JP4419786B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光ディスクにレーザ光を照射してデータの記録又は再生を可能とする光ピックアップ装置に関し、特に、1個の対物レンズで3波長のレーザ光を用いて3種類の光ディスクに対応可能な光ピックアップ装置に利用して有用な技術に関する。
近年、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスク)、青紫レーザ用の光ディスクの三種類の光ディスクに対応した光ピックアップが開発されている。このような光ピックアップの中には、2個の対物レンズを有しCDとDVDを扱う光学系と青紫色レーザの光学系とがそれぞれ独立的に設けられているものと、1個の対物レンズのみ有しCDとDVDを扱う光学系と青紫色レーザの光学系とが複合されているものとがある。
1個の対物レンズを用いて3種類の光ディスクに対応する光ピックアップには、従来、図5に示すような光学系を採用するものがあった。図5において、81はCD用の波長785nmの半導体レーザ、84はDVD用の波長660nmの半導体レーザ、87は波長405nmの青紫色レーザ用の半導体レーザ、82,85,88は3ビーム形成のための回折格子、83,86、89は偏光ビームスプリッタ、93は検出レンズ、94は3波長分の光検出を行う光センサ、90はコリメータレンズ、91は1/4波長板、92は対物レンズである。なお、実際はコリメータレンズ90からの平行光を立上げミラーで90度曲げて対物レンズ92に入射されるようになっている。
このような光ピックアップにあっては、785nm、660nm、405nmの各波長のレーザ光の各々について、進行ビームと反射ビームとを分離する偏光ビームスプリッタ83,86,89がそれぞれ設けられ、各波長の反射ビームは3つの偏光ビームスプリッタ83,86,89の全てを透過して光センサ94に入射するようになっている。
しかしながら、図5のような従来構成では、3波長のレーザ光はともに3個の偏光ビームスプリッタ83,86,89を全て透過する構成なため、3つの偏光ビームスプリッタの透過偏光面の角度をそれぞれ同一に配置しなければならないという制約が生じてしまう。さらに、レーザ光は偏光ビームスプリッタに対して偏光の向きを合わせて出射する必要があり、半導体レーザの場合、光スポットは楕円形状で、その向きと偏光の向きとが依存しているため、3つの半導体レーザ81,84,87から出力されるレーザ光の光スポットの向きも同一にする必要がある。
その結果、図6(a),(b)に示すように、光ディスクDの記録面に照射される3波長の光スポットS1〜S3の向きはそれぞれ同一の向きとなり、波長ごとに異なる向きにすることが出来なかった。
また、使用レーザの波長の異なる複数種類の光ディスク(例えばDVDと青紫レーザ用光ディスク)では、記録マークの大きさやデータトラックの間隔などが異なり、その特徴に応じて最適とされる光スポットの向きも異なってくる。しかしながら、1個の対物レンズを用いて3種類の光ディスクに対応する従来の光ピックアップでは、3種類の光ディスクに対して光スポットの向きを異ならせるものは提案されていなかった。
この発明の目的は、波長の異なる複数種のレーザ光と1個の対物レンズとを用いて複数種の光ディスクに対応可能な光ピックアップにおいて、光ディスクに照射される光スポットの向きを光ディスクの種類に応じてレーザ光の波長ごとに最適なものとすることにある。また、このように波長ごとに光スポットの向きの最適化を図れる構成を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、波長の異なる複数種類のレーザ光を1個の対物レンズにより光ディスクの記録面にそれぞれ集光させてデータの記録又は再生を可能とする光ピックアップ装置において、第1波長のレーザ光を出力する第1レーザ出力手段と、前記第1レーザ出力手段から光ディスクへ向かう進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを分離する第1ビームスプリッタと、前記第1ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第1光センサと、第2波長のレーザ光を出力する第2レーザ出力手段と、前記第2レーザ出力手段から光ディスクへ向かう進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを分離する第2ビームスプリッタと、前記第2ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第2光センサと、前記第1レーザ出力手段から出力され前記第1ビームスプリッタを介して入射するレーザ光と、前記第2レーザ出力手段から出力され前記第2ビームスプリッタを介して入射するレーザ光とを光ディスク側に送るとともに、光ディスクからの反射ビームを前記第1ビームスプリッタ側の光路と前記第2ビームスプリッタ側の光路とに分離して送る第3ビームスプリッタとを備えている構成とした。
