JP4421990B2 - 漏電検出装置 - Google Patents

漏電検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4421990B2
JP4421990B2 JP2004286081A JP2004286081A JP4421990B2 JP 4421990 B2 JP4421990 B2 JP 4421990B2 JP 2004286081 A JP2004286081 A JP 2004286081A JP 2004286081 A JP2004286081 A JP 2004286081A JP 4421990 B2 JP4421990 B2 JP 4421990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
voltage
power source
current
leakage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004286081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006098275A (ja
Inventor
正純 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004286081A priority Critical patent/JP4421990B2/ja
Priority to US11/241,838 priority patent/US7375936B2/en
Publication of JP2006098275A publication Critical patent/JP2006098275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421990B2 publication Critical patent/JP4421990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/50Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED] responsive to malfunctions or undesirable behaviour of LEDs; responsive to LED life; Protective circuits
    • H05B45/54Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED] responsive to malfunctions or undesirable behaviour of LEDs; responsive to LED life; Protective circuits in a series array of LEDs

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

本発明は複数のLED(発光ダイオード)などを搭載した表示装置のリーク電流を検出して、警告表示を発生する漏電検出装置に関するものである。
一般に複数のLEDを光源にした照明機器が多数市場に現れている。たとえば、道路サイドで工事現場を知らせるロープタイプの警告照明機器、従来のネオンサインに変わって、ビルや店舗を飾るLEDを多数内蔵した装飾表示機器で文字、絵、記号などを表す表示装置があり、さらに最近信号灯をはじめLEDを光源とした照明機器もある。
これらの照明機器が設置されている場所は、屋内にとどまらず、屋外での使用も多く、電気的接続部分の処理が不十分な場合、湿度や塵埃の影響により、これらの照明機器、表示機器は漏電が起きる可能性がある。
またこれ以外に、長時間使用による経時劣化に起因する絶縁不良による漏電や、獣害による漏電が起こりえる。
次に、LEDを用いたLED表示装置の要部の具体例について以下示す。複数のLEDをプリント基板上に装着して製造されるライン光源100の構成例について示す。図6(A)に示すように、ガラスエポキシなどの基板上に配線パターンを形成し、そこに所定の間隔で複数のLEDを配置し、さらに電源IC、その他抵抗、容量などの部品で構成される。
図6(B)にその等価回路を示す。電源供給ライン(+24V)101とグランド(GND)102の配線間に、最初のグループとして、複数のLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が直列接続され、LED−6の出力に電源回路101が接続され、さらに電源回路101の出力とGND間にLED−7と抵抗R101が直列接続される。また同様に、次のグループとして、LED(LED−1A,LED−2A,・・・,LED−6A)が直列接続され、LED−6Aの出力に電源回路102が接続され、さらに電源回路102の出力とGND間にLED−7Aと抵抗R102が直列接続される。このような接続を1つのグループとして繰り替えし配置される。
このように、基板上に繰り返し構成されたLED表示装置の表示部を必要に応じて任意の長さに切断して使用する。しかしながら、切断した後の基板の切断面に汚れなどが付着してリーク電流が発生する場合がある。
また、たとえばLEDや抵抗の両端子に塵が付着してトラッキング現象が起き、リークを発生することもあり、さらに、大電流を流すと、配線同士がショートするエレクトロマイグレーションが起こりリークが発生し、極端な場合ショートして大電流が流れる。
上述したリーク電流のほかに、LED自身のリーク電流も発生する。LEDの印加電圧(順方向電圧)に対する出力電流(順方向電流)の電気的特性について図7(A),(B)に示す。
図7(B)に各発光ダイオードの順方向特性を示す。図7のグラフは、横軸に順方向電圧で、1.0Vから6.0V、縦軸に順方向電流をログスケールとし、0.1mA〜100mAまでの範囲を示す。ダイオードの赤色発光ダイオード(LED)は室温(25℃)において、順方向電圧が約2.0Vで順方向電流5mA、1Vで0.001mA以下である。また緑色発光ダイオードは順方向電圧3.0Vで2mA、1Vで0.001mA以下、さらに青色発光ダイオードは順方向電圧3.0Vで2.0mA、1.0Vで0.001mA以下である。
上述したデータから、青色LEDと赤色LEDは順方向電圧をたとえば2.0V印加しても順方向電流は0.001mA以下であり、事実上電流は流れていないと見なすことができる。
したがって、LEDを用いた照明装置でLEDに流れる電圧以下の電圧を供給して、LEDに流れる電流が無視できる条件にすると、LED以外の漏れ電流を検出することができる。
