JP4413086B2 - 油圧ポンプユニット - Google Patents

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Description

本発明は、油圧モータユニット等の油圧アクチュエータに流体接続される油圧ポンプユニットに関する。
油圧モータユニット等の油圧アクチュエータに対して閉回路を形成するように流体接続される油圧ポンプユニットは、従来から、作業車輌の走行系伝動機構等の種々の分野において、使用されている。
斯かる油圧ポンプユニットは、駆動源からの機械的動力を作動流体を介して油圧アクチュエータへ伝達し得るように構成されている。
即ち、該油圧ポンプユニットは、前記油圧アクチュエータとの間をフレキシブルなゴムホース配管等の配管を介して接続することで伝動経路を形成できる為、作業車輌等の適用対象の設計自由度や搭載性を向上させることができる。
例えば、駆動輪を駆動する油圧モータユニットと共に、油圧ポンプユニットを走行系伝動機構として用いる場合には、該油圧モータユニットを駆動輪に近接配置すると共に、前記油圧ポンプユニットを駆動源に近接配置することができる。
ところで、前記油圧ポンプユニットは前記油圧アクチュエータと閉回路を形成するように流体接続されており、該閉回路内を循環する作動流体の圧力によって前記油圧ポンプユニットから前記油圧アクチュエータに動力伝達される為、該作動流体が高温化する。作動流体が高温化すると粘性が低下し、閉回路を構成する油路と部品との摺接各所の隙間からの作動流体の漏出がひどくなり、伝動効率の悪化や制御性の悪化を招く。
また、作業車輌の仕様や部品配置等によっては、油圧ポンプユニットと油圧アクチュエータとをゴムホース配管によって流体接続する場合があるが、斯かる場合に、作動流体の温度が高くなるとゴムホース配管の劣化が早まり長期間にわたる使用が困難となる。
アメリカ特許第6332393号明細書
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、作動流体の高温化を防止しつつ、作動流体を適切に補給し得る油圧ポンプユニットの提供を、一の目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、油圧アクチュエータに対して閉回路を形成するように流体接続される油圧ポンプユニットであって、駆動源によって作動的に駆動されるポンプ軸と、前記ポンプ軸によって回転駆動されるポンプ本体と、前記ポンプ本体を囲繞するポンプケースであって、該ポンプ本体が挿通可能な開口を有するポンプケースと、前記開口を閉塞するように前記ポンプケースに連結されるセンターセクションとを備えた油圧ポンプユニットを提供する。
前記センターセクションは、前記ポンプ本体の回転運動に伴って油を給排可能な一対の給排ポートと、該一対の給排ポートのそれぞれに連通された一対の作動油路であって、それぞれの一端部が外表面に開口して前記油圧アクチュエータに接続するための一対の作動油ポートを形成する一対の作動油路と、一端部が油源に流体接続され且つ他端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通されたチャージ油路であって、前記油源から前記一対の作動油路のそれぞれへの油の流入を許容するチェック弁が介挿されたチャージ油路と、一端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通され且つ他端部がドレンリリーフ弁を介して前記油源に流体接続されたフラッシング油路とを有している。
該油圧ポンプユニットは、前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲内の中立状態においては前記フラッシング油路が遮断され、且つ、前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲を超える作動状態においては、前記フラッシング油路を介して低圧側の作動油路が前記ドレンリリーフ弁による調圧を受けつつ前記油源に流体接続されるように構成されている。
好ましくは、前記フラッシング油路の前記一端部は、前記作動油ポートと前記給排ポートとの間において、前記一対の作動油路に連通される。
より好ましくは、前記チャージ油路は、前記一対の給排ポートを挟んで前記フラッシング油路とは反対側において前記一対の作動油路に連通される。
前記種々の態様において、好ましくは、前記センターセクションは、前記一対の給排ポートを挟んで前記フラッシング油路とは反対側において、前記一対の作動油路を連通するバイパス油路と、前記バイパス油路を選択的に連通/遮断させるバイパス弁とを備えることができる。
例えば、前記油源は、少なくとも、前記ポンプケース内に形成された油溜めと、該油溜めに流体接続された外部リザーブタンクとを有し得る。
斯かる態様においては、前記ドレンリリーフ弁は、低圧側作動油路内を調圧して調圧後のリリーフ油を前記油溜めへ排出するように、前記フラッシング油路に介挿され得る。
好ましくは、前記チャージ油路には、前記中立状態の際のチャージ圧を画するチャージリリーフ弁が介挿される。
より好ましくは、前記チャージリリーフ弁は、前記ドレンリリーフ弁よりもリリーフ圧が高圧に設定される。
一態様においては、前記フラッシング油路は、前記一対の作動油路を連通する連通路と、該連通路を前記油源に流体接続するドレン路とを有する。
該連通路は、それぞれの基端部が対応する前記作動油路に連通された一対の大径孔と、該一対の大径孔の先端部同士を連通する小径孔であって、該一対の大径孔のそれぞれから弁座を伴って縮径された小径孔とを含んでいる。
斯かる一態様において、該油圧ポンプユニットは、前記連通路内に長手方向摺動可能に収容されたフラッシング弁と、該フラッシング弁の長手方向両側に配設された一対の付勢部材とを、さらに備える。
前記フラッシング弁は、前記小径孔に挿通された軸部と、該軸部の長手方向両側に設けられた一対の弁体であって、対応する前記弁座に着座可能とされた一対の弁体とを有するものとされる。
前記フラッシング弁は、前記中立状態においては、前記一対の弁体のそれぞれと対応する弁座との間に間隙が存するように配置され、且つ、前記軸部によって前記一対の大径孔のそれぞれと前記ドレン路とを液密に遮断するように構成されている。
さらに、前記フラッシング弁は、前記作動状態においては、高圧側の作動油路の油圧によって低圧側に位置する前記付勢部材の付勢力に抗して低圧側作動油路の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記大径孔を前記ドレン路に連通するように構成されている。
前記一態様において、好ましくは、前記軸部は、互いに別体とされた第1及び第2軸部であって、先端部同士が前記小径孔内において突き合わされた第1及び第2軸部を有するものとされる。そして、前記一対の弁体は、それぞれ、前記第1及び第2軸部に一体化される。
他態様においては、前記連通路は、それぞれの基端部が対応する前記作動油路に連通された一対の大径孔と、該一対の大径孔の先端部同士を連通する小径孔とを有するものとされる。
そして、前記フラッシング弁は、前記小径孔内に長手方向摺動可能に収容される。
