JP4422954B2 - 携帯型ガスチャージャー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス補充対象物にガスを補充するために用いられる携帯型ガスチャージャーに関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、飛行機のタイヤ、アキュムレータ、緩衝器等への窒素ガス等のガス補充をすることが行われている。このガス補充に関して、例えば、飛行機のタイヤは、大きいために、一般的に、補充するガスの量も多かった。
そのため、ガス補充のために、容量の大きいガスボンベを搭載したトレーラ等を飛行機に横付けして、窒素ガスを補充していた(1)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(1)の方法では、この補充作業に際して、ガスの供給の場所が変わるたびに、配置場所にも注意してトレーラを移動させなければならないため、作業が面倒であり、作業性が悪いという問題がある。
また、ガスを供給するノズルと飛行機のガスの供給口との距離がある場合、圧力の調整は、飛行機のガスの供給口と距離がある位置で行うこととなるため、例えば、作業員同士が声を掛け合ったりして、ガスの圧力調整やガスの供給を行うことになるので、作業性が悪いという問題がある。
【0004】
上記(1)の補充方法による問題を解決するために、小型のボンベを用いて、ガス充填を行うことも考えられる(2)。具体的には、救急車に設置するために、医療用の酸素ボンベを改良して小型のボンベを開発することが考えられる。
しかしながら、上記(2)の方法では、小型のボンベであっても、内部のガスを使い切ると、別の場所にあるガス供給装置で再充填をしなければならないので、使用場所での再充填が不可能なものであり、維持コストに問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ガスの供給の作業性が良好であり、維持コストに問題がない携帯型ガスチャージャーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するために、本発明の携帯型ガスチャージャーは、ガス補充対象物にガスを補充するために用いられる携帯型ガスチャージャーであって、ガスが充填されるボンベと、前記ボンベが収納され、持ち運び可能であり、ケース本体とケース蓋とから構成され、前記ケース本体および前記ケース蓋が蝶番構造で開閉可能な収納ケースと、外部のガス供給源から供給されるガスを前記ボンベに注入するための注入部と、前記ボンベから外へガスを放出するための放出部と、前記ボンベおよび前記放出部の間に接続され、前記ボンベのガス圧を調整する調整部と、前記調整部と接続され、前記ボンベのガス圧を計測する計測部を備え、前記ケース本体内部には、固定板が固定され、この固定板には前記注入部と前記調整部と前記放出部と前記計測部とが前記ケース蓋を開いた際に目視できる状態で配設され、前記ボンベから外へガスを放出するために用いられる充填ノズルが前記ケース蓋内に収納可能に設けられ、この充填ノズルは先端部と、ノズル本体と、ホースと、接続基端部とを備えることを特徴とする。
【0007】
このような本発明によれば、ガスが充填されるボンベが収納され、持ち運び可能な収納ケースを備えることにより、作業者が携帯型ガスチャージャーを持ち運びすることが容易であるから、従来のようにガスボンベを備えたトレーラを使用していた際のように、配置場所を考慮する必要がない。従って、作業性を良好なものとすることができる。
また、外部のガス供給源から供給されるガスをボンベに注入するための注入部を備えることにより、使用場所でボンベにガスを再充填して使用することができる。従って、ボンベを使い捨てとすることがないので、維持コストに問題がない携帯型ガスチャージャーとすることができる。
さらに、注入部および放出部は、収納ケース内部に収納されることにより、収納ケース外の表面に現れることがない。従って、飛行機等のガス補充対象物が設けられた機構、装置に注入部や放出部があたってひっかき傷等をつけることがない。
そして、調整部と接続され、ボンベのガス圧を計測する計測部を備えることにより、所定の圧力でガスを放出することができるので、ガス補充対象物に確実にガスを補充することができる。
【0008】
本発明の携帯型ガスチャージャーでは、前記調整部と計測部とが隣接して固定板に設けられていることが好ましい。
【0009】
本発明の携帯型ガスチャージャーでは、前記ボンベは、繊維強化プラスチックから構成される本体を備えることが好ましい。
ここで、繊維強化プラスチック(FRP、Fiber-Reinforced Plastics の略)のプラスチックとしては、ナイロン、ポリエステル、エポキシ等が挙げられる。
繊維強化プラスチックの繊維としては、ガラスの他に、ホウ素、炭化ケイ素、アルミナ、炭素、アラミド、鋼などの繊維等が挙げられる。
これによれば、ボンベは、繊維強化プラスチックから構成される本体を備えることにより、繊維強化プラスチックは、従来の金属よりも軽量であり、強度も大きいので、持ち運びができ、強度も要求される携帯型ガスチャージャーのボンベの材料として好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る携帯型ガスチャージャー1の概略が示されている。また、図2には、本実施形態に係る携帯型ガスチャージャー1の平面図が、図3には、携帯型ガスチャージャー1の長辺方向から見た断面図が、図4には、携帯型ガスチャージャー1の短辺方向から見た断面図が、それぞれ示されている。これら図2〜図4においては、各部品を接続する配管等は、図示を省略している。
さらに、図5には、本実施形態に係る携帯型ガスチャージャー1の斜視図が示されている。
【0014】
携帯型ガスチャージャー1は、図1に示されるように、ガス補充対象物にガスを補充するために用いられる携帯型ガスチャージャーであり、ガスが充填されるボンベ11と、収納ケース12と、図示しないガスタンク運搬車からボンベ11にガスを注入するための注入部13と、ボンベ11から外へガスを放出する放出部14と、ボンベ11および放出部14の間を接続する第1配管Aと、この第1配管Aから分岐され、ボンベ11に接続される第2配管Bと、第1配管Aに設けられる調整部15と、調整部15と接続される計測部16と、仕切弁17と、安全弁18と、仕切弁19とを備える。
【0015】
ボンベ11は、図示は略すが、断面視円管状で、アルミニウム合金から構成される芯部と、この芯部の外周を覆い、繊維強化プラスチックから構成される本体とを備える。この繊維強化プラスチックは、プラスチックとしては、ナイロンを使用し、繊維としては、ガラス繊維からなるものを使用している。本実施形態では、使用するガスは、窒素ガスであり、容量は、約2リットルである。ボンベ11の重量は、約1kgであり、常用圧力は、約14.7MPaである。
【0016】
収納ケース12は、図2〜図4に示されるように、ボンベ11、注入部13、放出部14、第1配管A、第2配管B、調整部15、計測部16、仕切弁17、安全弁18、および仕切弁19が収納され、持ち運び可能であり、ケース本体121と、ケース蓋122とから構成されている。これらケース本体121およびケース蓋122は、蝶番構造で開閉可能とされている。
【0017】
なお、本実施形態では、ケース本体121の高さ寸法は、150mm、幅寸法(短辺方向)は、236mm、長さ寸法(長辺方向)は、486mmである。ケース蓋122の高さ寸法は、80mmである。ケース蓋122の幅寸法、長さ寸法は、ケース本体121と同様である。
【0018】
ケース本体121は、矩形状の底面部121Aと、この底面部121Aから立ち上げて一体形成されている側面部121Bと、側面部121Bの底面部121Aとは反対側の開口部121Cとを備えて構成されている。
【0019】
ケース本体121内部には、固定板123と、載置台124とが固定されている。
固定板123は、ケース本体121の開口部121C側に固定され、短辺方向の約5分の2程度の長さを覆う長辺方向に沿った薄い板状の部材である。
固定板123には、図2、3中左側より、注入部13、仕切弁17、計測部16(後述する一次計測メータ161)、調整部15、計測部16(後述する二次計測メータ162)、および放出部14が固定されている。
【0020】
載置台124は、ケース本体121の底面部121A側の図示しない凹部に固定され、ボンベ11の長さと略同じ長さのスポンジ等の弾性のある部材から構成されている。載置台124には、ボンベ11を固定する固定用ベルト125が二本取付けられている。
【0021】
側面部121Bの対向する短辺側の外周面には、図5に示されるように、それぞれ取付部121Dが設けられている。取付部121Dは、U字型の金具である。前述の1対の取付部121Dには、ショルダーベルト121Eが取付けられ、一対の取付部121Dの間を架け渡されている。
【0022】
