JP4418325B2 - Xyステージと半導体装置の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造装置に関し、特に電子ビーム露光装置のような減圧雰囲気中でウエハを保持して微動させるXYステージに対して塵に起因した不具合を防止する手段を設けた製造装置に関する。
半導体装置の半導体素子や磁気装置の磁気ヘッドなどを製造する際においては、ホトリソグラフィを用いて超微細なパターンを生成する技術が不可欠である。しかも、その際には、光源の如何に関わらず、例えば、半導体素子の場合にはシリコンウェーハのような基板を微移動させることが必要である。
一般に、物体を水平のXY方向、場合によっては垂直のZ方向にも移動させるにはXYテーブルとも呼ばれるXYステージが用いられる。しかし、半導体装置などの製造においては、移動の絶対量がサブミクロンと小さい上に高精度な極微移動が要求される。
ところで、XYステージを装備した各種製造装置には、例えば、可視光や紫外線、電子ビーム、X線などを光源としたホトリソグラフィ用の露光装置、SEMやTEMなどの顕微鏡、欠陥検査装置、イオンビーム打込み装置などがある。これらの装置の多くは、真空チャンバー内で精度よく位置決めが必要な装置である。
図3はXYステージを用いた一製造装置の模式図である。製造装置200は、電子ビーム露光装置を一例としたもので、要部を模式的に示したものである。ウェーハ9をホトリソグラフィによってパターニング加工する場合には、まず、ウェーハ9をロードロック室203に移送し、ゲートバルブ202を閉じた後ロードロック室203を図示してない真空排気系によって減圧する。
ロードロック室203が減圧された真空チャンバー201と同じ気圧になったらゲートバルブ202を開けて、搬送ロボット204によってウェーハ9を真空チャンバー201内に搬入する。真空チャンバー201内にはXYステージ100が装備されており、搬入されたウェーハ9はXYステージ100に載置される。
XYステージ100には、ウェーハ9などの平板状の被処理物をステージ上に保持するためにチャック205が設けられている。チャック205には、機械式の外に真空によって吸引する真空チャックと静電引力によって吸引する静電チャックの二つがよく知られているが、真空チャンバー201の中では主として静電チャックが用いられる。真空チャンバー201の中に搬入にされたウェーハ9は、チャック205の上に位置決めして置かれた後、チャック205によってXYステージ100の上に吸着固持される。
ウェーハ9は、電子ビーム206によって描画される際には、XYステージ100のテーブルの動きに連動して水平な前後左右のXY方向、場合によっては垂直な上下のZ方向に移動する。XYステージ100を他の製造装置内の装備して用いる場合にも、基本的な動作原理は変わらない。
図4はXYステージの要部を模式的に示した斜視図である。XYステージ100は、二つのステージが直交して上下に重なった構成になっている。上下関係はどちらでもよいが、例えば、X方向に移動する下ステージ121とY方向に移動する上ステージ111とが重なった構成になっている。
上下のステージ111、121のそれぞれは、できるだけ磨耗した夾雑物が発生しないように、例えば、セラミックス製や金属製の四つの走行車輪で自在に前進・後退の直進移動ができるようになっている。また、走行車輪が乗っかるステージ軌道も、走行車輪との摩擦によって夾雑物が発生しないように、例えば、セラミックス製となっている。
下ステージ121は、例えば、基盤20に固定されたパルスモータやサーボモータなどからなる下駆動部材124によって押引され、基盤20の上に設けられた下ステージ軌道22の上を下走行車輪122が転動してX方向に移動する。
上ステージ111は、下ステージ121に固定された上駆動部材114によって駆動され、下ステージ121の上に設けられた上ステージ軌道21の上を上走行車輪112が転動してY方向に移動する。基本的には、上駆動部材114と下駆動部材124、上走行車輪112と下走行車輪122のそれぞれは、名称で分ける程の機能的な相違はない。
