JP4419093B2 - 無停電電源装置および制御方法、並びに蓄電装置および方法 - Google Patents

無停電電源装置および制御方法、並びに蓄電装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は無停電電源装置および制御方法、並びに蓄電装置および方法に関し、特に、バッテリ以外の蓄電素子を使用する無停電電源装置および制御方法、並びに蓄電装置および方法に関する。
近年、コンピュータなどの情報処理装置の普及が進み、その重要性は年々増している。しかしながら、情報処理装置が消費する電力は、商用交流電源から直接供給されることが多く、このため、商用交流電源に異常が発生すると(例えば、瞬間的な電圧の低下(瞬断)や突然の停電などが発生すると)、その時点で情報処理装置が処理していた情報が破損したり損失してしまう他、情報処理装置自身(例えば、内蔵するハードディスクなど)が故障してしまう、といった不具合が発生することが多々ある。
そこで、近年、このような不具合の発生を回避するために、無停電電源装置(UPS(Uninterruptible Power Supply))の普及が進んでいる。このUPSは、商用交流電源からの電力が正常の場合、その商用交流電源からの電力を情報処理装置などの負荷機器に供給し、商用交流電源からの電力が異常の場合、その出力を切り替えて、内蔵するバッテリからの電力を負荷機器に供給することができる。これにより、UPSが接続された負荷機器は、商用交流電源からの電力に異常が発生しても、UPS内のバッテリから供給される電力を使用することができるので、処理をそのまま続行することが可能になる。
また、UPSには、UPSの各部を制御する機能を備える制御部(以下、制御ユニットと称する)と、電力を蓄電するバッテリ(蓄電池)の機能を備える蓄電部(以下、バッテリユニットと称する)とが分離可能に構成されているタイプ(いわゆるセパレートタイプ)のものがある。セパレートタイプのUPSは、それらの2つの機能を分離させて別々にすることで、バッテリユニットが制御ユニットによる熱の影響を受けないので、バッテリユニットのバッテリ性能を向上させることができるなどのメリットがある。
図1は、従来のUPS1の構成を示すブロック図である。
UPS1は、交流電源2から入力される入力電力が正常の場合、その交流電源2からの入力電力を負荷機器3に供給し、入力電力が異常の場合、その出力を切り替えて、自分が蓄電している電力を負荷機器3に供給する。また、UPS1は、セパレートタイプのUPSであるので、UPS1の各部を制御する制御ユニット11と、電力を蓄電するバッテリユニット12とから構成される。
制御ユニット11は、コネクタなどの接続部A1により、バッテリユニット12と結合(接続)され、UPS1の各部を制御する。また、制御ユニット11は、電力供給部21、充電回路22、CPU(Central Processing Unit)23、および電圧検知部24から構成される。
電力供給部21の入力側には、交流電源2が接続され、出力側には、負荷機器3が接続されている。電力供給部21は、交流電源2から供給される入力電力が正常である場合、交流電源2からの入力電力を負荷機器3に供給する。これに対して、交流電源2に停電などの異常が発生したりして、入力電力に異常が発生した場合、電源供給部21は、後述するバッテリユニット12からの電力を負荷機器3に供給する。
電力供給部21は、AC-DCコンバータ(Alternating Current to Direct Current Converter)32、整流ダイオード33、DC-ACインバータ(DC to AC Inverter)34、DC-DCコンバータ(DC to DC Converter)35、整流ダイオード36、スイッチ37、およびスイッチ38から構成される。また、ライン31は、非常時に、交流電源2からの入力電力を伝播するラインである。
AC-DCコンバータ32は、交流電力2から入力される入力電力が正常の場合、その入力電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、変換した直流電圧を、逆流を防止するための整流ダイオード33を介して、DC-ACインバータ34に印加する。DC-ACインバータ34は、AC-DCコンバータ32により印加される直流電圧を、所定のレベルの交流電圧に変換し、スイッチ37およびスイッチ38を介して、負荷機器3に印加する。
DC-DCコンバータ35は、交流電力2からの入力電力に異常が発生した場合、接続部A1を介して、バッテリユニット12から印加される直流電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、変換された直流電圧を、逆流を防止するための整流ダイオード36を介して、DC-ACインバータ34に供給する。DC-ACインバータ34は、DC-DCコンバータ35により印加される直流電圧を、所定のレベルの交流電圧に変換し、スイッチ37およびスイッチ38を介して、負荷機器3に印加する。
スイッチ37は、CPU23の制御の基に、その入力が切り替えられる。すなわち、CPU23は、非常時である場合、スイッチ37の入力をライン31側に切り替え、交流電源2からの入力電圧を、ライン31、スイッチ37、およびスイッチ38を介して、負荷機器3に印加し、それ以外の場合、スイッチ37の入力をDC-ACインバータ34側にする。
スイッチ38は、CPU23の制御の基に、その状態が切り替えられる。すなわち、CPU23は、UPS1が稼働状態の場合、スイッチ38をオンにし、それ以外の場合、スイッチ38をオフにする。
充電回路22は、電力供給部21から印加される交流の入力電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換して、バッテリユニット12に印加し、バッテリユニット12に充電電流を供給する。
