JP4415535B2 - Gap bonding glass for magnetic head and magnetic head - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録媒体に対する磁気情報の記録・再生に適した磁気ヘッドに関するものであり、磁気ヘッドを構成する磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ヘッドは、磁気特性劣化防止の点で、より低温で磁気ギャップを形成できることが望まれている。
【0003】
一般に、磁気ヘッドはコイルを巻いたリング状の高透磁率磁性体(ヘッドコア)に非常に狭い隙間(磁気ギャップ)を設けたものである。磁気ヘッドの磁気ギャップ部分は、間隙を有する高透磁率磁性体と、この間隙に充填された非磁性材料とで構成されている。
【0004】
また、ビデオテープレコーダー用磁気ヘッドでは、高透磁率磁性体として、Mn−Znフェライト等の酸化物材料、Mn−Znフェライトやセラミックス等の酸化物材料と金属磁性薄膜が複合されたもの等が、使用されている。また、間隙の充填材(磁気ギャップ材)として、非磁性金属、金属酸化物、石英ガラス等の高融点ガラス等が、使用されている。
【0005】
磁気ギャップ形成の一方法として、高透磁率磁性体表面に、非磁性ギャップ材をスパッタまたは、蒸着法で薄膜状に形成して、一対の磁気コア半体とし、さらに、前記一対の磁気コア半体を、ギャップ材同士をつき合わせて接合する方法がある。
【0006】
磁気コア半体の接合は、ギャップ材同士が融着する温度で行なわれる。この時、高温で融着を行なうと、高透磁率磁性体の特性劣化とギャップ材の変形とが発生し、磁気ヘッド特性が劣化する。そのため、高温による磁気特性劣化の発生を防止する為に、一般に、ギャップ材として図1に示すものがある。図1は磁気コア半体の接合面近傍の要部拡大断面図である。図1に示すように、高透磁率磁性体1に少なくとも第一層目に非磁性物質層2、第二層目にガラス層3を積層し、ガラス層3同士を熱融着により接合し、磁気ギャップを形成する方法が用いられている(例えば特許文献1参照)。
【0007】
従来、ガラス層3に使用する、接合ガラスとして、PbOを成分とするガラスが用いられていた。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−219009号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PbOを成分とするガラスは、耐水性が低いという問題点があった。
【0010】
上述のように、高透磁率磁性体1に少なくとも第一層目に非磁性物質層2、第二層目にガラス層3を積層し、第二層目のガラス層3同士を熱融着により接合してなる、磁気ギャップを有する磁気ヘッドにおいて、ガラス層3にPbOを成分とするガラスを使用した場合、低温で磁気ギャップを形成することができ、高温による磁気特性の劣化の発生を防止することができるが、耐水性が劣り、ギャップ材同士の接合強度の信頼性に問題があった。
【0011】
本発明は、かかる従来の実状に鑑みて提案されたものであって、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラス及び磁気ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは、酸化物換算で、SiO2を0.5〜14重量%、B2O3を3〜15重量%、ZnOを4〜22重量%、Bi2O3を55〜90重量%、Al2O3を0〜4重量%、Li2O、Na2OおよびK2Oから選ばれる少なくとも一種を0〜5重量%、MgO、CaO、SrOおよびBaOから選ばれる少なくとも一種を0〜12重量%、Sc 2 O 3 、Y 2 O 3 、La 2 O 3 、CeO 2 、Pr 2 O 3 、Nd 2 O 3 、Sm 2 O 3 、Eu 2 O 3 、Gd 2 O 3 、Tb 2 O 3 、Dy 2 O 3 、Ho 2 O 3 、Er 2 O 3 、Tm 2 O 3 、Yb 2 O 3 およびLu 2 O 3 から選ばれる少なくとも一種を0.1〜10重量%含む組成を有するものである。
【0013】
これにより、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラス及び磁気ヘッドを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、酸化物換算で、SiO2を0.5〜14重量%、B2O3を3〜15重量%、ZnOを4〜22重量%、Bi2O3を55〜90重量%、Al2O3を0〜4重量%、Li2O、Na2OおよびK2Oから選ばれる少なくとも一種を0〜5重量%、MgO、CaO、SrOおよびBaOから選ばれる少なくとも一種を0〜12重量%、Sc2O3、Y2O3、La2O3、CeO2、Pr2O3、Nd2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb2O3、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3およびLu2O3から選ばれる少なくとも一種を0.1〜10重量%含む組成を有することを特徴とする磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスであって、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを提供するという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項2に記載の発明は、酸化物換算で、SiO2を0.5〜12重量%、B2O3を3〜9重量%、ZnOを4〜19重量%、Bi2O3を55〜85重量%、Al2O3を0.1〜4重量%、Li2O、Na2OおよびK2Oから選ばれる少なくとも一種を0〜4重量%(ただし、Li2Oを0〜2重量%、Na2Oを0〜3重量%、K2Oを0〜4重量%)、MgO、CaO、SrOおよびBaOから選ばれる少なくとも一種を0〜10重量%(ただし、MgOを0〜5重量%、CaOを0〜6重量%、SrOを0〜8重量%、BaOを0〜10重量%)、Sc2O3、Y2O3、La2O3、CeO2、Pr2O3、Nd2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb2O3、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3およびLu2O3から選ばれる少なくとも一種を0.1〜10重量%含む組成を有することを特徴とする磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスであって、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを提供するという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項3に記載の発明は、酸化物換算で、ZnOとB2O3の重量比(ZnO/B2O3)を0.8〜2.8とすることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスあって、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを提供するという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項4に記載の発明は、酸化物換算で、Al2O3とSiO2の重量比(Al2O3/SiO2)を0.5以下とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスであって、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを提供するという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