JP4419293B2 - 提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、コンテンツの不正な使用を防止する提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
著作権保護の為、画像、若しくは音声などのデータ、またはプログラムなどのコンテンツを暗号化することにより、コンテンツの不正な使用を防止する技術が利用されている。
【0003】
また、コンテンツの不正な使用の防止の方法として、ネットワークなどの伝送路を介して、コンテンツを順次受信して、受信したコンテンツを順次再生する、いわゆるストリーミング再生も利用されている。ストリーミング再生は、例えば、RealAudio/RealVideo(商標)またはQuickTime(商標)などのプログラムで実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、暗号化されているコンテンツを復号して、再生するには、専用のプログラムが必要とされるという問題点がある。
【0005】
また、ストリーミング再生をするためには、コンテンツの再生中は、継続してネットワークに接続していなければならず、通信費用およびインターネットサービスプロバイダへの接続費用がかかるという問題点がある。
【0006】
更に、高速な伝送が要求される、動画像などのコンテンツのストリーミング再生においては、ブロードバンド伝送などの高速な伝送技術が実現したとしても、多数のクライアントから同一のサーバに多数のリクエストがあると、サーバは、リクエストに対応しきれないという問題点がある。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、不正な使用を確実に防止すると共に、専用プログラムを必要とせず、少ない費用で、確実にコンテンツを利用することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の提供装置は、コンテンツ、およびコンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、情報処理装置において、コンテンツおよびエージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、コンテンツの再生が要求された場合コンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるファイルについての、情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御手段と、ファイルとは独立して、コンテンツに対応する使用制限情報の提供装置内への記録を制御する記録制御手段と、コンテンツの再生が要求された情報処理装置により実行されたエージェントプログラムから、コンテンツに対応する使用制限情報の送信の要求があった場合、使用制限情報を読み出す制御をして、情報処理装置へ使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
第2の送信制御手段は、コンテンツの使用が許可されているとき、情報処理装置への、コンテンツに対応する鍵の送信を更に制御するようにすることができる。
【0010】
請求項3に記載の提供方法は、コンテンツ、およびコンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、情報処理装置において、コンテンツおよびエージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、コンテンツの再生が要求された場合コンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるファイルについての、情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御ステップと、ファイルとは独立して、コンテンツに対応する使用制限情報の提供装置内への記録を制御する記録制御ステップと、コンテンツの再生が要求された情報処理装置により実行されたエージェントプログラムから、コンテンツに対応する使用制限情報の送信の要求があった場合、使用制限情報を読み出す制御をして、情報処理装置へ使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の記録媒体のプログラムは、コンテンツ、およびコンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、情報処理装置において、コンテンツおよびエージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、コンテンツの再生が要求された場合コンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるファイルについての、情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御ステップと、ファイルとは独立して、コンテンツに対応する使用制限情報の提供装置内への記録を制御する記録制御ステップと、コンテンツの再生が要求された情報処理装置により実行されたエージェントプログラムから、コンテンツに対応する使用制限情報の送信の要求があった場合、使用制限情報を読み出す制御をして、情報処理装置へ使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の情報処理装置は、コンテンツの再生が要求された場合にコンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信されたファイルのうちコンテンツとエージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御手段と、エージェントプログラムにより実現される、コンテンツを使用するとき、提供装置に、ファイルとは独立して提供装置内に記録された、コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求手段と、エージェントプログラムにより実現される、提供装置から、コンテンツに対応する使用制限情報の受信を制御する受信制御手段と、エージェントプログラムにより実現される、使用制限情報を基に、コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定手段と、エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応してコンテンツの再生を制御する再生制御手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
再生制御手段は、コンテンツの使用が許可されているとき、提供装置からコンテンツに対応する鍵を取得するようにすることができる。
【0014】
再生制御手段は、コンテンツの使用が許可されていないとき、エージェントプログラムを消去するようにすることができる。
【0015】