また、上下のステージ111、121のそれぞれには、上拘束ガイド31と下拘束ガイド32を把持するように上ガイドローラ113と下ガイドローラ123が設けられている。そして、上下の走行車輪112、122のそれぞれが上下のステージ軌道21、22から脱輪して上ステージ111がX方向、下ステージ121がY方向にそれぞれ揺動しないようになっている。
ここでは、上下のZ方向については図示してないが、必要があれば拘束ガイドを設けてガイドローラで把持し、ステージが上下方向に移動する際に、前後左右の水平方向に揺動しないように拘束することもできる。
ところで、XYステージ100が上下の走行車輪112、122で上下のステージ軌道21、22の上を走行する際に、上下のステージ軌道21、22の軌道面上にパーティクルと呼ばれる粒子状の塵が付着して汚染されることが間々起こる。
パーティクルは、JISによれば、粒径が10μm程度以下を微粒子、粒径が1μm程度以下を超微粒子(サブミクロンパーティクル)などに分けられる。近年、パターンの超微細化に伴い、ステージ軌道に付着するパーティクルで不具合の原因となるものは微粒子以上の大きな粒状物質、つまり、粒径が数μmから数mmまでの大きなパーティクルに止まらず、超微粒子も半導体などの製造精度に多大な不具合を起こすようになっている。
パーティクルは、XYステージが装備される装置自体から発生するものもある。しかし、半導体装置の製造を例にとれば、ウェーハプロセスの際に、ウェーハの表面に形成される生成物や、露光やエッチングの際に被着されるレジスト、ウェーハをチップ状にスクライブする際の切り子や破片、さらに、こうした工程によってウェーハの裏面に付着したものなど種々ある。
一方、ウェーハの裏面に付着したパーティクルを除去することに対しては、特許文献1に示された対応策もある。しかし、パーティクルが除去されて不具合が起らない程に完全ではない(特許文献1参照)。
図5はパーティクルを除塵する一方法の要部の拡大図である。図5は、XYステージ100の一要部を拡大したものであるが、下ステージ軌道22の上を下ステージ121の下走行車輪122が転動しながら矢印の方向に移動している。下走行車輪122の前方にはスクレーパ4と呼ぶ引っ掻き具を設ける。このスクレーパ4は、例えば、可撓性をもったプラスチック製で、下ステージ軌道22の上にあるパーティクル8をスクレーパ4が擦りながら引っ掻いて軌道上から除塵するようになっている。図示してない上ステージの場合にも、全く同様の除塵を行うようになっている。
このようなXYステージの軌道上の除塵をスクレーパ4で行うことは、XYステージにおいて実際に行われている。しかし、スクレーパ4を潜り抜けて除塵し切れない微小なパーティクル8の処理について革新的で参考となるような特許文献や非特許文献は見い出せなかった。
特開2000−228439
スクレーパによる軌道上の除塵は、比較的大きなパーティクルに対しては有効に機能する。ところが、超微粒子に相当する粒径が1μm以下の超微細なパーティクルは、スクレーパで除去できない不具合が間々起こる。その場合には、例えば、XYステージが装備されている真空チャンバーを一旦大気圧に戻し、ワイプを溶剤や水で湿らせて拭き取ることが行われていた。
このようにXYステージのクリーニング作業によって、XYステージを装備している製造装置を再稼働するためには数日間を要することもあった。そのため、XYステージのクリーニング作業は非常に非効率的であった。
さらに、走行車輪がステージ軌道上を移動する際に、図6に示したようにステージ軌道上に付着したパーティクルの上を通過した場合を考える。図6(A)に示したように、上または下の走行車輪112または122がパーティクル8に乗り上がると、上ステージ111または下ステージ121が傾き、その結果、XYステージ100それ自体が傾く。
従って、例えば、XYステージ100を装備している装置が電子ビーム露光を行う半導体製造装置であれば、図6(B)に示したのように、XYステージ100が傾斜度:θ°傾けば、ビームの位置ずれ距離:δとなり、所定のパターニングが不能となる不具合が生じることになる。
そこで、本発明は、粘着性の素材をローラに被着した清掃ローラをXYステージの走行車輪やステージ軌道に弾接し、車輪や軌道に付着したパーティクルを粘着させて除塵するXYステージを提供することを目的としている。
