JP4415926B2 - 車両に搭載された電気機器の冷却装置 - Google Patents

車両に搭載された電気機器の冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4415926B2
JP4415926B2 JP2005307118A JP2005307118A JP4415926B2 JP 4415926 B2 JP4415926 B2 JP 4415926B2 JP 2005307118 A JP2005307118 A JP 2005307118A JP 2005307118 A JP2005307118 A JP 2005307118A JP 4415926 B2 JP4415926 B2 JP 4415926B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
cooling air
solar radiation
temperature
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005307118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007112338A (ja
Inventor
弘幸 坂大
知成 田口
達哉 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005307118A priority Critical patent/JP4415926B2/ja
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to DE200660014438 priority patent/DE602006014438D1/de
Priority to US12/083,681 priority patent/US8757249B2/en
Priority to EP20060822177 priority patent/EP1953019B1/en
Priority to PCT/JP2006/321200 priority patent/WO2007046539A1/ja
Priority to CN200680039158.3A priority patent/CN101296813B/zh
Priority to KR1020087011721A priority patent/KR20080057350A/ko
Publication of JP2007112338A publication Critical patent/JP2007112338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4415926B2 publication Critical patent/JP4415926B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02T10/7241

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両に搭載された電気機器(蓄電機構、電力変換用半導体素子等)の冷却装置に関し、特に、車両後方に搭載された電気機器をリヤガラス近傍の車室内に設けられた吸入口から車室内の空気を吸入して電気機器を冷却する冷却装置に関する。
内燃機関(たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの公知の機関を用いることが考えられる。)と電気モータとを組合せたハイブリッドシステムと呼ばれるパワートレインを搭載した車両が開発され、実用化されている。このような車両においては、走行用の電気モータを駆動するための二次電池やコンデンサ等の蓄電機構およびインバータやDC/DCコンバータ等の電力変換用機器の電気機器を搭載している。この二次電池は、化学反応により放電や充電が行なわれ、この化学反応が発熱を伴うため、冷却する必要がある。また、インバータやDC/DCコンバータもパワー素子が発熱するため、冷却する必要がある。一般的に、電気機器においては電力線に電流が流れるとジュール熱が発生するため、冷却する必要がある。
このような電気機器は、たとえば、車両後席とラゲッジルームとの間に配置されることがある。この電気機器は、空気通路をなすダクト状のケーシング内に配置されており、ケーシング内の電気機器の吸気上流側であって、電気機器と後部座席との間には、電気機器を冷却する冷却風を発生させる冷却ファンが配置されている。そして、このケーシングの上流端部は、車室内に連通(具体的にはリアパッケージトレイに開口)しているため、電気機器が、車室内の空気にて冷却されることになる。
また、インバータやDC/DCコンバータは、PCU(Power Control Unit)と呼ばれる電気機器として一体化されて車両に搭載されることもある。このPCUも、電気機器として、車両後席とラゲッジルームとの間に配置されることがある。
ハイブリッド車両においては、エンジンに加えてこのような電気機器を搭載しなければならない。特開2004−161058号公報(特許文献1)は、車両に搭載された電池からの水素ガスなどの発生があっても、確実に車外に放出することができる、電池冷却ダクトを開示する。この公報に開示された電池冷却ダクトは、電池を搭載した車両に適用される。この電池冷却ダクトは、電池と車両の車室内とを連通させる連通路と、連通路に設けられたガス滞留部とを含む。
この電池ダクトによると、電池で発生した水素ガスなどをガス滞留部で一旦貯めることができるので、車室内へのガスの進入を、低減または防止することができる。