項5に記載の発明は、少なくとも一方に巻線溝を設けた一対の磁気コア半体を、磁気ギャップ材を介して突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、前記一対の磁気コア半体が、ギャップ対向面に設けた請求項1〜4のいずれかに記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されていることを特徴とする磁気ヘッドであって、PbOを主成分としない低融点のホウケイ酸ガラスを使用して接合されているので、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッドを提供するという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項6に記載の発明は、少なくとも一方に巻線用溝を設け、少なくとも一方のギャップ対向面に金属磁性膜を形成した一対の磁気コア半体を、磁気ギャップ材を介して前記ギャップ対向面を突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、前記一対の磁気コア半体が、ギャップ対向面に設けた請求項1〜4のいずれかに記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されていることを特徴とする磁気ヘッドであって、PbOを主成分としない低融点のホウケイ酸ガラスを使用して接合されているので、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッドを提供するという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項7に記載の発明は、少なくとも一方に巻線溝を設け、非磁性基板により金属磁性膜を挟み込んでなる一対の磁気コア半体を、磁気ギャップ材を介して前記両金属磁性膜の端面を突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、前記一対の磁気コア半体が、ギャップ対向面に設けた請求項1〜4のいずれかに記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されていることを特徴とする磁気ヘッドであって、PbOを主成分としない低融点のホウケイ酸ガラスを使用して接合されているので、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも接合強度の点で信頼性に優れた磁気ヘッドを提供するという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスおよび磁気ヘッドの実施の形態について説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0023】
(実施の形態1)
(表1)〜(表13)は、本発明の請求項1、2、3、4及び5に記載の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスの一例を示すものである。それぞれの成分の含有量の範囲を上記のように限定した理由は、実施例において詳細に説明する。
【0024】
なお、以上の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスにおける構成成分以外の成分については、本発明の効果を損なわない範囲で、ある種の改質のために添加させることができる。
【0025】
(実施の形態2)
図2は、本発明の請求項6に記載の磁気ヘッドの一例を示すものであり、少なくとも一方に巻線溝4を設けた一対の磁気コア半体5を、磁気ギャップ材6を介して突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、一対の磁気コア半体5が、ギャップ対向面に設けた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されているものである。
【0026】
図3は、本発明の請求項7に記載の磁気ヘッドの一例を示すものであり、少なくとも一方に巻線溝4を設け、少なくとも一方のギャップ対向面に金属磁性膜を形成した一対の磁気コア半体5を、磁気ギャップ材6を介してギャップ対向面を突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、一対の磁気コア半体5が、ギャップ対向面に設けた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されているものである。
【0027】
図4は、本発明の請求項8に記載の磁気ヘッドの一例を示すものであり、少なくとも一方に巻線溝4を設け、非磁性基板により金属磁性膜を挟み込んでなる一対の磁気コア半体5を、磁気ギャップ材6を介して両金属磁性膜の端面を突き合わせ、接合した構造を有する磁気ヘッドであって、一対の磁気コア半体5が、ギャップ対向面に設けた磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで接合されているものである。
【0028】
図2〜図4の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスで使用される成分は、実施の形態1に示すものである。
【0029】
以上のような本実施の形態の磁気ヘッドは、いずれも耐水性に優れた本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを使用しているので、信頼性の高い磁気ヘッドとして供給することができる。
【0030】
なお、以上の磁気ヘッドにおける、高透磁率磁性体、金属磁性膜、非磁性基板等には、基本的に従来から用いられてきた材料を用いることができる。
【0031】
また、本発明における磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは、以上の磁気ヘッド以外の構造を有する磁気ヘッドにも使用することができる。
【0032】
(実施例1〜83及び比較例1〜46)
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0033】
まず、表中の実施例1〜83および比較例1〜46について説明する。
【0034】
本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスの実施例および比較例として、(表1)〜(表13)に示す組成のガラス組成物を作製した。
【0035】
所定の原料を調合および混合した後、得られた混合物を白金るつぼに入れ、電気炉にて900〜1300℃で1時間溶融させた。次いで、得られた溶融ガラスをローラーで急冷することによってガラス組成物を作製した。得られたガラス組成物の組成、ガラスの安定性、作業点、熱膨張係数、強度および耐水性を(表1)〜(表13)に示した。
【0036】
ここで、ガラスの安定性、作業点、熱膨張係数、強度および耐水性は以下のようにして評価した。
【0037】
ガラスの安定性は、作製時に失透せず、作業点での熱処理において結晶が析出しなかったものを○、作製時には失透しなかったものの、作業点での熱処理において結晶が析出したものを△、作製時に失透し、ガラスが得られなかったものを×で示した。磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスとして使用する際には流動性などの面で非晶質であることが好ましい。しかし、クラックが発生したり、強度が低下したりするなどの問題がなければ、封着後のガラスに結晶が析出していてもよい。
【0038】
ガラスの作業点は、溶融したガラスの粘度を測定し、粘度が103Pa・sとなる温度より求めた。磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスとして使用する際には、この作業点付近の温度で軟化、流動させて接着すると良いが、磁気ヘッドの製造方法によっては、それぞれに適合した粘度を有する温度で使用してもよい。磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスとしては、作業点が650℃以下であることが好ましい。
