JP4412179B2 - 集合住宅向けの遠隔監視制御システム及びアドレス配布装置 - Google Patents

集合住宅向けの遠隔監視制御システム及びアドレス配布装置 Download PDF

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Description

本発明は、集合住宅向けの遠隔監視制御システム及びこの遠隔監視制御システムに用いられるアドレス配布装置に関する。
戸建て住宅、マンションやアパート等の集合住宅、庁舎、ホール、商業ビル、オフィスビル及び工場等の建物には、照明機器、空調機器、計測機器及び防犯機器等の様々な機器が設置されている。近年では、通信技術等の進展により、これら機器は、有線又は無線の伝送路によって相互に通信可能に接続されることによってネットワーク化され、遠隔監視制御装置がこのネットワークに接続されることで、これら機器は、集中的に監視及び/又は制御されるようになっている。
さらに近年では、インターネットに関する技術の発達及び普及により、遠隔監視制御装置がインターネットを介してセンタサーバに接続され、ウェブブラウザやメーラ等のインターネットで利用されるアプリケーションソフトを備えた通信端末を用いて、この通信端末からの要求に応じてセンタサーバが機器の動作状態を要求する要求信号をインターネットを介して遠隔監視制御装置に送信することによって機器の動作状態を取得して通信端末に機器の動作状態を通知することや、この通信端末からの要求に応じて機器の動作を制御する制御信号をインターネットを介して遠隔監視制御装置に送信することによって機器の動作を制御することも可能となっている。
特に、最近では、入居開始時から入居者がインターネットを利用することができることをセールスポイントとするインターネットマンションと呼ばれるマンションがある。このようなインターネットマンションでは、各住戸に当該住戸内の機器を集中的に監視及び/又は制御する宅内の遠隔監視制御装置がそれぞれ配置され、これら複数の遠隔監視制御装置が有線又は無線の伝送路によって相互に通信可能に接続されることでローカル・エリア・ネットワークが形成される。そして、通信プロトコルを相互に変換するゲートウェイ装置がローカル・エリア・ネットワークとインターネットとの間に介在することでセンタサーバと遠隔監視制御装置との間の相互通信が可能とされ、通信端末から住戸内の機器を遠隔に監視及び/又は制御を行うサービスが提供されるようになっている(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照)。
このようなサービスを提供するためには、遠隔監視制御装置にIPアドレスのようなネットワーク層の通信アドレスを設定する必要があり、通常、施工者等のユーザが通信アドレスを設定するツールであるアドレス設定装置を遠隔監視制御装置に接続して手入力によって設定していた。
特開2003−309580号公報 特開2003−309662号公報
ところで、ネットワーク層の通信アドレスを手入力によって遠隔監視制御装置に設定していたため、その操作が煩雑で手間がかかり、また、入力ミスの可能性を排除できないという不都合がある。特に、集合住宅の住戸数が多数である場合には、重大な不都合となる。また、アドレス設定装置により通信アドレスを遠隔監視制御装置に設定する場合では、その操作に一定のスキルが施工者等のユーザに要求されるという不都合もある。
また、通信端末がインターネットに接続を開始する際に動的にIPアドレスを割り当てその接続を終了する際にIPアドレスを回収するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)があるが、遠隔監視制御装置のIPアドレスが動的に変化すると、センタサーバに記憶されている遠隔監視制御装置のIPアドレスもそれに合わせて変更する必要が生じ、現実的ではない。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置に自動的に割り当てることができる集合住宅向けの遠隔監視制御システム及びこの遠隔監視制御システムに用いられるアドレス配布装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る、集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記遠隔監視制御装置は、該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部の識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を後記第1アドレス配布装置に送信することによって該通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、前記センタサーバは、前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部のアドレスリストを後記第1アドレス配布装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、前記遠隔監視制御装置から前記配布要求信号を受信した場合に、前記アドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する配布信号を該遠隔監視制御装置に返信する第1アドレス配布装置をさらに備えることを特徴とする。
そして、本発明の他の一態様に係る、集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記遠隔監視制御装置は、該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部の識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を前記ゲートウェイ装置に送信することによって該通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、前記ゲートウェイ装置は、前記遠隔監視制御装置から前記配布要求信号を受信した場合に該配布要求信号を前記センタサーバに転送すると共に、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する提供信号が該センタサーバから返信された場合に該提供信号を該遠隔監視制御装置に返信するアドレス配布処理部を備え、前記センタサーバは、前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、前記ゲートウェイ装置が転送した前記配布要求信号を受信した場合に、前記第2記憶部のアドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている前記識別子に対応する通信アドレスを収容する前記提供信号を該ゲートウェイ装置に返信するアドレス提供処理部とを備えることを特徴とする。
また、上述の集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記遠隔監視制御装置は、該遠隔監視制御装置が配置された前記集合住宅の住戸の室番号を入力するための室番号入力部をさらに備え、前記アドレス取得処理部は、前記室番号入力部に入力された室番号を前記配布要求信号にさらに収容し、前記センタサーバは、前記配布要求信号に収容されている識別子及び室番号と、前記アドレスリストの識別子及び通信アドレスとに基づいて該室番号と該通信アドレスとの対応関係を示す室番号リストを作成して該室番号リストを前記第2記憶部にさらに記憶する室番号リスト作成処理部をさらに備えることを特徴とする。
さらに、本発明の他の一態様に係る、集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記遠隔監視制御装置は、該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、前記識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとを収容する配布信号を受信した場合に、該配布信号が自機宛てであるか否かを判別して自機宛てである場合には該配布信号に収容されている通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、前記センタサーバは、前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部のアドレスリストを後記第2アドレス配布装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、該アドレスリストから取り出した識別子と該識別子に対応する通信アドレスを収容する前記配布信号を前記第2ネットワークに同報通信で送信する第2アドレス配布装置をさらに備えることを特徴とする。
そして、これら上述の集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記第1又は第2アドレス配布装置は、前記ゲートウェイ装置に組み込まれていることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様に係る、集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、前記遠隔監視制御装置は、該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部を備え、前記センタサーバは、前記識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部のアドレスリストを後記アドレス設定装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、前記遠隔監視制御装置に接続され、該遠隔監視制御装置から前記第1記憶部における識別子の提供と前記センタサーバから前記第2記憶部におけるアドレスリストの提供とを受けると共に、該アドレスリストから取り出した該識別子に対応する通信アドレスを該遠隔監視制御装置の通信アドレスとして該遠隔監視制御装置に設定するアドレス設定装置を備えることを特徴とする。
