JP4413393B2 - 固体電子装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体電子装置に関するものであり、特に、配線間を気体で充填した多層配線構造を設けた高集積度半導体集積回路装置等における上下の配線を連結支持する柱状構造の熱伝導性を向上するための構成に特徴のある固体電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体デバイスの高速化は著しく、信号処理速度を向上するために、配線の信号伝達速度の向上が行われている。
このための方策としては、一つは配線層の低電気抵抗化であり、もう一つは配線間に存在する絶縁物の低誘電率化である。
【0003】
即ち、配線による信号遅延Tは、配線抵抗をRとし、配線間の寄生容量をCとした場合、
T∝C・R
で表されるので、配線による信号遅延Tを小さくするためには、配線抵抗Rと配線間の寄生容量Cのいずれかを小さくすれば良いためである。
【0004】
また、寄生容量Cは、ε0 を真空の誘電率、εr を層間絶縁膜の誘電率、Sを配線層の側面積、dを配線層の間隔とした場合、
C=ε0 ・εr ・S/d
で表される。
したがって、寄生容量Cを小さくするためには、配線層厚を薄くして断面積Sを小さくするか、層間絶縁膜として低比誘電率の絶縁膜材料を用いれば良い。
【0005】
しかし、配線層厚を薄くして断面積Sを小さくすれば、配線抵抗Rの上昇を招き、信号遅延を解消することができないため、上記の寄生容量の式のうちのεr に注目して、層間絶縁膜として低比誘電率の絶縁膜材料を用いることによって信号遅延の増大を抑制することが試みられてきた。
【0006】
この様な比誘電率については、1に近づくほど寄生容量Cが小さくなり信号遅延Tが小さくなるので、誘電率を1に近づける方法として配線間を構成している固体絶縁物、即ち、層間絶縁膜に替わって気体を充填する方法が提案されており、特に、現在より集積度が向上した場合に有望な構成であると考えられている。
【0007】
ここで、図を参照して、従来の中空配線構造を説明する。
参照
は、従来の中空配線構造の要部断面図であり、トランジスタ等の半導体デバイスを設けたシリコン基板51上にSiO等の下地絶縁膜52を介してCuからなる下層配線層53を設けるとともに、Cuからなる配線ビア57を介して下層配線層53と接続する上部配線層58を、例えば、AlNからなる柱状の構造体、即ち、ピラー55で連結支持する。
なお、SiN等からなる絶縁膜54,56は、中空配線構造の製造工程上、エッチングストッパ層として必要な絶縁膜である。
【0008】
この場合、下層配線層53同士、上層配線層58同士、或いは、下層配線層53と上層配線層58間には気体が存在するので、比誘電率は1に近くなり、したがって、信号遅延を小さくすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、半導体装置の信号処理速度を向上するためには、信号の周波数を高くする必要があるが、周波数の増加に伴い発熱量が大きくなり、半導体装置内部の熱を配線部を通じて上層へ伝導し内部の温度を低下する能力が小さいと、周波数を上げて信号処理能力を向上することができないが、上述の中空配線構造においては、上下の配線間の熱伝導が十分ではなく、半導体内部の温度を十分に低下することができず、したがって、信号周波数を上げて信号処理能力を向上させることができないという問題がある。
【0010】
即ち、従来の層間絶縁膜を用いた多層配線構造においては、配線ビアと層間絶縁膜を介して下層配線層の熱が上層配線層に熱伝導によって伝達され、半導体装置内部の温度を下げているが、上述の中空配線構造の場合、気体を介しての熱の伝導、即ち、対流は小さいので、主に配線ビアと柱状構造体を介して熱伝導が行われることになり、上層配線層への熱伝導経路が限られるため、熱伝導が不十分であるという問題がある。
【0011】
また、AlNは他の絶縁材料に比較すれば熱伝導度が大きいものの、金属、特に、配線に用いる低抵抗率の金属に比べて小さいため、下層配線層の熱は主に配線ビアを介して上層配線層に伝導されるため、配線ビアの周辺の温度が他の部分より高くなり、この部分がストレス・マイグレーション現象によって断線し、信頼性が低下するという問題もある。
