JP4422221B2 - ガスクロマトグラフにおけるカラムスイッチング方法及び装置 - Google Patents

ガスクロマトグラフにおけるカラムスイッチング方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスクロマトグラフに於けるカラムスイッチング方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガスクロマトグラフ分析に於て、複合混合物の分析時、少量物質や1つのカラムでは分離し得ない化合物を他の性質の異なるカラムを使用すべく適宜数のカラムを使用してそれらのカラムに化合物を選択的に移送させることが行われ、これらの手法をカラムスイッチングと称する。このカラムスイッチングの手法において、圧力により流路を切換えることが行われ、所謂ディーンズスイッチングと称され、一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このスイッチング圧力は、各カラムの流量等に与える影響が大きく、然もキャリヤーガスの種類、使用するプレカラム、メインカラム、流路切換に必要なバイパス、プレカラム、メインカラムを収納する恒温槽の温度条件等によって、最適なスイッチング圧力は変ってくるため、この条件設定は困難で、従来トライアンドエラーやそれらの経験により求めれらるだけで最適な設定値を得ることが非常に困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明においては、トライアンドエラーや経験に頼るのではなく、それぞれの希望対応条件の設定により、それに合わせた最適な圧力条件が得られ、且つその条件を作動機構に伝達或いは作動せんとするもので、第1に、注入口と連通するプレカラムから出る流路を分岐して二流路とし、流路の一方は抵抗管を介して第一検出器に、他方は抵抗管、メインカラムを経て第二検出器に夫々至る流路を構成すると共に、該流路へ流されるキャリヤーガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、バルブと連通した弁を介した該流路のキャリヤーガス圧力制御により二流路の選択をさせ、各カラム、抵抗管の内径、長さ、温度、及び注入口圧力、上記弁の操作の際の圧力、検出器圧力、ベント流量の設定値データを介して、ポアズイユ式により流路の分岐点の圧力(Pbd)を算出指示実行手段により算出し、更に該圧力を基に、各カラム、各抵抗管の流量、平均線速度、連結部圧力、通過時間を算出してカラムスイッチング条件の適正を判断することを特徴とし、第2に、制御部としてのバルブコントローラーに、カラムスイッチングの条件の適正値を転送保存し、バルブを作動し、キャリヤーガスを調節することを特徴とし、第3に、注入口と連通するプレカラムから出る流路を分岐して二流路とし、流路の一方は抵抗管を介して第一検出器に、他方は抵抗管、メインカラムを経て第二検出器に夫々至る流路構成すると共に、該流路へ流されるキャリヤーガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、該両流路を構成する抵抗管の連結部に連通し、バルブに制御される弁と、各カラム、各抵抗管の内径、長さ、温度及び注入口圧力、上記弁の操作の際の圧力、検出器圧力、ベント流量の入力により、各カラム及び各抵抗管の流量、平均線速度、分岐点圧力、連結部圧力、通過時間の計算処理をし、得られた入力値を保存し、作動する算出表示実行手段と、該算出表示実行手段によりキャリヤーガスを調節するバルブとを設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の態様】
以下、図に示す実施例により本発明を説明する。
