JP2005020092A - 携帯型情報処理装置およびそのメール送信方法 - Google Patents

携帯型情報処理装置およびそのメール送信方法 Download PDF

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敬二 谷口
Takeshi Yamaguchi
毅 山口
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Abstract

【課題】撮像した画像を簡単にかつ短時間で送信することができる携帯型情報処理装置およびそのメール送信方法を提供する。
【解決手段】折り畳み状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記折り畳み状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、折り畳み状態および展開状態の切替えを行うことなく実現する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型情報処理装置およびそのメール送信方法に関し、たとえば折り畳み型の携帯電話機に好適に適用される技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、入力された光信号を電気信号に変換する撮像素子および撮像レンズを有するカメラを搭載した携帯電話機であって、折り畳み型の携帯電話機が実用に供されている。前記折り畳み型の携帯電話機は、クラムシェル型の携帯電話機とも呼ばれる。この種の携帯電話機において、搭載するカメラを用いて撮像した画像を、以下の操作によって送信する技術(特許文献1,2)が提案されている。
【0003】
具体的に、折畳み状態で撮像可能なクラムシェル型の携帯電話機の場合、操作者は、たとえば前記折畳み状態で対象物を撮像した後、この携帯電話機を折畳み状態から展開状態に切替える。前記展開状態において操作者は宛先、タイトル、およびメール本文などを入力する。次に操作者は、前記展開状態のまま入力した宛先へ撮像した画像とともにメール送信する。その後携帯電話機を折畳み状態に戻す。
【0004】
また展開状態で撮像可能なクラムシェル型の携帯電話機の場合、操作者は、たとえばこの携帯電話機を折畳み状態から展開状態に切替える。操作者は、前記展開状態で対象物を撮像した後、展開状態のまま宛先、タイトル、およびメール本文などを入力する。次に、操作者は前記展開状態のまま入力した宛先へ撮像した画像とともにメール送信する。その後携帯電話機を折畳み状態に戻す。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−143803号公報
【特許文献2】
特開2002−373137号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術では、対象物を撮像してメール送信する際、操作者は、携帯電話機を折畳み状態から展開状態に切替えなければならない。その後携帯電話機を、相手からのメールおよび電話を待受ける待受け状態にする場合には、前記携帯電話機を折畳み状態に戻すことが多い。このように従来技術のものでは、折畳み状態および展開状態の切替えを必要に応じて行わなければならないので、対象物を撮像してメール送信し、待受け状態に戻すまでの操作性が悪い。
【0007】
特に展開状態で使用可能な複数の機能のなかから、所望の機能つまりメール送信機能を選択し、さらに宛先、タイトル、およびメール本文などを入力しなければならない。したがって携帯電話機の操作に不慣れな操作者は、メール送信する前の準備時間が長くかかる。それ故、従来技術のものでは、撮像した画像を簡単にかつ短時間で特定の相手先へ送信することができない。
【0008】
したがって本発明の目的は、撮像した画像を簡単にかつ短時間で送信することができる携帯型情報処理装置およびそのメール送信方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報を入力するための第1および第2操作部を含み、これら第1および第2操作部を操作可能な操作部許容状態と、第1操作部の操作が規制される操作部規制状態とにわたって切替可能な携帯型情報処理装置であって、
操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて撮像する撮像手段と、
携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する判定手段と、
判定手段の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する制御手段とを有することを特徴とする携帯型情報処理装置である。
【0010】
本発明に従えば、撮像手段によって、操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて撮像する。その後、操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する判定結果に基づき、制御手段によって、撮像した画像を操作部規制状態のままメール送信する。
【0011】
特に、操作部規制状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記操作部規制状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、操作部規制状態および操作部許容状態の切替えを行うことなく実現することができる。したがって携帯型情報処理装置の操作手順を従来のものより簡略化することができる。
【0012】
しかも第1操作部の操作が規制された操作部規制状態で、前述の撮像およびメール送信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、対象物を撮像してメール送信するための所望の機能を選択することができる。したがって撮像した画像を、簡単にかつ短時間でメール送信することができる。仮に携帯型情報処理装置の操作に不慣れな操作者であっても、メール送信する前の準備時間を、従来のものより格段に短縮することが可能となる。
【0013】
また本発明は、画像を記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする。
本発明に従えば、記憶手段に撮像した画像を一旦記憶しておき、その後この画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によって、メール送信することができる。
【0014】
また本発明は、操作部規制状態で送受信可能な通信制御手段をさらに有し、制御手段は、予め定める宛先へメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、制御手段によって、予め定める宛先へメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を短縮することが可能となる。
【0016】
また本発明は、制御手段は、予め定める複数の件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、制御手段によって、予め定める複数の件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を、一層短縮することが可能となる。
【0018】
また本発明は、制御手段は、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、制御手段によって、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を、さらに短縮することが可能となる。
【0020】
また本発明は、情報を入力するための第1および第2操作部を含み、これら第1および第2操作部を操作可能な操作部許容状態と、第1操作部の操作が規制される操作部規制状態とにわたって切替可能な携帯型情報処理装置のメール送信方法であって、
操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて撮像する撮像工程と、
携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する判定工程と、
判定工程の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する送信工程とを有することを特徴とする携帯型情報処理装置のメール送信方法である。
【0021】
本発明に従えば、撮像工程において、操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて、対象物を撮像する。判定工程において、携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する。メール送信工程においては、判定工程の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する。
【0022】
特に、操作部規制状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記操作部規制状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、操作部規制状態および操作部許容状態の切替えを行うことなく実現することができる。したがって携帯型情報処理装置の操作手順を従来のものよりも簡略化することができる。
【0023】