このような構成によれば、第1レーザ出力手段から出射され光ディスクを反射して第1光センサに入射されるレーザ光は第2ビームスプリッタの影響を受けないし、第2レーザ出力手段から出射され光ディスクを反射して第2光センサに入射されるレーザ光は第1ビームスプリッタの影響を受けない。従って、第1レーザ出力手段から出射されるレーザ光の光スポットの向きと、第2レーザ出力手段から出射されるレーザ光の光スポットの向きとを、それぞれ独立に設定することが出来る。従って、光スポットの向きを光ディスクの種類に応じてレーザ波長ごとに最適なものにすることが出来る。
望ましくは、前記第2レーザ出力手段、前記第2ビームスプリッタおよび前記第2光センサは、前記第1レーザ出力手段、前記第1ビームスプリッタおよび前記第1光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第1の平面に対して、前記第2レーザ出力手段、前記第2ビームスプリッタおよび前記第2光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第2の平面が、前記第3ビームスプリッタと前記第2ビームスプリッタ間の光軸を中心に、回転角度が45度±10度の傾きになるように配置すると良い。
このような配置により、第1半導体レーザ素子から出力されるレーザ光は楕円形状の光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列と直交するように照射され、第2半導体レーザ素子から出力されるレーザ光は楕円形状の光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列と45度±10度の傾きをなすように照射されるように出来る。
CDやDVDなどでは、1本のデータトラック中の隣接する記録マークを切り分けるのに必要な分解能に対して、隣接する2本のデータトラック間のクロストークがある程度問題になってくるため、光ディスクに照射されるレーザ光は光スポットの長軸がデータトラックの列に対して45度の向きにすると良く、一方、青紫レーザ用の光ディスクではデータトラック間のクロストークの問題よりも記録マークを切り分ける分解能の方が重要となるため光スポットの長軸がデータトラックの列に対して直交するように照射されると良い。従って、上記の構成により、このような光ディスクの特性に応じてレーザ光の波長ごとに光スポットの向きが最適なものになる。
具体的には、前記第3ビームスプリッタは、第1波長の光に対して透過率が高く第2波長の光に対して反射率が高い波長特性を有するプレート型のビームスプリッタにより構成すると良い。
この構成により、少ない光損失で、第1波長のレーザ光の光路と第2波長のレーザ光の光路とにレーザ光を振り分けることが出来る。
また具体的には、前記第2レーザ出力手段は第2波長のレーザ光を出力するフォトダイオードと第3波長のレーザ光を出力するフォトダイオードとが1つにパッケージングされた2波長半導体レーザ素子であり、前記第2光センサには前記第2波長の反射ビームを検出する検出面と前記第3波長の反射ビームを検出する検出面とが形成されている構成とすることが出来る。
さらに具体的には、前記第1レーザ出力手段は、波長405nm±5%のレーザ光を出力する半導体レーザ素子であり、前記第2レーザ出力手段は、波長660nm±5%のレーザ光と波長785nm±5%のレーザ光とを出力する半導体レーザ素子とすることが出来る。
このような構成により、隣接するデータピットの分解能を表すMTF(Modulation Transfer Function)の値と比較してデータトラック間のクロストークの影響が無視できないCDやDVDに対応するレーザ光と、クロストークよりもMTFの値が重要となる青紫レーザ用ディスクに対応するレーザ光とで、光ディスクに照射される光スポットの向きを独立的に最適化することが出来る。
また、光スポットの向きを同一にして良い2波長のレーザ光については同一の光路を用いているので、その分、コストの低減と構成のコンパクト化を図ることが出来る。
本発明に従うと、波長の異なる複数種のレーザ光と1個の対物レンズとを用いて複数種の光ディスクに対応可能な光ピックアップにおいて、第1波長のレーザ光と第2波長のレーザ光とで光ディスクに照射される光スポットの向きを、光ディスクの種類に応じてレーザ光の波長ごとに最適な向きにすることが出来る。