【0039】
熱膨張係数は、直径4mm、長さ20mmのガラスロッドを10℃/minで昇温したときの線膨張率を測定し、30〜300℃における平均熱膨張係数を算出した。磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスとしては、熱膨張係数が70×10-7〜130×10-7/℃であることが好ましい。
【0040】
機械的強度は、三点曲げ法により測定した。直径1mm、長さ30mmのガラスロッドの中央部を20mmの間隔で水平に二点支持し、支持二点間の中央に上部からロードセルにより1mm/minの速度で荷重を印加し、ガラスロッドが破断した荷重より強度を算出した。
【0041】
耐水性は、一辺が10mmの立方体のガラス試料を沸騰したイオン交換水中に1時間浸漬し、単位面積あたりの重量減少の値で示した。磁気ヘッドに供するためには、この値が1.0mg/cm2以下であることが望ましい。
【0042】
(表1)に本発明におけるSiO2の含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例1〜4および比較例1〜2を示した。
【0043】
【表1】
【0044】
(表1)より明らかなように、SiO2の含有量が0.5重量%より少ないとガラス作製時に失透して安定なガラスが得られず、14重量%より多いと作業点が650℃を超えてしまうため、0.5〜14重量%であることが好ましい。さらに、SiO2の含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためには0.5〜12重量%であることがより好ましい。
【0045】
次に、(表2)に本発明におけるB2O3の含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例5〜8および比較例3〜4を示した。
【0046】
【表2】
【0047】
(表2)より明らかなように、B2O3の含有量が3重量%より少ないと熱膨張係数が130×10-7/℃より大きくなり、15重量%より多いとガラス作製時に失透して安定なガラスが得られないため、3〜15重量%であることが好ましい。さらに、B2O3の含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためには3〜9重量%であることがより好ましい。
【0048】
次に、(表3)に本発明におけるZnOの含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例9〜12および比較例5〜6を示した。
【0049】
【表3】
【0050】
(表3)より明らかなように、ZnOの含有量が4重量%より少ないと、重量減少が1.0mg/cm2を超えて耐水性が低下し、22重量%より多いとガラス作製時に失透して安定なガラスが得られないため、4〜22重量%であることが好ましい。さらに、ZnOの含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためには4〜19重量%であることがより好ましい。
【0051】
次に、(表4)に本発明におけるBi2O3の含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例13〜16および比較例7〜8を示した。
【0052】
【表4】
【0053】
(表4)より明らかなように、Bi2O3の含有量が55重量%より少ないと作業点が650℃を超え、90重量%より多いとガラス作製時に失透して安定なガラスが得られないため、55〜90重量%であることが好ましい。さらに、Bi2O3の含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためには55〜85重量%であることがより好ましい。
【0054】
次に、(表5)に本発明におけるAl2O3の含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例17〜20および比較例9を示した。
【0055】
【表5】
【0056】
Al2O3は必ずしも必須の成分ではないが、ガラス化を促進させ、耐水性を向上させる働きがある。しかし、表5より明らかに、4重量%より多いと作業点が650℃を超えるため、0〜4重量%であることが好ましい。さらに、使用時の熱処理においてガラス中に析出する結晶を低減するためには、0.1重量%以上含有することがより好ましい。
【0057】
次に、(表6)に本発明におけるLi2O、Na2OおよびK2Oの含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例21〜31および比較例10〜13を示した。
【0058】
【表6】
【0059】
Li2O、Na2OおよびK2Oは必ずしも必須の成分ではないが、これらのうちの一種以上を含有することにより作業点を低下させることができる。しかし、表6より明らかに、Li2O、Na2OおよびK2Oの合計量が5重量%を超えると熱膨張係数が大きくなり、耐水性も低下するため、0〜5重量%であることが好ましい。さらに、これらの含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためにはLi2Oは0〜2重量%、Na2Oは0〜3重量%、K2Oは0〜4重量%であり、さらに、これらの合計量は0〜4重量%であることがより好ましい。
【0060】
次に、(表7)に本発明におけるMgO、CaO、SrOおよびBaOの含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例32〜45および比較例14〜18を示した。
【0061】
【表7】
【0062】
MgO、CaO、SrOおよびBaOは必ずしも必須の成分ではないが、これらのうちの一種以上を含有することにより安定なガラスが得られる。しかし、表7より明らかに、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計量が12重量%を超えるとガラス作製時に失透するので、0〜12重量%であることが好ましい。さらに、これらの含有量が多いと、使用時の熱処理においてガラス中に結晶が析出し易くなることから、これを低減するためにはMgOは0〜5重量%、CaOは0〜6重量%、SrOは0〜8重量%、BaOは0〜10重量%であり、さらに、これらの合計量は0〜10重量%であることがより好ましい。
【0063】
次に、(表8)〜(表10)に本発明におけるSc2O3、Y2O3、La2O3、CeO2、Pr2O3、Nd2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb2O3、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3およびLu2O3 の含有量を検討するために作製したガラス組成物の実施例46〜77および比較例19〜35を示した。
【0064】
【表8】
【0065】
【表9】
【0066】
【表10】
【0067】
(表10)より明らかなように、Sc2O3、Y2O3、La2O3、CeO2、Pr2O3、Nd2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb2O3、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3およびLu2O3 は機械的強度を向上させる働きがあり、これらの少なくとも一種の含有量が0.1重量%以上であるとこの効果が発揮される。しかし、10重量%より多いと、作製時に失透して安定なガラスが得られないため、0.1〜10重量%であることが好ましい。
【0068】
次に、(表11)に本発明におけるZnOとB2O3の重量比(ZnO/B2O3)を検討するために作製したガラス組成物の実施例78〜80および比較例36〜37を示した。
