JP4418890B2 - 多段ラック用サブラックの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気通信機器に使用される多段ラックに用いられるサブラックの改良に関し、特に、個々のサブラック内に1又は2以上のトレイ板を略水平に装着することによって、個々のトレイ板上に各種機器類、プリント基板等を組み込むことを可能とした場合に、サブラック側板によって支持されるトレイ板の高さ位置を可能な限り短いピッチにて微調整可能に構成した多段ラック用サブラックの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な加入者線終端交換機や多重分離端局装置などの電気通信機器は、通信機器用キャビネット筐体(ラック本体)内に、機能ブロック単位に応じて多段状に積層収容した架構成をとり、機能ブロック単位を形成する棚段はシェルフ筐体(サブラック)内に構成されている。例えば、前記サブラック内に、複数のプリント基板パッケージ(モジュールユニット、プラグインカード等とも称する)、各種電子機器等を実装することにより機能ブロック単位を構成する。
ところで、近年にあっては、インターネットに代表されるように、通信システムのネットワーク化が進み、上記した電気通信機器等を設置する者が、自己のネットワーク(以下、LAN;Local Area Networkという)に電気通信機器を接続し、運用監視することが行なわれている。このLANの種類には、従来のX.25パケット網などに加え、更に、イーサネットLAN(IEEE802.3)、高速イーサネットLAN(IEEE802.3u)、トークンバスLAN(IEEE802.4)、トークンリングLAN(IEEE802.5)、無線LAN(IEEE802.11)、100VG−AnyLAN(IEEE802.12)、FDD−I LAN、ATM LANなど多種多様のものがあると同時に、これらを提供するLAN機器は、特に、高速化、高機能化、及び短薄軽小化が目まぐるしく変化していることから、電気通信機器等を設置する者も必要に応じて電気通信機器に搭載するLAN機器の交換を行なう必要に迫られる。そのため、電気通信機器のラック本体のLAN機器収容構造はLAN機器の形状変化に対応可能なようにしておくことが必要となる。
【0003】
そこで、ラック本体自体に直接複数段のトレイ板を取付けるようにし、ラック本体の規格に則った高さ方向のピッチ間隔、例えば、インチやミリ単位(例えば、25mm単位)にて、トレイ板の取付け高さを任意に変更するようにした従来例が知られている。しかしながら、このようにラック本体にトレイ板を支持せんとすると、トレイ板の前端部とラック本体の前端部とをネジ止め等によって固定することとなり、充分な重量強度を発揮することが困難であった。このため、ラック本体の両側板の内面にもトレイ板の左右両端部を支持する為の保持金具が必要となる。この保持金具は、ラック本体の側板に設けた係着穴等に対して着脱自在に装着される金具であり、金具を取り付ける係着穴の位置を変更することによって、金具により支持されるトレイ板の高さ位置を変更することができる。しかし、この方法では、トレイ板の位置を変更する際に、保持金具の位置までも移動する手間が生じてしまい不便であり、この点の改善が強く望まれていた。また、この方法では、上記した25mm単位のピッチよりも狭い間隔での位置調整をすることができなかった。
このようなところから、ラック本体に対して引出し式に多段状に収容されるサブラック内に複数のトレイ板を多段状に組み込んで、各トレイ板上に各種LAN機器等を収容して機能ブロックを構築した電気通信機器が開発されている。
即ち、上記した電気通信機器、例えばデジタル通信回線の多重分離装置等は、図10に示すように通信機器用キャビネット筐体(以下、ラック本体、という)1内に備えた複数の収容部2内に引出し式のシェルフ筐体(以下、サブラック、という)10を収容固定した構成を備えている。ラック本体1の前面には必要に応じて仕切部材3が所定間隔で配置され、仕切部材3間に画成された収容部2の両側板の内壁にはサブラック本体10を引出し式に着脱可能とするための図示しないガイド部材が設けられている。各収容部2に対応するラック本体1の背面は少なくとも一部が開放しており、該開放部から各収容部内に装着したサブラック10の背面が露出した状態となり、サブラック10の背面に設けた図示しないコネクタピン群がコネクタ枠体(アダプタ)等を介して外部ケーブルコネクタと着脱自在に接続される。外部ケーブルコネクタは、同一のサブラックの他のコネクタピン群との間、或は他のサブラックとの間、或は外部機器との間を接続する手段である。
