JP4419458B2 - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式により連続的に印刷するプリンタのインクジェットヘッドにかかり、特に高速、高画質な印刷が可能なインクジェットヘッドである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット方式のプリンタは、高速、高画質な印刷が要求されている。印刷速度を上げるためには、インクジェットヘッドが印刷紙の送り方向に対して垂直な方向に移動するシリアル方式よりも、紙面に対向して多数のインクジェットヘッドを並べて固定したライン方式の方が有利である。ライン方式の画質を精細にするためには、インクジェットヘッドに設けられているインク吐出用のオリフィスの間隔を狭くすることが必要となる。
【0003】
また、ライン方式のプリンタは、プリント用紙の幅の長さ分インクジェットヘッドを多数並べて配置する必要があり、またカラー印刷の場合、ブラックとシアン、イエロー、マゼンダの3色で計4種類のインクジェットヘッド列が必要なため、多数のインクジェットヘッドが必要である。
【0004】
インクジェットヘッドは、インクを吐出するためのオリフィスと、インクを加圧するためのダイフラム、ダイフラムを振動させるためのピエゾ素子などの駆動手段、インクを保持し加圧するための圧力室、インクを供給するための流路から構成されている。
【0005】
印刷精度からオリフィスの間隔としては100マイクロメートル〜400マイクロメートル程度を要求されており、同じく、前記の圧力室や流路を微細に機械加工することは技術的に難しい寸法である。
【0006】
そこで、シリコン単結晶の異方性エッチング技術を使用して、微細な流路や圧力室を基板ウエハに加工し、そのウエハにオリフィスを設けたオリフィスプレートやダイフラムとピエゾ素子を接着して、ヘッドを製作する手法がある。シリコン単結晶の異方性エッチング技術を使用してインクだめとインク圧力室を備えた基板を形成したことが特許第3168713号(特許文献1)に記載されている。シリコン単結晶の異方性ウエットエッチングは、エッチングレートが結晶方位に依存することを利用して、溝や穴を形成することができるが、逆に、加工方向がシリコン単結晶の結晶方位に制限されるため、加工形状の自由度が少なく、流路形状などの点で最適設計が困難となる場合がある。そこで、最近では、シリコン単結晶の異方性ウエットエッチングに代わる加工方法として、高周波プラズマなどを用いたドライエッチングが使用されるようになってきている。
【0007】
特開平5−50601号公報(特許文献2)には、複数のノズル孔と、該ノズル孔の各々に連通する複数の独立の吐出室と、該吐出室の少なくとも一方の壁の一部が機械的変形を起こすようになっている振動板と、該振動板を駆動する駆動手段と、前記複数の吐出室にインクを供給する共通のインクキャビティとを有するインクジェットヘッドで、シリコン単結晶基板に異方性エッチングを施すことにより振動板やオリフィス、インクキャビティを形成し、ノズル基板を作製することが記載されている。
【0008】
また、特許第3108954号(特許文献3)には、インク圧力室、インクだまりを形成したシリコン基板に、あらかじめインクを供給するための孔を明けたガラス振動板を陽極接合することにより製作したインクジェットヘッドについて記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特許第3168713号
【特許文献2】
特開平5−50601号公報
【特許文献3】
特許第3108954号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−50601号公報(特許文献2)は、シリコン単結晶の異方性ウエットエッチングで振動板を形成し、振動板の端部は傾斜面となっているため、傾斜面の部分がデッドスペースとなり、狭いピッチで振動板すなわちインクを吐出するノズルを配置することが困難である。
【0011】
特許第3108954号(特許文献3)では、ガラス振動板を陽極接合しているが、ガラス振動板を単独で取り扱うためには、割れ破損を防止するためある程度の厚みが必要となって、吐出速度の高速化は困難である。
【0012】