【0069】
【表11】
【0070】
(表11)より明らかなように、さらに、使用時の熱処理において結晶が析出し難い安定なガラスを得るためには、ZnOとB2O3の重量比(ZnO/B2O3)が0.8〜2.8であることがより好ましい。
【0071】
次に、(表12)に本発明におけるAl2O3とSiO2の重量比(Al2O3/SiO2)を検討するために作製したガラス組成物の実施例81〜83および比較例38〜39を示した。
【0072】
【表12】
【0073】
(表12)より明らかなように、さらに、使用時の熱処理において結晶が析出し難い安定なガラスを得るためには、Al2O3とSiO2の重量比(Al2O3/SiO2)が0.5以下あることがより好ましい。
【0074】
次に、(表13)に本発明における磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスと比較するために作製した鉛ガラス組成物の比較例40〜46を示した。
【0075】
【表13】
【0076】
(表13)より明らかなように、本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは鉛を含有することなく、作業点が650℃以下であり、かつ熱膨張係数が70×10-7〜130×10-7/℃であり、鉛ガラス組成物と同等の機械的強度を有しながら、耐水性に優れたものであることがわかる。
【0077】
なお、以上の磁気ギャップ材は、バルク、粉末、ファイバーまたは薄膜などの形状にして磁気ヘッドの製造に用いることができる。その他の形状にしてもよい。さらに、これらの磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは、ガラス組成物単独からなる材料、またはガラス組成物と他の材料との複合材料として使用することができる。
【0078】
また、これらの磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは、熱処理などによって結晶化させたり、他の材料との複合材料として使用したりすることによって、70×10-7〜130×10-7/℃の範囲を超えた熱膨張係数を有する材料として使用することができる。
【0079】
さらに、これらの磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスを使用する際の熱処理温度は650℃以下の作業点に限るものではなく、用途に応じて適した粘性を有する温度で使用できることは言うまでもない。
【0080】
また、これらの磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスはセラミック、ガラスおよび金属などの各種材料の接着材料、封着材料、被覆材料、または種々の機能を有するペースト材料として、電子機器用の各種部品をはじめ、あらゆる用途において従来使用されていたガラス材料に代えて使用することができる。例えば、各種LCR部品、半導体パッケージ、その他の電子部品、CRT、蛍光表示管、プラズマディスプレイパネルなどの表示デバイスに使用することができる。さらに照明用の管球製品、ホーロー製品および陶磁器製品などにおいても使用することができる。
【0081】
(実施例84)
次に、本発明の実施例84について説明する。
【0082】
本発明の一実施例として、図2に示したフェライトヘッドを作製し、これを用いた磁気ヘッドを作製した。
【0083】
高透磁率磁性体としてMn−Zn単結晶フェライトを、磁気ギャップ材として第1層目にSiO2を、第2層目に(表3)中の実施例10のガラスをスパッタして一対の磁気コア半体5をなし、一対の磁気コア半体5を第2のガラス層を着き合わせて、ちっ素雰囲気中で610℃で熱融着させ、一対の磁気コア半体5を互いに接合し、磁気ギャップ6を形成した。
【0084】
なお、高透磁率磁性体としてMn−Zn単結晶フェライトを磁気ギャップ材として第1層目にSiO2を用いる場合を説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0085】
(実施例85)
次に、本発明の実施例85について説明する。
【0086】
本発明の一実施例として、図3に示したMIGヘッド(Metal in Gapヘッド)を作製し、これを用いた磁気ヘッドを作製した。
【0087】
高透磁率磁性体としてMn−Zn単結晶フェライトを、金属磁性膜として飽和磁束密度(Bs)が1.6TのFe−Ta−N膜を用い、磁気ギャップ材として第1層目にSiO2を、第2層目に(表1)中の実施例2のガラスをスパッタして一対の磁気コア半体5をなし、前記一対の磁気コア半体5を第2のガラス層を着き合わせて、前記一対の磁気コア半体5を互いに接合し、ちっ素雰囲気中で510℃で熱融着させ、磁気ギャップ6を形成した。
【0088】
なお、高透磁率磁性体としてMn−Zn単結晶フェライトを、金属磁性膜として飽和磁束密度(Bs)が1.6TのFe−Ta−N膜を、非磁性ギャップ材として第1層目にSiO2を用いる場合を説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0089】
(実施例86)
次に、本発明の実施例86について説明する。
【0090】
本発明の一実施例として、図4に示した積層型ヘッドを作製し、これを用いた磁気ヘッドを作製した。
【0091】
非磁性基板にTi−Mg−Ni焼結体を、金属磁性膜にCo−Zr−Nb−Taアモルファス磁性材料を用い、磁気ギャップ材として第1層目にパイレックス(R)ガラスを、第2層目に(表1)中の実施例2のガラスをスパッタして一対の磁気コア半体5となし、一対の磁気コア半体5を前記第2のガラス層を着き合わせて、ちっ素雰囲気中で480℃で熱融着させ、前記一対の磁気コア半体5を互いに接合し、磁気ギャップ6を形成した。
【0092】
なお、非磁性基板にTi−Mg−Ni焼結体を、金属磁性膜にCo−Zr−Nb−Taアモルファス磁性材料を用い、非磁性ギャップ材として第1層目にパイレックス(R)ガラスを用いる場合を説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0093】
【発明の効果】
以上のように本発明の磁気ヘッド用ギャップ接合ガラスは、PbOを成分としないホウケイ酸ビスマスガラスであるため、作業点が650℃以下であり、かつ熱膨張係数が70×10-7〜130×10-7/℃であり、鉛ガラス組成物と同等の機械的強度を有しながら、耐水性に優れているという効果を奏するものである。
【0094】
また、本発明の磁気ヘッドは、磁気ギャップを形成する際の高温による磁気特性劣化の発生を防止することができ、しかも耐水性に優れているので接合強度の点で信頼性に優れたものとなるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によって得られる磁気ヘッドのギャップ部分を示す要部断面図
【図2】本発明の実施の形態による磁気ヘッドの概略を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態による磁気へッドの概略を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態による磁気ヘッドの概略を示す斜視図
【符号の説明】
1 高透磁率磁性体
2 非磁性体層
3 ガラス層
4 巻線溝
5 一対の磁気コア半体
6 磁気ギャップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic head suitable for recording / reproducing magnetic information on a magnetic recording medium, and relates to a gap bonding glass for a magnetic head constituting the magnetic head.