CPU23は、制御ユニット21の各部を制御する。また、CPU23は、スイッチ37およびスイッチ38のそれぞれのスイッチング動作を制御する。
電圧検知部24は、接続部A1を介して、バッテリユニット12から印加される直流電圧を監視することにより、バッテリユニット12のバッテリの残量を検知し、検知した残量を示す情報をCPU23に供給する。CPU23は、電圧検知部24から供給された情報を基に、所定の処理を行う。
バッテリユニット12は、入力電力に異常が発生した場合、負荷機器3に電力供給する予備電源(バックアップ電源)である。バッテリユニット12は、バッテリ51から構成される。
バッテリ51は、鉛やリチウムイオンなどのバッテリ(蓄電池)である蓄電素子から構成される。バッテリ51は、制御ユニット11の充電回路22からの充電電流を基に、電力を充電する。また、入力電力に異常が発生した場合、バッテリ51は放電を開始して、接続部A1を介して、直流電圧を制御ユニット11に印加する。
すなわち、従来のUPS1では、交流電源2から入力される入力電力が正常の場合、その入力電力を、AC-DCコンバータ32、整流ダイオード33、DC-ACインバータ34、スイッチ37、およびスイッチ38を介して、負荷機器3に印加し、それに対して、交流電源2から入力される入力電圧が異常の場合、バッテリユニット12からの入力電力を、接続部A1、DC-DCコンバータ35、整流ダイオード36、DC-ACインバータ34、スイッチ37、およびスイッチ38を介して、負荷機器3に印加する。
以上のようにして、従来のUPS1は構成されている。
さらに、近年、UPSにおいては、蓄電素子として、上述したような、鉛やリチウムイオンなどを使用したバッテリユニット11以外に、電気二重層キャパシタなどのキャパシタを使用した蓄電部(以下、キャパシタユニットと称する)も利用されている。キャパシタは、一般的に、蓄電素子として使用されると、物理的な寿命がくるまでメンテナンスフリーで使用することができる。また、キャパシタでは、炭素でできた電極に電気的なエネルギーを変換することなく蓄えることができ、さらに、キャパシタの構成物質はほとんどが炭とアルミ箔なので、廃棄に伴う環境の影響が非常に少ないなどのメリットがある。
また、太陽光発電装置、ガスタービン発電装置などの発電装置と、異なる特性を有するバッテリを組合せてなる蓄電装置とを備えてなる分散電源を用いた電力供給方法であって、負荷機器への電力の供給が電源側出力電圧調整処理を経てなされる電力供給方法もある(例えば、特許文献1)。
特開2004−64814号公報
しかしながら、バッテリを使用するように設計された機器に対して、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができないという問題があった。
例えば、上述したセパレートタイプのUPS1においては、制御ユニット11に接続されているバッテリユニット12の代わりに、キャパシタユニットを接続させる場合、バッテリユニット12とキャパシタユニットとでは出力電圧が異なるために、キャパシタユニットを制御ユニット11に接続させて使用することができなかった。
また、特開2004−64814号公報に開示されている電力供給方法は、電源側で、電力に出力電圧調整処理を施してから、処理の施された電力を負荷機器に供給するようになされているが、バッテリの代わりに、バッテリ以外の他の蓄電素子を使用することはできなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリを使用するように設計された機器に対して、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子も使用することができるようにするものである。
本発明の第1の側面は、分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置において、前記蓄電部は、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力を蓄える蓄電手段と、前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御手段とを備え、前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む無停電電源装置である。
本発明の第1の側面においては、分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置において、前記蓄電部は、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力が蓄えられ、前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、電力の電圧のレベルが制御され、放電特性には、電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルが含まれる。
したがって、バッテリを使用するように設計された制御部が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
無停電電源装置は、蓄電部に、例えば、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子に電力を蓄え、蓄えている電力を放電する無停電電源装置として構成される。
蓄電手段は、例えば、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子として構成することができる。
電圧制御手段は、例えば、ある電圧の直流電流を異なる電圧の直流電流に変換するDC-DCコンバータなどとして構成することができる。