また、最適な向きとするために、第1波長のレーザ光と第2波長のレーザ光とで光ディスクに照射される光スポットの向きをそれぞれ独立的に設定することが出来るという効果がある。
さらに、CD用、DVD用、青紫レーザ用の光ディスクと、3種類の光ディスクに対応しつつビームスプリッタの構成についてコストの低減と全体構成のコンパクト化が図れるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ1の光学系を示す構成図、図2はこの光学系の各ブロックの配置を示す側方図である。
この実施の形態の光ピックアップ1は、CDとDVDと青紫レーザ用の光ディスクとの三種類の光ディスクに対してデータの記録又は再生を行うものである。その光学系の構成は、図1に示すように、405nm波長の青紫色レーザを出力する第1の半導体レーザ11と、3ビームを形成する回折格子12と、青紫色レーザに対してP偏光の光を透過させS偏光の光を反射させる偏光特性を有したキューブ型の偏光ビームスプリッタ(PBS:Polarized Beam Splitter)13と、第1半導体レーザ11の出射光を平行ビームにするコリメータレンズ14と、偏光ビームスプリッタ13により分離された光ディスクからの反射ビームに非点収差を付加する検出レンズ15と、この非点収差を付加された反射ビームを複数の検出面で検出する第1光センサ16と、2つのフォトダイオードが1つにパッケージングされてなり785nm波長のCD用のレーザ光と660nm波長のDVD用のレーザ光とを近接する2つの出射点から出力する第2半導体レーザ21と、3ビームを形成する回折格子22と、第2半導体レーザから出射されるレーザ光に対してP偏光の光を透過させS偏光の光を反射させる偏光特性を有したプレート型の偏光ビームスプリッタ23と、第2半導体レーザの出射光を平行ビームにするコリメータレンズ24と、CD用のレーザ光を検出する複数の検出面とDVD用のレーザ光を検出する複数の検出面とが形成されている第2光センサ25と、第1半導体レーザ11からの出射ビームと第2半導体レーザ21からの出射ビームとを対物レンズ36の側へ送るとともに光ディスクからの反射ビームをCDおよびDVD側の光路と青紫色レーザ側の光路とに振り分けるプレート型のビームスプリッタ31と、行きと戻りとでレーザ光の位相を90度回転させる1/4波長板32と、凹レンズ33aと凸レンズ33bとからなりこれらのレンズ間隔を変化させることで球面収差の補正が可能なエキスパンダレンズ33と、ビームを90度立ち上げる立上げミラー35と、光ディスクの記録面にレーザ光を集束させる対物レンズ36等を備えたものである。これらの光学部品は、例えば、アルミや亜鉛合金をダイカスト鋳造して形成された図示しないオプトベース(基台)に搭載されている。
上記の偏光ビームスプリッタ13は、少なくとも405nmの波長帯において、P偏光の光は100%に近い透過率、S偏光の光も100%に近い反射率を有するものである。この偏光ビームスプリッタ13はキューブ型のものであり、第1半導体レーザ11から入射される発散光に対して、付加される収差の量は小さなものとなっている。
CDとDVD側の偏光ビームスプリッタ23は、660nmと785nmの波長帯でP偏光の光は98%程度の透過率、S偏光の光も98%程度の反射率を有するものである。プレート型を採用することで、キューブ型のものよりも透過率や反射率は少し低下するが、キューブ型のものよりもコストを低くすることが出来る。
また、この偏光ビームスプリッタ23は、光センサ25の前段で反射ビームに非点収差を付加する役割も担っている。この収差は、一般にプレート型の透明体に集束ビームが透過したときに及ぼされるものと同一のものである。ここで付加される非点収差は、対物レンズ36のフォーカスエラーを検出するために利用されるが、この点については、反射ビームからフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等を生成する技術として公知のものなので説明は省略する。
青紫色レーザ側とCDとDVD側の光路を振り分けるビームスプリッタ31は、波長特性として405nmの波長の光は透過率が高く、660nmと785nmの波長の光は反射率が高いという特性を有したものである。また、偏光特性は無いものである。上記の透過率と反射率の値はそれぞれ高いほど良いが、キューブ型を採用することで上記透過率と反射率とがそれぞれ95%以上のものを構成することが出来る。このような特性を有するものは、キューブ型では作成しにくく、必然的にプレート型のものとなるが、同様の特性のものであれば、どのような型のものを用いても良い。