[0002]
[Prior art]
In recent years, it has been desired that a magnetic head can form a magnetic gap at a lower temperature in terms of preventing deterioration of magnetic characteristics.
[0003]
In general, a magnetic head is a ring-shaped high permeability magnetic body (head core) wound with a coil and provided with a very narrow gap (magnetic gap). The magnetic gap portion of the magnetic head is composed of a high permeability magnetic body having a gap and a nonmagnetic material filled in the gap.
[0004]
Moreover, in the magnetic head for a video tape recorder, as a high permeability magnetic body, an oxide material such as Mn-Zn ferrite, an oxide material such as Mn-Zn ferrite or ceramics and a metal magnetic thin film are combined, etc. in use. Further, as the gap filler (magnetic gap material), non-magnetic metal, metal oxide, high melting point glass such as quartz glass, and the like are used.
[0005]
As one method of forming the magnetic gap, a nonmagnetic gap material is formed on the surface of the high permeability magnetic body in a thin film by sputtering or vapor deposition to form a pair of magnetic core halves, and the pair of magnetic core halves. There is a method of joining the bodies together with the gap materials.
[0006]
The joining of the magnetic core halves is performed at a temperature at which the gap members are fused. At this time, if fusion is performed at a high temperature, the characteristics of the high permeability magnetic body and the deformation of the gap material are generated, and the characteristics of the magnetic head are deteriorated. Therefore, in order to prevent the occurrence of deterioration of magnetic characteristics due to high temperature, there is generally a gap material shown in FIG. FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view of the main part in the vicinity of the joint surface of the magnetic core half. As shown in FIG. 1, a high-permeability
[0007]
Conventionally, glass containing PbO as a component has been used as the bonding glass used for the
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-219009
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the glass containing PbO as a component has a problem of low water resistance.
[0010]
As described above, the
[0011]
The present invention has been proposed in view of such a conventional situation, and can prevent the occurrence of magnetic property deterioration due to high temperature when forming a magnetic gap, and is excellent in reliability in terms of bonding strength. Another object of the present invention is to provide a gap bonding glass for a magnetic head and a magnetic head.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the gap bonding glass for a magnetic head according to the present invention is SiO in terms of oxide.20.5 to 14% by weight, B2OThree3 to 15 wt%,
[0013]
Accordingly, it is possible to provide a magnetic head gap bonding glass and a magnetic head which can prevent the deterioration of magnetic characteristics due to a high temperature when forming a magnetic gap, and which are excellent in terms of bonding strength. .
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Claims of the invention1In the invention described in the above, in terms of oxide, SiO20.5 to 14% by weight, B2OThree3 to 15 wt%,
[0016]
Claims of the invention2In the invention described in the above, in terms of oxide, SiO20.5 to 12% by weight, B2OThree3 to 9% by weight,
[0017]
Claims of the invention3In the invention described in the above, ZnO and B are converted into oxides.2OThreeWeight ratio (ZnO / B2OThree) Between 0.8 and 2.8.Or eitherThe gap bonding glass for a magnetic head according to
[0018]
Claims of the invention4In the invention described in the above, in terms of oxide, Al2OThreeAnd SiO2Weight ratio (Al2OThree/ SiO2) Is 0.5 or less.3The magnetic head gap bonding glass according to any one of the above, which can prevent the deterioration of magnetic characteristics due to high temperature when forming the magnetic gap, and has excellent reliability in terms of bonding strength The gap bonding glass is provided.
[0019]
Claims of the invention5The invention described in (1) is a magnetic head having a structure in which a pair of magnetic core halves each provided with a winding groove is abutted and joined via a magnetic gap material, and the pair of magnetic core halves are 1 to 3 provided on the gap facing surface.4The magnetic head is bonded with the gap bonding glass for a magnetic head according to any one of the above, and is bonded using a low melting point borosilicate glass not containing PbO as a main component. It is possible to prevent the deterioration of magnetic characteristics due to high temperature when forming the magnetic gap, and to provide a magnetic head excellent in reliability in terms of bonding strength.
[0020]
Claims of the invention6In the invention described in the above, a pair of magnetic core halves in which a winding groove is provided on at least one and a metal magnetic film is formed on at least one gap facing surface are abutted against the gap facing surface via a magnetic gap material, A magnetic head having a bonded structure, wherein the pair of magnetic core halves are provided on a gap facing surface.4The magnetic head is bonded with the gap bonding glass for a magnetic head according to any one of the above, and is bonded using a low melting point borosilicate glass not containing PbO as a main component. It is possible to prevent the deterioration of magnetic characteristics due to high temperature when forming the magnetic gap, and to provide a magnetic head excellent in reliability in terms of bonding strength.
[0021]
Claims of the invention7In the invention described in the above, a winding groove is provided in at least one, and a pair of magnetic core halves formed by sandwiching the metal magnetic film with a nonmagnetic substrate are abutted against the end faces of the two metal magnetic films via a magnetic gap material, A magnetic head having a bonded structure, wherein the pair of magnetic core halves are provided on a gap facing surface.4The magnetic head is bonded with the gap bonding glass for a magnetic head according to any one of the above, and is bonded using a low melting point borosilicate glass not containing PbO as a main component. It is possible to prevent the deterioration of magnetic characteristics due to high temperature when forming the magnetic gap, and to provide a magnetic head excellent in reliability in terms of bonding strength.
