JP4418411B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明は、照明器具に関し、例えば車両の客室内を照明するのに利用される照明器具に関するものである。
車両、特に鉄道車両は長尺で客室の全長を所定の照度で均等に照明するために、照明器具が車両の長手方向に連続して設けられることが多く、光源としては一般に長尺な蛍光灯を採用している(例えば、特許文献1、2参照。)。車長などによって異なるが、通常図11に示すような長さを有した40Wの蛍光灯用のものが広く採用され、図10に示すような短い20Wの蛍光灯用のものを複合配置することで車長や車内構造の違いに対応することが行われている。また、新幹線車両では110Wの蛍光灯が採用されている。
また、車両用の照明器具としては、特許文献1、2に見られるように蛍光灯を覆うカバー体を設けたものとされている。具体例を示すと図10(a)に示す天井dなどに取り付けられる図10(a)(b)、図11(a)(b)に示すような器具本体aに蛍光灯bを収容して支持し、カバー体cを介し客室内などを照明するようにしている。また、カバー体cは蛍光灯bごとの交換のために蛍光灯bの長さ単位で開閉できるものとされている。カバー体cはその開閉のために一方の側縁側を、蛍光灯bを装着保持する器具本体aの一方の側縁側にヒンジ連結部fにて開閉できるようにし、カバー体cと器具本体aの他方の側縁側間に設けた係止手段gによってカバー体cを閉じ状態に係止し、これを外部から操作部hを操作して係止を解除するとカバー体cを開けられるようにしている。
ところで、特許文献1は、カバー体cが長いことに対応して係止手段gが長手方向に複数設けられる関係上、これら複数の係止手段gを一人の作業者が係止解除操作してカバー体cを開くのが困難であるのを、2つ以上の係止手段gを同時に離脱操作できるように、それらに連結した連動バーを設けて一人の作業者によってもカバー体cを容易に開けられる技術を開示している(図示せず)。
また、特許文献2は、片持ち支持したピンを円筒部に一方の抜き差し側口から差し込んだヒンジ連結部fを有し、このヒンジ連結部fを中心に開いたカバー体cを、ピンの円筒部からの軸線方向への抜き出しにより取り外せるようにする構造上、カバー体cを器具本体aにヒンジ連結して閉じたときでもピンの円筒部に対する抜け方向の遊びのためにカバー体cにガタツキが生じやすくなるのを、カバー体cを器具本体aにヒンジ連結して閉じたときに、カバー体cの側に設けた引っ掛かり部が円筒部の反抜き差し口側に引っ掛かりりを持たせて、ピンの円筒部に対する抜け方向への遊びを抑え、カバー体cのガタツキを防止する技術を開示している(図示せず)。
特開2001−202818号公報 特開2002−109944号公報
しかし、特許文献1に記載の照明器具では、連動バー単位が、それと連結される2つ以上の留め金と共に照明器具の外部へ、1箇所または2箇所に分かれて露出し、外部から操作できるようにした複雑なディテール部分をなし、外観を低下させるし、外観上その存在が目立っていたずら操作されやすい。このためか、連動バーは照明器具の上部へ側方から押動操作できるように露出して設けられ、作業者でも操作しにくい位置にある。一方、特許文献2に記載の照明器具では、カバー体を器具本体へ閉じ状態に係止する個々のラッチ金具の操作部だけが、カバー体を構成する側部形材の切欠き部から側方へ露出するもので、露出位置では側部形材の側面に面一になっていることも相まって、特許文献1に記載のものよりは目立ち難く、いたずら操作されにくいが、特許文献1に記載のもののように一人の作業者によってカバー体を開きにくい問題がある上、図示例のように側部形材を押出し形材にて構成するにしても、長手方向の複数位置にラッチ金具の操作部を露出させる切欠き部を形成しなければならない不便があるし、切欠き部はカバー体の長さの違いによって位置や数が異なるので対応するのが面倒であり、コスト高になる。
また、特許文献1、2に記載の照明器具では、共通して、カバー体の長さの違いに応じた数および配列ピッチで係止手段ないしはラッチ機構を設けるのに併せ、ヒンジ連結部も同様に設ける必要があるので、全体に組み立て工数が多くこの面でもコスト高になる。しかも、特許文献1に記載の照明器具のように、複数の係止手段を1つの連動バーにて連結するのは位置合わせなどもあって作業に手間が掛かりその分さらにコスト高なものとなる。また、連動バーに連結される留め金の操作部側を連動バーに位置合わせすることと、留め金具のフック側を器具本体の側の係止部に対する位置合わせと、を同時に満足するのは機械的に困難で、留め金具の弾性変形などによってその差を吸収するにしても、各留め金具の器具本体側の係止部への係合を1つの連動バーの操作によって揃って解除させにくい上、複数の留め金具は回動して係止、係止解除を行うように、カバー体の側に個々にヒンジ連結して狭い幅内で回動できるように支持していて、それらを連結した連動バーの端部など偏った位置を押動操作すると、押動部に近い側の留め金具と遠い側の留め金具とに対する押動量に差ができ、それぞれの留め金具のヒンジ連結部間に拗れが生じやすいので、操作性の悪いものとなる。