再生制御手段は、提供装置から受信されたときに記憶された記憶アドレスと、コンテンツの再生が要求されたときの記憶アドレスに応じて、コンテンツの再生をさらに制御するようにすることができる。
【0016】
エージェントプログラムは、コンテンツに1対1に対応するようにすることができるる。
【0017】
請求項10に記載の情報処理方法は、コンテンツの再生が要求された場合にコンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信されたファイルのうちコンテンツとエージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御ステップと、エージェントプログラムにより実現される、コンテンツを使用するとき、提供装置に、ファイルとは独立して提供装置内に記録された、コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求ステップと、エージェントプログラムにより実現される、提供装置から、コンテンツに対応する使用制限情報の受信を制御する受信制御ステップと、エージェントプログラムにより実現される、使用制限情報を基に、コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定ステップと、エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応してコンテンツの再生を制御する再生制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
請求項11に記載の記録媒体のプログラムは、コンテンツの再生が要求された場合にコンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信されたファイルのうちコンテンツとエージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御ステップと、エージェントプログラムにより実現される、コンテンツを使用するとき、提供装置に、ファイルとは独立して提供装置内に記録された、コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求ステップと、エージェントプログラムにより実現される、提供装置から、コンテンツに対応する使用制限情報の受信を制御する受信制御ステップと、エージェントプログラムにより実現される、使用制限情報を基に、コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定ステップと、エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応してコンテンツの再生を制御する再生制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
請求項1に記載の提供装置、請求項3に記載の提供方法、および請求項4に記載の記録媒体においては、コンテンツ、およびコンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、情報処理装置において、コンテンツおよびエージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、コンテンツの再生が要求された場合コンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるファイルについての、情報処理装置への送信が制御され、ファイルとは独立して、コンテンツに対応する使用制限情報の提供装置内への記録が制御され、コンテンツの再生が要求された情報処理装置により実行されたエージェントプログラムから、コンテンツに対応する使用制限情報の送信の要求があった場合、使用制限情報を読み出す制御をして、情報処理装置への使用制限情報の送信が制御される。
【0020】
請求項5に記載の情報処理装置、請求項10に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の記録媒体においては、コンテンツの再生が要求された場合にコンテンツが格納されたアドレスに替えて、エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信されたファイルのうちコンテンツとエージェントプログラムとが分離して別々のアドレスに記憶され、コンテンツを使用するとき、提供装置に、ファイルとは独立して提供装置内に記録された、コンテンツに対応する使用制限情報の送信が要求され、提供装置から、コンテンツに対応する使用制限情報の受信が制御され、使用制限情報を基に、コンテンツの使用が許可されているか否かが判定され、判定結果に対応してコンテンツの再生が制御される。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコンテンツ伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。
【0022】
配信装置1は、コンテンツデータベース2から、画像(静止画像または動画像)、音声、若しくはテキストなどのデータ、またはコンピュータプログラムなどのコンテンツを読み出して、読み出したコンテンツを加工(例えば、所定の画像処理を適用する)し、オーサリング(編集)し、エンコードし、暗号化する。
【0023】
コンテンツは、例えば、DES(Data Encryption Standard)、若しくはIDEA(International Data Encription Algorithm)などの共通鍵暗号方式、またはRSA若しくは楕円暗号などの公開鍵暗号方式で暗号化される。
【0024】
コンテンツデータベース2は、画像(静止画像または動画像)、音声、若しくはテキストなどのデータ、またはコンピュータプログラムなどのコンテンツを記録している。コンテンツデータベース2は、配信装置1からの要求に対応して、所定のコンテンツを配信装置1に供給する。
【0025】
配信装置1は、予め記憶しているエージェントプログラムのソースプログラムをコンパイルして、エージェントプログラムの実行プログラムを生成する。配信装置1は、生成されたエージェントプログラムの実行プログラムを、暗号化されているコンテンツにコンバインして、エージェント実行形式ファイルを生成する。
【0026】
配信装置1は、暗号化されたコンテンツと、所定のエージェントプログラムとがコンバインされて生成されたエージェント実行形式ファイルを、伝送路5を介して、受信装置7に供給する。
【0027】
伝送路5は、例えば、ネットワーク、インターネット、CATV(Community Antenna Television)、一般公衆電話回線、または地上局11、人工衛星12、および受信アンテナ13などから構成される衛星通信システムなどから構成される。
【0028】
または、配信装置1は、エージェント実行形式ファイルを、消去可能な光磁気ディスクなどのパッケージメディア6に格納して、受信装置7に供給する。
【0029】
受信装置7は、配信装置1から供給されたエージェント実行形式ファイルを受信し、受信したエージェント実行形式ファイルに含まれるエージェントプログラムを実行する。エージェントプログラムは、コンテンツの利用が許可されているとき、コンテンツを復号する。
