JP4412665B2 - 可変型光合分波器 - Google Patents

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Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)方式による光ファイバ通信に用いられる可変型光合分波器に関する。
B−PON(Broadband−Passeive Optical Network)やGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)に代表されるPON方式は最大32分岐の光合分波器を使って光通信サービスを提供している。図19は、従来の光通信サービスの形態の一例を示す模式図である。従来の光合分波器を所内101に4分岐、所外102に8分岐とカスケード(直列)に接続することで、4×8=32と最大32分岐となる。また、所内101と所外102間の光ファイバ103を多くのユーザでシェアするため、8分岐の光合分波器を極力ユーザ近傍に設置している。
しかし、所外102に8分岐の光合分波器を設置しても、実際に8人のユーザがつくまで時間がかかるため、設備ビルに設置する1台の伝送装置(OLT)の収納効率が悪くなる。例えば、所内101に4分岐、所外102に8分岐の光合分波器を設置した場合、所外102の各光合分波器に2人しか使用していない場合、2人×4個/32ユーザ=25%となり、極めて収納効率が悪かった。
そこで、需要が少ないときは、所外102は分岐なしのストレート、所内101は32分岐として、ユーザが増えた時点で所外102の分岐数を増加すると共に所内101の分岐数を減少させることで、需要の増加に柔軟に対応することができる。例えば、当初は、所外102はストレート、所内101は32分岐のところを、ユーザが増えた時点で、所外102を2分岐にし、所内101を16分岐にする。更にユーザが増えると、所外102を4分岐にし、所内101を8分岐にする。更にユーザが増えると、所外102を8分岐にし、所内101を4分岐にする。更にユーザが増えると、所外102を16分岐にし、所内101を2分岐にする。更にユーザが増えると、所外102を32分岐にし、所内101を分岐なしのストレートにする。
しかし、光合分波器を所内101及び所外102で交換となると、それぞれに、作業者を派遣し、光合分波器の交換に伴い接続替えをするなど極めてコストがかかる。また、前述した複数の分岐比の光合分波器を準備する必要があり、在庫を抱えることとなる。また、需要が少なくなったら、再度光合分波器を交換する必要がある。このように、分岐数を変更するためには、需要に応じた光分岐比ごとの光合分波器を準備し、光合分波器を交換する必要があった。
図20に従来の2分岐×2回路と4分岐×1回路となる可変型光合分波器を示す。入出力ポートA1から光を入力すると、入出力ポートB1及び入出力ポートB2に光が出力され、2分岐の光合分波器として使うことができる。同様に、入出力ポートA3から光を入力すると、入出力ポートB3及び入出力ポートB4に光が出力され、2分岐の光合分波器として使うことができる。一方、入出力ポートA2から光を入力すると、入出力ポートB1〜B4に光が出力され、4分岐の光号分波器として使うことができる。
しかし、作業者が接続を間違えたり、コネクタの撤去を忘れたりして、入出力ポートA1及び入出力ポートA2の両方から光を入力してしまうと、入出力ポートA1及び入出力ポートA2の光が混在して、入出力ポートB1及び入出力ポートB2から出力されてしまう。同様に、入出力ポートA2及び入出力ポートA3から誤って光を入れてしまうと、入出力ポートA2及び入出力ポートA3の光が混在して、入出力ポートB3及び入出力ポートB4から出力されてしまう。
上記に加え、入出力ポートB1〜B4から入力した光が、入出力ポートA1〜A3で未使用となるポートで反射する影響がないように、2分岐時は入出力ポートA2を、4分岐時は入出力ポートA1及び入出力ポートA3を無反射処理をする必要がある。具体的には、コネクタタイプの無反射端を未使用ポートに取り付ける、若しくは反射しないようにコネクタを予め斜め研磨しておく必要がある。
特開2002−221638号公報
上記ように、従来の光合分波器を用いた場合、OLTの収納効率が悪かった。また、分岐数を変更するためには、需要に応じた分岐比ごとの光合分波器を準備し、光合分波器を交換する必要があった。
さらに、分岐比を変更する際には、使用しないポートには反射をしないように無反射処理をする必要があった。
本発明は、上記課題を解決するため、任意の分岐数とすることのできる可変型光合分波器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、2つの入出力ポートを接続する接続導波路及び複数の接続導波路を結合する結合導波路をPLC(Planar Lightwave Circuit)導波回路に形成し、接続導波路と結合導波路との交点にミラーを配置し、当該ミラーを挿抜することによって、任意の分岐数の可変型光合分波器を構成することとした。
具体的には、本発明は、光を入出力する複数の入出力ポートを有するPLC導波回路と、前記PLC導波回路上で前記入出力ポート同士を接続する接続導波路と、前記PLC導波回路上で前記複数の接続導波路を結合する結合導波路と、前記接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられ、前記接続導波路と前記結合導波路との間に光路を形成する挿抜可能なミラーと、を備える可変型光合分波器である。