しかも第1操作部の操作が規制された操作部規制状態で、前述の撮像およびメール送信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、対象物を撮像してメール送信するための所望の機能を選択することができる。したがって撮像した画像を、簡単にかつ短時間でメール送信することができる。仮に携帯型情報処理装置の操作に不慣れな操作者であっても、メール送信する前の準備時間を、従来のものよりも格段に短縮することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る電話機において、サブ画面と背面キーとの関係を表す図である。図2は、折り畳んだ状態の携帯電話機のカメラを含む一表面部を表す図である。図3は、展開状態の携帯電話機を、その厚み方向一方側から見た図である。図4は、折り畳んだ状態の携帯電話機の一側面図である。図5は、折り畳んだ状態の携帯電話機の他側面図である。
【0025】
本実施形態は、携帯型情報処理装置を、小型カメラを搭載した折り畳み型の携帯電話機に適用した場合の一例である。ただし折り畳み型の携帯電話機に必ずしも限定されるものではない。たとえば後述の第1ケーシングを第2ケーシングに対して相対的にかつ略平行にスライド変位させるスライド型、第1ケーシングをその厚み方向に平行な軸線まわりに第2ケーシングに対して回転変位させる回転式、これら折り畳み型、スライド型、回転式の構造を選択的に組み合わせた種々な携帯電話機に適用可能である。
【0026】
携帯電話機1は、主に、ケーシング2,3とヒンジ部4とを有する。これらケーシング2,3は、図1および図2に示すような相互に対向させた折り畳み状態と、図3に示す展開状態とにわたって、ヒンジ部4によって相互に角変位自在に連結される。すなわちケーシング2,3は、前記折り畳み状態から、ヒンジ部4とケーシング2の先端部とを含む仮想一平面と、ヒンジ部4とケーシング3の先端部とを含む仮想一平面とのなす角度がたとえば約180度となる位置まで、ヒンジ部4を中心として相互に角変位自在に構成されている。
【0027】
ケーシング2には、情報を入力する第1操作部としての内部側操作部5が設けられている。内部側操作部5は、ケーシング2,3を相互に対向させた折り畳み状態で、ケーシング2のケーシング3に対向する領域に設けられる。内部側操作部5は、数字データ、文字データ、および携帯電話機1への指示などの所定の情報を入力するための複数の操作キー5aを有し、操作キー5aを操作することによって、後述する制御部6(図6参照)に各操作キー5aに対応した指示信号を与える。
【0028】
ケーシング3には内部側表示部7が設けられている。内部側表示部7は、ケーシング2,3を相互に対向させた折り畳み状態で、ケーシング3のケーシング2に対向する領域に設けられる。内部側表示部7は、前記内部側操作部5の操作によって入力される情報に応答して表示内容を表示する。この内部側表示部7は、たとえばカラー表示可能な微反射型液晶(半透過半反射型液晶を用いてもよい。)表示素子によって実現される。この折り畳み状態が操作部規制状態に相当する。
【0029】
内部側表示部7および内部側操作部5を、ケーシング2,3の相互に対向する領域にそれぞれ設けることによって、ケーシング2,3を展開状態としたとき、操作者は内部側表示部7を見つつ内部側操作部5によって情報を入力することができる。本実施の形態において展開状態とは、次のような状態である。すなわちケーシング2,3が相互に対向させた折り畳み状態で相互に対向する領域が、外部に露出する状態であって、操作者が、内部側表示部7を目視することができるとともに、内部側操作部5を操作することができる状態である。前記展開状態が操作部許容状態に相当する。
【0030】
ケーシング3において内部側表示部7の背面側およびケーシング3の一側面部には、情報を入力する第2操作部としての外部側操作部8が設けられている。換言すれば、外部側操作部8は、ケーシング3の外部に露出する領域に設けられる。この外部側操作部8は、前記背面側に設けられるキー操作部9と、前記一側面部に設けられる後述するシャッタキー10とを備えている。
【0031】
キー操作部9は、適当間隔おきに配設される3つの背面キー9a,9b,9cからなる。これら背面キー9a,9b,9cのうちの1つの背面キー9aは、後述する外部側表示部11における矩形状表示エリアの一辺12の中間付近に近接して配設される。前記背面キー9aを中央キー9aと定義する。別の背面キー9bは、前記矩形状表示エリアの四隅のうちの1つ、つまり前記一辺12とこの一辺12に隣接する一辺13との交点に近接して配設される。前記背面キー9bを左キー9bと定義する。残りの背面キー9cは、矩形状表示エリアの四隅のうちの1つ、つまり矩形状表示エリアの一辺12とこの一辺12に隣接する他の一辺14との交点に近接して配設される。前記背面キー9cを右キー9cと定義する。
【0032】
後述するが、これら中央キー9a、左キー9b、右キー9c、およびシャッタキー10を選択的に操作することで、撮像画像のズームアップまたはズームダウン、画像データの仮保存および保存、待受け表示画面の登録、およびクイックメールの送信などが実行可能である。
【0033】
ケーシング3の前記背面側には、外部側表示部11が設けられている。したがって、内部側表示部7の表示面と、外部側表示部11の表示面とは、互いに離反する方向に臨む。この外部側表示部11は、前記外部側操作部8の操作によって入力される情報に応答して表示内容を表示する。外部側表示部11は、たとえばカラー表示可能な微反射型液晶(半透過半反射型液晶を用いてもよい。)表示素子によって実現される。
【0034】
前述した内部側表示部7および外部側表示部8は、カラー表示可能な微反射型液晶(半透過半反射型液晶を用いてもよい。)表示素子によって実現されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。たとえば内部側表示部7および外部側表示部8の少なくともいずれか1つを、カラー表示または白黒表示可能な透過型液晶表示素子、反射型液晶表示素子、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescent;略称EL)素子、および白黒表示可能な微反射型液晶(半透過半反射型液晶を用いてもよい。)表示素子のうちのいずれか1つによって実現されてもよい。
【0035】
ケーシング2において内部側操作部5の背面側には、撮像手段であるカメラ15と、アンテナ16とが付設されている。カメラ15は、入射光を電気的な信号に変換し、画像データを生成する。カメラ15は、ケーシング2の基端部つまりヒンジ部4付近に設けられる。このカメラ15は、撮像レンズと、電荷結合素子(Charge Coupled Device;略称CCD)イメージセンサおよび相補型モス(Complementary Metal Oxide Semiconductor;略称CMOS)イメージセンサなどの撮像素子と、赤色(R),緑色(G),青色(B)の3色のカラーフィルタと、マイクロレンズアレイとを有する。カメラ15は、被写体で反射された撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタを通してR,G,Bの3色光にし、R,G,Bの3色光をそれぞれ前記撮像素子によって電気信号に変換する。
【0036】
図6は、携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、前述したケーシング2,3、内部側操作部5、内部側表示部7、外部側表示部11、外部側操作部8、カメラ15およびアンテナ16の他に、制御部6、画像処理部17、第1メモリ18、第2メモリ19、第1表示ドライバ部20、第2表示ドライバ部21、第1バックライトユニット22、第2バックライトユニット23、状態検出スイッチ24、無線部25、通信制御手段としての通信制御部26、音声入力部27および音声出力部28をさらに含む。
【0037】
制御部6は、中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称CPU)によって実現され、その内部に保存される制御プログラムに基づいて、携帯電話機1を構成する各部の制御を行う。制御部6は、内部側操作部5および外部側操作部8によって入力される情報、および後述する状態検出スイッチ24に応答して携帯電話機1を構成する各部に制御信号を与えて、その動作を制御する。この制御部6が制御手段に相当する。
【0038】
また制御部6は、状態検出スイッチ24を用いた判定結果に基づき、折り畳み状態で通話着信またはメール着信した着信データを用いて、この折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によってメール返信する指令を通信制御部26へ与える。また制御部6は、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択してメール返信する指令を通信制御部26へ与えるうえ、予め定める宛先へメール送信する指令を通信制御部26へ与える。また制御部6は、予め定める件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御部26へ与える。
【0039】
画像処理部17は、増幅部、アナログ/デジタル(Analog/Digital;略称A/D)変換部および信号処理部を含む。増幅部は、カメラ15から与えられるR,G,Bの3色光のそれぞれに対応した電気信号を増幅し、A/D変換部に与える。A/D変換部は、増幅部で増幅されたR,G,Bに対応したアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換し、画像データを生成して信号処理部に与える。信号処理部は、A/D変換部から与えられる画像データに対して、画素の補間処理などの信号処理を行う。また信号処理部は、制御部6から与えられる制御信号に基づいて、信号処理を施した画像データを第1メモリ18に与える。
【0040】
第1メモリ18は、画像処理部17からたとえば連続的に与えられる画像データを一時的に記憶する。第1メモリ18は、複数画面分の画像データを記憶している。第1メモリ18に記憶される画像データのうち、時間的に古い画像データは消去される、あるいは時間的に古い画像データに時間的に最も新しい画像データが上書きされることによって、第1メモリ18には一時的に画像データが記憶される。第1メモリ18は、たとえばスタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory;略称SRAM)などの揮発性メモリによって実現される。