【0012】
したがって、本発明は、上下の配線層間の熱伝導を良好にするとともに、熱伝導箇所の集中を防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
ここで図1を参照して本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図1における符号7はシリコン基板等の基板、符号8はSiO膜等の下地絶縁膜である。
図1参照
上述の課題を解決するために、本発明においては、配線層間が気体で充填された中空配線構造を有する固体電子装置において、配線層間が気体で充填された中空配線構造を有する固体電子装置において、下層配線層1と上層配線層2との間に設ける柱状支持体3を、中間部分に挿入された絶縁物により電気的に絶縁された上下2つの柱状金属によって構成することを特徴とする。
【0014】
この様に、下層配線層1と上層配線層2との間に、例えば、Al、Cu、或いは、Agを主体とする金属からなる柱状支持体3を設けることによって熱伝導性を高めることができ、且つ、配線ビアとの熱伝導性の差がなくなるので、熱集中を低減することができ、それによって、信号処理能力の向上が可能になる。
【0015】
特に、柱状支持体3を中間部分に挿入された絶縁物、特に、柱状金属を構成する金属材料の窒化物或いは酸化物により電気的に絶縁された柱状金属によって構成しているので、柱状支持体3と下層配線層1及び上層配線層2との間の絶縁性を問題とする必要がなくなり、製造工程上必要となるエッチングストッパとして導電性材料の使用が可能になる
【0019】
【発明の実施の形態】
ここで、実施の形態を説明する前に、図2乃至図5を参照して、本発明の前提となる参考例1の製造工程を説明する。
図2(a)参照
まず、トランジスタ等の半導体デバイスを設けたシリコン基板11上に下地SiO膜12を介して下層Cu配線層13を設ける。
なお、この下層Cu配線層13はCMP(化学機械研磨)法を用いた所謂ダマシン法によって形成したのち、周囲のSiO膜を除去したものである。
【0020】
次いで、減圧化学気相成長法(LPCVD法)を用いて、厚さが、例えば、200nmのエッチングストッパ層となるSiN膜14、及び、厚さが、例えば、500nmのSiO2 膜15を全面に順次堆積させる。
【0021】
図2(b)参照
次いで、レジストパターン(図示せず)をマスクとしてフッ酸系エッチャントを用いて、直径が、0.05〜1.0μm、例えば、0.2μmのピラー用開口16を形成する。
この場合、SiN膜14はエッチングストッパ層となるので、エッチングはSiN膜14で自動的に停止する。
次いで、レジストパターンを除去したのち、スパッタリング法を用いて、全面に、Cu膜17を堆積させてピラー用開口16を完全に埋め込む。
【0022】
図2(c)参照
次いで、CMP法を用いて、Cu膜17の不要部を研磨除去して表面を平坦にすることによって、Cuピラー18を形成する。
【0023】
図3(d)参照
次いで、再び、LPCVD法を用いて、厚さが、例えば、200nmのエッチングストッパ層となるSiN膜19、及び、厚さが、例えば、500nmのSiO2 膜20を全面に順次堆積させる。
【0024】
図3(e)参照
次いで、レジストパターン(図示せず)をマスクとしてエッチングを施すことによって、SiO2 膜20、SiN膜19、SiO2 膜15、及び、SiN膜14を順次除去することによってビアホール21を形成する。
【0025】
図3(f)参照
次いで、レジストパターンを除去したのち、上層配線層用溝22に対応する開口部を有する新たなレジストパターン(図示せず)を設け、このレジストパターンをマスクとしてフッ酸系エッチャントを用いてエッチングを行うことによってSiO2 膜20を選択的に除去して上層配線層用溝22を形成する。
なお、この場合も、SiN膜19はエッチングストッパ層となるので、エッチングはSiN膜19で自動的に停止する。
【0026】
図4(g)参照
次いで、レジストパターンを除去したのち、再び、スパッタリング法を用いて、全面に、Cu膜23を堆積させてビアホール21及び上層配線層用溝22を完全に埋め込む。
【0027】
図4(h)参照
次いで、再び、CMP法を用いて、Cu膜23の不要部を研磨除去して表面を平坦にすることによって、上層Cu配線層25、及び、上層Cu配線層25と下層Cu配線層13とを電気的に接続するCuビア24を同時に形成する。
【0028】
図5(i)参照
次いで、再び、フッ酸系エッチャントを用いたエッチングを施すことによって、SiO2 膜20のみを選択的に除去する。
【0029】
図5(j)参照
次いで、リン酸系エッチャントを用いたエッチングを施すことによって、SiN膜19の露出部のみを選択的に除去する。
【0030】
図5(k)参照
次いで、再び、フッ酸系エッチャントを用いたエッチングを施すことによって、SiO2 膜15のみを選択的に除去することによって中空配線構造の基本的構成が完成する。
【0031】
以降は図示しないものの、N2 ,Ar,He等の不活性ガスを充填した状態でキャンシールしたり、或いは、不活性ガス中で樹脂モールドすることによって、中空配線構造中の空間は不活性ガスで充填されることになる。
【0032】
この様に、本発明の前提となる参考例1においては、中空配線構造によって多層配線構造を形成する際に、上層Cu配線層25を支持するピラーを熱伝導性が良好なCuピラー18によって構成しているので、下層Cu配線層13から上層Cu配線層25への熱伝導は、Cuビア24と当時にCuピラー18を介して行われ、放熱効率が上昇する。
【0033】
また、熱伝導経路がCuビア24に集中することがないでの、高温化に伴うストレス・マイグレーション現象によって断線が発生することがなく、高集積度半導体装置の信頼性が向上する。
【0034】
なお、Cuビア24と下層Cu配線層13との間、或いは、Cuビア24と上層Cu配線層25との間は、SiN膜14或いはSiN膜19によって絶縁されているので、Cuピラー18を介してリーク電流が流れることはない。
【0035】
次に、図6を参照して、本発明の第の実施の形態を説明する。
図6(a)参照
まず、上記の参考例1と同様に、トランジスタ等の半導体デバイスを設けたシリコン基板11上に下地SiO膜12を介して下層Cu配線層13を設け、次いで、LPCVD法を用いて、厚さが、例えば、200nmのエッチングストッパ層となるSiN膜14、及び、厚さが、例えば、500nmのSiO膜15を全面に順次堆積させる。
【0036】
図6(b)参照
次いで、レジストパターン(図示せず)をマスクとしてフッ酸系エッチャントを用いてSiO2 膜15を除去し、次いで、リン酸系エッチャントを用いてSiN膜14を除去することによってピラー用開口31を形成する。
【0037】
次いで、レジストパターンを除去したのち、スパッタリング法を用いて、全面に、厚さが、例えば、50nmの熱伝導性の良好なAlN膜32及びCu膜17を順次堆積させてピラー用開口31を完全に埋め込む。
【0038】
図6(c)参照
次いで、CMP法を用いて、Cu膜17及びAlN膜32の不要部を研磨除去して表面を平坦にすることによって、周囲がAlN保護膜33に覆われたCuピラー34を形成する。
【0039】
図6(d)参照
以降は、再び、上記参考例1における図3(d)乃至図5(k)と全く同様の工程を行うことによって、Cuビア24を介して下層Cu配線層13と電気的に接続する上層Cu配線層25からなる中空配線構造の基本構成が完成する。
【0040】
この本発明の第の実施の形態においては、Cuピラー34と下層Cu配線層13との絶縁はSiN膜より熱伝導性に優れるAlN保護膜33によって行っているので放熱性に優れることになり、また、エッチングストッパ層となるSiN膜14或いはSiN膜19にピンホール等があって絶縁性が劣っていても問題がないものである。
【0041】
さらには、このSiN膜19は導電体に置き換えても良いものであり、上層配線層用溝を形成する際の層間絶縁膜となるSiO2 膜に対して選択エッチング性があれば良いものである。
【0042】
また、この第の実施の形態においては、Cuピラー34の周囲はAlN保護膜33によって覆われているので、SiO膜15の除去工程等において導電性を有するエッチング残渣が発生しても、Cuピラー34同士、或いは、Cuピラー34とCuビア24とが互いに短絡することがない。
【0043】
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第の実施の形態の製造工程を説明する。
図7(a)参照
まず、上記の参考例1と同様に、トランジスタ等の半導体デバイスを設けたシリコン基板11上に下地SiO膜12を介して下層Cu配線層13を設け、次いで、LPCVD法を用いて、厚さが、例えば、200nmのエッチングストッパ層となるSiN膜14、及び、厚さが、例えば、500nmのSiO膜15を全面に順次堆積させる。
【0044】
図7(b)参照
次いで、レジストパターン(図示せず)をマスクとしてフッ酸系エッチャントを用いてSiO2 膜15を除去し、次いで、リン酸系エッチャントを用いてSiN膜14を除去することによってピラー用開口41を形成する。
【0045】
次いで、レジストパターンを除去したのち、スパッタリング法を用いて、全面に、厚さが、例えば、60nmのAl膜42を堆積させる。
この場合、ピラー用開口41の底部に堆積するAl膜42は他の領域に堆積するAl膜42より厚くなる条件で堆積させる。
【0046】
図7(c)参照
次いで、プラズマ窒化法を用いてAl膜42を窒化して、熱伝導性の良い絶縁物であるAlN膜44に変換する。
この窒化工程において、ピラー用開口41の底部に堆積した厚いAl膜42の一部は窒化されずにAl層43として残存する。
【0047】
図8(d)参照
次いで、再び、スパッタリング法を用いて全面にCu膜45を堆積させてピラー用開口41を完全に埋め込む。
【0048】
図8(e)参照
次いで、CMP法を用いて、Cu膜45及びAlN膜43の不要部を研磨除去して表面を平坦にすることによって、周囲がAlN保護膜46に覆われたCuピラー47を形成する。
【0049】
図8(f)参照
以降は、再び、上記参考例1における図3(d)乃至図5(k)と全く同様の工程を行うことによって、Cuビア24を介して下層Cu配線層13と電気的に接続する上層Cu配線層25からなる中空配線構造の基本構成が完成する。
【0050】
この本発明の第の実施の形態においても、Cuピラー47と下層Cu配線層13との絶縁はSiN膜より熱伝導性に優れるAlN保護膜43によって行っているので放熱性において優れることになり、また、エッチングストッパ層となるSiN膜14或いはSiN膜19にピンホール等があって絶縁性が劣っていても問題がないものである。
【0056】
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、本発明は各実施の形態に記載された構成・条件に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の各実施の形態においては、エッチングストッパ層としてSiN膜を用いているが、SiN膜に限られるものではなく、SiCやSiO膜等の層間絶縁膜に対して選択エッチング性のある材料であれば良い。
【0058】
また、上記の各実施の形態においては、配線層としてエレクトロマイグレーション耐性が大きく、且つ、比抵抗の小さなCuを用いているが、Al等のAl系配線層を用いた集積回路装置にも適用されるものである。
【0059】
また、上記の各実施の形態においては、ピラーをCuによって形成しているが、必ずしもCuに限られるものではなく、AlやAg等の他の熱伝導性及び電気伝導性の両方が良好な導電体によって構成しても良いものである。
【0060】
また、上記の第の実施の形態においては、ピラーを絶縁分離するためにAlを窒化したAlN保護膜を用いているが、窒化処理に限られるものではなく、酸化処理によってAl2 O3 を形成し、このAlを保護膜としても良いものである。
但し、Alは硬いので、後のCMP工程に配慮が必要になる。
【0061】
また、上記の各実施の形態においては、中空構造を形成するために配線層の形成後に除去する膜としてSiO2 膜を用いているが、最終的には除去するものであるので、必ずしも絶縁性の膜である必要はなく、除去が容易な材料を用いれば良いものである。
【0062】
