JP4422987B2 - コンデンサー用端子、コンデンサー - Google Patents

コンデンサー用端子、コンデンサー Download PDF

Info

Publication number
JP4422987B2
JP4422987B2 JP2003273848A JP2003273848A JP4422987B2 JP 4422987 B2 JP4422987 B2 JP 4422987B2 JP 2003273848 A JP2003273848 A JP 2003273848A JP 2003273848 A JP2003273848 A JP 2003273848A JP 4422987 B2 JP4422987 B2 JP 4422987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
terminal
sealing body
notch
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003273848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005039022A (ja
Inventor
理平 新谷
Original Assignee
株式会社トップパーツ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トップパーツ filed Critical 株式会社トップパーツ
Priority to JP2003273848A priority Critical patent/JP4422987B2/ja
Publication of JP2005039022A publication Critical patent/JP2005039022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4422987B2 publication Critical patent/JP4422987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

本発明は、コンデンサー用端子及びコンデンサーに関するものである。
コンデンサーは、内部に電解液を封入したコンデンサー本体の開口が、表裏を貫通する金属端子を取り付けた合成樹脂製封止体で密封されている。コンデンサー内に封入されている電解液は、85℃程度で気化し始め100℃を超える高温になると、コンデンサーの内部気圧が0.4〜0.5MPa程度に達する。このような高圧下では、金属端子が押圧され合成樹脂製封止体から押出されようとする。金属端子がずれたり押出されると、金属端子と合成樹脂製封止体の間が緩み間隙が生じ、この間隙から気化した電解液のガスが漏出し、コンデンサーが損傷されて使用不能となる。
上記のような間隙や孔の発生を防止するため、図5に示したようなコンデンサーが開発されていた。このコンデンサーは、外周に複数の鍔状突起51を設け、鍔状突起51間を環状の溝52とした金属端子50が設けてある。この金属端子50の外周にインサート成形により合成樹脂製封止体53を設けると、溶融した合成樹脂が金属端子50外周の溝52に流入し冷えて固まる。前記金属端子50が表裏を貫通した合成樹脂製封止体53により開口が密封されたコンデンサー55は、コンデンサー本体54の内部気圧が、常温では高騰せず、金属端子50が緩んだりずれたりすることがない。この後、金属端子50の下端からアルミ箔57を入れ、金属端子50の下端をカシメて拡大し、アルミ箔57を固定する。
しかしながら、金属より合成樹脂の線膨張率が大きく、100℃を超える高温下では、金属端子50と合成樹脂製封止体53の間が緩み僅かな間隙56が生ずる。又、100℃を超える高温下では、コンデンサー本体54内に密封された電解液が気化し、コンデンサー本体54内の気圧を高騰させ、0.4〜0.5MPa程度に達する。このようにコンデンサー本体54の内気圧が高騰すると、緩んだりずれたりして生じた金属端子50と合成樹脂製封止体53の間の間隙から気化した電解液が漏出し、コンデンサー55を損傷し使用できなくなる。