一般に、照明装置やLEDを用いたLED照明装置の漏電(リーク)を防止するために、供給電源に電流制限を設けることが行われていたが、照明には多くの電流をながすことが必要であり、LEDの場合も多くの電流を流していた。LEDに大電流を流した場合漏電(リーク電流)が発生しても、上述したように、リーク電流は非常に少ないので電流制限のみでは検出できないことが多い。
また、漏電によって、漏電側に電流が流れ、LEDへの供給が減少することで、漏電発生による電流の変化が通常の変化と比較して検出可能な変化に至らないこともある。このように、漏電防止は、電流制限以外の手段によって検出されることが望まれていた。
特開平5−260642号公報 特開平5−130773号公報
上述したように、従来の漏電防止装置は電源と負荷間に漏洩電流に比例した異常電流を検出することや、過大電流が負荷に流れた時のその電流を検出し、異常電流や過大電流を減少させるようにしていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、LEDなどを用いた照明装置において、LEDが発光するために流れる方向が一方向であり、逆方向には電流が流れないことと、LEDに順方向電圧を印加する電圧を順方向電圧(Vf)以下にすることにより、表示システムに流れる電流を検出することでLED以外に流れる要因の存在を検知することである。
本発明は、発光ダイオードを用いた照明装置において、前記発光ダイオードの点燈時に電源を供給する第1の電源と、前記発光ダイオードに所定バイアスを供給する第2の電源と、リーク電流検査時に前記第1の電源から前記第2の電源に切り替え、通常動作時に前記第2の電源から前記第1の電源に切り替える切り替え回路と、前記発光ダイオードを用いた照明装置のリーク電流と比較するための基準電源と、前記切り替え回路により前記第2の電源に切り替えて該第2の電源から所定のバイアスを前記照明装置に出力し、該所定バイアスを前記発光ダイオードに正常時に流れる電流を所定値以下とする電圧とし、前記基準電源から出力される基準信号と前記発光ダイオードを用いた照明装置のリーク電流を比較し、該比較結果に基いて制御信号を出力する比較回路とを有する。
本発明を用いればLEDが発光するために流れる電流が一方向であり、逆方向には電流が流れないことを利用して、検出時間のみLEDに逆方向電圧を供給し、流れる電流を検出することでLED以外に流れる要因の存在を検知することができる。
また、LEDの順方向電流はダイオードの順方向電圧Vf以下では流れる電流が少なくほとんど無視できることを利用して、検出時間のみLEDにVf以下の順方向電圧を供給し、LED表示装置に流れる電流を検出することでLED以外に流れる要因の存在を検知することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら述べる。
図1に本発明の実施形態に係る手動切り換えタイプのLED照明漏電検出装置10の全体ブロック図を示す。LED照明漏電検出装置10は照明用電源11、表示器12、基準電源13、比較器14、電源切り替え器15、検出用電源16、LED照明機器17で構成されている。
照明用電源11は、AC電源からDC電源に変換してたとえばDC+24.0Vの直流電圧を出力するDC電源である。またこれ以外にも、電池駆動など色々あり、AC−DC変換器に限定されるものではない。
表示器12はLEDなどを用いて、比較器14から出力される検出結果に応じてオン/オフ動作させ、リーク電流が発生しているときは例えばオンとして発光させて警告を発生し、リーク電流が無いまたは少なく基準レベル以下の時LEDの動作をオフとする。
また、LEDをオン/オフ動作させてリーク電流を瞬時に検知できる外に、ディスプレイ上に文字、記号、絵などを用いてリーク電流検出結果を表示することができる。
基準電源13は、たとえばLED照明装置のリーク電流を測定する場合は、リーク電流の許容範囲の最大値に設定し、この設定された電流を比較電流として出力する場合や、またこの比較電流を電流として出力するのではなく、電流−電圧変換して基準電圧を出力する。このリーク電流を測定する時において、LEDに流れる電流は無視できるとし、それ以外のリーク電流を規定するための電流を設定している。
比較器14は基準電源13から出力された電流基準値あるいは基準電圧値とLED照明機器17に流れるLED以外のリーク電流により発生した電流を比較器14に取り込み、そこでリーク電流を電圧に変換して検出電圧と比較する。比較器14で比較された結果を表示器12に出力する。たとえば、検出電圧が基準電源13からの基準電流または基準電圧より高いと、リーク電流が発生していると判断し、一方検出電圧が基準電流または基準電圧より小さいとリーク電流は発生していないと判断する。
電源切り替え器15は、通常時にLED照明機器17に電源(+24.0V)を照明用電源11から供給し、リーク電流を測定する時にスイッチを切りえて検出用電源16に切りえる。リーク電流測定時に、この電源切り替え器15を介して、LED照明機器17に供給する電圧を、例えば電源電圧ラインに供給する電圧に0.55V,グランドラインに2.5V供給し、LEDに逆方向電圧を供給する。
また、リーク電流測定時における別の電圧供給方法として、例えば電源電圧(+24.0V)から直流電圧+1.0V,3.0Vに切り替え、この電圧をLED照明機器17の電源ラインに供給し、測定が終わるとスイッチを切り替えて照明用電源11に切り替え電源電圧(+24.0V)をLED照明機器17に供給する。
もしLED照明機器17に漏電が発生していると、電源切りえ器15は検出測定用の電圧を供給し続ける。
LED以外のリーク電流が小さく正常動作の場合、リーク電流の測定が終了すると、スイッチを切り替えて照明用電源11からの直流電圧(24.0V)が供給できるようにする。
検出用電源16は、上述したように、電源切りえ器15で電源を切りえてLED照明機器17の漏電を測定するとき使用し、逆バイアスをLEDに供給するときは0.55Vと2.5Vの直流電圧を発生する。
一方順方向電圧をLEDに供給する場合、例えば赤色LEDの場合+1.0V、青色LEDの場合3.0Vの直流電圧を出力する。
ただし、この直流電圧はLEDに流れる電流がLED以外の照明機器のリーク電流と比較して無視できる範囲に設定する必要がある。またLED照明機器にLEDが複数個直列接続されている場合はその個数倍の直流電圧を出力する。
LED照明機器17は、例えば図6(A),(B)に示すようにライン表示装置などや、その他種々の表示装置がある。
次にこの手動切りえタイプのLED照明漏電検出装置10の動作について、図1を用いて説明する。電源切り替え器15のスイッチを切りえて照明用電源11の+24.0Vから検出用電源16に切り替えて、検出用電圧(LEDが1個の場合;+0.55V,+1.0,+3.0Vなど)の直流電圧を発生し、LED照明機器17に供給する。