図2は本発明一要部の実施例で、1は注入口でプレカラム3に連通してある。2はバルブでキャリヤーガスを調整する。プレカラム3の出口4は検出器10への流路5と検出器0への流路6とに分岐する。流路5にはプレカラム3の出口4より順に抵抗管7、同8、メインカラム9を連通してある。又、流路6には抵抗管11、同12を連通してある。流路5の抵抗管7と同8間の連結部51及び流路6の抵抗管11と同12間の連結部61には3方電磁弁14を連通させてある。該3方電磁弁14はバルブコントローラー30と連通させ、その制御下におく。流路5の抵抗管8とメインカラム9間の連結部81には排出口15に通ずるニードルバルブ16を連通してある。又、一方、3方電磁弁14にはバルブ13によりキャリヤーガスが調節して流される。
【0006】
図示の各部の円筒内を流れる理想的な流量は、ポアズイユ式によれば、円筒の入口、出口の圧力、流体の粘度、温度、円管の内径、長さで下記のように表示される。
(1)プレカラム3の流量 Fa=Ca×(Pa2−Pbd2)
(2)抵抗管7の流量 Fb=Cb×(Pbd2−Pc12)
(3)抵抗管8の流量 Fc1=Cc1×(Pc12−Pc22)
(4)メインカラム9の流量 Fc2=Cc2×(Pc22−Pco2)
(5)抵抗管11の流量 Fd=Cd×(Pbd2−Pe2)
(6)抵抗管12の流量 Fe=Ce×(Pe2−Peo2)
Cnはカラム及びオーブン温度による係数であり、下記の式で表される。
Cn=α×π×dn4/(Ln×ηn)/Pr×(Tr/Tn) (7)
n=a,b,c1,c2,d,e
Pe部分が加圧されている場合について考えると、Fb=Fc1となるため(2)、(3)式よりFbが下記の式で表される。
Fb=Cbc1×(Pbd2−Pc22) (8)
Cbc1=Cb×Cc1/(Cb+Cc1) (9)
Fb=Fc2+Ffより
Fb=Cbc12×(Pbd2−Pco2)+Cbc12×Ff/Cc2 (10)
Cbc12=Cbc1×Cc2/(Cbc1+Cc2) (11)
Fa=Fb+Fd,(1)、(5)、(10)より
Pbd 2 (Cbc12×Pco 2 +Ca×Pa 2 +Cd×Pe 2 −Cbc12×Ff/Cc2)
(Cbc12+Ca+Cd) (12)
Pbdをポアズイユの式に代入すると各流量が算出される。Pc1部分が加圧されている場合も同様に求められる。
Cn 定数 Cn(n=a,b,c1,c2,d,e)
d(n) カラム内径(mm)(n=a,b,c1,c2,d,e)
F(n) 流量(ml/min)(n=a,b,c1,c2,d,e,f)
(25℃、101.325kPa)
L(n) カラム長(m)(n=a,b,c,c2,d,e)
P(n) 圧力(絶対圧、ゲージ圧+101.325kPa)(kPa)
(n=a,bd,c1,c2,co,e,eo)
Pr 標準圧力(101.325kPa)(kPa)
Tn オーブン温度(温度(℃)+273.15)(K)
(n=a,b,c1,c2,d,e)
Tr 基準温度(25℃、298.15K)(K)
Vn 平均線速度(cm/s)(n=a,b,c1,c2,d,e)
α 定数α=3×104/128
η 粘度(μPa・s)
【0007】
図2の実施例により、カラムを2つ連結させて分析を行う例を説明する。プレカラム3には無極性のカラムを使用し、メインカラム9には極性のカラムを使用する。ここでは第1番目のプレカラム3では分離できなかった試料を第2番目のメインカラム9に導入し、ここで分離し、検出器10に送り分析するものである。先ず、バルブコントローラー30により3方電磁弁14を操作し、そのB側にガスを流す。然るとき、ガスは図2の矢印方向に流れている。その流量は、バルブコントローラー30の制御によりバルブ13を操作して所望量を得る。そこで、注入口1より試料を注入し、キャリヤーガスにより試料をプレカラム3に送入する。
【0008】
プレカラム3に送入され、そこで分離された試料は、出口4より流路6に入り、抵抗管11、同12を経て検出器0に導入される。この状態でプレカラム3で分離できない試料が出てきたときには、3方電磁弁14を切換えて流路6、即ちそのA方向にガスを流し替える。このため3方電磁弁14からのガスは、連結部61から流路6に入り、抵抗管11を経てプレカラム3の出口4からでる分離された試料を流路5に送入する。そして、該試料は抵抗管7、同8を経てメインカラム9に導入される。そこで分離された試料は、検出器10に導入され検出される。(図3図示)
【0009】
第1番目のプレカラム3で分離できない試料を第2番目のメインカラム9に導入し終えると、3方電磁弁14を切換て元に戻し、流路5のB側にガスを流す。この3方電磁弁14の操作の際の圧力は、下記の条件を満たすものである必要がある。
即ち、
(1)プレカラム3及びメインカラム9のカラム流速が適切であること、なるべく分離度のよい最適線速度であること、
(2)3方電磁弁14の切換操作によりプレカラム3のカラム流速が変動しないこと、
(3)3方電磁弁14からA側にガスを流す場合、プレカラム3から出た試料が全量検出器10に導入されること、
(4)3方電磁弁14からB側にガスを流す場合、プレカラム3から出た試料が全量検出器0に導入されること、
これらの条件を満たす設定値をシュミレーションするために計算処理と表示をその指示実行手段としてのコンピュータ或はパソコン20に前記式(1)〜(12)の入力項目を入力して行き、順次計算処理を為さしめ、各流量を算出させる。これを表示し、更に、その入力値を転送保存し、指示実行させる。この構成図を図1に示す。即ち、パソコン20からバルブコントローラ30に指示入力して各バルブ13を制御させ、且つバルブ2によりキャリヤーガスを制御させる。
以後の動作は前述の通りである。
【0010】
このシュミレーションの入力項目は
カラム内径(イ)、カラム長(ロ)、オーブン温度(ハ)、注入口入口圧力(ニ)、電磁弁の操作の際の圧力(ホ)、検出器仕様(圧力)(ヘ)、ベント流量(ト)、電磁弁作動方向(チ)
以上8項目である。
又、出力項目は
流量(リ)、平均線速度(流量÷カラム断面積)(ヌ)、分岐点圧力(ル)、通過時間(オ)である。(ここで計算される流量は、入力された条件下での平均流量である。)
【0011】
計算処理手段としてのパソコン20に入力項目を入力すると、前記各項の式に基づき出力項目が計算処理されること前述の如くであるが、必要に応じ、図4における実際の数値(点線にて囲む)を表示手段としての図4の表示22中に表示し、計算処理後の出力項目(二重線にて表示)を、又表示22中に数値表示することは推奨される。例えば、パソコン20に、プレカラム内径(イ)、長さ(ロ)、メインカラム内径(イ)、長さ(ロ)、温度設定(ハ)、注入口圧力(ニ)、電磁弁の操作の際の圧力(ホ)、検出器仕様(圧力)(ヘ)、ベント流量(ト)、電磁弁作動方向(チ)を入力させると、その数値はパソコン表示22上に表示され、且つパソコン20の計算処理機能21により計算処理される。そして、表示実行手段23に送られる。この時、表示22には出力項目、即ち、各部の流量(リ)、平均線速度(流量÷カラム断面積)(ヌ)、分岐点圧力(ル)、通過時間(オ)が表示される。これらが分析条件として適正ならば、表示実行手段23により、制御部としてのバルブコントロール30に入力項目に設定した設定値を転送保存させ、作動せしめる。
【0012】
具体的な条件を例にとると、プレカラム内径0.25mm、長さ30m、メインカラム内径0.25mm、長さ30m、温度設定100℃、注入口圧力150Kpa、中間圧力50Kpa、検出器仕様MS(真空)、ベント流量10ml/min、電磁弁方向をBにすると計算結果が図4のように表示される。プレカラム及びメインカラムの平均線速度は、29cm/s、31cm/sであり、分離のよい線速度である。又、プレカラムから出た試料は、100%検出器0に導かれる。3方電磁弁14が切換えられた結果が図5に表示される。プレカラム、メインカラムの線速度は29、28cm/sであり、分離のよい線速度である。又、プレカラムの線速度が電磁弁を切換える前と変化していない。プレカラムからでた試料は、全て検出器10に導かれる。
【0013】
これらの一実施例により、シュミレーションで設定した数値で分析した結果を図6〜図8に示す。図6はプレカラムでの検出器0によるクロマトグラムであり、図7は目的とする成分の溶出前に流路を切換て、メインカラム9に成分を移送し、その後、流路を元に戻す操作(ハートカット操作)をした検出器0によるクロマトグラム、図8はハートカット分のメインカラムでの検出器10によるクロマトグラムである。図7では図6で検出されていた4.05分の▲4▼のピークがカットされ、全く検出されていないことが確認できる。図7では4.05分の▲4▼のピークが分離されて検出されている。これにより、第1番目のプレカラム3だけでは分離できなかった成分が、第2番目のメインカラム9によって分離できるようになったことが解る。図中▲1▼はノルマルノナン、▲2▼はクロロベンゼン、▲3▼はエチルベンゼン、▲4▼はm−キシレン+p−キシレン、▲5▼は0−キシレン、▲6▼はノルマルノナン、▲7▼はp−キシレン、▲8▼はm−キシレンである。
【0014】
又、大量な主成分に微量に含まれる成分を分析する場合には、複数回サンプル注入、ハートカット操作を行って成分を濃縮し、メインカラムに導入する必要がある。そのため、試料濃縮部17としてのクライオフォーカスシステムをメインカラムの前段に取付て目的成分を低温濃縮し、その後急速加熱して成分を導入するのがよい。クライオフォーカスシステムとしては、例えばサンプル捕集管を加熱脱着するTD法(Analytical Science Vol.11 P953-960.1995)が挙げられる。又本願出願人の特開平8−240574公報が挙げられる。
【0015】
【実施例】
ノルマルヘキサン溶媒中のクメンを3回ハートカットした例について説明する。
サンプルにはトルエン、p−キシレン、クメン、各0.1V/V%(ノルマルヘキサン溶媒)を使用する。
【0016】
分析条件
図10に該分析に使用する装置の該略図を示す。
プレカラム:TC-WAX、0.53mmlD×30m、df=1.0μm
メインカラム:TC-WAX、0.25mmlD×60m、df=0.25μm
抵抗管1:0.25mmlD×1m
カラムスイッチング部抵抗管2,3:0.25mmlD×20cm
モニターFID抵抗管4:0.25mmlD×1m
トランスファーライン管:0.53mmlD×1.5m 内面不活性処理済みキャピラリーチューブ
プレカラムヘッド圧:100kPa
スイッチング圧:70kPa
シュミレーションによるプレカラム内平均線速度:26cm/s(3.4ml/分)
シュミレーションによるメインカラム内平均線速度:36cm/s(1.1ml/分)
プレオーブン:100℃(一定)
メインオーブン:100℃(一定)
スプリット注入口:230℃
スプリットベント:40ml/分
モニターFID:230℃
サンプル導入量:1μl
MSDイオン源温度:230℃
スキャン:Lowマス20、Highマス400
スキャン/sec:1.8
トランスフアーライン温度:230℃
クライオ部温度条件:−100℃
トラップ部ベントライン:12ml/分
【0017】
図9は約7.5分の保持時間を示すクメンをハートカットしたクロマトグラムであり、図中p−キシレンの後に示されているのは、スイッチングショックである。
図12には3回ハートカット濃縮したクメンピーク、図11には1回ハートカットしたクメンピークのクロマトグラムを示す。
3回ハートカット濃縮によるクメンのピーク面積値86320498カウントは、ハートカット1回によるクメンのピーク面積値274673737カウントの約3.1倍であり、精度のよいスイッチング濃縮が行われていることが確認された。
【0018】
【発明の効果】
上記の如き本発明請求項1,2によれば、注入口と連通するカラムから出る流路を分割して、一方は検出器(0)に、他方はメインカラムを経て検出器(10)に至る流路に構成すると共に、弁により、該流路の一方を選択自在とし、更に、該流路へ流されるキャリヤガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、更にバルブコントローラーは入力項目のデーターより各部の流量を算出する手段の制御下に置いたので、入力項目の設定数値の選定と、その入力によって、キャピラリーガスクロマトグラムのカラムスイッチングシステムの作動必要パラメータが入力され、スイッチングする際の条件が容易に計算でき、計算処理された条件がバルブコントローラ等の制御部を制御し、そのまま実行される。このため、だれでも容易にスイッチング最適条件を決定し、直ちに実行でき、実用上至便である。然も、その装置は極めて簡単であり廉価である。
【0019】
又、請求項3によれば、注入口と連通するプレカラムから出る流路を分岐して二流路とし、流路の一方は抵抗管を介して第一検出器に、他方は抵抗管、メインカラムを経て第二検出器に夫々至る流路構成すると共に、該流路へ流されるキャリヤーガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、該両流路を構成する抵抗管の連結部に連通し、バルブに制御される弁と、各カラム、各抵抗管の内径、長さ、温度及び注入口圧力、該弁の操作の際の圧力、検出器圧力、ベント流量の入力により、各カラム及び各抵抗管の流量、平均線速度、分岐点圧力、連結部圧力、通過時間の計算処理をし、得られた入力値を保存し、作動する算出表示実行手段と、該算出表示実行手段によりキャリヤーガスを調節するバルブとを設けたことを特徴とするので、入力値、出力地が直ちに表示され、設定値の適、不適が確認でき、条件設定が極めて容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例構成図
【図2】本発明一実施例要部説明図
【図3】同上作動状態説明図
【図4】同上他作動状態表示説明図
【図5】同上他作動状態表示説明図
【図6】本発明一実施例作動表示説明図
【図7】本発明一実施例による実施クロマトグラム図
【図8】本発明一実施例による実施クロマトグラム図
【図9】本発明一実施例による実施クロマトグラム図
【図10】本発明他実施例による実施クロマトグラム図
【図11】本発明他実施例による実施クロマトグラム図
【図12】本発明他実施例による実施クロマトグラム図
【符号の説明】
0 検出器
1 注入口
2 バルブ
3 プレカラム
4 出口
5 流路
6 流路
7 抵抗管
8 抵抗管
9 メインカラム
10 検出器
11 抵抗管
12 抵抗管
13 バルブ
14 3方電磁弁
15 排出口
16 ニードルバルブ

Claims (3)

  1. 注入口と連通するプレカラムから出る流路を分岐して二流路とし、流路の一方は抵抗管を介して第一検出器に、他方は抵抗管、メインカラムを経て第二検出器に夫々至る流路を構成すると共に、該流路へ流されるキャリヤーガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、バルブと連通した弁を介した該流路のキャリヤーガス圧力制御により二流路の選択をさせ、各カラム、抵抗管の内径、長さ、温度、及び注入口圧力、上記弁の操作の際の圧力、検出器圧力、ベント流量の設定値データを介して、ポアズイユ式により流路の分岐点の圧力(Pbd)を算出指示実行手段により算出し、更に該圧力を基に、各カラム、各抵抗管の流量、平均線速度、連結部圧力、通過時間を算出してカラムスイッチング条件の適正を判断することを特徴とするガスクロマトグラフのカラムスイッチング条件設定方法。
  2. 制御部としてのバルブコントローラーに、カラムスイッチングの条件の適正値を転送保存し、バルブを作動し、キャリヤーガスを調節することを特徴とする請求項1に記載のガスクロマトグラフのカラムスイッチング条件設定方法。
  3. 注入口と連通するプレカラムから出る流路を分岐して二流路とし、流路の一方は抵抗管を介して第一検出器に、他方は抵抗管、メインカラムを経て第二検出器に夫々至る流路構成すると共に、該流路へ流されるキャリヤーガスを調節するバルブをバルブコントローラー制御下に置き、該両流路を構成する抵抗管の連結部に連通し、バルブに制御される弁と、各カラム、各抵抗管の内径、長さ、温度及び注入口圧力、上記弁の操作の際の圧力、検出器圧力、ベント流量の入力により、各カラム及び各抵抗管の流量、平均線速度、分岐点圧力、連結部圧力、通過時間の計算処理をし、得られた入力値を保存し、作動する算出表示実行手段と、該算出表示実行手段によりキャリヤーガスを調節するバルブとを設けたことを特徴とするガスクロマトグラフのカラムスイッチング条件設定装置。
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