JP4418961B2 - ボイドスラブ - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート成形体内に埋設されるボイドスラブに関する。
従来発泡スチレン等からなる中実又は中空の矩形、球体、四角体、半円型、波型などの成形物、あるいは金属,樹脂,耐水紙等を使用したパイプ状の筒等をコンクリート成形体であるコンクリートスラブ内部に埋設したボイドスラブが公知となっている。ボイドスラブは、軽量であるため、床スパンを大きくとり、小梁や柱を省略することができ、室内空間を大きくとることができる。
ただしボイドスラブの遮音性能は、均一スラブに比較して低いという問題がある。上記ボイドスラブは、上下の薄肉コンクリート部分であるシエル部が軽量床衝撃音遮断性能において中高周波数帯域で、特に1KHZ帯域で共振を起こし、均一スラブに比べてL数が5〜10dB悪化する。また重量床衝撃音性能に関しては、単位体積重量を増加させることによってスラブ厚を350mm程度まで上げ、LH−50を確保しているが、特に中高周波数帯域で遮音性能が均一スラブに比べて9dB程度悪化する。
これに対して、格子状碁盤の目状態に鉄筋を配し、所定の碁盤の目に発泡スチレン等からなる軽量球体を位置させた二方向性格子状スラブにおいて、軽量球体を拘束治具で所定の位置に固定して埋設するものが公知となっている(例えば特許文献1参照)。該拘束治具は、ボイドスラブの成形時におけるコンクリートの打設時に、コンクリートによって浮上する軽量球体を上方から抑える構造となっている。ボイドスラブにおいて軽量球体の位置を一定に維持することにより、遮音性能を向上させるものとなっている。
特開2003−321894号公報
上記軽量球体を拘束治具で所定の位置に固定して埋設する二方向性格子状スラブは、コンクリートの打設時に軽量球体が所定の位置を外れる場合があるという欠点がある。これは打設するコンクリートで軽量球体を浮上させるため、浮上してくる軽量球体が浮上途中で拘束治具のアームに挟まり所定外の位置に固定されたままコンクリートに埋設されたり、側方から外れてしまうこと等による。
上記軽量球体が、確実に所定の位置に埋設されないと、スラブの強度及び遮音性能が損なわれるという欠点がある。またそもそも軽量球体を単にスラブ上面と下面の中間に位置させるものとなっており、遮音性能の向上効果が低下するという欠点もある。さらに拘束治具を1つ1つ鉄筋に装着する必要があり、施工工程が複雑となるという欠点もある。そしてボイドを浮上させて位置決めする構造であるため、傾斜屋根や壁に対して使用することができないという欠点があった。
上記課題を解決するための本発明のボイドスラブは、コンクリート成形体内に埋め込まれる複数のボイドAと、各ボイドAを固定的に支持する支持体とからなり、該支持体が、コンクリート成形体内に埋め込まれる予め組まれた鉄筋Sに対して取り付け可能に構成され、支持体が補助筋をなし、該支持体が、ボイドAを収容することによってボイドAと一体化し、所定の鉄筋5aに固定されるホルダFからなり、2つの連結筋12a,12bを設け、一方の連結筋12aに一体的に固着された受けアーム14と、他方の連結筋12bに一体的に固着されたキャッチャー部15とを回動可能に枢着することにより、両連結筋12a,12bが開閉可能な前記ホルダFを構成したことを特徴としている。
以上のように構成される本発明の構造によると、複数のボイドが支持された支持体を予め組まれた鉄筋に取り付けることができるため、壁や傾斜屋根、PC等の所定角度傾斜した鉄筋に上記支持体を取り付けることができ、これによりボイドを内装したボイドタイプのコンクリート成形体を容易に製造することができるという効果がある。
また、支持体が補助筋を兼用することによって、製造されるコンクリート成形体の強度を増加させることができる。