本発明は、上記のようなインクジェットヘッドのシリコン製ダイヤフラム基板において、ダイヤフラムの材質を二酸化シリコン膜とし、ダイヤフラムをダイヤフラム基板の内部に形成する方法を提案し、この方法で製作したインクジェットヘッドを提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によるインクジェットヘッドの製造方法は、インク流路を形成するチャンバ基板と、チャンバ基板に設けられた圧力室を加圧するダイヤフラムを有するダイフラム基板と、ダイフラムによって加圧されたインクを吐出するノズル基板からなるインクジェットヘッドの製造方法で、シリコンウエハの両面からドライエッチングすることによってシリコンウエハに二酸化シリコン膜のダイヤフラムを形成するものである。
【0014】
具体的には、シリコンウエハを熱酸化して表面に二酸化シリコン膜を形成し、シリコンウエハの片面の二酸化シリコン膜にフォトリソグラフィー法により、ダイヤフラムとダンパー板を形成するためのダイヤフラム開口部とダンパー板開口部のパターンを形成し、次に、二酸化シリコン膜をエッチングマスクとして、ドライエッチングによりダイヤフラム開口とダンパー板開口を形成し、次に、二酸化シリコン膜を除去して、再度熱酸化により二酸化シリコン膜を形成し、シリコンウエハの他方の面の二酸化シリコン膜にフォトリソグラフィーにより、ダイヤフラムとダンパー板を形成するためのダイヤフラム溝部とダンパー溝部のパターンを形成し、次に、前記パターンを形成した面にアルミニウム膜を形成し、アルミニウム膜にフォトリソグラフィーによりダイヤフラム溝部を形成し、次に、前記アルミニウム膜をエッチングマスクとして、ドライエッチングにより前記ダイヤフラム溝を途中まで形成し、次に、アルミニウム膜を除去し、二酸化シリコン膜をエッチングマスクとして、ドライエッチングによりダイヤフラム溝とダンパー板を同時に形成し、二酸化シリコン膜からなるダイヤフラムと、シリコンと二酸化シリコン膜の2層からなるダンパー板を形成して、ダイヤフラム基板を製作したインクジェットヘッドである。
【0015】
また、ダイヤフラム溝が形成された後もさらにオーバーエッチングを行ってダイヤフラム基板を製作し、ダイヤフラム溝のバリを完全に除去するものである。
【0016】
また、ダイフラム基板の第1の面であるダイヤフラム開口側の面に、硼珪酸ガラス層を形成するか、または金属層を形成した後に硼珪酸ガラス層を形成し、その後、ダイフラム溝、ダンパー溝を加工する。金属膜により、ダイヤフラムが補強されて割れにくくなる。硼珪酸ガラスは、チャンバ基板と陽極接合するために形成する。
【0017】
また、ダイヤフラム溝を途中まで形成するアルミニウム膜に形成されたダイヤフラム溝部パターンの開口部外周形状の大きさが、前記のダイヤフラム溝とダンパー溝を同時に形成する二酸化シリコン膜に形成されたダイフラム開口部外周形状の大きさよりも大きい。
【0018】
また、上記の方法で製作したインクジェットヘッドである。
本発明のインクジェットヘッドは、ダイヤフラム基板の材質がシリコンで、ダイヤフラムの材質が二酸化シリコン膜または金属膜である。さらに、ダイヤフラムが、ダイヤフラム基板の内部に形成されているインクジェットヘッドである。
【0019】
また、ダイヤフラムは、インク流路面内に設けられた膜と主成分が同じであり、ダイヤフラムは、インク流路面からはなれた部分に形成されており、ダイヤフラム基板の表面から内部に入り込んでおり、内部の壁面にもダイヤフラムと同じ材質の膜が形成されている。
【0020】
さらに、ダイヤフラムのチャンバ基板接合側に硼珪酸ガラス膜、または金属膜とその上に硼珪酸ガラス膜を形成しているインクジェットヘッドである。
あるいは、ダイヤフラムの材質が二酸化シリコンの場合、二酸化シリコン膜の両面に金属膜が形成されているインクジェットヘッドである。
【0021】
また、ダイヤフラムは、上面から見て、その輪郭の一部が曲線であるインクジェットヘッド。さらに、上記のインクジェットヘッドを搭載したしたインクジェットプリンタである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるインクジェットヘッドを用いたインクジェット式記録装置の斜視図である。
【0023】