一方、ケース蓋122は、図2〜図4に示されるように、矩形状の底面部122Aと、この底面部122Aから立ち上げて一体形成されている側面部122Bと、側面部122Bの底面部122Aとは反対側の開口部122Cとを備えて構成されている。
ケース蓋122の側面部122Bの高さは、ケース本体121の側面部121Bの高さよりも小さい。また、ケース蓋122の開口部122Cの形状、大きさは、ケース本体121の開口部121Cの形状、大きさと対応している。
また、図5に示されるように、ケース蓋122の内側には、後述する充填ノズル20を固定するための固定用ベルト122Dが2本取付けられている。
【0023】
注入部13は、図2〜図4に示されるように、ガスタンク等のガス供給源からの供給用ホースやアダプタ等と接続するためのものであり、金属製の円板状の部材である。注入部13の中央部分には、円形の注入孔13Aが形成されている。
放出部14は、ボンベ11から外へガスを放出するために用いられる後述する充填ノズル20と接続するためのものであり、金属製の円板状の部材である。放出部14の中央部分には、円形の放出孔14Aが形成されている。
第1配管Aおよび第2配管Bは、金属製の配管である。
【0024】
調整部15は、減圧弁であり、ボンベ11内のガス圧を下げることで、放出する際のガス圧を調整するものである。調整部15の上部には、作業レバー151が取付けられている。作業レバー151は、調整部15と取付/取り外しが自在とされている。
【0025】
計測部16は、ボンベ11のガス圧を計測するものであり、一次計測メータ161と、二次計測メータ162とから構成されている。一次計測メータ161は、調整部15のボンベ11側に接続され、調整部15に入るガスの圧力を計測するものである。二次計測メータ162は、調整部15の放出部14側に接続され、調整部15を出るガスの圧力を計測するものである。
【0026】
仕切弁17は、注入部13と接続され、ガスの注入、注入停止をするものである。
安全弁18および仕切弁19は、ボンベ11と接続されている。安全弁18は、ボンベ11内部および第1配管A、第2配管B内部のガス圧力が必要以上に高くならないように、安全弁18で設定した圧力よりボンベ11内部および第1配管A、第2配管B内部のガス圧力が高くなったとき、ガスを自動的に外部に排出させ、再び圧力を正常の制限内に戻す機能をもつ公知の安全弁である。
仕切弁19は、ボンベ11にガスを注入し、またはボンベ11からガスを放出するためのものである。
【0027】
充填ノズル20は、図5に示されるように、収納時は、ケース蓋122内に収納され、先端部21と、ノズル本体22と、ホース23と、接続基端部24とを備えて構成されている。
先端部21は、金属製の円板形状であり、ガス補充対象物のガス供給口等と接続可能に構成されている。ノズル本体22は、金属製の部材である。ノズル本体22には、コック22Aが設けられている。ホース23は、ゴム等の可撓性の部材からなる。接続基端部24は、金属製の部材であり、放出部14と接続可能に構成されている。
【0028】
以上の携帯型ガスチャージャー1の使用手順を以下に述べる。
[残存しているガスのパージおよびボンベ11へのガスの補充]
図1を参照して、残存しているガスのパージを説明する。本実施形態で使用するガスは、窒素ガスである。
まず、仕切弁17、仕切弁19を閉じ、調整部15を閉じる。次に注入部13に、ガスタンク等のガス供給源からの図示しない供給用ホースを取付け、窒素ガスを供給する。窒素ガスの流れる音が止まったら、仕切弁17を開く。一次計測メータ161の針が止まったら、調整部15を開く。放出部14より、窒素ガスとともに、図示しない供給用ホースに残存しているガスがパージされる。5秒間ほど窒素ガスを放出し、調整部15を閉じる。仕切弁19を開き、ボンベ11に窒素ガスを充填する。そして、ボンベ11への窒素ガスの補充が、所定の圧力に達したら、外部からの窒素ガスの補充を止める。仕切弁17および仕切弁19を閉じる。調整部15を閉じる。その後、図示しない供給用ホースを注入部13から取り外す。
【0029】
[ガス補充対象物へのガスの補充]
図1および図6を参照して、ガス補充対象物への窒素ガスの充填を説明する。本実施形態では、ガス補充対象物としては、図示しない飛行機のタイヤである。
作業者5は、窒素ガスが補充された携帯型ガスチャージャー1をショルダーベルト121Eを肩にかけて図示しない飛行機のタイヤの近くにまで運ぶ。
【0030】
携帯型ガスチャージャー1内に収納されている充填ノズル20を取り出し、この充填ノズル20の接続基端部24を放出部14に接続する。この充填ノズル20の先端部21を図示しない飛行機のタイヤのガス供給口に接続する。
仕切弁19を開け、窒素ガスをボンベ11より放出する。計測部16を見ながら、窒素ガスの圧力が所定の圧力になるように調整部15で調整する。
この充填ノズル20のコック22Aにより、窒素ガスの流量を調節しながら、窒素ガスを図示しない飛行機のタイヤに補充する。
【0031】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)ガスが充填されるボンベ11が収納され、持ち運び可能な収納ケース12を備えることにより、作業者5が携帯型ガスチャージャー1を持ち運びすることが容易であるから、従来のようにガスボンベを備えたトレーラを使用していた際のように、配置場所を考慮する必要がない。従って、作業性を良好なものとすることができる。
【0032】
(2)外部のガス供給源から供給される窒素ガスをボンベ11に注入するための注入部13を備えることにより、使用場所でボンベ11に窒素ガスを再充填して使用することができる。従って、ボンベ11を使い捨てとすることがないので、維持コストに問題がない携帯型ガスチャージャー1とすることができる。
【0033】
(3)調整部15と接続され、ボンベ11のガス圧を計測する計測部16を備えることにより、所定の圧力で窒素ガスを放出することができるので、ガス補充対象物である図示しない飛行機のタイヤに確実に窒素ガスを補充することができる。
【0034】
(4)ボンベ11は、繊維強化プラスチックから構成される本体を備えることにより、繊維強化プラスチックは、従来の金属よりも軽量であり、強度も大きいので、持ち運びができ、強度も要求される携帯型ガスチャージャー1のボンベの材料として好適である。
【0035】
(5)注入部13および放出部14は、収納ケース12内部に収納されることにより、収納ケース12外の表面に現れることがない。従って、飛行機等のガス補充対象物が設けられた機構、装置に注入部13や放出部14があたってひっかき傷等をつけることがない。
【0036】
(6)調整部15の両隣に計測部16が設けられていることにより、ガス圧調整中に計測部16を見やすいので、調整部15によるガス圧の調整が容易に行うことができる。
【0037】
(7)ショルダーベルト121Eを肩に掛けて携帯型ガスチャージャー1を運搬することができるので、運搬をスムーズに行うことができる。
【0038】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下の説明では既に説明した部分、部材と同一のものは同一符号を付してその説明を簡略する。
第1実施形態の携帯型ガスチャージャー1を使用手順では、図6に示されるように、予めガスがボンベ11に補充された携帯型ガスチャージャー1を図示しない飛行機のタイヤの近くにまで運んで飛行機のタイヤへ窒素ガスを補充するようにしていた。
【0039】
これに対して、第2実施形態の携帯型ガスチャージャー1を使用手順では、図7に示されるように、ガスを供給するガス供給源であるガスタンク運搬車6に一端が接続されている供給ホース61の他端が、携帯型ガスチャージャー1の注入部13に接続された状態で、図示しない飛行機のタイヤへ窒素ガスを補充する。
【0040】
具体的には、以下の通りである。
[ガス補充対象物へのガスの補充]
図1および図7を参照して、飛行機のタイヤへの窒素ガスの充填を説明する。作業者5は、携帯型ガスチャージャー1をショルダーベルト121Eを肩に掛けて図示しない飛行機のタイヤの近くにまで運ぶ。
次に、ガスタンク運搬車6と接続されている供給ホース61を注入部13と接続する
【0041】
そして、携帯型ガスチャージャー1内に収納されている充填ノズル20を取り出し、この充填ノズル20の接続基端部24を放出部14に接続する。この充填ノズル20の先端部21を図示しない飛行機のタイヤのガス供給口に接続する。ガスタンク運搬車6から窒素ガスを携帯型ガスチャージャー1へ供給する。
次に、仕切弁17を開き、調整部15、放出部14を通るようにする。計測部16を見ながら、窒素ガスの圧力が所定の圧力になるように手元にある調整部15で調整する。そして、充填ノズル20のコック22Aにより、窒素ガスの流量を調節しながら、窒素ガスを図示しない飛行機のタイヤに補充する。
【0042】
上述のような本実施形態によれば、前述の第1実施形態の効果に加えて次のような効果がある。
(8)窒素ガスのガス圧を調整する調整部15を備えることにより、ガスタンク運搬車6から作業者5が離れていても窒素ガスのガス圧を作業者5の手元で調整することができるので、作業性を良好なものとすることができる。
【0043】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、ガス補充対象物としては、飛行機のタイヤを例に挙げたが、これに限られず、アキュムレータ、緩衝器等へガスを補充してもよい。
前記各実施形態では、使用するガスとしては、窒素ガスを例に挙げたが、これに限られず、酸素、二酸化炭素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン等の他のガスを使用するようにしてもよい。
【0044】
前記各実施形態では、繊維強化プラスチックのプラスチックとしては、ナイロンを使用していたが、これに限られず、ポリエステル、エポキシ等を使用してもよい。
前記各実施形態では、繊維強化プラスチックの繊維としては、ガラスを使用していたが、これに限られず、ホウ素、炭化ケイ素、アルミナ、炭素、アラミド、鋼などの繊維等を使用してもよい。
【0045】
前記各実施形態では、ボンベ11は、繊維強化プラスチックから構成されていたが、これに限られず、スチール等の金属から構成されていてもよい。
前記第2実施形態では、携帯型ガスチャージャー1を使用し、ボンベ11を備えていたが、これに限られず、ボンベ11を省略してもよい。
その他、本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ガスの供給の作業性が良好であり、維持コストに問題がない携帯型ガスチャージャーを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの概略図である。
【図2】第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの平面図である。
【図3】第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの長辺方向から見た断面図である。
【図4】第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの短辺方向から見た断面図である。
【図5】第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの斜視図である。
【図6】第1実施形態の携帯型ガスチャージャーの使用状態を示す概略図である。
【図7】本発明の第2実施形態の携帯型ガスチャージャーの使用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 携帯型ガスチャージャー
6 ガスタンク運搬車
11 ボンベ
12 収納ケース
13 注入部
14 放出部
15 調整部
16 計測部
61 供給ホース
Claims (3)
- ガス補充対象物にガスを補充するために用いられる携帯型ガスチャージャーであって、ガスが充填されるボンベと、
前記ボンベが収納され、持ち運び可能であり、ケース本体とケース蓋とから構成され、前記ケース本体および前記ケース蓋が蝶番構造で開閉可能な収納ケースと、
外部のガス供給源から供給されるガスを前記ボンベに注入するための注入部と、
前記ボンベから外へガスを放出するための放出部と、
前記ボンベおよび前記放出部の間に接続され、前記ボンベのガス圧を調整する調整部と、
前記調整部と接続され、前記ボンベのガス圧を計測する計測部を備え、
前記ケース本体内部には、固定板が固定され、
この固定板には前記注入部と前記調整部と前記放出部と前記計測部とが前記ケース蓋を開いた際に目視できる状態で配設され、
前記ボンベから外へガスを放出するために用いられる充填ノズルが前記ケース蓋内に収納可能に設けられ、
この充填ノズルは先端部と、ノズル本体と、ホースと、接続基端部とを備えることを特徴とする携帯型ガスチャージャー。 - 請求項1に記載の携帯型ガスチャージャーにおいて、
前記調整部と前記計測部とが隣接して固定板に設けられていることを特徴とする携帯型ガスチャージャー。 - 請求項1または請求項2に記載の携帯型ガスチャージャーにおいて、
前記ボンベは、繊維強化プラスチックから構成される本体を備えることを特徴とする携帯型ガスチャージャー。
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