したがって、バッテリを使用したときの放電特性と、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子を使用したときの放電特性とを合わせることができるので、バッテリを使用するように設計された制御部であっても、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
前記蓄電部は、前記蓄電手段に前記電力を充電させる充電手段を備えることができる。
充電手段は、例えば、キャパシタに充電電流を供給することで電力を充電させる充電回路などとして構成することができる。
本発明の第1の側面は、分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置の制御方法において、前記蓄電部は、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力を蓄える蓄電ステップと、前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御ステップとを含み、放電特性は、電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む制御方法である。
本発明の第1の側面においては、分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置の制御方法において、前記蓄電部は、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力が蓄えられ、前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルが制御され、放電特性には、電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルが含まれる。
したがって、バッテリを使用するように設計された制御部が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
蓄電ステップは、例えば、バッテリとは異なる蓄電素子からなり、制御部に供給するための電力をキャパシタにより蓄える蓄電ステップにより構成され、電圧制御ステップは、例えば、制御部に対するバッテリによる第1の放電特性と、放電される電力による第2の放電特性とが一致するように、電力の電圧のレベルを制御するDC-DCコンバータによる電圧制御ステップにより構成される。
本発明の第2の側面は、バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置において、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力を蓄える蓄電手段と、前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御手段とを備え、前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む蓄電装置である。
本発明の第2の側面においては、バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置において、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力が蓄えられ、前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルが制御され、放電特性には、電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルが含まれる。
したがって、バッテリにより駆動されるように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を電源として駆動することができる。
蓄電装置は、例えば、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子に電力を蓄え、蓄えている電力を放電する蓄電装置として構成される。
蓄電手段は、例えば、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子として構成することができる。
電圧制御手段は、例えば、ある電圧の直流電流を異なる電圧の直流電流に変換するDC-DCコンバータなどとして構成することができる。
したがって、バッテリを使用したときの電圧と、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子を使用したときの電圧とを合わせることができるので、バッテリを使用するように設計された機器であっても、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
本発明の第2の側面は、バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置の蓄電方法において、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力を蓄える蓄電ステップと、前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御ステップとを含み、前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む蓄電方法である。
本発明の第2の側面においては、バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置の蓄電方法において、前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力が蓄えられ、前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルが制御され、放電特性には、電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルが含まれる。