また、この実施の形態の光ピックアップ1には、エキスパンダレンズ33の凸レンズ33bの駆動機構(ステッピングモータ51、ウォームギヤ52、ラック53が形成されたレンズホルダ54)や、対物レンズ36の駆動機構が設けられている。エキスパンダレンズ33の駆動機構においては、ステッピングモータ51の駆動によりウォームギヤ52が回転駆動されることで、この駆動力がラック53を介して伝達されて、凸レンズ33bを保持したレンズホルダ54が光軸方向にスライド移動するようになっている。レンズホルダ54は、オプトベースの2つの固定面にスライド自在に当接され且つリテナ(板バネ)で押えられて固定されている。
また、対物レンズ36の駆動機構は、例えば電磁コイルと磁石との作用により、対物レンズ36をその焦点方向、トラッキング方向、チルト角方向に高速に微小駆動するようになっている。
上記構成の光ピックアップ1において、第1半導体レーザ11から立上げミラー35までの光学系が搭載されるブロックAと、第2半導体レーザ21、回折格子22、偏光ビームスプリッタ23および第2光センサ25が搭載されるブロックBとの配置関係は、図2に示すように、ブロックBがブロックAに対して45度の傾斜を有した配置にされている。
詳細には、ブロックAの光軸f1,f2(第1半導体レーザ11、偏光ビームスプリッタ13、第1光センサ16間のレーザ光の光軸)と重なる第1平面に対して、ブロックBの光軸f3,f4(第2半導体レーザ21、偏光ビームスプリッタ23、第2光センサ25間のレーザ光の光軸)と重なる第2平面が、第1ブロックと第2ブロック間の光軸f5を中心に45度回転した傾きになっている。
第1半導体レーザ11と第2半導体レーザ21は、その出射光がヘテロ接合面に平行に偏光したTE偏光で、その光スポットの形状が偏光方向と長軸又は短軸が重なった楕円形状になるものである。
また、第1半導体レーザ11は偏光ビームスプリッタ13での透過量が最大となるように偏光面を合わせて設置され、第2半導体レーザ21は偏光ビームスプリッタ23での反射量が最大となるように偏光面を合わせて設置されている。
図3には、光ディスクに照射されるスポット形状の説明図を示す。
上述のような構成により、対物レンズ36により光ディスクDの記録面に照射される光
スポットは、図3に示すように、第1半導体レーザ11から出射される青紫色レーザの光
スポットS1については、楕円形状でその長軸がデータトラック列Tにほぼ直交する向きにされ、第2半導体レーザ21から出射されるCD,DVD用のレーザ光の光スポットS2,S3については、楕円形状でその長軸がデータトラック列Tに約45度で交差する向きにされる。
以上のように、この実施の形態の光ピックアップ1によれば、ビームスプリッタの構成が、青紫色レーザとCDおよびDVD用のレーザ光とをビームスプリッタ31により振り分け、この振り分けられた2つの光路上で光ディスクに向かう進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを2個の偏光ビームスプリッタ13,23でそれぞれ分離する構成であるので、青紫色レーザの光スポットの向きと、CDおよびDVD用のレーザの光スポットの向きとを、それぞれ独立的に設定することができる。
そして、CDおよびDVD用の半導体レーザ21、偏光ビームスプリッタ23、光センサ25を含むブロックBが、ブロックAに対して光軸f5を中心に45度回転した配置とされているので、青紫色レーザの光スポットは、データトラック列Tに対して長軸が直交した向きに、CDおよびDVD用のレーザ光は、光スポットの長軸がデータトラック列Tに対して45度傾斜した向きにすることが出来る。
従って、隣接するデータトラック間のクロストークよりもデータマークの分解能を表すMTFの値が重要となる青紫レーザ用ディスク、MTFの値と比較してデータトラック間のクロストークの影響が無視できないCDやDVDなど、光ディスクの特性に応じてレーザ光の波長ごとに光スポットの向きが最適なものになっている。
また、この実施の形態の光ピックアップ1によれば、上記3つのビームスプリッタ13,23,31の構成により、光路上での光損失を低くおさえることができ、さらに、比較的高価となるキューブ型のビームスプリッタは1つのみで、2つをプレート型にすることが出来るので、図5に示す従来構成と比較して安価な構成とすることが出来る。
また、光スポットの向きを同一にしてよいCD用のレーザ光とDVD用のレーザ光は、2波長半導体レーザ21を用いて同一光路を兼用しているので、その分、構成のコンパクト化とコストの低減が図られている。
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ1Aの光学系を示す構成図である。