【0030】
受信装置7において実行されるエージェントプログラムは、コンテンツを復号するとき、伝送路5を介して、CPM(Conditional Playback Manager)センタ3に、コンテンツを特定するためのコンテンツID(Identification)を送信すると共に、コンテンツを復号するための鍵を要求する。
【0031】
CPMセンタ3は、コンテンツ毎に、受信装置7における再生などを管理する。CPMセンタ3は、コンテンツの利用が許可されているとき(例えば、使用期限内であるとき)、受信装置7からの要求に対応して、コンテンツIDを基に、CPMデータベース4からコンテンツを復号するための鍵を読み出して、伝送路5を介して、読み出した鍵を受信装置7に送信する。
【0032】
CPMデータベース4は、コンテンツを特定するためのコンテンツIDに対応させて、コンテンツの有効期限、利用回数、現時点でのコンテンツの利用の可否、またはコンテンツを復号するための鍵などを記録している。CPMデータベース4は、CPMセンタ3からの要求に対応して、コンテンツIDに対応する鍵(コンテンツを復号するための鍵)をCPMセンタ3に供給する。
【0033】
CPMセンタ3は、コンテンツの利用が許可されていないとき(例えば、使用期限が過ぎたとき)、鍵を受信装置7に送信せず、有効期限が切れた旨を示すメッセージを受信装置7に送信する。
【0034】
CPMセンタ3から鍵が供給されたとき、受信装置7において実行されるエージェントプログラムは、CPMセンタ3から受信した鍵を基に、コンテンツを復号する。
【0035】
CPMセンタ3から使用期限が過ぎた旨のメッセージが送信されたとき、受信装置7において実行されるエージェントプログラムは、受信装置7に記録されているコンテンツを消去し、その後、自分自身を消去する。
【0036】
図2は、配信装置1の構成を説明する図である。CPU(Central Processing Unit)31は、コンテンツを加工、オーサリング、エンコード、または暗号化し、エージェントプログラムをコンパイルする各種アプリケーションプログラムや、OS(Operating System)を実際に実行する。
【0037】
ROM(Read-only Memory)32は、一般的には、CPU31が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Random-Access Memory)33は、CPU31の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス34により相互に接続されている。
【0038】
ホストバス34は、ブリッジ35を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス36に接続されている。
【0039】
キーボード38は、CPU31に各種の指令を入力するとき、使用者により操作される。マウスなどのポインティングデバイス39は、ディスプレイ40の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ40は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive)41は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU31によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
【0040】
ドライブ42は、装着されている磁気ディスク61、光ディスク62、光磁気ディスク63、または半導体メモリ64に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インターフェース37、外部バス36、ブリッジ35、およびホストバス34を介して接続されているRAM33に供給する。
【0041】
これらのキーボード38乃至ドライブ42は、インターフェース37に接続されており、インターフェース37は、外部バス36、ブリッジ35、およびホストバス34を介してCPU31に接続されている。
【0042】
通信部43は、伝送路5が接続され、CPU31、またはHDD41から供給されたデータ(例えば、コンテンツIDなど)を、所定の方式のパケットに格納して、伝送路5を介して、送信するとともに、伝送路5を介して、受信したパケットに格納されているデータ(例えば、コンテンツなど)をCPU31、RAM33、またはHDD41に出力する。
【0043】
通信部43は、外部バス36、ブリッジ35、およびホストバス34を介してCPU31に接続されている。
【0044】
受信装置7およびCPMセンタ3は、それぞれ、配信装置1と同様の構成を有するので、その説明は省略する。
【0045】
図3は、コンテンツとエージェントプログラムがコンバインされているエージェント実行形式ファイルの構造を示す図である。
【0046】
エージェント実行形式ファイルは、コンパイルされ実行形式とされたエージェントプログラム81、およびコンテンツ82から構成されている。
【0047】
コンテンツ82は、画像(静止画像または動画像)、音声、若しくはテキストなどのデータ、またはコンピュータプログラムなどから構成される。
【0048】
図4は、コンテンツ82が画像、音声、またはテキストなどのデータであるときの、エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【0049】
エージェント実行形式ファイルが実行されたとき、エージェントプログラム81は、ファイルシステムドライバ93によりコンテンツに対応するファイルとして認識されるように受信装置7に記録される。
【0050】
再生アプリケーションプログラム91は、OS92およびファイルシステムドライバ93を介して、エージェントプログラム81が、データ94であるかのように認識する。
【0051】
すなわち、エージェントプログラム81は、データ94のアドレスに替えて、自分自身のアドレスをファイルシステムドライバ93が検索するTOC(Table Of Contents)に記憶させる。
【0052】
このようにすることで、ファイルシステムドライバ93は、データ94の取得が要求されたとき、エージェントプログラム81を起動する。言い換えれば、コンテンツである画像、音声、またはテキストなどのデータ94の読み出しが再生アプリケーションプログラム91から要求されたとき、OS92は、ファイルシステムドライバ93にデータ94に対応するアドレスからの読み出しを実行させることにより、エージェントプログラム81を起動する。
【0053】
図5は、コンテンツがプログラム111であるときの、エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【0054】
エージェント実行形式ファイルが実行されたとき、エージェントプログラム81は、ファイルシステムドライバ93から、プログラム111に対応するファイルとして認識されるように受信装置7に記録される。
【0055】
OS92は、ファイルシステムドライバ93を介して、エージェントプログラム81を、プログラム111であるかのように認識する。プログラム111の実行が要求されたとき、OS92は、ファイルシステムドライバ93にエージェントプログラム81を起動させる。