[0022]
Hereinafter, embodiments of the gap bonding glass for a magnetic head and a magnetic head according to the present invention will be described, but the present invention is not limited thereto.
[0023]
(Embodiment 1)
(Table 1) to (Table 13) show examples of gap bonding glasses for magnetic heads according to
[0024]
It should be noted that components other than the constituent components in the above-described gap bonding glass for a magnetic head can be added for a certain modification within a range not impairing the effects of the present invention.
[0025]
(Embodiment 2)
FIG. 2 shows an example of a magnetic head according to a sixth aspect of the present invention, in which a pair of magnetic core halves 5 each provided with a winding
[0026]
FIG. 3 shows an example of a magnetic head according to claim 7 of the present invention, wherein a pair of magnetic cores are provided with a winding
[0027]
FIG. 4 shows an example of a magnetic head according to claim 8 of the present invention, in which a winding
[0028]
Components used in the gap bonding glass for a magnetic head shown in FIGS. 2 to 4 are those shown in the first embodiment.
[0029]
Since the magnetic heads of the present embodiment as described above all use the gap bonding glass for magnetic heads of the present invention having excellent water resistance, they can be supplied as highly reliable magnetic heads.
[0030]
In the magnetic head described above, materials that have been conventionally used can be basically used for the high permeability magnetic material, the metal magnetic film, the nonmagnetic substrate, and the like.
[0031]
Further, the gap bonding glass for a magnetic head in the present invention can be used for a magnetic head having a structure other than the above magnetic head.
[0032]
(Examples 1 to 83 and Comparative Examples 1 to 46)
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention in detail, this invention is not limited to these Examples.
[0033]
First, Examples 1 to 83 and Comparative Examples 1 to 46 in the table will be described.
[0034]
As examples and comparative examples of the gap bonding glass for a magnetic head of the present invention, glass compositions having compositions shown in (Table 1) to (Table 13) were prepared.
[0035]
After preparing and mixing predetermined raw materials, the obtained mixture was put into a platinum crucible and melted at 900 to 1300 ° C. for 1 hour in an electric furnace. Subsequently, the glass composition was produced by quenching the obtained molten glass with a roller. The composition of the obtained glass composition, the stability of the glass, the working point, the thermal expansion coefficient, the strength and the water resistance are shown in (Table 1) to (Table 13).
[0036]
Here, the stability, working point, thermal expansion coefficient, strength and water resistance of the glass were evaluated as follows.
[0037]
The stability of the glass means that the glass was not devitrified at the time of production and the crystal was not precipitated by the heat treatment at the working point, and the glass was not devitrified at the time of the production, but the crystal was precipitated by the heat treatment at the working point. Δ, devitrification at the time of production and glass was not obtained is indicated by ×. When used as a gap bonding glass for a magnetic head, it is preferably amorphous in terms of fluidity. However, if there are no problems such as generation of cracks or decrease in strength, crystals may be deposited on the glass after sealing.
[0038]
The working point of the glass is to measure the viscosity of the molten glass and the viscosity is 10ThreeIt calculated | required from the temperature used as Pa * s. When used as a gap bonding glass for a magnetic head, it may be softened and fluidized and bonded at a temperature near this working point, but depending on the method of manufacturing the magnetic head, it should be used at a temperature having a viscosity suitable for each. Also good. As the gap bonding glass for a magnetic head, the working point is preferably 650 ° C. or less.
[0039]
The coefficient of thermal expansion was determined by measuring the linear expansion coefficient when a glass rod having a diameter of 4 mm and a length of 20 mm was heated at 10 ° C./min, and calculating an average coefficient of thermal expansion at 30 to 300 ° C. Gap bonding glass for magnetic head has a thermal expansion coefficient of 70 × 10-7~ 130 × 10-7/ ° C is preferred.
[0040]
Mechanical strength was measured by a three-point bending method. A glass rod with a diameter of 1 mm and a length of 30 mm is supported horizontally at two points at intervals of 20 mm, and a load is applied from the top to the center between the two points by a load cell at a speed of 1 mm / min. The strength was calculated from the applied load.
[0041]
The water resistance was indicated by the weight loss per unit area by immersing a cubic glass sample with a side of 10 mm in boiling ion exchange water for 1 hour. This value is 1.0 mg / cm for use in a magnetic head.2The following is desirable.
[0042]
Table 1 shows SiO in the present invention.2Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 and 2 of the glass compositions prepared for studying the content of were shown.
[0043]
[Table 1]
[0044]
As is clear from Table 1, SiO2If the content is less than 0.5% by weight, the glass is devitrified at the time of glass production and a stable glass cannot be obtained. If the content is more than 14% by weight, the working point exceeds 650 ° C. % Is preferred. Furthermore, SiO2If the content of is large, crystals are likely to precipitate in the glass during heat treatment during use, so that it is more preferably 0.5 to 12% by weight in order to reduce this.
[0045]
Next, (Table 2) shows B in the present invention.2OThreeExamples 5 to 8 and Comparative Examples 3 to 4 of the glass compositions prepared for examining the content of were shown.
[0046]
[Table 2]
[0047]
As shown in Table 2, B2OThreeWhen the content of slag is less than 3% by weight, the thermal expansion coefficient is 130 × 10-7When it is higher than / ° C. and more than 15% by weight, it becomes devitrified at the time of glass production and a stable glass cannot be obtained. Therefore, it is preferably 3 to 15% by weight. In addition, B2OThreeIf the content of is large, crystals are likely to precipitate in the glass during heat treatment during use. Therefore, in order to reduce this, the content is more preferably 3 to 9% by weight.