該フラッシング弁は、長手方向両端側に位置する一対のシール部であって、前記小径孔の内周面に液密に当接する一対のシール部と、該一対のシール部の長手方向内方にそれぞれ位置する一対の連通部であって、前記小径孔の内周面との間に油溝を形成する一対の連通部とを一体的に有する。
斯かる油圧ポンプユニットは、前記中立状態においては、前記一対のシール部によって前記一対の大径孔のそれぞれと前記ドレン路とが液密に遮断されるように構成される。
そして、前記作動状態においては、前記フラッシング弁が高圧側の作動油路の油圧によって低圧側に位置する前記付勢部材の付勢力に抗して低圧側作動油路の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記連通部を介して低圧側に位置する前記大径孔が前記ドレン路に連通されるように構成されている。
前記一態様及び他態様において、好ましくは、前記一対のフラッシング油路の連通路は、前記一対の作動油路と略直交するように形成される。
さらに別態様においては、前記フラッシング油路は、一端部が前記一対の作動油路の一方に連通された第1連通油路と、一端部が前記一対の作動油路の他方に連通された第2連通油路と、該第1及び第2連通油路の他端部同士を連通する共通油路と、該共通油路を前記ドレンリリーフ弁を介して前記油源に流体接続するドレン路とを有し得る。
そして、該油圧ポンプユニットには、前記共通油路に長手方向摺動可能に収容された単一のフラッシング弁であって、該共通油路との協働下に、前記中立状態において前記第1及び第2連通油路にそれぞれ連通する第1及び第2油室を画する単一のフラッシング弁と、該フラッシング弁を挟んで前記共通油路の長手方向両側に配設された一対の付勢部材とが、さらに備えられる。
斯かる油圧ポンプユニットは、前記中立状態においては、前記フラッシング弁によって前記第1及び第2連通油路の双方が前記ドレン油路に対して液密に遮断されるように構成されている。
そして、前記作動状態においては、前記一対の第1及び第2油室のうち高圧側の作動油路に連通された油室内の圧油によって前記フラッシング弁が他方の付勢部材の付勢力に抗して押動され、これにより、前記一対の第1及び第2連通油路のうち低圧側の作動油路に連通された油路が前記ドレン油路に流体接続されるように構成される。
本発明に係る油圧ポンプユニットよれば、一対の給排ポートと、一対の作動油路と、チャージ油路とが形成されたセンターセクションに、一端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通され且つ他端部がドレンリリーフ弁を介して油源に流体接続されたフラッシング油路を設けている。そして、前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲内の中立状態においては前記フラッシング油路を遮断し、且つ、前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲を超える作動状態においては、前記フラッシング油路を介して低圧側の作動油路が前記ドレンリリーフ弁による調圧を受けつつ前記油源に流体接続されるように構成したので、前記一対の作動油路の油量を確保しつつ、高圧化した作動油を効率的に油源に戻すことができる。
実施の形態1.
以下に、本発明に係る油圧ポンプユニットの好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施の形態においては、油圧ポンプユニットが油圧モータユニットと共に作業車輌の走行系伝動機構を形成する場合を例に説明する。
図1に、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aが適用された作業車輌100の油圧回路図を示す。
図1に示すように、該作業車輌100は、駆動源110と、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aと、該油圧ポンプユニット1Aと閉回路を形成するように流体接続された一対の第1及び第2油圧モータユニット120a,120bと、該一対の第1及び第2油圧モータユニット120a,120bによってそれぞれ駆動される一対の第1及び第2駆動輪130a,130bとを備えている。
前記油圧ポンプユニット1Aと前記一対の油圧モータユニット120a,120bとは、HSTを形成するように、少なくとも何れか一方が可変容積型とされている。
本実施の形態においては、前記油圧ポンプユニット1Aが可変容積型とされ、且つ、前記一対の油圧モータユニット120a,120bが固定容積型とされている。
なお、該作業車輌100においては、単一の油圧ポンプユニット1Aが、一対の油圧モータユニット120a,120bに対して並列に流体接続されている。
即ち、本実施の形態においては、図1に示すように、前記油圧ポンプユニット1Aにおける後述する一対の作動油ポートの一方43aが、前記第1油圧モータユニット120aの一方の作動油ポート121a及び前記第2油圧モータユニット120bの一方の作動油ポート121bに流体接続され、且つ、前記油圧ポンプユニット1Aにおける一対の作動油ポートの他方43bが、前記第1油圧モータユニット120aの他方の作動油ポート122a及び前記第2油圧モータユニット120bの他方の作動油ポート122bに流体接続されている。
このように、単一の油圧ポンプユニット1Aを、前記一対の第1及び第2油圧モータユニット120a,120bに並列接続することにより、機械式ディファレンシャルギア装置を備えることなく、前記一対の第1及び第2駆動輪130a,130bを差動駆動することができる。
図2に、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aの縦断面図を示す。又、図3に、図2におけるIII-III線断面図を示す。
図1〜図3に示すように、該油圧ポンプユニット1Aは、前記駆動源110によって作動的に駆動されるポンプ軸10と、前記ポンプ軸10によって回転駆動されるポンプ本体20と、前記ポンプ本体20を囲繞するポンプケース30であって、該ポンプ本体20が挿通可能な開口35を有するポンプケース30と、前記開口35を閉塞するように前記ポンプケース30に連結されるセンターセクション40とを備えている。
前記ポンプ軸10は、入力端部を形成する一端部11が前記ポンプケース30の外方へ延在するように、前記ポンプケース30及び前記センターセクション40に支持されている。
なお、本実施の形態においては、該ポンプ軸10は、前記一端部11とは反対側の他端部12も前記センターセクション40から外方へ延在されており、該他端部40によって補助ポンプ本体160が駆動され得るようになっている(図3参照)。
図3中の符号161,162は、それぞれ、前記補助ポンプ本体160を囲繞する補助ポンプケース、及び、該補助ポンプケース161を前記センターセクション40の外表面に連結する為の間座である。
本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、前記補助ポンプ本体160として、単一のギヤポンプを備えたが、当然ながら、複数のギアポンプを前記ポンプ軸10に対してタンデム配置させることも可能である。
又、本実施の形態においては、前記補助ポンプ本体160を外部油圧装置400の駆動用として用いているが(図1参照)、該補助ポンプ本体160をチャージポンプ用として用いることも可能である。