【0056】
エージェントプログラム81は、プログラム111を復号して、復号したプログラム111をファイルシステムドライバ93に供給する。
【0057】
ファイルシステムドライバ93は、供給されたプログラム111をRAM33にロードする。OS92は、RAM33にロードされたプログラム111を起動させる。
【0058】
勿論、復号されたプログラム111がロードされるのは、RAM33に限らず、OS92が管理する、RAM33とHDD41とで構成されるメモリ空間でもよい。
【0059】
図6は、コンテンツ82の利用が許可されているときの、エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【0060】
ファイルシステムドライバ93がデータ94に対応するアドレスからの読み出しを要求したとき、エージェントプログラム81は、伝送路5を介して、データ94に対応するコンテンツIDをCPMセンタ3に送信する。
【0061】
CPMセンタ3は、コンテンツIDを基に、データ94の利用が許可されているか否かを示すデータをCPMデータベース4から取得し、データ94の利用が許可されているか否かを判定する。
【0062】
データ94の利用が許可されていると判定された場合、CPMセンタ3は、CPMデータベース4から、有効期限などと共に、コンテンツIDに対応する鍵を取得して、取得した鍵を有効期限などと共に、伝送路5を介して、エージェントプログラム81に送信する。
【0063】
エージェントプログラム81は、CPMセンタ3から供給された、データ94に対応する鍵を受信して、受信した鍵でデータ94を復号する。エージェントプログラム81は、復号したデータ94をファイルシステムドライバ93に供給する。
【0064】
ファイルシステムドライバ93は、復号したデータ94を、OS92を介して、再生アプリケーションプログラム91に供給する。
【0065】
図7は、コンテンツ82の利用が許可されていないときの、エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【0066】
ファイルシステムドライバ93がデータ94に対応するアドレスからの読み出しを要求したとき、エージェントプログラム81は、伝送路5を介して、データ94に対応するコンテンツIDをCPMセンタ3に送信する。
【0067】
CPMセンタ3は、コンテンツIDを基に、データ94の利用が許可されているか否かを示すデータをCPMデータベース4から取得し、データ94の利用が許可されているか否かを判定する。
【0068】
データ94の利用が許可されてないと判定された場合、CPMセンタ3は、データ94の利用が許可されてない旨のメッセージ(例えば、有効期限切れであることを示すメッセージ)を、伝送路5を介して、エージェントプログラム81に供給する。
【0069】
データ94の利用が許可されていない旨のメッセージを受信したエージェントプログラム81は、リードエラーを示すメッセージをファイルシステムドライバ93に供給すると共に、受信装置7にデータ94を消去させ、データ94を消去した後、自分自身を消去させる。
【0070】
図8は、配信装置1の配信の処理を説明するフローチャートである。ステップS11において、配信装置1は、コンテンツデータベース2からコンテンツ82を取得する。
【0071】
ステップS12において、配信装置1は、取得したコンテンツ82をエンコードする。例えば、コンテンツ82が画像であるとき、配信装置1は、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式でコンテンツ82をエンコードする。
【0072】
ステップS13において、配信装置1は、エージェントプログラム81のソースプログラムを取得する。ステップS14において、配信装置1は、エージェントプログラム81をコンパイルすると共に、鍵を生成する。生成した鍵は、CPMセンタ3に供給される。CPMセンタ3は、鍵をCPMデータベース4に記録させる。
【0073】
ステップS15において、配信装置1は、生成した鍵を基に、エンコードされているコンテンツ82を暗号化する。
【0074】
ステップS16において、配信装置1は、暗号化されたコンテンツ82、およびコンパイルされ、実行形式とされたエージェントプログラム81をコンバインする。
【0075】
ステップS17において、配信装置1は、コンバインされたコンテンツ82およびエージェントプログラム81から、エージェント実行形式ファイルを生成する。
【0076】
ステップS18において、配信装置1は、エージェント実行形式ファイルを伝送路5を介して、受信装置7に配信して、処理は終了する。
【0077】
このように、配信装置1は、コンバインされたコンテンツ82およびエージェントプログラム81を含むエージェント実行形式ファイルを受信装置7に配信する。
【0078】
次に、受信装置7による受信の処理を図9のフローチャートを参照して説明する。ステップS31において、受信装置7は、配信装置1から送信された配信データであるエージェント実行形式ファイルを受信する。
【0079】
ステップS32において、受信装置7は、受信装置7への使用者による操作(例えば、エージェント実行形式ファイルに対応するアイコンがダブルクリックされるなど)に対応して、エージェント実行形式ファイルに含まれるエージェントプログラム81を実行する(エージェント実行形式ファイルそのものを開くことにより、エージェントプログラム81が実行される)。
【0080】
ステップS33において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、エージェント実行形式ファイルをエージェントプログラム81とコンテンツ82とに分離する。
【0081】
ステップS34において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、分離されたコンテンツ82(暗号化されている)を図示せぬハードディスクなどに格納する。
【0082】
ステップS35において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、分離されたエージェントプログラム81を図示せぬハードディスクなどに格納する。
【0083】
ステップS36において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、エージェントプログラム81をコンテンツ82としてファイルシステムドライバ93に認識させて、処理は終了する。
【0084】
このように、受信装置7は、受信したエージェント実行形式ファイルを実行して、エージェント実行形式ファイルに含まれるエージェントプログラム81とコンテンツ82とをそれぞれに格納することができる。エージェントプログラム81は、ファイルシステムドライバ93にコンテンツ82として認識される。
【0085】
次に、コンテンツ82を開く操作により起動されたエージェントプログラム81を実行する受信装置7によるコンテンツ82の利用の処理を図10のフローチャートを参照して説明する。
【0086】
ステップS51において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、CPMセンタ3に、コンテンツ82に対応するコンテンツIDを送信する。CPMセンタ3は、CPMデータベース4にコンテンツIDを供給して、コンテンツ82の有効期限、およびコンテンツ82を復号するための鍵を取得する。CPMセンタ3は、コンテンツ82の有効期限を受信装置7に供給する。
【0087】
ステップS52において、受信装置7は、コンテンツIDに対応するコンテンツ82の有効期限を取得する。ステップS53において、受信装置7は、コンテンツ82が有効期限内であるか否かを判定し、有効期限内であると判定された場合、CPMセンタ3に鍵を要求する。CPMセンタ3は、コンテンツ82を復号する鍵を受信装置7に送信する。
【0088】
ステップS54において、受信装置7は、コンテンツ82を復号する鍵を取得する。ステップS55において、受信装置7は、取得した鍵でコンテンツ82を復号する。
【0089】
ステップS56において、受信装置7は、コンテンツ82をファイルシステムドライバ93に供給して、処理は終了する。
【0090】
ステップS53において、有効期限が過ぎたと判定された場合、ステップS57に進み、受信装置7は、コンテンツ82を消去する。
【0091】
ステップS58において、エージェントプログラム81を実行する受信装置7は、エージェントプログラム81自身を消去して、処理は終了する。
【0092】
このように、コンテンツを開く操作により起動されたエージェントプログラム81を実行する受信装置7は、コンテンツ82の有効期限をCPMセンタ3から取得し、有効期限内であるとき、コンテンツ82を復号し、有効期限が過ぎたとき、コンテンツ82を消去して、エージェントプログラム81自身を消去する。
【0093】
このようにすることで、有効期限のデータの改竄による不正な利用を防止するとともに、有効期限が過ぎたコンテンツ82の不正な利用を確実に防止することができる。更に、利用することができなくなったコンテンツ82を迅速に消去するので、コンテンツ82を記録しているハードディスクなどの媒体を有効に利用することができる。
【0094】
また、コンテンツ82の利用においては、特別な再生プログラムを必要としない。
【0095】
コンテンツ82を他の記録媒体または再生機器などにコピーしても、エージェントプログラム81が無いので、コピーしたコンテンツ82を利用することは不可能である。
【0096】
更に、例えば、コンテンツの権利者の要求に対応して、CPMデータベース4に記録されているコンテンツ82の有効期限、利用回数、または現時点でのコンテンツ82の利用の可否などを変更すれば、即座に、受信装置7におけるコンテンツ82の利用の形態を制御することができる。
【0097】
図11は、本発明に係るコンテンツ伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。
【0098】
図1において、図1に示すコンテンツ伝送システムと同様な部分には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。
【0099】
配信装置201は、コンテンツデータベース2から供給されたコンテンツを符号化し、鍵管理センタ202から供給された鍵を基に、符号化されたコンテンツを暗号化する。
【0100】
配信装置201は、鍵プログラムを予め記録している。配信装置201は、鍵管理センタ202から鍵と共に供給された、コンテンツの再生回数に対応する利用計数を、鍵と共に鍵プログラム内に記憶する。
【0101】
配信装置201は、鍵およひ利用計数を記憶している鍵プログラムをコンパイルして、実行形式の鍵プログラムと暗号化されたコンテンツとを1対1にコンバインして、実行形式ファイルを生成する。配信装置201は、実行形式の鍵プログラムとコンテンツとがコンバインされた実行形式ファイルを、伝送路5を介して、受信装置203に配信する。
【0102】
鍵管理センタ202は、コンテンツを暗号化または復号する鍵を生成して、配信装置201に供給する。鍵管理センタ202は、コンテンツの再生回数に対応する利用計数を配信装置201に供給すると共に、自分自身に登録する。
【0103】
鍵管理センタ202は、伝送路5を介して、受信装置203からコンテンツIDを受信したとき、コンテンツIDに対応するコンテンツの再生条件を受信装置203に供給する。
【0104】
鍵管理センタ202は、受信装置203のコンテンツの利用回数に対応して、課金の処理を実行する。
【0105】
受信装置203は、実行形式の鍵プログラムとコンテンツとが1対1にコンバインされた実行形式ファイルを受信すると、実行形式ファイルを開く。実行形式ファイルが開かれると、受信装置203は、実行形式ファイルに含まれている鍵プログラムを実行する。
【0106】
鍵プログラムを実行する受信装置203は、実行形式ファイルに含まれているコンテンツを記録すると共に、OS92のレジストリなどを更新することにより、鍵プログラムを常駐プログラムとする。常駐プログラムとされた鍵プログラムは、受信装置203の個別情報(例えば、受信装置203固有のID、または書き込まれた記録メディア若しくはメモリ上のアドレスなど)を記憶する。
【0107】
配信装置201および受信装置203は、配信装置1と同様の構成を有するので、その説明は省略する。
【0108】
図12に示すように、鍵プログラム221は、再生アプリケーションプログラム91から、OS92およびファイルシステムドライバ93を介して、コンテンツであるデータ94の利用が要求されたとき、伝送路5を介して、鍵管理センタ202にデータ94に対応するコンテンツIDを送信する。鍵プログラム221は、鍵管理センタ202から、コンテンツIDに対応するコンテンツであるデータ94の再生条件(例えば、有効期限など)を受信する。
【0109】
鍵プログラム221は、鍵管理センタ202から受信した、データ94の再生条件を基に、コンテンツであるデータ94を復号するか、または自分自身を消去する。
【0110】
従って、コンテンツをコピーした機器などにおいて、鍵プログラム221が無いとき、コンテンツを利用することは不可能である。
【0111】
鍵プログラム221は、コンテンツであるデータ94を復号したとき、自分自身の内部に記憶している、コンテンツの再生回数に対応する利用計数をデクリメントする。鍵プログラム221は、利用計数が0になったとき、自分自身を消去する。
【0112】
次に、配信装置201および鍵管理センタ202による配信の処理を図13のフローチャートを参照して説明する。ステップS101において、配信装置201は、コンテンツデータベース2からコンテンツを取得する。
【0113】
ステップS102において、配信装置201は、取得したコンテンツをエンコードする。例えば、コンテンツが画像であるとき、配信装置201は、MPEG2方式でエンコードする。
【0114】
ステップS103において、鍵管理センタ202は、コンテンツに対応する利用計数および鍵を生成して、利用計数および鍵を配信装置201に供給する。
【0115】
ステップS104において、配信装置201は、鍵管理センタ202から供給された鍵を基に、コンテンツデータベース2から取得したコンテンツを暗号化する。