本発明により、PLC導波回路を利用して任意の分岐数の可変型光合分波器を構成することができる。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには光を入れない処理を施す必要がなく、作業者が接続を間違えたり、コネクタの撤去を忘れたりしても、光が混在することがない。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには反射をしないように無反射処理をする必要もなく、未使用となるポートで反射による影響がない。
前記接続導波路が2本(nは正整数)設けられ、2本ずつの前記接続導波路に形成された2つの光路が前記結合導波路によって一方の前記入出力ポートから他方の前記入出力ポートに向けて順次1つの光路に集約されていることが好ましい。
本発明により、PLC導波回路を利用して1×2回路の可変型光合分波器を構成することができる。
前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約する接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、且つ前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路に集約される接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはフルミラーであることが好ましい。
ここで、ハーフミラーとは、透過光と反射光との割合が略同じミラーをいう。また、フルミラーとは、反射率が略90%以上のミラーをいう。本発明により、光損失の少ない可変型光合分波器を構成することができる。
同じ結合導波路の交点に設けられた前記ハーフミラー及び前記フルミラーは連動して挿抜されることが好ましい。
本発明により、分岐数の制御が容易な可変型光合分波器を構成することができる。
前記接続導波路は4本以上設けられ、前記結合導波路は3本以上の前記接続導波路を結合することが好ましい。
本発明により、分岐数の自由度が高く、光損失の少ない可変型光合分波器を構成することができる。
前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約する接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約し且つ他の接続導波路に集約される接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路に集約されるだけの接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはフルミラーであることが好ましい。
本発明により、分岐数の自由度が高く、光損失の少ない可変型光合分波器を構成することができる。
前記接続導波路と前記結合導波路との交差角は略直角であることが好ましい。
本発明により、交点で接続導波路又は結合導波路からクラッド層に漏話した光が他の接続導波路又は他の結合導波路に再結合する割合を少なくすることができる。
本発明によれば、PLC導波回路を利用し、分岐/非分岐を制御して、任意の分岐数とすることのできる可変型光合分波器を提供することができる。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには光を入れない処理を施す必要がなく、作業者が接続を間違えたり、コネクタの撤去を忘れたりしても、光が混在することがない。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには反射をしないように無反射処理をする必要もなく、未使用となるポートで反射による影響がない。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。図1に示す可変型光合分波器81は、光を入出力する複数の入出力ポートA1〜A4、B1〜B4を有するPLC導波回路11と、PLC導波回路11上で入出力ポート同士を接続する接続導波路21〜24と、PLC導波回路11上で複数の接続導波路21〜24を結合する結合導波路31〜33と、接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交点に設けられ、接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との間に光路を形成する挿抜可能なミラー41〜43、51〜53と、を備える。
接続導波路21〜24は、PLC導波回路11上で入出力ポート同士を接続するものである。例えば、接続導波路21は入出力ポートA1と入出力ポートB1とを接続しており、接続導波路22は入出力ポートA2と入出力ポートB2とを接続しており、接続導波路23は入出力ポートA3と入出力ポートB3とを接続しており、接続導波路24は入出力ポートA4と入出力ポートB4とを接続している。
結合導波路31〜33は、複数の接続導波路21〜24を結合するものである。例えば、結合導波路31は接続導波路21と接続導波路22とを結合しており、結合導波路32は接続導波路22と接続導波路23とを結合しており、結合導波路33は接続導波路23と接続導波路24とを結合している。
可変型光合分波器81は、接続導波路21〜24が2本(nは正整数)設けられ、接続導波路21〜24のうちの2本ずつの接続導波路21〜24に形成された2つの光路が結合導波路31〜33によって一方の入出力ポートから他方の入出力ポートに向けて順次集約されていてもよい。例えば、接続導波路21及び接続導波路22の光路が、結合導波路31によって一方の入出力ポートA2に集約されていてもよい。これにより、1×2回路の可変型光合分波器を構成することができる。また、接続導波路23及び接続導波路24の光路が、結合導波路33によって一方の入出力ポートA3に集約されていてもよい。これにより、1×2回路の可変型光合分波器を構成することができる。よって、2個の1×2回路の可変型光合分波器を構成することができる。なお、本実施形態では、接続導波路21〜24が4本であるn=2である例を示しているがこれに限定されるものではない。例えば、nは3であってもよいし、4以上であってもよい。