本発明の目的は、長尺なカバー体の開閉がスムーズでしかも長さの違いに対応しやすい照明器具を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の照明器具は、照明ランプを照明側に向けて支持する器具本体と、この器具本体の照明側を覆うカバー体と、このカバー体をその一方の側縁側で器具本体の一方の側縁側にヒンジ連結して開閉できるようにするヒンジ連結部と、カバー体の他方の側縁側に設けられてカバー体の閉じ位置にて器具本体の側の係止部に係合してカバー体を閉じ位置に係止する係止部材と、カバー体の前記他方の側縁側から外部に臨んで係止部材をそれによる前記係止部との係合を解除するように操作する係止解除部材と、を備えたことを基本構成としている。
これにより、器具本体は天井などへの取り付け位置から、それに支持している照明ランプからの光を照明側に向けカバー体を介し客室内や室内を照明することができる。カバー体の係止部材による閉じ位置への係止を係止解除部材を介し解除すれば器具本体とのヒンジ連結部を中心に開いて、照明ランプを交換したり、内面を清掃するなどのメンテナンスができる。メンテナンス後はカバー体を閉じて係止部材を器具本体の係止部に弾性係合させることによりカバー体を閉じ状態に係止し照明状態に戻すことができる。
本発明の照明器具は、特に、カバー体と器具本体とのヒンジ連結部は、カバー体と器具本体との一方に一側部で繋がり長手方向に連続した軸部と、カバー体と器具本体との他方に一側部で繋がり他側部に開放部を有して長手方向に連続し前記軸部を回動できるように受け入れるための横断面が二股状の穴部と、の嵌め合いでカバー体を器具本体にヒンジ連結したことを1つの特徴としている。
このような構成では、カバー体と器具本体とのヒンジ連結部が、それらの長手方向に連続した軸部と穴部との穴部の開放部を利用した回動可能な嵌め合い構造となっているので、カバー体が器具本体と共に、長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにそれらの長手方向に連続した軸部と穴部とを嵌め合わせるだけでヒンジ連結できる。また、ヒンジ連結の範囲がそれぞれの長さ一杯に及んで連結強度がその長さに比例して高まる。
本発明は、また、この係止解除部材の基部とカバー体の他方の側縁側との一方一側部で繋がって長手方向に連続した軸部と、係止解除部材の基部とカバー体の他方の側縁側との他方に一側部で繋がり他側部が開放して長手方向に連続し前記軸部を回動できるように受け入れる穴部と、の嵌め合いによるヒンジ連結部で、複数の係止部材と対向してそれらによる係止を解除する係止解除位置と係止を解除しない非係止解除位置との間で可動なように支持したことを別の特徴としている。
このような構成では、係止解除部材がカバー体と共に、長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにそれらの長手方向に連続した軸部と穴部との穴部の開放部を利用して嵌め合わせるだけで独立にヒンジ連結して、複数の係止部材との対向関係を利用した相互の連結に起因した動作上の相互制約や、複数の係止部材の動作ずれの影響なしに、軽快に係止解除操作できる。また、ヒンジ連結の範囲がそれぞれの長さ一杯に及んで拗れにくいし、連結強度もその長さに比例して高まるので、係止解除部材の端部など偏った一箇所を操作しても軽快に係止解除できる。しかも、係止解除部材はカバー体側とヒンジ連結による1つの割線を有して長手方向に平行に延びるだけで、外観上操作部として認識され難く目立たない整ったものとなる。
前記カバー体および器具本体間、カバー体および係止解除部材間、の各ヒンジ連結部をなす軸部および穴部は、押出し形材の一部が形成している、さらなる構成では、
押出し形材の押出し成形時に、それぞれに必要な軸部や穴部が同時に形成されるので、板金加工によるような特別な加工や組付け作業などが不要であるし、その大きさや肉厚設計によって補強などの特別な対策なしに必要強度を簡単かつ確実に満足できる。
カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部が、中空である、さらなる構成では、
軸部が中空であることにより、材料少なく、従って重量化もせずに、外形が大きくガイド周面の広い軸部が得られて、穴との嵌まり合いにてカバー体を器具本体に対し、安定にヒンジ連結できる。
カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部と穴部とは、カバー体の器具本体とのヒンジ連結部を中心とした所定の開き位置を超えた位置にて、嵌め合いが穴部の開放部を通じ軸直角方向に外れる、さらなる構成では、
カバー体の器具本体とのヒンジ連結が穴部の開放部を通じて外れる位置を、カバー体の所定の開き位置を超えるように制限して、照明ランプの交換や内部の清掃など通常のメンテナンスに対応する場合を上回る開き位置への意識的な開き操作なしに、不用意に外されないようにしながら、意識的な開き操作をした後はヒンジ連結部の軸部および穴部の嵌まり合いを穴部の開放部を通じ軸直角方向に、従って、カバー体の位置をヒンジ連結部の軸線方向に位置ずれさせたりせず簡単に取り外せるようになる。