【0116】
ステップS105において、配信装置201は、鍵プログラム221のソースプログラムを生成する。配信装置201は、予め記憶している、鍵プログラム221のソースプログラムを利用するようにしてもよい。
【0117】
ステップS106において、配信装置201は、利用計数を鍵プログラム221のソースプログラムに記憶(格納)する。
【0118】
ステップS107において、配信装置201は、鍵を鍵プログラム221のソースプログラムに記憶(格納)する。
【0119】
ステップS108において、配信装置201は、鍵および利用計数を記憶している鍵プログラム221をコンパイルして、実行プログラムを生成する。
【0120】
ステップS109において、配信装置201は、鍵プログラム221の実行プログラムと、暗号化されたコンテンツとをコンバインして、実行形式ファイルを生成する。
【0121】
ステップS110において、配信装置201は、鍵プログラム221の実行プログラムと、暗号化されたコンテンツとがコンバインされた実行形式ファイルを、伝送路5を介して、受信装置203に配信する。
【0122】
ステップS111において、鍵管理センタ202は、ステップS103の処理で生成した利用計数を登録して、処理は終了する。
【0123】
このように、配信装置201は、鍵および利用計数を記憶した鍵プログラム221の実行プログラムと、暗号化されたコンテンツとがコンバインされた実行形式ファイルを、伝送路5を介して、受信装置203に配信する。
【0124】
次に、受信装置203による実行形式ファイルの受信の処理を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0125】
ステップS131において、受信装置203は、配信装置201から配信された、鍵および利用計数を記憶している鍵プログラム221の実行プログラムと、暗号化されたコンテンツとがコンバインされた実行形式ファイルを受信する。ステップS132において、受信装置203は、受信した実行形式ファイルに含まれる鍵プログラム221を実行する。
【0126】
ステップS133において、鍵プログラム221を実行する受信装置203は、実行形式ファイルに含まれるコンテンツを受信装置203の内部(例えば、ハードディスク)に記録する。
【0127】
ステップS134において、鍵プログラム221を実行する受信装置203は、受信装置203のシステム情報を取得して、取得したシステム情報を鍵プログラム221の内部に記憶する。
【0128】
ステップS135において、鍵プログラム221を実行する受信装置203は、実行している鍵プログラム221を常駐させて、処理は終了する。
【0129】
このように、受信装置203は、実行形式ファイルを受信すると、鍵プログラム221を実行する。鍵プログラム221は、受信装置203のシステム情報を記憶して、自分自身を常駐させる。
【0130】
次に、鍵プログラム221を常駐している受信装置203によるコンテンツの利用の処理を図15のフローチャートを参照して説明する。ステップS151において、鍵プログラム221は、アクセスを待機する。ステップS152において、鍵プログラム221は、ファイルシステムドライバ93から供給されるメッセージを基に、アクセスされたか否かを判定し、アクセスされていないと判定された場合、ステップS151に戻り、アクセスを待機する。
【0131】
ステップS152において、アクセスされたと判定された場合、ステップS153に進み、鍵プログラム221は、受信装置203からシステム情報を取得し、取得したシステム情報がステップS134で取得したシステム情報(実行形式ファイルが受信されたとき取得されたシステム情報)と一致するか否かを判定する。ステップS153において、取得したシステム情報がステップS134で取得したシステム情報と一致すると判定された場合、ステップS154に進み、鍵プログラム221は、伝送路5を介して、鍵管理センタ202に、コンテンツに対応するコンテンツIDを送信する。
【0132】
ステップS155において、鍵プログラム221は、伝送路5を介して、鍵管理センタ202からコンテンツに対応する再生条件(例えば、有効期限等を含む)を取得する。
【0133】
鍵プログラム221は、鍵管理センタ202から利用計数を含む再生条件を受信したとき、その内部に記憶している利用計数を、受信した利用計数に置き換えるようにしてもよい。このようにすることで、コンテンツを受信装置203に供給した後でも、コンテンツの利用回数を即座に更新することができる。
【0134】
ステップS156において、鍵プログラム221は、再生条件を基に、コンテンツが有効か否かを判定し、コンテンツが有効であると判定された場合、ステップS157に進み、コンテンツを復号し、復号したコンテンツをファイルシステムドライバ93に供給する。
【0135】
ステップS158において、鍵プログラム221は、内部に記憶している利用計数をデクリメントする。
【0136】
ステップS159において、鍵プログラム221は、利用計数が0であるか否かを判定し、利用計数が0でないと判定された場合、ステップS151に戻り、コンテンツの利用の処理を繰り返す。
【0137】
ステップS159において、利用計数が0であると判定された場合、コンテンツはこれ以上利用できないので、ステップS160に進み、鍵プログラム221は、自分自身を消去して、処理は終了する。
【0138】
ステップS153において、取得したシステム情報がステップS134で取得したシステム情報と一致しないと判定された場合、不正コピーしたものとみなし、ステップS160に進み、鍵プログラム221は、自分自身を消去して、処理は終了する。
【0139】
ステップS156において、コンテンツが有効でないと判定された場合、または、鍵管理センタ202から再生条件を取得できない場合(例えば、鍵管理センタ202がサービスを停止したとき)、コンテンツはこれ以上利用できないので、ステップS160に進み、鍵プログラム221は、自分自身を消去して、処理は終了する。
【0140】
このように、鍵プログラム221は、受信装置203のシステム情報が変化しているとき、不正コピーされたものとみなして、自分自身を消去して、コンテンツの不正利用を防止する。
【0141】
鍵プログラム221は、鍵管理センタ202から供給された再生条件、および利用計数を基に、コンテンツの利用を許可するか否かを判定し、コンテンツの利用が許可された場合、コンテンツを復号して、復号したコンテンツをファイルシステムドライバ93に供給する。
【0142】
鍵プログラム221は、コンテンツの利用が許可されない場合、または不正な利用であると判定された場合、自分自身を消去して、コンテンツの不正利用を防止する。
【0143】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0144】
この記録媒体は、図2に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク61(フロッピディスクを含む)、光ディスク62(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク63(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導体メモリ64などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM32や、HDD41などで構成される。