【0041】
第2メモリ19は、内部側操作部5および外部側操作部8のいずれか一方によって入力された情報、ここではカメラ15で撮像された画像を保存する指示が入力された場合に、この指示に応答した制御部6によって与えられる制御信号に基づいて第1メモリ18に記憶された画像データのうち所定の画像データを保存する。
【0042】
また第2メモリ19には、内部側操作部5によって入力された文字データ、および通信制御部26を介して受信した画像データおよび文字データなどの情報が保存される。第2メモリ19は、たとえばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリによって実現される。前述した外部側操作部8のうちシャッタキー10を操作することによって、カメラ15で撮像された画像を第2メモリ19に保存することができる。これら第1および第2メモリ18,19が記憶手段に相当する。
【0043】
制御部6は、内部側操作部5および外部側操作部8のうちいずれか一方によって入力されるカメラ15で撮像するための情報に応答する。カメラ15で撮像するための情報が内部側操作部5によって入力された場合には、制御部6は、この内部側操作部5に対応する内部側表示部7に前記カメラ15で撮像した画像を表示させる。カメラ15で撮像するための情報が外部側操作部8によって入力された場合には、制御部6は、この外部側操作部8に対応する外部側表示部11に前記カメラ15で撮像した画像を表示させる。したがって操作者は、内部側操作部5または外部側操作部8から所定の情報を入力することができるので、携帯電話機の操作性が向上する。
【0044】
内部側操作部5によってカメラ15で撮像するための情報が入力された場合には、制御部6は、第1メモリ18に記憶された画像データを、第1表示ドライバ部20に与える。外部側操作部8によってカメラ15で撮像するための情報が入力された場合には、制御部6は、第2メモリ19に記憶された画像データを、第2表示ドライバ部21に与える。
【0045】
第1メモリ18に一時的に記憶され、内部側表示部7に表示する画像データおよび文字データの少なくともいずれか一方のデータに基づいて、第1表示ドライバ部20は、内部側表示部7の各画素電極に対して駆動電圧を印加する。第2メモリ19に保存され、外部側表示部11に表示する画像データおよび文字データの少なくともいずれか一方のデータに基づいて、第2表示ドライバ部21は、外部側表示部11の各画素電極に対して駆動電圧を印加する。これによって内部側表示部7および外部側表示部11のうち少なくともいずれか一方に、所定の表示内容が表示される。内部側表示部7は、第1表示ドライバ部20によって駆動され、カメラ15で撮像された画像を表示する。外部側表示部11は、第2表示ドライバ部21によって駆動され、カメラ15で撮像された画像を表示する。
【0046】
第1バックライトユニット22は、表示面側から臨んで内部側表示部7の背後に設けられ、内部側表示部7に光を照射する。第2バックライトユニット23は、表示面側から臨んで外部側表示部11の背後に設けられ、外部側表示部11に光を照射する。第1および第2バックライトユニット22,23は、いわゆるサイドライトタイプのバックライトユニットである。これら第1および第2バックライトユニット22,23は、発光ダイオードなどの発光素子と光学フィルタなどで構成した導光板とを含んで構成され、前記発光素子を導光板の厚み方向に垂直な方向の側部に配置して、その発光素子が発する光を導光板に形成したパターンによって表示面に導き、バックライトとして照射する。
【0047】
第1および第2バックライトユニット22,23には制御部6から制御信号が与えられ、発光素子の点灯/消灯、および輝度調整などが行なわれる。第1および第2バックライトユニット22,23を設けることによって、携帯電話機1の周囲が暗い場合でも、内部側表示部7および外部側表示部11の少なくともいずれか一方に表示される表示内容を見やすくすることができ、視認性が向上する。
【0048】
前述した第1および第2バックライトユニット22,23は、各々独立して制御部6によって制御される。内部側表示部7に所定の表示内容が表示されている場合には、制御部6は、第1バックライトユニット22の発光素子を点灯させる。外部側表示部11に所定の表示内容が表示されている場合には、制御部6は、第2バックライトユニット22,23の発光素子を点灯させる。
【0049】
第1および第2バックライトユニット22,23の各発光素子は、操作者によってこれらの発光素子を消灯するための情報が内部側操作部5または外部側操作部8によって入力されるまで点灯する構成とする。第1および第2バックライトユニット22,23の発光素子は、点灯してから予め定める時間が経過すると、制御部6によって消灯される構成としてもよい。
【0050】
状態検出スイッチ24は、ケーシング2,3の折り畳み状態および展開状態を検出する判定手段である状態検出部の一部を構成する。この状態検出部は、たとえばケーシング3に設けられる突起部、ケーシング2に設けられる孔部、状態検出スイッチ24、および制御部6を含み構成される。制御部6は、前記孔部に挿入可能な突起部の位置、換言すれば状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、たとえば個別接点間に流れる電流を検出可能に構成される。
【0051】
制御部6は、個別接点間に流れる電流を検出することによって、電流が流れればケーシング2,3が折り畳み状態であると判断する。ケーシング2,3が展開状態である場合には、個別接点間に電流を流すことができない。したがって制御部6は、ケーシング2,3が折り畳み状態でないとつまり展開状態であると判断する。
【0052】
このように携帯電話機1においては、制御部6が、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、ケーシング2,3が展開状態であるのか折り畳み状態であるのかを簡単な構成で容易に検出することができる。前記ケーシング2,3の展開状態は、内部側操作部5および外部側操作部8を操作可能な操作部許容状態と同義である。前記ケーシング2,3の折り畳み状態は、外部側操作部8だけを操作可能な操作部規制状態と同義である。
【0053】
図7は、撮像対象の画像をメール送信する方法を説明する図であり、(a)は撮像対象の画像を外部側表示部11に表示させて撮像する段階の図、(b)は撮像した画像をメール送信する準備段階の図である。図8は、予め設定された件名および本文を選択する方法を説明する図であり、(a)は件名を選択する段階の図、(b)は本文を選択する段階の図である。本文はメール本文と同義である。
【0054】
本実施形態の携帯電話機1では、図7に示すように、カメラ15によって、折り畳み状態で外部側操作部8の操作に基づいて撮像する。その後、携帯電話機1が展開状態にあるか折り畳み状態にあるかを判定する判定結果に基づき、撮像した画像を、前記折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によってメール送信する。
【0055】
ここでメール送信する宛先、件名(タイトル)、および本文は、第1または第2メモリ18,19に書き換え可能に記憶されている。また図8(a)に示すように、操作者が複数の件名のうちの1つを選択可能に構成されている。具体的に、複数の件名のうちの1つを選択する際には、画像撮像後、本携帯電話機1を折り畳み状態のまま「メール送信」に相当する左キー9bを操作する。
【0056】
これによって外部側表示部11には、たとえば「件名?」、「1.〜の画像」、および「2.〜の画像」などが表示される。この段階で操作者は、所望の件名に、左キー9bまたは右キー9cを用いてカーソルCRを合わせる。たとえば左キー9bを操作することで、カーソルCRは上位の件名に移動し、右キー9cを操作することで、カーソルCRは下位の件名に移動するように設定されている。
【0057】
このように所望の件名にカーソルCRを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを操作することで、件名が確定する。本携帯電話機1では、使用頻度の高い件名を、デフォルトでカーソルCRを合わせた状態に設定することも可能である。この設定によれば、件名が表示された画面にて、左キー9bまたは右キー9cを用いることなく件名を確定することができる。それ故、画像をメール送信する際の操作性を一層簡略化することができる。
【0058】
件名を確定した後、折り畳み状態である本携帯電話機1の外部側表示部11には、たとえば「本文?」、「1.最近の様子です」、および「2.OKです」などが表示される。この段階で操作者は、所望の本文に、左キー9bまたは右キー9cを用いてカーソルCRを合わせる。たとえば左キー9bを操作することで、カーソルCRは上位の本文に移動し、右キー9cを操作することで、カーソルCRは下位の本文に移動するように設定されている。
【0059】
このように所望の本文にカーソルCRを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを操作することで、本文が確定する。本携帯電話機1では、使用頻度の高い本文を、デフォルトでカーソルCRを合わせた状態に設定することも可能である。この設定によれば、本文が表示された画面にて、左キー9bまたは右キー9cを用いることなく本文を確定することができる。それ故、画像をメール送信する際の操作性を一層簡略化することができる。
【0060】
図9は、受信メールを利用してメール返信する方法を段階的に示す図である。図10は、着信履歴を利用してメール返信する方法を段階的に示す図である。本携帯電話機1は、折り畳み状態で通話着信またはメール着信可能に構成されている。前記通話着信またはメール着信した着信データは、第1メモリ18または第2メモリ19に記憶される。
【0061】