カバー体が、カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部または穴部を有した押出し形材と、係止解除部材とのヒンジ連結部の軸または穴部を有した押出し形材とを備え、これら一対の押出し形材の一方の端部どうし、および他方の端部どうしを、それぞれ端板で連結して照明側に開口が向く照明枠をなし、この照明枠の開口縁の照明側に照明板を支持した、さらなる構成では、
カバー体の器具本体とのヒンジ連結部の軸部または穴部を有した押出し形材と、係止解除部材とのヒンジ連結部の軸部または穴部を有した押出し形材と、の断面形状が長手方向に連続する直進性を利用して、カバー体側での長手方向に連続するヒンジ連結部をそれら押出し形材個々で満足し、これら個々の押出し形材の端部どうしを端板で連結することで照明側に開口を持った照明枠をなし、その開口縁の照明側に照明板を支持できる。
一対の押出し形材の端部どうしを連結する端板は、端板側から、押出し形材にその押出し成形時に形成されている長手方向に連続した穴部へねじをねじ込んでねじ止めしている、さらなる構成では、
一対の押出し形材にその押出し成形時に連続して形成した穴部を利用して、それらの端部に当てがった端板をねじ止めすることにより、簡単に連結し枠体とすることができる。
端板が、一対の押出し形材の端部に当てがってねじ止めした連結端板と、この連結端板に当てがってねじ止めし照明枠の一部を形成する枠板とからなる、さらなる構成では、
1対の単純で小型な連結端板を一対の押出し形材に当てがいねじ止めして所定強度の基本枠構造を満足しておき、連結端板に当てがいねじ止めした枠板と一対の押出し形材とで、照明板を支持する所定の照明枠とすることにより、基本枠構造を崩さずに一方または双方の枠板を取り外すことで、照明板を支持するための枠構造を1方向または2方向に開放することができ、照明板の取外しや交換に便利である。
器具本体が、押出し形材よりなり、両端をそれに当てがってねじ止めした端板で塞いでいる、さらなる構成では、
器具本体側のカバー体とのヒンジ連結部の軸部または穴部を、押出し形材の押出し成形時に形成しておけるので、板金加工によるような特別な加工が不要であるし、その大きさや肉厚設計によって補強などの特別な対策なしに必要強度を簡単かつ確実に満足できる。
器具本体の押出し形材が、両端部にランプソケットを収容し取り付けた幅方向で見た中央部と、この中央部から幅方向で見た両側にそれよりも低く拡がりカバー体とのヒンジ連結部の軸または穴を持った一方の扁平部と、係止部材が弾性係合する係止部を有して、カバー体により開閉される開口を形成している、さらなる構成では、
中央部でランプソケット収容部および、安定器の取り付けスペース、天井などへの取り付けスペースを確保する必要最小限の幅に抑えて、その下部で幅方向両側に広がる扁平部との協働にてカバー体との間に必要な空間高さおよび空間幅をコンパクトに満足し、係止部材が係合する係止部を、器具本体が単独で取り扱われる場合でも、係止部が外部に出て外力を受けやすくなるようなことを回避できる。
器具本体の押出し形材が、前記開口と反対向きの取付レベル面に、長手方向に連続した配線溝を有している、さらなる構成では、
器具本体の押出し形材に有した長手方向に連続して有した配線溝は、押出し形材の押し出し成形時に形成しておけるので、特別な加工なしに得られ、取付レベル面に設けられていることにより、取付面を天井などに当てがって取り付けるのに天井などの取付け相手と干渉せず、取付レベル面と取付け相手との間に配線のための特別なスペースを設けなくてもよい。
器具本体の押出し形材のヒンジ連結部は軸部であって、カバー体内に臨んでカバー体のヒンジ連結部である穴部と嵌まり合っている、さらなる構成では、
押出し形材のヒンジ連結部が軸部であって、カバー体内に臨んでいることにより、外観されない位置にて、カバー体の一方の側縁側部の外形をなす穴部に内側から嵌まり合って体裁よくヒンジ連結することができる。
押出し形材は、ヒンジ連結部の軸部を持ってカバー体内へ入り込む入り込み部が別の押出し形材よりなり、ねじ止めして一体化している、さらなる構成では、
押出し形材は入り込み部をねじ止めしない単独部品である間、中央部の背面とカバー体側への開口とが互いに平行な面内に位置した、取り扱いやすい形態を保つことができ、入り込み部が押出し形材からカバー体側に局部的に突出して片当りするようなことを回避することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限りにおいて種々な組合せで複合して用いることができる。
本発明の1つの特徴の照明器具によれば、器具本体がその取り付け位置から照明ランプによりカバー体を介し照明でき、カバー体の閉じ位置への係止を解除してヒンジ連結部を中心に開くことでメンテナンスできるようにするのに、器具本体およびカバー体相互の長手方向に連続した軸部と穴部との1つの嵌め合いだけで、器具の長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにヒンジ連結でき、構造、組み立てが簡単で安価なものになる。しかも、ヒンジ連結強度が器具の長さに比例して高まりその全長において拗れなどなく安定に回動させられるので、カバー体の端部など偏った一箇所で回避操作しても軽快に開閉でき、作業者1人による作業などに便利である。