したがって、バッテリにより駆動されるように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を電源として駆動することができる。
蓄電ステップは、例えば、バッテリとは異なる蓄電素子からなり、電子機器に供給するための電力をキャパシタにより蓄える蓄電ステップにより構成され、電圧制御ステップは、例えば、電子機器に対するバッテリによる第1の放電特性と、放電される電力による第2の放電特性とが一致するように、電力の電圧のレベルを制御するDC-DCコンバータによる電圧制御ステップにより構成される。
本発明の第1の側面によれば、バッテリを使用するように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、バッテリにより駆動されるように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を電源として駆動することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用したUPS101の一実施の形態を示すブロック図である。
UPS101は、交流電源2から入力される入力電力が正常の場合、その交流電源2からの入力電力を、例えば、パーソナルコンピュータ(PC(Personal Computer))などの負荷機器3に供給し、入力電力が異常の場合、その出力を切り替えて、自分が蓄電している電力を負荷機器3に供給する。また、UPS101は、セパレートタイプのUPSであるので、UPS101の各部を制御する制御ユニット111と、電力を蓄電するキャパシタユニット112を含むように構成される。UPS101は、本発明の無停電電源装置の一例である。
制御ユニット111は、例えば、コネクタなどからなる接続部B1乃至B4のそれぞれにより、キャパシタユニット112と結合(接続)され、UPS101の各部を制御する。
すなわち、制御ユニット111は、交流電源2から入力される入力電力が正常の場合、交流電源2からの入力電力が負荷機器3に供給されるようにUPS101の各部を制御するとともに、接続部B1を介して、充電用の電力(充電電流)をキャパシタユニット112に供給することで、キャパシタユニット112に電力を蓄電させる(充電させる)。
また、制御ユニット111は、交流電源2から入力される入力電力が異常の場合、その出力を、交流電源2からキャパシタユニット112に蓄電された電力に切り替えて、接続部B2を介して、キャパシタユニット112に蓄電された電力が負荷機器3に供給される(放電される)ようにUPS101の各部を制御する。
なお、制御ユニット111は、バッテリユニット(例えば、上述したバッテリユニット12)を使用するように設計されているが、UPS101では、キャパシタユニット112と接続されて使用されることになる。
制御ユニット111は、電力供給部121、CPU122、および電圧検知部123を含むように構成される。
電力供給部121の入力側には、交流電源2が接続され、出力側には、負荷機器3が接続されている。電力供給部121は、交流電源2から供給される入力電力が正常である場合、すなわち、入力電力の各種のパラメータ(例えば、電圧値や電流値など)がUPS101の許容範囲内である場合、交流電源2からの入力電力を負荷機器3に供給する。これに対して、交流電源2に停電などの異常が発生したり、ブレーカ(図示せず)がオフされたりして、入力電力に異常が発生した場合、すなわち、入力電力の各種のパラメータがUPS101の許容範囲外となった場合、電力供給部121は、キャパシタユニット112からの電力を負荷機器3に供給する。
なお、電力供給部121の電力供給方式(すなわち、その構成)は、図2の例では、説明の簡略上、いわゆる常時商用給電方式とされているが、図2の例に限定されず、いわゆるラインインタラクティブ方式や、いわゆる常時インバータ方式といった様々な方式を適用することが可能である。また、負荷機器3に正弦波により近い波形の電圧を印加できるよう、図示はしないが、フィルタ部などの、他の構成要素が設けられることもある。
電力供給部121は、AC-DCコンバータ132、整流ダイオード133、DC-ACインバータ134、DC-DCコンバータ135、整流ダイオード136、スイッチ137、およびスイッチ138を含むようにして構成される。
ライン131は、例えば、非常時に、交流電源2からの入力電力を伝播するラインである。すなわち、非常時となった場合、CPU122の制御の基に、スイッチ137の入力がライン131側に切り替えられ、交流電源2からの入力電力が、ライン131、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に供給される。
AC-DCコンバータ132は、交流電力2から入力される入力電力が正常の場合、交流電源2からの入力電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、変換した直流電圧を、逆流を防止するための整流ダイオード133を介して、DC-ACインバータ134に出力する(印加する)。DC-ACインバータ134は、整流ダイオード133を介して、AC-DCコンバータ132により印加される直流電圧を、交流電源2と同一の周波数、かつ、ほぼ同一のレベルの交流電圧に変換し、スイッチ137およびスイッチ138を介して、負荷機器3に交流電圧を印加する(出力電力を供給する)。