特開2004−161058号公報
この特許文献1を含む多くの車両において、電気機器を車両後方に搭載して車室内の空気で電気機器を冷却する場合、リヤパッケージトレイに冷却風吸入口を設ける場合がある。
しかしながら、リヤパッケージトレイに吸入口を設けると、吸入口がリヤガラスの近傍であって太陽光の赤外線が照射されて、その吸入口近傍の空気の温度が上昇してしまう。このため、冷却風温度が高くなり、効率的に電気機器を冷却することができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両後方に電気機器を搭載した車両に好ましく適用される、冷却効率に優れた電気機器の冷却装置を提供することである。
第1の発明に係る冷却装置は、車両後方に搭載された電気機器を冷却する。この冷却装置は、リヤガラス近傍の車室内に設けられた冷却風吸入口と、冷却風吸入口から電気機器に冷却風を供給するための供給手段と、リヤガラスを通しての冷却風吸入口への日射を遮断するための遮断手段とを含む。
第1の発明によると、リヤガラス近傍の車室内に設けられた吸気口であってリヤガラスからの日射の影響を受けて冷却風が高温になる場合であっても、遮断手段により日射を遮断するので、日射の影響を低下せしめて冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、電気機器を効率的に冷却することができる。その結果、車両後方に電気機器を搭載した車両に好ましく適用される、冷却効率に優れた電気機器の冷却装置を提供することができる。
第2の発明に係る冷却装置においては、第1の発明の構成に加えて、遮断手段は、リヤガラスを赤外線カットガラスとすることにより実現されるものである。
第2の発明によると、リヤガラスが赤外線カットガラスで構成されるので、リヤガラスを通した日射の影響を低下せしめることができる。このため、冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、車両の後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
第3の発明に係る冷却装置においては、第1の発明の構成に加えて、遮断手段は、冷却風吸入口を覆う部材により実現されるものである。
第3の発明によると、冷却風吸入口を部材を覆ったので、直接冷却風吸入口に日射が当たらない。このため、リヤガラスを通した日射の影響を低下せしめて冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、車両の後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
第4の発明に係る冷却装置においては、第1の発明の構成に加えて、遮断手段は、リヤガラスの車室側に設けられた、動作が制御可能な日除け板により実現されるものである。この冷却装置は、冷却風吸入口への日射の度合いおよび冷却風の温度の少なくともいずれかに基づいて、日除け板を制御するための制御手段をさらに含む。
第4の発明によると、モータ等をアクチュエータとした電動リヤサンシェードが遮断手段として設けられる。制御手段により、冷却風吸入口への日射の度合いが大きいときや、冷却風温度が高いときには、電動リヤサンシェードが閉じられるようにモータが制御される。このため、実際に冷却風温度が高く、その要因が日射によるものであるときに、遮断手段を動作させてリヤガラスを通した日射の影響を低下せしめることができる。このため、冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、車両の後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
第5の発明に係る冷却装置においては、第1の発明の構成に加えて、遮断手段は、リヤガラスを、赤外光の透過量が制御可能な調光ガラスにより実現されるものである。この冷却装置は、冷却風吸入口への日射の度合いおよび冷却風の温度の少なくともいずれかに基づいて、調光ガラスの赤外光透過量を制御するための制御手段をさらに含む。
第5の発明によると、リヤガラスに封入されたエレクトロクロミック材へ供給される電圧を制御して、暗色化されたリヤガラスが遮断手段として用いられる。制御手段により、冷却風吸入口への日射の度合いが大きいときや、冷却風温度が高いときには、リヤガラスが暗色化するように電圧が制御される。このため、実際に冷却風温度が高く、その要因が日射によるものであるときに、遮断手段を動作させてリヤガラスを通した日射の影響を低下せしめることができる。このため、冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、車両の後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
第6の発明に係る冷却装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、電気機器は蓄電機構である。
第6の発明によると、車両後方に搭載された、蓄電機構である二次電池やコンデンサを効率的に冷却することができる。
第7の発明に係る冷却装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、電気機器は電力変換用半導体素子である。
第7の発明によると、車両後方に搭載された、インバータやDC/DCコンバータ等の電力変換用半導体素子を効率的に冷却することができる。
第8の発明に係る冷却装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、冷却風吸入口は、リヤパッケージトレイに設けられるものである。