図1において、筺体1の上部にヘッドベース2が配置され、その上には、4本のヘッド列3が設けられている。筺体1の内部にはロール紙搬送装置や制御装置が収納されているが図示を省略してある。4本のヘッド列3には4本のインク供給管5から、カラーの印刷をするためにシアン、マジェンタ、イエロー、ブラックのインクが供給される。各ヘッド列3には、印刷用紙の長手方向と直角の方向(印刷用紙の長手方向と同一平面内における直角方向)に、例えば20個のインクジェットヘッド30(図2)が配列され、各インクジェットヘッド30には図6に示したノズル101が例えば128個設けられている。ノズル101(図6)と対向するように印刷用紙4が搬送される。この図では矢印の方向にロール紙が搬送され、その上流にロール紙供給装置が配置されるが図面では省略してある。筺体1の上部のフレーム10と11との間にロッド8,9が設けられ、そのロッド8,9を支持体6,7が摺動できるように支持されている。この支持体6,7に前記ヘッドベース2が取付けられているので、各ヘッド列3は印刷用紙4の長手方向と直角の方向に移動してヘッドクリーニング機構12の位置まで移動することができる。
【0024】
図2は、図1に示したヘッド列3に配列されたインクジェットヘッド30の概略構成を示す図である。
インクジェットヘッド30は、インクの吐出口であるオリフィス、インクを加圧するための圧力室およびダイヤフラム、インク流路、インク溜まり、圧力吸収のためのダンパー板がそれぞれ複数設けられたヘッドプレート31と前記ダイヤフラムに連接された圧電素子400(図3)、圧電素子を固定するバックプレート34と、バックプレート34と圧電素子400を収納して固定するハウジング33からなり、ヘッドプレート31は、ハウジング33の先端面に取り付けられた構造である。圧電素子400に駆動電流を流すためのフレキシブル基板32は、圧電素子400に接続されているバックプレート34上に設けられた配線40と接続されている。フレキシブル基板32は、制御用回路基板38に接続されている。印字用インク(図示せず)はインクタンクユニット37に保持されており、インクの流量や圧力を調節するための送液ユニット36を介して、インク中のゴミ等を除去するフィルタ35を通って、インクジェットヘッド30に供給される。インクタンクユニット37はカートリッジとなっておりインクがなくなった場合に交換する。また、制御用回路基板38、送液ユニット36、インクタンクユニット37は、コントローラパソコン39に接続されており、入力された印字情報に従って圧電素子400の駆動やインクの供給をコントロールする。また、コントローラパソコン39は、インクタンクユニット37のインクの残量を検知して、インクの不足を警告する。さらに、図1、図2には図示していないが、コントローラパソコン39は、インクの安定吐出のために、インクジェットヘッド30が、常に定温となるように、ヒータで温度管理している。
【0025】
図3は、インクジェットヘッド30の分解構造図である。また、図4は、インクジェットヘッド30の断面構造図である。また、図14は、インクジェットヘッド30の内部構造を示す断面図である。
【0026】
ヘッドプレート31は、ノズル基板100、インクチャンバ基板200、ダイヤフラム基板300を積層した構造である。ヘッドプレート31は、ハウジング33の端部に接合されている。ダイヤフラムプレート300に圧電素子400が接合され、圧電素子400にはバックプレート34が固着され、バックプレート34は、ハウジング33に固着された構造である。また、ハウジング33にはインク供給管5に連通するインクチューブ41が取り付けられている。
【0027】
図5は、ヘッドプレート31の一部を切り取った内部構造を示す図である。
インクチャンバ基板200には、インクを加圧する圧力室部分と流路部分、およびインク溜まり部分が設けられており、ノズル基板100とダイフラム基板300がチャンバ基板200を挟んで密着することによりインク流路が形成された構造である。
【0028】
図6は、ヘッドプレート31の組み立て分解図である。
ノズル基板100には多数のノズル101と組み立て用の位置決め孔102が設けられている。チャンバ基板200には、ノズルと連通する貫通孔203、インクを加圧する圧力室201、加圧したときのインクの逆流を防止するためのリストリクタ202、インク溜まり204および、組み立て用の位置決め孔205が形成されている。ダイフラム基板300には、ダイフラム301、インク吸入孔304、および組み立て用の位置決め孔303が形成されている。圧電素子400には、ノズル数に対応してスリット402が設けられており、凸部401が、ダイフラム基板300のダイヤフラム301と連接する。また、図6には、組み立て用の位置決めピン500も示した。この位置決めピンを位置決め孔102、205、303に通して位置決めする。
【0029】
図7は、本発明の一実施例であるダイヤフラム基板300を加工するプロセスを示し、図6のA−A断面図であり、断面はハッチングで示した。順にプロセスを説明する。