DC-DCコンバータ135は、接続部B2を介して、キャパシタユニット112から印加される直流電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、変換された直流電圧を、逆流を防止するための整流ダイオード136を介して、DC-ACインバータ134に供給する。DC-ACインバータ134は、整流ダイオード136を介して、DC-DCコンバータ135により印加される直流電圧を、交流電源2と同一の周波数、かつ、ほぼ同一のレベルの交流電圧に変換し、スイッチ137およびスイッチ138を介して、負荷機器3に交流電圧を印加する。
スイッチ137は、CPU122の制御の基に、その入力が切り替えられる。すなわち、CPU122は、非常時である場合、スイッチ137の入力をライン131側に切り替え、交流電源2からの入力電圧を、ライン131、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に印加し、それ以外の場合、スイッチ137をDC-ACインバータ134側にする。
スイッチ138は、CPU122の制御の基に、その状態が切り替えられる。すなわち、CPU122は、UPS101が稼働状態の場合、スイッチ138をオンにし、それ以外の場合、スイッチ138をオフにする。
CPU122は、制御ユニット121の各部を制御する。また、CPU122は、スイッチ137およびスイッチ138のそれぞれのスイッチング動作を制御する。
電圧検知部123は、接続部B2を介して、キャパシタユニット112から印加される直流電圧を監視することにより、キャパシタユニット112の残量を検知し、検知した残量を示す情報をCPU122に供給する。CPU122は、電圧検知部123から供給された情報を基に、所定の処理を行う。例えば、CPU122は、電圧検知部123から供給された情報を基に、キャパシタユニット112の残量がなくなった場合、スイッチ137をライン131側に切り替える。したがって、交流電源2からの電力が正常な状態に戻ったとき、ライン131、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に電力が供給される。
なお、図示はしていないが、制御ユニット111は、例えば、スイッチやボタンなどにより構成され、ユーザがUPS101に各種の指令を入力するときに操作される操作部、LCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、UPS101の状態、入力電力に関するデータなどを表示する表示部、またはフラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、ハードディスクなどの不揮発性の記憶媒体により構成され、CPU122から供給される各種のデータなどを記憶する記憶部などを含むように構成することができる。
キャパシタユニット112は、入力電力に異常が発生した場合、負荷機器3に電力を供給する予備電源(バックアップ電源)である。
キャパシタユニット112は、充電回路151、DC-DCコンバータ152、キャパシタ153、動作状態検知部154、および接続検知部155を含むようにして構成される。
充電回路151は、接続部B1を介して、制御ユニット111から印加される交流の入力電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換して、キャパシタ153に印加し、キャパシタ153に充電電流を供給する。すなわち、キャパシタ153に注目すると、充電回路151は、キャパシタ153の充電器であり、接続部B1を介して、制御ユニット111から供給された充電電流をキャパシタ153に供給する。なお、充電回路151は、UPS101がキャパシタユニット112からの電力を負荷機器3に供給するバックアップ運転を開始した場合、キャパシタ153への充電電流の供給(直流電圧の印加)を停止する。
キャパシタ153は、充電回路151から供給されてくる充電電流を基に、電力(電荷(電気エネルギー))を蓄電する。換言すれば、キャパシタ153は、入力電源に異常が発生した場合、負荷機器3に電力を供給する予備電源(バックアップ電源)である。すなわち、CPU122は、入力電圧に異常が発生した場合、電力供給部121を制御して、負荷機器3に供給する電力の供給元を、交流電源2からキャパシタユニット112に切り替える。すると、DC-DCコンバータ152および接続部B2を介して、キャパシタ153は放電し、直流電圧をDC-DCコンバータ135に印加することになる。
DC-DCコンバータ152は、キャパシタ153により印加された直流電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、接続部B2を介して、変換された直流電圧を制御ユニット111に印加する。
すなわち、このとき、DC-DCコンバータ152は、制御ユニット111がバッテリユニットを使用するように設計されているので、制御ユニット111に印加される直流電圧が、バッテリユニットを使用した場合と同様の電圧(電圧特性)となるように、キャパシタ153により印加された直流電圧を変換する。
動作状態検知部154は、充電回路151の動作状態を検知し、検知した動作状態を示す情報を、接続部B3を介して、制御ユニット111(のCPU122)に供給する。CPU122は、動作状態検知部154から供給された情報を基に、所定の処理を行う。例えば、CPU122は、動作状態検知部154から供給された情報を基に、充電回路151によるキャパシタ153への充電の状態を検知することができるので、キャパシタ153の充電が終了している場合、電力供給部121を制御して、充電電流の充電回路151への供給を停止させる。