この実施の形態の光ピックアップ1Aは、CD用とDVD用の進行ビームと反射ビームとを分離する偏光ビームスプリッタとして、第1の実施の形態(図1)ではプレート型のものを採用していたものを、キューブ型の偏光ビームスプリッタ41を用いた例である。
キューブ型の偏光ビームスプリッタ41を適用することで、P偏光の透過率やS偏光の反射率を100%近くにして、CDやDVD用のレーザ光の光損失をより少なくすることが出来る。また、この場合、偏光ビームスプリッタ41で分離した反射ビームに非点収差を及ぼす円筒レンズ等の検出レンズ42が光センサ25の前段に設けられる。
この実施の形態に光ピックアップ1Aによれば、ブロックBの配置を、第1の実施の形態と同様に、ブロックAに対して光軸f5を中心に45度回転した配置とすることで、図2に示したように、青紫色レーザの光スポットS1とCDとDVD用のレーザ光の光スポットS2,S3を、第1の実施の形態と同様の向きにすることが出来る。
なお、本発明は、上記第1および第2の実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記第1と第2の実施の形態では、光ピックアップ1,1AのブロックBの構成を45度回転させた角度で配置した例を説明したが、例えばこの角度を30度〜60度、40度〜50度などの回転角度としても、CDやDVD用の光スポットS2やS3の向きが、この回転角度と同様の角度となって、同様の効果を得ることが出来る。
また、実施の形態では、本発明を3波長の光ピックアップに適用した例について説明したが、例えば青紫色レーザとDVD用の2波長の光ピックアップに適用したり、或いは、もっと別の波長を用いた2波長や3波長の光ピックアップに適用することも出来る。
本発明の実施の形態の光ピックアップの光学系を示す構成図である。 図1の光学系の各ブロックの配置を示す側方図である。 光ディスクに照射されるスポット形状を説明する図である。 実施の形態の光ピックアップにおいて光学系のその他の例を示す構成図である。 従来の3波長光ピックアップの光学系の一例を示す構成図である。 図5の光ピックアップで光ディスクに照射されるスポット形状の例を示す図である。
符号の説明
1,1D 光ピックアップ
11 第1半導体レーザ(第1レーザ出力手段)
13 偏光ビームスプリッタ(第1ビームスプリッタ:第1偏光ビームスプリッタ)
16 第1光センサ
21 第2半導体レーザ(第2レーザ出力手段)
23 偏光ビームスプリッタ(第2ビームスプリッタ:第2偏光ビームスプリッタ)
25 第2光センサ
31 ビームスプリッタ(第3ビームスプリッタ)
36 対物レンズ
S1〜S3 光スポット

Claims (6)

  1. 波長の異なる3種類のレーザ光を1個の対物レンズにより光ディスクの記録面にそれぞれ集光させてデータの記録又は再生を可能とする光ピックアップ装置において、
    波長405nm±5%のレーザ光を出力する第1半導体レーザ素子と、
    波長660nm±5%のレーザ光と波長785nm±5%のレーザ光とを出力する第2半導体レーザ素子と、
    第1半導体レーザ素子からの進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを分離する第1偏光ビームスプリッタと、
    該第1偏光ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第1光センサと、
    第2半導体レーザ素子からの進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを分離する第2偏光ビームスプリッタと、
    該第2偏光ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第2光センサと、
    前記第1偏光ビームスプリッタ側の光路と前記第2偏光ビームスプリッタ側の光路とを分離する反射率と透過率に波長特性を有したプレート型の第3ビームスプリッタとを備え、
    前記第2半導体レーザ素子、前記第2偏光ピームスプリッタおよび前記第2光センサは、前記第1半導体レーザ素子、前記第1偏光ビームスプリッタおよび前記第1光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第1の平面に対して、前記第2半導体レーザ素子、前記第2偏光ビームスプリッタおよび前記第2光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第2の平面が、前記第3ビームスプリッタと前記第2偏光ビームスプリッタ間の光軸を中心に、回転角度が45度±10度の傾きになるように配置され、
    この配置により、第1半導体レーザ素子から出力されるレーザ光は、楕円形状の光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列と直交するように照射され、第2半導体レーザ素子から出力されるレーザ光は、楕円形状の光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列と45度±10度の傾きをなすように照射されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 波長の異なる複数種類のレーザ光を1個の対物レンズにより光ディスクの記録面にそれぞれ集光させてデータの記録又は再生を可能とする光ピックアップ装置において、
    第1波長のレーザ光を出力する第1レーザ出力手段と、
    前記第1レーザ出力手段から光ディスクへ向かう進行ビームと光ディスクからの反射ビームとを分離する第1ビームスプリッタと、
    前記第1ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第1光センサと、
    第2波長のレーザ光を出力する第2レーザ出力手段と、
    前記第2レーザ出力手段から光ディスクへ向かう進行ビームと光ディスクを反射してき
    た反射ビームとを分離する第2ビームスプリッタと、
    前記第2ビームスプリッタにより分離された反射ビームを検出する第2光センサと、
    前記第1ビームスプリッタ側の光路と前記第2ビームスプリッタ側の光路とを分離する第3ビームスプリッタとを備え、
    前記第2レーザ出力手段、前記第2ビームスプリッタおよび前記第2光センサは、前記第1レーザ出力手段、前記第1ビームスプリッタおよび前記第1光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第1の平面に対して、前記第2レーザ出力手段、前記第2ビームスプリッタおよび前記第2光センサ間のレーザ光の光軸と重なる第2の平面が、前記第3ビームスプリッタと前記第2ビームスプリッタ間の光軸を中心に、回転角度が45度±10度の傾きになるように配置され
    前記第1レーザ出力手段および前記第2レーザ出力手段から出射されるレーザ光の光スポットは楕円形状であり、
    前記第1レーザ出力手段のレーザ光は、光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列と直交するように照射され、
    前記第2レーザ出力手段のレーザ光は、光スポットの長軸が光ディスクのデータトラック列に対して45度±10度の傾きをなすように照射されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 前記第2レーザ出力手段は第2波長のレーザ光を出力するフォトダイオードと第3波長のレーザ光を出力するフォトダイオードとが1つにパッケージングされた2波長半導体レーザ素子であり、
    前記第2光センサには前記第2波長の反射ビームを検出する検出面と前記第3波長の反射ビームを検出する検出面とが形成されていることを特徴とする請求項に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1レーザ出力手段は、波長405nm±5%のレーザ光を出力する半導体レーザ素子であり、
    前記第2レーザ出力手段は、波長660nm±5%のレーザ光と波長785nm±5%のレーザ光とを出力する半導体レーザ素子であることを特徴とする請求項記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記第3ビームスプリッタは、前記第1レーザ出力手段から出力され前記第1ビームスプリッタを介して入射するレーザ光と、前記第2レーザ出力手段から出力され前記第2ビームスプリッタを介して入射するレーザ光とを光ディスク側に送るとともに、光ディスクからの反射ビームを前記第1ビームスプリッタ側の光路と前記第2ビームスプリッタ側の光路とに分離して送ることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記第3ビームスプリッタは、第1波長の光に対して透過率が高く第2波長の光に対して反射率が高い波長特性を有するプレート型のビームスプリッタであることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の光ピックアップ装置。
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