これらの改善策として、金属端子と合成樹脂製封止体の間にゴム等のパッキンを介在させたり、金属端子の外周に鍔や溝を設けることにより端子と合成樹脂の密着性を高める様々な工夫がなされていた。例えば、特許文献1,2のように、端子と封止体或は封止体とケースの間にパッキンを介在させたものは、内部の電解液がパッキンを透過して外部に飛散したり、水蒸気や酸素ガスが外部から内部に侵入し、コンデンサーの特性を低下させ寿命を短くしていた。又、特許文献3,4を初めとする端子の外周に鍔や溝を設けて端子と封止体の密着性を高めた種々の出願があった。これらの出願のものは、常温下では、端子と封止体が膨張しないため、端子と封止体間に間隙が生ぜず、電解液も気化せず、内部気圧が低いため、電解液や気化した電解液の漏出が認められない。
しかしながら、100℃を超える高温下に特に長時間置かれたときは、線膨張率の違いから端子と封止体間が緩んだり間隙が生じたりすると共に、電解液が気化してコンデンサーの内部気圧を高騰させるため、前記端子と封止体間からガス化した電解液が漏出し、コンデンサーを損傷することがあった。こうした従来の改良案では、高温下で電解液が気化し、コンデンサー本体の内圧を高騰させると共に、線膨張率の差から高温下で生じた端子と封止体間の僅かな間隙からガス化した電解液が漏出する現象を完全に防止することは、大変困難であった。
又、ガス化した電解液が漏出する原因として、ウェルドマークの問題がある。合成樹脂による射出成型時には、円筒形状の金属端子の両側に分かれて溶融した樹脂が流れ、下流側で合流するが、2つの流れが合流した位置に合わせ目ができる。このウェルドマークは何らかの形で必ず発生し、このウェルドマークが大きいと、気化した電解液が漏出する原因となる。従来の製法では、完全な解決は望めず、ウェルドマークの発生は、避けられないものとされ、ウェルドマークによる気化電解液漏出問題を解決した端子やコンデンサーはなかった。
特開平07―307254号公報 特開平11―186115号公報 特開平10―275744号公報 特開2001―52960号公報
本発明は、高温下に本体内の内圧が上昇することによって、又は、合成樹脂の射出成型時に発生するウェルドマークによって、気化した電解液が漏出するのを防止できるコンデンサー用端子及びコンデンサーを提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために本願の第1の発明のコンデンサー用端子は、コンデンサー本体の開口部を密封する合成樹脂製の封止体と、該封止体に貫通固定される金属端子とからなるコンデンサー用端子であって、前記金属端子が、コンデンサー本体の内側において、前記封止体の表面に露出する露出面を有し、該露出面にその外周から中心に向う環状の切欠を形成し、該切欠内を前記封止体と同じ合成樹脂で充填して第1の被覆体を形成し、該第1の被覆体が上昇したコンデンサの内部気圧に押圧されて容易に撓む厚さに形成されていることを特徴とする。
本願の第2の発明のコンデンサー用端子は、前記金属端子が、コンデンサー本体の外側において、前記封止体の表面に露出する露出面を有し、該露出面にこの外周から中心に向う環状の切欠を形成し、該切欠内を前記封止体と同じ合成樹脂で充填して第2の被覆体を形成し、該第2の被覆体が上昇したコンデンサの内部気圧で容易に撓まない厚さに形成されていることを特徴としている。
本願の第3の発明のコンデンサー用端子は、前記切欠の縦断面が、多角形であるか、或は、多角形の縦断面と金属端子の軸方向の切欠とからなることを特徴としている。
前記の目的を達成するために本願の第4の発明のコンデンサーは、前記いずれかのコンデンサー用端子を有することを特徴としている。
本願の第5の発明のコンデンサーは、前記第1の被覆体が、高騰したコンデンサー本体内の気圧により撓み、コンデンサー本体の内側の環状の切欠の切り欠き面を押圧して密着することを特徴としている。
本発明のコンデンサー用端子に用いられる金属端子(以下、単に端子という)は、コンデンサー本体の内側で、合成樹脂製封止体(以下、単に封止体という)の表面に露出する露出面を有し、露出面にその外周から中心に向う環状の切欠を形成し、該切欠内を前記封止体と同じ合成樹脂で充填した第1の被覆体を形成した。その結果、コンデンサー本体に密封された電解液が高温下で気化し、上昇した内部気圧が0.4〜0.5MPa程度に達したとき、上昇した内部気圧に押圧されて容易に撓む厚さに形成された第1の被覆体が撓み、第1の切欠の切り欠き面に密着し、線膨張率の違いで生ずる端子と封止体間の緩み、ずれ、間隙から気化した電解液が漏出するのを防止できる。特に、縦断面矩形の切欠と端子の軸方向の切欠溝とで形成した場合は、この切欠に充填された第1の被覆体が、軸方向の溝が封止体の放射方向への膨張を押さえ、高温時に端子と封止体間の撓み、ずれ、間隙の発生を阻止し、気化した電解液の漏出を一層効果的に阻止する。