さらに、本発明の他の一態様に係る、集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信し、自機を識別し特定する識別子を予め記憶する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うと共に、前記遠隔監視制御装置の識別子と後記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶するセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムに用いられ、前記通信アドレスを前記遠隔監視制御装置に配布するアドレス配布装置において、前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、前記遠隔監視制御装置に記憶されている識別子と前記通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を該遠隔監視制御装置から受信した場合に、前記アドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する配布信号を該遠隔監視制御装置に返信する第1アドレス配布処理部を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様に係る、 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信し、自機を識別し特定する識別子を予め記憶する遠隔監視制御装置と、前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うと共に、前記遠隔監視制御装置の識別子と後記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶するセンタサーバと、前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムに用いられ、前記通信アドレスを前記遠隔監視制御装置に配布するアドレス配布装置において、前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、該アドレスリストから取り出した識別子と該識別子に対応する通信アドレスを収容する前記配布信号を前記第2ネットワークに同報通信で送信する第2アドレス配布処理部を備えることを特徴とする。
このような構成の遠隔監視制御システム及びアドレス配布装置では、遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子と第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストが予めセンタサーバに記憶され、遠隔監視制御装置に予め記憶されている上記識別子に基づいて、センタサーバがアドレス配布装置若しくはアドレス設定装置を介して又は直接的に遠隔監視制御装置に配布するので、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置に自動的に割り当てることができる。このため、ネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置に手入力する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、遠隔監視制御システムの構成を示す図である。図2は、遠隔監視制御システムにおけるセンタサーバの構成及びその記憶内容を示す図である。図2(A)は、遠隔監視制御システムの構成を示し、図2(B)は、アドレスリストの構成を示し、そして、図2(C)は、室番号リストの構成を示す図である。図3は、遠隔監視制御システムにおけるゲートウェイ装置の構成を示す図である。図4は、遠隔監視制御システムにおける遠隔監視制御装置の構成を示す図である。
図1において、遠隔監視制御システム1aは、センタサーバ11aと、センタサーバ11aに相互に通信可能に接続されているVPN(Virtual Private Network、仮想専用線又は仮想私設網)装置21と、VPN装置21に相互に通信可能に接続されているインターネット22と、VPN装置21に相互に通信可能に接続されマンション(集合住宅)Mの共用部に配設されるマンション共用システム2と、マンション共用システム2に相互に通信可能に接続されマンションMの各住戸に配設される宅内遠隔監視制御システム3(3−101、3−102、・・・)と、監視制御端末29とを備えて構成される。
ここで、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
VPN装置21は、主にトンネリング技術及び暗号化技術を利用することによってインターネット22を介して通信を行うセンタサーバ11とゲートウェイ装置12との間を専用線のように接続する装置である。インターネット22は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)及びTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の所謂インターネットプロトコル群が用いられた例えば、電話網、ディジタル通信網及び無線通信網等のネットワークである。インターネット22は、請求項における第1ネットワークの一例である。監視制御端末29は、住戸内に配置されている各機器の動作状態を監視及び/又は制御するべくコマンド(命令)を受付けて当該コマンドを収容する通信信号をセンタサーバ11aに送信すると共に、当該コマンドに応じた結果を収容する通信信号をセンタサーバ11aから受信して当該結果を表示する通信端末である。監視制御端末29は、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)及びノート型パーソナルコンピュータ等の携帯可能なコンピュータであり、コマンドの入力方法及び結果の表示方法等に応じてウェブブラウザあるいはメーラ等のインターネットで利用される一般的なアプリケーションソフトを備える。
センタサーバ11aは、宅内遠隔監視制御システム3に関する情報及びマンション共用システム2に関する情報を管理するサーバコンピュータであり、例えば、監視制御端末29から受信した通信信号に応じて機器の動作状態を要求する通信信号(要求信号)を宅内遠隔監視制御システム3又はマンション供用システム2に送信することで機器の動作を監視し監視結果として機器の動作状態を監視制御端末29に送信したり、監視制御端末29から受信した通信信号に応じて機器の動作を制御する通信信号(制御信号)を宅内遠隔監視制御システム3に送信することで機器の動作を制御し制御結果として機器の動作状態を監視制御端末29に送信したりする。そして、注目すべきは、第1の実施形態では、センタサーバ11aは、マンション共用システム2内のゲートウェイ装置(以下、「GW装置」と略記する。)12aからの要求に応じて、宅内遠隔監視制御システム3内の遠隔監視制御装置13aを識別し特定する識別子である機器IDと、マンションM内のローカル・エリア・ネットワーク(以下、「LAN」と略記する。)における通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストをGW装置12aに送信する。このようなセンタサーバ11aは、例えば、図2(A)に示すように、中央処理部101aと、内部記憶部102aと、通信インタフェース部103aと、入力部104aと、出力部105aと、補助記憶部106aと、バス107aとを備えて構成される。
内部記憶部102aは、中央処理部101aが実行する各種プログラムを補助記憶部106aから読み込むと共に、各種プログラム実行中の各データを一時的に記憶する所謂ワーキングメモリであり、例えば揮発性の記憶素子であるRAM(Random Access Memory)を備えて構成される。通信インタフェース部103aは、VPN装置21に接続され、VPN装置21及びインターネット22を介してマンション共用システム2及び宅内遠隔監視制御システム3との間で通信信号を送受信するためのインタフェース回路であり、中央処理部101aからのデータからインターネット22の通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にインターネット22からの通信信号を中央処理部101aが処理可能な形式のデータに変換する。通信インタフェース部103aは、例えば、イーサネットカード、56Kモデム、ターミナルアダプタ、ADSLモデム等である。入力部104aは、センタサーバ11aを操作するコマンド等の各種コマンド、及び、センタサーバ11aに蓄積すべきデータ等の各種データをセンタサーバ11aに入力する機器であり、例えば、キーボードやマウス等である。出力部105aは、入力部104aから入力されたコマンドやデータ等を出力する機器であり、例えばCRTディスプレイ、LCD、有機ELディスプレイ又はプラズマディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印字装置等である。
補助記憶部106aは、機能的に、アドレスリストを記憶するアドレスリスト記憶部121aと、室番号リストを記憶する室番号リスト記憶部122aを備え、GW装置12aからの要求に応じてアドレスリストをGW装置12aに提供するアドレスリスト提供処理を実行するアドレスリスト提供処理プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行に必要な情報等の各種情報を記憶する。補助記憶部106aは、例えば、ROM(Read Only Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性の記憶素子や、ハードディスク等の記憶装置である。
アドレスリストは、遠隔監視制御装置13aを識別し特定するための識別子である機器ID(Identification)とマンションM内のLANにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すリストであり、アドレスリストは、総ての遠隔監視制御装置13aに対して作成されてもよく、当該物件向けに販売された遠隔監視制御装置13aごとに作成されてもよい。本実施形態のようにアドレスリストが当該物件向けに販売された遠隔監視制御装置13aごとに用意される場合には、アドレスリストを識別し特定するために例えば物件名等の識別子が付される。機器IDは、遠隔監視制御装置13aごとに異なれば、任意の1又は複数の記号列でよいが、例えば、本実施形態では、ネットワークカードに通常記憶されていることから、MACアドレスが利用される。また、ネットワーク層の通信アドレスは、本実施形態では、マンションM内のLANがイントラネットを構成するので、IPアドレスが利用され、特にIPアドレスの資源を有効に活用する観点からプライベートIPアドレスが利用される。なお、通信アドレスは、グローバルIPアドレスでもよく、特にIPバージョン6では、IPアドレスの枯渇が問題とならないので、マンションM内のLANとインターネット22とにおいて共通に使用すべくグローバルIPアドレスでもよい。アドレスリスト131は、例えば、本実施形態では図2(B)に示すように、機器IDを登録する機器IDフィールド1311、及び、ネットワーク層の通信アドレスであるIPアドレスを登録するIPアドレスフィールド1312の各フィールドを備え、機器IDごとにレコードが作成されるテーブルである。
室番号リストは、マンションMを構成する各住戸を識別し特定するための識別子である例えば101号や102号等の如き室番号とマンションM内のLANにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すリストである。室番号リスト132は、例えば、本実施形態では図2(C)に示すように、室番号を登録する室番号フィールド1321、及び、ネットワーク層の通信アドレスであるIPアドレスを登録するIPアドレスフィールド1322の各フィールドを備え、室番号ごとにレコードが作成されるテーブルである。
中央処理部101aは、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、アドレスリスト提供処理を実行するアドレス提供処理部111a、及び、室番号リストを作成する室番号リスト作成処理を実行する室番号リスト作成処理部112aを備えると共に、各種プログラムに従い内部記憶部102a、通信インタフェース部103a、入力部104a、出力部105a及び補助記憶部106aを当該機能に応じてそれぞれ制御する。
そして、これら中央処理部101a、内部記憶部102a、通信インタフェース部103a、入力部104a、出力部105a及び補助記憶部106aは、データを相互に交換することができるようにバス107aにそれぞれ接続される。
なお、必要に応じてセンタサーバ11aは、図2(A)に破線で示す外部記憶部108aをさらに備えてもよい。外部記憶部108aは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc Recordable)及びDVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)等の記録媒体との間でデータを読み込み及び/又は書き込みを行う装置であり、例えば、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、CD−Rドライブ及びDVD−Rドライブ等である。通信インターフェース部103aは、ネットワークに接続され、ネットワークを介して他のサーバやクライアント等との間で通信信号を送受信するための機器である。各プログラムが格納されていない場合には、これらを記録した記録媒体から外部記憶部108aを介して補助記憶部106aにインストールされるように構成してもよい。
マンション共用システム2は、マンションMにおいて共同で使用される設備であり、各宅内遠隔監視制御システム3をインターネット22に接続するための諸設備を備えて構成される。図1に示す例では、マンション共用システム2は、インターネット22に相互に通信可能に接続されているルータ装置23と、ルータ装置23に相互に通信可能に接続されているスイッチイングハブ(以下、「SW−HUB」と略記する。)24と、SW−HUB24に相互に通信可能に接続されているVPN装置25、VPN装置25に相互に通信可能に接続されているハブ26、ハブ26に相互に通信可能に接続されているゲートウェイ装置(以下、「GW装置」と略記する。)12aと、GW装置12aに相互に通信可能に接続されているゲートウェイインタフェースユニット(以下、「GW−IFU」と略記する。)27と、ハブ26に相互に通信可能に接続されている画像サーバ28とを備えて構成されている。
ルータ装置23は、受信した通信パケットの送信先IPアドレスとその内部に記憶されているルーティングテーブルとを照らし合わせ、通信パケットのルーティング(経路選択)を行う機器である。SW−HUB24は、受信した通信パケットの送信先MACアドレスとその内部に記憶されている通信アドレステーブルとを照らし合わせ、送信先の端末装置が繋がっているポートにのみ通信パケットを送出する所謂スイッチング機能を備えたハブである。通信アドレステーブルは、MACアドレスとポートとの対応関係を示すテーブルである。VPN装置25は、インターネット22上にVPNを構築する上でVPN装置21と対向するVPN装置21と同様の装置である。ハブ26は、LANにおいて通信線を放射状に配線する際にその中心に配置され、通信線を分岐、中継するための装置である。GW−IFU27は、GW装置12aとHA(Home Automation)システム(不図示)との間に配置され、相互にプロトコル変換を行うことによってGW装置12aとマンションMの共用部3におけるHAシステムとの間で通信を可能にする装置である。画像サーバ28は、ロビーや廊下等のマンションMの共用部に設置された図略のカメラによって撮影された画像を管理するサーバコンピュータであり、撮影した画像を定期的にあるいはセンタサーバ11aからの要求によりセンタサーバ11aに送信する。
GW装置12aは、マンションMに配置され、センタサーバ11aが接続するインターネット22における通信プロトコルと宅内遠隔監視制御システム3内の遠隔監視制御装置13aが接続するLANにおける通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことによりセンタサーバ11aと遠隔監視制御装置13aとの間の通信を可能とする装置である。本実施形態ではマンションM内のLANではプライベートIPアドレスが利用されるので、GW装置12aは、マンションM内のLANにおけるプライベートIPアドレスとインターネット22におけるグローバルIPアドレスとを相互に変換する所謂NAT(Network Address Translation)機能をさらに備える。なお、NAT機能の代わりに、マンションM内のLANにおけるプライベートIPアドレス及びTCPのポート番号とインターネット22におけるグローバルIPアドレス及びTCPのポート番号とを相互に変換する所謂NAPT(Network Address Port Translation)機能を備えてもよい。そして、注目すべきは、第1の実施形態では、GW装置12aは、センタサーバ11aからアドレスリストの提供を受けると共に、遠隔監視制御装置13aからアドレス配布要求信号を受信した場合に、アドレスリストから取り出した、このアドレス配布要求信号に収容されている機器IDに対応するネットワーク層の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を収容するアドレス配布信号をこの遠隔監視制御装置13aに返信するアドレス配布装置が組み込まれていることである。このようなGW装置12aは、例えば、図3に示すように、第1通信インタフェース部201aと、中央処理部202aと、記憶部203aと、第2通信インタフェース部204aと、HA用インタフェース部205aと、バス206aとを備えて構成される。
第1通信インタフェース部201aは、ハブ26に接続され、VPN装置25、SW−HUB24、ルータ装置23、インターネット22及びVPN装置21を介してセンタサーバ11aとの間で通信信号を送受信するためのインタフェース回路であり、中央処理部202aからのデータからインターネット22の通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にハブ26からの通信信号を中央処理部202aが処理可能な形式のデータに変換する。第1通信インタフェース部201aは、例えば、イーサネットカード、56Kモデム、ターミナルアダプタ、ADSLモデム等である。第2通信インタフェース部204aは、ハブ26に接続され、VPN装置25及びSW−HUB24を介して宅内遠隔監視制御システム3との間で通信信号を送受信するためのインタフェース回路であり、中央処理部202aからのデータからマンションM内におけるLAN(イントラネット)の通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にハブ26からの通信信号を中央処理部202aが処理可能な形式のデータに変換する。第2通信インタフェース部204aは、例えば、イーサネットカード等である。HA用インタフェース部205aは、GW−IFU27に接続され、日本電機工業会(JEMA)の規格に従ってGW−IFU27を介してマンションMの共用部におけるHAシステムとの間で通信信号を送受信するためのインタフェース回路であり、中央処理部202aからのデータからこのHAシステムの通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にGW−IFU27からの通信信号を中央処理部202aが処理可能な形式のデータに変換する。
記憶部203aは、機能的に、センタサーバ11aから提供されたアドレスリストを記憶する提供アドレスリスト記憶部221aを備え、各種プログラム、センタサーバ11aのネットワーク層の通信アドレス(IPアドレス)及び物件名等の各種プログラムの実行に必要なデータ、及び、各種プログラムの実行中に生じるデータ等の各種データを記憶する。記憶部203aは、例えば、中央処理部202aの所謂ワーキングメモリとなるRAM等の揮発性の記憶素子、及び、ROMや書換え可能なEEPROM等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。
中央処理部202aは、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、異なる複数の通信プロトコル間で相互に通信プロトコルの変換を行うゲートウェイ処理部(以下、「GW処理部」と略記する。)211a、及び、アドレスリストの提供を要求して記憶すると共に遠隔監視制御装置13aからの要求に応じてネットワーク層の通信アドレスを配布するアドレス配布処理を実行するアドレス配布処理部212aを備えると共に、各種プログラムに従い第1及び第2通信インタフェース部201a、204a、記憶部203a及びHA用インタフェース部205aを当該機能に応じてそれぞれ制御する。
そして、これら第1及び第2通信インタフェース部201a、204a、中央処理部202a、記憶部203a及びHA用インタフェース部205aは、データを相互に交換することができるようにバス206aにそれぞれ接続される。