さらに、接続導波路22及び接続導波路23の光路が、結合導波路32によって一方の入出力ポートA3に集約されていることが好ましい。これにより、1×2回路の可変型光合分波器を構成することができる。なお、本実施形態では、n=2である例を示しているがこれに限定されるものではない。例えば、nは3であってもよいし、4以上であってもよい。
接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角は、限定するものではない。交差角は、例えば、0°超180°未満のいずれの角度でもよい。交差角とは、接続導波路と結合導波路との成す角度であり、例えば、交点C1、交点C2及び入出力ポートA2で形成される交点C2を中心とする角度∠C1C2A2である。接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角は、漏話光が接続導波路に再結合しにくように大きい方が好ましい。
図2は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。図2に示す可変型光合分波器82は、前述の図1に示す可変型光合分波器81の接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角が略直角となっている。例えば、角度∠C1C2A2は略直角となっている。また、接続導波路21と結合導波路31とが略垂直に交差し、接続導波路22と結合導波路31とが略垂直に交差している。同様に、結合導波路32、33についても、それぞれ接続導波路と垂直に交差している。なお、交差角は、垂直でなくともよい。交差角が略直角となっていることで、交点C1〜C6で接続導波路又は結合導波路からクラッド層に漏話した光が他の接続導波路又は他の結合導波路に再結合する割合を少なくすることができる。さらに、可変型光合分波器を小型化することができる。
図1に示すミラー41〜43、51〜53は、接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交点に設けられているものである。すなわち、ミラー41は接続導波路21と結合導波路31との交点C1に配置されている。ミラー51は接続導波路22と結合導波路31との交点C2に配置されている。ミラー42は接続導波路22と結合導波路32との交点C3に配置されている。ミラー52は接続導波路23と結合導波路32との交点C4に配置されている。ミラー53は接続導波路23と結合導波路33との交点C5に配置されている。ミラー43は接続導波路24と結合導波路33との交点C6に配置されている。
ミラー41〜43、51〜53は、挿抜可能なものである。挿抜可能とは、PLC導波回路11上に形成されている導波路中にミラーが設置された状態からPLC導波回路11上に形成されている導波路中にミラーが設置されていない状態へ可変であり、かつ、その逆が可変であることをいう。導波路中にミラーが設置されていない状態とは、ミラーが導波路と交差しない位置に配置されている状態である。ミラーが導波路と交差しない位置に配置されているとき、導波路中のミラーの配置される位置は、ミラーの代わりに導波路が形成される。挿抜可能な機構については限定しない。例えば、導波路上で可動であるものを用いることができる。可動は、例えば、導波路の導波方向と略垂直方向へ移動可能なものである。回転可能なものであってもよい。略垂直とは、PLC導波回路11の基板に対して垂直方向であってもよいし、PLC導波回路11の基板に平行方向であってもよい。
図17は、交点の第1例について示す拡大図であり、(a)は上面図を示し、(b)はA−A’断面図を示す。図17に示す交点は、接続導波路15に結合導波路16が接続されており、接続導波路15と結合導波路16との交点に設けられたスリット17に、ミラー18が導波路に挿入されている状態で配置されている。スリット17は、例えば、PLC導波回路11の一部に設けられた空隙である。スリット17は、屈折率整合剤が充填されていてもよい。スリット17は、ミラー18の挿入により結合導波路16に光路が形成される位置に形成される。ミラー18は、スリット17内をPLC導波回路11の基板に対して略平行な方向1又は方向1の逆方向に移動することのできるものである。ミラー18が方向1に移動することにより、ミラー18を導波路から抜くことができる。逆に、ミラー18が方向1の逆方向に移動することにより、ミラー18を導波路に挿入することができる。ミラー18を移動させる機構は、例えば、バネ等の弾性体を用いて移動させるもの、磁石等の磁力を用いて移動させるもの、静電アクチュエータ等の電荷同士の間に働くクーロン力で移動させるもの、磁界をかけると歪みを生ずる超磁歪材料を用いたもの又は熱膨張係数の違いからたわみを生じさせるものを用いることができる。このように、PLC導波回路11にスリット17を設け、スリット17内にミラー18を挿入し、ミラー18をPLC導波回路11の基板に対して略平行な方向1にずらすことでミラー18の挿抜を行うことができる。なお、ミラー18をずらす方向は方向1に限定するものではない。