前記第1の被覆体と同様にして形成され、第1の被覆体より厚く形成され、上昇した内部気圧で容易に撓まぬように形成された第2の被覆体がコンデンサー本体の外側に形成されている。前記上昇したコンデンサー本体の内気圧により押圧された端子が、第2の被覆体を押圧してに密着するため、気化した電解液の漏出を防ぐことになる。
端子の両端に環状の切欠を設けることにより封止体の表裏の内側に設けた第1と第2の被覆体は、合成樹脂の射出成型用金型のガス抜き穴の近くにあるため、溶解した合成樹脂から発生するガスや溶解した合成樹脂が巻き込みながら流動する空気をこのガス抜き穴から速やかに排出する。そのため第1と第2の被覆体にウェルドマークが現れ難く、現れても微弱なため、気化電解液漏出に繋がらない。
図1は、本発明のコンデンサー用端子の1実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図となっている。金属端子1(以下、単に端子という)の外周に、インサート成形により合成樹脂製封止体2(以下、単に封止体という)を形成し、端子1を表裏を貫通させている。この封止体2は、コンデンサー本体の開口を密封するためのものである(図5参照)。端子1の一端(コンデンサーに装着した時の内側)には、アルミ箔57(図5参照)をカシメて取付ける突起3が設けられ、他端(コンデンサーに装着した時の外側)には、ネジ穴4を設ける。
上記端子1の外周には、複数の鍔状突条5が設けられ、複数の突条5間は環状の溝6となっていると共に、回転止突起7が設けられている。端子1を合成樹脂のインサート成形により封止体2の表裏を貫通させて取付け、コンデンサーに装着したときのコンデンサー本体の内側で、封止体2の表面に露出した露出面10aに、露出面10aの外周から中心に向う環状の第1の切欠8を形成する。即ち、第1の切欠8を設ける位置は、端子1の一端側で、箔をカシメて取付ける突起3が突設された基礎面と端子1の外周面の接する角である。
要部拡大図aに示すように、第1の切欠8の縦断面は、矩形であるが、要部拡大図bに示すように、縦断面三角形であっても良く、要部拡大図cに示すように、縦断面矩形の切欠8aと端子1の軸方向の切欠溝8bとで形成した方が良い。この軸方向の溝8bは、封止体2の放射方向への膨張を押さえ、高温時に端子1と封止体2の膨張率の違いから生ずる間隙の発生を阻止し、気化した電解液の漏出を防ぐこととなる。
又、端子1を封止体2の表裏を貫通させて取付け、コンデンサーに装着したとき、コンデンサー本体の外側で、前記封止体2の表面に露出した露出面10bに、露出面10bの外周から中心に向う第2の環状の切欠11を形成する。即ち、第2の切欠11を設ける位置は、端子1の他端側で、ネジ穴4が設けられた突出部分が突設された基礎面或はネジ穴4が設けられている面と端子1の外周面の接する角である。
この第2の切欠11は、環状に形成する。要部拡大図eに示すように、第2の切欠11の縦断面は、矩形であるが、要部拡大図dに示すように、縦断面三角形であっても良い。この第2の切欠11の縦断面も要部拡大図cに示したように、縦断面矩形の切欠11aと端子1の軸方向の切欠溝11bとで形成するとさらに良い。この軸方向の溝11bは、封止体2の放射方向への膨張を押さえ、高温時に端子1と封止体2の膨張率の違いから生ずる間隙の発生を阻止し、気化した電解液の漏出を防ぐ。
上記端子1の外周にインサート成形により合成樹脂製の封止体2を成形すると、端子1の形状に添って溶融した合成樹脂が流入して冷え、端子1と封止体2が密着し、端子1が表裏を貫通した封止体2が形成される。この時の端子1の外周形状と封止体2の内面形状は、互いに嵌合する形状であり、端子1外周の第1及び第2の切欠8,11や環状の溝6の部分が、封止体2内面に突起3や鍔状突条12として形成され、端子1外周の回転止突起7や鍔状突条5の部分が、封止体2内面に穴15や溝16として形成される。即ち、端子1の第1の切欠8に流入して充満した合成樹脂は、封止体2の第1の被覆体13として、端子1の第2の切欠11に流入して充満した合成樹脂は、封止体2の第2の被覆体14として、端子1の鍔状突条5は、封止体2の溝16として、端子1の環状の溝6に流入して充満した合成樹脂は、封止体2の鍔状突条12として夫々形成される。