接続検知部155は、例えば、キャパシタユニット112と制御ユニット111とが、接続部B1乃至B4のそれぞれにより接続された場合、接続されたことを示す情報を、接続部B4を介して、制御ユニット111(のCPU122)に供給する。CPU122は、接続検知部155から供給された情報を基に、所定の処理を行う。例えば、CPU122は、制御ユニット111と複数のキャパシタユニット112とが接続した場合、接続されたキャパシタユニット112の接続検知部155のそれぞれから供給されてくる情報を基に、制御ユニット111に接続されたキャパシタユニット112の個数を識別する。
以上のように、交流電源2から入力される入力電力が正常の場合、UPS101は、その入力電力を、AC-DCコンバータ132、整流ダイオード133、DC-ACインバータ134、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に印加する。それに対して、交流電源2から入力される入力電圧が異常の場合、UPS101は、キャパシタ153から放電される電力を、DC-DCコンバータ152、接続部B2、DC-DCコンバータ135、整流ダイオード136、DC-ACインバータ134、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に印加する。
次に、図3のフローチャートを参照して、UPS101による充放電の処理について説明する。
ステップS11において、充電回路151は、制御ユニット111から印加される交流の電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換して、キャパシタ153に印加することにより、キャパシタ153に電力(電荷(電気エネルギー))を蓄電させる。
また、このとき、UPS101では、CPU122の制御の基に、スイッチ137の入力がDC-ACインバータ134側に切り替えられているので、UPS101は、交流電源2からの入力電力を、AC-DCコンバータ132、整流ダイオード133、DC-ACインバータ134、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に供給している。
ステップS12において、CPU122は、交流電源2から入力される入力電圧に異常が発生したか否かを判定する。
ステップS12において、交流電源2から入力される入力電力に異常が発生していない、すなわち、正常であると判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、入力電圧が正常である場合には、キャパシタ153は、電力を充電し続けることになる。
一方、ステップS12において、例えば、交流電源2に停電などの異常が発生することにより、入力電力に異常が発生したと判定された場合、ステップS13に進み、キャパシタ153は、自分が蓄えていた電力を放電し、直流電圧をDC-DCコンバータ152に印加する。
ステップS14において、DC-DCコンバータ152は、キャパシタ153により印加された直流電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、変換した直流電圧を、接続部B2を介して、制御ユニット111に印加する(出力する)。
ここで、図4および図5を参照して、DC-DCコンバータ152による直流電圧を変換する処理の詳細について説明する。
図4は、DC-DCコンバータ152の出力電圧の特性と、キャパシタ153の端子電圧の特性との関係の例を示す図である。
図4の例で示す2つのグラフにおいて、縦軸は電圧(V(ボルト))の値を示し、縦軸の値が大きいほど電圧のレベルが高くなる。また、横軸は時間(t)を示し、時間の方向は図中左から右に向かう方向となる。なお、縦軸および横軸においては、電圧のレベルを比較することができればよく、そのため、具体的な軸の値は省略されている。また、図中の残量警報レベルとは、キャパシタやバッテリの蓄電している電力の残量が残り少なくなっているレベルを示し、残量終了レベルとは、キャパシタやバッテリの蓄電している電力の残量がなくなり、放電が終了したことを示している。
上側のグラフは、DC-DCコンバータ152の制御ユニット111に印加する電圧(出力電圧)の変化を示し、下側のグラフは、キャパシタ153が放電する電力による電圧(端子電圧)の変化を示す。
上側のグラフには、実線で示される線L1と、点線で示される線L2との2本の線があるが、線L1は、DC-DCコンバータ152の出力する出力電圧の特性を示し、線L2は、バッテリユニットの出力する出力電圧の特性、すなわち、キャパシタを使用しているキャパシタユニット112ではなく、鉛などを使用したバッテリユニットを制御ユニット111に接続させたときに、その接続されたバッテリユニットが放電する電力による電圧の特性を示す。
換言すれば、制御ユニット111は、本来、バッテリユニット(例えば、バッテリユニット12)を使用するように設計されているので、バッテリ以外のキャパシタ153を蓄電素子として使用する場合、その出力電圧を、バッテリユニットが使用された場合の出力電圧と合わせる必要がある。すなわち、キャパシタユニット112による出力電圧の特性と、バッテリユニットによる出力電圧の特性とを一致させる必要がある。
キャパシタ153の端子電圧は、下側のグラフに示すように、時間の経過とともに、充電していた電力を放電し続けているので、線L3で示すように、その端子電圧が時間の経過とともに低下している。すなわち、キャパシタ153は、交流電源2から入力される入力電力が正常である場合、フルチャージとなっているが、入力電力に異常が発生した場合、自分が蓄えている電力を放電するので、時間の経過とともに端子電圧が低下し、あるレベルまで端子電圧が低下すると放電を終了することになる。
具体的には、図4の例で示すように、下側のグラフの線L3で示すキャパシタユニット112のキャパシタ153の端子電圧と、上側のグラフの線L2で示すバッテリユニットの電圧の特性が一致しておらず、このままでは、バッテリユニットを使用するように設計されている制御ユニット111では、キャパシタユニット112を使用することができない。そこで、キャパシタユニット112のDC-DCコンバータ152は、キャパシタ153の放電する電力の電圧を、バッテリユニットを使用した場合と同様の、所定の電圧のレベルとなるように変換する。
すなわち、DC-DCコンバータ152は、下側のグラフの線L3で示すキャパシタ153の端子電圧の特性を、上側のグラフの線L2で示すバッテリユニットによる出力電圧の特性に近似させるように変換することにより、上側のグラフの線L1で示すような放電特性となるように電圧を出力する。その結果、キャパシタユニット112とバッテリユニットの出力電圧が近似しているので、バッテリユニットを使用するように設計されている制御ユニット111は、キャパシタユニット112を使用することができるようになる。
また、図5の例に示すように、DC-DCコンバータ152が出力する電圧は、線L1に示す放電特性に限らず、線L4乃至L6に示す放電特性などであってもよい。
図5の例で示す2つのグラフでは、図4の例と同様に、上側のグラフは、DC-DCコンバータ152の出力電圧の特性を示し、下側のグラフは、キャパシタ153の端子電圧の特性を示す。なお、図4に示す例と同様となる箇所の説明は適宜省略する。
線L4は、DC-DCコンバータ152の出力する出力電圧が1段階となる場合の放電特性を示している。すなわち、DC-DCコンバータ152は、自分の出力する電圧のレベルを、所定の間隔で低下させることにより、出力電圧を1段階に制御している。
線L5は、DC-DCコンバータ152の出力する出力電圧が2段階となる場合の放電特性を示している。すなわち、DC-DCコンバータ152は、キャパシタ153の電圧低下を検出し、キャパシタ153の電圧が残量警告レベルとなったとき、自分の出力する電圧のレベルを低下させることにより、出力電圧を2段階に制御している。
線L6は、DC-DCコンバータ152の出力する出力電圧が複数段階となる場合の放電特性を示している。すなわち、DC-DCコンバータ152は、自分の出力する電圧のレベルを、所定のタイミングで段階的に低下させることにより、出力電圧を複数段階に制御している。
このように、DC-DCコンバータ152は、キャパシタ153の端子電圧の低下に合わせて、出力電圧を1または複数の段階となるように可変制御するので、キャパシタユニット112を、バッテリユニット用に設計された制御ユニット111に接続させて使用することができる。また、キャパシタユニット112では、電圧(低下)特性がキャパシタ153の残容量に比例するので(Q=CV)、バッテリユニットを使用したときよりも、それらの特性を正確に把握することが可能になる。
なお、DC-DCコンバータ152は、キャパシタ153が放電終了(放電終了レベル)となった場合、その動作を停止することになる。
図3のフローチャートに戻り、ステップS15において、電源供給部121は、キャパシタユニット112からの電力を負荷機器3に供給して、処理は終了する。
すなわち、このとき、UPS101では、CPU122の制御の基に、スイッチ137の入力がDC-ACインバータ134側に切り替えられているので、UPS101は、キャパシタ153から放電された電力を、DC-DCコンバータ152、接続部B2、DC-DCコンバータ135、整流ダイオード136、DC-ACインバータ134、スイッチ137、およびスイッチ138を介して、負荷機器3に供給することになる。
このように、例えば、鉛電池などによるバッテリユニットを使用するように設計された制御ユニット111は、接続されるキャパシタユニット112側に、キャパシタ153の端子電圧をバッテリユニットと同じ電圧のレベルまで昇圧させるDC-DCコンバータ152を設けておくことにより、バッテリユニットの代わりにキャパシタユニット112を使用することができる。また、制御ユニット111側では、何ら変更を加えることなく、バッテリユニットの代わりに、キャパシタユニット112を接続して使用することができ、バッテリユニットが接続されたときと同様に、キャパシタユニット112の端子電圧の変化(低下)を検知して、例えば、残量警告(バックアップ残時間)や信号出力などをすることができる。
ところで、上述した例においては、バッテリを使用するように設計された機器として、UPS101の制御ユニット111を一例にして説明したが、本発明はそれに限らず、バッテリを使用するように設計された機器であれば、いずれに対しても適用することができる。その場合、それらの機器は、例えば、キャパシタからの電力により駆動することになる。
図6は、本発明を適用した蓄電機器212の一実施の形態を示すブロック図である。
電子機器211は、例えば、携帯電話、デジタルカメラ、またはノート型のパーソナルコンピュータなどの、バッテリにより駆動されるように設計された機器である。
蓄電機器212は、バッテリ以外の蓄電素子により電力を蓄え、端子などの接続部C1を介して、蓄えている電力を電子機器211に供給する。蓄電機器212は、本発明の蓄電装置の一例である。
蓄電機器212は、DC-DCコンバータ221およびキャパシタ222を含むように構成される。なお、DC-DCコンバータ221およびキャパシタ222は、それぞれ、図2のDC-DCコンバータ152およびキャパシタ153と同様の機能を有する。
キャパシタ222は、電力(電荷(電気エネルギー))を蓄電し、蓄電している電力を放電することにより、直流電圧をDC-DCコンバータ221に印加する。
DC-DCコンバータ221は、キャパシタ222により印加された直流電圧を、所定のレベルの直流電圧に変換し、接続部C1を介して、変換された直流電圧を電子機器211に印加する。
すなわち、このとき、DC-DCコンバータ221は、電子機器211がバッテリにより駆動されるように設計されているので、電子機器211に印加される直流電圧が、バッテリを使用した場合の電圧(電圧特性)と一致するように、キャパシタ222により印加された直流電圧を変換する。
このように、バッテリを使用したときの電圧と、例えば、キャパシタなどのバッテリ以外の蓄電素子を使用したときの電圧とを合わせることができるので、バッテリを使用するように設計された機器であっても、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
なお、図6の例においては、説明を分かり易くするために、キャパシタ222に電力を蓄電させるため充電回路を図示していないが、キャパシタ222に充電電流を供給するための充電回路を、蓄電機器212に設けるようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、バッテリを使用するように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を使用することができる。
また、本発明によれば、バッテリにより駆動されるように設計された機器が、バッテリの代わりに、バッテリ以外の蓄電素子を電源として駆動することができる。
なお、上述した例においては、バッテリ以外の蓄電素子として、キャパシタを一例にして説明したが、本発明はそれに限らず、例えば、超伝導コイルなど、他の蓄電素子であってもよい。その場合、蓄電素子に充電電流を供給する充電回路は、使用する蓄電素子に合わせて変更することになる。
さらに、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のUPSの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したUPSの一実施の形態を示すブロック図である。 UPSによる充放電の処理を説明するフローチャートである。 DC-DCコンバータの出力電圧の特性と、キャパシタの端子電圧の特性との関係を示す図である。 DC-DCコンバータの出力電圧の特性と、キャパシタの端子電圧の特性との関係を示す図である。 本発明を適用した蓄電機器の一実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
101 UPS
111 制御ユニット
112 キャパシタユニット
121 電力供給部
122 CPU
123 電圧検知部
151 充電回路(充電手段)
152 DC-DCコンバータ(電圧制御手段)
153 キャパシタ(蓄電手段)
154 動作状態検知部
155 接続検知部
211 電子機器
212 蓄電機器
221 DC-DCコンバータ(電圧制御手段)
222 キャパシタ(蓄電手段)

Claims (7)

  1. 分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置において、
    前記蓄電部は、
    前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力を蓄える蓄電手段と、
    前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御手段と
    を備え
    前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む
    無停電電源装置。
  2. 前記蓄電手段は、キャパシタである
    請求項1の無停電電源装置。
  3. 前記蓄電部は、
    前記蓄電手段に前記電力を充電させる充電手段を備える
    請求項1の無停電電源装置。
  4. 分離可能に構成されている、バッテリを使用するように設計された制御部および蓄電部からなる無停電電源装置の制御方法において、
    前記蓄電部は、
    前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記制御部に供給するための電力を蓄える蓄電ステップと、
    前記制御部に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御ステップと
    を含み、
    前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む
    制御方法。
  5. バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置において、
    前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力を蓄える蓄電手段と、
    前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御手段と
    を備え
    前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む
    蓄電装置。
  6. 前記蓄電手段は、キャパシタである
    請求項5の蓄電装置。
  7. バッテリにより駆動される電子機器に対して前記バッテリの代わりに装着され、その電源として動作する蓄電装置の蓄電方法において、
    前記バッテリとは異なる蓄電素子からなり、前記電子機器に供給するための電力を蓄える蓄電ステップと、
    前記電子機器に対する前記バッテリによる第1の放電特性と、放電される前記電力による第2の放電特性とが一致するように、前記電力の電圧のレベルを制御する電圧制御ステップと
    を含み、
    前記放電特性は、前記電力の残量が所定の量となっているレベルを示す残量警告レベルおよび前記電力の残量がなくなり放電が終了したことを示す残量終了レベルを含む
    蓄電方法。
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