本発明の別の特徴の照明器具によれば、器具本体がその取り付け位置から照明ランプによりカバー体を介し照明でき、カバー体の閉じ位置への係止を解除してヒンジ連結部を中心に開くことでメンテナンスできるようにするのに、係止解除部材およびカバー体が長手方向に連続した軸部および穴部を嵌め合わせるだけで、器具の長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにヒンジ連結でき、構造、組み立てが簡単で安価なものになる。また、ヒンジ連結強度が器具の長さに比例して高まりその全長において拗れなどなく安定に回動させられるので、係止解除部材の端部など偏った一箇所を押動などしても拗れなく軽快に操作して、対向するだけの複数の係止部材に突っ張り合いなどなく馴染んでスムーズに係止解除動作でき作業者1人による作業に便利である。しかも、係止解除部材はカバー体側と1つの割線を有して長手方向に平行に延びるだけのシンプルな外観となる上、操作しやすい側面などに位置しても、目立たないし、外観上操作部として認識され難く、いたずら操作されにくい。
ヒンジ連結部の軸部や穴部を持つ部材を押出し形材としてその押出し成形時に同時に軸や穴を形成して、板金加工によるような特別な加工や組付け作業などが不要で、コストの低減が図れるし、その大きさや肉厚設計によって補強などの特別な対策なしに必要強度を簡単かつ確実に満足できる。
カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部が中空であることにより、材料少なく、従って重量化もせずに、外形が大きくガイド周面の広い軸部が得られて、穴部との嵌まり合いにてカバー体を器具本体に対し、安定にヒンジ連結できる。
カバー体の器具本体とのヒンジ連結が外れる位置を、カバー体の所定の開き位置を超えるように制限して、通常のメンテナンスに対応する開き位置を上回る意識的な開き操作なしに、不用意に外されないようにしながら、意識的な開き操作をした後はヒンジ連結部の軸部および穴部の嵌まり合いを軸直角方向に、従って、カバー体をヒンジ連結部の軸線方向に位置ずれさせたりせず簡単に取り外せるようになる。
本発明に係る実施の形態の照明器具につき、以下図1〜図9を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の記載は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
本実施の形態の照明器具は、図1、図2に示すように長尺な鉄道車両1における屋根構体2の客室天井部左右などに多数が鉄道車両1の長手方向にラインをなして下向きに設けられる照明器具3の場合の1つの例を示している。しかし、これに限られることはなく、バスなどの別の車両や広い各種ホールなどはもとより、一般家屋の室内などを照明するのにも適用でき、照明器具一般に有効である。本実施の形態の照明器具3は図1、図2に示すように吊革61の支持フレーム62を挟んで鉄道車両1の長手方向にラインをなすように配列してあり、それぞれ、図1〜図6に示すように、照明ランプとしての蛍光灯4を照明側に向けて支持する器具本体5と、この器具本体5の照明側を覆うカバー体6とよりなり、図1、図3、図5、図6に示すようにカバー体6をその一方の側縁側で器具本体5の一方の側縁側にヒンジ連結して開閉できるようにするヒンジ連結部7と、カバー体6のヒンジ連結されない自由端側となる他方の側縁側に設けられてカバー体6の閉じ位置にて器具本体5の側の図6、図9(c)に示すような係止部8に係合してカバー体6を閉じ位置に係止する係止部材9と、カバー体6の前記他方の側縁側から外部に臨んで係止部材9をそれによる前記係止部8との係合を解除するように操作する係止解除部材11とを備えたことを基本構成としている。器具本体5は天井板12などへの取り付け位置から、それに支持している蛍光灯4からの光を照明側に向けカバー体6を介し客室13内や室内を照明することができる。カバー体6の係止部材9による閉じ位置への係止を係止解除部材11を介し解除すれば器具本体5とのヒンジ連結部7を中心に開いて、蛍光灯4を交換したり、内面を清掃するなどのメンテナンスができ、メンテナンス後はカバー体6を閉じて係止部材9を器具本体5の係止部8に弾性係合させることによりカバー体6を閉じ状態に係止し照明状態に戻して安定させることができる。
本実施の形態では、特に、カバー体6と器具本体5とのヒンジ連結部7は、図5、図6、図8、図9(a)に示すように、カバー体6および器具本体5の一方に一側部で繋がって長手方向に連続した軸部14と、カバー体6および器具本体5の他方に一側部で繋がって他側部に開放部15aを持ち長手方向に連続し前記軸部14を回動できるように受け入れるための横断面が二股状の穴部15と、の嵌め合いでカバー体6を器具本体5にヒンジ連結したものとしている。このように、カバー体6と器具本体5とのヒンジ連結部7が、それらの長手方向に連続した軸部14と穴部15との穴部15の開放部15aを利用した、具体的には、穴部15に軸部14を軸線方向に受け入れるのと同時に、軸部14の器具本体5側などとの繋がり部14aを開放部15aに回動方向に遊びを持って軸方向に受入れた回動可能な嵌め合い構造となっているので、カバー体6が器具本体5と共に、長さの違い、具体的には図10に示す20Wの蛍光灯に対応した従来の長さ例と、図11に示す40Wの蛍光灯に対応した従来の長さ例とでみられるような長さの違いなどであり、新幹線車両などの場合の110W対応のものであればさらに長尺になるといった、照明器具3の長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにそれらの長手方向に連続した軸部14と穴部15とを前記のように嵌め合わせるだけでヒンジ連結できる。また、ヒンジ連結の範囲がカバー体6および器具本体5それぞれの長さ一杯に及んで連結強度がその長さに比例して高まる。この結果、器具本体5およびカバー体6相互の長手方向に連続した軸部14と穴部15との1つの嵌め合いだけで、照明器具3の長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしに、具体的には図10、図11に示す従来例におけるヒンジ連結部fの設置個所をカバー体cなどの長さに応じた間隔や数を設定したり、設定された数のヒンジ連結部fを設定された個所へ取り付けるといった手間なしにヒンジ連結できる。従って、構造、組み立てが簡単で安価なものになる。しかも、ヒンジ連結強度が照明器具3の長さに比例して高まりその全長において拗れなどなく安定に回動させられるので、カバー体6の端部など偏った一箇所で開閉操作しても軽快に開閉でき、作業者1人による作業などに便利である。
また、係止解除部材11が図5、図6、図8、図9(b)(c)に示すように、この係止解除部材11の基部とカバー体6との一方に一側部で繋がって長手方向に連続する軸部21と、係止解除部材11の基部とカバー体6の他方に一側部で繋がって他側部に開放部22aを有して長手方向に連続した穴部22との、穴部22の開放部22aを利用した回動可能な嵌め合いによるヒンジ連結部23で、複数の係止部材9と対向してそれらによる係止を解除する図9(c)に仮想線で示す係止解除位置と、図5、図6、図8、図9(b)(c)に実線で示す係止を解除しない非係止解除位置との間で可動なように支持している。このように係止解除部材11がカバー体6と共に、既述のような長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにそれらの長手方向に連続した軸部21と穴部22とをそれらの繋がり部21a、開放部22aの嵌め合わせを伴い嵌め合わせるだけで独立にヒンジ連結することができ、係止解除部材11は複数の係止部材9との対向関係を利用した相互の連結に起因した動作上の相互制約や、複数の係止部材9の動作ずれの影響なしに、軽快に係止解除操作できる。また、ヒンジ連結の範囲がカバー体6および係止解除部材11それぞれの長さ一杯に及んで拗れにくいし、連結強度もその長さに比例して高まるので、係止解除部材11の端部など偏った一箇所を操作しても軽快に係止解除できる。しかも、係止解除部材11はカバー体6の側縁側部とヒンジ連結による図2、図3、図5、図6に示すような1つの割線24を有して長手方向に平行に延びるだけで、外観上操作部として認識され難く目立たない整ったものとなる。この結果、係止解除部材11およびカバー体6が長手方向に連続した軸部21および穴部22を嵌め合わせるだけで、照明器具3の既述した長さの違いによる個別な加工や組み立てなど一切なしにヒンジ連結でき、構造、組み立てが簡単で安価なものになる。また、ヒンジ連結強度が照明器具3の長さに比例して高まりその全長において拗れなどなく安定に回動させられるので、係止解除部材11の端部など偏った一箇所を押動などしても拗れなく軽快に操作して、対向するだけの複数の係止部材9に順次馴染みながらスムーズに係止解除動作でき作業者1人による作業などに便利である。しかも、係止解除部材11はカバー体6側と1つの割線24を有して長手方向に平行に延びるだけのシンプルな外観となる上、図1〜図3、図5、図8、図9(b)(c)に示すように操作しやすい側面などに位置しても、目立たないし、外観上操作部として認識され難く、いたずら操作はされにくい。
係止部材9は図9(c)に示すように、器具本体5にねじ25により取付けた取付金具26上に軸27によって回動できるように支持し、カバー体6を閉じたとき器具本体5に設けた係止部8である穴部に軸27による枢支部から延びたフック部9aが弾性係合するようにばね28で付勢している。このばね28はフック部9aとは反対の側に延びた尾片部9bを非解除位置にある係止解除部材11に当接させるようにしてある。これにより、係止部材9が係止部8に弾性係合した状態で係止解除部材11を図9(c)に実線で示す非係止解除位置に押戻し、係止解除部材11が図9(c)に仮想線で示す係止解除位置へ押動操作するのに係止部材9が押動されて係止部8から離脱し、カバー体6の器具本体5側への係止を解くので、カバー体6の自重による降下を利用して下方へ静かに開かれるようにすることができる。例えば、一方の手と、他方の手の親指でカバー体6の自由端側を下方から支えながら、他方の手の他の指によって係止解除部材11を係止解除位置に押動して係止解除状態とし、そのまま、静かに下方に降ろす作業によって簡単に開けられる。係止部材9はばね板製とするのが耐久性を満足し、また、寸法誤差や加工誤差などを吸収するのに好適である。
さらに、カバー体6、器具本体5、および係止解除部材11は、いずれもアルミニウム系の押出し形材よりなり、それら器具本体5およびカバー体6間、カバー体6および係止解除部材11間、の各ヒンジ連結部7、23をなす軸部14、21および穴部15、22をそれら押出し形材の一部が形成するようにしている。これによると押出し形材である器具本体5、カバー体6および係止解除部材11の押出し成形時に、それぞれに必要な軸部14、21や穴部15、22などが同時に形成されるので、板金加工によるような特別な加工や組付け作業などが不要で、コストの低減が図れるし、その大きさや肉厚設計によって補強などの特別な対策なしに必要強度を簡単かつ確実に満足できる。しかも、カバー体6と器具本体5とのヒンジ連結部7の軸部14が中空であることにより、材料少なく、従って重量化もせずに、外形が大きくガイド周面の広い軸部14が得られて、穴部15との嵌まり合いにてカバー体6を器具本体5に対し、安定にヒンジ連結できる。また、カバー体6と器具本体5とのヒンジ連結部7の軸部14と穴部15との嵌め合いが、カバー体6の器具本体5とのヒンジ連結部7を中心とした所定の開き位置、例えば真下に向いて安定し、蛍光灯4の交換や内部に清掃などの通常のメンテナンスが可能なようにする通常の開き位置、を超えた図9(a)に仮想線で示す過剰開き位置にて、矢印Aで示す軸直角方向に外れるようにしてある。このように、カバー体6の器具本体5とのヒンジ連結が外れる位置を、カバー体6の所定の開き位置を超えるように制限して、蛍光灯4の交換や内部の清掃など通常のメンテナンスに対応する場合を上回る開き位置への意識的な開き操作なしに、不用意に外されないようにしながら、意識的な開き操作をした後はヒンジ連結部7の軸部14および穴部15の嵌まり合いを軸直角方向に、従って、カバー体の位置をヒンジ連結部の軸線方向に位置ずれさせたりせず簡単に取り外せるようになる。このために、軸部14は両側対象位置を平行な面を持つように削り落してその対称線が前記矢印Aの側に向く小判型断面のものとしている。
ここで、カバー体6は図8に分解して示すように、カバー体6と器具本体5とのヒンジ連結部7の穴部15を有した押出し形材31と、係止解除部材11とのヒンジ連結部23の穴部22を有した押出し形材32とを備え、これら一対の押出し形材31、32の一方の端部どうし、および他方の端部どうしを、それぞれ端板33、34で連結して照明側に開口6aが向く照明枠35をなし、この照明枠35の開口縁6bの照明側に図2〜図6、図9に示すような照明板36を支持したものとしてあり、カバー体6の器具本体5とのヒンジ連結部7の穴部15を有した押出し形材31と、係止解除部材11とのヒンジ連結部23の穴部22を有した押出し形材32と、の断面形状が長手方向に連続する直進性を利用して、カバー体6側での長手方向に連続するヒンジ連結部7、23をそれら押出し形材31、32個々で満足し、これら個々の押出し形材31、32の端部どうしを端板33、34で連結することで照明側に開口6aを持った照明枠35をなし、その開口縁6bの照明側に照明板36を支持できる。
また、一対の押出し形材31、32の端部どうしを連結する端板33、34は、端板33、34側から、押出し形材31、32にその押出し成形時に形成されている長手方向に連続した穴部37へねじ38をねじ込んでねじ止めしており、一対の押出し形材31、32にその押出し成形時に連続して形成した穴部37を利用して、それらの端部に当てがった端板33、34をねじ止めすることにより、簡単に連結することができる。さらに詳細には、端板33、34が、一対の押出し形材31、32の端部に当てがってねじ38でねじ止めした連結端板39と、この連結端板39に当てがってねじ38でねじ止めし照明枠35の一部を形成する枠板41とで構成しており、1対の単純で小型な連結端板39を一対の押出し形材31、32に当てがいねじ止めして所定強度の基本枠構造を満足しておき、連結端板39に当てがいねじ止めした枠板41と一対の押出し形材31、32とで、照明板36を支持する所定の照明枠35とすることにより、基本枠構造を崩さずに枠板41を取り外すことで、照明板36を支持するための枠構造を2方向に開放して、照明板36の取外しや交換に便利である。
一方、器具本体5は押出し形材よりなり、両端に当てがってその一体成形されている穴部40へのねじ38のねじ込みによりねじ止めした端板42で塞いで構成している。これにより、器具本体5側のカバー体6とのヒンジ連結部7の軸部14を、押出し形材の押出し成形時に形成しておけるので特許文献2や図10(a)に示すような従来の板金加工によるようなサイズ毎での金型加工などが不要であるし、その大きさや肉厚設計によって補強などの特別な対策なしに必要強度を簡単かつ確実に満足できる。
なお、器具本体5の押出し形材は、両端部にランプソケット45、46を収容し取り付けた幅方向で見た中央部5cと、この中央部5cから幅方向で見た両側にそれよりも低く拡がりカバー体6とのヒンジ連結部7の軸部14を持った一方の扁平部5dと、係止解除部材11が弾性係合する係止部8を有して、カバー体6により開閉される開口5fを形成している。これにより、中央部5cでランプソケット45、46を収容し蛍光灯4を接続収容し、安定器57の取付け、天井板12などへ取り付けるスペースを確保する必要最小限の幅に抑えて、その下部で幅方向両側に広がる扁平部5dとの協働にてカバー体6との間に必要な空間高さおよび空間幅をコンパクトに満足し、係止部材9が係合する係止部8を、器具本体5が単独で取り扱われる場合でも、係止部8が外部に出て外力を受けやすくなるようなことを回避できる。また、器具本体5の押出し形材が、前記開口5fと反対向きの取付レベル面5gに、長手方向に連続した配線溝53を有したものとしている。これにより、器具本体5の押出し形材に有した長手方向に連続して有した配線溝53は、押出し形材の押し出し成形時に形成しておけるので、特別な加工なしに得られ、取付レベル面5gに設けられていることにより、取付面を天井板12などに当てがって取り付けるのに、局部的に大きく飛び出す安定器55などは別として、配線溝53に配した配線54は図3、図5、図6に示すように天井板12などの取付相手と干渉せず、取付レベル面5gと取付相手である天井板12などとの間に、図10(a)(b)の例が示している安定器kなどの配線jのための特別なスペースsを設けなくてもよい。
また、器具本体5の押出し形材のヒンジ連結部7は軸部14であって、カバー体6内に臨んでカバー体6のヒンジ連結部7である穴部15と嵌まり合っているので、押出し形材のヒンジ連結部が軸であって、カバー体内に臨んでいることにより、外観されない位置にて、カバー体の一方の側縁側部の外形をなす穴部の照明側に嵌まり合って体裁よくヒンジ連結することができる。しかも、器具本体5の押出し形材は、ヒンジ連結部7の軸部14を持ってカバー体6内へ図5、図6、図9(a)に示すように入り込む入り込み部5jが別の押出し形材よりなり、ねじ56によりねじ止めして一体化している。これにより、押出し形材は入り込み部5jをねじ止めしない単独部品である間、中央部5cの背面とカバー体6側への開口5fとが互いに平行な面内に位置した、取り扱いやすい形態を保つことができ、入り込み部5jがあることにより押出し形材からカバー体6側に局部的に突出して片当りするようなことを回避することができる。
なお、図5、図6に示すように照明板36には縁シール63が設けられ、カバー体6の押出し形材31、32の側に設けたシール部材64と圧着して安定するようにしてある。また、図1に示すように天井板12には照明器具3の一方の側縁部近くに空調ダクト65からの吹き出し口66が設けられており、照明器具3に結露水の侵入する恐れがあるので、照明器具3が吹き出し口66に面する側と天井板12との間には図1、図5、図6に示すようにシール部材67を設けて結露水などの侵入を防止するようにしている。このシール部材67を支持するための金具68が器具本体5にねじ69でねじ止めして設けてある。しかし、金具68は押出し形材である器具本体5に一体に形成するものとしてもよい。
本発明は鉄道車両の照明器具などに実用でき、簡単かつ安価なものでカバー体を開き操作するのに便利となる。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両の客室内を照明するのに適用した場合の照明器具の取り付け状態を示す断面図である。 図1の照明装置を斜め下から見た斜視図である。 図1、図2の照明装置の一方の端板を外して見た側面図である。 図2の照明装置における器具本体をカバー体で閉じた状態を示す長手方向に断面して見た断面図である。 図2の照明装置におけるカバー体を閉じ位置に係止する係止部および係止部材のない長手方向位置で見た横断面図である。 図2の照明装置におけるカバー体を閉じ位置に係止する係止部および係止部材がある長手方向位置で見た横断面図である。 図2の照明装置における器具本体の分解斜視図である。 図2の照明装置におけるカバー体の照明板を省略して見た分解斜視図である。 カバー体の部分断面図を示し、(a)は器具本体とのヒンジ連結部を示し、(b)は係止解除部材とのヒンジ連結部を係止部および係止部材のない長手方向位置で見て示し、(c)は係止解除部材とのヒンジ連結部を係止部および係止部材のある長手方向位置で見て示している。 従来の40W用の照明器具を示し、(a)は断面図、(b)は平面図である。 従来の40W用の照明器具を示し、(a)は断面図、(b)は平面図である。
符号の説明
1 鉄道車両
2 屋根構体
3 照明器具
4 蛍光灯
5 器具本体
5g 取付レベル面
6 カバー体
7、23 ヒンジ連結部
8 係止部
9 係止部材
11 係止解除部材
14、21 軸部
14a、21a 繋がり部
15、22 穴部
15a、22a 開放部
31、32 押出し形材
33、34 端板
36 照明板
37 穴部
38 ねじ
39 連結板
41 枠板
53 配線溝
54 配線

Claims (13)

  1. 照明ランプを照明側に向けて支持する器具本体と、この器具本体の照明側を覆うカバー体と、このカバー体をその一方の側縁側で器具本体の一方の側縁側にヒンジ連結して開閉できるようにするヒンジ連結部と、カバー体の他方の側縁側に設けられてカバー体の閉じ位置にて器具本体の側の係止部に係合してカバー体を閉じ位置に係止する係止部材と、カバー体の前記他方の側縁側から外部に臨んで係止部材をそれによる前記係止部との係合を解除するように操作する係止解除部材と、を備えた照明器具において、
    カバー体と器具本体とのヒンジ連結部は、カバー体と器具本体との一方に一側部で繋がり長手方向に連続した軸部と、カバー体と器具本体との他方に一側部で繋がり他側部に開放部を有して長手方向に連続し前記軸部を回動できるように受け入れるための横断面が二股状の穴部と、の嵌め合いでカバー体を器具本体にヒンジ連結したことを特徴とする照明器具。
  2. 照明ランプを照明側に向けて支持する器具本体と、この器具本体の照明側を覆うカバー体と、このカバー体をその一方の側縁側で器具本体の一方の側縁側にヒンジ連結して開閉できるようにするヒンジ連結部と、カバー体の他方の側縁側に設けられてカバー体の閉じ位置にて器具本体の側の係止部に係合してカバー体を閉じ位置に係止する係止部材と、カバー体の前記他方の側縁側から外部に臨んで係止部材をそれによる前記係止部との係合を解除するように操作する係止解除部材と、を備えた照明器具において、
    係止解除部材は、この係止解除部材の基部とカバー体の他方の側縁側との一方一側部で繋がって長手方向に連続した軸部と、係止解除部材の基部とカバー体の他方の側縁側との他方に一側部で繋がり他側部が開放して長手方向に連続し前記軸部を回動できるように受け入れる穴部と、の嵌め合いによるヒンジ連結部で、複数の係止部材と対向してそれらによる係止を解除する係止解除位置と係止を解除しない非係止解除位置との間で可動なように支持したことを特徴とする照明器具。
  3. ヒンジ連結部をなす軸部および穴部は、押出し形材の一部が形成している請求項1、2のいずれか1項に記載の照明器具。
  4. カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部は、中空である請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部と穴部とは、カバー体の器具本体とのヒンジ連結部を中心とした所定の開き位置を超えた位置にて、嵌め合いが穴部の開放部を通じ軸直角方向に外れる請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. カバー体は、カバー体と器具本体とのヒンジ連結部の軸部または穴部を有した押出し形材と、係止解除部材とのヒンジ連結部の軸部または穴部を有した押出し形材とを備え、これら一対の押出し形材の一方の端部どうし、および他方の端部どうしを、それぞれ端板で連結して照明側に開口が向く照明枠をなし、この照明枠の開口縁の照明側に照明板を支持した請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 一対の押出し形材の端部どうしを連結する端板は、端板側から、押出し形材にその押出し成形時に形成された長手方向に連続した穴部へ、ねじをねじ込んでねじ止めしている請求項6に記載の照明器具。
  8. 端板は、一対の押出し形材の端部に当てがってねじ止めした連結端板と、この連結端板に当てがってねじ止めし照明枠の一部を形成する枠板とからなる請求項5〜7のいずれか1項に記載の照明器具。
  9. 器具本体は、押出し形材よりなり、両端をそれに当てがってねじ止めした端板で塞いでいる請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明器具。
  10. 押出し形材は、両端部にランプソケットを収容し取り付けた幅方向で見た中央部と、この中央部から幅方向で見た両側にそれよりも低く拡がりカバー体とのヒンジ連結部の軸または穴を持った一方の扁平部と、係止部材が弾性係合する係止部を有して、カバー体により開閉される開口を形成している請求項9に記載の照明器具。
  11. 押出し形材は、前記開口と反対向きの取付レベル面に、長手方向に連続した配線溝を有している請求項9、10のいずれか1項に記載の照明器具。
  12. 押出し形材のヒンジ連結部は軸部であって、カバー体内に臨んでカバー体のヒンジ連結部である穴部と嵌まり合っている請求項9〜11のいずれか1項に記載の照明器具。
  13. 押出し形材は、ヒンジ連結部の軸部を有してカバー体内へ入り込む入り込み部が別の押出し形材よりなり、ねじ止めして一体化している請求項12に記載の照明器具。
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