図18は、交点の第2例について示す拡大図であり、(a)は上面図を示し、(b)はB−B’断面図を示す。図18に示す交点は、前述の図17で説明したミラー18の挿抜方向が、PLC導波回路11の基板に対して略垂直な方向に移動するものとなっている。さらに、ミラー18が、PLC導波回路11の上面に突出しており、突出部が支持体19に固定され、支持体19に可動部20が取り付けられている。スリット17及びミラー18は、前述の図17のものと同様のものを用いることができる。支持体19は、ミラー18の端部と可動部20とを接続するものである。可動部20は、PLC導波回路11の基板に対して略垂直な方向2に又は方向2の逆方向にミラー18を移動させることのできるものである。可動部20は、例えば、前述の図17で説明したミラー18を移動させる機構と同様のものを用いることができる。このように、PLC導波回路11にスリットを設け、スリット内にミラーを挿入し、ミラー18をPLC導波回路11の基板に対して略垂直な方向2にずらすことでミラー18の挿抜を行うことができる。
また、図1に示すミラー41〜43、51〜53は、接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との間に光路を形成するものである。例えば、ミラー41〜43、51〜53は、入出力ポートから入力された光を反射するものである。
接続導波路21〜24のうち光路が他の接続導波路から集約する接続導波路と結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、且つ接続導波路のうち光路が他の接続導波路に集約される接続導波路と結合導波路との交点に設けられたミラーはフルミラーであることが好ましい。例えば、接続導波路21の光路が他の接続導波路22に集約され、接続導波路24の光路が他の接続導波路23に集約されるときは、交点C1、C6に配置されるミラー41、43はフルミラーとなり、交点C2、C5に配置されるミラー51、53はハーフミラーとなる。さらに、接続導波路22の光路が他の接続導波路23に集約されるときは、交点C3に配置されるミラー42はフルミラーとなり、交点C4に配置されるミラー52はハーフミラーとなる。
ここで、ハーフミラーとは、透過光と反射光との割合が略同じミラーをいう。例えば、透過光と反射光との割合が50:50のものである。透過光と反射光との割合は、光の損失があってもよい。例えば、透過光の割合が反射光との割合よりも少なくてもよい。また、透過光の割合が反射光との割合よりも多くてもよい。また、フルミラーとは、反射率が略90%以上のミラーをいう。フルミラーは反射率の高いことが好ましく、全反射するミラーであってもよい。このように、集約される光路と集約する光路とを結合する結合導波路の両端に設けられているミラーがそれぞれフルミラーとハーフミラーであれば、光損失の少ない可変型光合分波器を構成することができる。
同じ結合導波路の交点に設けられたハーフミラー及びフルミラーは連動して挿抜されることが好ましい。同じ結合導波路の交点に設けられたハーフミラー及びフルミラーとは、例えば、結合導波路31の交点C2に設けられたハーフミラー51及び交点C1に設けられたフルミラー41である。連動して挿抜されるとは、例えば、ハーフミラー51の挿抜に伴ってフルミラー41が挿抜されることである。例えば、PLC導波回路11上に形成されている導波路中にハーフミラー51が設置された状態であるときはフルミラー41も導波路中に設置された状態となり、PLC導波回路11上に形成されている導波路中にハーフミラー51が抜かれた状態であるときはフルミラー41も導波路中から抜かれた状態となる。ここで、フルミラー41の挿抜は、ハーフミラー51の挿抜と同時でもよいし、ハーフミラー51の挿抜の後でもよい。また、フルミラー41の挿抜に伴ってハーフミラー51が挿抜されてもよい。
連動して挿抜される構成は限定されない。例えば、ハーフミラー51及びフルミラー41が連結され、機械的に連動するものが好ましい。また、ハーフミラー51及びフルミラー41が電気的に連動するものでもよい。なお、連動して挿抜されるハーフミラー及びフルミラーはハーフミラー51及びフルミラー41に限定されるものではない。例えば、ハーフミラー51及びフルミラー41、ハーフミラー53及びフルミラー43或いはハーフミラー52及びフルミラー42のいずれかであってもよいし、全てであってもよい。同じ結合導波路の交点に設けられたハーフミラー及びフルミラーは連動して挿抜されれば、分岐数の制御が容易な可変型光合分波器を構成することができる。
図1に示すPLC導波回路11は、光を入出力する複数の入出力ポートA1〜A4、B1〜B4を有するものである。PLC導波回路11は、例えば、基板表面上に薄膜形成、フォトリソグラフィ、ドライエッチング等を用いて光導波路が形成されたものを用いることができる。光導波路の材料としては、例えば、石英ガラスがある。光回路は2次元であってもよいし、3次元回路であってもよい。
図1に示す可変型光合分波器81の動作について説明する。フルミラー41〜43及びハーフミラー51〜53は、接続導波路21〜24上に挿入されていない。このとき、入出力ポートB1〜B4のそれぞれから入力された光は、それぞれ、入出力ポートA1〜A4から出力される。一方、入出力ポートA1〜A4のそれぞれから入力された光は、それぞれ、入出力ポートB1〜B4から出力される。
図3は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第3例を示す模式図である。図3に示す可変型合分波器83は、前述の図1で説明したフルミラー41、43が挿入され、ハーフミラー51、53が挿入されている。フルミラー41及びハーフミラー51により結合導波路31の光路が形成され、フルミラー43及びハーフミラー53により結合導波路33の光路が形成されている。
このとき、入出力ポートB1から入力された光は、フルミラー41で結合導波路31へ反射され、ハーフミラー51で反射される。ハーフミラー51で反射されるとき、入出力ポートB2から入力された光と結合され、入出力ポートA2から出力される。同様にして、入出力ポートB3及び入出力ポートB4から入力された光は、結合されて入出力ポートA3から出力される。