前記ポンプ本体20はアキシャルピストンタイプとされている。具体的には、該ポンプ本体20は、前記ポンプ軸10の回転に伴って軸方向往復運動を行うピストンユニット21と、該ピストンユニット21を往復動自在に支持するシリンダブロック22とを有している。
前述の通り、本実施の形態においては、該油圧ポンプユニット1Aが可変容積型とされている。
従って、該油圧ポンプユニット1Aは、前記構成に加えて、前記油圧ポンプ本体20の吸引/吐出量を変化させる出力調整部材70と、該出力調整部材70を傾転させる制御軸75とを備えている(図2及び図3参照)。
本実施の形態においては、前記出力調整部材70は可動斜板とされており、その傾斜面に前記ピストンユニットの先端に備えられたシューが滑動自在に当接させれている。又、前記制御軸75は該可動斜板に一体化されたトラニオン軸とされている。
前記ポンプケース30は、前記ポンプ本体20を囲繞するように前記ポンプ軸の軸線方向に延びる周壁31と、該周壁31の軸線方向一端側を閉塞する端壁32とを有し、該周壁31の軸線方向他端側に前記ポンプ本体20が挿通可能な前記開口35が設けられている。
前記端壁32は、前記一端部11が外方へ延在された状態で、前記ポンプ軸10を回転自在に支持し得るようになっている。
前記周壁32は、前記トラニオン軸75を支持するようになっている。
詳しくは、前記周壁32は、互いに対向するように、一対のトラニオン蓋76a,76bが着脱可能に装着されている。
そして、該一対のトラニオン蓋76a,76bが、前記トラニオン軸75の先端部(操作端部)75a及び基端部75bを軸線回り揺動自在に支持している。
本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aは、前記構成に加えて、前記トラニオン軸75を中立位置に復帰させる中立位置復帰機構80を備えている。
図4に、図2におけるIV線に沿って視た前記中立位置復帰機構80の平面図を示す。
該中立位置復帰機構80は、図2及び図4に示すように、中立位置を画する固定ピン81と、前記トラニオン軸75の操作端部75aに連結された連結アーム77に設けられた揺動ピン82であって、該トラニオン軸75の軸線回りに揺動する揺動ピン82と、一端部83a及び他端部83bが略平行して前記固定ピン81及び揺動ピン82を挟圧するように前記トラニオン軸75に巻き回された捻りスプリング83とを備えている。
斯かる中立位置復帰機構80は、前記連結アーム77への操作力が解除されると、前記コイルスプリング83の付勢力によって該連結アーム77を中立位置へ自動的に復帰させるようになっている。
即ち、例えば、図4において、前記連結アーム77を前記トラニオン軸75を基準にして時計回りに揺動させると、前記コイルスプリング83の一端部83aは前記固定ピン81によってその位置に保持されたままで、前記コイルスプリング83の他端部83bが前記揺動ピン82によって時計回りに押動される。つまり、該揺動ピン82は、前記コイルスプリング83の付勢力に抗して該コイルスプリング83の他端部83bのみを時計回りに揺動させる。従って、前記連結アーム77への操作力が解除されると、斯かる揺動ピン82の揺動動作に伴って生じたコイルスプリング83の保有付勢力によって前記揺動ピン82が初期位置(中立位置)へ戻される。
好ましくは、前記固定ピン81は、前記捻りスプリング83の一端部83a及び他端部83bによって挟持される係合軸部81bが、固定部材に支持される固定軸部81aに対して偏心された偏心ピンとされる。
このように、該固定ピン81を偏心ピンとすることにより、前記固定軸部81aを軸線回りに回転させることで、前記係合軸部81bの位置調整が可能となる。
本実施の形態において、図2及び図4に示すように、前記固定ピン81は、前記一対のトラニオン蓋76a,76bのうち前記トラニオン軸75の先端部(操作端部)75aを支持する一方のトラニオン蓋76aに装着されている。
即ち、本実施の形態においては、前記固定ピンを支持する固定部材として、前記一方のトラニオン蓋76aを用いており、これにより、前記中立位置復帰機構80の取付容易化を図っている。
さらに、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aは、前記トラニオン軸75の中立位置を検出する中立位置検出機構90を備えている。
該中立位置検出機構90は、図2及び図4に示すように、前記一方のトラニオン蓋76aに設けられた中立位置検出スイッチ91と、前記トラニオン軸75に相対回転不能に設けられた被検出体92とを備えている。
本実施の形態において、該中立位置検出スイッチ91は、前記被検出体92との距離を検出可能な近接スイッチとされている。
そして、前記被検出体92は、前記トラニオン軸75が中立位置に位置する際に、前記中立位置検出スイッチ91と対向する検出部位93と、前記トラニオン軸75が中立位置以外に位置する際に前記中立位置検出スイッチ91と対向する非検出領域94とを有している。
前記検出部位93は、前記非検出領域94に比して、前記中立位置検出スイッチ91と対向する際に該中立位置検出スイッチ91との距離が最短又は最長となるように、構成されている。
斯かる中立位置検出機構90は、例えば、前記HSTが中立状態の際にのみ、エンジンの始動を許容する際に有効である。
なお、本実施の形態においては、前記連結アーム77を前記前記トラニオン軸75に安定して取り付ける為の連結アーム取付用ボス78の外周面の一部をラジアル方向に変形させて前記被検出体92として用いており、前記中立位置検出スイッチ91は該ボス78の側面と対向するように前記一方のトラニオン蓋76aに装着されている。
前記センターセクション40は、前記ポンプケース30の開口35を液密に閉塞する蓋部材として作用すると共に、前記油圧ポンプ本体20に対する種々の油路を提供する油路部材として作用する。
図5に、図2におけるV-V線に沿った前記センターセクション40の横断面図を示す。
詳しくは、図1及び図5に示すように、前記センターセクション40は、前記ポンプ本体20の回転運動に伴って油をシリンダブロック22のピストンユニット21に対して給排可能なキドニー形の一対の給排ポート41a,41bと、該一対の給排ポート41a,41bにそれぞれ連通された一対の作動油路42a,42bと、一端部が油源200に流体接続され且つ他端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通されたチャージ油路45と、一端部が前記一対の作動油路42a,42bにそれぞれ連通され且つ他端部が前記油源200に流体接続されたフラッシング油路50とを備えている。
前記一対の作動油路42a,42bは、前記油圧ポンプ本体20と前記一対の第1及び第2油圧モータユニット120a,120bとを流体接続する一対の作動油ライン230a,230bの一部を構成している。
具体的には、該一対の作動油ライン230a,230bは、前記一対の作動油路42a,42bと、前記第1油圧モータユニット120aに形成された一対の第1モータ側作動油路125a,126aと、前記第2油圧モータユニット120bに形成された一対の第2モータ側作動油路125b,126bと、前記一対の作動油路の一方42aと前記一対の第1モータ側作動油路の一方125a及び前記一対の第2モータ側作動油路の一方125bとを接続する第1配管241と、前記一対の作動油路の他方42bと前記一対の第1モータ側作動油路の他方126a及び前記一対の第2モータ側作動油路の他方126bとを接続する第2配管242とを備えている(図1参照)。