前記着信データには、たとえば発信元のメールアドレスが含まれている。ただし必ずしも着信データにメールアドレスが含まれるとは限らない。つまり契約者固有の電話番号に対応する宛先データが通信事業者によって自動的に割り当てられ、メールアドレスを用いることなくたとえば携帯電話機同士でメールのやりとりを行う場合もあり得る。
【0062】
前記状態検出部によって、本携帯電話機1が展開状態にあるか折り畳み状態にあるかが判定される。本携帯電話機1では、この判定結果に基づき、前記折り畳み状態で通話着信またはメール着信した着信データを用いて、折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によって、メール返信可能に構成されている。
【0063】
図9に示すように具体的に受信メールを利用してメール返信する場合には、次のような操作手順によって簡単にメール返信することが可能となる。つまり折り畳み状態でメール着信した着信データは、第1メモリ18または第2メモリ19に記憶される。このとき外部側表示部11には、たとえば前記受信メールを受信した日時「03/01/28 15:30」、相手「坂口 憲三」、件名「飲み会」、および本文「今日の飲み会は、〜」などが表示される。
【0064】
前記折り畳み状態のまま操作者が右キー9cを予め定める時間(たとえば約2秒間)長押しすると、外部側表示部11は本文入力画面に移行する。換言すれば、前記折り畳み状態で操作者が予め定める時間続けて右キー9cを押すと、制御部6は右キー9cが長押しされたと判断する。ただし予め定める時間は、2秒間に限定されるものではない。
【0065】
前記外部側表示部11の本文入力画面には、たとえば「了解しました!」の文字が表示される。この状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを押すと、本文が確定されるとともに外部側表示部11にメール画面が表示される。このメール画面には、宛先、件名、および確定した本文などが表示される。前記宛先には、受信メールの送信元が表示される。前記件名には、たとえば受信した件名に「Re:」を付与した件名つまり「Re:飲み会」が表示される。このようなメール画面が表示された状態で、送信キーに相当する中央キー9aを操作者が押すことによってメール返信される。
【0066】
図10に示すように、着信履歴を利用してメール返信する場合には、次のような操作手順によって簡単にメール返信することが可能となる。たとえば折り畳み状態で音声着信した着信データは、第1メモリ18または第2メモリ19に記憶される。前記音声着信した着信データは、通話着信データと同義である。このとき外部側表示部11には、「不在着信」の文字、音声着信した日時「1/28 14:30」、相手「企画 伊藤」、および相手の電話番号「09011112222」などが表示される。
【0067】
前記折り畳み状態のまま操作者が右キー9cを予め定める時間(たとえば約2秒間)長押しすると、外部側表示部11は本文入力画面に移行する。換言すれば、前記折り畳み状態で操作者が予め定める時間続けて右キー9cを押すと、制御部6は右キー9cが長押しされたと判断する。ただし予め定める時間は、2秒間に限定されるものではない。
【0068】
前記外部側表示部11の本文入力画面には、たとえば「了解しました!」の文字がデフォルトで表示される。ここで右キー9cを押すと、次の本文「今会議中なので電話に出られません。また後でかけ直すね!」が表示される。この状態で左キー9bを押すと、元の本文「了解しました!」の表示画面に戻る。前記状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを押すと、本文が確定されるとともに外部側表示部11にメール画面が表示される。
【0069】
このメール画面には、宛先、件名、および確定した本文などが表示される。前記宛先には、着信データの送信元が表示される。前記件名には、使用頻度の高い件名がデフォルトで予め設定されている。このようなメール画面が表示された状態で、送信キーに相当する中央キー9aを操作者が押すことによってメール返信される。
【0070】
図11は、外部側表示部11における待受け表示画面の設定方法を段階的に示すフローチャートである。図12は、外部側表示部11における待受け表示画面を、保存する方法を段階的に示すフローチャートである。これら図11および図12のフローチャートつまり待受け表示画面の設定および保存は、制御部6に予め格納されるプログラムに基づいて実行される。前記プログラムは中央演算処理装置によって実行される。
【0071】
ステップs0で本フローをスタートさせ、たとえば操作者が「メニュー」に相当する中央キー9aを操作すると、ステップs1において制御部6は、本携帯電話機1をカメラモードつまり撮影状態に移行させる。次にステップs2に移行して、制御部6は、状態検出スイッチ24のスイッチングッ状態に基づいて、折り畳み状態であるか否かを判断する。ここで折り畳み状態であると判断されるとステップs3に移行して、制御部6は、撮像画像を外部側表示部11に表示する。この段階で左キー9b、右キー9c、および中央キー9aにそれぞれ近接する外部側表示部11の表示領域には、「ズームダウン」、「ズームアップ」、および「メニュー」の文字が表示される。
【0072】
このように各キーにそれぞれ近接する外部側表示部11の表示領域に、対応する文字が表示されるので、操作者はその文字を確認しつつ所望のキーを操作することが可能となる。その後ステップs4に移行し、操作者がズームダウンに相当する左キー9bを操作したか否かを、制御部6が判断する。この左キー9bを操作したと判断されると、ステップs5に移行し、制御部6は、撮像画像全体のうちの一部をズームダウン表示する。
【0073】
本携帯電話機1においては、操作者が左キー9bを操作する毎に、撮像画像を段階的にズームダウンすることができるうえ、操作者が左キー9bを長押しすることによって、撮像画像を連続的にズームダウンすることも可能である。操作者が予め定める時間(たとえば約2秒間)続けて左キー9bを操作すると、制御部6は左キー9bが長押しされたと判断する。ただし予め定める時間は、2秒間に限定されるものではない。
【0074】
次にステップs6に移行し、操作者がズームアップに相当する右キー9cを操作したか否かを、制御部6が判断する。この右キー9cを操作したと判断されると、ステップs7に移行し、制御部6は撮像画像全体の一部を外部側表示部11にズームアップ表示する。本携帯電話機においては、操作者が右キー9cを操作する毎に、撮像画像を段階的にズームアップすることができるうえ、操作者が右キー9cを長押しすることによって、撮像画像を連続的にズームアップすることも可能である。操作者が予め定める時間(たとえば約2秒間)続けて右キー9cを操作すると、制御部6は右キー9cが長押しされたと判断する。ただし予め定める時間は、2秒間に限定されるものではない。
【0075】
その後ステップs8に移行し、操作者がメニューに相当する中央キー9aを操作したか否かを、制御部6が判断する。前記中央キー9aを操作したと判断されると、ステップs9に移行する。ステップs9において、中央キー9aが開放されたか否かが制御部6によって判断される。換言すれば操作者が中央キー9aを操作した状態を解除したか否かを、制御部6が判断する。中央キー9aを開放したと判断されると、ステップs10(図15のサブルーチン)に移行する。ステップs9において中央キー9aは開放されていないと制御部6が判断すると、ステップs11に移行する。
【0076】
このステップs11で予め定める時間(たとえば約5秒間)経過したか否かを、制御部6が判断する。ただし前記予め定める時間は、5秒間に必ずしも限定されるものではない。ここで予め定める時間経過していないと判断されると、ステップs9に戻る。予め定める時間経過したと判断されると、ステップs12に移行して本携帯電話機1は、電話およびメールなどを待受ける待受状態となる。
【0077】
ステップs8で中央キー9aを操作していないと、制御部6が判断すると、ステップs13に移行する。このステップs13にて操作者がシャッタキー10を操作したか否かを、制御部6が判断する。ここでシャッタキー10を操作していないと判断されると、ステップs2に戻る。逆にシャッタキー10を操作したと判断されると、ステップs14に移行する。ステップs14において制御部6は、予め設定されたサイズにて撮像した画像データを仮保存する。その後ステップs15に移行し、制御部6は、仮保存した撮像画像を外部側表示部11に表示させる。
【0078】
その後ステップs16に移行し、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、制御部6は、本携帯電話機1が折り畳み状態であるか否かを判断する。携帯電話機1が折り畳み状態でないと判断されると、ステップs42に移行する。ここで携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs17に移行する。ステップs17において、操作者が待受け表示画面登録キーに相当する右キー9cを操作したか否かを、制御部6が判断する。
【0079】
この右キー9cを操作したと判断されると、ステップs18に移行し、制御部6は、ステップs14で仮保存された画像データをたとえばJPEGデータ(JPEG:Joint Photographic Experts Group)に変換する。このJPEGデータに変換するステップとは、画像データサイズと送信データサイズとに基づき圧縮率を定め、その圧縮率によって画像データをJPEGデータに変換するステップと同義である。次にステップs19に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1メモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs20に移行して、待受表示画面登録のサブルーチンに基づいて、内部側表示部7の待受表示画面が登録される。
【0080】
ステップs17において、右キー9cを操作していないと制御部6が判断すると、ステップs21に移行する。ステップs21において、操作者がJPEGデータ保存キーおよびクイックメール(1)移行キーに相当する左キー9bを操作したか否かを、制御部6が判断する。この左キー9bを操作したと判断されると、ステップs22に移行し、制御部6は、ステップs14で仮保存された画像データをたとえばJPEGデータ(JPEG:Joint Photographic Experts Group)に変換する。次にステップs23に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1メモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs24に移行して後述するクイックメール(1)を実行するためのサブルーチンへ移行する。
【0081】
ステップs21において、左キー9bを操作していないと制御部6が判断すると、ステップs25に移行し、操作者がJPEGデータ保存キーおよび撮影状態に戻るキーに相当する中央キー9aを操作したか否かを、制御部6が判断する。この中央キー9aを操作していないと判断されると、ステップs16に戻る。ステップs25で中央キー9aを操作したと判断されると、ステップs100に移行する。このステップs100において、中央キー9aが開放されたか否かが制御部6によって判断される。操作者が中央キー9aを操作した状態を解除したと、制御部6が判断すると、ステップs26に移行する。
【0082】
ステップs26では、ステップs14で仮保存された画像データをたとえばJPEGデータに変換する。次にステップs27に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1メモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs28に移行し、制御部6は本携帯電話機1をカメラモードつまり撮像状態にする。
【0083】
前記ステップs100において、中央キー9aは開放されていないと制御部6が判断すると、ステップs101に移行する。このステップs101で予め定める時間(たとえば約5秒間)経過したか否かを、制御部6が判断する。ただし前記予め定める時間は、5秒間に必ずしも限定されるものではない。ここで予め定める時間経過していないと判断されると、ステップs100に戻る。予め定める時間経過したと判断されると、ステップs102に移行して本携帯電話機1は、電話およびメールなどを待受ける待受状態となる。
【0084】
図13は、内部側表示部7における待受け表示画面の設定方法を段階的に示すフローチャートである。内部側表示部7を、図13においてメインLCDと表記する。図14は、内部側表示部7における待受け表示画面を、保存する方法を段階的に示すフローチャートである。これら図13および図14のフローチャートつまり前記待受け表示画面の設定および保存は、制御部6に予め格納されるプログラムに基づいて実行される。前記プログラムは中央演算処理装置によって実行される。図3も参照しつつ説明する。
【0085】
図11のステップs2において、本携帯電話機1は折り畳み状態ではないと判断されると、ステップs29に移行する。ここで制御部6は、携帯電話機1が折り畳み状態であるか否かを再び判断する。このステップs29で折り畳み状態であると判断されると、ステップs2に戻る。ステップs29で、携帯電話機1が折り畳み状態ではないつまり展開状態であると制御部6が判断すると、ステップs30に移行する。
【0086】
前記ステップs30において、制御部6は、撮像画像を内部側表示部7に表示する。その後ステップs31に移行し、操作者がズームダウンに相当する左キー29を操作したか否かを、制御部6が判断する。この左キー29を操作したと判断されると、ステップs32に移行し、制御部6は撮像画像を内部側表示部7にズームダウンつまり縮小して表示する。左キー29および後述する右キー30は、内部側操作部5の操作キー5aに含まれる。
【0087】
次にステップs33に移行し、操作者がズームアップに相当する右キー30を操作したか否かを、制御部6が判断する。この右キー30を操作したと判断されると、ステップs34に移行し、制御部6は撮像画像を内部側表示部7にズームアップつまり拡大して表示する。その後ステップs35に移行し、操作者がカメラキー34(図3参照)を操作したか否かを、制御部6が判断する。前記カメラキー34を操作したと判断されると、ステップs37の撮影メインメニューに移行する。カメラキー34は、内部側操作部5の操作キー5aに含まれる。
【0088】
ステップs35でカメラキー34を操作していないと、制御部6が判断すると、ステップs38に移行する。このステップs38にて、操作キー5aに含まれる電源キー35を操作者が操作したか否かを、制御部6が判断する。ここで電源キー35を操作したと制御部6が判断すると、ステップs39に移行して本携帯電話機1は、電話およびメールなどを待受ける待受状態となる。ステップs38で電源キー35を操作していないと、制御部6が判断すると、ステップs40に移行する。
【0089】
ステップs40でFキー31を操作者が操作したか否かを、制御部6が判断する。ここでFキー31を操作していないと制御部6が判断すると、ステップs29に戻る。逆にFキー31を操作したと制御部6が判断すると、ステップs41に移行する。ステップs41において制御部6は、予め設定されたサイズにて撮像した画像データを仮保存する。その後ステップs42に移行し、制御部6は、仮保存した撮像画像を内部側表示部7に表示させる。
【0090】
その後ステップs43に移行し、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、制御部6は、本携帯電話機1が折り畳み状態であるか否かを判断する。ここで携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs15に移行する。携帯電話機1が折り畳み状態でないと判断されると、ステップs44に移行する。ステップs44において、操作者がカメラキー34を操作したか否かを、制御部6が判断する。カメラキー34は、キー操作部5aに含まれる。
【0091】
このカメラキー34を操作したと判断されると、ステップs45に移行し、制御部6は、ステップs41で仮保存された画像データをたとえばJPEGデータに変換する。次にステップs46に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1メモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs20に移行して、後述する待受表示画面のサブルーチンに基づいて、外部側表示部11の待受表示画面が登録される。
【0092】
ステップs44において、カメラキー34を操作していないと制御部6が判断すると、ステップs48に移行する。ステップs48において、操作者がJPEGデータ保存キーおよびクイックメール(2)移行キーに相当するメールキー33を操作したか否かを、制御部6が判断する。キー操作部5aに含まれるメールキー33を操作したと判断されると、ステップs49に移行し、制御部6は、ステップs41で仮保存されたJPEGデータに変換する。次にステップs50に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1メモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs51に移行してクイックメール(2)を実行するためのサブルーチンへ移行する。
【0093】
ステップs48において、メールキー33を操作していないと制御部6が判断すると、ステップs52に移行し、操作者がJPEGデータ保存キーおよび撮影状態へ戻るキーに相当するFキー31を操作したか否かを、制御部6が判断する。このFキー31を操作していないと判断されると、ステップs43に戻る。ステップs52でFキー31を操作したと判断されると、ステップs53に移行する。ステップs53では、ステップs41で仮保存された画像データをたとえばJPEGデータに変換する。次にステップs54に移行し、制御部6はこのJPEGデータをたとえば第1のメモリ18のライブラリに保存する。その後ステップs55に移行し、制御部6は本携帯電話機1をカメラモードつまり撮像状態にする。
【0094】
図15は、撮影サブメニューのサブルーチンを表すフローチャートである。図11に示すようにステップs10の撮影サブメニューに移行すると、次にステップs56に移行する。このステップにおいて、制御部6は外部側表示部11にサブメニュー表示画面を表示する。
【0095】
次にステップs57に移行して、制御部6は、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、折り畳み状態であるか否かを判断する。ここで折り畳み状態ではないと判断されるとステップs37の撮影メインメニューに移行する。ステップs57で本携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs58に移行し、複数の項目のうちの所望の項目を選択する。
【0096】
前記複数の項目は、たとえばファインダ方向切替、撮影モード切替、連続撮影、およびセルフタイマーなどがある。前記ファインダ方向切替とは、ファインダの縦方向と横方向とを切替操作することであって、たとえばデフォルトで縦方向に設定されている。前記撮影モード切替とは、撮影モードの静止画と動画とを切替操作することである。前記セルフタイマーとは、セルフタイマーのスイッチング状態つまりONとOFFとを切替操作することである。
【0097】
その後ステップs59に移行し、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを操作したか否かを制御部6が判断する。中央キー9aを操作していないと制御部6が判断すると、ステップs57に戻る。中央キー9aを操作したと制御部6が判断すると、ステップs60に移行する。ここで中央キー9aが開放されたか否かが制御部6によって判断される。このステップs60において中央キー9aが開放されたと制御部6が判断すると、ステップs58で選択された項目を設定変更する。
【0098】
その後ステップs62に移行し、制御部6は、本携帯電話機1をカメラモードつまり撮影状態に戻す。ステップs60において中央キー9aが開放されていないと制御部6が判断すると、ステップs63に移行する。ここで予め定める所定時間(たとえば約5秒)経過したか否かが判断される。所定時間経過していなければ、ステップs60に戻る。所定時間経過していれば、前記ステップs62に移行する。
【0099】
図16および図17は、メール送信方法(クイックメール1)を段階的に示すフローチャートである。前記ステップs24(図12参照)に移行すると、ステップs200に移行する。ここで、メール送信する宛先がたとえば第2メモリ19に記憶されているか否かを制御部6が判断する。このステップs200でメール送信しようとする宛先が記憶されていないと判断されると、ステップs201に移行する。
【0100】
ステップs201において、制御部6は、外部側表示部11にエラー表示を行う。具体的に外部側表示部11の表示画面には、「クイックメール送信」、「宛先が設定されていません、機能メニューで宛先を設定してください」などが表示される。次にステップs202に移行して、予め定める時間(たとえば約5秒間)経過したか否かを、制御部6が判断する。ただし前記予め定める時間は、5秒間に必ずしも限定されるものではない。
【0101】
予め定める時間経過したと判断されると、ステップs203に移行して本携帯電話機1は、電話およびメールなどを待受ける待受状態となる。ステップs202で、予め定める時間経過していないと判断されると、ステップs204に移行する。このステップs204において、確認キーに相当する中央キー9aを操作したか否かを制御部6が判断する。このステップで中央キー9aを操作したと制御部6が判断すると、ステップs203に移行して前記待受状態となる。
【0102】
ステップs204で中央キー9aを操作していないと制御部6が判断すると、ステップs205に移行する。ステップs205では、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、制御部6は、本携帯電話機1が折り畳み状態であるか否かを判断する。携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs202に戻る。携帯電話機1が折り畳み状態でないと判断されると、後述のステップs301に移行する。
【0103】
前記ステップs200において、メール送信しようとする宛先が記憶されていると判断されるとステップs206に移行する。ここで制御部6は、宛先を自動で入力する。次にステップs207に移行し、前述のように所望の件名にカーソルCRを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを操作することで、件名が確定する。前記件名は、図16において「タイトル」と表記している。このように携帯電話機1を折り畳んだ状態で、少なくとも中央キー9aを操作するだけで件名が自動的に確定される。したがって件名を入力する操作を極力簡略化することができる。
【0104】
次にステップs208に移行し、前述のように所望の本文にカーソルCRを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当する中央キー9aを操作することで、本文が確定する。このように携帯電話機1を折り畳んだ状態で、少なくとも中央キー9aを操作するだけで本文が自動的に確定される。したがって本文を入力する操作を極力簡略化することができる。
【0105】
ステップs208の後、ステップs209に移行して、サイズ固定設定されているか否かを制御部6が判断する。前記サイズ固定設定とは、クイックメール設定において、予め送信画像サイズが定められているか否かの確認のためのものである。ここでサイズ固定設定されていると制御部6が判断すると、ステップs210に移行する。
【0106】
このステップs210において、撮影サイズが固定サイズであるか否かを制御部6が判断する。前記撮影サイズは固定サイズではないと判断されると、ステップs211に移行し、制御部6によって画像データサイズ変換が実行される。この画像データサイズ変換は、仮保存された画像データ、すなわちJPEG圧縮前のBMPデータを元画像として用い、間引きおよび補間処理を行うこととする。
【0107】
その後ステップs212に移行して、制御部6によってJPEGデータ変換が実行される。前記JPEGデータ変換とは、画像データサイズと送信データサイズとに基づき圧縮率を定め、その圧縮率によって画像データをJPEGデータに変換することと同義である。ステップs212の後、ステップs213で、メール送信する際に添付するデータつまり添付データが、制御部6によって自動的に入力される。その後ステップs214に移行する。
【0108】
前記ステップs214において、外部側表示部11に確認画面の表示設定の有無を制御部6が判断する。ここで確認画面表示設定ありと制御部6が判断すると、ステップs215に移行して、制御部6は、外部側表示部11に確認画面を表示する。次にステップs216に移行し、確認キーに相当する中央キー9aを操作したか否かを制御部6が判断する。中央キー9aを操作したと判断されると、ステップs217に移行して、制御部6はメール送信を実行する。その後、ステップs218に移行し、制御部6は本携帯電話機1を待受状態にする。
【0109】
前記ステップs209において、サイズ固定設定されていないと制御部6が判断すると、ステップs219に移行する。このステップs219で、撮影サイズが送信可能サイズであるか否かを制御部6が判断する。ここで撮影サイズが送信可能サイズであると判断されると、ステップs212に移行する。前記ステップs210で撮影サイズは固定サイズであると判断されると、ステップs212に移行する。前記ステップs214で確認画面表示設定なしと制御部6が判断すると、ステップs217に移行する。前記ステップs216で確認キーに相当する中央キー9aを操作していないと判断されると、ステップs220に移行する。
【0110】
このステップs220において、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、携帯電話機1が展開状態か折り畳み状態かを判断する。ここで折り畳み状態であると判断されると、ステップs216に戻る。折り畳み状態ではないと判断されると、後述するステップs315に移行する。
【0111】
前記ステップs219において、撮影サイズが送信可能サイズでないと制御部6が判断すると、ステップs221に移行する。ここで撮影サイズがメール送信可能なサイズよりも大きいか否かを制御部6が判断する。撮影サイズはメール送信可能なサイズより大きくないと判断されると、ステップs222に移行する。このステップs222において、制御部6は、外部側表示部11にエラー表示する。具体的には、外部側表示部11に、たとえば「送信できませんでした」などのメッセージが表示される。その後ステップs223に移行して、制御部6は、本携帯電話機1を待受状態にする。
【0112】
前記ステップs221において、撮影サイズがメール送信可能なサイズよりも大きいと判断されると、ステップs224に移行する。このステップs224において、制御部6は、外部側表示部11にサイズ選択画面を表示する。次にステップs225に移行し、操作者は項目を選択する。その後ステップs226にて決定ボタンに相当する中央キー9aを操作したか否かを制御部6が判断する。前記中央キー9aを操作したと判断されると、ステップs211に移行する。
【0113】
ステップs226で中央キー9aを操作していないと判断されると、ステップs227に移行し、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、携帯電話機1が展開状態か折り畳み状態かを判断する。本携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs225に戻る。本携帯電話機1が折り畳み状態ではないと判断されると、ステップs315に移行する。
【0114】
図18および図19は、メール送信方法(クイックメール2)を段階的に示すフローチャートである。前記ステップs51(図14参照)に移行すると、ステップs300に移行する。ここで、メール送信する宛先がたとえば第2メモリ19に記憶されているか否かを制御部6が判断する。このステップs300でメール送信しようとする宛先が記憶されていないと、ステップs301に移行する。
【0115】
ステップs301において、制御部6は、内部側表示部11にエラー表示を行う。具体的に内部側表示部7の表示画面には、「クイックメール送信」、「宛先が設定されていません、機能メニューで宛先を設定してください」などが表示される。次にステップs302に移行し、制御部6は、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、本携帯電話機1が折り畳み状態か否かを判断する。ここで携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs303の待受状態に移行する。携帯電話機1が折り畳み状態でないと判断されると、ステップs304に移行する。
【0116】
このステップs304において、電源キー35を操作者が操作したか否かを、制御部6が判断する。ここで電源キー35を操作したと判断されると、ステップs303の待受状態に移行する。電源キー35を操作していないと判断されると、ステップs305に移行し、Fキー31を操作者が操作したか否かを制御部6が判断する。ここでFキー31を操作していないと制御部6が判断すると、ステップs302に戻る。
【0117】