一方、入出力ポートA2から入力された光は、ハーフミラー51で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー51を透過した光は、入出力ポートB2から出力される。ハーフミラー51で反射された光は、結合導波路31を経由し、フルミラー41で反射され、入出力ポートB1から出力される。同様にして、一方、入出力ポートA3のから入力された光は、入出力ポートB3、B4から出力される。
このように、フルミラー41、43が挿入され、ハーフミラー51、53が挿入されれば、2個の1×2回路を構成することができる。ここで、ミラー41〜43はフルミラーであれば、接続導波路の光路を他の接続導波路に効率よく集約することができる。また、ミラー51〜53がハーフミラーであれば、接続導波路の光路と他の接続導波路から集約する光路とを結合させることができる。
また、誤って入出力ポートA1から光を入力しても、フルミラー41が入出力ポートA1からの光を遮断するため、入出力ポートA1からの光を入出力ポートB1に出力することはない。同じように、誤って入出力ポートA4から光を入力しても、フルミラー43が入出力ポートA4からの光を遮断するため、入出力ポートA4からの光を入出力ポートB4に出力することはない。
図4は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第4例を示す模式図である。図4に示す可変型合分波器84は、図3に示す可変型合分波器83の接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角が略直角となっている。可変型合分波器84の機能及び動作は、前述の図3に示す可変型合分波器83と同様である。この場合、交差角が略直角となっていることで、交点C1〜C6で接続導波路又は結合導波路からクラッド層に漏話した光が他の接続導波路又は他の結合導波路に再結合する割合を少なくすることができる。
図5は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第5例を示す模式図である。図5に示す可変型合分波器85は、前述の図3で説明した可変型合分波器83に、フルミラー42及びハーフミラー52がさらに挿入されている。フルミラー42及びハーフミラー52により結合導波路32の光路が形成されている。
このとき、入出力ポートB1、B2から入力された光は、ハーフミラー51で結合される。入出力ポートB3、B4から入力された光は、ハーフミラー53で結合される。ハーフミラー51で結合された光は、フルミラー42で反射され、結合導波路32を経由してハーフミラー52で反射される。このハーフミラー52で反射されるとき、入出力ポートB3及びB4から入力された光と結合され、入出力ポートA3から出力される。
一方、入出力ポートA3から入力された光は、ハーフミラー52で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー52を透過した光は、ハーフミラー53で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー53を透過した光は、入出力ポートB3から出力される。ハーフミラー53で反射された光は、結合導波路33を経由し、フルミラー43で反射され、入出力ポートB4から出力される。ハーフミラー52で反射された光は、結合導波路32を経由し、フルミラー42で反射される。フルミラー42で反射された光は、ハーフミラー51で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー51を透過した光は、入出力ポートB2から出力される。ハーフミラー51で反射された光は、結合導波路31を経由し、フルミラー41で反射され、入出力ポートB1から出力される。
このように、フルミラー41〜43が挿入され、ハーフミラー51〜53が挿入されれば、1×2回路を構成することができる。すなわち、接続導波路21〜24が2本設けられ、接続導波路21〜24のうちの2本ずつの接続導波路21〜24に形成された2つの光路が結合導波路31〜33によって一方の入出力ポートから他方の入出力ポートに向けて順次1つの光路に集約することができる。
また、誤って入出力ポートA2から光を入力しても、フルミラー42が入出力ポートA2からの光を遮断するため、入出力ポートA2から入力された光を入出力ポートB1や入出力ポートB2に出力することはない。また、誤って入出力ポートA1から光を入力しても、フルミラー41が入出力ポートA1からの光を遮断するため、入出力ポートA1から入力された光を入出力ポートB1に出力することはない。同じように、誤って入出力ポートA4から光を入力しても、フルミラー43が入出力ポートA4からの光を遮断するため、入出力ポートA4から入力された光を入出力ポートB4に出力することはない。
図6は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第6例を示す模式図である。図6に示す可変型合分波器86は、図5に示す可変型合分波器85の接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角が略直角となっている。可変型合分波器86の機能及び動作は、前述の図5に示す可変型合分波器85と同様である。
図7は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第7例を示す模式図である。図7に示す可変型合分波器87は、前述の図1で説明したフルミラー42、43が挿入され、ハーフミラー52、53が挿入されている。フルミラー42及びハーフミラー52により結合導波路32の光路が形成され、フルミラー43及びハーフミラー53により結合導波路33の光路が形成されている。