前記一対の作動油路42a,42bは、それぞれ、前記第1配管241及び第2配管242と接続可能とされている。
詳しくは、該一対の作動油路42a,42bは、それぞれ、一端部が外表面に開口して、対応する前記配管と接続可能な作動油ポート43a,43bを形成している。
本実施の形態においては、該一対の作動油路42a,42bは、前記ポンプ軸10と略直交する方向に延びており、且つ、該ポンプ軸10を挟んで両側に振り分け配置されている。
そして、該一対の作動油路42a,42bは、それぞれ、両端部が前記センターセクション40の互いに対向する外表面に開口されており、前記作動油ポート43a,43bを形成する端部と反対側の端部はプラグ250によって閉塞されている(図5参照)。
前記チャージ油路45には、前記油源200から前記一対の作動油路42a,42bのそれぞれへの油の流入を許容し、且つ、逆向きの流れを防止し得るように、一対のチェック弁310が介挿されている。
詳しくは、該チャージ油路45は、図1及び図5に示すように、チャージポート45Pを形成するように一端部が前記センターセクションの外表面に開口した共通チャージ油路46と、該共通チャージ油路46から分岐された一対の分岐チャージ油路47であって、前記一対の作動油路42a,42bにそれぞれ連通された一対の分岐チャージ油路47とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記共通チャージ油路46は、前記一対の作動油ポート43a,43bとは反対側の外表面に開口されている。
そして、前記一対の分岐チャージ油路47は、前記一対の給排ポート41a,41bを基準にして前記作動油ポート43a,43bよりも遠い側で、前記一対の作動油路42a,42bを連通している。
前記チャージポート45Pは、適宜の配管を介して、前記油源200に流体接続可能とされている。
本実施の形態においては、図1〜図3に示すように、前記ポンプケース30及び前記センターセクション40によって形成されるポンプ本体収容空間210と、該ポンプ本体収容空間210に流体接続された外部リザーブタンク220とが、前記油源200を構成している。
なお、図1及び図3中の符号200Pは、前記ポンプ本体収容空間210を前記外部リザーブタンク210に流体接続する為に、前記ポンプケース30に形成されたドレンポートである。
そして、前記チャージポート45Pへは、前記駆動源110によって作動的に駆動されるチャージポンプ170(図1参照)からの圧油が供給されるようになっている。
即ち、該チャージポンプ170は、吸引ポート170inが前記外部リザーブタンク220に流体接続され、且つ、吐出ポート170outが前記チャージポート45Pに流体接続されている。
なお、本実施の形態においては、前記チャージポンプ170は、前記油圧ポンプユニット1Aから離間配置されている。
前記一対のチェック弁310は、前記一対の分岐チャージ油路47のそれぞれに介挿されている。
本実施の形態においては、前記センターセクション40に、前記一対の作動油路42a,42bの間を連通するように該一対の作動油路42a,42bと直交する方向に延びる直交油路が形成されており、該直交油路が前記一対の分岐チャージ油路47を構成している(図5参照)。
詳しくは、前記直交油路は、両端部が前記センターセクション40の外側面に開口されている。そして、前記一対のチェック弁310は、それぞれ、分岐チャージ油路47から対応する作動油路42a,42bへの油流入を許容し、且つ、逆向きの流れを防止し得るように、前記直交油路の両端部からそれぞれ装着されている。
なお、本実施の形態においては、図1及び図5に示すように、該一対のチェック弁310は、それぞれ、対応する作動油路42a,42bの異常過圧時に該作動油路の油圧をリリーフするリリーフ機能付きチェック複合弁とされている。
さらに、該チャージ油路45には、チャージリリーフ弁320が介挿されている。
該チャージリリーフ弁320は、後述するように、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲内の中立状態の際に、チャージ圧を設定する為に備えられる。
本実施の形態においては、該チャージ油路45は、一端部が前記共通チャージ油路46に連通され且つ他端部が前記油源200に流体接続されたチャージリリーフ油路48を有している(図1及び図3参照)。
詳しくは、該チャージリリーフ油路48の他端部は、前記ポンプ本体収容空間210に連通するように、前記センターセクション40の内表面(ポンプ本体収容空間を向く表面)に開口されている。
そして、前記チャージリリーフ弁320は、前記センターセクション40の内表面から、前記チャージリリーフ油路48に介挿されている。
さらに、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aは、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲内の中立状態においては前記フラッシング油路50が遮断され、且つ、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲を超える作動状態においては、前記フラッシング油路50を介して低圧側の作動油路がドレンリリーフ弁330による調圧を受けつつ前記油源に流体接続されるように構成されている。
具体的には、前記フラッシング油路50は、前記一対の作動油路42a,42bの間を連通する連通路51と、該連通路51を前記油源200に流体接続するドレン路55であって、前記ドレンリリーフ弁330が介挿されるドレン路55とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記連通路51は、前記一対の給排ポート41a,41bを基準にして、前記一対の作動油ポート43a,43bに近い側で前記一対の作動油路42a,42bの間を連通するように、配置されている。
図5に示すように、本実施の形態においては、前記連通路51は、前記一対の作動油路42a,42bと略直交する方向に延びている。
詳しくは、該連通路51は、それぞれの基端部が対応する前記作動油路に連通された一対の大径孔52と、該一対の大径孔52の先端部同士を連通する小径孔53であって、該一対の大径孔52のそれぞれから弁座54を伴って縮径された小径孔53とを有している。
そして、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aは、前記構成に加えて、前記連通路51内に長手方向摺動可能に収容されたフラッシング弁350と、該フラッシング弁350の長手方向両側に配設された一対の付勢部材380とをさらに備えている。
前記フラッシング弁350は、前記小径孔53に挿通された軸部351と、該軸部351の長手方向両側に設けられた一対の弁体352であって、対応する前記弁座54に着座可能とされた一対の弁体352とを有している。