第1の被覆体13は、高温下で電解液が気化し、上昇したコンデンサーの内気圧により押圧されると容易に撓み、第1の切欠8の切り欠き面を押圧し密着する厚さが良く、断面矩形の場合で0.5〜1.0mm程度が好ましい。第2の被覆体14は、高温下で電解液が気化し、上昇したコンデンサーの内気圧により押圧されても容易に撓まない厚さが好ましい。端子1の鍔状突条5や回転止突起7の部分は、封止体2の環状の溝16や穴15として夫々形成される。
例えば、走行時の自動車のエンジンルーム内は、100℃を超える高温に達し、前記コンデンサーをこのエンジンルーム内に装着すると、コンデンサー本体内に密封された電解液が気化し、内部気圧が0.4〜0.5MPaに高騰する。このような高温下では、端子1と封止体2の間が緩み間隙が生じ易く、端子1と封止体2の間が緩むと、上昇した内圧により押圧された端子1がずれ、端子1と封止体2の間に間隙が生じ易い。こうして緩んだ端子1と封止体2間の間隙から気化した電解液が漏出することになり、この結果、コンデンサーが損傷される。
前記構成の端子1には、外周に鍔状突条5と5の間の環状の溝6があり、封止体2の内面には、この環状の溝6に流入し冷えて硬化した合成樹脂が、鍔状突条12として形成される。即ち、端子1の環状の溝6に食い込んだ鍔状突条12が封止体2の内面にあるから、コンデンサー本体内の高圧な内気圧により端子1が押されても、封止体2から押圧されて緩んだり押出されることがない。
高温下の熱膨張率の差から端子1と封止体2間に間隙ができても、端子1の第1の切欠8に流入し冷えて硬化した合成樹脂で形成された第1の被覆体13があり、この第1の被覆体13が上昇したコンデンサー本体の内気圧に押圧され、端子1の一端側の端面で第1の切欠8の切り欠き面に密着するから、気化電解液が漏出しない。又、第1の被覆体13と同様に第2の切欠11に流入し冷えて硬化した合成樹脂で形成された第2の被覆体14があり、この第2の被覆体14が、高圧で押圧された端子1の他端側の端面で第2の切欠11の切り欠き面を押圧して密着するから、気化した電解液が漏出しない。
端子1の両端に環状の第1及び第2の切欠8,11を設け、この環状の切欠8,11に溶融した合成樹脂を充満させて封止体2の表裏の内側に第1と第2の被覆体13,14を設けた。この第1と第2の被覆体13,14は、合成樹脂の射出成型用金型のガス抜き穴の近くにあるため、溶解した合成樹脂から発生するガスや溶解した合成樹脂が巻き込みながら流動する空気をこのガス抜き穴から速やかに排出する。従って、第1と第2の被覆体13,14にウェルドマークが現れ難く、現れても微弱なため、コンデンサー本体内に密封され高温下で気化した電解液が漏出しない。
図2は、外周に1つの環状の溝を設けた金属端子を使用した実施例で、金属端子部分の要部拡大図付の図である。金属端子の片側は断面で表した図となっている。本実施例と実施例1との違いは、端子1の外周の複数の鍔状突条5と、この鍔状突条5間の環状の溝6の代わりに、端子20の外周に1つの環状の溝21を設けたもの(前記端子20の外周に2つの幅の広い鍔状突条22を設け、鍔状突起22間を環状の溝21としたものであっても良い)であり、第1及び第2の切欠8,11、第1及び第2の被覆体13,14の構成と作用効果に異なるところがない。しかしながら、環状の溝21の幅が狭く溶融した合成樹脂が流入し難いためと封止体23の内面に形成された環状の突起24の強度が弱いため、コンデンサー本体内の高圧により封止体23から端子20が押圧され、封止体23と端子20が緩んでずれ易く、実施例1よりも気化した電解液が漏出し易い。
図3は、外周に1つの環状の突条を設けたコンデンサー用端子の実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図である。本実施例と実施例1との違いは、複数の鍔状突条5とこの鍔状突条5間の環状の溝6の代わりに、端子30の外周に1本の突条31を設けた、この突条31により封止体32の内面に環状の溝33が設けられたものである。第1及び第2の切欠8,11、第1及び第2の被覆体13,14の構成と作用効果に異なるところがないが、製作コストの面も考慮すると、最良の結果をもたらす。
図4は、外周に鍔条突起も環状の溝も設けないコンデンサー用端子の実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図である。本実施例は、外周に鍔条突起も環状の溝も設けない円柱状の端子40であり、封止体41の内面は円柱状の空洞となっており、第1及び第2の切欠8,11、第1及び第2の被覆体13,14の構成と作用効果に異なるところがない。しかしながら、実施例1〜3と比較すると、コンデンサー本体内の高圧により端子40が押圧され封止体41と端子40の間が緩み間隙が生じ易く、気化した電解液が漏出し易いため効果が劣る。