【0030】
まず、厚さ200μmの(100)シリコンウエハ(シリコン基板)310を酸素雰囲気のもと1100℃に加熱し、シリコンウエハ310の互いに反対側に位置する両面(第1の面及び第2の面)に、例えば1.4μm程度の厚さの二酸化シリコン膜311を形成する(図7(a))。
【0031】
次に、フォトリソグラフィー法でシリコンウエハ310の片側面(第1の面、図中、下面)の二酸化シリコン膜311に、ダイヤフラム301を形成するためのダイヤフラム開口部312とダンパー板305を形成するためのダンパー開口部313を有するパターンを形成する(図7(b))。
【0032】
次に、二酸化シリコン膜311をエッチングマスクとして使用し、シリコンウエハ310の第1の面をドライエッチングで例えば20μm程度エッチングして、ダイヤフラム開口314とダンパー開口315を形成する図7(c))。この工程において、ドライエッチングは、例えばICP−RIE(ICP−Reactive Ion Etching)ドライエッチング装置で行う。
【0033】
次に、シリコンウエハ310の両面の二酸化シリコン膜311を、フッ酸とフッ化アンモンの混酸で除去する(図7(d))。
これで、片面(第1の面)の加工は完了した。次にシリコンウエハのもう一方の面(第2の面)を加工する。
【0034】
前記の片面加工後のシリコンウエハ310を再度熱酸化し、シリコンウエハ310の両面(第1及び第2の面)に、例えば2μm程度の膜厚の二酸化シリコン膜316を形成する(図7(e))。
【0035】
次に、シリコンウエハ310の第2の面の二酸化シリコン膜316(シリコンウエハ310のもう一方の面)に、ダイヤフラムとダンパー板を形成するためのダイヤフラム溝部317とダンパー溝部318のパターンをフォトリソグラフィー法により形成し、1層目のエッチングマスクとする(図7(f))。
【0036】
次に、スパッタ法により、例えば0.5μm程度の膜厚のアルミニウム膜319を形成する(図6(g))。
次に、フォトリソグラフィー法で、2層目のエッチングマスクとなるアルミニウム膜319にダイヤフラム溝部320をパターンニングする(図7(h))。このとき、二酸化シリコン膜316に形成したダイヤフラム溝部317のパターンの大きさよりもアルミニウム膜319に形成したダイヤフラム溝部320のパターンの方が大きくなるように、フォトリソグラフィーに使用するフォトマスク(図示なし)を設計する。
【0037】
次に、アルミニウム膜319をエッチングマスクとし使用し、シリコンウエハ310の第2の面をドライエッチングで例えば50μm程度エッチングして、ダイヤフラム溝321を途中まで形成する(図7(i))。この工程において、ドライエッチングは、例えばICP−RIEドライエッチング装置で行う。
【0038】
次に、アルミニウム膜319を1%のフッ酸で除去する(図7(j))。その後、二酸化シリコン膜316をエッチングマスクとして使用し、シリコンウエハ310の第2の面を例えば130μm程度エッチングして、ダイヤフラム溝321とダンパー溝323を同時に形成する(図7(k))。
【0039】
この後、さらにオーバーエッチングを施して、ダイヤフラム溝のエッチング底面付近の壁面に残留しているシリコンを完全に除去するとともに、ダンパー板の厚みが20μmとなるように調節する。
【0040】
以上が、シリコンウエハ310から、二酸化シリコン製ダイヤフラム301を設けたダイヤフラム基板300を作製するためのプロセスである。二酸化シリコン製のダイヤフラム301は、強度的が低いため、後工程として、チタン、クロム、金などの金属膜を薄く積層形成して、補強することが好ましい。また、補強膜の製作プロセス手順としては、図7(i)の工程のドライエッチングの前に実施しても良い。また、上記で、ダイヤフラム溝部317のパターンの大きさよりも、ダイヤフラム溝部320のパターン大きさの方が大きいため、ドライエッチングによるダイヤフラム溝の加工後寸法は、ダイヤフラム部317の小さい方のパターンで決まる。そのため、二酸化シリコン膜316とアルミニウム膜319の2回のフォトリソグラフィーで相対的に位置ずれが発生しても、位置ずれ量は吸収できる。上記のそれぞれのエッチング深さは、インクジェットヘッドの性能特性による設計にあわせて適宜変更する。
【0041】