なお、本実施の形態においては、図5に示すように、前記軸部351は、互いに別体とされた第1及び第2軸部351a,351bであって、先端部同士が前記小径孔51内において突き合わされた第1及び第2軸部351a,351bを有している。
そして、前記一対の弁体352は、それぞれ、前記第1及び第2軸部351a,351bに一体的に設けられている。
より詳しくは、本実施の形態においては、該第1及び第2軸部351a,351bは、前記弁体352の先端側及び基端側に一体的に延伸されており、基端部がが前記フラッシング油路50の開口端を塞ぐプラグに対して摺動自在に案内支持されている。そして、前記付勢部材380は前記プラグと弁座54との間に介装されている。
図6に、前記フラッシング弁350の変形例が備えられた前記センターセクション40の部分断面図を示す。
図6に示す形態においては、前記一対の付勢部材380は、それぞれ、基端部が固定部材と係合し、且つ、先端部が対応する弁体352と係合している。
図6においては、前記固定部材は、前記一対の作動油路のそれぞれを横切るように配設されたバネ支持部材390とされている。
好ましくは、該バネ支持部材390は、長手方向位置調整自在に前記センターセクション40に装着される。
斯かる構成を備えることにより、前記一対の付勢部材380による押圧力を調整することができ、前記フラッシング弁350を適切に初期位置に位置させることができる。
図5および図6に示す前記フラッシング弁350はともに、前記中立状態において、前記一対の弁体352のそれぞれと対応する弁座54との間に間隙Lが存するように構成されている。
さらに、該フラッシング弁350は、前記中立状態において、前記軸部351の所定領域(以下、一対のシール領域351Sという)が前記小径孔53の両端部から前記間隙Lよりも短い距離Mに亘って該小径孔53の内周面と液密に当接するように構成されている。
該軸部351は、さらに前記一対のシール領域351Sより前記小径孔53の内方側に、それぞれ、該小径孔53の内周面との間に油溝を形成する一対の連通領域351Cを有している。
該フラッシング弁350は、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲内の中立状態においては、前記一対の弁体352のそれぞれと対応する弁座54との間に間隙が存するように配置され、且つ、前記軸部351によって前記一対の大径孔52のそれぞれと前記ドレン路55とが液密に遮断されるように構成されている。
さらに、該フラッシング弁350は、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲を超える作動状態においては、高圧側の作動油路(例えば作動油路42a)の油圧によって低圧側に位置する前記付勢部材390の付勢力に抗して低圧側作動油路(例えば作動油路42b)の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記大径孔52が前記ドレン路55に連通するように構成されている。
なお、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲内とは、前記油圧ポンプユニット1Aと前記一対の油圧モータユニット120a,120bとの間の動力伝達が実質的に行われないような油圧差を意味し、具体的には、前記一対の付勢部材380の付勢力によって画される。
斯かるフラッシング弁350は以下のように作動する。
即ち、前記一対の作動油路42a,42b間の油圧差が所定範囲内の前記中立状態においては、前記フラッシング弁350は、図5及び図6に示す初期位置に位置する。
斯かる初期位置においては、前記一対のシール領域351Sの双方が前記小径孔53の内周面と液密に当接しており、前記一対の大径孔52(即ち、前記一対の作動油路42a,42b)の双方が前記ドレン路55に対して遮断される。
なお、この中立状態においては、前記一対の作動油路42a,42bの油圧は前記チャージリリーフ弁320のリリーフ圧に保持される。
これに対し、前記一対の作動油路の一方42aと他方42bとの油圧差が所定範囲を超える前記作動状態においては、前記フラッシング弁350は、高圧側に位置する弁体352が対応する弁座54に着座するように、低圧側に位置する付勢部材390の付勢力に抗して低圧側作動油路へ向かう方向に距離L移動する。
斯かるフラッシング弁350の移動によって、前記一対のシール領域351Sのうち,低圧側の作動油路に近接するシール領域351Sが前記小径孔53から外れて、低圧側の大径孔52に突入する。これにより、低圧側に位置する連通領域351Cを介して低圧側の作動油路が前記ドレン路55に連通され、該低圧側作動油路中の圧油が前記ドレンリリーフ弁330による調圧作用を受けつつ前記油源200にドレンされる。
他方、高圧側に位置する弁体352は対応する弁座54に着座する。従って、高圧側作動油路は、前記シール領域351S及び前記小径孔53によるシールに加えて、該弁体352及び弁座54によってもシールされる。
なお、作動状態の際に、前記低圧側作動油路中の作動油を前記油源200にドレンする為に、前記ドレンリリーフ弁330は、前記チャージリリーフ弁320よりもリリーフ圧が低圧に設定されている。
即ち、前記チャージリリーフ弁320が前記ドレンリリーフ弁330よりも低圧に設定されていると、作動状態の際に、前記低圧側作動油路の油圧が前記チャージリリーフ弁320によって画されることになり、該低圧側作動油路から前記油源200へのドレンが行われなくなる。
この点に鑑み、本実施の形態においては、前記ドレンリリーフ弁330のリリーフ圧を前記チャージリリーフ弁320のリリーフ圧よりも低圧に設定している。
本実施の形態において、前記ドレン路55は、図3,図5及び図6に示すように、一端部が前記前記小径孔53に連通され、且つ、他端部が前記油圧ポンプ本体収容空間210に開口するように、前記センターセクション40に形成されている。
そして、前記ドレンリリーフ弁330は、前記センターセクション40の内表面から前記ドレン油路55に装着されている。
斯かる構成の油圧ポンプユニット1Aにおいては以下の効果を得ることができる。
即ち、前記出力調整部材70を中立位置から傾転させた作動状態においては、前記一対の作動油路42a,42bの一方(例えば、作動油路42a)に圧油が吐出され、且つ、他方(例えば、作動油路42b)から油が吸引される。該一方の作動油路42aに吐出された圧油は対応する一方の作動油ポート43aを介して前記油圧モータユニット120a,120bへ供給され、他方の作動油ポート43bを介して他方の作動油路42bに戻される。
このように、作動油を高圧化させて動力伝達媒体として用いると、該作動油が高温化すると共に、閉回路から漏出し、伝動効率の悪化等を招く。
この点に関し、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Aは、前述の通り、前記フラッシング油路50を有している。
即ち、該油圧ポンプユニット1Aにおいては、前記一対の作動油路42a,42b間に所定圧力差が生じる作動状態の際に、前記油圧モータユニット120a,120bからの戻り油を受ける低圧側作動油路(例えば、作動油路42b)中の作動油が、前記フラッシング油路50を介して前記ドレンリリーフ弁330の調圧作用を受けつつ前記油源200(本実施の形態においては、前記油圧ポンプ本体収容空間210)に戻される。
そして、前記ドレン油及び/又はリーク油によって不足した分の作動油は、前記油源200(本実施の形態においては、前記外部リザーブタンク220)から前記チャージ油路45を介して補給される。
このように、本実施の形態においては、前記油圧ポンプユニット1A及び前記油圧モータユニット120a,120b間に流れる高温化した作動油を前記フラッシング油路50を介して前記油源200に戻しつつ、該油源200内の低温貯留油を前記チャージ油路45を介して供給するようになっている。
従って、前記油圧ポンプユニット1A及び油圧モータユニット120a,120b間の作動油の油量を適切に確保しつつ、該作動油の高温化を防止できる。
さらに、斯かる作動状態において、前記一対の作動油路のうち高圧側の作動油路(例えば、作動油路42a)を前記フラッシング油路50に対して遮断しつつ、低圧側の作動油路(例えば、作動油路42b)中の作動油を前記フラッシング油路50を介して前記油源200に戻してる。
従って、伝動効率の悪化を防止できると共に、油圧モータユニット1Aからの高温化された戻り作動油を効率的に前記油源200に戻すことができる。
好ましくは、図1,図5及び図6に示すように、前記フラッシング油路50を、前記作動油ポート43a,43bと前記給排ポート41a,41bとの間において、前記一対の作動油路42a,42bに連通させることができる。
斯かる構成を備えることにより、油圧ポンプユニット1Aから油圧モータユニット120a,120bへ流され、且つ、該油圧モータユニット120a,120bから該油圧ポンプユニット1Aへ戻ってくる高温化作動油を、より効率的に前記油源200に戻すことができる。
より好ましくは、前記一対の分岐チャージ油路47を構成する前記直交油路と、前記フラッシング油路50における前記連通路51とを、前記一対の給排ポート41a,41bを挟んで振り分け配置することができ(図5参照)、これにより、センターセクション40の大型化を防止しつつ、各油路の干渉を有効に防止できる。
さらに、好ましくは、前記センターセクション40は、前記一対の作動油路42a,42bを連通するバイパス油路60と、該バイパス弁60を選択的に連通/遮断させるバイパス弁360とを備えることができる(図1及び図5参照)。
斯かるバイパス油路60及びバイパス弁360を備えることにより、駆動源110の故障時等において作業車輌を強制牽引する際において、前記一対の作動ライン42a,42b間に圧力差が生じることを有効に防止できる。
なお、本実施の形態においては、該バイパス油路60は、前記一対の給排ポート41a,41bを挟んで前記フラッシング油路50とは反対側に配設されている。
実施の形態2.
以下、本発明に係る油圧ポンプユニットの好ましい他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Bは、主として、前記フラッシング弁350に代えてフラッシング弁350Bを有している点、及び前記連通路に代えて連通路50Bを有している点を除き、前記実施の形態1に係る油圧ポンプユニットと実質的に同一構成を有している。
図7に、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Bにおけるセンターセクション40Bの部分断面図を示す。
図7に示すように、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Bにおいては、前記フラッシング油路50Bは、連通路51Bと、前記ドレン路55とを有している。
該連通路51Bは、前記連通路51と同様、それぞれの基端部が対応する前記作動油路42a,42bに連通された一対の大径孔52と、該一対の大径孔52の先端部同士を連通する小径孔53とを有しているが、前記連通路51に備えられていた前記弁座54は備えられていない。
前記フラッシング弁350Bは、斯かる連通路51Bの小径孔53に長手方向摺動可能に収容されている。
詳しくは、該フラッシング弁350Bは、長手方向両端側に位置する一対のシール部351Sと、該一対のシール部351Sの長手方向内方にそれぞれ位置する一対の連通部351Cとを一体的に有している。
本実施の形態においては、該フラッシング弁350Bは、さらに、前記一対の連通部351Cを連結する連結部352Bを有している。
前記一対のシール部351Sは、前記小径孔53の内周面に液密に当接するように構成されている。
他方、前記一対の連通部351Cは、前記小径孔53の内周面との間に油溝を形成するように構成されている。
本実施の形態においては、前記フラッシング弁350Bは、対応する前記シール部351S及び連通部351Cを一体的に有する弁本体353Bを一対備えており、該一対の弁本体353Bが前記連結部352Bによって連結されている。
そして、前記弁本体353Bの長手方向外方側の外周面が前記シール部351Sを形成し、且つ、該弁本体353Bの長手方向内方側の外周面に形成された凹部が前記連通部351Cを形成している。
斯かるフラッシング弁350Bは以下のように作動する。
即ち、前記中立状態においては、前記一対のシール部351Sによって前記一対の大径孔52のそれぞれと前記ドレン路55とが液密に遮断される。
これに対し、前記作動状態においては、前記フラッシング弁350が高圧側の作動油路(例えば、作動油路42a)の油圧によって、低圧側に位置する前記付勢部材390の付勢力に抗して低圧側作動油路(例えば、作動油路42b)の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記連通部351Cを介して低圧側に位置する前記大径孔52が前記ドレン路55に連通される。
このように、斯かる構成を備えた本実施の形態に係る油圧ポンプユニットにおいても、前記実施の形態1におけると同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
以下、本発明に係る油圧ポンプユニットの好ましい他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、前記実施の形態1又は2におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Cは、主として、前記フラッシング弁350に代えてフラッシング弁350Cを有している点、及び前記フラッシング油路50に代えてフラッシング油路50Cを有している点を除き、前記実施の形態1に係る油圧ポンプユニット1Aと実質的に同一構成を有している。
図8(a)に、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Cにおけるセンターセクション40Cの部分断面図を示す。又、図8(b)に、図8(a)におけるVIII-VIII線断面図を示す。
図8に示すように、本実施の形態に係る油圧ポンプユニット1Cにおける前記フラッシング油路50Cは、一端部が前記一対の作動油路の一方42aに連通された第1連通油路451と、一端部が前記一対の作動油路の他方42bに連通された第2連通油路452と、該第1及び第2連通油路451,452の他端部同士を連通する共通油路453と、該連通油路453を前記ドレンリリーフ弁330を介して前記油源200に流体接続するドレン路55とを有している。