宅内遠隔監視制御システム3は、集合住宅の各住戸に配置され、監視及び/又は制御の対象である1又は複数の機器と、通信線によって接続されている機器の監視及び/又は制御を集中的に行う遠隔監視制御装置13aとを備え、センタサーバ11aから受信した通信信号に応じて機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として機器の動作状態を示す通信信号(状態信号)を送信する。図1に示す宅内遠隔監視制御システム3の例では、機器の一例として、壁スイッチ31及び照明器具32と、JEM−A機器34のエアコン34−1及び給湯器34−2とが示されている。機器は、照明器具32、エアコン34−1及び給湯器34−2の他に、例えば、電気錠等の住戸設備、テレビジョン、ビデオテープレコーダ、DVDレコーダ及び洗濯機等の家電製品、コンピュータ等の情報処理装置、電話機及びファクシミリ装置等の通信機器、脈拍計、体温計、血中酸素濃度計及び心電図計等の医療機器、ガスメータ、電気メータ及び水道メータ等の計量メータ、防犯設備、防災設備、温度センサ及び湿度センサ等のセンサ等である。
遠隔監視制御装置13aは、センタサーバ11aから受信した通信信号に応じて住戸内に配置され通信線によって接続されている機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として機器の動作状態を示す状態信号を送信する装置である。遠隔監視制御装置13aは、本実施形態では例えば図4に示すように、中央処理部301aと、記憶部302aと、通信インタフェース部303aと、接点入出力用インタフェース部304aと、HA用インタフェース部305aと、シリアルインタフェース部306aと、設定スイッチ(以下、「設定SW」と略記する。)307aと、バス308aとを備えて構成される。
通信インタフェース部303aは、マンションM内のLANを構成する通信線に接続され、この通信線を介してGW装置12aと通信を行うためのインタフェース回路であり、中央処理部301aからのデータからマンションM内のLANにおける通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にマンションM内のLANを構成する通信線からの通信信号を中央処理部301aが処理可能な形式のデータに変換する。通信インタフェース部303aは、例えば、マンションM内のLANがイーサネット(登録商標)を利用している場合には、イーサネットカードである。ここで、遠隔監視制御装置13、SW−HUB24、VPN装置25、ハブ26及びGW装置12は、マンションM内においてLANを構成している。このLANは、請求項における第2ネットワークの一例である。
接点入出力用インタフェース部304aは、リレーの接点の開閉を信号線を用いて行うためのインタフェース回路であり、例えば、壁スイッチ31内に備えられているリレーの接点を開閉する。このリレーの接点の開閉に応じて照明器具32が消灯及び点灯する。HA用インタフェース部305aは、日本電機工業会(JEMA)の規格に従って通信を行うためのインタフェース回路であり、中央処理部301aからのデータからJEMAの規格に従った通信信号を生成すると共にHA線からの通信信号を中央処理部301aが処理可能な形式のデータに変換する。なお、HA線には、通信信号を増幅中継するためにJEM−A・インターフェースユニット(以下、「JEM−A・IFU」と略記する。)33を備えてもよい。図1に示す例では、遠隔監視制御装置13aとJEM−A機器34のエアコン34−1との間を接続するHA線には、その間にJEM−A・IFU33−1が介設され、遠隔監視制御装置13aとJEM−A機器34の給湯器34−2との間を接続するHA線には、その間にJEM−A・IFU33−2が介設されている。シリアルインタフェース部306aは、ディジタルデータを1ビット(bit)ずつ連続的に送信するシリアル通信を行うためのインタフェース回路であり、例えば、RS(Recommended Standard)−232C、RS−485及びUSB(Universal Serial Bus)等の規格に従った通信を行うインタフェース回路である。設定SW307aは、マンションM内のLANにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスを取得する動作の開始をこの遠隔監視制御装置13aに入力するためのスイッチであり、例えば、押し釦スイッチ等である。
記憶部302aは、機能的に、機器IDを記憶する機器ID記憶部321aと、取得したネットワーク層の通信アドレスを記憶するアドレス記憶部322aを備え、機器IDを用いてネットワーク層の通信アドレスを取得するアドレス取得処理プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行に必要な情報や各種プログラムの実行中に生じる情報等の各種情報を記憶する。記憶部302aは、例えば、中央処理部301aの所謂ワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等の揮発性の記憶素子、及び、ROMや書換え可能なEEPROM等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。
中央処理部301aは、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、センタサーバ11aから受信した通信信号に応じて機器の動作を制御したり、当該機器の動作状態を収集してセンタサーバ11aに送信したりする処理を実行する監視制御処理部311a、及び、機器IDとしてのMACアドレスを用いてネットワーク層の通信アドレスを取得するアドレス取得処理部312aを備えると共に、各種プログラムに従い記憶部302a、通信インタフェース部303a、接点入出力用インタフェース部304a、HA用インタフェース部305a及びシリアルインタフェース部306aを当該機能に応じてそれぞれ制御する。
そして、これら中央処理部301a、記憶部302a、通信インタフェース部303a、接点入出力用インタフェース部304a、HA用インタフェース部305a、シリアルインタフェース部306a及び設定SW307aは、データを相互に交換することができるようにバス308aにそれぞれ接続される。
そして、センタサーバ11aとGW装置12aとは、これらVPN装置21、ネットワーク22、ルータ装置23、SW−HUB24、VPN装置25及びハブ26を介して相互に通信を行う。GW装置12aと遠隔監視制御装置13aとは、これらSW−HUB24、VPN装置25及びハブ26を介して相互に通信を行う。センタサーバ11aと画像サーバ28とは、これらVPN装置21、ネットワーク22、ルータ装置23、SW−HUB24、VPN装置25及びハブ26を介して相互に通信を行う。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(第1の実施形態の動作)
図5は、第1の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。図6は、第1の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受ける場合におけるGW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図6(A)は、この場合におけるGW装置の動作を示すフローチャートであり、図6(B)は、この場合におけるセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態において、GW装置が遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置及びGW装置の動作を示すフローチャートである。図7(A)は、この場合における遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートであり、図7(B)は、この場合におけるGW装置の動作を示すフローチャートである。
図5及び図6において、GW装置12aがマンション共用システム2に組み込まれ、設定ツールや図略の入力部から物件名が入力され、そして、例えばその電源が投入されると、GW装置12aの中央処理部202aにおけるアドレス配布処理部212aは、物件名及びアドレスリストの提供を要求する旨の情報を収容するセンタサーバ11a宛ての通信信号(アドレスリスト提供要求信号)を作成し、センタサーバ11aに向けて送信する(C11、S11−GW)。
このアドレスリスト提供要求信号を受信すると(C12、S11−CS)、センタサーバ11aの中央処理部101aにおけるアドレス提供処理部111aは、その補助記憶部106aのアドレスリスト記憶部121aに記憶されている物件名に対応するアドレスリスト131を取り出し、この取り出したアドレスリストを収容する、アドレスリスト提供要求信号の送信元のGW装置12a宛ての通信信号(アドレスリスト提供信号)を作成し、返信すべく、アドレスリスト提供要求信号の送信元のGW装置12aに向けて送信し(C13、S12−CS)、処理を終了する。
このアドレスリスト提供信号を受信すると(C14、S12−GW)、GW装置12aの中央処理部202aにおけるアドレス配布処理部212aは、アドレスリスト提供信号に収容されているアドレスリスト131を記憶部203aの提供アドレスリスト記憶部221aに記憶し(C15、S13−GW)、処理を終了する。
このように動作することによってセンタサーバ11aに蓄積されていた当該マンションに係るアドレスリスト131がセンタサーバ11aからGW装置12aにダウンロードされ、GW装置12aに保持される。
そして、図5及び図7において、遠隔監視制御装置13aがマンションMの住戸に設置されマンションM内のLANに組み込まれて例えばその電源が投入されると、遠隔監視制御装置13aの中央処理部301aにおけるアドレス取得処理部312aは、設定SW307aが操作されたか否かを繰り返し判断する(S21−R)。そして、設定SW307aが操作されると(C21、S21−RでYes)、アドレス取得処理部312aは、その記憶部302aの機器ID記憶部321aに記憶されている機器IDと、通信アドレスの提供を要求する旨の情報とを収容する通信信号(アドレス配布要求信号)を作成し、マンションM内のLANに向けて同報通信で送信する(C22、S22−R)。アドレス配布要求信号を同報通信するのは、この時点では、遠隔監視制御装置13aには、マンションM内のLANにおいて固有のネットワーク層の通信アドレスが自機に割り当てられていないため、自機のネットワーク層の通信アドレスを使用することができないからである。同報通信は、ブロードキャストやマルチキャストがあるが、例えば、本実施形態ではブロードキャストが用いられる。