例えば、図6(B)において、LED照明機器17のLEDに逆バイアスを供給する場合、+0.55Vを電源ライン101に、+1.0*6Vをグランドライン102にそれぞれ供給する。電源ライン101とグランド102間に、複数のLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が直列接続され、LED−6の出力に電源回路101が接続され、さらに電源回路101の出力とGND間にLED−7と抵抗R101が直列接続される。
直列接続された複数のLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が逆バイアスされているので、逆方向電流は無視でき、LED以外にリーク電流が発生していると、電源切り替え器15を介して比較器14に供給され、リーク電流が電圧に変換される。この変換された電圧は基準電源13から供給された基準電流または電圧出力と比較される。
LED照明機器17のLED以外のリーク電流が少なく、その結果比較器14で変換された電圧が基準電源13の比較値と比較して低い場合、リーク電流が少ないことを表示器12の赤色LEDなどの表示装置を駆動させ、オフ動作状態に設定し、赤色の警告表示が無いことを示す。
一方LED照明機器17のLED以外のリーク電流が規定値以上の場合、リーク電流が電源切り替え器15を介して比較器14に供給され、電流を電圧に変換し、この変換された電圧が基準電源13の比較値と比較して高い場合、リーク電流が多いことを表示器12の赤色LEDなどの表示装置を駆動させ、オン動作状態に設定し、赤色の警告表示を点燈する。
表示器12の赤色LEDが点燈しているときは、スイッチの設定状態をそのまま保持し、電源切り替え器15を照明用電源11に切り替えないで、測定中の電源である検出用電源16からの検出用電圧を供給し続ける。あるいは、電源ライン101に供給する照明用電源11を除去してもよい。
次に、他の実施形態例であるタイマー設定により、LEDに逆バイアスを供給して、LEDに流れる電流を無視できる条件にして、LED以外のリーク電流を測定するLED照明漏電検出装置30について図2を用いて説明する。
図2に本発明の他の実施形態に係るタイマー設定による自動切り換えタイプのLED照明漏電検出装置30の全体ブロック図を示す。LED照明漏電検出装置30は照明用電源31、表示器32、基準電源33、比較器34、電源切り替え器35、検出用電源36、LED照明機器37、タイマー38で構成されている。
照明用電源31は、ACからDCに変換してたとえばDC24.0Vの直流電圧を出力するDC電源である。またこれ以外にも、電池駆動など色々あり、AC−DC変換器に限定されるものではない。
表示器32はLEDなどを用いて、比較器34から出力される検出結果に応じてオン/オフ動作させ表示する。LED以外のリーク電流が発生しているときは例えばオンとして発光させて警告を表示し、リーク電流が無いまたは少なく基準レベル以下の時LEDの動作をオフとしてLED表示を消燈する。
また、LEDをオン/オフ動作させてLED以外のリーク電流を瞬時に検知できる外に、ディスプレイ上に文字、記号、絵などを用いてリーク検出結果を表示することができる。
基準電源33は、たとえばLED以外のリーク電流を測定する場合は、リーク電流の許容範囲の最大値に設定し、この設定された電流を比較電流として出力する場合や、またこの比較電流を電流として出力するのではなく、電流−電圧変換して基準電圧を出力する。設定電流はLEDが複数個の場合、LEDの測定個数に応じて再設定される。
比較器34は基準電源33から出力された電流基準値あるいは基準電圧値とLED照明機器37に流れるLED以外のリーク電流により発生した電流を比較器34に取り込み、そこでリーク電流を電圧に変換して検出電圧と比較する。比較器34で比較された結果を表示器32に出力する。たとえば、検出電圧が基準電源33からの基準電流または基準電圧より高いと、LED以外のリーク電流が発生していると判断し、一方検出電圧が基準電流または基準電圧より小さいLED以外のリーク電流は発生していないと判断する。
電源切り替え器35は、照明用電源31と検出用電源36が供給され、これらの電源をタイマー38からの制御信号で自動的に切り替えるように構成されている。リーク電流を測定する時、タイマー38からの制御信号により自動的にスイッチが切りえられ検出用電源36に切りえる。LED照明機器に供給する電圧を、例えばLEDが1個の場合、電源電圧ラインに供給する電圧に0.55V,グランドラインに2.5V供給し、LEDに逆方向電圧を供給する。
また、別の電圧供給方法として、例えば電源電圧(+24.0V)から直流電圧+1.0V,3.0Vとし、この電圧をLED照明機器37の電源ラインに供給し、LEDに順方向バイアスを供給するが、このバイアスをLEDに流れる電流を無視できる範囲に設定し、LED以外のリーク電流を測定できるようにする。測定が終わるとスイッチを切り替えて照明用電源31に切り替え電源電圧(+24.0V)をLED機器37に供給する。
もし、LED機器37に漏電が発生していると、電源切りえ器35は検出測定用の電圧を供給し続ける。
リーク電流が小さく正常動作の場合、リーク電流の測定が終了すると、スイッチを切り替えて照明用電源31からの直流電圧(24.0V)が供給できるようにする。
検出用電源36は、上述したように、電源切りえ器35で電源を切りえてLED照明機器37の漏電を測定するとき、逆バイアスをLEDに供給するときは0.55Vと2.5Vの直流電圧を発生する。
一方順方向電圧をLEDに供給する場合、例えば赤色LEDの場合+1.0V、青色LEDの場合3.0Vの直流電圧を出力する。
リーク電流の測定が所定期間行われた後、ターマー38から制御信号が供給され、自動的に検出用電源36から照明用電源31に切り替えられる。そして照明用電源31から電源がLED照明機器37へ供給される。
LED照明機器37は、例えば図6(A),(B)にその要部を示すようにライン表示装置などや、その他種々の表示装置がある。
タイマー38はディジタル回路で構成することもできるし、またアナログ回路を用いて構成することもできる。LED照明漏電検出装置30をLED照明機器37に装着した時点で動作開始させる。動作開始時点において、まずLED照明機器37の漏電電流を検出するよう電源切り替え器35を検出用電源36に切り替え(または最初から検出用電源36に設定するようにする。)、検出用電源36から出力される電圧を出力する。
タイマー38の基本回路構成として、アナログ回路で構成する場合、たとえばCRの時定数を持つ積分回路で構成し、積分された電圧値がたとえば照明用電源の1/2の電圧(+12.0V)に到達する時点で制御信号を電源切り替え器35に供給し、漏洩検出時間を終了させ、その後検出用電源36から照明用電源31に切り替え、通常の照明動作とする。