ここで、ドライエッチングについて説明すると、ドライエッチングは、ウエットエッチングとは異なり、任意のエッチングパターンを加工することができるが、エッチング深さに関しては、面内分布がウエットエッチングより大きい。そのため、シリコンウエハをドライエッチングした孔を空け、底面にシリコンを残して、振動部となるように、シリコンで作製すると、ダイヤフラムの厚みばらつきが生じるため、高精度なダイヤフラムとならず、インクの吐出ばらつきが発生する。そのため、ダイヤフラムを二酸化シリコン膜にすると、膜厚がシリコン膜の厚みて規定され、均一なダイヤフラムが形成できる。
【0042】
図8は、ダイヤフラム基板300の一つのダイヤフラム部分のB−B断面を示す図である。図8(a)のダイヤフラム部分は、ダイヤフラム301とダイヤフラム開口314、ダイヤフラム溝321からなり、ダイヤフラム301は、ダイヤフラム開口314側の二酸化シリコン膜316と連続したダイヤフラム膜323である。したがって、ダイヤフラム開口314の壁面にも同じ素材として、二酸化シリコン膜が形成されている。
【0043】
図8(b)は、ダイヤフラム基板300とインクチャンバ基板200を陽極接合によって組み立てる場合の、ダイヤフラム301の構成を示す図である。ダイヤフラム開口側の面がインクチャンバ200との接合面である。ダイヤフラム301のダイヤフラム開口側の面に硼珪酸ガラス膜324を1μm以上形成する。
【0044】
図8(c)は、ダイヤフラム膜323を補強するために、図8(b)で示した硼珪酸ガラス膜324とダイヤフラム膜323を含む二酸化シリコン膜316との間に、チタン325を形成する構造を示している。また、陽極接合はしないが、二酸化シリコン膜316を補強する場合は、ダイヤフラム膜323とチタン膜325の2層膜となる。
【0045】
図9(a)は、陽極接合はしない場合で、チタンやクロムよりも弾性の高い金を補強層として構成した例であり、ダイヤフラム301を補強したい場合の構成で、ダイヤフラム膜323を含む二酸化シリコン膜316にチタン膜326、金膜327、チタン膜328の順で積層する。金はチタンよりも弾性に富むため、ダイヤフラム301が破れにくくなる。また、金膜は二酸化シリコン膜や硼珪酸ガラス膜との密着性が低い。密着性を高めるためにチタン膜を間に設けた構造とする。
図9(b)は、図9(a)の積層ダイヤフラム301で、陽極接合する場合の構造で、チタン膜328の外側にさらに硼珪酸ガラス膜329を形成している。
【0046】
図10は、ダイヤフラム膜323をダイヤフラム開口314とダイヤフラム溝321の両側から補強したときの構造を示しており、ダイヤフラム開口314側は、二酸化シリコン316とチタン膜325、硼珪酸ガラス膜324を順に積層した構造である。インクチャンバ200と陽極接合しない場合は、硼珪酸ガラス膜324はなくても良い。
【0047】
上記、図8、図9、図10で示したチタン膜325、326、328の代替としてクロム膜や窒化ケイ素膜でもよい。また、二酸化シリコンと密着性がよければその他の金属やセラミック膜でもよい。硼珪酸ガラス膜も強度増加となる。
【0048】
また、チタン膜やその他の代替膜の厚みは0.1μmから0.5μmで十分である。また、金膜を補強膜とする場合のチタン膜やクロム膜の厚みは、0.05μm程度で良い。
【0049】
図11は、ダイヤフラム301の一つのダイヤフラム部分の上面図である。図11(a)は、ダイヤフラム301が矩形のタイプである。図11(b)は、ダイヤフラム301が長丸状となったタイプで角部がない。ダイヤフラム301を振動させた場合、角部に応力が集中し強度が低下するが、図11(b)のタイプの場合、応力集中がないため、ダイヤフラムの厚みを薄く設定でき、ダイヤフラム駆動時の振幅を大きくでき、吐出量をより多く確保できる。さらに、割れにくいため、組み立て時のハンドリングがよく歩留まりも向上する。
【0050】
図12は、ダイヤフラム基板300とインクチャンバ基板200との接合状態を示し、ダイヤフラム301を拡大した図である。また、図13は、ダイヤフラム膜323の駆動状況を示した図である。図12(b)、図13(b)は従来例を示し、ダイヤフラム301がダイヤフラム基板300の表面に形成されている。ダイヤフラムは熱酸化シリコンであるため、熱応力により図12(b)に示すように反っており、インクチャンバ基板との接合時の位置合わせで接触して破損しやすく、また、加工後のハンドリング時も接触のため破損しやすく、歩留まりが良くない。図12(a)、図13(a)は、本発明の実施例で、ダイヤフラム301をダイヤフラム基板300の内面部に形成することにより、接触による破損がなくなり、歩留まりが向上する。また、インクチャンバ200の内面には、インクの濡れ性を高めるために薄い二酸化シリコン膜210が形成されており、ダイヤフラム301が二酸化シリコンであるため、同様にインクに対して濡れ性がよく、インクの充填時に気泡の巻き込みなどがなくなる。このことは、陽極接合のために硼珪酸ガラス膜324、328を形成した場合も主成分が二酸化シリコン膜と同じで、濡れ性がよくなる。さらに、図12(a)の場合は、二酸化シリコン膜が熱酸化により形成されたため、ダイヤフラム301の角部330、331は丸みがあり、応力集中しにくい構造となり好ましい。さらに、インクチャンバ基板200の接合部の角部332がダイヤフラム301の振動部となるダイヤフラム膜323に当接しない構造であるため応力集中がなく、図13(a)に示すようにダイヤフラム膜323が振動しても、応力集中部の繰り返し疲労の問題がない。しかし、図12(b)の従来例の場合は、インクチャンバ基板200の角部332が、ダイヤフラム膜に当接するため応力集中が起こり、図13(b)に示すようにダイヤフラム膜332の振動による繰り返し疲労強度が低下し、寿命が短くなり好ましくない。したがって、上記のように、ダイヤフラムをダイヤフラム基板の内部に設けた構造とすることによって、長期にわたる稼動の信頼性が確保できる。
【0051】
以上の発明を纏めると、シリコンのドライエッチングでダイヤフラム基板を製作することにより、ダイヤフラムの配置のピッチを小さくすることができ、さらに、二酸化シリコンのダイヤフラムとすることで、振動部の膜厚が均一となり、さらに、ダイヤフラムのシリコンウエハの内面に設けることで、長期信頼性と歩留まりが向上する。
【0052】
【発明の効果】
上述のように、本発明のインクジェットヘッドのダイヤフラム基板の製造方法によれば、ダイヤフラム膜をダイヤフラム基板の内面に形成できるため、インクチャンバ基板の接合面角部とダイヤフラム膜との接触がなくなり、繰り返し疲労によるダイヤフラム膜の破損がなくなって、信頼性の高いインクジェットヘッドが提供できる。また、ダイヤフラム膜が反った場合にも、ダイヤフラム基板面からはみ出すことがないため、ダイヤフラム基板加工後のハンドリングや、ダイヤフラム基板とインクチャンバ基板とを接合または接着するときに接触して破損するといった事がなくなり、歩留まりが向上する。
【0053】
また、本発明のダイヤフラム基板の製造方法によれば、ドライエッチングを使用しているため、垂直にダイヤフラム部の孔加工ができ、ダイヤフラムのピッチを狭くできる。したがって、ノズルの配列ピッチも狭くでき、高精細な印字が可能となる。
【0054】
また、インクジェットヘッドの加工にドライエッチングを使用するため、曲線形状なども加工できて、最適形状に近いインクジェットヘッドを製造することができる。
【0055】
また、本発明のダイヤフラム基板によれば、二酸化シリコン製のダイヤフラム膜であるため、ダイヤフラムの膜厚が均一であり、インクジェットヘッドに配置されたそれぞれのノズルから吐出される液滴速度、液滴量のばらつきが小さく、高精度の印刷が可能となる。
【0056】
また、本発明のダイヤフラム基板によれば、二酸化シリコン製のダイヤフラム膜に、弾性のあるチタン膜またはクロム膜または金膜、またはその他の金属を形成しているため、ダイヤフラム膜が破損しにくく、ダイヤフラム膜の膜厚を薄く設定することができる。ダイヤフラム膜はさらに柔軟となって、ダイヤフラム膜の振幅が大きくとれ、吐出量を高めることができ、さらに、振動の追従性が高まるため、インクを高速吐出することができ、ひいては、高速印字が可能となる。
【0057】
また、本発明のインクジェットヘッドによれば、ノズル基板とチャンバ基板と、ダイフラム基板を耐食性の高いシリコンで製作しているため、耐食性のある液体も使用することができ、試薬や有機EL用強酸性液体や医療用の液体に対しても使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドを用いたインクジェット式記録装置の一例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドの概略構成を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドの分解構造図である。
【図4】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドの断面構造図である。
【図5】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドの一部分を切り取った図である。
【図6】 本発明の一実施例であるヘッドプレートの組み立て分解図である。
【図7】 本発明の一実施例であるダイヤフラム基板を加工するプロセスを示す断面図である。
【図8】 本発明のダイヤフラム基板の一つのダイヤフラム部分の断面図である。
【図9】 本発明のダイフラム基板の一つのダイヤフラム部分の断面図である。
【図10】 本発明のダイフラム基板の一部分の上面図である。
【図11】 本発明のダイヤフラムの一つのダイヤフラム部分の上面図である。
【図12】 本発明のダイヤフラム基板とインクチャンバ基板との接合状態を示す図である。
【図13】 本発明のダイヤフラム膜の駆動状況を示した図である。
【図14】 本発明の一実施例であるインクジェットヘッドの内部構造を示す断面図である。

Claims (4)

  1. インク流路を形成するチャンバ基板と、
    前記チャンバ基板に設けられた圧力室を加圧するダイヤフラムを含むダイフラム基板と、
    前記ダイフラムによって加圧されたインクを吐出するノズル基板とを有するインクジェットヘッドの製造方法において、
    前記ダイフラム基板を製作する工程は、
    シリコン基板を熱酸化して前記シリコン基板の互いに反対側に位置する第1の面及び第2の面に二酸化シリコン膜を形成する工程と、
    前記シリコン基板の第1の面の二酸化シリコン膜に、ダイヤフラムを形成するためのダイヤフラム開口部と、ダンパー板を形成するためのダンパー板開口部とを有する第1のパターンを形成する工程と、
    前記二酸化シリコン膜をエッチングマスクとして使用し、前記シリコン基板の第1の面をドライエッチングによりエッチングして、ダイヤフラム開口とダンパー板開口を形成する工程と、
    前記二酸化シリコン膜を除去し、その後、前記シリコン基板を再度熱酸化して前記シリコン基板の第1及び第2の面に二酸化シリコン膜を形成する工程と、
    前記シリコン基板の第2の面の二酸化シリコン膜に、前記ダイヤフラムを形成するための第1のダイヤフラム溝部と、前記ダンパー板を形成するための第1のダンパー溝部とを有する第2のパターンを形成する工程と、
    前記第2のパターンを形成した面にアルミニウム膜を形成し、その後、前記アルミニウム膜に第2のダイヤフラム溝部を形成する工程と、
    前記アルミニウム膜をエッチングマスクとして使用し、前記シリコン基板の第2の面をドライエッチングによりエッチングしてダイヤフラム溝を途中まで形成する工程と、
    前記アルミニウム膜を除去し、その後、前記二酸化シリコン膜をエッチングマスクとして使用し、前記シリコン基板の第2の面をドライエッチングによりエッチングして前記ダイヤフラム溝を深くすると共にダンパー溝を形成することによって、前記二酸化シリコン膜からなるダイヤフラムと、シリコンと前記二酸化シリコン膜の2層からなるダンパー板とを形成する工程とを有することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  2. 請求項に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、
    前記ダイヤフラム溝が形成された後もさらにオーバーエッチングを行って前記ダイヤフラム基板を製作したことを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  3. 請求項又はに記載のインクジェットヘッドの製造方法において、
    前記ダイフラム基板の第1の面であるダイヤフラム開口側の面に、硼珪酸ガラス層を形成するか、または金属層を形成した後に硼珪酸ガラス層を形成し、その後、前記ダイフラム溝、前記ダンパー溝を加工することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 請求項2に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、
    前記ダイヤフラム溝を途中まで形成する前記アルミニウム膜に形成されたダイヤフラム溝部パターンの開口部外周形状の大きさが、前記ダイヤフラム溝とダンパー溝を同時に形成する前記二酸化シリコン膜に形成された前記ダイフラム開口部外周形状の大きさよりも大きいことを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
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