逆にFキー31を操作したと制御部6が判断すると、ステップs306に移行し、制御部6は、内部側表示部7にクイックメール設定画面を表示する。具体的には、宛先、件名、本文、サイズ固定要否(要の場合はそのサイズ)、および確認画面要否を設定することができる画面を、内部側表示部7に表示する。また前記確認画面要否の設定は、待受状態のメニューからの行うことができる。
【0118】
前記ステップs300またはステップs306の後、ステップs307に移行する。ここで制御部6は、宛先を自動で入力する。次にステップs308に移行し、たとえば内部側表示部7に表示された複数の件名のうち所望の件名にカーソルCRを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当するFキー31を操作することで、件名が確定する。前記件名は、図18において「タイトル」と表記している。
【0119】
次にステップs309に移行し、たとえば内部側表示部7に表示された複数の本文のうち所望の本文にカーソルCRキーを合わせた状態で、操作者が決定ボタンに相当するFキー31を操作することで、本文が確定する。ステップs309の後、ステップs310に移行して、サイズ固定設定されているか否かを制御部6が判断する。ここでサイズ固定設定されていると制御部6が判断すると、ステップs311に移行する。
【0120】
このステップs311において、撮影サイズが固定サイズであるか否かを制御部6が判断する。前記撮影サイズは固定サイズではないと判断されると、ステップs312に移行し、制御部6によって画像データサイズ変換が実行される。この画像データサイズ変換は、仮保存された画像データ、すなわちJPEG圧縮前のBMPデータを元画像として用い、間引きおよび補間処理を行うこととする。
【0121】
その後ステップs313に移行して、制御部6によってJPEGデータ変換が実行される。次に、ステップs314で、メール送信する際に添付するデータつまり添付データが、制御部6によって自動的に入力される。その後ステップs315に移行し、制御部6は、内部側表示部7にメール作成画面を表示する。次にステップs316に移行し、操作者は項目を選択する。その後ステップs317にてFキー31を操作したか否かを制御部6が判断する。ここでFキー31を操作していないと判断されると、ステップs318に移行する。このステップで本携帯電話機1が折り畳み状態であるか否かを制御部6が判断する。
【0122】
前記ステップで携帯電話機1が折り畳み状態でないと判断されると、ステップs319に移行し、制御部6は、操作者がメールキー33を操作したか否かを判断する。ここでメールキー33を操作していないと判断されると、ステップs316に戻る。メールキー33を操作したと判断されると、ステップs320に移行して、制御部6はメール送信を実行する。その後、ステップs321に移行し、制御部6は本携帯電話機1を待受状態にする。
【0123】
前記ステップs317において、Fキー31を操作したと判断されると、ステップs322に移行する。ここで制御部6は、内部側表示部7に入力画面を表示する。次にステップs323で操作者が各種入力を行った後、ステップs324に移行し、制御部6は、操作者がFキー31を操作したか否かを判断する。ここでFキー31を操作したと判断されると、ステップs315に戻る。逆にFキー31を操作していないと判断されると、ステップs325に移行する。
【0124】
ここで制御部6は、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、本携帯電話機1が折り畳み状態か否かを判断する。このステップs325において、本携帯電話機1が折り畳み状態ではないと判断されると、ステップs322に戻る。逆に折り畳み状態であると判断されると、ステップs326に移行して、制御部6は、本携帯電話機1を待受状態にする。
【0125】
前記ステップs310において、サイズ固定設定されていないと制御部6が判断すると、ステップs311に移行する。このステップs311で、撮影サイズが送信可能サイズであるか否かを制御部6が判断する。ここで撮影サイズが送信可能サイズであると判断されると、ステップs314に移行する。逆に撮影サイズが送信可能サイズでないと制御部6が判断すると、ステップs312に移行する。
【0126】
ここで撮影サイズがメール送信可能なサイズよりも大きいか否かを制御部6が判断する。撮影サイズはメール送信可能なサイズより大きくないと判断されると、ステップs313に移行する。このステップs313において、制御部6は、内部側表示部7にエラー表示する。具体的には、内部側表示部7に、たとえば「送信できませんでした」などのメッセージが表示される。その後ステップs314に移行して、制御部6は、本携帯電話機1を待受状態にする。
【0127】
前記ステップs312において、撮影サイズがメール送信可能なサイズよりも大きいと判断されると、ステップs315に移行する。このステップs315において、制御部6は、内部側表示部7にサイズ選択画面を表示する。次にステップs316に移行し、操作者は項目を選択する。その後ステップs317にてFキー31を操作したか否かを制御部6が判断する。前記Fキー31を操作したと判断されると、ステップs312に移行する。
【0128】
ステップs317でFキー31を操作していないと判断されると、ステップs318に移行し、状態検出スイッチ24のスイッチング状態に基づいて、携帯電話機1が展開状態か折り畳み状態かを判断する。ここで本携帯電話機1が折り畳み状態ではないと判断されると、ステップs316に戻る。逆に本携帯電話機1が折り畳み状態であると判断されると、ステップs319に移行し、制御部6は、本携帯電話機1を待受状態にする。
【0129】
以上説明した携帯電話機1によれば、カメラ15によって、折り畳み状態で外部側操作部8の操作に基づいて撮像する。その後、携帯電話機1が展開状態にあるか折り畳み状態にあるかを判定する判定結果に基づき、撮像した画像を折り畳み状態のままメール送信する。
【0130】
特に、折り畳み状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記折り畳み状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、折り畳み状態および展開状態の切替えを行うことなく実現することができる。したがって携帯電話機1の操作手順を従来のものより簡略化することができる。
【0131】
しかも内部側操作部5の操作が規制された折り畳み状態で、前述の撮像およびメール送信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、対象物を撮像してメール送信するための所望の機能を選択することができる。したがって本携帯電話機1によれば、撮像した画像を、簡単にかつ短時間でメール送信することができる。仮に携帯電話機1の操作に不慣れな操作者であっても、メール送信する前の準備時間を、従来のものより格段に短縮することが可能となる。
【0132】
また携帯電話機1は、画像を記憶する第1メモリ18または第2メモリ19を有するので、たとえば第1メモリ18に、撮像した画像を一旦記憶しておき、その後この画像を、折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によって、メール送信することができる。また本実施形態の携帯電話機1によれば、予め定める宛先へメール送信可能であるので、撮像した画像をメール送信するための準備時間を短縮することが可能となる。
【0133】
また本実施形態の携帯電話機1によれば、予め定める複数の件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信可能であるので、画像をメール送信するための準備時間を、一層短縮することが可能となる。また携帯電話機1によれば、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して画像とともにメール送信可能であるので、画像をメール送信するための準備時間を、さらに短縮することが可能となる。
【0134】
本実施形態のメール返信方法によれば、通話着信された後、この通話着信データを、第1メモリ18または第2メモリ19に記憶する。その後、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して、前記通話着信データを用いて発信元へメール返信する。このように通話着信された通話着信データを用いて通話返信するのではなく、メール返信するうえ、第1メモリ18または第2メモリ19に予め記憶される内容のメールを、ある程度静寂性を要求される場所で即座に通話着信データを用いて、発信元へメール返信することができる。したがって発信元へ簡単にかつ短時間でメール返信することができる。
【0135】
また本実施形態のメール返信方法によれば、予め記憶される内容のメールは、複数のメール本文のうちの1つを選択したものであるので、状況または相手に応じた複数のメール本文を予め準備しておき、それらのうち最適なメール本文を選択することが可能となる。たとえば会議などの状況であれば、「現在会議中で電話に出ることができません。会議終了後すぐ電話します。」などのメール本文を選択可能に準備しておく。またメール返信する相手が、たとえば目上の人のとき、丁寧な言葉使いのメール本文を選択可能に準備しておくことも可能である。このように状況または相手に応じて、簡単にかつ短時間でメール返信することができる。
【0136】
また本実施形態の携帯電話機1によれば、折り畳み状態で通話着信またはメール着信した着信データは、第1メモリ18または第2メモリ19に記憶される。制御部6は、この携帯電話機1が展開状態にあるか折り畳み状態にあるかを判定する判定結果に基づき、折り畳み状態で着信した着信データを用いて、折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によってメール返信する指令を通信制御部26へ与える。
【0137】
特に、前記着信データを用いて、折り畳み状態のまま外部側操作部8の操作によってメール返信することができる。つまり内部側操作部5の操作が規制された状態で、メール返信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、メール返信するための所望の機能を選択することができる。したがって発信元へ簡単にかつ短時間でメール返信することができる。
【0138】
制御部6は、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択してメール返信する指令を通信制御部26へ与えるので、メール返信する前の準備時間を、従来のものよりも格段に短縮することが可能となる。
【0139】
本実施の形態によれば、3つの背面キー9a,9b,9cが適当間隔おきに配設されているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。これら3つの背面キーのうちの1つの背面キーを、矩形状表示エリアの一辺に近接して配設し、別の1つの背面キーを、前記一辺に隣接する一辺に近接して配設する。さらに残りの背面キーを、矩形状表示エリアの一辺に隣接する他の一辺に近接して配設することも可能である。このように背面キーの間隔を大きくすることによって、別の背面キーを不所望に操作することを防止することができる。
【0140】
本実施の形態においては、画像データをJPEGデータに変換しているが、必ずしもJPEGデータに限定されるものではない。その他、前記実施形態に、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において種々の部分的変更を行う場合もある。
【0141】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、特に、操作部規制状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記操作部規制状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、操作部規制状態および操作部許容状態の切替えを行うことなく実現することができる。したがって携帯型情報処理装置の操作手順を従来のものよりも簡略化することができる。
【0142】
しかも第1操作部の操作が規制された操作部規制状態で、前述の撮像およびメール送信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、対象物を撮像してメール送信するための所望の機能を選択することができる。したがって撮像した画像を、簡単にかつ短時間でメール送信することができる。仮に携帯型情報処理装置の操作に不慣れな操作者であっても、メール送信する前の準備時間を、従来のものよりも格段に短縮することが可能となる。
【0143】
また本発明によれば、記憶手段に撮像した画像を一旦記憶しておき、その後この画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によって、メール送信することができる。
【0144】
また本発明によれば、制御手段によって、予め定める宛先へメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を短縮することが可能となる。
【0145】
また本発明によれば、制御手段によって、予め定める複数の件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を、一層短縮することが可能となる。
【0146】
また本発明によれば、制御手段によって、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることができる。したがって撮像した画像をメール送信するための準備時間を、さらに短縮することが可能となる。
【0147】
また本発明によれば、撮像工程において、操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて、対象物を撮像する。判定工程において、携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する。メール送信工程においては、判定工程の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する。
【0148】
特に、操作部規制状態で対象物を撮像し、撮像した画像を前記操作部規制状態のままメール送信することができるので、撮像およびメール送信の一連の操作を、操作部規制状態および操作部許容状態の切替えを行うことなく実現することができる。したがって携帯型情報処理装置の操作手順を従来のものよりも簡略化することができる。
【0149】
しかも第1操作部の操作が規制された操作部規制状態で、前述の撮像およびメール送信の操作を行うことができる。換言すれば、限定された機能のなかから、対象物を撮像してメール送信するための所望の機能を選択することができる。したがって撮像した画像を、簡単にかつ短時間でメール送信することができる。仮に携帯型情報処理装置の操作に不慣れな操作者であっても、メール送信する前の準備時間を、従来のものよりも格段に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話機1において、サブ画面と背面キーとの関係を表す図である。
【図2】折り畳んだ状態の携帯電話機1のカメラ15を含む一表面部を表す図である。
【図3】展開状態の携帯電話機1を、その厚み方向一方側から見た図である。
【図4】折り畳んだ状態の携帯電話機1の一側面図である。
【図5】折り畳んだ状態の携帯電話機1の他側面図である。
【図6】携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】撮像対象の画像をメール送信する方法を説明する図であり、(a)は撮像対象の画像を外部側表示部11に表示させて撮像する段階の図、(b)は撮像した画像をメール送信する準備段階の図である。
【図8】予め設定された件名および本文を選択する方法を説明する図であり、(a)は件名を選択する段階の図、(b)は本文を選択する段階の図である。
【図9】受信メールを利用してメール返信する方法を段階的に示す図である。
【図10】着信履歴を利用してメール返信する方法を段階的に示す図である。
【図11】外部側表示部11における待受け表示画面の設定方法を段階的に示すフローチャートである。
【図12】外部側表示部11における待受け表示画面を、保存する方法を段階的に示すフローチャートである。
【図13】内部側表示部7における待受け表示画面の設定方法を段階的に示すフローチャートである。
【図14】内部側表示部7における待受け表示画面を、保存する方法を段階的に示すフローチャートである。
【図15】撮影サブメニューのサブルーチンを表すフローチャートである。
【図16】メール送信方法(クイックメール1)を段階的に示すフローチャートである。
【図17】メール送信方法(クイックメール1)を段階的に示すフローチャートである。
【図18】メール送信方法(クイックメール2)を段階的に示すフローチャートである。
【図19】メール送信方法(クイックメール2)を段階的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機
5 内部側操作部
6 制御部
8 外部側操作部
11 外部側表示部
15 カメラ
18 第1メモリ
19 第2メモリ
26 通信制御部

Claims (6)

  1. 情報を入力するための第1および第2操作部を含み、これら第1および第2操作部を操作可能な操作部許容状態と、第1操作部の操作が規制される操作部規制状態とにわたって切替可能な携帯型情報処理装置であって、
    操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて撮像する撮像手段と、
    携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する判定手段と、
    判定手段の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する制御手段とを有することを特徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 画像を記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報処理装置。
  3. 操作部規制状態で送受信可能な通信制御手段をさらに有し、制御手段は、予め定める宛先へメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報処理装置。
  4. 制御手段は、予め定める複数の件名のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする請求項3に記載の携帯型情報処理装置。
  5. 制御手段は、予め定める複数のメール本文のうちの1つを選択して画像とともにメール送信する指令を通信制御手段へ与えることを特徴とする請求項4に記載の携帯型情報処理装置。
  6. 情報を入力するための第1および第2操作部を含み、これら第1および第2操作部を操作可能な操作部許容状態と、第1操作部の操作が規制される操作部規制状態とにわたって切替可能な携帯型情報処理装置のメール送信方法であって、
    操作部規制状態で第2操作部の操作に基づいて撮像する撮像工程と、
    携帯型情報処理装置が操作部許容状態にあるか操作部規制状態にあるかを判定する判定工程と、
    判定工程の判定結果に基づき、前記操作部規制状態で撮像した画像を、操作部規制状態のまま第2操作部の操作によってメール送信する送信工程とを有することを特徴とする携帯型情報処理装置のメール送信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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