【0004】
サブラック10は、ステンレス板を箱形に組み付けて前面だけを開放した構成を備えている。サブラック10は、底板11と、底板11の左右両側端縁から直角に立設した左右両側板12、13と、天井板14と、サブラック10の両側板12、13の外側面前部に固定された固定用ブラケット15と、両側板12、13の内側面に切り起こし形成されたガイド突起16によって左右両端部を支持された状態でサブラック内に出入れ自在に差し込まれるトレイ20と、を有する。固定用ブラケット15は各側板12、13にネジ等により固定される基部15aと、基部15aから直角に屈曲した固定片15bと、固定片15bに形成した穴15cとを有している。サブラック10を収容部2の前面開口から引出し式に差し込んで、サブラックの奥端部を収容部2の奥部にまでセットした状態では、固定用ブラケット15の固定片15bに設けた穴15cがラック本体1の縦架1aに設けた固定穴1bと連通状態となるように予め設計されている為、両穴15cと1bをネジ17により固定することにより、サブラック10の固定が完了する。
サブラック10の両側板12、13に形成したガイド突起16は、図11(a)(b)に示すように側板の適所をコ字状に切り込んで切り込み線により囲われた矩形部分を内側へ向けて直角に切り起こしたものである。具体的には、ガイド突起16は所定の間隔Gを隔てて上下位置関係で対向配置された2つのガイド突起から成り、上側と下側の各ガイド突起をサブラックの前方から奥方へ向けて夫々水平に配列したガイド突起横列によってトレイ板20がスライド自在に支持される。この例に示すように、サプラックの両側面板に、上下に向かい合わせてコの字状に切り欠き、コの字状の内壁をサプラックの内側に織り込むことによりガイドレールを形成していた。
このようなことから、トレイ板の高さ位置を更に細かく調整できるよう、スロットガイドレール(案内溝)を設けたサブラックを用い、このサブラックにLAN機器を収容するよう構成した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ガイドレールを形成するガイド突起16の突出長さを充分に確保してトレイ板の支持安定性を高めるためには、コの字状切り欠きの高さ方向の長さを多くしなければならない。すると、トレイ板20の高さ位置調整のピッチ間隔が広がってしまう。更に、サブラックの軽量化(部品点数の削減)を図るために、天井面板14を無くしたいが、これを実行すると底板11による両側板12、13の支持強度が低下し、側板上部が小さな力が加わっただけでも広がってしまうため、ガイド突起16の突出長を更に長くしなければ、トレイ板が落下してしまう虞がある。しかし、ガイド突起を長くすると、必然的に上下位置関係にあるガイド突起の間隔が拡大する為、トレイ板の高さ位置調整のピッチ間隔が広がるという不具合が発生する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、電気通信機器に使用される多段ラックに用いられるサブラックにおいて、個々のサブラック内に1又は2以上のトレイ板を略水平に装着することによって、個々のトレイ板上に各種機器類、プリント基板等を組み込む場合に、サブラック側板によって支持されるトレイ板の高さ位置を可能な限り短いピッチにて微調整可能に構成した多段ラック用サブラックの構造を提供することを目的としている。
具体的には、サブラックの天井板を省略したとしても底板による両側板の機械的強度を十分に確保してトレイ板を支持する際の安定性を高めることができ、更に側板を部分的に変形させて内側へ突出させることによってガイド突起を形成する際に、側板に大きな切り込みを形成せずに十分に大きな突出長を備え、且つ高さ方向ピッチが小さいガイド突起を形成することができる多段ラック用サブラックの構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為、請求項1の発明は、内部に電装部品を収容するための箱体状のサブラックと、前面開口から内部へ向けて該サブラックをスライド自在に支持する収容部を備えたラック本体と、を備えた多段ラックにおいて、前記サブラックは、底板と、該底板の左右両側縁から夫々立設した左右両側板と、左右両側板の各内壁に前方から奥方へ向けて所要ピッチで突設した複数のガイド突起から成るガイド突起横列と、両側板の同じ高さ位置にある該ガイド突起横列に左右端縁を支持されて当該サブラックの前方から奥方へスライド自在に支持されるトレイ板と、から成り、前記ガイド突起横列を構成する個々のガイド突起は、両側板の一部を切り絞り方法によって内側へ円弧状に突出させることによって形成され、前記サブラックの少なくとも一方の側板の奥端部に、前記トレイ板の奥端部に設けた嵌合手段と嵌合する被嵌合手段を設け、前記トレイ板を前記ガイド突起横列に沿って前記サブラックの奥部まで装着したときに前記嵌合手段が前記被嵌合手段に嵌合することにより、両側板の側方への変形を防止したことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記ガイド突起横列は、所定の上下間隔を隔てて近接配置された2列を一組とし、該2列のガイド突起横列間に形成される案内溝によって前記トレイ板の両端縁をスライド自在にガイドしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記一組のガイド突起横列を、各側板内面に上下方向に所要の間隔を隔てて複数列平行に配置したことを特徴とする。
請求項の発明は、前記トレイ板をガイド突起横列により支持した時に、当該トレイ板の脱落を防止する脱落防止手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電気通信機器、例えばデジタル通信回線の多重分離装置の構成を示す正面図であり、この多重分離装置は、通信機器用キャビネット筐体(以下、ラック本体、という)31内に備えた複数の収容部32内に引出し式のシェルフ筐体(以下、サブラック、という)30を収容固定した構成を備えている。ラック本体1の前面には必要に応じて仕切部材33が所定間隔で配置され、仕切部材33間に画成された収容部32の両側板の内壁にはサブラック本体30を引出し式に着脱可能とするための図示しないガイド部材が設けられている。各収容部32に対応するラック本体31の背面は少なくとも一部が開放しており、該開放部から各収容部内に装着したサブラック30の背面が露出した状態となり、サブラック30の背面に設けた図示しないコネクタピン群がコネクタ枠体(アダプタ)等を介して外部ケーブルコネクタと着脱自在に接続される。外部ケーブルコネクタは、同一のサブラックの他のコネクタピン群との間、或は他のサブラックとの間、或は外部機器との間を接続する手段である。
【0008】
図2は本発明の一実施形態に係るサブラックの外観斜視図、図3はその正面図、図4は平面図、図5は側面図である。
本発明のサブラック30は、その左右側板内壁に夫々上下間隔が狭い複数のガイド突起横列45Rを備え、各ガイド突起横列によってトレイ板50の左右両端部を十分な支持強度で着脱自在に支持するとともに、天井板を除去したサブラック構造でありながら底板による左右側板の支持強度を十分に高めた構成が特徴的である。
まず、各図に示すようにこのサブラック30は、矩形の金属板である底板41と、底板41の左右両端縁から夫々直立して一体化された金属製左側板42及び右側板43と、左右両側板42、43の内壁に夫々突設されたガイド突起45と、ガイド突起45によって左右両端縁をスライド自在に支持される金属製トレイ板50等から概略構成されている。
左右両側板42、43の内壁に夫々突設されたガイド突起45は、図6に示すように各側板の両側面から図示しない金型を圧着する『切り絞り方法』と呼ばれる方法で、円弧状に突出(切り起し)させるものであり、これは金属の伸びを利用している点で、上述の従来技術とは異なる。このように形成したガイド突起45は、例えば円弧突起部分の上下方向幅が最大3mm、最小2mm程度という狭さでありながらトレイ板50の左右両端部を十分な強度にて支持することができ、上下2つのガイド突起45a,45bをトレイ板50の左右両端部の板厚分を少しく上回る間隔(案内溝=スロットガイドレール)Gだけ隔てて形成することにより,該間隔G内にトレイ板50の左右両端部をスライド自在に支持することができる。また、個々のガイド突起45の上下方向幅G2が狭い分だけ上下位置関係にあるガイド突起45間の間隔G1を狭く設定することができ、ガイド突起45によって支持されるトレイ板50の上下間隔を狭くしたり、狭いピッチにて高さ位置を微調整することができる。
この例では、上下2つのガイド突起45a,45bを対としているが、一個ずつのガイド突起によってトレイ板50を支持するようにしてもよい。
このガイド突起45a,45bは、夫々サブラック30の前方から奥方へ向けてほぼ水平に所定の間隔を隔てて配列されることによりガイド突起横列45Ra,45Rbを構成し、ガイド突起横列45Ra,45Rbから成るガイド突起横列45Rは、所要の上下方向間隔G1を隔てて上下方向に複数配列されている。一つのガイド突起横列45R内の各案内溝Gは、前後方向に直線状に配列されているため、トレイ板50の左右両端縁をサブラック30の前端部に位置する特定のガイド突起横列45R内の案内溝G内に差し込みスライドさせることにより、装着を完了することができる。
【0009】
上記切り絞り方法により形成された個々のガイド突起横列45R間の上下方向間隔PLは、従来の限界値であった25mmを大幅に下回る十数mm或は10mm以下程度まで減縮が可能である。しかも、ステンレス製側板42、43の肉厚を1mmとした場合に、個々のガイド突起45a,45bの突出長hを5〜8mm程度とすれば、トレイ板及びトレイ板上の機器の重量(例えば、8kg程度まで)を十分に支持することが可能である。
また、各側板42、43の局部に対して両側面から金型を圧着し、各金型に設けた凹部と突部との間に側板の局所を挟んで加圧する『切り絞り方法』により、円弧状に突出(切り起し)させた場合、各ガイド突起45の上下縁に沿って側板が切り込まれるだけであり、従来例のように切込み線が大きく上下方向に延びることがないので、各ガイド突起45の上下方向間隔を大幅に短く設定することが可能となる。
なお、ガイド突起45a,45bの突出形状は、必ずしも円弧状である必要はなく、三角、矩形、その他種々の形状を適用することができる。また、ガイド突起45a,45bの上下方向幅は、均一である必要はなく、長手方向両端部が中央部よりも狭くなってもよい。
【0010】
トレイ板の斜視図である図7に示すように、トレイ板50は上面に機器類を搭載する為の載置面51と、載置面51の左右両端縁に位置する被ガイド端縁52と、載置面51の前端縁に沿って上向き屈曲させた前端屈曲片53と、奥角隅部に必要に応じて設けたケーブル挿通用の切欠き54と、2つの奥角隅から奥方へ夫々突設した嵌合突起(嵌合手段)55とを備えている。
前記前端屈曲片53の左右両端部には、夫々穴53aを貫通形成し、トレイ板50をいずれかのガイド突起列45R内に挿入して奥までセットしたときに、各穴53aと対応する側板42、43の前端面には小面積の受け板60が設けられ、受け板60に形成したネジ穴60aと穴53aとが連通状態となる。この状態で、両穴53a,60a内にボルト61を螺着することにより、各側板42、43の前端部に対してトレイ板50の前端部を固定する作業が完了する。この穴53a,60a,及びボルト61は、トレイ装着後の脱落防止手段を構成する。
受け板60は各ガイド突起列45Rに対応して同数設けられており、各受け板60の上下方向間隔は、トレイ板50を前方から差し込むのに支障がないように設定されている。
また、図8(a)(b)はトレイ引出し時の脱落防止手段であり、この脱落防止手段は、トレイ板50の奥端縁角隅部近傍位置に屈曲形成した屈曲片65と、屈曲片65に形成した長穴65aと、屈曲片65の前面に沿って左右方向へスライド自在に配置された係止片66と、係止片66に形成した図示しないネジ穴と、長穴65aと該ネジ穴を連通させた状態で両穴に螺着されるボルト67とを有する。係止片66は小突起66aを有する。ボルト67を弛めた状態ではボルトとともに係止片66が左右方向へスライド自在であり、トレイ板50をガイド突起列45R内に装着する際には図8(a)に示すように係止片66をトレイ板内側へ退避させておき、小突起66aが前記受け板60に引っ掛かって装着作業を邪魔しないようにする。一方、装着を完了したトレイ板50をサブラックの前方へ引出し、且つ引き出した状態で脱落しないように保持する場合には、図8(b)のようにボルトを外側へスライドさせた状態で締め付けることにより、小突起66aが側方へ突出するので、トレイ板50を前方へスライドさせたときに小突起66aが受け板60に係合してトレイ板の前方への抜落ちが防止される。
【0011】
次に、図9は、ガイド突起列に沿ってトレイ板を装着完了したときに、各側板42、43の後端縁とトレイ板の一部とが係合状態となってほぼ一体化することにより、各側板42、43を補強するようにした補強構造を示している。
即ち、サブラック30の少なくとも一方の側板42、43の奥端部に、トレイ板の奥端部(角隅部)に設けた嵌合突起(嵌合手段)55と嵌合する嵌合穴(被嵌合手段)70を設け、トレイ板をガイド突起横列に沿ってサブラックの奥部まで装着したときに嵌合突起55が嵌合穴70内に嵌合することにより、前記底板に対する両側板の支持強度を高めている。嵌合穴70は、側板42、43の後端縁を内側に屈曲させた屈曲片71に、各ガイド突起列45Rの案内溝Gと対応する位置に貫通形成されたスリット状の穴であり、この嵌合穴70に嵌合突起55が嵌合することにより、側板42、43の左右方向への変形が防止される。
一つのサブラック内にトレイ板を複数枚装着することにより、側板の補強は更に強力となる。
なお、各側板42、43の外側面に設けたガイド部材75は、ラック本体31の個々の収容部32の側内壁に設けたガイド部に沿ってサブラック30を装着するための手段である。符号76は、各側板42、43の奥部にまたがってコ字状に固定されたケーブル集束用バーであり、サブラックから延びるケーブルをこのケーブル集束用バー76に引っ掛けてまとめる。符号77は補強用の金具であり、両側板42、43が側方へ変形することを防止する。符号78は、各側板42、43の前部外側に固定されたL字板であり、このL字板78はサブラック30をラック本体31に固定する手段である。
また、符号80は底板41の奥部上面に設けたコンセントであり、符号81は電源入力用の端子台である。コンセント80に対してケーブルを接続する際の障害とならないようにトレイ板50には、前記切欠き54を形成してもよい。
次に、符号85は、各トレイ板50上に載置した機器類を固定する為のベルトであり、ベルトの端部同士はマジックテープ(登録商標)等により着脱可能に構成する。
【0012】
以上のように本発明のサブラック30は、底板41と左右側板42、43、及び複数枚のトレイ板50を備える。言い換えれば、前面(正面)板と、後面(背面)板と、天井板がない。そのため、従来品に比べて部品点数が少なくなり、製造工程の短縮と、低コスト化を実現できる。また、前後面と上面が開放している為、通気性がよくなり放熱性が高まると同時に、軽量化の面でも有利である。
また、トレイ板50をサブラックの両側板42、43に形成した案内溝(スロットガイドレール)Gに挿入することで、LAN機器搭載スベースの高さ方向を容易に変更することができる。
また、本発明では、案内溝Gの形成の仕方に特徴がある。つまり、各側板42、43の局所に対して両面側から金型を圧着する『切り絞り』と呼ばれるプレス加工方法により、側板の局所を円弧状、その他の形状に突出させるものであり、金属の伸びを利用している。このため、側板に形成される切り込み線は個々のガイド突起の上下辺に沿って横方向に延びるだけであり、従来例のように大きく上下方向に切り込み線が延びることはない。従って、切り込み線に干渉されることなくガイド突起間の上下間隔を大幅に短くすることができる。
また、トレイ板50と側板42、43とを締結する嵌合手段及び被嵌合手段を設けて、天井板がなくとも側板が側方に変形しないようにしたので、軽量で放熱性が高いという利点を備えながらも、機械的強度を高めることができる。
また、トレイ板50と側板42、43とに脱落防止手段を設けたので、トレイ板を案内溝Gに沿って装着完了したときに、前方への脱落が防止される。また、トレイ板を案内溝に沿って前方へ引き出した時の脱落を防止することもできる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電気通信機器に使用される多段ラックに用いられるサブラックにおいて、個々のサブラック内に1又は2以上のトレイ板を略水平に装着することによって、個々のトレイ板上に各種機器類、プリント基板等を組み込む場合に、サブラック側板によって支持されるトレイ板の高さ位置を可能な限り短いピッチにて微調整可能に構成することができる。
また、サブラックの天井板を省略したとしても、トレイ板を装着することにより両側板の機械的強度を十分に確保して両側板の側方への変形を防止し、トレイ板を支持する際の安定性を高めることができ、更に側板を局所的に変形(切り絞り)させて内側へ突出させることによってガイド突起を形成する際に、側板に上下方向へ延びる大きな切り込みを形成せずにガイド突起の突出長を十分に大きく確保し、且つ高さ方向ピッチが小さいガイド突起を形成することができる。
即ちまず請求項1の発明は、サブラックを、底板と、左右両側板とから構成し、左右両側板の各内壁に前方から奥方へ向けて所要ピッチで突設した複数のガイド突起から成るガイド突起横列を設け、更に、両側板の同じ高さ位置にある該ガイド突起横列にトレイ板の左右端縁を支持させてサブラックの前方から奥方へスライド自在に支持した。このガイド突起横列を構成する個々のガイド突起は、両側板の一部を切り絞り方法によって内側へ円弧状に突出させることによって形成されているので、ガイド突起自体の上下方向幅を狭くするばかりでなく、上下位置関係にあるガイド突起同士の間隔を狭く設定するとともに、個々のガイド突起の機械的強度を高くすることができ、前記サブラックの少なくとも一方の側板の奥端部に、トレイ板の奥端部に設けた嵌合手段と嵌合する被嵌合手段を設け、トレイ板をガイド突起横列に沿ってサブラックの奥部まで装着したときに嵌合手段が被嵌合手段に嵌合するようにしたので、両側板の側方への変形を防止し、トレイの支持強度を高めることができる。
請求項2の発明では、前記ガイド突起横列は、所定の上下間隔を隔てて近接配置された2列を一組とし、該2列のガイド突起横列間によって前記トレイ板の両端縁をスライド自在にガイドしたので、トレイ板の端縁を安定してガイドし、支持することができる。
請求項3の発明では、前記一組のガイド突起横列を、各側板内面に上下方向に所要の間隔を隔てて複数列平行に配置したので、従来よりも大幅に短いピッチにてトレイ板の高さ位置を微調整することが可能となる。
請求項の発明では、前記トレイ板をガイド突起横列により支持した時に、当該トレイ板の脱落を防止する脱落防止手段を備えたので、トレイ板を案内溝に沿って装着完了したときに、前方への脱落が防止され、トレイ板を案内溝に沿って前方へ引き出した時の脱落を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気通信機器としてのデジタル通信回線の多重分離装置の構成を示す正面図。
【図2】サブラックの一例の斜視図。
【図3】サブラックの正面図。
【図4】サブラックの平面図。
【図5】サブラックの側面図。
【図6】 (a)(b)(c)及び(d)はガイド突起の一例の構成を示す平面図、正面図、A−A断面図、及び側面図。
【図7】トレイ板の一例の構成を示す斜視図。
【図8】 (a)及び(b)は脱落防止手段の一例の構成及び動作説明図。
【図9】補強部の構成説明図。
【図10】従来の電気通信機器の説明図。
【図11】 (a)は従来のガイド突起の構成を示す斜視図、(b)はそのA−A断面図。
【符号の説明】
30 サブラック(シェルフ筐体)、31 ラック本体(通信機器用キャビネット筐体)、32 収容部、33 仕切部材、41 底板、42 金属製左側板、43 右側板、45,45a,45b ガイド突起、45R、45Ra,45Rb ガイド突起横列、50 トレイ板、G 案内溝、51 載置面、52 被ガイド端縁、53 前端屈曲片、53a 穴、54 切欠き、55 嵌合突起(嵌合手段)、60 受け板、60a ネジ穴、65 屈曲片、65a 長穴,66係止片,66a 小突起、67 ボルト,70 嵌合穴(被嵌合手段)、71 屈曲片、75 ガイド部材、76 ケーブル集束用バー、77 補強用の金具、78 L字板、80 コンセント、81 電源入力用の端子台。

Claims (4)

  1. 内部に電装部品を収容するための箱体状のサブラックと、前面開口から内部へ向けて該サブラックをスライド自在に支持する収容部を備えたラック本体と、を備えた多段ラックにおいて、
    前記サブラックは、底板と、該底板の左右両側縁から夫々立設した左右両側板と、左右両側板の各内壁に前方から奥方へ向けて所要ピッチで突設した複数のガイド突起から成るガイド突起横列と、両側板の同じ高さ位置にある該ガイド突起横列に左右端縁を支持されて当該サブラックの前方から奥方へスライド自在に支持されるトレイ板と、から成り、
    前記ガイド突起横列を構成する個々のガイド突起は、両側板の一部を切り絞り方法によって内側へ円弧状に突出させることによって形成され、前記サブラックの少なくとも一方の側板の奥端部に、前記トレイ板の奥端部に設けた嵌合手段と嵌合する被嵌合手段を設け、前記トレイ板を前記ガイド突起横列に沿って前記サブラックの奥部まで装着したときに前記嵌合手段が前記被嵌合手段に嵌合することにより、両側板の側方への変形を防止したことを特徴とする多段ラック用サブラックの構造。
  2. 前記ガイド突起横列は、所定の上下間隔を隔てて近接配置された2列を一組とし、該2列のガイド突起横列間に形成される案内溝によって前記トレイ板の両端縁をスライド自在にガイドしたことを特徴とする請求項1記載の多段ラック用サブラックの構造。
  3. 前記一組のガイド突起横列を、各側板内面に上下方向に所要の間隔を隔てて複数列平行に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の多段ラック用サブラックの構造。
  4. 前記トレイ板をガイド突起横列により支持した時に、当該トレイ板の脱落を防止する脱落防止手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の多段ラック用サブラックの構造。
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