびサブディスプレイと同じ主面にある照明手段により照明が行われるので、携帯電話機の向きはそのままで、撮影の前にいつでも自らを明瞭に観察することが出来る。
以下、本発明に係るカメラ付携帯電話機1の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のカメラ付携帯電話機1の構成図である。カメラ付携帯電話機1は、電源部10、操作部20、通信部30、カメラ部40、開閉検出部35、照度検出部42、照明部44、照明オプション設定部46、メインディスプレイ50、サブディスプレイ100、昇圧部108、鏡化スイッチ部109、鏡化制御部110から構成される。
また、図2は、カメラ付携帯電話機1の外観の例を示す図である。カメラ付携帯電話機1は折り畳み式であり、図2(a)は携帯電話機を閉じた(折り畳んだ)状態での後方からの斜視図を示す。また、図2(b)は携帯電話機を開いた状態において、操作部20およびメインディスプレイのある面(以下「正面」という)を、図2(c)は同じくカメラのレンズとサブディスプレイとを有する面(以下「背面」という)を示している。なお、図2の各符合は、図1に対応する構成部があればその符号と同じものを付している。
カメラ付携帯電話機1は、操作部20のキーパッド等を備える下部筺体2と、メインディスプレイ50、サブディスプレイ100等を備える上部筺体3とから成る。上部筺体2において、メインディスプレイ50を備えた表面を第1主面と呼び、サブディスプレイおよびカメラのレンズを備えた表面を第2主面と呼ぶ。なお、これらの主面は、筺体の一方の側の表面を指し、多少の段差あるいは曲面を含む。
図1と図2とを参照して、本実施の形態を構成する各部を説明する。
電源部10は、例えばリチウム電池パックからなり、携帯電話機の各部へ電力を供給する。リチウム電池の定格出力電圧は3.7Vである。なお、図2(c)の11は、リチウム電池パックの取付部分の蓋を示す。
操作部20は、ユーザがカメラ付携帯電話機1に係る指示をするために操作を行うところであり、各種のボタンからなる。ボタンには、カメラ付携帯電話機1の正面に配置されたキーパッドのボタンと、サイドに配置されたボタンとで構成され、キーパッドのボタンには撮影モードボタン21、照明オプションボタン22、決定ボタン23、および0から9までの数字ボタン等があり、サイドのボタンには鏡化ボタン24およびカメラのシャッタボタン25がある。
撮影モードボタン21は、ユーザによる押下により、カメラ部40を撮影モードに設定し、再度押下されると撮影モードを解除する。
照明オプションボタン22は、後述の照明オプション設定メニュ301により照明オプションを設定する。後述のミラー液晶パネル102の鏡化のときに、ここで設定された照明オプションに従い、照明部44に対する照明処理が行われる。
決定ボタン23は、照明オプション設定メニュ301で提示されたオプションの一つの設定を行う。
鏡化ボタン24は、カメラ付携帯電話機1が閉じていて撮影モードのとき、押下されている間、ミラー液晶パネル102を鏡化する。
シャッタボタン25は、カメラが撮影モード中に押下されると、そのときの被写体を撮影する。
通信部30は、カメラ付携帯電話機1としての基本機能である通話、あるいはメールなどのメッセージの送受信の機能を実行する。
開閉検出部35は、カメラ付携帯電話機1の開閉状態を検出し、開閉信号としてカメラ部40および鏡化制御部110に送出する。開閉検出部35は、カメラ付携帯電話機1が図2(b)または(c)のように開いた状態であれば、開閉信号をオンに設定し、また図2(a)のように閉じた状態であれば開閉信号をオフに設定する。
カメラ部40は、カメラ撮影を実行する。ユーザがカメラ付携帯電話機1を開いて操作部20の撮影モードボタン21の押下を行うと、カメラ部40は、カメラ撮影が可能な状態である撮影モードになる。撮影モード中、カメラ部40は鏡化制御部110に撮影モードである旨の撮影モード信号をオンに設定して伝達する。