本発明のボイドスラブについて説明する。図1は本ボイドスラブに使用するボイドAを2つ割りにした状態の斜視図である。該ボイドAは、発泡スチレン等からなる中実軽量球体であり、外皮1に比較して内側2の密度が高い。従来65倍程度であるが、本実施形態においては45倍程度となっている。
ボイドAの表面は、必要に応じて平面に限らず様々の形状とすることができる。例えばゴルフボールの表面の様に凹部即ち複数個の大小ディンプルを配したり、逆に凸部を設けて衝撃波を乱反射したり拡散することを可能とすることができる。
図2,図3,図4は、本ボイドスラブに埋め込まれる鉄筋(スラブ骨格S)とボイドとを示す平面図,図2のY−Y断面図,図2のX−X断面図である。本ボイドスラブは、型枠内にスラブ骨格Sを配置し、スラブ骨格Sに対してボイドAを配置してコンクリートを打設することによって製造形成される。図3にはコンクリートの打設時に使用される下型枠8が記載されている。コンクリートが硬化した状態(ボイドスラブが完成した状態)で下型枠8は取り外される。
上記スラブ骨格Sは、主筋上端鉄筋4aと配力筋上端鉄筋5aとが直交して上方側において格子状に組み合わされ、主筋下端鉄筋4bと配力筋下端鉄筋5bとが直交して下方側において上方側と同じ格子状に組み合わされた構成となっている。配力筋上端鉄筋5a,主筋主筋上端鉄筋4a,配力筋下端鉄筋5b,主筋下端鉄筋4bとによって、多数の平面格子状に組立てられた格子空間Gが形成されている。
ボイドAは、複数のボイドAを支持する支持体となる主筋方向の埋設パネルバケット型Fに包み込まれるように収容され、埋設パネルバケット型Fによって平面視で各格子空間Gの中央に位置するように配置される。
埋設パネルバケット型Fは、主筋方向に複数のボイドAを一体的に収容している。ボイドAを収容した埋設パネルバケット型Fを配力筋方向に複数配置し、埋設パネルバケット型Fを配力筋上端鉄筋5aに一体的に固定することによって、全ての格子空間GにボイドAを配置することができる。
図5,図6は埋設パネルバケット型Fの平面図及び斜視図である。平行に設けられた2つの連結筋12a,12bには、L字フック状のストッパー爪13が所定間隔で一体的に設けられている。ストッパ爪13を配力筋上端鉄筋5aに引っ掛けることによって、埋設パネルバケット型Fを配力筋上端鉄筋5aに仮止めすることができる。
上記連結筋12aには、複数のU字状の受けアーム14が、他方の連結筋12bには、上記受けアーム14に対応するキャッチャー部15が一体的に固着されている。キャッチャー部15の先端にはフック状の回転部16が形成されている。回転部16がアーム14に回転可能に引っ掛けられ、キャッチャー部15がアーム14に回動可能に枢着されている。
キャッチャー部15とアーム14との回転によって、両連結筋12a,12bは開閉回動が可能となっている。連結筋12bには、他方の連結筋12aに係合する圧縮留金具11が吊着されている。圧縮留金具11を他方の連結筋12aに係合させることによって、両連結筋12a,12bの閉状態を維持することができる。
図7に示されるように、両連結筋12a,12bの開状態で、ストッパー爪13を配力筋上端鉄筋5aに引っ掛けて埋設パネルバケット型Fを配力筋上端鉄筋5aに仮止めし、受けアーム14とキャッチャー部15との間にボイドAを収容し、両連結筋12a,12bを互いに近づく方向にスライドさせ、圧縮留金具11を連結筋12aに係合させることによって、図8に示されるように、ボイドAが一体的に収容された状態で埋設パネルバケット型Fが配力筋上端鉄筋5aに仮止め(仮嵌着)される。
そして埋設パネルバケット型Fは、図2に示されるように、平面視で格子空間Gの中央に各ボイドAが位置するように、ストッパ爪13を介して、配力筋上端鉄筋5aにワイヤ等によって締着固定される。アーム14及びキャッチャー部15は、格子空間Gのピッチ毎に配置されている。