上記各実施例における各構成のコンデンサー用端子をコンデンサに取り付け、それぞれ105℃で60分保持した後、1分間常温に戻し、更に―40℃で60分保持、再度1分間常温に戻し、容器内を0.4MPaの空気圧で加圧し、この容器を水中に沈下し、端子と封止体間のガス漏れを調べたところ、ガス漏れをしたものは全く無かった。
上記構成の第1及び第2の切欠を有するコンデンサー用端子は、インサート成形により外周に封止体を成形すると、封止体の内面に第1及び第2の被覆体が形成され、高温下で気化する電解液の漏出を防げる。本発明は、停止時には常温下で、走行時には100℃を超える高温となる自動車のエンジンルーム内等、厳しい温度変化に長時間に渡り適応できるコンデンサー用端子及びこのコンデンサー用端子を用いたコンデンサーとして提供できる。
本発明のコンデンサー用端子の1実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図である。 外周に1つの環状の溝を設けた金属端子を使用した実施例で、金属端子部分の要部拡大図付の図である。金属端子の片側は断面で表した図である。 外周に1つの環状の突条を設けたコンデンサー用端子の実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図である。 外周に鍔条突起も環状の溝も設けないコンデンサー用端子の実施例を示す金属端子部分の要部拡大図付の図で、金属端子の片側を断面で表した図である。 コンデンサー用端子の従来例を示す図で、金属端子部分の拡大図と、その要部拡大図である。
符号の説明
1 金属端子(端子)
2 合成樹脂製封止体(封止体)
3 突起
4 ネジ溝付穴
5 鍔状突条
6 環状の溝
7 回転止突起
8 第1の切欠
8a 縦断面矩形の切欠
8b 軸方向の溝
10a 端子の露出面
10b 端子の露出面
11 第2の切欠
11a 縦断面矩形の切欠
11b 軸方向の溝
12 鍔状突条
13 第1の被覆体
14 第2の被覆体
15 穴
16 溝
20 金属端子(端子)
21 環状の溝
22 鍔状突条
23 封止体
24 環状の突起
30 金属端子(端子)
31 突条
32 封止体
33 環状の溝
40 金属端子(端子)
41 封止体

Claims (5)

  1. コンデンサー本体の開口部を密封する合成樹脂製の封止体と、該封止体に貫通固定される金属端子とからなるコンデンサー用端子であって、
    前記金属端子が、コンデンサー本体の内側において、前記封止体の表面に露出する露出面を有し、該露出面にその外周から中心に向う環状の切欠を形成し、該切欠内を前記封止体と同じ合成樹脂で充填して第1の被覆体を形成し、該第1の被覆体が上昇したコンデンサの内部気圧に押圧されて容易に撓む厚さに形成されていることを特徴とするコンデンサー用端子。
  2. 前記金属端子が、コンデンサー本体の外側において、前記封止体の表面に露出する露出面を有し、該露出面にこの外周から中心に向う環状の切欠を形成し、該切欠内を前記封止体と同じ合成樹脂で充填して第2の被覆体を形成し、該第2の被覆体が上昇したコンデンサの内部気圧で容易に撓まない厚さに形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンデンサー用端子。
  3. 前記切欠の縦断面が、多角形であるか、或は、多角形の縦断面と金属端子の軸方向の切欠とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のコンデンサー用端子。
  4. 前記請求項1乃至3のうち1項記載のコンデンサー用端子を有することを特徴とするコンデンサー。
  5. 前記第1の被覆体が、高騰したコンデンサー本体内の気圧により撓み、コンデンサー本体の内側の環状の切欠の切り欠き面を押圧して密着することを特徴とする請求項4記載のコンデンサー。