次にこのタイマー設定による自動切り換えタイプのLED照明検出システム30の動作について、図2を用いて説明する。LED照明漏洩検出装置をLED照明機器37に装着すると同時にタイマー38が動作開始する。動作開始時点において、タイマー38から出力される制御信号で電源切り替え器35は検出用電源36に設定される。検出用電源36から検出用電圧(+0.55V,+1.0,+3.0Vなど)の直流電圧を発生し、LED照明機器37に供給する。
例えば、図6(B)において、LED照明機器37のLEDに逆バイアスを供給する場合、LEDが6個備え付けてあるので、+0.55Vを電源ライン101に、+1.0*6Vをグランドライン102にそれぞれ供給する。電源ライン101とグランド102間に、複数のLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が直列接続され、LED−6の出力に電源回路101が接続され、さらに電源回路101の出力とGND間にLED−7と抵抗R101が直列接続される。
直列接続された複数のLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が逆バイアスされているので、LEDに供給される電圧が1個当たり+1.0Vで、このLEDに流れる電流は、0.001mA以下であるので通常無視できる。したがって、LED以外のリーク電流が発生していると、電源切り替え器35を介して比較器34に供給され、リーク電流が電圧に変換される。この変換された電圧は基準電源33から供給された基準電流または電圧出力と比較される。
LED照明機器37のLED以外のリーク電流が少なく、その結果比較器34で変換された電圧が基準電源33の比較値と比較して低い場合、リーク電流が少ないことを表示器32の赤色LEDなどの表示装置を駆動させ、オフ動作状態に設定し、赤色の警告表示が無いことを示す。
一方LED照明機器37のLED以外のリーク電流が規定値以上の場合、リーク電流が電源切り替え器35を介して比較器34に供給され、電流を電圧に変換し、この変換された電圧が基準電源33の比較値と比較して高い場合、リーク電流が多いことを表示器32の赤色LEDなどの表示装置を駆動させ、オン動作状態に設定し、赤色の警告表示を点燈する。
表示器32の赤色LEDが点燈しているときは、スイッチの設定状態をそのまま保持し、電源切り替え器35を照明用電源31に切り替えないで、測定中の電源である検出用電源36からの検出用電圧を供給する。あるいは、電源ラインに供給する電源を遮断してもよい。
タイマー38によりリーク測定時間が所定期間たとえば1.6秒経過すると、タイマー38から制御信号を出力し、電源切り替え器35に供給する。すると、スイッチを自動的に切り替えて検出用電源36から照明用電源31に設定され、LED照明機器に直流電圧+24.0Vを供給し、通常の照明動作状態となる。
次に本発明の他の実施形態であるLED照明漏電検出装置50の回路構成について図3を参照しながら説明する。
まずLED照明漏電検出装置50の回路構成について述べる。図3に示したLED照明漏電検出装置50は、入力端子i1に例えば+24.0Vの電源電圧を供給し、入力端子i2はグランド(0V)とする。
入力端子i1に抵抗R1の一方の端子が接続され他方の端子がキャパシタC2の一方の端子に接続され、さらにこのキャパシタC2の他方の端子がグランドi2に接続される。またダイオードD1のカソードが入力端子i1にアノードが抵抗R1とキャパシタC2の共通接続点に接続されている。この抵抗R1とキャパシタC2で積分回路を構成し、入力端子(電源端子)i1と入力端子(グランド)i2間に電源が供給されると電源電圧に向かって電圧が所定の時定数で上昇する。
抵抗R2の一方の端子が入力端子i1に接続され他方の端子が抵抗R3の一方の端子に接続され、この抵抗R3の他方の端子はグランドi2に接続されている。抵抗R1とキャパシタC2の共通接続点はオペアンプIC1の反転入力端子に接続され、抵抗R2とR3の共通接続点は非反転入力端子に接続されている。
抵抗R10の一方の端子は入力端子i1に接続され、他方の端子はツェナーダイオードU1のカソードに接続され、このツェナーダイオードU1のアノードはグランドi2に接続されている。
抵抗R10とツェナーダイオードU1の共通接続点はオペアンプIC3の非反転入力端子に接続され、オペアンプIC3の出力端子は反転入力端子に接続されフィードバック回路を構成し、ボルテージフォロアー回路となっていて、ツェナーダイオードから非反転入力端子に供給される基準電圧と等しい電圧が出力端子から基準電圧として出力される。
入力端子i1にリレーRLY1の一方の端子が接続され他方の端子がNPNトランジスタQ1のコレクタに接続されている。このNPNトランジスタQ1のエミッタはグランドi2に接続され、ベースは抵抗R9を介してグランドi2に接続されると共に抵抗R8の一方の端子に接続されている。さらに抵抗R8の他方の端子はダイオードD2のカソードに接続され、アノードはオペアンプIC1の出力に接続されている。
リレーRLY1の接点aは入力端子i1に接続され、第1の共通接点bは出力端子o1に接続され、接点cは抵抗R7の一方の端子とオペアンプIC2の非反転入力端子にそれぞれ接続されている。この抵抗R7の他方の端子はグランドi2に接続されている。
またリレーRLY1の接点dはグランドi2に接続され、第2の共通接点eは出力端子o2に接続され、さらに接点fはオペアンプIC3の出力端子に接続されている。
抵抗R10とツェナーダイオードU1の共通接続点に抵抗R5の一方の端子が接続され、他方の端子は抵抗R6の一方の端子に接続されるとともにオペアンプIC2の反転入力端子に接続される。また抵抗R6の他方の端子はグランドi2に接続される。リレーRLY1の接点cと抵抗R7の共通接続点はオペアンプIC2の非反転入力端子に接続され、オペアンプIC2の出力端子は抵抗R4の一方の端子とダイオードD3のアノードにそれぞれ接続される。抵抗R4の他方の端子はLED1のアノードに接続され、LED1のカソードはグランドi2に接続される。
ダイオードD3のカソードはダイオードD2のカソードと抵抗R8の一方の端子に接続される。
次にLED照明漏電検出装置50の回路動作について図3と図4を用いて説明する。
図4のタイミングチャートにおいて、時刻t0で入力端子i1に電源電圧たとえば+24.0Vが供給されると、図4(A)に示すようにステップ状に入力端子i2の電圧が立ち上がる。すると抵抗R1とキャパシタC2が積分回路を構成しているので、抵抗R1とキャパシタC2の共通接続点は所定の時定数(τ=C2*R1)で立ち上がり、電源電圧Vc(+24.0V)に向かって上昇する。