本実施の形態において、前記第1及び第2連通油路451,452は、それぞれ、前記一対の作動油路42a,42bと略直交する方向に延びている。
他方、前記共通油路453は、前記第1及び第2作動油路451,452と略平行に延びている。
前記フラッシング弁350Cは、前記共通油路453内に長手方向摺動可能に収容されている。
該フラッシング弁350Cは、前記中立状態において、前記第1及び第2連通油路451,452にそれぞれ連通された第1及び第2油室355a,355bを有している。
詳しくは、本実施の形態においては、前記フラッシング弁350Cは、前記共通油路453の内径よりも小径の小径部356と、該小径部356の長手方向両側に配設された第1及び第2大径部357a,357bであって、前記共通油路453の内周面に液密に当接する第1及び第2大径部357a,357bとを備えている。
前記第1大径部357aは、前記共通油路453の一端部(図示の形態においては、プラグ251)との間に前記第1油室355aを画している。
同様に、前記第2大径部357bは、前記共通油路453の他端部との間に前記第2油室357bを画している。
該第1及び第2油室357a,357bは、それぞれ、前記中立状態において、前記第1及び第2連通油路451,452に連通されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、前記第1及び第2大径部357a,357bには、それぞれ、端面から長手方向内方に向かって形成された中央孔が設けられている。該中央孔は、それぞれ、前記第1及び第2油室355a,355bの一部を構成している。
そして、該第1及び第2大径部357a,357bの周壁には、それぞれ、前記第1及び第2連通油路451,452を対応する中央孔に連通する為の絞り孔が形成されている。
前記小径部356は、前記共通油路453の内周面との間に、前記ドレン路55に連通する油通路が形成されるようになっている。
斯かる構成において、図8(a)及び(b)に示すように、前記ドレン路55は、前記小径部356に対応する位置において、前記共通油路453に連通されている。
斯かるフラッシング弁350Cは、以下のように作動する。
前記中立状態においては、前記フラッシング弁350Cは前記一対の付勢部材380によって初期位置に位置される。
該フラッシング弁350Cが初期位置に位置する際には、前記第1及び第2大径部357a,357bによって、前記第1及び第2連通油路451,452は、それぞれ、前記ドレン路55に対して遮断されている。
これに対し、前記作動状態においては、前記一対の第1及び第2油室355a,355bのうち高圧側の作動油路(例えば、作動油路42a)に連通された油室(例えば、油室355a)内の圧油によって前記フラッシング弁350Cが他方の付勢部材380の付勢力に抗して押動される。
斯かるフラッシング弁350Cの移動によって、前記小径部356が、前記第1及び第2連通油路のうち低圧側の作動油路(例えば、作動油路42b)に連通された連通油路(以下、低圧側連通油路という)と対向し、これにより、該低圧側連通油路(例えば、連通油路452)が前記ドレン路55に流体接続される。
なお、前記第1及び第2連通油路のうち高圧側の作動油路(例えば、作動油路42a)に連通された連通油路(以下、高圧側連通油路という)は、前記フラッシング弁350Cの移動後においても、対応する大径部357aによって、前記ドレン油路55に対して遮断されている。
従って、高圧側作動油路42aから圧油が前記油源200にドレンされることはない。
斯かる構成の油圧ポンプユニット1Cにおいては、前記実施の形態1及び2における効果に加えて、前記一対の作動油路42a,42bの作動油流れを良好に維持できるという効果が得られる。
即ち、前記実施の形態1及び2においては、前記バネ支持部材390及び/又は付勢部材380が前記一対の作動油路42a,42bを横切るように配置される。斯かるバネ支持部材390及び/又は付勢部材380は該一対の作動油路42a,42b中の作動油流れに対して妨げとなる。
これに対し、本実施の形態においては、前記一対の作動油路42a,42b中に前記バネ支持部材390及び付勢部材380を備える必要がない。従って、前記一対の作動油路42a,42b中の作動油流れを良好に維持することができる。
図1は、本発明の好ましい実施の形態1に係る油圧ポンプユニットが適用された作業車輌の油圧回路図である。 図2は、前記実施の形態1に係る油圧ポンプユニットの縦断面図である。 図3は、図2におけるIII-III線断面図である。 図4は、図2におけるIV線に沿ってみた端面図であり、図1〜図3に示す油圧ポンプユニットに備えられた中立位置復帰機構を示している。 図5は、図2におけるV-V線断面図であり、図1〜図3に示す油圧ポンプユニットにおけるセンターセクションの横断面を示している。 図6は、フラッシング弁の変形例を示す前記センターセクションの部分横断面図である。 図7は、本発明の好ましい実施の形態2に係る油圧ポンプユニットにおけるセンターセクションの部分横断面図である。 図8(a)は、本発明の好ましい実施の形態3に係る油圧ポンプユニットにおけるセンターセクションの部分横断面図である。 図8(b)は、図8(a)におけるVIII-VIII線断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C 油圧ポンプユニット
10 ポンプ軸
20 ポンプ本体
30 ポンプケース
35 ポンプケースの開口
40 センターセクション
41a,41b 一対の給排ポート
42a,42b 一対の作動油路
43a,43b 一対の作動油ポート
45 チャージ油路
50 フラッシング油路
51 連通路
52 一対の大径孔
53 小径孔
54 弁座
55 ドレン路
60 バイパス油路
120a,120b 油圧モータユニット
200 油源
210 ポンプ本体収容空間(油溜め)
220 外部リザーブタンク
310 チェック弁
320 チャージリリーフ弁
330 ドレンリリーフ弁
350,350B,350C フラッシング弁
351 軸部
351S シール部
351C 連通部
352 弁体
355a 第1油室
355b 第2油室
360 バイパス弁
380 付勢部材
451 第1連通油路
452 第2連通油路
453 共通油路

Claims (12)

  1. 油圧アクチュエータに対して閉回路を形成するように流体接続される油圧ポンプユニットであって、
    駆動源によって作動的に駆動されるポンプ軸と、
    前記ポンプ軸によって回転駆動されるポンプ本体と、
    前記ポンプ本体を囲繞するポンプケースであって、該ポンプ本体が挿通可能な開口を有するポンプケースと、
    前記開口を閉塞するように前記ポンプケースに連結されるセンターセクションとを備え、
    前記センターセクションは、前記ポンプ本体の回転運動に伴って油を給排可能な一対の給排ポートと、
    該一対の給排ポートのそれぞれに連通された一対の作動油路であって、それぞれの一端部が外表面に開口して前記油圧アクチュエータに接続するための一対の作動油ポートを形成する一対の作動油路と、
    一端部が油源に流体接続され且つ他端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通されたチャージ油路であって、前記油源から前記一対の作動油路のそれぞれへの油の流入を許容するチェック弁が介挿されたチャージ油路と、
    一端部が前記一対の作動油路にそれぞれ連通され且つ他端部がドレンリリーフ弁を介して前記油源に流体接続されたフラッシング油路とを有しており、
    前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲内の中立状態においては前記フラッシング油路が遮断され、且つ、前記一対の作動油路間の油圧差が所定範囲を超える作動状態においては、前記フラッシング油路を介して低圧側の作動油路が前記ドレンリリーフ弁による調圧を受けつつ前記油源に流体接続されるように構成されていることを特徴とする油圧ポンプユニット。
  2. 前記フラッシング油路の前記一端部は、前記作動油ポートと前記給排ポートとの間において、前記一対の作動油路に連通されていることを特徴とする請求項1に記載の油圧ポンプユニット。
  3. 前記チャージ油路は、前記一対の給排ポートを挟んで前記フラッシング油路とは反対側において前記一対の作動油路に連通されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧ポンプユニット。
  4. 前記センターセクションは、前記一対の給排ポートを挟んで前記フラッシング油路とは反対側において、前記一対の作動油路を連通するバイパス油路を有しており、
    該油圧ポンプユニットは、さらに、前記バイパス油路を選択的に連通/遮断させるバイパス弁を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  5. 前記油源は、少なくとも、前記ポンプケース内に形成された油溜めと、該油溜めに流体接続された外部リザーブタンクとを有しており、
    前記ドレンリリーフ弁は、低圧側作動油路内を調圧して調圧後のリリーフ油を前記油溜めへ排出するように、前記フラッシング油路に介挿されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  6. 前記チャージ油路には、前記中立状態の際のチャージ圧を画するチャージリリーフ弁が介挿されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  7. 前記チャージリリーフ弁は、前記ドレンリリーフ弁よりリリーフ圧が高圧とされていることを特徴とする請求項6に記載の油圧ポンプユニット。
  8. 前記フラッシング油路は、前記一対の作動油路を連通する連通路と、該連通路を前記油源に流体接続するドレン路とを有し、
    該連通路は、それぞれの基端部が対応する前記作動油路に連通された一対の大径孔と、該一対の大径孔の先端部同士を連通する小径孔であって、該一対の大径孔のそれぞれから弁座を伴って縮径された小径孔とを有しており、
    該油圧ポンプユニットは、前記連通路内に長手方向摺動可能に収容されたフラッシング弁と、該フラッシング弁の長手方向両側に配設された一対の付勢部材とを、さらに備えており、
    前記フラッシング弁は、前記小径孔に挿通された軸部と、該軸部の長手方向両側に設けられた一対の弁体であって、対応する前記弁座に着座可能とされた一対の弁体とを有しており、
    前記中立状態においては、前記弁体はそれぞれ対応する弁座との間に間隙が存するように配置され、且つ、前記軸部によって前記一対の大径孔のそれぞれと前記ドレン路とが液密に遮断されており、
    前記作動状態においては、前記フラッシング弁が高圧側の作動油路の油圧によって低圧側に位置する前記付勢部材の付勢力に抗して低圧側作動油路の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記大径孔が前記ドレン路に連通するように構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  9. 前記軸部は、互いに別体とされた第1及び第2軸部であって、先端部同士が前記小径孔内において突き合わされた第1及び第2軸部を有しており、
    前記一対の弁体は、それぞれ、前記第1及び第2軸部に一体化されていることを特徴とする請求項8に記載の油圧ポンプユニット。
  10. 前記フラッシング油路は、前記一対の作動油路を連通する連通路と、該連通路を前記油源に流体接続するドレン路とを有し、
    該連通路は、それぞれの基端部が対応する前記作動油路に連通された一対の大径孔と、該一対の大径孔の先端部同士を連通する小径孔とを有しており、
    該油圧ポンプユニットは、前記小径孔内に長手方向摺動可能に収容されたフラッシング弁と、該フラッシング弁の長手方向両側に配設された一対の付勢部材とを、さらに備えており、
    前記フラッシング弁は、長手方向両端側に位置する一対のシール部であって、前記小径孔の内周面に液密に当接する一対のシール部と、該一対のシール部の長手方向内方にそれぞれ位置する一対の連通部であって、前記小径孔の内周面との間に油溝を形成する一対の連通部とを一体的に有しており、
    前記中立状態においては、前記一対のシール部によって前記一対の大径孔のそれぞれと前記ドレン路とが液密に遮断されており、
    前記作動状態においては、前記フラッシング弁が高圧側の作動油路の油圧によって低圧側に位置する前記付勢部材の付勢力に抗して低圧側作動油路の方向へ押動され、これにより、低圧側に位置する前記連通部を介して低圧側に位置する前記大径孔が前記ドレン路に連通するように構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  11. 前記一対のフラッシング油路の連通路は、前記一対の作動油路と略直交する方向に延びていることを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
  12. 前記フラッシング油路は、一端部が前記一対の作動油路の一方に連通された第1連通油路と、一端部が前記一対の作動油路の他方に連通された第2連通油路と、該第1及び第2連通油路の他端部同士を連通する共通油路と、該共通油路を前記ドレンリリーフ弁を介して前記油源に流体接続するドレン路とを有し、
    該油圧ポンプユニットは、前記共通油路に長手方向摺動可能に収容された単一のフラッシング弁であって、該共通油路との協働下に、前記中立状態において前記第1及び第2連通油路にそれぞれ連通する第1及び第2油室を画する単一のフラッシング弁と、該フラッシング弁を挟んで前記共通油路の長手方向両側に配設された一対の付勢部材とを、さらに備えており、
    前記中立状態においては、前記フラッシング弁によって前記第1及び第2連通油路の双方が前記ドレン油路に対して液密に遮断されており、
    前記作動状態においては、前記一対の第1及び第2油室のうち高圧側の作動油路に連通された油室内の圧油によって前記フラッシング弁が他方の付勢部材の付勢力に抗して押動され、これにより、前記一対の第1及び第2連通油路のうち低圧側の作動油路に連通された油路が前記ドレン油路に流体接続されるように構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の油圧ポンプユニット。
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