また、上記の各実施の形態においては、半導体装置の中空配線構造として用いているが、半導体装置に限られるものではなく、超伝導装置等の他の固体電子装置の中空配線構造として用いることができるものである。
【0063】
また、上記の各実施の形態においては、説明を簡単にするために二層構造の中空配線構造として説明しているが、二層以上の中空配線構造としても良いものであり、或いは、多層構造の一部を中空配線構造で構成しても良いものである。
【0064】
ここで、再び図1を参照して、本発明の付記を説明する。
図1参照
(付記1) 配線層間が気体で充填された中空配線構造を有する固体電子装置において、下層配線層1と上層配線層2との間に設ける柱状支持体3を、中間部分に挿入された絶縁物により電気的に絶縁された上下2つの柱状金属によって構成することを特徴とする固体電子装置。
(付記2) 上記上下2つの柱状金属に挿入された絶縁物が、前記柱状金属を構成する金属材料の窒化物或いは酸化物のいずれかであることを特徴とする付記1記載の固体電子装置。
(付記3) 上記柱状支持体3を構成する金属の主構成成分が、Al、Cu、或いは、Agのいずれかであることを特徴とする付記1または付記2に記載の固体電子装置。
(付記4) 上記配線間に充填される気体が、N、He、或いは、Arのいずれかであることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の固体電子装置。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、中空配線構造を形成する際に、上層配線層を支えるピラーを熱伝導性に優れた金属ピラーによって構成しているので、下層配線層から上層配線層への熱伝導が良好になり、且つ、熱伝導経路が配線ビアに集中することがないので、配線の断線を生ずることなく、高い周波数の信号を印加することが可能になり、それによって、高集積度固体電子装置のさらなる高速化、高信頼性化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】 本発明の前提となる参考例1の途中までの製造工程の説明図である。
【図3】 本発明の前提となる参考例1の図2以降の途中までの製造工程の説明図である。
【図4】 本発明の前提となる参考例1の図3以降の途中までの製造工程の説明図である。
【図5】 本発明の前提となる参考例1の図4以降の製造工程の説明図である。
【図6】 本発明の第の実施の形態の製造工程の説明図である。
【図7】 本発明の第の実施の形態の途中までの製造工程の説明図である。
【図8】 本発明の第の実施の形態の図7以降の製造工程の説明図である。
【図9】 従来の中空配線構造の要部断面図である。
【符号の説明】
1 下層配線層
2 上層配線層
3 柱状支持体
4 絶縁体
5 絶縁体
6 配線ビア
7 基板
8 下地絶縁膜
11 シリコン基板
12 下地SiO
13 下層Cu配線層
14 SiN膜
15 SiO
16 ピラー用開口
17 Cu膜
18 Cuピラー
19 SiN膜
20 SiO
21 ビアホール
22 上層配線層用溝
23 Cu膜
24 Cuビア
25 上層Cu配線層
31 ピラー用開口
32 AlN膜
33 AlN保護膜
34 Cuピラー
41 ピラー用開口
42 Al膜
43 Al層
44 AlN膜
45 Cu膜
46 AlN保護膜
47 Cuピラー
51 シリコン基板
52 下地絶縁膜
53 下層配線層
54 絶縁膜
55 ピラー
56 SiN膜
57 配線ビア
58 上層配線層

Claims (2)

  1. 配線層間が気体で充填された中空配線構造を有する固体電子装置において、下層配線層と上層配線層との間に設ける柱状支持体を、中間部分に挿入された絶縁物により電気的に絶縁された上下の2つの柱状金属によって構成することを特徴とする固体電子装置。
  2. 前記上下の2つの柱状金属に挿入された絶縁物が、前記柱状金属を構成する金属材料の窒化物或いは酸化物のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の固体電子装置。
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