上で述べた課題は、請求項1において、XYステージの少なくとも一方のステージが、複数の走行車輪のそれぞれに回動自在に弾接する車輪清掃ローラと複数のステージ軌道のそれぞれに回動自在に弾接する軌道清掃ローラとを有し、該車輪清掃ローラは、走行車輪の表面に付着したパーティクルを粘着除塵し、該軌道清掃ローラは、ステージ軌道の表面に付着したパーティクルを粘着除塵するように構成されたXYステージによって解決される。
つまり、本願発明においては、スクレーパに除塵し切れずにXYステージの走行車輪やステージ軌道に付着したパーティクルを、走行車輪と弾接して回動する車輪清掃ローラおよびステージ軌道に弾接して回動する軌道清掃ローラに粘着させて除塵する。
次いで、請求項2において、該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、表面に粘着性を有するゴム系樹脂膜が被着されているように構成された請求項1記載のXYステージによって解決される。
つまり、車輪清掃ローラと軌道清掃ローラの表面には、いわゆる粘着性(タッキネス)をもったゴム系の樹脂を被着する。タッキネスの強さは、弾接したローラが自在に回動する程度に弱い必要があり、接着剤自身の凝集力が弱いために粘着力が比較的弱い感圧接着性をもったものなどが好ましい。
次いで、請求項3に置いて、該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、ローラ軸が軸支持部材によって弾発的に押圧されているように構成された請求項1記載のXYステージによって解決される。
つまり、車輪清掃ローラと軌道清掃ローラの表面はタッキネスをもったゴム系の樹脂によって被着されている。しかし、車輪清掃ローラや軌道清掃ローラが上下の走行車輪や軌道と弾接することをより円滑にするために、軸支持部材がローラ軸を弾発的に押圧するようにしている。
次いで、請求項4において、請求項1記載のXYステージが装備されているように構成された半導体装置の製造装置によって解決される。
つまり、本願発明になるXYステージは、例えば、一旦真空を破った後排気して再稼働までのリードタイムが長い真空チャンバーを装備した半導体装置の製造装置において効果的である。
次いで、請求項5において、該XYステージが真空チャンバーの中に装備されているように構成された請求項4記載の半導体装置の製造装置によって解決される。
つまり、本発明になるXYステージは、大気中で用いる場合はもちろんであるが、清掃などを含むメンテナンスが行い難い真空チャンバーの中で用いる方が大いに特徴を発揮することができる。
本発明によれば、XYステージの走行車輪やステージ軌道に付着したスクレーパで除塵し切れない微細なパーティクルを、表面に粘着性を付与した清掃ローラを弾接させて自発的に除去することができる。
従って、特に、XYステージが真空チャンバー内に装備されている半導体装置の製造装置の場合には、稼働中にチャンバーの外からクリーニングすることが不可能なので大いに効果がある。
XYステージの全ての走行車輪とステージ軌道のそれぞれに、表面に粘着性をもった樹脂を被着した車輪清掃ローラと軌道清掃ローラを回動自在に弾接し、スクレーパで除塵し切れなかった微細なパーティクルを粘着除塵する。
図1は本発明の一実施例の説明図、図2は図1の要部の拡大図である。図1において、XYステージ100は、図示してない真空チャンバーなどの中に装備されており、上ステージ111が下ステージ121の上に重なった構成になっている。
下ステージ121は四隅に設けられた、例えば、セラミックス製の四つの下走行車輪122の上に載置されている。そして、基盤20の上に設けられた、例えば、セラミックス製の下ステージ軌道22の上を自在に移動できるようになっている。ただし、実際の動きは、図示してない駆動源に連なる上駆動部材114によって高精度に制御性よく前進・後退し、図1の紙面上では左右に移動するようになっている。
上ステージ111は四隅に設けられた、例えば、セラミックス製の四つの上走行車輪112の上に載置されている。そして、下ステージ121の上に設けられ、下ステージ軌道22と直交する、例えば、セラミックス製の上ステージ軌道21の上を自在に移動できるようになっている。ただし、実際の動きは、図示してない駆動源によって高精度に制御性よく前進・後退し、図1の紙面上では前後に移動するようになっている。
また、横方向の揺動を防ぐために、上ステージ111の下に設けられた二つの上ガイドローラ113が、下ステージ121の上に突設された上拘束ガイド31を挟持して自在に転動するようになっている。下ステージ121の揺動についても同様の構成になっているが、ここでは省略している。
下ステージ121の前端と後端のそれぞれにはスクレーパ4が取り付けてある。このスクレーパ4は、下ステージ軌道22の上を扱いて下ステージ軌道22の上に付着したパーティクル8を除塵するものである。スクレーパ4は上ステージ111の前端と後端のそれぞれにも取り付けてあるが、ここでは図示してない。
さらに、上ステージ111の上には、チャック205が取り付けてあり、例えば、ウェーハ9などが吸着される。チャック205は、XYステージ100が大気圧雰囲気の時には真空チャックが用いられるが、XYステージ100が、例えば、真空チャンバーの中に装備されている場合には静電チャックが用いられる。ただし、このことは本願発明の作用・効果に直接関係はない。
下ステージ121の下走行車輪122の表面には、車輪清掃ローラ5が回動自在に弾接している。また、下ステージ軌道22の軌道面には、下ステージ121に取り付けた軌道清掃ローラ6が回動自在に弾接している。
図2(A)において、XYステージ100の取り付けられた車輪清掃ローラ5と軌道清掃ローラ6は、粘着性(タッキネス)をもった素材をローラの表面に被着した構成になっている。つまり、この素材は、例えば、天然ゴムや、シリコーン系やウレタン系などの合成ゴムにタッキファイアと呼ばれる粘着性付与剤を適宜加えたものである。タッキファイアには、例えば、テルペン系樹脂やキシレン樹脂などを用いる。
また、感圧接着性をもった素材も適用できる。例えば、天然ゴムやブタジェン系の合成ゴムにクマロン樹脂やフェノール樹脂などのタッキファイアを加えたものである。これらの素材は、接着剤としては凝集力が小さいので接着力は強くなく、しかもタッキファイアによって接着力も制御できる。従って、感圧接着性をもった素材も、車輪清掃ローラ5や軌道清掃ローラ6のローラ表面に被着してパーティクルに対する粘着性を付与するのに適用できる。
タッキネスをもった素材は、車輪清掃ローラ5や軌道清掃ローラ6の表面に塗布して被着することもできる。しかし、パーティクルが粘着したあとは適宜剥離して交換するために、フィルムに塗布したものを車輪清掃ローラ5や軌道清掃ローラ6の表面に巻き付けて被着することもできる。
ところで、車輪清掃ローラ5や軌道清掃ローラ6の軸は、軸支持部材7の先端に支持されている。この軸支持部材7には、車輪清掃ローラ5や軌道清掃ローラ6が上下の走行車輪112、122や上下のステージ軌道21、22に弾接するようにアクチュエータが組み込まれている。このアクチュエータには、例えば、直進機構のプランジャマグネットなどが適用できる。しかし、弾接移動のストロークや押圧力がそれ程大きい必要がない。従って、動力源が不要な圧縮ばねを適用することもできる。
スクレーパ4で除塵し切れずに上下のステージ軌道21、22の上に残ったパーティクル8は、軌道清掃ローラ6で除塵される。ところが、軌道清掃ローラ6によっても除塵し切れずに残ったパーティクル8は、上下の走行車輪112、122に付着して乗り移れば、図2(B)に示したように車輪清掃ローラ5によって除塵される。
ここでは図示してないが、パーティクルは沈降して付着するので、比較的付着し難い傾向にあるが、上下の拘束ガイドのそれぞれを挟持して横揺れを防ぐ上下のガイドローラのそれぞれについても、拘束ガイドあるいはガイドローラに弾接する清掃ローラによって除塵することができる。
本発明になるXYステージは、例えば、図示してない真空チャンバー内で電子ビームを用いて露光する電子ビーム露光装置や顕微鏡、欠陥検査装置などのように、特に、パーティクルの存在を嫌うけれども真空チャンバー内で除塵が厄介な半導体装置の製造装置に装備すると威力を発揮する。
ただし、XYステージをクリーンルームの様な大気圧雰囲気の中で用いる場合にも、本発明になるステージを用いれば、ステージの移動がパーティクルに影響されないようにすることができ、種々の変形が可能である。
XYステージの走行車輪やステージ軌道に対して、粘着性をもった素材を被着した清掃ローラを弾接して除塵するに際して、清掃ローラを弾接させる軸支持部材の構成には、例示した以外にも種々の変形が可能である。
XYステージの上下のZ方向の移動については、ここでは例示しなかった。しかし、粘着性素材を被着した清掃ローラを走行車輪や軌道に弾接することによって除塵が可能であり、種々の変形が可能である。
(付記1) XYステージの少なくとも一方のステージが、複数の走行車輪のそれぞれに回動自在に弾接する車輪清掃ローラと複数のステージ軌道のそれぞれに回動自在に弾接する軌道清掃ローラとを有し、
該車輪清掃ローラは、走行車輪の表面に付着したパーティクルを粘着除塵し、
該軌道清掃ローラは、ステージ軌道の表面に付着したパーティクルを粘着除塵する
ことを特徴とするXYステージ(請求項1)。
(付記2) 該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、表面に粘着性を有するゴム系樹脂膜が被着されている
ことを特徴とする付記1記載のXYステージ(請求項2)。
(付記3) 該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、ローラ軸が軸支持部材によって弾発的に押圧されている
ことを特徴とする付記1記載のXYステージ(請求項3)。
(付記4) 該車輪清掃ローラは、走行車輪の前面部に弾接し、該軌道清掃ローラは、ステージ軌道の前後の走行車輪の中間部に弾接する
ことを特徴とする付記1記載のXYステージ。
(付記5) 付記1記載のXYステージが装備されている
ことを特徴とする半導体装置の製造装置(請求項4)。
(付記6) 該XYステージが真空チャンバーの中に装備されている
ことを特徴とする付記5記載の半導体装置の製造装置。
産業上の利用の可能性
本発明のXYステージは、特に、発生するパーティクルの除塵が難しい真空チャンバー内に装備されて電子ビーム露光を行う電子ビーム露光装置などの半導体装置の製造装置の稼働率向上に寄与する。
本発明の一実施例の説明図である。 図1の要部の拡大図である。 XYステージを用いた一製造装置の模式図である。 XYステージの要部を模式的に示した斜視図である。 パーティクルを除塵する一方法の要部の拡大図である。 付着したパーティクルの振舞いの説明図である。
符号の説明
100 XYステージ
111 上ステージ 121 下ステージ
112 上走行車輪 122 下走行車輪
113 上ガイドローラ 123 下ガイドローラ
114 上駆動部材 124 下駆動部材
20 基盤 21 上ステージ軌道 22 下ステージ軌道
205 チャック
31 上拘束ガイド 32 下拘束ガイド
4 スクレーパ
5 車輪清掃ローラ
6 軌道清掃ローラ
7 軸支持部材
8 パーティクル
9 ウェーハ

Claims (5)

  1. XYステージの少なくとも一方のステージが、複数の走行車輪のそれぞれに回動自在に弾接する車輪清掃ローラと複数のステージ軌道のそれぞれに回動自在に弾接する軌道清掃ローラとを有し、
    該車輪清掃ローラは、走行車輪の表面に付着したパーティクルを粘着除塵し、
    該軌道清掃ローラは、ステージ軌道の表面に付着したパーティクルを粘着除塵する
    ことを特徴とするXYステージ。
  2. 該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、表面に粘着性を有するゴム系樹脂膜が被着されている
    ことを特徴とする請求項1記載のXYステージ。
  3. 該車輪清掃ローラと軌道清掃ローラは、ローラ軸が軸支持部材によって弾発的に押圧されている
    ことを特徴とする請求項1記載のXYステージ。
  4. 請求項1記載のXYステージが装備されている
    ことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  5. 該XYステージが真空チャンバーの中に装備されている
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造装置。
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