[0048]
Next, Table 9 shows Examples 9 to 12 and Comparative Examples 5 to 6 of the glass compositions prepared for examining the content of ZnO in the present invention.
[0049]
[Table 3]
[0050]
As is clear from Table 3, when the ZnO content is less than 4% by weight, the weight loss is 1.0 mg / cm.2When the water resistance is more than 22% by weight, the glass is devitrified during glass production and a stable glass cannot be obtained, so that the content is preferably 4 to 22% by weight. Furthermore, if the content of ZnO is large, crystals are likely to precipitate in the glass during heat treatment during use. Therefore, in order to reduce this, the content is more preferably 4 to 19% by weight.
[0051]
Next, (Table 4) shows Bi in the present invention.2OThreeExamples 13 to 16 and Comparative Examples 7 to 8 of the glass compositions prepared for studying the content of were shown.
[0052]
[Table 4]
[0053]
As is clear from (Table 4), Bi2OThreeIf the content is less than 55% by weight, the working point exceeds 650 ° C., and if it is more than 90% by weight, it is devitrified during glass production and a stable glass cannot be obtained. . Bi2OThreeWhen the content of is large, crystals are likely to be precipitated in the glass during heat treatment during use. In order to reduce this, the content is more preferably 55 to 85% by weight.
[0054]
Next, (Table 5) shows Al in the present invention.2OThreeExamples 17 to 20 and Comparative Example 9 of the glass compositions prepared for studying the content of were shown.
[0055]
[Table 5]
[0056]
Al2OThreeIs not necessarily an essential component, but has the function of promoting vitrification and improving water resistance. However, as apparent from Table 5, since the working point exceeds 650 ° C. when it exceeds 4% by weight, it is preferably 0 to 4% by weight. Furthermore, in order to reduce the crystal | crystallization which precipitates in glass in the heat processing at the time of use, it is more preferable to contain 0.1weight% or more.
[0057]
Next, (Table 6) shows Li in the present invention.2O, Na2O and K2Examples 21 to 31 and Comparative Examples 10 to 13 of the glass compositions prepared for examining the O content were shown.
[0058]
[Table 6]
[0059]
Li2O, Na2O and K2O is not necessarily an essential component, but the work point can be lowered by containing one or more of these. However, clearly from Table 6, Li2O, Na2O and K2When the total amount of O exceeds 5% by weight, the coefficient of thermal expansion increases and the water resistance also decreases, so 0 to 5% by weight is preferable. Furthermore, if these contents are large, crystals tend to precipitate in the glass during heat treatment at the time of use, so in order to reduce this, Li2O is 0 to 2% by weight, Na2O is 0 to 3% by weight, K2O is 0 to 4% by weight, and the total amount thereof is more preferably 0 to 4% by weight.
[0060]
Next, Tables 7 to 45 and Comparative Examples 14 to 18 of the glass compositions prepared for examining the contents of MgO, CaO, SrO and BaO in the present invention are shown in (Table 7).
[0061]
[Table 7]
[0062]
MgO, CaO, SrO and BaO are not necessarily essential components, but a stable glass can be obtained by containing one or more of these. However, as apparent from Table 7, when the total amount of MgO, CaO, SrO and BaO exceeds 12% by weight, devitrification occurs at the time of glass production, so 0 to 12% by weight is preferable. Furthermore, when these contents are large, crystals tend to precipitate in the glass during heat treatment during use, so to reduce this, MgO is 0 to 5 wt%, CaO is 0 to 6 wt%, SrO is 0 to 8% by weight, BaO is 0 to 10% by weight, and the total amount of these is more preferably 0 to 10% by weight.
[0063]
Next, (Table 8) to (Table 10) are Sc in the present invention.2OThree, Y2OThree, La2OThree, CeO2, Pr2OThree, Nd2OThree, Sm2OThree, Eu2OThree, Gd2OThree, Tb2OThree, Dy2OThree, Ho2OThree, Er2OThree, Tm2OThree, Yb2OThreeAnd Lu2OThree Example 46-77 and Comparative Examples 19-35 of the glass composition produced in order to examine content of A were shown.
[0064]
[Table 8]
[0065]
[Table 9]
[0066]
[Table 10]
[0067]
As is clear from (Table 10), Sc2OThree, Y2OThree, La2OThree, CeO2, Pr2OThree, Nd2OThree, Sm2OThree, Eu2OThree, Gd2OThree, Tb2OThree, Dy2OThree, Ho2OThree, Er2OThree, Tm2OThree, Yb2OThreeAnd Lu2OThree Has the function of improving the mechanical strength, and this effect is exhibited when the content of at least one of these is 0.1% by weight or more. However, if it is more than 10% by weight, it is devitrified during production and a stable glass cannot be obtained.
[0068]
Next, (Table 11) shows ZnO and B in the present invention.2OThreeWeight ratio (ZnO / B2OThree) Examples 78 to 80 and Comparative Examples 36 to 37 of the glass compositions prepared for studying were shown.
[0069]
[Table 11]
[0070]
As is clear from (Table 11), in order to obtain a stable glass in which crystals are difficult to precipitate during heat treatment during use, ZnO and B2OThreeWeight ratio (ZnO / B2OThree) Is more preferably 0.8 to 2.8.
[0071]
Next, (Table 12) shows Al in the present invention.2OThreeAnd SiO2Weight ratio (Al2OThree/ SiO2Example 81-83 and Comparative Examples 38-39 of the glass composition produced in order to study ()) were shown.
[0072]
[Table 12]
[0073]
As is clear from (Table 12), in order to obtain a stable glass in which crystals are difficult to precipitate during heat treatment during use, Al2OThreeAnd SiO2Weight ratio (Al2OThree/ SiO2) Is more preferably 0.5 or less.