【0145】
また、記録媒体は、図1に示すように、コンテンツと共に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、若しくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディア6により構成される。
【0146】
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0147】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0148】
【発明の効果】
請求項1に記載の提供装置、請求項3に記載の提供方法、および請求項4に記載の記録媒体によれば、情報処理装置への、コンテンツ、およびコンテンツの再生を制御するエージェントプログラムの送信が制御され、コンテンツに対応する使用制限情報の記録が制御され、エージェントプログラムからの要求に対応して、情報処理装置へのコンテンツに対応する使用制限情報の送信が制御されるようにしたので、不正な使用を確実に防止すると共に、専用プログラムを必要とせず、少ない費用で、確実にコンテンツを利用することができるようになる。
【0149】
請求項5に記載の情報処理装置、請求項10に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の記録媒体によれば、コンテンツを使用するとき、提供装置にコンテンツの使用制限情報が要求され、提供装置から、コンテンツに対応する使用制限情報の受信が制御され、使用制限情報を基に、コンテンツの使用が許可されているか否かが判定され、判定結果に対応してコンテンツの再生が制御されるようにしたので、不正な使用を確実に防止すると共に、専用プログラムを必要とせず、少ない費用で、確実にコンテンツを利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツ伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。
【図2】配信装置1の構成を説明する図である。
【図3】エージェント実行形式ファイルの構造を示す図である。
【図4】エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【図5】エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【図6】エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【図7】エージェントプログラム81の動作を説明する図である。
【図8】配信の処理を説明するフローチャートである。
【図9】受信の処理を説明するフローチャートである。
【図10】コンテンツの利用の処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係るコンテンツ伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。
【図12】鍵プログラム221221の動作を説明する図である。
【図13】配信の処理を説明するフローチャートである。
【図14】受信の処理を説明するフローチャートである。
【図15】コンテンツの利用の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 配信装置, 2 コンテンツデータベース, 3 CPMセンタ, 4 CPMデータベース, 5 伝送路, 6 パッケージメディア, 7 受信装置, 31 CPU, 32 ROM, 33 RAM, 41 HDD, 61 磁気ディスク, 62 光ディスク, 63 光磁気ディスク, 64 半導体メモリ, 81 エージェントプログラム, 82 コンテンツ, 91 再生アプリケーションプログラム, 92 OS, 93 ファイルシステムドライバ, 94 データ, 111 プログラム, 201 配信装置, 202 鍵管理センタ, 203 受信装置, 221 鍵プログラム221

Claims (11)

  1. 情報処理装置にコンテンツを提供する提供装置において、
    前記コンテンツ、および前記コンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、前記情報処理装置において、前記コンテンツおよび前記エージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、前記コンテンツの再生が要求された場合、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行される前記ファイルについての、前記情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御手段と、
    前記ファイルとは独立して、前記コンテンツに対応する使用制限情報の前記提供装置内への記録を制御する記録制御手段と、
    前記コンテンツの再生が要求された前記情報処理装置により実行された前記エージェントプログラムから、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の送信の要求があった場合、前記使用制限情報を読み出す制御をして、前記情報処理装置への前記使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御手段と
    を含むことを特徴とする提供装置。
  2. 前記第2の送信制御手段は、前記コンテンツの使用が許可されているとき、前記情報処理装置への、前記コンテンツに対応する鍵の送信を更に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 情報処理装置にコンテンツを提供する提供装置の提供方法において、
    前記コンテンツ、および前記コンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、前記情報処理装置において、前記コンテンツおよび前記エージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、前記コンテンツの再生が要求された場合、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行される前記ファイルについての、前記情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記ファイルとは独立して、前記コンテンツに対応する使用制限情報の前記提供装置内への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記コンテンツの再生が要求された前記情報処理装置により実行された前記エージェントプログラムから、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の送信の要求があった場合、前記使用制限情報を読み出す制御をして、前記情報処理装置への前記使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする提供方法。
  4. 情報処理装置にコンテンツを提供する提供処理用のプログラムであって、
    前記コンテンツ、および前記コンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルであって、前記情報処理装置において、前記コンテンツおよび前記エージェントプログラムは分離して別々のアドレスに格納され、前記コンテンツの再生が要求された場合、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行される前記ファイルについての、前記情報処理装置への送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記ファイルとは独立して、前記コンテンツに対応する使用制限情報の前記提供装置内への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記コンテンツの再生が要求された前記情報処理装置により実行された前記エージェントプログラムから、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の送信の要求があった場合、前記使用制限情報を読み出す制御をして、前記情報処理装置への前記使用制限情報の送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 提供装置からコンテンツ、および前記コンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルを受信する情報処理装置において、
    前記コンテンツの再生が要求された場合に、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信された前記ファイルのうち前記コンテンツと前記エージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御手段と、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記コンテンツを使用するとき、前記提供装置に、前記ファイルとは独立して前記提供装置内に記録された、前記コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求手段と、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記提供装置から、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の受信を制御する受信制御手段と、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記使用制限情報を基に、前記コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定手段と、
    前記エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応して前記コンテンツの再生を制御する再生制御手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記再生制御手段は、前記コンテンツの使用が許可されているとき、前記提供装置から前記コンテンツに対応する鍵を取得する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記再生制御手段は、前記コンテンツの使用が許可されていないとき、前記エージェントプログラムを消去する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記再生制御手段は、前記提供装置から受信されたときに記憶された記憶アドレスと、前記コンテンツの再生が要求されたときの記憶アドレスに応じて、前記コンテンツの再生をさらに制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記エージェントプログラムは、前記コンテンツに1対1に対応する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  10. 提供装置からコンテンツ、および前記コンテンツの再生を制御するエージェントプログラムを含むファイルを受信する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記コンテンツの再生が要求された場合に、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信された前記ファイルのうち前記コンテンツと前記エージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記コンテンツを使用するとき、前記提供装置に、前記ファイルとは独立して前記提供装置内に記録された、前記コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記提供装置から、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記使用制限情報を基に、前記コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応して前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 提供装置から供給されるファイルに、コンテンツと共に含まれる情報処理用のプログラムであって、
    前記コンテンツの再生が要求された場合に、前記コンテンツが格納されたアドレスに替えて、前記エージェントプログラムに対応するアドレスからの読み出しが実行されるように、受信された前記ファイルのうち前記コンテンツと前記エージェントプログラムとを分離して別々のアドレスに記憶させる制御をする記憶制御ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記コンテンツを使用するとき、前記提供装置に、前記ファイルとは独立して前記提供装置内に記録された、前記コンテンツに対応する使用制限情報の送信を要求する要求ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記提供装置から、前記コンテンツに対応する前記使用制限情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、前記使用制限情報を基に、前記コンテンツの使用が許可されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記エージェントプログラムにより実現される、判定結果に対応して前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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