第8の発明によると、リヤパッケージトレイに設けられた冷却風吸入口近傍の温度が著しく高温にならないようにして、車両後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
第9の発明に係る冷却装置においては、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、車両は2種類の動力源を搭載した車両である。
第9の発明によると、車両は2種類の動力源を搭載したハイブリッド車両に好適に用いられる冷却装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下の説明では、蓄電機構の一例である二次電池を電気機器として冷却する車両用冷却装置について説明するが、本発明はこれに限定されない。蓄電機構は二次電池ではなくコンデンサであってもよいし、電気機器は蓄電機構(二次電池やコンデンサ)ではなく、インバータやDC/DCコンバータを含むPCUであってもよい。また、以下の説明において、車両は、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド車両を想定するが、電気自動車(EV)であってもよい(EVの電源は限定されるものでない)。
図1に、本実施の形態に係る車両用冷却装置1000を車両に搭載した図を示す。図1に示すように、この車両用冷却装置1000は、車室内空間(搭乗空間)2000より車両後方側のトランクルーム(搭乗空間以外の空間)内に配設される。また、この車両用冷却装置1000は、車両幅方向の両側のタイヤハウス200を避けるように車両幅方向のほぼ中央部に設置されている。
車両用冷却装置1000は、車両の駆動源である充放電可能な二次電池(ニッケル水素電池やリチウムイオン電池)1010と、二次電池1010の冷却ファン1012とを含む。
二次電池1010は、たとえば、角型のバッテリセル(通常1.2V程度の出力電圧)が6個直列に接続されて1個のバッテリモジュールを形成し、多数(20〜30個)のバッテリモジュールを直列に接続してバッテリパックとして構成される。なお、この二次電池1010の体格は、一例として、車両幅方向のリヤサイドメンバの内側に収まるような寸法である。
車両冷却装置1000は、車室内空間2000の空気が、吸込口1030からダクト1032を介して冷却ファン1012により吸引されることにより、ダクト1034を通って二次電池1010を供給されて、二次電池1010を冷却する。二次電池1010を冷却した排風はダクト1036を通って排出口1038から車室外に排出される。
吸込口1030は、リアガラス2200の下方部位に位置するリアパッケージトレイ(通常、オーディオのスピーカー等が設置される部材)に開口している。つまり、ダクト1032は、図1に示すように上方から下方に延びるように配置されているため、車室内空気は、図1の矢印で示すように上方から下方に流れ、この車室内空気は、冷却ファン1012によって二次電池1010に向けて吸い込まれ(バッテリモジュールの間を流れて)、その後、二次電池1010を冷却した空気は、二次電池1010の後方側に形成された排出口1050から車外に排出されることになる。
ダクト1032には、冷却風の温度を検知する冷却風温度センサ1040が設けられ、リアパッケージトレイには、リヤガラス2200を通って車室内に到達する日射量を検知する日射量センサ1042が設けられる。なお、日射量センサ1042は、太陽光に含まれる赤外線の量と相関関係がある物理量を検知するものであれば特に限定されない。以下においては、日射量センサ1042は、赤外線の量と相関関係がある物理量を検知して、この物理量を変換した日射強度SUNを検知するものと想定する。
図2を参照して、図1の車両用冷却装置1000の制御ブロック図について説明する。図2に示すように、この車両用冷却装置1000は、ECU(Electronic Control Unit
)3000により制御される。
ECU3000には、二次電池1010に設けられ(二次電池1010の温度を代表する)温度を検知するバッテリ温度センサ3010、冷却風温度センサ1040および日射量センサ1042から、それぞれのセンサが検知した信号が、電流値や電圧値として入力される。また、ECU3000は、入力インターフェイスにより、ECU3000内のCPU(Central Processing Unit)で処理しやすいように、これらのセンサから入力された電流値や電圧値を示すアナログ信号をデジタル信号に変換する。
ECU3000は、後述するプログラムにより、所望の条件が満足されると、バッテリ冷却ファンモータ4000に作動指令信号を出力する。バッテリ冷却ファンモータ4000により冷却ファン1012が回転されて二次電池1010が冷却される。
ECU3000は、イグニッションスイッチ3030から、二次電池1010を用いた走行が可能な状態を示すREADY−ON信号を受取る。後述する作動指令信号が冷却ファンモータ4000に出力されると、通常は、READY−ONの状態でバッテリ冷却ファンモータ4000が作動される。