[0074]
Next, (Table 13) shows Comparative Examples 40 to 46 of lead glass compositions prepared for comparison with the gap bonding glass for magnetic heads in the present invention.
[0075]
[Table 13]
[0076]
As is clear from Table 13, the gap bonding glass for a magnetic head of the present invention does not contain lead, has a working point of 650 ° C. or lower, and a thermal expansion coefficient of 70 × 10.-7~ 130 × 10-7It can be seen that it has excellent water resistance while having mechanical strength equivalent to that of the lead glass composition.
[0077]
The above magnetic gap material can be used for manufacturing a magnetic head in the form of bulk, powder, fiber, thin film or the like. Other shapes may be used. Furthermore, these gap bonding glasses for magnetic heads can be used as a material composed of a glass composition alone or as a composite material of a glass composition and other materials.
[0078]
Further, these gap bonding glasses for a magnetic head are crystallized by heat treatment or the like, or used as a composite material with other materials, thereby 70 × 10-7~ 130 × 10-7It can be used as a material having a thermal expansion coefficient exceeding the range of / ° C.
[0079]
Furthermore, the heat treatment temperature when using these gap bonding glasses for a magnetic head is not limited to a working point of 650 ° C. or lower, and it is needless to say that it can be used at a temperature having a viscosity suitable for the application.
[0080]
In addition, these gap bonding glasses for magnetic heads include various parts for electronic devices as adhesive materials, sealing materials, coating materials, or paste materials having various functions such as ceramics, glass and metal. It can be used in place of the glass material conventionally used in all applications. For example, it can be used for display devices such as various LCR components, semiconductor packages, other electronic components, CRTs, fluorescent display tubes, plasma display panels, and the like. Further, it can also be used in tube products for lighting, enamel products, ceramic products and the like.
[0081]
(Example 84)
Next, an embodiment 84 of the present invention will be described.
[0082]
As an example of the present invention, the ferrite head shown in FIG. 2 was manufactured, and a magnetic head using the same was manufactured.
[0083]
Mn-Zn single crystal ferrite as the high permeability magnetic material, and SiO as the first layer as the magnetic gap material2The second layer is sputtered with the glass of Example 10 in (Table 3) to form a pair of magnetic core halves 5, and the pair of magnetic core halves 5 are bonded to the second glass layer, A pair of magnetic core halves 5 were bonded to each other at 610 ° C. in a nitrogen atmosphere to form a
[0084]
Note that Mn-Zn single crystal ferrite is used as the magnetic permeability material as the high permeability magnetic material, and the first layer is SiO.2However, the present invention is not limited to these examples.
[0085]
(Example 85)
Next, an embodiment 85 of the present invention will be described.
[0086]
As an example of the present invention, the MIG head (Metal in Gap head) shown in FIG. 3 was manufactured, and a magnetic head using the MIG head was manufactured.
[0087]
An Mn—Zn single crystal ferrite is used as the high magnetic permeability magnetic material, an Fe—Ta—N film with a saturation magnetic flux density (Bs) of 1.6 T is used as the metal magnetic film, and the first layer is SiO as the magnetic gap material.2The glass of Example 2 in (Table 1) is sputtered on the second layer to form a pair of magnetic core halves 5, and the pair of magnetic core halves 5 are bonded to the second glass layer. The pair of magnetic core halves 5 were joined together and thermally fused at 510 ° C. in a nitrogen atmosphere to form a
[0088]
It should be noted that Mn—Zn single crystal ferrite as the high magnetic permeability magnetic material, Fe—Ta—N film having a saturation magnetic flux density (Bs) of 1.6 T as the metal magnetic film, and
[0089]
(Example 86)
Next, an embodiment 86 of the present invention will be described.
[0090]
As an example of the present invention, the multilayer head shown in FIG. 4 was manufactured, and a magnetic head using the same was manufactured.
[0091]
A Ti-Mg-Ni sintered body is used for the nonmagnetic substrate, a Co-Zr-Nb-Ta amorphous magnetic material is used for the metal magnetic film, and Pyrex (R) glass is used for the first layer as the magnetic gap material. The glass of Example 2 in (Table 1) is sputtered to form a pair of magnetic core halves 5, and the pair of magnetic core halves 5 are bonded to the second glass layer in a nitrogen atmosphere. Then, the pair of magnetic core halves 5 were joined to each other to form a
[0092]
A Ti—Mg—Ni sintered body is used for the nonmagnetic substrate, a Co—Zr—Nb—Ta amorphous magnetic material is used for the metal magnetic film, and Pyrex (R) glass is used for the first layer as the nonmagnetic gap material. Although cases have been described, the present invention is not limited to these examples.
[0093]
【The invention's effect】
As described above, since the gap bonding glass for a magnetic head according to the present invention is bismuth borosilicate glass not containing PbO as a component, the working point is 650 ° C. or less and the thermal expansion coefficient is 70 × 10.-7~ 130 × 10-7It has an effect of being excellent in water resistance while having mechanical strength equivalent to that of a lead glass composition.
[0094]
Further, the magnetic head of the present invention can prevent the occurrence of magnetic characteristic deterioration due to high temperature when forming the magnetic gap, and is excellent in water resistance, so it has excellent reliability in terms of bonding strength. The effect is to become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a principal part showing a gap portion of a magnetic head obtained by an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view schematically showing a magnetic head according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view schematically showing a magnetic head according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view schematically showing a magnetic head according to an embodiment of the invention.
[Explanation of symbols]
1 High permeability magnetic material
2 Nonmagnetic layer
3 Glass layer
4 Winding groove
5 A pair of magnetic core halves
6 Magnetic gap
Claims (7)
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