一方オペアンプIC1の非反転入力端子に供給される基準電圧は、抵抗R2とR3に抵抗値で決定され、両抵抗R2,R3とも同じ値であるから電源電圧が+24.0Vの場合+12.0Vとなる。
抵抗R1とキャパシタC2の共通接続点が上昇し、オペアンプIC1の非反転入力端子に供給される基準電圧+12.0Vに達するまでの期間オペアンプIC1の出力は“H”レベルの出力電圧をダイオードD2に供給する(図4(C))。
ダイオードD2のカソードに供給された“H”レベルの出力電圧は抵抗R8と抵抗R9で分割され、その分割された電圧がNPNトランジスタQ1のベースに供給される。その結果NPNトランジスタQ1はオンし、コレクタに電流が流れリレーRLY1のスイッチが自動的に切り替えられ、第1の共通接点bは接点cに接続され、また第2の共通接点eは接点fに接続される。
この状態において、オペアンプIC3の出力電圧は2.5Vであるので、リレーRLY1の接点fと第2の共通接点eを介してLED照明機器のLEDが1個の場合、出力端子o2に2.5Vが出力されることになる。もしLEDが6個直列に接続されていると接点eから出力される電圧は2.5*6Vとする必要がある。この場合、ツェナーダイオードU1から取り出す電圧を2.5*6Vにすればよく、ツェナーダイオードの規格出力電圧を2.5*6Vを用いるか、また2.5V出力電圧の規格のものを6個直列接続するか、あるいはバンドギャップレファレンス回路を用いて15.0V出力の定電圧回路を構成するなどいろいろな回路で構成できる。出力端子o2から出力された2.5*6Vの電圧が例えば図6(B)のグランドライン102に供給され、電源ライン101は出力端子o2に接続されているので、抵抗R7を介してグランドi2に接続されて、その結果LED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)が逆バイアスされ、LEDに流れる電流を無視できる範囲に設定して、LED照明機器17のLED以外のリーク電流を測定する。
もしLED以外のリーク電流小さくて抵抗R7で発生する電圧がオペアンプIC2の反転入力端子の基準電圧より電圧が低いと、オペアンプIC2の出力端子から“L”レベルの電圧たとえば0Vの電圧が出力され、ダイオードD3はオフし、さらにLED1(D5)もオフし発光しない。すなわちLED以外のリーク電流が少ない時は警告燈のLED1は消燈して良品であることを表示する。
一方、もしLED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)以外にリーク電流が規定値以上流れると、抵抗R7に発生する電圧がオペアンプIC2の反転入力端子に供給されている基準電圧より高くなり、出力端子から“H”レベルの電圧が出力される。その結果、LED1に電流が流れ発光し、リーク電流が規定値以上あることを表示し、警告を発する。
また、オペアンプIC2の出力から出力された“H”レベルの電圧はダイオードD3を介して抵抗R8に供給され、抵抗R8とR9で分圧されてNPNトランジスタQ1のベースに供給される。その結果、もしオペアンプIC1から“L”レベルの出力電圧が供給された場合、すなわち測定期間が経過しても、NPNトランジスタQ1はオン動作状態を維持する。
次に図4のタイミングチャートに示すように、測定時間か経過し、時刻t1(例えば1.6秒)になると図4(B),(C),(D)に示すように、抵抗R1とキャパシタC2の共通接続点の電圧が上昇し、1/2*Vc(=+12.0V)以上になると、オペアンプIC1の出力は“H”レベルから“L”レベルに変化し、“L”レベルの電圧たとえば0Vの電圧をダイオードD2に供給する。その結果NPNトランジスタQ1のベースは0Vの電圧が供給されることになり、オフ動作状態になる。それに伴ってリレーの第1の共通接点bは接点aに接続され、第2の共通接点eは接点dに接続される。したがって、出力端子o1は入力端子i1と接続され、+24.0Vの電圧が出力されることになり、出力端子o2は接点eが接点dを介してi2に接続されているのでグランドレベルとなる。よって、出力端子o1とo2からLED照明機器に通常動作用の電圧が供給される。
リレーRLY1の接点cはフローティングになっているので、オペアンプIC2の非反転入力端子は抵抗R6を介してグランドに接続されているので、反転入力端子に供給される電圧が高いので、出力端子から“L”レベルの電圧が出力され、ダイオードD3はオフし、またLED1もオフするので発光しない。
このように、LEDに逆方向電圧(逆バイアス)を供給し、LEDに流れる電流をLED照明機器に流れるリーク電流より無視できるような条件にして、すなわちLEDの逆方向には電流が流れないことを利用して、検出時間のみLEDに逆方向電圧を供給し、LED照明機器に流れる電流を検出することでLED以外に流れる要因の存在を検知することができる。
次に本発明の他の実施形態であるタイマー設定により、LEDに順方向バイアスを供給してリーク電流を測定するLED照明漏電検出装置70について図5を用いて説明する。
まずLED照明漏電検出装置70の回路構成について述べる。図5のLED照明漏電検出装置70は、入力端子i1Aに例えば24.0Vの電源電圧を供給し、入力端子i2Aはグランド(0V)とする。
入力端子i1Aに抵抗R71の一方の端子が接続され他方の端子がキャパシタC72の一方の端子に接続され、さらにこのキャパシタC72の他方の端子がグランドi2Aに接続される。またダイオードD71のカソードが入力端子i1Aに、アノードが抵抗R71とキャパシタC72の共通接続点に接続されている。この抵抗R71とキャパシタC72で積分回路を構成し、入力端子i1Aとグランドi2A間に電源が供給されると電源電圧に向かって電圧が所定の時定数で上昇する。
抵抗R72の一方の端子が入力端子i1Aに接続され他方の端子が抵抗R73の一方の端子に接続され、この抵抗R73の他方の端子はグランドi2Aに接続されている。抵抗R71とキャパシタC72の共通接続点はオペアンプIC71の反転入力端子に接続され、抵抗R72とR73の共通接続点は非反転入力端子に接続されている。
抵抗R80Aの一方の端子は入力端子i1Aに接続され、他方の端子はツェナーダイオードU81のカソードに接続され、このツェナーダイオードU81のアノードはグランドi2Aに接続されている。
ツェナーダイオードU81は基準電圧を発生するために用いられているが、これ以外にダイーオードやトランジスタなどを用いて定電圧回路を構成して任意の出力電圧を発生することができる。
抵抗R80とツェナーダイオードU81の共通接続点に抵抗75の一方の端子が接続され、他方の端子は抵抗R76の一方の端子に接続され、抵抗R76の他方の端子はグランドi2Aに接続されている。
抵抗R75とR76の共通接続点は抵抗R84を介してオペアンプIC73の非反転入力端子に接続され、オペアンプIC73の反転入力端子は抵抗R77を介して出力端子に接続されフィードバック回路を構成している。またオペアンプIC73の非反転入力端子と反転入力端子間にダイオードD76とD77が互いに逆接続されて入力端子を保護している。
抵抗R80とツェナーダイオードU81の共通接続点はオペアンプIC72の反転入力端子に接続され、非反転入力端子はオペアンプIC73の出力に接続されている。
オペアンプIC72の出力はLED75のアノードに接続されるとともにダイオードD73のアノードに接続されている。LED75の他方の端子は抵抗74の一方の端子に接続され、抵抗R74の他方の端子はグランドi2Aに接続される。
オペアンプIC71の出力はダイオードD72のアノードに接続され、カソードはダイオードD73のカソードと共通接続されると共に、抵抗R81の一方の端子に接続される。抵抗R81の他方の端子は抵抗R82の一方の端子に接続されると共にNPNトランジスタQ71のベースに接続される。抵抗R82の他方の端子はグランドi2Aに接続される。
NPNトランジスタQ71のエミッタはグランドi2Aに接続され、コレクタはリレーRLY71を介して入力端子i1Aに接続されている。またこのリレーRLY71に並列にダイオードD77が接続され、入力端子i1Aにカソードが、NPNトランジスタQ71のコレクタにアノードが接続されている。
リレーRLY71の接点gはi2Aに、共通接点hは出力端子o1Aに、接点jは抵抗R83の一方の端子にそれぞれ接続されている。また抵抗R83の他方の端子はオペアンプIC73の反転入力端子に接続されている。
次にLED照明漏電検出装置70の回路動作について図4と図5を用いて説明する。
図4に示すように、時刻t0で入力端子入力端子i1Aに電源電圧たとえば+24.0Vが供給されると、図4(A)に示すようにステップ状に電圧が立ち上がる。すると抵抗R71とキャパシタC72が積分回路を構成しているので、抵抗R71とキャパシタC72の共通接続点は所定の時定数(τ=C72*R71)で立ち上がり、電源電圧Vc(+24.0V)に向かって上昇する。
一方オペアンプIC71の非反転入力端子に供給される基準電圧は、抵抗R72とR73に抵抗値で決定され、いま両抵抗R72,R73とも同じ値であるから電源電圧が+24.0Vの場合+12.0Vとなる。
電源投入から時間が経過するに伴い、抵抗R71とキャパシタC72の共通接続点が上昇し、オペアンプIC71の非反転入力端子に供給される基準電圧+12.0Vに達するまでの期間オペアンプIC71の出力は“H”レベルの出力電圧をダイオードD72に供給する(図4(C))。
ダイオードD72のカソードに供給された“H”レベルの出力電圧は抵抗R81と抵抗R82で分割され、その分割された電圧がNPNトランジスタQ71のベースに供給される。その結果NPNトランジスタQ71はオンし、コレクタに電流が流れリレーRLY71のスイッチが自動的に切り替えられ、共通接点hは接点jに接続される。
抵抗80とツェナーダイオードU81の共通接続点はツェナーダイオードの規定電圧で決まり、2.5Vのツェナーダイドードを6個直列に接続したものをいま仮にU81とすると、その値は2.5*6Vとなる。ツェナーダイオードU81のカソードとグランドi2A間に直列抵抗R75とR76が接続されているので、両抵抗R75とR76の共通接続点は電圧が分割され、例えば1.0*6Vの電圧が得られる。この分割された電圧は基準電圧として抵抗R84を介してオペアンプIC73の非反転入力端子に供給される。
この基準電圧は上述したように、ツェナーダイオードU81を選択することや、他の電圧発生回路を用いて電圧を任意に設定することができる。
出力端子o1AがLED照明機器(37)の電源ライン101(図6参照)に接続され、出力端子o2Aがグランドライン102に接続される。いまオペアンプIC73の反転入力端子には1.0*6Vの電圧が供給されていて、LED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)1個に対して1.0Vの順方向電圧が供給されていることになる。LEDの順方向電圧を1.0V供給したとき、図7(B)に示すように、順方向電流は0.001mA以下であるので、この条件においてLEDに流れる順方向電流は非常に小さく、LED照明機器37に流れるリーク電流と比較して無視できる。したがってLED以外のリーク電流を測定することができる。
LED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)を除くLED照明機器のリーク電流が規定値以下の場合、すなわちLEDを介して流れるLED照明機器37のリーク電流により発生する電圧が小さく、あるいはリーク電流による等価抵抗が大きく、オペアンプIC73の出力に発生する電圧がツェナーダイオードU81(2.5*6V)以下において、オペアンプIC72の非反転入力端子の電圧が反転入力端子の基準電圧より低いので、出力は“L”レベルの電圧で例えば0Vとなる。その結果、ダイオードD73はオフ、またLED75もオフとなり、LED75は点燈しない。このことは、LED75の警告表示が消燈していることを示している。すなわちLEDのリーク電流が少ない時は警告燈のLED1は消燈して良品であることを表示する。
LED(LED−1,LED−2,・・・,LED−6)を介して流れるLED照明機器37のリーク電流が規定値以上の場合、すなわちLEDを介して流れるリーク電流により発生する電圧が大きく、換言するとリーク電流によってLEDの等価抵抗が小さくなり、オペアンプIC73の出力に発生する電圧がツェナーダイオードU81(2.5*6V)以上の場合、オペアンプIC72の非反転入力端子の電圧が反転入力端子の基準電圧より高いので、出力は“H”レベルの電圧となる。その結果、ダイオードD73はオン、またLED75もオンとなり、LED75は点燈しリーク電流が発生していることを警告している。
また、オペアンプIC72の出力が“H”レベルの電圧を出力しているので、ダイオードD73を介して抵抗R81とR82に電圧を供給する。NPNトランジスタQ71のベースには抵抗R81とR82で分圧された電圧が供給され、オン動作状態を維持し、リレーRLY71の共通接点hは接点jに接続される。
次に電源投入から測定時間が経過し、時刻t1になると図4(B),(C),(D)に示すように、抵抗R71とキャパシタC72の共通接続点の電圧が上昇し、1/2*Vc(+12.0V)以上になると、オペアンプIC71の出力は“H”レベルから“L”レベルに変化し、“L”レベルの電圧たとえば0Vの電圧を抵抗R81に供給する。抵抗R81とR82の共通接続点は0Vであるから、NPNトランジスタQ1のベース電圧は0Vになり、オフ動作状態になる。それに伴ってリレーRLY71の共通接点hは接点gに接続される。したがって、出力端子o1Aは入力端子i1Aと接続され、+24.0Vの電圧が出力されることになり、出力端子o2Aは接点oがi2Aに接続されているのでグランドレベルとなる。よって、出力端子o1Aとo2AからLED照明機器に通常動作用の電圧が供給される。
またリレーRLY71の接点jはフローティングになっているので、オペアンプIC73の非反転入力端子からみたグランドi2A間の等価抵抗は無限大となるから、出力端子はから出力される電圧は1.0*6Vとなる。しかしオペアンプIC72の非反転入力端子には前述したように、2.5*6Vの電圧が供給されているため、出力は“L”レベルの電圧を出力する。その結果、ダイオードD73はオフ、またLED75もオフする。
入力端子に供給される電圧が高いので、出力端子から“L”レベルの電圧が出力され、ダイオードD73はオフし、またLED75もオフするので発光しない。
以上自動切換えタイプのLED照明機器について説明したが、手動切り替えタイプのLED照明漏電検出装置でもリーク電流を検出することができる。
例えば、図5のLED照明漏電検出装置の回路構成に置いて、NPNトランジスタQ71のコレクタとエミッタまたはグランド間に保護抵抗付きスイッチを接続する。リーク電流測定時にたとえばスイッチをオンにしてリレーに電流を流し、共通接点hを接点jに接続して、出力端子o1Aに検出電源からの検出用電圧を出力し、LED照明機器37に供給し、上述した動作と同じ動作を行うことによりLED以外のリーク電流を検出することができる。
このように、LEDが発光するために流れる電流が一方向であり、かつ順方向電流はダイオードの順方向電圧Vf以下では流れる電流が少なくほとんど無視できることを利用して、検出時間のみLEDに順方向電圧を供給し、LED照明機器に流れる電流を検出することでLED以外に流れる要因の存在を検知することができる。
本発明の実施形態に係る手動切り替えタイプのLED照明漏電検出装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイマー設定による自動切り替えタイプのLED照明漏電検出装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るLED照明漏電検出装置の回路構成例を示す図である。 図3に示すLED照明漏電検出装置の回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るLED照明漏電検出装置の回路構成例を示す図である。 LEDを用いたライン発光装置とその等価回路図である。 LEDの電圧−電流特性を示すグラフである。
符号の説明
11,31…照明用電源、12,32…表示器(装置)、13,33…基準電源、14,34…比較器、15,35…電源切り替え器、16,36…検出用電源、17,37…LED照明機器、38…タイマー、50,60…LED照明漏電検出装置、101…電源ライン、102…グランドライン、R1〜R10,R71〜R83…抵抗、C2,C72…キャパシタ、D1〜D5,D71〜D77…ダイオード、U1,U81…ツェナーダイオード、LED1,LED75,LED−1〜LED−7,LED−1A〜LED−7A…発光ダイオード、IC1〜IC3,IC71〜IC73…オペアンプ(OP)、Q1,Q71…NPNトランジスタ、RLY1,RLY71…リレー。

Claims (5)

  1. 発光ダイオードを用いた照明装置において、
    前記発光ダイオードの点燈時に電源を供給する第1の電源と、
    前記発光ダイオードに所定バイアスを供給する第2の電源と、
    リーク電流検査時に前記第1の電源から前記第2の電源に切り替え、通常動作時に前記第2の電源から前記第1の電源に切り替える切り替え回路と、
    前記発光ダイオードを用いた照明装置のリーク電流と比較するための基準電源と、
    前記切り替え回路により前記第2の電源に切り替えて該第2の電源から所定のバイアスを前記照明装置に出力し、該所定バイアスを前記発光ダイオードに正常時に流れる電流を所定値以下とする電圧とし、前記基準電源から出力される基準信号と前記発光ダイオードを用いた照明装置のリーク電流を比較し、該比較結果に基いて制御信号を出力する比較回路と
    を有する漏電検出装置。
  2. 前記切り替え回路は、リーク電流検出時に、前記第1の電源から前記第2の電源に切り替えて該第2の電源を前記照明装置に接続し該第2の電源から前記照明装置の発光ダイオードに供給する所定のバイアスは、前記発光ダイオード逆方向電圧であるか、または、該発光ダイオードが正常時に流れる電流を所定値以上とする順方向電圧のしきい値電圧以下である請求項1記載の漏電検出装置。
  3. 前記切り替え回路は、前記照明装置を点燈させるとき所定期間前記第2の電源に切り替えるようにした請求項1または2記載の漏電検出装置。
  4. 前記漏電検出装置は、前記漏電表示を表示する時、前記第1の電源を前記照明装置に供給することを停止する制御回路を有する請求項1から3のいずれか一に記載の漏電検出装置。
  5. 前記漏電検出装置はさらに前記比較回路から出力される制御信号に基き、前記発光ダイオードを用いた照明装置のリーク電流が前記基準電源から出力された基準信号より大きいとき漏電表示を行う表示手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の漏電検出装置。
JP2004286081A 2004-09-30 2004-09-30 漏電検出装置 Expired - Fee Related JP4421990B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004286081A JP4421990B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 漏電検出装置
US11/241,838 US7375936B2 (en) 2004-09-30 2005-09-30 Leakage detecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004286081A JP4421990B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 漏電検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006098275A JP2006098275A (ja) 2006-04-13