また、カメラ部40はこのとき、カメラ付携帯電話機1が開いている状態を示すオンの開閉信号を開閉検出部35から受け取るので、メインディスプレイ50をカメラのファインダとして、カメラ部40のレンズ41が捕らえた映像を動画のように刻々と生で表示する。撮影モード中にユーザによりカメラ付携帯電話機1が閉じられると、開閉検出部35からの開閉信号が閉じた状態を示すオフとなるので、カメラ部40はメインディスプレイ50への表示を止めて、サブディスプレイ100をファインダとして同様に表示する。
照度検出部42は、撮影モード中、被写体の照度を随時、検出し、カメラ部40、および鏡化制御部110にその照度を送出する。なお、被写体の照度は、カメラ部40のレンズ41の奥にある不図示の撮像手段における受光素子群の単位時間当たりの受光総量に基づいて算出される。
照明部44は、カメラの撮影モード時に暗い所でサブディスプレイ100を鏡化するとき、あるいはシャッタボタン25の押下による撮影時に被写体の照明を行う。照明部44は、発光素子で実現されるポケットライトから成る。照明部44は、照明の指示信号を鏡化制御部110またはカメラ部40から受け取り、その信号がオンの間、ポケットライトを点灯することにより照明を行う。
照明オプション設定部46は、ミラー液晶パネル102が鏡化される際の照明をどうするかという照明条件を、ユーザに問い合わせる。
図3は、不図示のROM(Read Only Memory)に記憶された照明オプション設定メニュ301を示す図である。照明オプション設定部46は、ユーザが照明オプションボタン22を押下すると、本メニュ301をROMから読み出し、メインディスプレイ50に表示する。
ユーザは、「1.照明しない」、「2.照明する」、「3.オート照明」の3つの表示された項目のうちから、項目番号の数字ボタンに続けて決定ボタン23を押下することにより、所望の照明条件を選択する。ここで、例えば3のオート照明を選択すると、ミラー液晶パネル102の鏡化の際、外界が暗ければ照明が行われるが、その制御については後述する。照明オプション設定部46は、ユーザが選択したオプション項目を照明条件の情報として鏡化制御部110に伝達する。
メインディスプレイ50は、カメラ付携帯電話機1の主表示部であり、上部筺体3の第1主面に備えられ、表示用の液晶パネルから成る。メインディスプレイ50は、カメラ付携帯電話機1を開いた状態のとき、種々の情報、例えば通信履歴、メールメッセージ、カメラの撮影モード時にカメラ部40のレンズ41が捕えた被写体の生の映像、カメラ撮影済みの写真等の表示が行われる。
サブディスプレイ100は、カメラ付携帯電話機1の副表示部であり、着信通知、メール受信通知、およびカメラ付携帯電話機1を閉じた状態のもとでのカメラの撮影モード時の被写体の生の映像の表示等が行われるとともに、撮影モード中に鏡化ボタン24が押下され続けている間、ユーザにとっては鏡となる。
サブディスプレイ100は、上部筺体3の第2主面に備えられ、文字、画像を含む簡単な情報の表示を行う表示液晶パネル101と、表示液晶パネル101に対して第2主面の表面側に被着されたミラー液晶パネル102とから成る。表示液晶パネル101は、前述したようにサブディスプレイに表示されるべき各種の情報の表示を行う。
ミラー液晶パネル102は、透明状態と鏡状態の2種類の状態を持つ。透明状態では、表示液晶パネル101に表示された情報の表示光は透過するので、ユーザはミラー液晶パネル102が存在しないかのように、表示液晶パネル101に表示された情報を見ることが出来、また鏡状態では、鏡の性質と同じ状態となり、表示液晶パネル101からの光は遮断する。このように、ユーザにとってのサブディスプレイ100の鏡化は、実際にはミラー液晶パネル102の鏡化である。
ミラー液晶パネル102は、通常では透明状態であり、ユーザによる鏡化ボタン24の押下した状態で鏡状態となり、押下した状態の解除(ボタンを離す)により元の透明状態に戻る。図2(a)は、サブディスプレイ100を鏡化したときのユーザの顔が映っている様子を示す。
図4は、左方にユーザがいるときのサブディスプレイ100の表面に垂直な上下方向の断面図であり、図4の(a)はミラー液晶パネル102が透明状態のとき、(b)は鏡状態のときの様子を示す。
表示液晶パネル101において、文字、図形を含む画像を表示する光104(以降「表示光」という)はユーザ105の方向に向かって出射している。ミラー液晶パネル102は、表示液晶パネル101の前面に重ねて設置され、表示液晶パネル101の表示光を透過してユーザ105に見えるようにしたり、表示光を遮断して見えなくしたりする。それについて次に簡単に説明する。
ミラー液晶パネル102は、2つの偏光板102aおよび102b、偏光板の内側にそれぞれ不図示のガラス基板、電極、配向膜が対向して設けられ、配向膜間に液晶102cが注入されている。本実施の形態ではTN(Twisted Nematic)型液晶の例を示す。
偏光板102aは、ある方向(以下「第1の方向」という)の直線偏光の光のみを透過させ、その方向と直交する方向(以下「第2の方向」という)の偏光の光は吸収する。一方、偏光板102bは、第2の方向の直線偏光の光のみを透過させ、第1の方向の直線偏光の光は反射する。
図4(a)は、偏光板102aと102bとの間に電圧を印加しない場合を示す。この状態では偏光板間にある液晶はその分子の長軸の配列が偏光板間で90度捩れており、従って通る光の偏光軸も90度捩れる。
今、ユーザ105側からの外光103が偏光板102aに入射すると、外光103のうち偏光軸が第1の方向の光だけ透過し、その光は液晶を通過する過程で偏光軸が90度捩れて、偏光軸が第2の方向の光となって偏光板102bに達するのでそこも透過し液晶パネルに入射する。
逆に、表示液晶パネル101からの表示光104は、偏光板102bに入射すると、偏光軸が第2の方向の光を透過し、その光は液晶を通過する過程で90度捩れて、偏光軸が第1の方向の光となって偏光板102aに達するのでそこを透過し、ユーザに到達する。
従って、ユーザ105にとっては、ミラー液晶パネル102は透明であり、表示液晶パネル101に表示された画像を見ることが出来る。
また、図4(b)は、偏光板102aと102bとの間に所定の電圧を印加する場合を示す。この場合は偏光板間にある液晶の分子の長軸は電場と垂直の方向に並ぶので、通る光の偏光を変化させない。ユーザ側からの外光103が偏光板102aに入射すると、偏光軸が第1の方向の光を透過し、その光は液晶を通過しても第1の方向の光のままで偏光板102bに達するので、そこで反射される。反射された光は第1の方向なので、偏光板102aを透過しユーザ105に到達する。
逆に、表示液晶パネル101からの表示光104は、偏光板102bに入射すると、そのうちの偏光軸が第2の方向の光を透過し、その光は液晶を通過しても、第2の方向の光のままで偏光板102aに達し、そこで吸収されてしまうのでユーザ105には到達しない。このことにより、ユーザ105にとっては、ミラー液晶パネル102は自分を映す鏡面として働き、また表示液晶パネル101に表示された画像は見えない。
次に、昇圧部108は、電源部10のリチウム電池の出力電圧3.7Vを昇圧し、ミラー液晶パネル102の鏡化に必要な電圧、例えば5Vにして出力する。
鏡化スイッチ部109は、バイポーラトランジスタから成り、鏡化制御部110からのベース信号をもとに、ミラー液晶パネル102の鏡化のスイッチングを行う。鏡化スイッチ部109は、ベース信号がオンのとき、ミラー液晶パネル102に所定の電圧を印加してそれを鏡化し、オフのとき透明化する。
鏡化制御部110は、カメラ付携帯電話機1が閉じた状態であってカメラ部が撮影モード中のとき、ユーザの指示に従いミラー液晶パネル102の鏡化の制御を行うとともに、内部的に記憶している照明条件に従い、鏡化時の照明の制御も行う。
鏡化制御部110は、カメラ部40からカメラ部40が撮影モード中かどうかを示す撮影モード信号を受け取る。カメラ部40が撮影モード中の場合、ユーザが鏡化ボタン24が押下すると、鏡化制御部110は開閉検出部35からの開閉信号により、カメラ付携帯電話機1が閉じた状態かどうかチェックし、閉じた状態であれば、鏡化スイッチ部109のベース信号をオンにする。その結果、ミラー液晶パネル102に電圧がかかり、ミラー液晶パネル102は透明状態から鏡状態に変化する。この鏡状態は、ユーザが鏡化ボタン24を押下し続けている限り維持される。
ユーザが鏡化ボタン24の押下を止めると、鏡化制御部110は鏡化スイッチ部109のベース信号をオフにする。その結果、ミラー液晶パネル102に電圧が印加されなくなり、ミラー液晶パネル102は鏡状態から透明状態に戻る。
鏡化制御部110は、カメラ部40が撮影モードの間、照度検出部42から被写体の照度を適時受け取り、それを現在の照度として内部に記憶する。また、カメラ部40が撮影モードでないときに、ユーザが選択した照明条件を照明オプション設定部46から受け取り、選択された照明条件として不揮発性RAMに内部的に記憶する。なお、内部的に記憶しているこの照明条件は、最初は「自動照明」が選択されている。なお、鏡化制御部110は、カメラ付携帯電話機1が開いた状態のときは、鏡化ボタン24が押下されても無視する。
鏡化制御部110は、鏡化スイッチ部109に対してオンのベース信号を出力することによりミラー液晶パネル102を鏡化する際、同時に内部で記憶している照明条件に従い次の処理を行う。
照明条件が「照明しない」ときは、鏡化制御部110は照明部44に対して何も指示しない。また、照明条件が「照明する」ときは、鏡化制御部110は照明部44に対する照明の指示信号をオンにして送出する。最後に、照明条件が「オート照明」のときは、鏡化制御部110は現在の照度が所定の照度未満なら照明不要と判断し、照明部44に対して何も指示しない。現在の照度が所定の照度以上なら照明が必要と判断し、照明部44に対する照明の指示信号をオンにして送出する。
鏡化制御部110は、ユーザが鏡化ボタン24の押下を止めると、照明部44に対する照明の指示信号がオンであればオフに設定する。
図5は、本実施形態に係るカメラ付携帯電話機1の、サブディスプレイの鏡化と照明に関する動作フローを示す図である。
ユーザによる鏡化等の操作とカメラ付携帯電話機1の動作について、図5を用いて説明する。
ユーザが操作部20の照明オプションボタン22の押下を行うと(S10)、照明オプション設定部46は、メインディスプレイ50に照明オプション設定メニュ301を提示し、ユーザに3つの照明オプションのうち、1つの選択を求める。ユーザは、所望の照明オプション項目の番号を操作部20にある数字ボタンと決定ボタン23の押下する。照明オプション設定部46は、ユーザに選択された照明オプション項目を鏡化制御部110に送出し、鏡化制御部110は、受け取ったその照明オプション項目を、照明条件として内部的に記憶する(S11)。
ユーザが操作部20の撮影モードボタン21の押下を行うと(S12)、カメラ部40はカメラ撮影が可能な状態である撮影モードとなる(S15)。カメラ付携帯電話機1が開いた状態で撮影モードになると、カメラ部40はメインディスプレイ50をカメラのファインダとして、カメラ部40のレンズ41が捕らえた被写体の映像を刻々表示する。撮影モード中にユーザがカメラ付携帯電話機1を閉じると、メインディスプレイ50への表示を止めて、サブディスプレイ100をファインダとして被写体を表示する。撮影モード中、カメラ部40は鏡化制御部110に撮影モードである旨の信号を伝達する。
ユーザは、カメラを開いて撮影モードボタン21を再び押下したとき(S18)、カメラ部40は撮影モードを終了する(S90)。
次に、シャッタボタン25の押下によりカメラ撮影を行う(S25)。
ユーザによって鏡化ボタン24が押下されたとき(S30)、鏡化制御部110はカメラ付携帯電話機1が閉じているかどうかを開閉検出部35からの開閉信号でチェックし(S33)、閉じていれば、鏡化スイッチ部109のベース信号をオンにすることによりミラー液晶パネル102を鏡化する(S35)。この鏡化によるミラー液晶パネル102の鏡状態は、ユーザにより鏡化ボタン24が押し続けられている間維持される。
また、鏡化制御部110は、ミラー液晶パネル102を鏡化するとともに、内部で記憶している照明条件に従い(S40)、次の処理を行う。照明条件が「照明しない」ときは、鏡化制御部110は照明部44に対して何も指示しない。また、照明条件が「照明する」ときは、鏡化制御部110は照明部44に対する照明の指示信号をオンにして送出する(S45)。最後に、照明条件が「オート照明する」ときは、鏡化制御部110は、照度検出部42から現在の照度の情報を受け取り、外界が暗いかどうかをその照度が内部的に記憶している所定値未満かどうかで判断し(S50)、所定値以上なら照明不要と判断し、照明部44に対して何も指示しない。
また、現在の照度が所定の照度未満なら照明が必要と判断し、照明部44に対する照明の指示信号をオンにして送出する(S45)。照明部44は、鏡化制御部110からの照明の指示信号がオンであればその間ポケットライトを点灯する。
鏡化制御部110は、ユーザが鏡化ボタン24の押下を止めると(S60)、鏡化スイッチ部109のベース信号をオフにすることにより、ミラー液晶パネル102を透明化する(S65)とともに、照明部44に対する照明の指示信号がオンであれば(S70)、オフにして、照明を止める(S75)。
なお、本実施の形態では、表示用デバイスとして表示液晶パネルを用いたが、これを他のデバイス、例えばEL(エレクトロルミネッセンス)としてもよい。
本発明に係るカメラ付携帯電話機は、「自分撮り」のとき自己観察用の照明付きの鏡機能を提供するカメラ付携帯電話機の製造、販売に活用される。
本発明に係るカメラ付携帯電話機の一実施の形態のブロック図である。 上記実施の形態のカメラ付携帯電話機1の閉状態、及び開状態での正面、背面を示す図である。 上記実施の形態の照明オプション設定メニュを示す図である。 上記実施の形態のサブディスプレイの鏡化の様子を示す図である。 上記実施の形態のサブディスプレイの鏡化を示すフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ付携帯電話機
2 カメラ付携帯電話機の上部筺体
3 カメラ付携帯電話機の下部筺体
10 電源部
11 リチウム電池パック取付部の蓋
20 操作部
21 撮影モードボタン
22 照明オプションボタン
23 決定ボタン
24 鏡化ボタン
25 シャッタボタン
30 通信部
35 開閉検出部
40 カメラ部
41 カメラのレンズ
42 照度検出部
44 照明部
46 照明オプション設定部
50 メインディスプレイ
100 サブディスプレイ
101 表示液晶パネル
102 ミラー液晶パネル
105 ユーザ
108 昇圧部
109 鏡化スイッチ部
110 鏡化制御部
301 照明オプション設定メニュ

Claims (2)

  1. カメラ付携帯電話機であって、
    カメラのレンズと同一主面上にある液晶パネルと、
    前記液晶パネルに被着され、前記液晶パネルの表示光を透過する透明状態と、当該表示光を遮断し前記液晶パネルと反対側の面に入射する外光を反射する鏡状態との2つの状態を有するミラー液晶パネルと、
    前記カメラのレンズと同一主面上にあり照明を行う照明手段と、
    前記ミラー液晶パネルが前記透明状態から前記鏡状態に切り替えられるときの前記照明手段による照明条件を予め複数記憶する記憶手段と、
    前記複数の照明条件のいずれかの選択をユーザから受け付ける受付手段と、
    ユーザ操作に従って前記ミラー液晶パネルの2つの状態を切り替える状態切替手段と、
    前記カメラによる撮影モード中に、前記ユーザ操作により透明状態から鏡状態への切り替えが指示された場合には、前記状態切替手段により前記ミラー液晶パネルが透明状態から鏡状態に切り替えられるのに連動させて、選択された照明条件に従い前記照明手段の駆動を開始させ、前記カメラによる撮影モード中に、前記ユーザ操作により鏡状態から透明状態への切り替えが指示された場合には、前記ミラー液晶パネルが鏡状態から透明状態に切り替えられるのに連動させて、前記照明手段の駆動を停止させる制御手段と
    を備えることを特徴とするカメラ付携帯電話機。
  2. 前記カメラ付携帯電話機は、更に、
    被写体の照度を検出する照度検出手段を備え、
    前記複数の照明条件のうちの1つは、前記照度検出手段が検出した照度が所定の照度未満である場合に前記照明手段の駆動を開始させることである
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ付携帯電話機。
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