このアドレス配布要求信号を受信すると(C23、S21−GW)、GW装置12aの中央処理部202aにおけるアドレス配布処理部212aは、アドレス配布要求信号における送信元の遠隔監視制御装置13aが通信アドレスの配布を受け得る正当な権限のある製品であるか否かを判断する(C24、S22−GW)。この正当権限の有無の判断は、例えば、アドレス配布要求信号に収容されている機器IDが記憶部203aの提供アドレスリスト記憶部221aに記憶されているアドレスリスト131に登録されているか否かを判断することによって実行され、機器IDが提供アドレスリスト記憶部221aのアドレスリスト131に登録されている場合には正当権限があると判断され、機器IDが提供アドレスリスト記憶部221aのアドレスリスト131に登録されていない場合には正当権限が無いと判断される。この判断によって所謂なりすましを防止することができる。
処理S22−GWにおける判断の結果、正当権限がある場合(Yes)には、アドレス配布処理部212aは、通信アドレスを配布すべく、アドレス配布要求信号に収容されている機器IDに基づいて提供アドレスリスト記憶部221aのアドレスリスト131から検索し、アドレス配布要求信号に収容されている機器IDに対応するネットワーク層の通信アドレスを取り出し、この取り出したネットワーク層の通信アドレスを収容する、アドレス配布要求信号の送信元の遠隔監視制御装置13a宛ての通信信号(アドレス配布信号)を作成し、返信すべく、アドレス配布要求信号の送信元の遠隔監視制御装置13aに向けて送信し(C25、S23−GW)、処理を終了する。一方、処理S22−GWにおける判断の結果、正当権限が無い場合(No)には、アドレス配布処理部212aは、アドレス配布要求信号を廃棄し(S24−GW)、処理を終了する。
このアドレス配布信号を受信すると(C26、S23−R)、遠隔監視制御装置13aの中央処理部301aにおけるアドレス取得処理部312aは、アドレス配布信号に収容されている通信アドレスを記憶部302aのアドレス記憶部322aに記憶して通信アドレスを設定し(C27、S24−R)、処理を終了する。
そして、各住戸の遠隔監視制御装置13aに通信アドレスが設定されると、例えば施工者等のユーザが住戸の室番号と通信アドレスとの対応関係を調べて室番号リストを作成し、インターネット22に接続したパーソナルコンピュータ等を用いてこの作成した室番号リストをセンタサーバ11aに送信し、センタサーバ11aに記憶させる。
このように動作することによって遠隔監視制御装置13aは、GW装置12aに記憶されている当該マンションに係るアドレスリスト131から通信アドレスがダウンロードされ、遠隔監視制御装置13aにアドレスが設定される。これ以後、遠隔監視制御装置13aは、この通信アドレスを用いてGW装置12aを介してセンタサーバ11aと通信を行って機器を監視及び/又は制御する。
このように第1の実施形態に係る遠隔監視制御システム1aでは、遠隔監視制御装置11aに予め記憶されている機器IDに基づいて、センタサーバ11aがアドレス配布装置が組み込まれたGW装置12a介して遠隔監視制御装置13aに配布するので、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)が遠隔監視制御装置13aに自動的に割り当てられ得る。このため、ネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置13aに手入力する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態の構成)
第1の実施形態に係る遠隔監視制御システム1aでは、センタサーバ11aが管理しているアドレスリスト131をGW装置12aにダウンロードし、GW装置12aが遠隔監視制御装置13aの要求に応じて通信アドレスを配布する実施形態であるが、第2の実施形態に係る遠隔監視制御システム1bでは、センタサーバ11bが遠隔監視制御装置13aの要求に応じて通信アドレスを配布する実施形態である。
このため、第2の実施形態に係るセンタサーバ11bの中央処理部101bにおけるアドレス提供処理部111bが遠隔監視制御装置13aからの要求に応じて通信アドレスを遠隔監視制御装置13aに配布するアドレス配布処理を実行する点、第2の実施形態に係るGW装置12bの中央処理部202bにおけるアドレス配布処理部212bが遠隔監視制御装置13aからのアドレス配布要求信号を同報通信で受信するとこのアドレス配布要求信号をセンタサーバ11bに転送すると共にセンタサーバ11bからのアドレス提供信号を受信するとこのアドレス提供信号を遠隔監視制御装置13aに転送する点、GW装置12bの記憶部203bに提供アドレスリスト記憶部221bを備えない点,及び、GW装置12bの記憶部203bに物件名を記憶する必要が必ずしもない点を除き、第2の実施形態に係る遠隔監視制御システム1bの構成は、第1の実施形態に係る遠隔監視制御システム1aの構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(第2の実施形態の動作)
図8は、第2の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。図9は、第2の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置、GW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図9(A)は、この場合における遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートであり、図9(B)は、この場合におけるGW装置の動作を示すフローチャートであり、そして、図9(C)は、この場合におけるセンタサーバの動作を示すフローチャートである。
図8及び図9において、遠隔監視制御装置13aがマンションMの住戸に設置されマンションM内のLANに組み込まれて例えばその電源が投入されると、遠隔監視制御装置13aの中央処理部301aにおけるアドレス取得処理部312aは、設定SW307aが操作されたか否かを繰り返し判断する(S31−R)。そして、設定SW307aが操作されると(C31、S31−RでYes)、アドレス取得処理部312aは、図7(A)に示す処理S22−Rと同様に、アドレス配布要求信号を作成し、マンションM内のLANに向けて同報通信で送信する(C32、S32−R)。
このアドレス配布要求信号を受信すると(C33、S31−GW)、GW装置12bの中央処理部202bにおけるアドレス配布処理部212bは、この受信したアドレス配布要求信号に収容されている機器IDと、通信アドレスの提供を要求する旨の情報とを収容するセンタサーバ11b宛ての通信信号(アドレス提供要求信号)を作成し、センタサーバ11bに向けて送信する(C34、S32−GW)。
このアドレス提供要求信号を受信すると(C35、S31−CS)、センタサーバ11bの中央処理部101bにおけるアドレス提供処理部111bは、アドレス提供要求信号に収容されている機器IDを持つ遠隔監視制御装置13aが通信アドレスの配布を受け得る正当な権限のある製品であるか否かを判断する(C36、S32−CS)。この正当権限の有無の判断は、例えば、アドレス提供要求信号に収容されている機器IDが補助記憶部106aのアドレスリスト記憶部121aに記憶されているアドレスリスト131に登録されているか否かを判断することによって実行され、機器IDがこのアドレスリスト131に登録されている場合には正当権限があると判断され、機器IDがこのアドレスリスト131に登録されていない場合には正当権限が無いと判断される。
処理S32−CSにおける判断の結果、正当権限がある場合(Yes)には、アドレス提供処理部111bは、通信アドレスを配布すべく、アドレス提供要求信号に収容されている機器IDに基づいてアドレスリスト記憶部121aのアドレスリスト131から検索し、アドレス提供要求信号に収容されている機器IDに対応するネットワーク層の通信アドレスを取り出し、この取り出したネットワーク層の通信アドレスとアドレス提供要求信号に収容されている機器IDとを収容する、GW装置12b宛ての通信信号(アドレス提供信号)を作成し、返信すべく、GW装置12bに向けて送信し(C37、S33−CS)、処理を終了する。一方、処理S32−CSにおける判断の結果、正当権限が無い場合(No)には、アドレス提供処理部111bは、アドレス提供要求信号を廃棄し(S34−CS)、処理を終了する。
このアドレス提供信号を受信すると(C38、S33−GW)、GW装置12bの中央処理部202bにおけるアドレス配布処理部212bは、アドレス提供信号に収容されている通信アドレスを収容する、アドレス提供信号に収容されている機器IDを持つ遠隔監視制御装置13a宛ての通信信号(アドレス配布信号)を作成し、このアドレス提供信号に収容されている機器IDを持つ遠隔監視制御装置13aに向けて送信し(C39、S34−GW)、処理を終了する。
このアドレス配布信号を受信すると(C40、S33−R)、遠隔監視制御装置13aの中央処理部301aにおけるアドレス取得処理部312aは、アドレス配布信号に収容されている通信アドレスを記憶部302aのアドレス記憶部322aに記憶して通信アドレスを設定し(C41、S34−R)、処理を終了する。
そして、各住戸の遠隔監視制御装置13aに通信アドレスが設定されると、例えば施工者等のユーザが住戸の室番号と通信アドレスとの対応関係を調べて室番号リストを作成し、インターネット22に接続したパーソナルコンピュータ等を用いてこの作成した室番号リストをセンタサーバ11bに送信し、センタサーバ11bに記憶させる。
このように動作することによって遠隔監視制御装置13aは、センタサーバ11bが管理しているアドレスリスト131から通信アドレスがダウンロードされ、遠隔監視制御装置13aにアドレスが設定される。これ以後、遠隔監視制御装置13aは、この通信アドレスを用いてGW装置12bを介してセンタサーバ11bと通信を行って機器を監視及び/又は制御する。
このように第2の実施形態に係る遠隔監視制御システム1bでは、遠隔監視制御装置11aに予め記憶されている機器IDに基づいて、センタサーバ11bが直接的に遠隔監視制御装置13aに配布するので、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を遠隔監視制御装置13aに自動的に割り当てることができる。このため、ネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置13aに手入力する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。
次に、別の実施形態について説明する。
(第3の実施形態の構成)