このとき、入出力ポートB1から入力された光は、入出力ポートA1から出力される。入出力ポートB2から入力された光は、フルミラー42で反射され、結合導波路32を経由してハーフミラー52で反射される。入出力ポートB4から入力された光は、フルミラー43で反射され、結合導波路33を経由してハーフミラー53で反射される。入出力ポートB3から入力された光は、ハーフミラー53で入出力ポートB4から入力された光と結合される。さらに、ハーフミラー53で結合された光は、ハーフミラー52で入出力ポートB2から入力された光と結合される。よって、入出力ポートB2、B3、B4から入力された光が結合された光が入出力ポートA3から出力される。このように、フルミラー42、43が挿入され、ハーフミラー52、53が挿入されれば、1×1回路及び1×3回路の光合分波器を構成することができる。
一方、入出力ポートA1から入力された光は、入出力ポートB1から出力される。入出力ポートA3から入力された光は、ハーフミラー52で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー52を透過した光は、ハーフミラー53で一部が透過され、一部が反射される。ハーフミラー53を透過した光は、入出力ポートB3から出力される。ハーフミラー53で反射された光は、結合導波路33を経由し、フルミラー43で反射され、入出力ポートB4から出力される。ハーフミラー52で反射された光は、結合導波路32を経由し、フルミラー42で反射される。フルミラー42で反射された光は、入出力ポートB2から出力される。このように、フルミラー42、43が挿入され、ハーフミラー52、53が挿入されれば、1×1回路及び1×3回路の光合分波器を構成することができる。
図8は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第8例を示す模式図である。図8に示す可変型合分波器88は、図7に示す可変型合分波器87の接続導波路21〜24と結合導波路31〜33との交差角が略直角となっている。可変型合分波器88の機能及び動作は、前述の図7に示す可変型合分波器87と同様である。
以上説明したように、可変型光合分波器81は、ミラー41〜43、51〜53の挿抜のみで、4個の1×1回路、2個の1×2回路、1×4回路並びに1×1回路及び1×3回路の光合分波器を構成することができる。すなわち、任意の分岐数の可変型光合分波器を構成することができる。接続導波路21〜24が2本設けられ、接続導波路21〜24が結合導波路31〜33によって結合されている1つのPLC導波回路を利用して分岐数を変更できるので、2本(nは正整数)の接続導波路を設ければ、最大2分岐の任意の分岐数の可変型光合分波器を構成することができる。さらに、フルミラーとハーフミラーとを連動させて駆動することで、さらに分岐数の可変が容易な可変型光合分波器を構成することができる。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには光を入れない処理を施す必要がなく、作業者が接続を間違えたり、コネクタの撤去を忘れたりしても、光が混在することがない。さらに、分岐比を変更する際には、使わないポートには反射をしないように無反射処理をする必要もなく、未使用となるポートで反射による影響がない。
(実施形態2)
図9は、実施形態2に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。図9に示す可変型光合分波器89は、前述の図5で説明した可変型光合分波器85が2個配列されており、2個の可変型光合分波器85を結合する結合導波路37と、2個の可変型光合分波器と結合導波路37との間に光路を形成するフルミラー47及びハーフミラー57とを備える。フルミラー47及びハーフミラー57は、前述の実施形態1で説明したものと同様のものを用いることができる。
結合導波路37は、可変型光合分波器同士を結合する導波路である。例えば、接続導波路23及び接続導波路24を結合する結合導波路37aと、接続導波路24及び接続導波路25を結合する結合導波路37bと、接続導波路25及び接続導波路26を結合する結合導波路37cと、接続導波路26及び接続導波路27を結合する結合導波路37dと、で構成されているものを用いることができる。また、3次元回路であれば、接続導波路24〜26と異なる層を経由するものでもよい。可変型光合分波器85を2個備えるので、2個の1×4回路を構成することができる。
図10は、実施形態2に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。図10に示す可変型光合分波器90は、図9に示す可変型合分波器89の接続導波路21〜28と結合導波路31〜37との交差角が略直角となっている。可変型合分波器90の機能及び動作は、前述の図9に示す可変型合分波器89と同様である。
図11は、実施形態1に係る可変型光合分波器の第3例を示す模式図である。図11に示す可変型合分波器91は、前述の図9で説明したフルミラー47、ハーフミラー57が挿入されている。フルミラー47及びハーフミラー57により結合導波路37の光路が形成されている。
可変型合分波器91は、ハーフミラー52で結合された光がフルミラー47で反射され、ハーフミラー57を用いてハーフミラー55で結合された光と結合することができる。よって、2個の1×2回路を結合した1×2回路を構成することができる。
図12は、実施形態2に係る可変型光合分波器の第4例を示す模式図である。図12に示す可変型合分波器92は、図11に示す可変型合分波器91の接続導波路21〜28と結合導波路31〜37との交差角が略直角となっている。可変型合分波器92の機能及び動作は、前述の図11に示す可変型合分波器91と同様である。
図13は、実施形態2に係る可変型光合分波器の第5例を示す模式図である。図13に示す可変型合分波器93は、前述の図9で説明した可変型光合分波器89と同様に、可変型光合分波器が2個配列されており、互いに結合されている。
可変型光合分波器93は、結合導波路32、35、37が、前述の可変型光合分波器89と異なる。結合導波路32は接続導波路22と接続導波路24とを結合しており、結合導波路35は接続導波路25と接続導波路27とを結合している。また、結合導波路37は接続導波路24と接続導波路25とを結合している。
可変型光合分波器93は、ハーフミラー52、53、54、55、57の配置と、フルミラー42、43、44、45、47の配置が、前述の可変型光合分波器89と異なる。ハーフミラー52、53、54、55、57は、それぞれ、交点C5、C7、C8、C10、C16に配置されている。フルミラー42、43、44、45、47は、それぞれ、交点C3、C6、C9、C12、C15に配置されている。
可変型光合分波器93の動作について説明する。ハーフミラー51〜57が挿入され、フルミラー41〜47が挿入されているとき、入出力ポートB1〜B8から入力された光は、結合されて入出力ポートA5から出力される。一方、入出力ポートA5から入力された光は、分岐されて入出力ポートB1〜B8から出力される。よって、可変型光合分波器93は、1×8回路を構成することができる。
ハーフミラー57及びフルミラー47が抜かれているとき、入出力ポートB1〜B4から入力された光は、結合されて入出力ポートA4から出力される。また、入出力ポートB5〜B8から入力された光は、結合されて入出力ポートA5から出力される。一方、入出力ポートA4から入力された光は、入出力ポートB1〜B4から出力される。入出力ポートA5から入力された光は、分岐されて入出力ポートB5〜B8から出力される。よって、可変型光合分波器93は、ハーフミラー57及びフルミラー47が抜かれている状態であれば、2個の1×4回路を構成することができる。
ハーフミラー52、55及びフルミラー42、45が抜かれているとき、入出力ポートB1、B2から入力された光は、結合されて入出力ポートA2から出力される。入出力ポートB3、B4、B5、B6から入力された光は、結合されて入出力ポートA5から出力される。入出力ポートB7、B8から入力された光は、結合されて入出力ポートA7から出力される。よって、2個の1×2回路と、1個の1×4回路を形成することができる。さらに、ハーフミラー52、55、57及びフルミラー42、45、47が抜かれているとき、4個の1×2回路を構成することができる。さらに、全てのフルミラー及びハーフミラーを抜けば、8個のストレート回路を構成することができる。
図14は、実施形態2に係る可変型光合分波器の第6例を示す模式図である。図14に示す可変型合分波器94は、図13に示す可変型合分波器93の接続導波路21〜28と結合導波路31〜37との交差角が略直角となっている。可変型合分波器94の機能及び動作は、前述の図13に示す可変型合分波器93と同様である。
以上のように、可変型光合分波器93、94は、8個のストレート回路と、4個の1×2回路と、2個の1×4回路と、2個の1×2回路及び1個の1×4回路と、1×8回路とを構成することができる。したがって、任意の分岐数の可変型光合分波器を構成することができる。
(実施形態3)
図15は、実施形態3に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。図15に示す可変型合分波器95は、接続導波路21〜24は4本以上設けられ、結合導波路は3本以上の接続導波路21〜24を結合する。さらに、可変型合分波器95は、接続導波路21〜24のうち光路が他の接続導波路から集約する接続導波路24と結合導波路38との交点に設けられたミラー64はハーフミラーであり、接続導波路21〜24のうち光路が他の接続導波路から集約し且つ他の接続導波路に集約される接続導波路22〜23と結合導波路38との交点に設けられたミラー62、63はハーフミラーであり、接続導波路21〜24のうち光路が他の接続導波路に集約されるだけの接続導波路21と結合導波路38との交点に設けられたミラー61はフルミラーであることを特徴とする。
接続導波路21〜24、結合導波路38、フルミラー61、ハーフミラー62、63、64は、前述の実施形態1で説明したものと同様のものを用いることができる。
可変型合分波器95は、入出力ポートB1から入力された光がフルミラー61で反射され、結合導波路38を経由してハーフミラー62、63、64に入射する。ハーフミラー62、63、64に入射された光は、それぞれで一部が反射され、それぞれ、入出力ポートB2、B3、B4から入力された光と結合される。よって、4×3の回路を構成することができる。このように、接続導波路が4本以上設けられ、結合導波路は3本以上の接続導波路21〜24を結合するので、複数の接続導波路を結合する結合導波路に対して1つのフルミラーと複数のハーフミラーを挿入して、1つの入出力ポートから入力された光を3以上に分岐することができる。
図16は、実施形態3に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。図16に示す可変型合分波器96は、図15に示す可変型合分波器95の接続導波路21〜24と結合導波路38との交差角が略直角となっている。可変型合分波器96の機能及び動作は、前述の図15に示す可変型合分波器95と同様である。
なお、可変型合分波器95、96は、本実施形態に限定されるものではなく、前述の可変型合分波器81〜94と組み合わせてもよい。接続導波路が4本以上設けられ、結合導波路は3本以上の接続導波路21〜24を結合するので、さらに分岐数の自由度が高く、光損失の少ない可変型光合分波器を構成することができる。