JP4421990B2 true JP4421990B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=36180092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004286081A Expired - Fee Related JP4421990B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 漏電検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7375936B2 (ja)
JP (1) JP4421990B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719714B1 (ko) * 2005-12-21 2007-05-17 삼성에스디아이 주식회사 유기발광 표시장치 및 이의 결함검사방법
JP5215040B2 (ja) * 2008-05-27 2013-06-19 株式会社ケーヒン 漏電検出回路
KR20120045880A (ko) * 2010-11-01 2012-05-09 삼성엘이디 주식회사 Led 패키지의 광특성 측정 장치
CN102183703B (zh) * 2011-01-10 2015-02-04 山东明华光电科技有限公司 Led虚焊检测仪及其使用方法
US9140727B2 (en) * 2011-10-19 2015-09-22 Green Fitness Equipment Company, Llc Current monitor for indicating condition of attached electrical apparatus
JP2014186842A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明バトン
JP6617378B2 (ja) * 2015-11-24 2019-12-11 株式会社アイテックシステム 照明装置
US10754406B1 (en) * 2019-12-27 2020-08-25 Capital One Services, Llc Techniques for monitoring power device alarms
CN113296025B (zh) * 2021-07-26 2021-10-22 佛山市联动科技股份有限公司 一种用于ate测试的精密高压微小漏电流测量模块

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4743998A (en) * 1986-09-16 1988-05-10 Wu Cheng Hsun Grounding system
JPH05130773A (ja) 1990-12-20 1993-05-25 Tamura Seisakusho Co Ltd 過電流保護方式
JPH05260642A (ja) 1992-03-09 1993-10-08 Matsushita Electric Works Ltd 遮断器システム
US7088880B1 (en) * 2003-12-24 2006-08-08 Lockheed Martin Corporation Optical fiber coupling and inline fault monitor device and method
US7053875B2 (en) * 2004-08-21 2006-05-30 Chen-Jean Chou Light emitting device display circuit and drive method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006098275A (ja) 2006-04-13
US7375936B2 (en) 2008-05-20
US20060082322A1 (en) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7375936B2 (en) Leakage detecting device
WO2015090186A1 (zh) 过压过流保护电路及电子装置
GB2431304A (en) Detecting a fault in a light emitter current
US6583731B2 (en) Fault detection for traffic light systems using electronic lighting elements
JP2007042533A (ja) 照明装置とそれに使用する照明ヘッド
US6307354B1 (en) Apparatus and method for limiting leakage to ground current while optimizing output of a power supply adaptable for use with a motion sensor switch
CN102841321A (zh) 一种灯具老化试验报警控制电路及其报警工装
TW200503583A (en) Illumination apparatus, and an illumination head and power source device used therefore
CN202563046U (zh) 一种保险丝熔断报警装置
JP2014209058A (ja) 直流パルスを利用した敷設検査器
TW201350876A (zh) 熱電偶焊接檢測裝置
JP2009016459A (ja) 駆動装置及び照明装置
TW201633850A (zh) 故障檢測設備及方法
KR100824178B1 (ko) 사일런트 전류 검출 방법 및 장치
JPWO2019106829A1 (ja) 表示ユニット、表示装置及び表示方法
KR100523555B1 (ko) 신호등용 발광다이오드 구동장치
JP2008098495A (ja) Led故障検出装置
KR19980019587U (ko) 이상전압보호기능을 갖는 전원공급장치
KR101794975B1 (ko) 안전 차단 기능을 구비한 태양광 발전 시스템
JP6351696B2 (ja) 発光装置、ファイバレーザ、及び、地絡判定方法
CN113525701B (zh) 一种无人机动力系统智能故障指示方法及其装置
CN220207828U (zh) 一种信号灯的故障检测电路
CN209845410U (zh) 飞机跑道灯控制装置
KR101393950B1 (ko) 엘이디 전광판이 구비된 배전반
CN213633551U (zh) 电流监控电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees