JP4424489B2 - 少なくとも1つの針床を持つ横編機 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つの針床を持つ横編機であって、縦方向に移動可能な針と、針の間に限られた範囲で揺動可能に設けられかつキャリジのカムにより制御可能で少なくとも1つの編目引下げ及び/又は編目押出し面を備えたシンカとを有するものに関する。
横編機のこのようなシンカは例えば欧州特許第0238797号明細書及び欧州特許第0424717号明細書から公知である。欧州特許第0238797号明細書に記載の横編機のシンカは、同時に編目引下げ素子及び編目押出し片であり、欧州特許第0424717号明細書に記載の横編機のシンカは編目引下げ機能のみを果たし、針床に固定的に設けられた編目押出し片と共同作用する。しかしこれら両方の公知の横編機のシンカに共通して同じ欠点がある。即ち両方のシンカにより、異なる大きさの編目を、歯口間隙において異なる深さで引下げることは不可能であるが、このような引下げは、大きい編目における確実な保持機能、及び小さい編目の大きすぎない引張り荷重のために必要である。更に両方の公知のシンカは、非常に大きい編目を確実に引止めるため、歯口間隙の中へ充分大きく動かすことができない。公知のシンカの別の欠点は、キャリジのカムによるシンカへの作用が終了すると、シンカが所定の状態をとらないことである。
フランス国特許第1207319号明細書から、編目引止めかぎを持ちかつ揺動可能に支持される編目押出し片が公知である。この編目押出し片の揺動運動は、回転中心の下及び編目引止めかぎの下に設けられている並進運動可能な滑り片により導入される。そのため滑り片が、カム板にある制御曲線の作用をうける。この編目押出し片は、比較的大きい揺動角を持つという利点を持っている。これは滑り片により可能にされる。他方この滑り片は、針床において、針のために設けられる溝の間に特別に溝を必要とする。従ってこの公知の構造は、大きい針ピッチを持つ横編機にしか適していない。非常に密な針間隔の場合、この解決策はもはや使用されない。更に編目引止め機能を持つこの公知の編目押出し片では、異なる大きさの編目の異なる処理が不可能である。
欧州特許第0567282号明細書は、個別針駆動される横編機用編目引止めかぎを持つ揺動可能な編目押出し片を示している。ここでも編目押出し片の揺動運動は並進運動する滑り片により導入される。この滑り片は針に摩擦結合しているので、針と同じ向きの運動のみを行うことができる。ここでも例えば編目の大きさに応じた編目引止め機能及び編目押出し機能の変化は行われない。
本発明の基礎になっている課題は、異なる大きさの編目の引下げが最適なやり方で可能となるように、最初にあげた種類の横編機を改良することである。
最初にあげた種類の横編機においてこの課題は、本発明によれば、各シンカに、カムの作用を受けることができるばね素子が作用し、シンカの揺動位置に応じてばね素子が、方向及び強さの変化するばね力をシンカへ及ぼす。ばね素子による作用によって、シンカはそれぞれの揺動位置に固定的に留まるのではなく、少なくとも1つの編目引下げ面に作用する編糸の張力により、限られた範囲ではずむことができる。こうして異なる大きさの編目にとって最適な引下げ機能を及ぼすことができる。非常に大きい編目の引下げの際、シンカは最も低い揺動位置に留まるが、小さい編目の引下げの際、短い編目脚辺の張力のため、シンカは、最も低い位置から、ばね力に抗して上方へ揺動することができる。
シンカが、ばね素子により、シンカの揺動範囲内で任意のあらゆる揺動位置へ無段階でもたらされると、別の利点が得られる。各コースの個々の編目の大きさは前もってわかっているので、コースに現われる最大編目がそれにとって最適なばね力で引下げられるように、シンカを動かすのが有意義である。従って各コースの前にシンカの最大閉鎖位置を設定することができる。それにより、コースの編目へ不必要に大きいばね力が及ぼされるのが回避される。
ばね素子は、シンカの完全に上方へ揺動した位置で、シンカの下方への閉鎖運動に抗して作用するばね力を及ぼし、シンカの他のすべての位置で、シンカの上方への揺動運動に抗して作用するばね力を及ぼすことができる。従ってばね素子は、異なる大きさの編目の引下げ位置と同様に、レンカの完全な開放位置を保証する。
更にばね素子は、ばね力に抗するシンカの運動を限定するストッパ面を持っているように構成することができる。これにより、レンカの上方揺動の際にも引下げ機能が維持されるのを保証する。
好ましい実施形態では、ばね素子が実質的にU字状の曲げばね部分を持ち、この曲げばね部分の自由脚辺が外方へ曲げられて、シンカに当接している。その際ばね素子が、カムにより針床に対して移動可能に設けられ、ばね素子の移動がシンカの揺動運動を開始することができる。ばね素子は、針床自体に案内されるのではなく、針床より上に設けられる滑り片床に案内されているのがよい。それにより非常に細かい針ピッチを持つ横編機も、本発明による編目引下げ装置を設けられる。
シンカの無段階な揺動運動を可能にするため、ばね素子が、無段階にかつ限定された範囲内で移動可能に滑り片床に設けられている。カムがばね素子に作用しない時、ばね素子がその移動行程のあらゆる位置で、滑り片床に摩擦で固定されているように、案内部を構成することができる。それによりシンカがキャリジのカムの作用を受けていない時にも、ばね素子従ってシンカも常に所定の位置を維持する。
シンカにあるばね素子の作用面が、シンカの回転軸線に対して、少なくとも1つの編目引下げ及び/又は編目押出し面より小さい間隔をとっていると、別の決定的な利点が得られる。それによりばね素子の比較的短い移動行程で、編目引下げシンカの大きい揺動運動が行われる。従ってシンカは、歯口間隙へ大きく入るように揺動し、従って従来技術によるシンカより大きい編目を引下げることができる。
好都合なように、2つの針床を持つ横編機では、シンカが、揺動位置において、両方の針床の間の垂直な中間面を越えて突出しないように、シンカが寸法を定められている。その場合針床振りの前に、シンカがどの位置にあるかに注意する必要がない。シンカの閉じた状態でも、逆の針床振りが可能である。
第1の構成では、シンカが少なくとも1つの編目引下げ面及び少なくとも1つの編目押出し面を持っている。従ってシンカは、編目引下げ機能及び編目押出し機能をまとめている。別の変形例では、シンカが、少なくとも1つの編目引下げし面を持ち、針床に固定的に設けられる編目押出し片と共同作用する。
シンカが、1針床及び2針床編物用の複数の編目引下げ面を持っていると、別の利点が得られる。2針床編物では、編目が対向する針床の編目引下げシンカにより引下げられる。そのため一般に、編目引下げシンカが自身の針床の編目を引下げる1針床編物の編目の引下げの際とは異なる高さ位置が、歯口間隙に対して必要である。さて複数の編目引下げ面が設けられていると、シンカは1針床編物にも2針床編物にも著しく適している。その際複数の編目引下げ面が、シンカの異なる周囲個所、同じか又は異なる間隔の周囲個所に設けられていると、有利である。
更に1つの編目が最も低い所にある編目引下げ面から1回でも釈放されるようにする場合、付加的な編目引下げ面が固定機能も果たすことができる。その場合この編目は複数の面の1つにより捕捉される。
複数の編目引下げ面が、シンカの回転軸線に関して、実質的に半径方向の向きを持っていることができる。
シンカの回転軸線が針幹より上に設けられているのがよい。この手段によってもシンカの編目引下げ作用が改善される。なぜならば、回転軸線が上に比較的離れて針床に設けられている場合、編目引下げ面が下の揺動位置で編目を一層よく捕捉するからである。
本発明による横編機の好ましい実施例が、図面により以下に説明される。
図1の断面図は、横編機の編目引下げ及び編目押出し(形成)装置100を示している。横編機のうち針床4が示され、この針床の溝41に、針7が縦方向移動可能に案内されている。溝底は符号42を付けられている。針床4は、前端面に、シンカ案内片3を受入れる溝43を持ち、シンカ案内片3にシンカ1が揺動可能に案内されている。このためシンカ案内片3は円形切欠き31を持ち、シンカ1の円形部分14がこの切欠き31へはまっている。こうしてシンカは、回転軸線18のまわりに、矢印方向D及び逆矢印方向D′に限られた範囲で揺動可能である。揺動運動の限定は、シンカ案内片3によって同様に行われる。シンカ案内片3のストッパ面33は、矢印方向Dにおけるシンカ1の開放運動を限定し、面34は矢印方向D′へ下方への運動を限定する。針床とシンカ案内片3との結合は、針床を通って全長にわたって延びる針金44を介して行われる。編目用の引下げ針金45は、全部のシンカ1にある長穴19に通されている。
シンカ1は編目形成用即ち編目押出し用の機能面11、1針床編物の編目の引下げ用の作用面12、及び2つの針床を持つ横編機における2針床編物の場合対向する針床の編目の引下げ用の別の作用面13、13.1,13.2を持っている。矢印方向D又はD′におけるシンカの揺動運動は、ばね素子2により開始される。このばね素子2は、針床4により上に設けられる滑り片床6に案内されている。そのため滑り片床6も縦溝61を持ち、この縦溝61へばね素子2が挿入されている。ばね素子2は、脚辺22,24を有するU字状曲げばね部分を持っている。自由脚辺24は部分25で外方へ曲げられている。この部分25によりばね素子2がシンカ1に作用する。図1に示すシンカ1の完全な開放位置では、部分25がシンカ1の面16に当たる。これに反し方向D′へのシンカ1の揺動運動の際、シンカ1の面17がばね素子部分25の作用を受ける。これは、以下図2及び3にも示すように、溝61内におけるばね素子2の移動によって起こる。この移動は、横編機のキャリジのカムによって開始され、このカムがばね素子2のバット21に作用する。滑り片床6は、結合桟片5により針床4に結合されている。そのため結合桟片5は2つのばち形部分51,52を持ち、これらのばち形部分が針床4及び滑り片床6にあって適当に形成された溝にはまっている。ばね素子2の移動運動は、ばね素子2の長穴23に通されている針金63を介して限定される。ばね素子2の移動運動は、部分25を介してシンカ1の回転運動に変換される。シンカ1の必要な運動を開始するために必要なばね素子2の移動を最小にするため、ばね素子2の部分25は、編目引下げ面12と回転軸線18との間隔より小さい間隔をシンカ1の回転軸線18に対しておいて、シンカ1に作用する。
シンカ1が非操作位置で示されている図1とは異なり、図2は完全な閉鎖位置にあるシンカ1を示し、この閉鎖位置でシンカ1の編目引下げ面12が、針7の編目9を引止めている。そのためシンカ1は、その面16がシンカ案内片3のストッパ面34に当接するまで、回転方向D′へ揺動せしめられる。シンカ1のこの回転運動を開始するため、ばね素子2は矢印方向Xへ最大に前方移動せしめられる。シンカ1のこの回転運動を開始するため、ばね素子2は矢印方向Xへ最大に前方移動せしめられる。ばね素子2の部分25は今や面17に作用する。しかしシンカ1は、ばね素子2のばね力に抗して矢印方向Dに、限られた範囲で上方へ動くことができる。しかし図2には、大きい編目9に対するシンカ1の位置が示され、編目9がばね力に抗してシンカ1を上方へ引張っていない。
これに反し図3は、小さい編目9を引下げる際の図2による装置を示している。今やシンカ1は、矢印方向D′とは逆にばね2の力に抗して上方へ揺動せしめられている。揺動運動はばね素子2自体により限定される。U字状曲げばね2の自由脚辺24は、今や他方の脚辺22に当接している。従って編目9によるシンカ1の上方へのそれ以上の押上げが防止される。
ばね素子2は、滑り片床6の溝16内に、摩擦をもって案内されている。これにより、カムがもはやばね素子2に作用しないと、ばね素子は各滑り片位置でその位置を維持する。それによりすべてのばね素子2従ってシンカ1も、所定の揺動位置に保持されることができる。
図4は、カム85,86,87によりばね素子2のバット21のために形成される制御曲線を概略的に示している。カム85,86,87は、ここに図示してないカム装置板に取付けられている。カム86はカム装置板に固定的に結合されているが、カム85,87はカム装置板に移動可能に設けられ、この移動可能性は両方向矢印K,K及びKV′,KA′により示されている。カム85,86,87は、ここには同様に図示してない滑り片床6を越えて動かされる。カム85,87の側面により、ばね素子2のバット21が前方へ矢印方向Xに動かされ(図1〜3)、カム86により後方へ矢印方向Y(図1)に動かされる。従ってシンカ1もカム85により操作され、即ち閉鎖位置へもたらされ、カム86により非操作位置へもたらされる。非操作位置は、図1に示すようにシンカ1の固定揺動位置である。従ってカム86をカム装置板に可動に支持することは必要でない。ばね素子2が最も前の位置にある(図2)と、引下げ面としての機能面12により、異なる大きさの編目を引下げることができる。しかし編目が小さいほど、それだけ大きいばね力が編目へ作用する。各コースに対して編目の大きさが前もってわかっているので、最大に現われる編目を、それに対して最適な力で引下げるのが有意義である。これは、カム85,87を両方向矢印に従って移動させることによって、行うことができる。例えばカム85を矢印Kの方向に無段階に移動させて、カム85がばね素子2のバット21のそばを通り過ぎる時、ばね素子がもはや最も前の位置をとらず、中間位置をとるようにすることができる。同じことがカム87についても当てはまる。これは次のことを意味する。即ちカム85,87の無段階の移動によりばね素子2を矢印X(図2,3)の方向へ移動させて、ばね素子2の部分25が回転軸線18から間隔をおいてシンカ1の面17に作用し、この間隔においてばね脚辺24により生じる力が、関係する編目大きさにとって最適な強さで、機能面12に当接する編目9に作用するようにできる。図4に示す例では、カム85は、非常に大きい編目を引下げることができるほど大きく前進せしめられており、一方カム87は中間位置にあるので、シンカ1により中間の大きさの編目を引下げることができる。
ばね素子2を滑り片床6に摩擦で案内するため、カム85,86,87がもはやばね素子に接触しない時、ばね素子2は一旦とった位置を維持する。ばね素子2のバット21が制御カム装置を離れた時、シンカ1の機能面1が操作位置にあるかないかを、それぞれ後続のカム従って図4ではカム87が決定する。
図5は針床4にあるシンカ1の配置を斜視図で示し、シンカ1はシンカ案内片3に回転可能に支持されている。シンカ1に作用するばね素子2も明らかにわかる。更にシンカ1が針7の右に配置されていることもわかる。
図6は、2つの針床4,4′を持つ横編機の編目の押し下げ装置200を示している。図示した例では、針床の各々が、図1に示すように、シンカ1,1′、ばね素子2,2′及び針7,7′を備えている。これは、第2の針床4′の編目を引下げる装置101が、針床4の編目引下げ装置100と同一であることを意味する。両方の針床4,4′で編目が形成される編物、即ちいわゆる2針床編物では、編目引下げ面12,12′の作用が限定されている。従って2針床編物において編目を確実に引下げるため、前部針床4のシンカ1が付加的な機能面13,13.1,13.2を持ち、後部針床4′のシンカ1′が付加的な機能面13′,13.1′,13.2′を持っている。これらの機能面は、対向する針7,7′の針幹上にある編目9′を捕捉し、針7,7′が前進運動を行う時編目9′を引止める。図6による例では、前部針床4のシンカ1の機能面13は、後部針床4′の針7′の編目9′を捕捉している。
図7には、図1〜3に示したばね素子に一致するばね素子2を持つ編目引下げ装置102を示しているが、シンカ10はシンカ1と比較して異なるように形成されている。シンカ1と異なりシンカ10は、編目押出し面を持っていない。このシンカ10は、編目押出し面55を持つ固定した編目押出し片50と共同作用する。シンカ10は、図3に相当する位置で示され、この位置でシンカの編目引下げ面12″が編目9″を引止めている。シンカ10は、2針床編物用の別の作用面13″,13.1″,13.2″も備えている。
完全な開放位置にあるシンカを持つ本発明による横編機の針床の断面を示す。 完全な閉鎖位置にあるシンカを持つ横編機の図1に相当する断面を示す。 中間位置にあるシンカを持つ横編機の図1に相当する断面を示す。 図1〜3による横編機のシンカを移動させるカムの制御曲線の概略図を示す。 図2による横編機の針床の一部を斜め前から見た図を示す。 図1によるシンカを持つ横編機の2つの針床の断面を示す。 編目引下げシンカ及び固定した編目押出し片を持つ横編機の図3に相当する断面を示す。
符号の説明
1,1′,10 シンカ
2,2′ ばね素子
4,4′ 針床
7,7′ 針
11 編目押出し面
12,13,13.1,13.2,13′,13.1′,13.2′ 編目引下げ面

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの針床(4,4′)と、
    長さ方向に移動可能な針(7,7′)と、針の間に設けられ、回転軸(18)を中心として限られた範囲で揺動可能なシンカ(1,1′,10)を有する横編機であって、
    前記シンカは、少なくとも1つの編目引下げ面(12,13,13.1,13.2,12′,13′,13.1′,13.2′)と、ばね素子(2、2′)が当接する作用面(16,17)を備えており、
    前記ばね素子は、キャリジのカム(85,86,87)により位置制御されて前記作用面との当接位置が変化し、該当接位置と前記シンカの揺動位置とに応じて、前記シンカの揺動方向及び揺動強さが異なるようなばね力を、前記シンカの上方から及ぼすものであり、
    前記シンカは、前記編目引下げ面に作用する編糸の張力により、前記ばね力に抗して揺動位置を変化させ得ることを特徴とする、横編機。
  2. 前記キャリジのカムは、前記ばね素子の位置を無段階で制御可能であり、該ばね素子の位置に応じて、前記シンカの揺動位置が無段階で制御されることを特徴とする、請求項1に記載の横編機。
  3. 前記ばね素子は、最後方位置にあるとき、前記シンカを上方への揺動(矢印方向D)に付勢するばね力を及ぼして、前記シンカが前記編目引下げ面を最上方にする非操作位置になるようにし、前記ばね素子の前方移動位置では、前記シンカに上方への揺動に抗するばね力を及ぼすことを特徴とする、請求項1又は2に記載の横編機。
  4. 前記ばね素子が、ばね力に抗するシンカの上方への揺動を限定するストッパ面(22.1,24.1)を持っていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の横編機。
  5. 前記ばね素子が、U字状の曲げばね部分を持ち、この曲げばね部分の自由脚辺(24)が外方へ曲げられて、前記作用面に当接していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載横編機。
  6. 前記ばね素子が、前記キャリジのカムにより前記針床に対して移動可能に設けられ、前記ばね素子の移動が前記シンカに揺動運動を行わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の横編機。
  7. 前記ばね素子が、前記針床より上に設けられる滑り片床(6,6′)に案内されていることを特徴とする、請求項6に記載の横編機。
  8. 前記ばね素子が、無段階にかつ限定された範囲内で移動可能に、前記滑り片床に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の横編機。
  9. 前記キャリジのカムが前記ばね素子に作用しない時、前記ばね素子は、前記滑り片床に摩擦で固定されていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の横編機。
  10. 前記回転軸から前記作用面までの半径が、前記回転軸から前記編目引下げ面までの半径より小さいことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の横編機。
  11. 2つの針床を備え、各針床のシンカが、両方の針床の間の垂直な中間面(8)を越えて突出しないように、各シンカの寸法が定められていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の横編機。
  12. 前記シンカが、少なくとも1つの編目押出し面(11)を持っていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の横編機。
  13. 前記編目引下げ面が、前記針床に固定された編目押出し片(55)と協働することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の横編機。
  14. 前記シンカが、1針床及び2針床編物用の複数の編目引下げ面を備えていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の横編機。
  15. 前記複数の編目引下げ面が、前記シンカの周囲に、同一の又は異なる相互間隔で設けられていることを特徴とする、請求項14に記載の横編機。
  16. 前記複数の編目引下げ面が、前記シンカの回転軸の半径方向に延在していることを特徴とする、請求項14又は15に記載の横編機。
  17. 前記シンカの回転軸が、針幹より上方に設けられていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の横編機。
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