本発明は、PLC導波回路を利用して任意の分岐数の光合分波器を構成することができるので、照明装置としても利用することができる。
実施形態1に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第3例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第4例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第5例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第6例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第7例を示す模式図である。 実施形態1に係る可変型光合分波器の第8例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第3例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第4例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第5例を示す模式図である。 実施形態2に係る可変型光合分波器の第6例を示す模式図である。 実施形態3に係る可変型光合分波器の第1例を示す模式図である。 実施形態3に係る可変型光合分波器の第2例を示す模式図である。 交点の第1例について示す拡大図であり、(a)は上面図を示し、(b)はA−A’断面図を示す。 交点の第2例について示す拡大図であり、(a)は上面図を示し、(b)はB−B’断面図を示す。 従来の光通信サービスの形態の一例を示す模式図である。 従来の2分岐×2回路と4分岐×1回路となる可変型光合分波器の模式図である。
符号の説明
1 ミラーを抜く方向
11 PLC導波回路
15、21−28 接続導波路
16、31−38 結合導波路
17 PLC導波回路に設けられたスリット
18 ミラー
19 支持体
20 可動部
41−48、61 フルミラー
51−58、62−64 ハーフミラー
81−96 可変型光合分波器
101 所内の光合分波器
102 所外の光合分波器
103 光ファイバ
A1−A8、B1−B8 入出力ポート
C1−C17 交点

Claims (5)

  1. 光を入出力する複数の入出力ポートを有するPLC導波回路と、
    前記PLC導波回路上で前記入出力ポート同士を接続する接続導波路と、
    前記PLC導波回路上で前記複数の接続導波路を結合する結合導波路と、
    前記接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられ、前記接続導波路と前記結合導波路との間に光路を形成する挿抜可能なミラーと、
    を備え
    前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約する接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、且つ
    前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路に集約される接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはフルミラーである
    ことを特徴とする可変型光合分波器。
  2. 前記接続導波路が2本(nは正整数)設けられ、2本ずつの前記接続導波路に形成された2つの光路が前記結合導波路によって一方の前記入出力ポートから他方の前記入出力ポートに向けて順次1つの光路に集約されていることを特徴とする請求項1に記載の可変型光合分波器。
  3. 同じ結合導波路の交点に設けられた前記ハーフミラー及び前記フルミラーは連動して挿抜されることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変型光合分波器。
  4. 光を入出力する複数の入出力ポートを有するPLC導波回路と、
    前記PLC導波回路上で前記入出力ポート同士を接続する接続導波路と、
    前記PLC導波回路上で前記複数の接続導波路を結合する結合導波路と、
    前記接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられ、前記接続導波路と前記結合導波路との間に光路を形成する挿抜可能なミラーと、
    を備え、
    前記接続導波路は4本以上設けられ、前記結合導波路は3本以上の前記接続導波路を結合し、
    前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約する接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、
    前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路から集約し且つ他の接続導波路に集約される接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはハーフミラーであり、
    前記接続導波路のうち前記光路が他の接続導波路に集約されるだけの接続導波路と前記結合導波路との交点に設けられたミラーはフルミラーである
    ことを特徴とする可変型光合分波器。
  5. 前記接続導波路と前記結合導波路との交差角は略直角であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の可変型光合分波器。
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