各ボイドAは、当該ボイドAが収容されている埋設パネルバケット型Fに一体的に収容される。両連結筋12a,12bが配力筋上端鉄筋5aに締着固定されることによって、埋設パネルバケット型Fがスラブ骨格Sに一体的に固定され、各ボイドAがスラブ骨格Sに一体的に位置決め固定される。埋設パネルバケット型F(連結筋12a,12b)はスラブ骨格Sのリブ(補助筋)としても機能する。
コンクリートスラブの形成のために、埋設パネルバケット型Fが配力筋上端鉄筋5aに締着固定された状態でコンクリートの打設が行われる。コンクリートの打設前にボイドAがスラブ骨格Sに一体的に固定されて位置決めされているため、各ボイドAが、打設されるコンクリートによってばらばらに浮き上がったり、引っかかったりすることはなく、各ボイドAが、スラブ骨格Sに対して予め定められた位置に位置決めされた状態でコンクリートの打設が行われる。
一方ボイドスラブにおけるスラブ骨格Sの位置は、図9に示されるような鉄筋位置決め体である鉄筋ストッパBによって下型枠8に対して位置決めされる。鉄筋ストッパBは、杆状の本体17を備え、本体17の上端にはボルトヘッド21が設けられている。
ボルトヘッド21は、最終的に成形されるボイドスラブの上面より下方に位置する。本体17の上端側には、配力筋上端鉄筋5aに下方側から係合する鉄筋受金具19と、主筋上端鉄筋4aに上方側から係合する鉄筋押え金具20が上部鍔付ナット18を介して取り付けられている。
本体17の下端には、樹脂等からなる台座23に設けられた下部鍔付ナット22が螺着固定されている。下部鍔付ナット22に支持されて鉄筋受金具24が設けられている。該鉄筋受金具24は、主筋下端鉄筋4bを下方から受ける。下部鍔付ナット22には、ストッパ25が先端に取り付けられたアンカー26が台座23を通過して下方に突出するように螺合している。ストッパ25は上方が弾力的に開いた鏃状をなす。
図9,図10に示されるように、下型枠8には、上記アンカー26を挿入するための鍔付金具27が取り付けられている。下型枠8は、図11の断面図に示されるように、木軸組された枠30にコンクリートパネル合板29を取り付け、図12に示されるような貫通する開口穴28が穿設された鍔付金具27を、図13に示されるように、所定位置に予め取り付けて設けた構造となっている。
該鍔付金具27には貫通する開口孔28が穿設されている。アンカー26を上方から鍔付金具27内に挿入し、嵌通させると、ストッパー25が挿通時に一時的に窄まりながら開口孔28を通過し、貫通後に元に戻り開いた状態となってストッパ25は、上方への抜けが規制される。
鉄筋ストッパBは、台座23とストッパ25とによって下型枠8を挟み込む状態で、下型枠8に位置決めされて取り付けられる。なお鉄筋ストッパBの本体17の長さはスラブ厚に合わせて寸法を設定する必要がある。また鉄筋ストッパBはスラブ骨格Sの形状等に合わせて、通常複数本使用される。この状態で鉄筋受金具24によって主筋下端鉄筋4bが位置決めされ、鉄筋受金具19と鉄筋押え金具20とによって配力筋上端鉄筋5aと主筋上端鉄筋4aとが位置決めされるため、スラブ骨格Sが下型枠8に対して位置決めされる。
上記鉄筋ストッパBによってスラブ骨格Sを位置決めした状態でコンクリートを打設することによって、ボイドAが受ける浮力による配力筋上端鉄筋5a及び主筋上端鉄筋4aの浮上りが防止され、完成するボイドスラブにおいてスラブ骨格Sが予め定められた位置に配置される。
ボイドAは、スラブ骨格Sに対して1つづつ取り付けることなく、埋設パネルバケット型Fによって複数同時にスラブ骨格Sに取り付けられて、スラブ骨格Sにおける位置が固定される。このためボイドAの設置が容易であり、各ボイドAの位置がボイドスラブに対して一定に維持され、ボイドスラブを確実に且つ短時間で施工することが可能となる。
これによりコンクリートスラブ内にボイドAなどを埋設する施工において、コンクリート打設時にボイドA及びスラブ骨格Sが下型枠8から離脱浮上する不都合が防止され、コンクリートスラブにおける予め定められた所定の位置にボイドAがばらつきなく配置される。
スラブ骨格S及びボイドAのコンクリートスラブに対する位置は、強度や遮音性能等を向上させるために各設定されるものであり、上記のように成形されたコンクリートスラブは、スラブ骨格S及びボイドAのコンクリートスラブに対する位置が設計されたものとなり、設計上の性能を確実に保持することができる。これによりひび割れやたわみ、水漏れ等も防止される。また強度や遮音性能等の設計上必要な性能を引き出すためには、ボイドAのサイズ等を様々に変更することもできる。
一方鉄筋ストッパBは、スラブ骨格Sに応じた下型枠8の任意の場所に鍔付金具27(開口孔28)を設けることによって、コンクリートスラブに対して必要な位置に容易に設けることができる。
例えば図14は、下型枠8を平面状に複数枚敷設した平面図で、開口孔28が縦横が同間隔となるように形成されたものである。この場合下型枠8のサイズは1,800mm×900mmとし、開口孔28を900mm間隔で2孔としてあり、敷設した時に開口孔28の縦横間隔が各900mmとなる。
またより口径の大きいボイドAを使用する際には、コンクリート打設時の浮力が大きくなるため、図15に示されるように、下型枠8のサイズを1,800mm×600mmとし開口孔28を600mm間隔の3孔として、要用のサイズに自在に設定することが可能である。
上記のようにコンクリートスラブの下型枠8に、鉄筋ストッパーBを施工する位置に予め鍔付金具27(開口孔28)が所定間隔で設けられた型枠を使用することによって、型枠設置時に階下で開口穴の位置を避けて型枠を保持固定することができ、更に鉄筋施工の際には墨だしの必要が無く、しかも正確な位置に鉄筋(スラブ骨格S)が配置施工されることで施工性及び配筋精度が向上し工期短縮・人工削減になり施工効率が向上する。
またコンクリートスラブの施工後の最終工程で下部型枠に鉄筋を固定させるのに、組立て済みの鉄筋の隙間から下部型枠に長い刃を取付けた電動ドリルで穴を開ける際、下型枠8の底面に設置された階下の型枠サポート金物が見えないため当ってしまい、その位置が不正確となり、更に複数箇所型枠を損傷してしまい、型枠を外した後でコンクリートの表面に突起した損傷が残ってしまい、直仕上げ天井の場合は特に問題となるという不都合も防止される。
なおボイドスラブの完成により下型枠8を解体する際には、下型枠8の解体前に下型枠8の下部からアンカー26を電気ドライバー等によって回転させ、下部鍔付ナット22から取り外すことによって、ストッパー25とともにアンカー26がボイドスラブから取り外される。
このとき上記ボイドスラブは、スラブ下面に台座23が露出状態となる場合もあるが、この場合は、下部鍔付ナット22を天井や各種設備の吊りボルトのアンカーとして利用することができる。
図16,図17に、上記のように形成されたボイドスラブのボイドAとスラブ骨格Sとの位置関係を示す。本実施形態においては、主筋上端鉄筋4a及び主筋下端鉄筋4bは200mm間隔で配置されている。配力筋上端鉄筋5a及び配力筋下端鉄筋5bも200mm間隔で配置されている。ボイドAの直径は、スラブ厚250mmに対して直径135mmとなっている。
このため各ボイドA間は65mmとなっている。従来スラブ厚250mmに対して直径160mmのボイドが使用されるため、本実施形態においてはボイドは小型化されている。そしてボイドAの上端からスラブ上面6までの距離と、ボイドAの下端からスラブ下面7までの距離とが、概ね0.8:1.0となるように、ボイド8が若干上方側に寄った高さ位置に配置される。
上記ボイドAの小型化と、ボイドAのコンクリートスラブ内の上下位置を中心より上側にすることとによって、下記表1に示されるように、主筋と配力筋に囲まれた縦横(XY)方向のリブの体積が増加し、且つボイドAの下側のコンクリートが下部鉄筋を被服する量が増加し、単位体積重量と換算床厚さが下記のように増加する。このため遮音性能の向上と重量床衝撃音が向上し、せん断耐力が増加する。
Figure 0004418961
これにより表2に示されるように、スラブ厚250mmに対し直径160mmのボイドを上下位置を主筋上端鉄筋4aと主筋下端鉄筋4b及び配力筋上端鉄筋5aと配力筋下端鉄筋5bのほぼ中央垂直位置に配置した従来公知のボイドスラブ及びスラブ厚180mmの均一スラブに比較して、遮音性能の向上を確認することができた。
Figure 0004418961
以上により、例えば図18に示されるように、欠床部Hの周囲及び妻側C且つ間柱D附近の遮音性能の悪化を抑止して改善することができる。欠床部Hの周囲及び妻側Cや間柱D附近の床スラブの周囲を、スラブ中央部に埋設する比較的直径の大きなボイドA'に比べて小径なボイドAを設置して、同一床スラブにおける欠床部周囲などの単位体積重量を増加させたり減少させ、固有振動数を変化させて波動モードを変化させ、上記遮音性能の悪化を抑止することができる。逆に、小型ボイドを大型のボイドとすることでも同じく固有振動数が変化し遮音性能の悪化を防止することが可能となる。
なおボイドA自体が多数の中空部を有していると、該中空部の空気が衝撃振動を受けることによって共振現象が発生して遮音性能が悪化するため、本実施形態のように遮音性能の向上改善及び調整などを目的とする場合は、ボイドAとして中空部即ち空気層の大きな空間の存在しないタイプが望ましく、発泡スチレンなどの軽量体であり、それ自体が中実体を成すものが望ましい。
またコンクリートスラブの遮音性能向上を目的とする場合は、ボイドAの形状は上下平面部面積を最小にすることが望ましいとされている(財満健史ほか日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)P.216 2001年9月号の図6、図7)。これによるとボイドAの中央部ほど遮音性能が悪化していることが明確であり、従って、本実施形態においては、ボイドAとして上下平面部面積が最小となる球体が望ましい。
なおボイドAの高さ位置は、アーム14及びキャッチャー部15の長さ調節によって、容易に調節される。本実施形態におけるスラブ厚に対するボイドAの大きさ比率(250:135)及びボイドAの高さ位置(0.8:1.0)は遮音性能の向上に対して予め設定したものであり、目的に応じて、様々な組合せとすることができる。また遮音性能を向上させるために、ボイドAのサイズや形状や形態及びボイドAのコンクリートスラブに対する位置等を他の組み合わせとしてもよい。また所定の埋設パネルバケット型Fに所定のサイズのボイドを収容し、他の埋設パネルバケット型Fに他のサイズのボイドを収容し、各埋設パネルバケット型Fの配置を様々な組み合わせとしたり、所定の埋設パネルバケット型Fに異なるサイズのボイドを混在させて収容すること等も可能である。いかなる目的のためであっても、当該目的に応じて予め定められた位置に、各ボイドAとスラブ骨格Sが位置するため、成形されたボイドスラブは設計上の性能を引き出すことができる。
さらに所定の埋設パネルバケット型Fに配線用のケーブル等を通すためのホースを収容してコンクリートを打設することによって、ボイドスラブにケーブル等を通すためのスペースを簡単に形成することができる。このときケーブル等を通す上記スペースのボイドスラブに対する位置精度は高い。
上記実施形態はボイドスラブについて説明したが、各ボイドAは、埋設パネルバケット型Fに収容されて1つの支持体を構成するため、壁や傾斜屋根等のコンクリート成形体に使用する場合、1つの支持体を、所定角度傾斜した鉄筋に取り付けることによって、ボイドタイプの壁や傾斜屋根用のコンクリート成形体を現場で容易に製造することができる。またPCの製造に採用することもできる。壁や傾斜屋根、PCに求められる性能に対してボイドの位置を正確に位置決めすることができ、成形される壁や傾斜屋根、PC等のコンクリート成形体は、設計上の性能が発揮される。
また上記支持体は、現場以外の場所で製造して現場に搬送して現場で使用することもできる。これにより工期の短縮を図ることができる。さらに各ボイドAは埋設パネルバケット型Fを介して鉄筋に一体的に取り付けられているため、ボイドAをコンクリート打設前の足場とすることもできる。
一方図19〜図22に示されるように、埋設パネルEをボイドAの支持体とし、埋設パネルEにボイドAを収容するように構成することもできる。図19はボイドAが収容された埋設パネルEのコンクリート打設前の状態での斜視図、図20は図19の平面図、図21及び図22は図20におけるX−X断面図及びY−Y断面図である。
スラブ骨格S及び鉄筋ストッパーBは上記実施形態と同一である。埋設パネルEは、図23,図24に示されるような上方の開口部からボイドAを挿入することができる複数のバスケット31が連続して形成されたバスケット体32が、図25,図26に示されるように連結された構造となっている。
図25は埋設パネルEの平面図、図26は埋設パネルEの側面図である。各バスケット31は、バスケット31の前後左右方向にボイドAが移動しないように、上方に向かって開くように傾斜している。バスケット31の底部には補強用のステー33が一体的に設けられている。
各バスケット体32の両端のバスケット31には、フック34が形成されている。各フック34が支持杆36に引っ掛けられて固定されることによって、埋設パネルEが構成されている。本実施形態においては、バスケット体32は3つのバスケット31からなり、3つのボイドAを収容することができる。
本実施形態においては、埋設パネルEは、6つのバスケット体32からなり、18個のボイドを収容することができる。ただし必要に応じてバスケット体32に設けるバスケット31の数や、埋設パネルEを構成するバスケット体32の数は任意に設定することができる。
支持杆36が主筋上端鉄筋4aに平行となるように配力筋上端鉄筋5a上に載置され、支持杆36が配力筋上端鉄筋5aにワイヤ等によって締結されることによって、上記埋設パネルBが、スラブ骨格Sに一体的に固定される。1つの埋設パネルBは、配力筋上端鉄筋5aに沿って配置され、バスケット31が格子空間Gに位置する。
配力筋上端鉄筋5aには、主筋上端鉄筋4aに平行となる押え鉄筋10が結束細筋9によって締結固定されている。押え鉄筋10は複数設けられており、バスケット31に収容されたボイドAの上端に接し、ボイドAの上方への移動を規制する。押え鉄筋10や支持杆36はリブ(補助筋)となる。これによりボイドAはスラブ骨格Sに対して固定的に位置決めされ、前述の埋設パネルバケット型Fと同様の効果を得ることができる。
一方図27に示されるように、略逆J字状の本体37から構成した鉄筋ストッパJを鉄筋位置決め体として、前述の鉄筋ストッパBに代えて使用することもできる。本体37の先端には、端面が下型枠8の内面に接する台座38が螺合して取り付けられている。台座38の端面には前述のアンカー26が羅合して取り付けられている。
台座38には2つのナット39,41が埋め込まれており、ナット39を介して本体37が、ナット41を介してアンカー26がそれぞれ取り付けられている。アンカー26は前述の鉄筋ストッパBと同じように、下型枠8に設けられた鍔付金具27の開口穴28に挿入して取り付けられている。
本体37の湾曲部分は主筋上端鉄筋4aに係合する係合部35となっている。係合部35が主筋上端鉄筋4aに引っ掛けられることによって、本体37が主筋上端鉄筋4aに取り付けられる。これにより前述と同様に、コンクリート打設時のボイドAが収容されたスラブ骨格Sの浮き上がりが防止され、前述の鉄筋ストッパBと同様の効果を得ることができる。加えて本体37とスラブ骨格Sとの係合構造が簡単であるため、設置が容易である。
なお主筋上端鉄筋4aは、配力筋上端鉄筋5aに固定されている複数の埋設パネルE又は埋設パネルバケット型Fによる浮力を受けるため、鉄筋ストッパJを主筋上端鉄筋4aに係合させることによって、少ないポイントで効率よくスラブ骨格Sの浮き上がりを防止することができる。また本体37は予め逆J字状に曲げておいても、現場合わせで逆J字状に曲げてもよい。
一方図28に示されるような、略逆J字状をなす外周にタップが立てられて雄ネジが形成されたネジ杆42を鉄筋位置決め体として、コンクリートの打設時に誤って浮き上がってくるスラブ骨格Sをコンクリート内に沈めるようにすることもできる。
この場合上記ネジ杆42は先端が鋭く尖った形状となっており、例えば鉄筋ストッパB又はJの設置ミス等によって、スラブ骨格Sが浮き上がってきた場合、ネジ杆42の湾曲部分を係合部45として主筋上端鉄筋4aに係合させるように、ネジ杆42を打ち込み、下型枠8からの突出部分にナット43を螺合させ、ナット43を下型枠8に固定することによって、スラブ骨格Sをコンクリート内に沈めることができ、コンクリートスラブの不良等を防止することができる。
ボイドを2つ割りにした状態の斜視図である。 スラブ骨格と埋設パネルバケット型を使用したボイドとを示す平面図である。 図2のY−Y断面図である。 図2のX−X断面図である。 埋設パネルバケット型の平面図である 埋設パネルバケット型の斜視図である。 埋設パネルバケット型を仮置きした状態の要部側面図である。 埋設パネルバケット型を固定した状態の要部側面図である。 コンクリートスラブにおける鉄筋ストッパ部分の要部部分断面図である。 下型枠の斜視図である。 下型枠の断面図である。 鍔付金具の斜視図である。 下型枠における鍔付金具部分の断面図である。 下型枠の連結平面図である。 他の下型枠の連結平面図である。 コンクリートスラブに対するボイド及びスラブ骨格の上下配置を示す要部断面図である。 スラブ骨格に対するボイドの平面位置を示す要部平面図である。 ボイドの一使用例を示す平面図である。 スラブ骨格と埋設パネルを使用したボイドとを示す斜視図である。 スラブ骨格と埋設パネルを使用したボイドとを示す平面図である。 図20におけるX−X断面図である。 図20におけるY−Y断面図である。 バスケット体の斜視図である。 バスケット体の側面図である。 埋設パネルの平面図である。 埋設パネルの側面図である。 他の鉄 筋ストッパを使用した場合のコンクリートスラブにおける要部部分断面図である。 ネジ杆の使用状態を示すコンクリートスラブにおける要部部分断面図である。
A ボイド
S スラブ骨格(鉄筋)
5a 配力筋上端鉄筋(鉄筋)
F 埋設パネルバケット型(ホルダ)
31 バスケット
10 押え鉄筋(規制体)
12a,12b 連結筋
14 受けアーム
15 キャッチャー部

Claims (1)

  1. コンクリート成形体内に埋め込まれる複数のボイド(A)と、各ボイド(A)を固定的に支持する支持体とからなり、該支持体が、コンクリート成形体内に埋め込まれる予め組まれた鉄筋(S)に対して取り付け可能に構成され、支持体が補助筋をなし、該支持体が、ボイド(A)を収容することによってボイド(A)と一体化し、所定の鉄筋(5a)に固定されるホルダ(F)からなり、2つの連結筋(12a),(12b)を設け、一方の連結筋(12a)に一体的に固着された受けアーム(14)と、他方の連結筋(12b)に一体的に固着されたキャッチャー部(15)とを回動可能に枢着することにより、両連結筋(12a),(12b)が開閉可能な前記ホルダ(F)を構成したボイドスラブ
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