JP2003273848A 2003-07-14 2003-07-14 コンデンサー用端子、コンデンサー Expired - Fee Related JP4422987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003273848A JP4422987B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 コンデンサー用端子、コンデンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003273848A JP4422987B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 コンデンサー用端子、コンデンサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005039022A JP2005039022A (ja) 2005-02-10
JP4422987B2 true JP4422987B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=34210967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003273848A Expired - Fee Related JP4422987B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 コンデンサー用端子、コンデンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4422987B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6724881B2 (ja) * 2017-10-20 2020-07-15 株式会社村田製作所 固体電解コンデンサの製造方法、及び、固体電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005039022A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009146909A (ja) 燃料電池用セパレータ
US20040080113A1 (en) Seal arrangement
JP6662652B2 (ja) 二次電池及び絶縁体の成形方法
JP2010138726A (ja) 複合部材の固定構造
JP4078519B2 (ja) 圧力開放弁
JP5147066B2 (ja) 密封構造
JP4422987B2 (ja) コンデンサー用端子、コンデンサー
US7175105B2 (en) Actuator for a fuel injector of an internal combustion engine
US9148968B2 (en) Waterproof main terminal
KR101140480B1 (ko) 콘덴서
JP5863258B2 (ja) 三面合せ部の密封構造
EP3626500B1 (en) Valve having redundant lip seal
US7004476B2 (en) Combustion gas seal for injector
JP4218189B2 (ja) 回転軸用オイルシール
JP6036982B2 (ja) 密封構造
JP2007315476A (ja) ガスケット
JP4529321B2 (ja) インジェクター用燃焼ガスシール
JP4066769B2 (ja) フィラーネック
JP2015056391A (ja) 密閉型電気化学デバイス用封口体とそのガスケット
JP5160313B2 (ja) シリンダヘッドカバー
JP2008064204A (ja) ガスケット
JP6845564B2 (ja) 電解コンデンサ
JP5116153B2 (ja) ベローズ式アキュムレータ
JP2024504841A (ja) 酸化還元フローセルのための電極モジュール、その組立方法及び酸化還元フローセル
JP4057025B2 (ja) シール部材の接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060427

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4422987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151211

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees