JP4415975B2 - 同期電動機のセンサレス制御システム - Google Patents
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13は信号の加算減算を行う加算器、27は速度推定値が速度指令に一致するようにIq*を調整する速度制御器、30は電流推定値Idc,Iqcが、各々の指令値Id*,Iq*に一致するように、電圧指令Vdc*,Vqc*に補正を加える電流制御器、37は電動機の磁極軸を推定する磁極位置推定器、38は電動機の回転速度を推定する速度推定器、39は三相交流を回転座標上の値に変換するdq座標変換器、41はインバータの直流電源、42はインバータの主回路部、43はPWMパルスに基づいてインバータ主回路の半導体スイッチング素子Sup〜Swnをオン・オフするゲートドライバ、44は電動機の電流を検出する電流センサである。
35(a)〜(c)は、各相のPWMパルス波形を示しており、それぞれ「1」の時にプラス側のスイッチ(Sup,Svp,Swp)をオン、「0」の時にはマイナス側のスイッチ
(Sun,Svn,Swn)をオンする。今、電動機電流が図35(d)のような場合を仮定すると、インバータの直流電流検出値I0は、図35(e)のような波形になる。図35
(e)の波形には、次の4つのモードがある。
(1)モード1:Sup=ON,Svp=ON,Swp=ON → I0=0
(2)モード2:Sup=ON,Svp=ON,Swp=OFF → I0=Iu+Iv
=−Iw
(3)モード3:Sup=ON,Svp=OFF,Swp=OFF → I0=Iu
(4)モード4:Sup=OFF,Svp=OFF,Swp=OFF→ I0=0
よって、モード(3)で直流電流を検出すれば「Iu」を検出でき、また、モード(2)では「Iw」を検出できる。Ivは、IuとIwとから演算して求めればよい。このように、インバータ主回路のスイッチ状態と直流電流値から、電動機電流を再現することが可能であり、電動機電流を推定できれば、前述のベクトル制御型センサレス方式が実現できる。
図1に本実施例の構成図を示す。図1において、符号1は電動機に回転速度指令ωr* を与える速度指令発生器、2は電動機の印加電圧を演算する制御装置、3は電圧指令V1*に基づいて、インバータ4を駆動するパルスを生成するPWM(パルス幅変調)発生器、4は電動機を駆動する半導体スイッチング素子からなるインバータ、5は制御対象の同期電動機、6は回転速度指令ωr* を、電動機の電気角周波数指令ω1* に変換する変換ゲイン(Pは電動機の極数)、7は電気角周波数指令ω1* に基づいて、制御装置内部の交流位相θcを演算する積分器、8は電動機の磁極軸成分(d軸成分)の電流指令Id* を与えるId* 発生器、9はインバータの直流電流検出値I0に基づいて、電動機のトルク電流成分を推定演算するIq推定器、10は電動機のトルク電流成分(q軸成分)推定値Iqcに基づいて、電流指令Iq* を演算するIq* 演算器、11は電気角周波数指令ω1*,電流指令Id* ,電流指令Iq* に基づいて、dc−qc軸上の電圧指令Vdc*,Vqc*を演算する電圧指令演算器、12はdc−qc軸上の電圧指令Vdc*,Vqc*を、三相交流軸上の値に変換するdq逆変換器、41はインバータ4の主回路電源を構成する直流電源部、42はインバータの主回路部、43は主回路へのゲート信号を発生するゲート・ドライバ、44はインバータの直流電流を検出する電流センサ、411はインバータ4に電力を供給する三相交流電源、412は三相交流電源を整流するダイオード・ブリッジ、413は直流電源に含まれる脈動成分を抑制する平滑コンデンサである。
11では、電動機の電気角周波数指令ω1* と電流指令Id*,Iq*に基づいて、同期電動機5への印加電圧である電圧指令Vdc*と電圧指令Vqc*を下式で演算する。
図5を用いて本実施例を説明する。図5は、制御装置2Bの構成を示し、本制御装置
2Bを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図5の符号6〜13は、実施例1の同一番号のものと同じである。符号19は、インバータの直流電流検出値I0を用いて、電気角周波数指令ω1* に修正値ΔωI0を加えるI0ダンピング・ゲインである。本実施例は実施例1に、I0ダンピング・ゲイン19を追加した。
図6を用いて本実施例を説明する。図6は、制御装置2Cの構成を示し、本制御装置
2Cを、実施例1の制御装置2の代わりに用いる。図6において、符号6〜13は、実施例1と同一番号のものと同じであり、符号20はトルク電流の推定値Iqcを用いて、電気角周波数指令ω1* に修正値Δωqを加えるIqダンピング・ゲインである。本実施例は、実施例1にIqダンピング・ゲイン20を追加した。
図7〜図9を用いて本実施例を説明する。図7は、制御装置2Dの構成を示し、本制御装置2Dを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図7において、符号6〜13は、前述の実施例における同一番号のものと同じである。符号21は電動機の磁極軸と、制御軸との軸誤差を推定演算する軸誤差推定器、22は軸誤差に零指令を与える零発生器、23は軸誤差に基づいて電気角周波数指令ω1* への修正量を演算する磁極軸推定ゲインである。
Δθc=Kh(Iqc−Iq*) …(数6)
式(6)を具現化したブロックが、図9であって、符号211は、誤差演算のための比例ゲインKhである。Iq* は、電動機に印加している電圧値の基になっているトルク電流指令値であり、それと現時点でのトルク電流成分(推定値)Iqcとが一致していれば、軸誤差は零とみなすことができる。仮に、両者に差が生じた場合は、それに比例した誤差Δθが、dq軸とdc−qc軸との間に発生していることになる。よって、式(6)に示すように、Iq* とIqcとの差を演算し、比例ゲインKhを介して、誤差推定値Δθcを求めることができる。
23は、誤差推定値Δθcの収束時間を決定する係数であり、基本的には比例ゲインでよいが、比例・積分、あるいは微分要素等を組み合わせてもよい。本実施例によって、軸ずれを補償し、より高性能な電動機制御を実現できる。
図10を用いて本実施例を説明する。図10は、制御装置2Eの構成を示し、本制御装置2Eを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図10において、符号6〜13と21〜23は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号24は磁極軸の誤差推定値
Δθcに基づいて、電流指令Iq* を演算するトルク制御器である。本実施例と、実施例4との違いは、トルク制御器24を追加した点である。
図11を用いて本実施例を説明する。図11は、制御装置2Fの構成を示し、本制御装置2Fを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図11において、符号6〜13と21〜23とは、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号25は信号の符号を反転する反転ゲイン、26は電気角周波数を機械角周波数に変換する変換ゲイン、27は電動機の速度を一定に制御する速度制御器である。本実施例と、実施例5との構成の違いは、トルク制御器24の代わりに符号25〜27が追加された点である。
図12を用いて本実施例を説明する。図12は、制御装置2Gの構成を示し、本制御装置2Gを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図12において、符号6〜9,11〜
13,21,22,26と27は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号
23Gは、積分を含む要素で構成された磁極軸推定ゲインである。本実施例と、実施例6との構成の違いは、電気角周波数指令ω1* から直接交流位相θcを演算するループがない代わりに磁極軸推定ゲイン23Gの出力に基づいて、交流位相θcを演算している点と、磁極軸推定ゲインの出力と、回転速度指令ωr* の偏差に基づいて、速度制御器27が電流指令Iq* を演算している点である。
θcが、実際の電動機速度に合わせて変化するので電動機の脱調が防止できる。
Δθcを零にするように、磁極軸推定ゲイン23Gが、電気角周波数ω1cを出力する。この磁極軸推定ゲイン23Gは、速度推定器としても機能し、これを用いて速度制御を行う。磁極軸推定ゲイン23Gの出力である電気角周波数ω1cに、変換ゲイン26を介することで速度推定値ωrcを得る。この速度推定値ωrcと回転速度指令ωr* との偏差を速度制御器27に入力し、電流指令Iq* を得る。図12では、速度制御器27が積分要素を持つ。
図14を用いて本実施例を説明する。図14は、制御装置2Jを示したものであり、本制御装置2Jを、図1における制御装置2の代わりに用いる。図14で符号6〜9,11〜13,21〜23,25〜27は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号30は、q軸成分推定値Iqcの値を電流指令Iq* に一致させるための電流制御器である。
図15を用いて本実施例を説明する。図15は軸誤差推定器21Kの構成を示したものであり、推定器21Kを、これまでの各実施例における軸誤差推定器21の代わりに用いる。図15の符号13,14,17,18,111,113は、これまでの実施例の同一番号のものと同じである。
Vd,Vqの関係は、誤差Δθを用いると、
図16を用いて本実施例を説明する。図16は、軸誤差推定器21Lの構成を示し、軸誤差推定器21Lをこれまでの実施例における軸誤差推定器21の代わりに用いる。図
16の符号13,14,17,18,111,113は、これまでの実施例の同一番号のものと同じである。図16の符号212は、進み要素(微分、あるいは不完全微分要素)の制御ブロックである。
図17を用いて本実施例を説明する。図17は、Iq推定器9Mの構成を示し、本Iq推定器9Mを、これまでの実施例におけるIq推定器9の代わりに用いる。図17において、符号13,14,16〜18と413は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号414は、平滑コンデンサ413の電圧を検出する電圧センサである。
図18を用いて本実施例を説明する。図18は、Iq推定器9Nの構成を示し、本推定器9Nを、これまでの実施例におけるIq推定器9の代わりに用いる。図18において、符号13,14,16〜18は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号31はインバータで消費される損失分を演算するインバータ損失演算器である。本実施例と、図9と図17との相違点は、インバータ損失演算器31が付加された点である。
図19を用いて本実施例を説明する。図19は、インバータ損失演算器31Pの構成を示し、本演算器31Pを、図18におけるインバータ損失演算器31の代わりに用いる。図19の符号13,14は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号311は電力の換算ゲイン、312は積分器(時定数Te)を用いた損失推定器である。本実施例では、インバータ損失をオンラインで推定し、q軸成分推定値Iqcを演算する。
図20を用いて本実施例を説明する。図20は、制御装置2Qの構成を示し、本制御装置2Qを、図1における制御装置2の代わりに用いる。図20において、符号6,7,9〜13,21〜23は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号8Qは、電流指令Iq* に基づいて、電流指令Id* の値を決定するId* 発生器である。
図21,図22を用いて本実施例を説明する。図21は、制御装置2Rの構成を示し、本制御装置2Rを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図21で、符号6,7,11,12,28,29は、前述の実施例における同一番号のものと同じである。符号32は直流電流検出値I0に基づいて、電動機の発生するトルクを推定演算するトルク推定器、符号33はトルク推定値Tmcに基づいて、トルク指令Tm* を演算するTm* 演算器である。
Pm=ωrTm …(数16)
ただし、Tm:電動機の発生トルク、ωr:電動機の回転速度
となる。よって、直流側の消費電力が、式(16)に等しいことから、
22に示すようになる。
図23を用いて本実施例を説明する。図23は、制御装置2Sの構成を示し、本制御装置2Sを、図1における制御装置2の代わりに用いる。図23において、符号6,7,
11,12,28,29,32,33は、前述の実施例における同一番号のものと同じである。符号34は、トルク推定値Tmcを用いて、電気角周波数指令ω1* に修正値Δωqを加えるトルク・ダンピング・ゲインである。本実施例は、図21の実施例に対して、トルク・ダンピング・ゲイン34を追加した。
図24と図25を用いて本実施例を説明する。図24は、制御装置2Tの構成を示し、本制御装置2Tを、図1の制御装置2の代わりに用いる。図24で、符号6,7,11〜13,22,23,28,29,32,33は、前述の実施例における同一番号のものと同じである。符号21Tは電動機の磁極軸と、制御軸との軸誤差を推定演算する軸誤差推定器である。
Δθc=Kth(Tmc−Tm*) …(数18)
式(18)を具現化したブロックが、図25である。図25において、符号211Tは、軸誤差演算のための比例ゲインKthである。トルク指令Tm* とその時点でのトルク推定値Tmcとが一致していれば、誤差Δθは零とみなせる。仮に、両者に差が生じた場合は、それに比例した誤差Δθが、dq軸とdc−qc軸との間に発生していることになる。よって、式(18)に示すように、トルク指令Tm* とトルク推定値Tmcの差を演算し、比例ゲインKthを介することで、誤差Δθを推定できる。誤差推定値Δθcが求まれば、これまでの実施例と同様に、磁極軸推定ゲイン23を介して、交流位相θcを修正することで、誤差推定値Δθcを零に制御できる。
図26を用いて本実施例を説明する。図26は、制御装置2Uの構成を示し、本制御装置2Uを、図1における制御装置2の代わりに用いる。図26において、符号6,7,
11〜13,18,21T,22,23,26,28,29,32,33は、前述の実施例における同一番号のものと同じである。本実施例では、トルク推定演算に用いている回転速度を、回転速度指令ωr* ではなく、回転速度推定値ωrcを用いている点が、図24の実施例と異なる。
図27を用いて本実施例を説明する。図27は、トルク推定器32Vの構成を示し、本トルク推定器32Vを、これまでの実施例におけるトルク推定器32の代わりに用いる。図27において、符号14,17,413,414は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。本実施例のトルク推定器では、インバータの直流電圧を検出する電圧センサ414を設け、直流電圧検出値V0を用いて、トルク推定値Tmcの演算を行う。本実施例によれば、直流電圧の検出値を用いてトルク推定値Tmcを演算できるため、電源電圧の変動や、電動機負荷が変動に伴う直流電圧の変動に対してロバストな制御ができる。
図28を用いて本実施例を説明する。図28は、トルク推定器32Wの構成を示し、本トルク推定器32Wを、これまでの実施例におけるトルク推定器32、あるいはトルク推定器32Vの代わりに用いる。図28において、符号13,14,17,31は、前述の実施例の同一番号のものと同じである。符号35は電動機のトルク出力以外の全ての損失分Plossを演算する全損失演算器、351は電動機の銅損,鉄損を演算するモータ損失演算器である。
Ploss=Kr(Id*2+Iq*2)+Km(Vdc*2+Vqc*2) …(数19)
上式において、Krは電動機の銅損に起因する損失分、Krmは鉄損の銅損に起因する損失分である。全損失分Plossは、
Ploss=Pinv+Pmot …(数20)
となる。上式における損失を考慮し、トルク推定を行うと、図28の構成になる。以上のように、図28の構成のトルク推定器を用いることで、インバータと電動機で発生する損失分を考慮することが可能になり、トルク推定値Tmcをさらに精度よく計算できる。
図29を用いて本実施例を説明する。図29は、全損失演算器35Xの構成を示し、本演算器35Xを、図28における全損失演算器35の代わりに用いる。図29において、符号13,14,312は、前述の実施例の同一番号のものと同じであるトルク出力以外の全損失をオンラインで推定し、トルク推定演算の精度を改善する。直流の入力電力P0と、全損失Ploss,トルクTmの関係は、
P0=ωr・Tm+Ploss …(数21)
であるので、トルク出力Pm(=ωr・Tm)と入力電力P0の差を演算し、Plossを推定演算すれば、オンラインで損失成分が得られる。この動作を具現化したものが、図29である。図29では、直流側の消費電力演算と、電動機のトルク出力演算をそれぞれ行い、それらの差を積分し、全損失Plossを推定している。
図30,図31を用いて本実施例を説明する。図30は、本実施例の同期電動機の駆動システムの構成を示す。本実施例は、これまでの実施例における直流電流の検出値I0に対して、フィルタ36を付加する。フィルタ36で、直流電流の検出値I0に含まれる高調波成分を削除する。フィルタ36は例えば、図31に示すコンデンサCfと抵抗Rfとからなる一次遅れフィルタである。
(b)におけるI0m)であるので、直流電流検出値I0をそのまま演算に用いることは難しい。そこで、例えば、三角波キャリアの周期よりも十分短い時間で、直流電流をサンプリングし、その平均値を求めることも考えられるが、それには高速な演算処理が必要になるので実用的ではない。そこで、図31に示すフィルタを挿入し、インバータのスイッチングに伴う脈動成分を削除し、直流電流の平均的な値を検出するようにする。なお、フィルタの時定数Tf(=Cf・Rf)は、インバータの平均スイッチング周期(三角波キャリアの周期)より長く設定すれば、主要な脈動成分を除去できる。なお、本実施例のフィルタは、これまで説明した全ての実施例に対して実施できる。
図32を用いて本実施例を説明する。本実施例は、フィルタ時定数を極力小さくし、なお且つ、脈動成分の影響を受けない直流電流の検出方法である。図32は、実施例22の動作波形を示す。図32(a)は、PWMパルス波形を作成する際に使用する三角波キャリア、図32(b)は、直流電流検出値I0、図32(c)はフィルタ36を通過した後の直流電流検出値I0の波形(I0′)である。フィルタ時定数を必要最小限に設定しているため、I0′には、高調波のリプル成分が残っている。
(図1のSup,Svp,Swpがすべてオン)、あるいは下側すべてがオン(図1のSun,
Svn,Swnがすべてオン)の状態であり、この条件では直流電源とインバータとが切り離されている。
30…電流制御器、31,31P…インバータ損失演算器、32,32V,32W…トルク推定器、33…Tm* 演算器、34…トルク・ダンピング・ゲイン、35,35X…全損失演算器、36…フィルタ、37…磁極位置推定器、38…速度推定器、39…dq座標変換器、40…モータ電流推定器、41…直流電源部、42…インバータ主回路部、
43…ゲート・ドライバ、44…電流センサ、111…電動機の抵抗値(R)に相当するゲイン、112…d軸インダクタンス(Ld)に相当するゲイン、113…q軸インダクタンス(Lq)に相当するゲイン、114…発電定数(Ke)に相当するゲイン、211…比例ゲインKh、211…進み要素の制御ブロック、211T…比例ゲインKth、311…電力の換算ゲイン、312…損失推定器、351…モータ損失演算器、411…三相交流電源、412…ダイオード・ブリッジ、413…平滑コンデンサ、414…電圧センサ。
Claims (1)
- 同期電動機と、該同期電動機に交流を印加するインバータと、該インバータへ電力を供給する直流電源と、該直流電源から前記インバータに供給する電流を検出する手段と、前記同期電動機に対して回転数指令を与える手段と、該回転数指令に基づいて、前記同期電動機の交流位相を演算する手段と、前記同期電動機へ印加する電圧指令演算する手段とを備え、該電圧指令に基づいて、前記インバータに制御信号を送り、前記同期電動機を駆動する同期電動機駆動システムにおいて、
前記直流電源の電流検出値に基づき、前記回転数指令を補償することを特徴とした同期電動機駆動システム。
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