第2の実施形態に係る遠隔監視制御システム1bでは、通信アドレスを配布する処理と室番号リストを作成する処理とを別個独立に実行する実施形態であるが、第3の実施形態に係る遠隔監視制御システム1cでは、通信アドレスを配布する処理に併せて室番号リストを作成する処理を実行する実施形態である。
このため、第3の実施形態に係る宅内遠隔監視制御システム13cが図4に破線で示すように室番号を入力する室番号入力部309cをさらに備える点、遠隔監視制御装置13cの中央処理部301cにおけるアドレス取得処理部312cが室番号入力部309cから入力された室番号をアドレス配布要求信号にさらに収容する点、第3の実施形態に係るGW装置12cの中央処理部202cにおけるアドレス配布処理部212cがアドレス配布要求信号に収容されている室番号をアドレス提供要求信号にさらに収容する点、及び、第3の実施形態に係るセンタサーバ11cの中央処理部101cにおける室番号リスト作成処理部112cがアドレス配布要求信号に収容されている室番号に基づいて室番号リストを作成する点を除き、第3の実施形態に係る遠隔監視制御システム1cの構成は、第2の実施形態に係る遠隔監視制御システム1bの構成と同様であるので、その説明を省略する。
室番号入力部309cは、一般にマンション等の集合住宅における各住戸の室番号が、当該住戸が所在するフロアの階数を表す桁と、当該フロアにおいて順に割り当てられる当該住戸の番号を表す桁とから構成されるので、例えば、階数を表す桁の番号を入力するためのディップスイッチや多接点スイッチと、フロアにおける住戸の番号を表す桁の番号を入力するためのディップスイッチや多接点スイッチとを備えて構成される。また、室番号入力部309cは、集合住宅の各住戸に配置される防災設備には通常室番号を記憶しているので、例えば、防災設備でもよく、防災設備から室番号を取得するように構成してもよい。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(第3の実施形態の動作)
図10は、第3の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。図11は、第3の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置、GW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図11(A)は、この場合における遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートであり、図11(B)は、この場合におけるGW装置の動作を示すフローチャートであり、そして、図11(C)は、この場合におけるセンタサーバの動作を示すフローチャートである。
図10及び図11において、例えば施工者等のユーザは、遠隔監視制御装置13cをマンションMの住戸に設置してマンションM内のLANに組み込み、室番号入力部309cから当該住戸の室番号を入力し(C51)、そして、電源を投入する。
例えば電源が投入されると、遠隔監視制御装置13cの中央処理部301cにおけるアドレス取得処理部312cは、設定SW307aが操作されたか否かを繰り返し判断する(S41−R)。そして、設定SW307aが操作されると(C52、S41−RでYes)、アドレス取得処理部312cは、その記憶部302aの機器ID記憶部321aに記憶されている機器IDと、室番号入力部309cから入力された室番号と、通信アドレスの提供を要求する旨の情報とを収容する通信信号(室番号情報付きアドレス配布要求信号)を作成し、マンションM内のLANに向けて同報通信で送信する(C53、S42−R)。
この室番号情報付きアドレス配布要求信号を受信すると(C54、S41−GW)、GW装置12cの中央処理部202cにおけるアドレス配布処理部212cは、この受信した室番号情報付きアドレス配布要求信号に収容されている機器ID及び室番号と、通信アドレスの提供を要求する旨の情報とを収容するセンタサーバ11c宛ての通信信号(室番号情報付きアドレス提供要求信号)を作成し、センタサーバ11cに向けて送信する(C55、S42−GW)。
この室番号情報付きアドレス提供要求信号を受信すると(C56、S41−CS)、センタサーバ11cの中央処理部101cにおけるアドレス提供処理部111bは、図9に示す処理S32−CSと同様に、室番号情報付きアドレス提供要求信号に収容されている機器IDを持つ遠隔監視制御装置13cが通信アドレスの配布を受け得る正当な権限のある製品であるか否かを判断する(C57、S42−CS)。
処理S42−CSにおける判断の結果、正当権限がある場合(Yes)には、センタサーバ11cの中央処理部101cにおける室番号リスト作成処理部112cは、室番号リスト132に登録すべく、室番号情報付きアドレス提供要求信号に収容されている機器IDに基づいてアドレスリスト記憶部121aのアドレスリスト131を検索することによって、室番号情報付きアドレス提供要求信号に収容されている機器IDに対応するネットワーク層の通信アドレスを取り出し、この取り出したネットワーク層の通信アドレスと室番号情報付きアドレス提供要求信号に収容されている室番号とを対応付けて室番号リスト132に登録する(C58、S43−CS)。また、アドレス提供処理部111bは、図9に示す処理S33−CSと同様に、GW装置12c宛てのアドレス提供信号を作成し、GW装置12cに向けて送信し(C59、S44−CS)、処理を終了する。一方、処理S42−CSにおける判断の結果、正当権限が無い場合(No)には、アドレス提供処理部111bは、室番号情報付きアドレス提供要求信号を廃棄し(S45−CS)、処理を終了する。
そして、第3の実施形態に係るGW装置12cが実行するアドレス提供信号の受信処理(C60、S43−GW)及びアドレス配布信号の送信処理(C61、S44−GW)は、第2の実施形態に係るGW装置12bが実行するアドレス提供信号の受信処理(C38、S33−GW)及びアドレス配布信号の送信処理(C39、S34−GW)と同様であるのでその説明を省略する。また、第3の実施形態に係る遠隔監視制御装置13cが実行するアドレス配布信号の受信処理(C62、S43−R)、通信アドレスの設定処理(C63、S44−R)は、第2の実施形態に係る遠隔監視制御装置13aが実行するアドレス配布信号の受信処理(C40、S33−R)、通信アドレスの設定処理(C41、S34−R)と同様であるのでその説明を省略する。
このように動作することによって遠隔監視制御装置13cは、センタサーバ11cが管理しているアドレスリスト131から通信アドレスがダウンロードされ、遠隔監視制御装置13cにアドレスが設定される。これ以後、遠隔監視制御装置13cは、この通信アドレスを用いてGW装置12cを介してセンタサーバ11cと通信を行って機器を監視及び/又は制御する。そして、センタサーバ11cは、通信アドレスを配布する処理に併せて室番号リスト132を作成することができる。
このように第3の実施形態に係る遠隔監視制御システム1cでは、遠隔監視制御装置13cに予め記憶されている機器IDに基づいて、センタサーバ11cが直接的に遠隔監視制御装置13cに配布するので、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を遠隔監視制御装置13cに自動的に割り当てることができる。このため、ネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置13cに手入力する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。そして、センタサーバ11cは、通信アドレスを配布する処理に併せて室番号リスト132を作成することができる。このため、室番号リストを施工者等のユーザが作成してセンタサーバ11cに送信する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。
次に、別の実施形態について説明する。
(第4の実施形態の構成)
第1の実施形態に係る遠隔監視制御システム1aでは、センタサーバ11aが管理しているアドレスリスト131をGW装置12aにダウンロードし、GW装置12aが遠隔監視制御装置13aの要求に応じて通信アドレスを配布する実施形態であるが、第4の実施形態に係る遠隔監視制御システム1dでは、センタサーバ11dが管理しているアドレスリスト131をGW装置12dにダウンロードし、GW装置12dが通信アドレスを順に遠隔監視制御装置13dに配布する実施形態である。即ち、GW装置12dには、センタサーバ11dからアドレスリストの提供を受けると共に、このアドレスリストから取り出した機器IDとこの機器IDに対応する通信アドレスを収容するアドレス配布信号をマンションM内のLANに同報通信で送信するアドレス配布装置が組み込まれている。
このため、第4の実施形態に係るセンタサーバ11dの中央処理部101dにおけるアドレス提供処理部111dは、アドレスリスト提供要求信号を待つことなくアドレスリスト提供信号を送信する点、第4の実施形態に係るGW装置12dの中央処理部202dにおけるアドレス配布処理部212dがセンタサーバ11dからアドレスリスト131の提供を受けると順に通信アドレスを遠隔監視制御装置13dに配布する点、及び、第4の実施形態に係る遠隔監視制御装置13dの中央処理部301dにおけるアドレス取得処理部312dがアドレス配布要求信号を送信することなく、自機宛てのアドレス配布信号を受信した場合に記憶部302aのアドレス記憶部322aに通信アドレスを記憶して設定する点を除き、第4の実施形態に係る遠隔監視制御システム1dの構成は、第1の実施形態に係る遠隔監視制御システム1aの構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(第4の実施形態の動作)
図12は、第4の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が各遠隔監視制御装置に順に通信アドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。図13は、第4の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が各遠隔監視制御装置に順に通信アドレスを配布する場合におけるセンタサーバ、GW装置及び遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートである。図13(A)は、この場合におけるセンタサーバの動作を示すフローチャートであり、図13(B)は、この場合におけるGW装置の動作を示すフローチャートであり、図13(C)は、この場合における遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートである。
図12及び図13において、例えば、マンション共用システム2及び各住戸の宅内遠隔監視システム3の施工が完了し、施工者等のユーザが施工完了とGW装置12cの通信アドレスとをセンタサーバ11dを管理する管理者に電話や電子メール等の通信手段によって通知すると(C71)、センタサーバ11dの中央処理部101dにおけるアドレス提供処理部111dは、その補助記憶部106のアドレスリスト記憶部121に記憶されているアドレスリスト131を取り出し、この取り出したアドレスリストを収容する通信信号(アドレスリスト提供信号)を作成し、管理者に指示されたGW装置12dに向けて送信する(C72、S51−CS)。
このアドレスリスト提供信号を受信すると(C73、S51−GW)、GW装置12dの中央処理部202dにおけるアドレス配布処理部212dは、アドレスリスト提供信号に収容されているアドレスリスト131を記憶部203aの提供アドレスリスト記憶部221aに記憶する(C74、S52−GW)。
次に、アドレス配布処理部212dは、アドレスリストから一のレコードに登録されている機器ID及びネットワーク層の通信アドレスを取り出し、この取り出した機器ID及びネットワーク層の通信アドレスを収容する通信信号(アドレス配布信号)を作成し、マンションM内のLANに向けて同報通信で送信する(C75、S53−GW)。
各遠隔監視制御装置13dは、この同報通信によるアドレス配布信号を受信すると(C76、S51−R)、その中央処理部301dにおけるアドレス取得処理部312dは、この受信したアドレス配布信号が自機宛てであるか否かを判断する(C77、S52−R)。この自機宛てであるか否かの判断は、例えば、この受信したアドレス配布信号に収容されている機器IDがその記憶部302aの機器ID記憶部321aに記憶されている機器IDに一致するか否かによって判断され、一致する場合には自機宛てであると判断され、不一致である場合には他機宛てであると判断される。
処理S52−Rにおける判断の結果、自機宛てである場合(Yes)には、アドレス取得処理部312dは、この受信したアドレス配布信号に収容されている通信アドレスを記憶部302aのアドレス記憶部322aに記憶して通信アドレスを設定し(C78、S53−R)、通信アドレスの設定処理が終了した旨の情報を収容するGW装置12d宛ての通信信号(設定終了通知信号)を作成し、この設定終了通知信号をGW装置12dに向けて送信し(C79、S54−R)、処理を終了する。一方、処理S52−Rにおける判断の結果、他機宛てである場合(No)には、アドレス取得処理部312dは、この受信したアドレス配布信号を破棄し(S55−R)、処理を終了する。
この設定終了通知信号を受信すると(C80、S54−GW)、GW装置12dの中央処理部202dにおけるアドレス配布処理部212dは、アドレスリスト131に登録されている総ての通信アドレスを配布したか否かを判断する(C81、S55−GW)。この判断は、例えば、アドレス配布処理部212dは、アドレスリスト131の先頭のレコードに登録されているIPアドレスから順次に配布し、アドレスリスト131の最終のレコードに到達したか否かによって判断すればよい。あるいは、アドレスリスト131に配布済みのマーカ(目印)を登録するマーカフィールドをさらに設け、このマーカフィールドに配布済みのマーカが登録されていないレコードがあるか否かを検索することによって判断すればよい。
処理S55−GWにおける判断の結果、総ての通信アドレスの配布が終了している場合には、アドレス配布処理部212dは、総ての通信アドレスの配布が終了し各遠隔監視制御装置13dの通信アドレスの設定が終了した旨の情報を収容するセンタサーバ11d宛ての通信信号(設定完了通知信号)を作成し、この設定完了通知信号をセンタサーバ11dに向けて送信し(C82、S56−GW)、処理を終了する。一方、処理S55−GWにおける判断の結果、総ての通信アドレスの配布が終了していない場合には、アドレス配布処理部212dは、次の通信アドレスを配布すべく、処理を処理S53−GWに戻す。
そして、各住戸の遠隔監視制御装置13dに通信アドレスが設定されると、例えば施工者等のユーザが住戸の室番号と通信アドレスとの対応関係を調べて室番号リストを作成し、インターネット22に接続したパーソナルコンピュータ等を用いてこの作成した室番号リストをセンタサーバ11dに送信し、センタサーバ11dに記憶させる。
このように動作することによって遠隔監視制御装置13dは、GW装置12dに記憶されている当該マンションに係るアドレスリスト131から通信アドレスがダウンロードされ、遠隔監視制御装置13dにアドレスが設定される。これ以後、遠隔監視制御装置13dは、この通信アドレスを用いてGW装置12dを介してセンタサーバ11dと通信を行って機器を監視及び/又は制御する。
このように第4の実施形態に係る遠隔監視制御システム1dでは、遠隔監視制御装置13dに予め記憶されている機器IDに基づいて、センタサーバ11dがアドレス配布装置が組み込まれたGW装置11dを介して遠隔監視制御装置13dに配布するので、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を遠隔監視制御装置13dに自動的に割り当てることができる。このため、ネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置13dに手入力する必要がなく、手間が省力され、また、入力ミスも排除することができ、また、入力のための一定のスキルが施工者等のユーザに要求されない。
ここで、第1及び第4の実施形態に係る遠隔監視制御システム1a、1dでは、通信アドレス(各実施形態ではIPアドレス)を遠隔監視制御装置13a、13dに配布するアドレス配布装置をGW装置12a、12dに組み込んだ構成を示したが、アドレス配布装置を個別の装置としてもよい。例えば、図1に破線で示すように、通信アドレス(各実施形態ではIPアドレス)を遠隔監視制御装置13a、13dに配布するアドレス配布装置41をSW−HUB24に相互に通信可能に接続してマンション共用システム2にさらに備えるように構成してもよい。このようなアドレス配布装置41は、例えば、アドレス配布処理部212a、212dを備えGW処理部211aを備えない中央処理部、記憶部203aと同様の記憶部、第2通信インタフェース部204aと同様の通信インタフェース部及びバス206aと同様のバスを備えて構成される。そして、センタサーバ11a、11dとアドレス配布装置41とは、VPN装置21、ネットワーク22、ルータ装置23、SW−HUB24、VPN装置25、ハブ26及びGW装置12a、12d(但し、アドレス配布処理部212a、212dを備えずGW処理部211aのみを備える)を介して相互に通信を行う。アドレス配布装置41と遠隔監視制御装置13a、13dとは、これらSW−HUB24を介して相互に通信を行う。
また、上述の第1乃至第4の実施形態に係る遠隔監視制御システム1において、GW装置12にアドレス配布装置を組み込む代わりに、図1に破線で示すように、遠隔監視制御装置13のシリアルインタフェース部306にハブ35を介して接続され、この遠隔監視制御装置13からその記憶部302における機器IDの提供を受けて、この機器IDとアドレスリストの提供を要求する旨の情報を収容する通信信号をセンタサーバ11に送信することによってセンタサーバ11からその補助記憶部106におけるアドレスリストの提供を受けると共に、設定SW307が操作されると、このアドレスリストから取り出した機器IDに対応する通信アドレスをこの遠隔監視制御装置13の通信アドレスとして遠隔監視制御装置13に設定するアドレス設定装置51を備えるように構成してもよい。アドレス設定装置51とセンタサーバ11との間の通信には、通信のセキュリティを向上させる観点から、所謂SSL(Security Sockets Layer)が利用される。
このようなアドレス設定装置51は、ブラウザを備えインターネットに接続する機能を持ったパーソナルコンピュータであるウェブパーソナルコンピュータ(以下、「Web・PC」と略記する。)51aや、ブラウザを備えインターネットに接続する機能を持ったテレビジョンであるウェブテレビジョン(以下、「Web・TV」と略記する。)51bによって構成される。
そして、アドレス設定装置51は、遠隔監視制御装置13に通信アドレスを設定した後に、設定した遠隔監視制御装置13の機器IDと、設定した通信アドレスと、室番号とを収容する通信信号をセンタサーバ11に送信し、センタサーバ11が室番号リストを作成するように構成してもよい。
遠隔監視制御システムの構成を示す図である。 遠隔監視制御システムにおけるセンタサーバの構成及びその記憶内容を示す図である。 遠隔監視制御システムにおけるゲートウェイ装置の構成を示す図である。 遠隔監視制御システムにおける遠隔監視制御装置の構成を示す図である。 第1の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。 図6は、第1の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受ける場合におけるGW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態において、GW装置が遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置及びGW装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置、GW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。 第3の実施形態において、センタサーバが遠隔監視制御装置の要求に応じてアドレスを配布する場合における遠隔監視制御装置、GW装置及びセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が各遠隔監視制御装置に順に通信アドレスを配布する場合における動作を示すシーケンス図である。 第4の実施形態において、GW装置がセンタサーバからアドレスリストの提供を受け、GW装置が各遠隔監視制御装置に順に通信アドレスを配布する場合におけるセンタサーバ、GW装置及び遠隔監視制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1a、1b、1c、1d 遠隔監視制御システム
11a、11b、11c、11d センタサーバ
12a、12b、12c、12d ゲートウェイ装置
13a、13c、13d 遠隔監視制御装置
29 監視制御端末
41 アドレス配布装置
51a ウェブパーソナルコンピュータ
51b ウェブテレビジョン
101a、101b、101c、101d、201a、201b、201c、201d、301a、301c、301d 中央処理部
103a、303a 通信インタフェース部
106a 補助記憶部
111a、111b、111d アドレス提供処理部
112a、112c 室番号リスト作成処理部
121a アドレスリスト記憶部
122a 室番号記憶部
131 アドレスリスト
132 室番号リスト
201a 第1通信インタフェース部
204a 第2通信インタフェース部
212a、212b、212c、212d アドレス配布処理部
203a、203b、302a 記憶部
221a 提供アドレスリスト記憶部
307a 設定スイッチ
309a 室番号入力部
312a、312c、312d アドレス取得処理部
321a 機器ID記憶部
322a アドレス記憶部

Claims (8)

  1. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、
    前記遠隔監視制御装置は、
    該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部の識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を後記第1アドレス配布装置に送信することによって該通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、
    前記センタサーバは、
    前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、
    前記第2記憶部のアドレスリストを後記第1アドレス配布装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、
    前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、前記遠隔監視制御装置から前記配布要求信号を受信した場合に、前記アドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する配布信号を該遠隔監視制御装置に返信する第1アドレス配布装置をさらに備えること
    を特徴とする集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  2. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、
    前記遠隔監視制御装置は、
    該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部の識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を前記ゲートウェイ装置に送信することによって該通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記遠隔監視制御装置から前記配布要求信号を受信した場合に該配布要求信号を前記センタサーバに転送すると共に、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する提供信号が該センタサーバから返信された場合に該提供信号を該遠隔監視制御装置に返信するアドレス配布処理部を備え、
    前記センタサーバは、
    前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、
    前記ゲートウェイ装置が転送した前記配布要求信号を受信した場合に、前記第2記憶部のアドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている前記識別子に対応する通信アドレスを収容する前記提供信号を該ゲートウェイ装置に返信するアドレス提供処理部とを備えること
    を特徴とする集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  3. 前記遠隔監視制御装置は、
    該遠隔監視制御装置が配置された前記集合住宅の住戸の室番号を入力するための室番号入力部をさらに備え、
    前記アドレス取得処理部は、前記室番号入力部に入力された室番号を前記配布要求信号にさらに収容し、
    前記センタサーバは、
    前記配布要求信号に収容されている識別子及び室番号と、前記アドレスリストの識別子及び通信アドレスとに基づいて該室番号と該通信アドレスとの対応関係を示す室番号リストを作成して該室番号リストを前記第2記憶部にさらに記憶する室番号リスト作成処理部をさらに備えること
    を特徴とする請求項2に記載の集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  4. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、
    前記遠隔監視制御装置は、
    該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部と、
    前記識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとを収容する配布信号を受信した場合に、該配布信号が自機宛てであるか否かを判別して自機宛てである場合には該配布信号に収容されている通信アドレスを取得し設定するアドレス取得処理部とを備え、
    前記センタサーバは、
    前記識別子と前記通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、
    前記第2記憶部のアドレスリストを後記第2アドレス配布装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、
    前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、該アドレスリストから取り出した識別子と該識別子に対応する通信アドレスを収容する前記配布信号を前記第2ネットワークに同報通信で送信する第2アドレス配布装置をさらに備えること
    を特徴とする集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  5. 前記第1又は第2アドレス配布装置は、前記ゲートウェイ装置に組み込まれていること
    を特徴とする請求項1又は請求項4に記載の集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  6. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムにおいて、
    前記遠隔監視制御装置は、
    該遠隔監視制御装置を識別し特定する識別子を予め記憶する第1記憶部を備え、
    前記センタサーバは、
    前記識別子と前記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶する第2記憶部と、
    前記第2記憶部のアドレスリストを後記アドレス設定装置に提供するアドレス提供処理部とを備え、
    前記遠隔監視制御装置に接続され、該遠隔監視制御装置から前記第1記憶部における識別子の提供と前記センタサーバから前記第2記憶部におけるアドレスリストの提供とを受けると共に、該アドレスリストから取り出した該識別子に対応する通信アドレスを該遠隔監視制御装置の通信アドレスとして該遠隔監視制御装置に設定するアドレス設定装置を備えること
    を特徴とする集合住宅向けの遠隔監視制御システム。
  7. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信し、自機を識別し特定する識別子を予め記憶する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うと共に、前記遠隔監視制御装置の識別子と後記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶するセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムに用いられ、前記通信アドレスを前記遠隔監視制御装置に配布するアドレス配布装置において、
    前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、前記遠隔監視制御装置に記憶されている識別子と前記通信アドレスの配布を要求する旨の情報とを収容する配布要求信号を該遠隔監視制御装置から受信した場合に、前記アドレスリストから取り出した、該配布要求信号に収容されている識別子に対応する通信アドレスを収容する配布信号を該遠隔監視制御装置に返信する第1アドレス配布処理部を備えること
    を特徴とするアドレス配布装置。
  8. 集合住宅の住戸に配置され、機器の動作を監視及び/又は制御すると共に監視結果及び/又は制御結果として前記機器の動作状態を示す状態信号を送信し、自機を識別し特定する識別子を予め記憶する遠隔監視制御装置と、
    前記機器の動作状態を要求する要求信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の監視及び/又は前記機器の動作を制御する制御信号を前記遠隔監視制御装置に送信することによる前記機器の動作の制御を行うと共に、前記遠隔監視制御装置の識別子と後記第2ネットワークにおける通信に使用するネットワーク層の通信アドレスとの対応関係を示すアドレスリストを予め記憶するセンタサーバと、
    前記センタサーバが接続する第1ネットワークにおける第1通信プロトコルと前記遠隔監視制御装置が接続する第2ネットワークにおける第2通信プロトコルとの間で相互に通信プロトコルの変換を行うことにより前記センタサーバと前記遠隔監視制御装置との間の通信を可能とする前記集合住宅に配置されるゲートウェイ装置とを備える集合住宅向けの遠隔監視制御システムに用いられ、前記通信アドレスを前記遠隔監視制御装置に配布するアドレス配布装置において、
    前記センタサーバから前記アドレスリストの提供を受けると共に、該アドレスリストから取り出した識別子と該識別子に対応する通信アドレスを収容する前記配布信号を前記第2ネットワークに同報通信で送信する第2アドレス配布処理部を備えること
    を特徴とするアドレス配布装置。
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