図3を参照して、本実施の形態に係る車両冷却装置を制御するECU3000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に示すプログラムは、READY−ON状態になると繰り返し実行される。また、以下に示すプログラムでは、READY−ON状態においてバッテリ冷却ファンモータ4000の作動および停止を制御しているが、READY−ON状態においてバッテリ冷却ファンモータ4000を停止させることなく連続作動させるようにしてもよい。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU3000は、バッテリ温度TH(BA)を検知する。S200にて、ECU3000は、バッテリ温度TH(BA)が冷却必要温度よりも高いか否かを判断する。バッテリ温度TH(BA)が冷却必要温度よりも高いと(S200にてYES)、処理はS300へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS400へ移される。
S300にて、ECU3000は、作動していなければバッテリ冷却ファンモータ4000を作動させるための作動指令信号をバッテリ冷却ファンモータ4000に出力する。このS300の処理の後、処理はS500へ移される。
S400にて、ECU3000は、作動していればバッテリ冷却ファンモータ4000を停止させるために、バッテリ冷却ファンモータ4000に出力されている作動指令信号の出力を停止する。このS400の処理の後、この処理は終了する。
S500にて、ECU3000は、冷却風温度TH(FL)を検知する。S600にて、ECU3000は、日射強度SUNを検知する。この日射強度SUNの値は、上述したように、赤外線の受光量に比例するものとする。
S700にて、ECU3000は、冷却風温度TH(FL)が温度しきい値よりも高く、かつ、日射強度SUNが日射強度しきい値よりも高いか否かを判断する。冷却風温度TH(FL)が温度しきい値よりも高く、かつ、日射強度SUNが日射強度しきい値よりも高いと(S700にてYES)、処理はS800へ移される。もしそうでないと(S700にてNO)、処理はS900へ移される。
S800にて、ECU3000は、作動していなければ日射遮断ツールアクチュエータを作動させるための作動指令信号をアクチュエータに出力する。このS800の処理の後、この処理は終了する。
S900にて、ECU3000は、作動していれば日射遮断ツールアクチュエータを停止させるために、日射遮断ツールアクチュエータに出力されている作動指令信号の出力を停止する。このS900の処理の後、この処理は終了する。
このS800およびS900における日射遮断ツールについて説明する。日射遮断ツールの一例として以下の2つを説明する。
(1)日射遮断ツールとして、リヤガラス2200の車室側に、開閉動作が制御可能なリヤサンシェード(日除け板)を設ける。このリヤサンシェードは、その開閉動作がモータの動力で行なわれる。ECU3000がこのモータに対して日射を遮断するための作動指令信号を出力すると、リヤサンシェードが閉じられ、作動指令信号の出力を停止すると、リヤサンシェードが開かれる。
(2)日射遮断ツールとして、リヤガラス2200を、赤外光の透過量が制御可能な調光ガラスにより実現する。このような調光ガラスは、リヤガラス2200の内側に塗付したエレクトロクロミック材やリヤガラス2200を合わせガラスとしてその合わせガラスの間に封入したエレクトロクロミック材に、所望の電圧を印加することによりリヤガラスを透過する赤外光を調節する。ECU3000がエレクトロクロミック材に対して日射を遮断するための作動指令信号を出力すると、エレクトロクロミック材が暗色化されて透過する赤外線が少なくなり、作動指令信号の出力を停止すると、暗色化されていたエレクトロクロミック材が透明化されて透過する赤外線が多くなる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両冷却装置1000の動作について、説明する。
車両がREADY−ON状態になると、二次電池1010の温度であるバッテリ温度TH(BA)が検知され(S100)、この温度TH(BA)が予め定められた冷却必要温度よりも高いと(S200にてYES)、(作動していなければ)バッテリ冷却ファンモータ4000に作動指令信号が出力される(S300)。
なお、バッテリ冷却ファンモータ4000の作動に関わらずS300の処理を実行するようにしても構わない。この場合、バッテリ冷却ファンモータ4000が作動しているときにS300の処理が行なわれると、ECU3000から出力されているバッテリ冷却ファンモータ4000への作動指令信号を重ねて出力するように制御されるに過ぎない。S400についても同様である。
バッテリ冷却ファンモータ4000の作動中において、冷却風温度TH(FL)が検知され(S500)、日射強度SUNが検知される(S600)。
たとえば、真夏の日中の炎天下で二次電池1010が作動するとき、冷却風温度TH(FL)が温度しきい値よりも高く、かつ、日射強度SUNが日射強度しきい値よりも高いと判断される(S700にてYES)。このような場合には、リヤサンシェードが閉じられたり、エレクトロクロミック材が暗色化するように電圧が印加されたりして、日射遮断アクチュエータが作動される(S800)。このように、日射遮断アクチュエータが作動されると、吸気口1030への赤外線の照射量が低下するので、吸気口1030近傍の車室内の温度の上昇を抑制できるので、二次電池1010への冷却風の温度が著しく上昇することを回避できる。
なお、日射遮断アクチュエータの作動に関わらずS800の処理を実行するようにしても構わない。この場合、日射遮断アクチュエータが作動しているときにS800の処理が行なわれると、ECU3000から出力されている日射遮断アクチュエータへの作動指令信号を重ねて出力するように制御されるに過ぎない。S900についても同様である。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用冷却装置によると、リヤガラス近傍に設けられた吸気口であって日射の影響を受ける場合であっても、日射の影響を低下せしめて冷却風の温度が著しく上昇することを回避して、車両の後方に搭載された電気機器を効率的に冷却することができる。
なお、S700における処理の条件に、二次電池1010の温度TH(BA)を加えてもよい。また、S700における処理の条件を冷却風温度TH(FL)および日射強度SUNのいずれか一方にしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、日射遮断ツールをECU3000により制御
するようにしたが、以下のような制御されない日射遮断ツールを設けるようにしてもよい。
(A)日射遮断ツールを、リヤガラス2200を赤外線カットガラスとすることにより実現する。
(B)図4に示すように、日射遮断ツールを、吸入口1030を覆う日射遮蔽1031により実現する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る車両用冷却装置の車両搭載図である。 車両用冷却装置の制御ブロック図である。 図2のECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係る車両用冷却装置の車両搭載図である。
符号の説明
200 タイヤハウス、1000 車両用冷却装置、1010 二次電池、1012 冷却ファン、1030 吸込口、1031 日射遮蔽版、1038 排出口、1040 冷却風温度センサ、1042 日射量センサ、2000 車室内空間、2200 リヤガラス、3000 ECU、3010 バッテリ温度センサ、4000 バッテリ冷却ファンモータ、4010 日射遮断ツールアクチュエータ。

Claims (7)

  1. 車両後方に搭載された電気機器の冷却装置であって、
    リヤガラス近傍の車室内に設けられた冷却風吸入口と、
    前記電気機器の温度を検知するための第1の温度センサと、
    前記第1の温度センサによって検知された前記電気機器の温度が冷却必要温度よりも高い場合に前記冷却風吸入口から前記電気機器に冷却風を供給するための供給手段と、
    前記冷却風の温度を検知するための第2の温度センサと、
    前記冷却風吸入口への日射の強度を検知するための日射強度センサと、
    前記リヤガラスを通しての前記冷却風吸入口への日射を遮断するための遮断手段と、
    前記供給手段による前記電気機器への冷却風の供給中に、前記冷却風の温度が温度しきい値よりも大きく、かつ、前記日射の強度が強度しきい値よりも大きいという条件が成立した場合に、前記日射を遮断するように前記遮断手段を制御するための制御手段とを含む、車両に搭載された電気機器の冷却装置。
  2. 前記遮断手段は、前記リヤガラスの車室側に設けられた、動作が制御可能な日除け板により実現され、
    前記制御手段は、前記冷却風の供給中に前記条件が成立した場合に、前記日除け板が前記日射を遮断するように前記日除け板の動作を制御する請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記遮断手段は、前記リヤガラスを、赤外光の透過量が制御可能な調光ガラスにより実現され、
    前記制御手段は、前記冷却風の供給中に前記条件が成立した場合に、透過する赤外線が少なくなるように前記調光ガラスの赤外光透過量を制御する請求項1に記載の冷却装置。
  4. 前記電気機器は蓄電機構である、請求項1〜3のいずれかに記載の冷却装置。
  5. 前記電気機器は電力変換用半導体素子である、請求項1〜3のいずれかに記載の冷却装置。
  6. 前記冷却風吸入口は、リヤパッケージトレイに設けられる、請求項1〜5のいずれかに記載の冷却装置。
  7. 前記車両は、2種類の動力源を搭載した車両である、請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置。
JP2005307118A 2005-10-21 2005-10-21 車両に搭載された電気機器の冷却装置 Expired - Fee Related JP4415926B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307118A JP4415926B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 車両に搭載された電気機器の冷却装置
US12/083,681 US8757249B2 (en) 2005-10-21 2006-10-18 Cooling device including a solar radiation blocking unit for a vehicle-mounted electrical apparatus
EP20060822177 EP1953019B1 (en) 2005-10-21 2006-10-18 Device for cooling electric device mounted on vehicle
PCT/JP2006/321200 WO2007046539A1 (ja) 2005-10-21 2006-10-18 車両に搭載された電気機器の冷却装置
DE200660014438 DE602006014438D1 (de) 2005-10-21 2006-10-18 Kühlvorrichtung für an einem fahrzeug angebrachtes elektrisches gerät
CN200680039158.3A CN101296813B (zh) 2005-10-21 2006-10-18 用于安装在车辆上的电子设备的冷却装置
KR1020087011721A KR20080057350A (ko) 2005-10-21 2006-10-18 차량에 탑재된 전기기기의 냉각장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307118A JP4415926B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 車両に搭載された電気機器の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007112338A JP2007112338A (ja) 2007-05-10
JP4415926B2 true JP4415926B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=38094914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005307118A Expired - Fee Related JP4415926B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 車両に搭載された電気機器の冷却装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4415926B2 (ja)
CN (1) CN101296813B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4917475B2 (ja) * 2007-05-14 2012-04-18 カルソニックカンセイ株式会社 蓄電池空冷装置
KR100892524B1 (ko) 2007-08-16 2009-04-10 현대자동차주식회사 통합패키지 내부 배터리 및 고전압 부품의 냉각용 흡입부
JP5999320B2 (ja) * 2012-04-06 2016-09-28 スズキ株式会社 冷却ファンの制御装置
JP6344424B2 (ja) 2016-04-19 2018-06-20 トヨタ自動車株式会社 周辺情報検出センサの取付構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275983B2 (en) * 2002-09-27 2007-10-02 Denso Corporation System for limiting an increase in the inside air temperature of passenger compartment of vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
CN101296813A (zh) 2008-10-29
CN101296813B (zh) 2010-09-08
JP2007112338A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1953019B1 (en) Device for cooling electric device mounted on vehicle
US7631711B2 (en) Cooling device for electric apparatus mounted on vehicle
US7924562B2 (en) Power supply unit
EP2289720B1 (en) Electric vehicle
KR101017087B1 (ko) 전원 팩 탑재 구조
CN102844214B (zh) 车辆用电池的冷却装置
US20090071178A1 (en) Vehicle HVAC and Battery Thermal Management
JP4415926B2 (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却装置
JP2010081704A (ja) 充電制御装置
CN113400964A (zh) 电动交通工具充电端口照明模块
JP5857671B2 (ja) 車両
JP2005318675A (ja) 電気システム
JP4752617B2 (ja) 冷却装置
JP2013145689A (ja) 車両用電池パック及び車両
JP5097020B2 (ja) 燃料電池を搭載した移動体及びその制御方法
JP2012054032A (ja) 電池温度制御装置
JP5040179B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP4626506B2 (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却制御装置
JP2008195259A (ja) 自動車
JP2007159267A (ja) 蓄電機構の制御装置
JP2016117366A (ja) 電池パックの冷却装置
JP4626161B2 (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却装置
JP6778056B2 (ja) 電動車両の空調装置
KR101587082B1 (ko) 차량용 배터리 유닛 냉각장치
JP2008235171A (ja) 車両に搭載された蓄電機構の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4415926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees