JP4410046B2 - 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法 - Google Patents

空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4410046B2
JP4410046B2 JP2004204612A JP2004204612A JP4410046B2 JP 4410046 B2 JP4410046 B2 JP 4410046B2 JP 2004204612 A JP2004204612 A JP 2004204612A JP 2004204612 A JP2004204612 A JP 2004204612A JP 4410046 B2 JP4410046 B2 JP 4410046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal load
building
precooling
load prediction
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004204612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006029607A (ja
Inventor
忠昭 坂本
耕司 松澤
静一 進藤
正樹 小松
博文 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004204612A priority Critical patent/JP4410046B2/ja
Publication of JP2006029607A publication Critical patent/JP2006029607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4410046B2 publication Critical patent/JP4410046B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ビル等の建物に利用される空調熱源設備、特に夜間停止され朝に起動される空調熱源設備の熱負荷を予測する装置および方法に関する。
近年、空調熱源設備の効率的な運転を行うために、例えば翌日の1時間毎24時間分の設備が処理すべき熱負荷を予測し、予測負荷に応じて設備の運用計画(起動停止や空調出力の設定)を立てることが行われている。熱負荷予測の対象時間帯は、空調がオンになっている時間(建物の利用時間)である。
空調熱源設備が夜間停止している建物の場合、熱負荷のピークは冷房の場合は昼頃、暖房の場合は空調開始の直後に現れることが知られている。空調熱源設備のエネルギーを電気により賄っている場合、熱負荷のピークをある閾値に抑え(ピークカット)、これにより使用電力が契約電力を超えないようにする必要がある。
ピークカットを行うために、通常運転(空調熱源設備に対し、室内設定温度(例えば26℃)を保つようにする運転)に先だって、空調熱源設備を起動して予冷(予備冷房)または予熱(予備暖房)を行う方法が知られている。予冷または予熱運転は、壁や天井を予め冷やしたり暖めたりすることで通常運転開始後に空調熱源設備の熱負荷を削減し、結果として熱負荷のピークを閾値以下にするものである。
なお、特許文献1には、ある時刻に部屋の温度や不快指数が目標値となるのに必要な予冷または予熱時間を予測する方法が開示されている。特許文献1は、ピークカットを行うのに必要な予冷または予熱時間を予測する方法に関するものではない。
特開9−229449号公報
しかしながら、予冷または予熱運転は、長時間実施すると結果的に熱が逃げてしまい、エネルギーが無駄に消費されることになる。
そこで、本発明は、エネルギーの無駄な消費を抑えつつピークカットを行うための予冷または予熱時間を予測できる熱負荷予測装置および方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る熱負荷予測装置は、
建物に利用される空調熱源設備の対象時間帯の熱負荷を予測するための装置において、
空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯以前の実績データを記憶する実績データ記憶部と、
建物外部環境に関する情報および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯の予測データを取得する予測データ取得部と、
熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現され複数の予冷または予熱時間候補それぞれに対応付けた熱負荷予測モデルを記憶する熱負荷予測モデル記憶部と、
ある予冷または予熱時間候補に関して、実績データ記憶部に記憶された実績データ、予測データ取得部で取得した予測データ、および熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測する熱負荷予測部と、
を備え、
熱負荷予測部は、第1の予冷または予熱時間候補で予測した熱負荷のピークが予め決められた閾値を超えていれば、第1の予冷または予熱時間候補よりも大きな第2の予冷または予熱時間候補で再度熱負荷予測を行うことを特徴とする。
本発明に係る熱負荷予測方法は、
建物に利用される空調熱源設備の対象時間帯の熱負荷を予測するための方法において、
空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯以前の実績データを取得し、
建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯の予測データを取得し、
熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現され複数の予冷または予熱時間候補それぞれに対応付けた熱負荷予測モデルを用意し、
第1の予冷または予熱時間候補に関して、実績データ、予測データ、および熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測し、
第1の予冷または予熱時間候補に関して予測した熱負荷のピークが予め決められた閾値を超えていれば、第1の予冷または予熱時間候補よりも大きな第2の予冷または予熱時間候補で再度熱負荷を予測する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ある予冷または予熱時間に対して熱負荷を予測し、ピークが閾値を超えていれば、さらに予冷または予熱時間を増やして熱負荷を予測することで、熱負荷のピークを閾値以下に抑える予冷または予熱時間を求めることができる。したがって、ピークカットを行うと同時に予冷または予熱運転によるエネルギーの無駄な消費を抑えることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態1を備えた、建物に利用される空調熱源設備の制御システムを示す。この制御システム2は、熱負荷予測装置4で予測した熱負荷に基づいて設備コントローラ6により空調熱源設備(例えば、冷温水発生器、電動冷凍機など)8を最適に運転させるものである。予冷運転または予熱運転(以下では、簡略して予冷予熱運転という。)を行う場合、空調熱源設備8の出力は一定(例えば定格出力の70%)にしてある。
熱負荷予測装置4は、実績データ記憶部10、予測データ取得部12、熱負荷予測部14、予測結果評価部16、および熱負荷予測モデル記憶部18を備える。
実績データ記憶部10は、空調熱源設備8の対象時間帯以前の実際の熱負荷を実績データとして記憶するためのものである。このために、設備コントローラ6は、空調熱源設備8の熱負荷を計測するセンサ(図示せず)を備える。
予測データ取得部12は、熱負荷予測の対象時間帯の1時間毎の建物外部環境に関する情報、例えば外気温度および外気湿度の予測値を取得するためのものである。これらの予測値は、例えば、インターネット経由で気象情報サービス会社から直接獲得したり、天気予報等から得られる最高気温、最低気温、天気(晴れ、雨など)の予測値から推定する。
熱負荷予測部14は、実績データ記憶部10に記憶された実績データ、予測データ取得部12で取得した予測データ、および後述するように予測結果評価部16から出力される予冷時間または予熱時間(以下では、簡略して予冷予熱時間という。)の候補に基づいて、熱負荷予測モデル記憶部18に記憶された熱負荷予測モデル(後述)を参照して熱負荷予測を行うためのものである。熱負荷予測部14で予測された熱負荷は、予測結果評価部16に出力されるようになっている。
予測結果評価部16は、熱負荷予測部14で予測された熱負荷が入力されると、熱負荷予測に用いた予冷予熱時間の候補(0時間も含む)のもとで熱負荷のピーク値が予め設定された閾値を超えているか否かを判定するためのものである。予測結果評価部16は、閾値を超えている場合には、新たな予冷予熱時間の候補を熱負荷予測部14に出力し、閾値を超えていない場合には、予冷予熱時間を含む熱負荷予測を設備コントローラ6に出力するようになっている。予測結果評価部16は、予冷予熱時間の候補、例えば、1時間、2時間、3時間の3段階など、0時間以外に予め複数の段階の値を用意している。候補となる予冷予熱時間およびその時間間隔(上記例では1時間)は、本発明を限定しない。
熱負荷予測モデル記憶部18は、予測結果評価部16で選択する予冷予熱時間の候補毎に異なる熱負荷予測モデルを記憶する。
熱負荷予測部14の予測手法の一例として空調熱負荷予測の統計的手法の一つであるPLMS(Periodic Least Mean Square)法を用いた場合、熱負荷予測モデルは、
Figure 0004410046
と表される。ここで、
t:予測対象時刻
k:予冷予熱時間
k,t:時刻tの熱負荷
N:熱負荷に影響を与える要因の数
k,t,i:熱負荷に影響を与える要因の時刻tの値
a:パラメータ
である。式(1)は、候補となる予冷予熱時間毎に与えられる。パラメータak,t,0は、時刻(t−1)の熱負荷が時刻tの熱負荷に影響を与える影響の度合いを表し、パラメータak,t,iは、時刻tの各要因の値が時刻tの熱負荷に与える影響の度合いを表す。パラメータaは、時刻により異なる値をとり、例えば別の建物に本実施形態に係る熱負荷予測装置4を適用するなどして得た実績データに基づいて予め同定しておく。
熱負荷に影響を与える要因として外気温度と外気湿度を選択した場合、式(1)は、
Figure 0004410046
となる。ここで、xk,t,1は時刻tの外気温度、xk,t,2は時刻tの外気湿度である。
(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷予測を行う場合を例にとる。まず、(n−1)日の22:00の熱負荷の予測値を、実績データ記憶部10で記憶した(n−1)日の21:00の熱負荷の実績データと予測データ取得部12で取得した(n−1)日の22:00の外気温度および外気湿度の予測データとから、式(2)を用いて算出する。以降は、算出済みの1時間前の熱負荷の予測値と予測対象時刻の外気温度および外気湿度の予測値とを式(2)に適用することにより、n日の21:00までの熱負荷の予測値を順次算出する。
熱負荷に影響を与える要因として外気温度や外気湿度の代わりにまたはこれらに加えて他の建物外部環境に関する要因を用いてもよいし、建物内部環境に関する要因(例えば、室内温度)を用いてもよい。このように、熱負荷予測モデルは、空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現されるものである。
別の熱負荷予測モデルとして、図2に示すように、予冷予熱時間を考慮したニューラルネットワークモデルを用いてもよい。図に示すモデルは、(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷予測を行うものである。具体的には、入力層の各ニューロンに対し、前日の同時刻、すなわち(n−2)日の22:00から(n−1)日の21:00の熱負荷の実績データと、n日の最高気温および最低気温の予測データと、予冷予熱時間の候補を入力することで、出力層の各ニューロンから(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷の予測値を得る。ニューロン間の重みは、例えば別の建物に本実施形態に係る熱負荷予測装置4を適用するなどして得た実績データを利用して誤差逆伝搬法等を用いて学習を行わせることで予め同定しておく。重みは時刻により異なる。
なお、図2では、前日の同時刻の熱負荷以外に予想最高気温と予想最低気温を入力層に入力するようになっているが、これらに加えてまたはこれらの代わりに、対象時間帯(一時間毎)の外気温度や外気湿度の予測データを用いてもよい。外気気温や外気湿度の他、日射量等の建物外部環境に関する情報や、室内温度等の建物内部環境に関する情報を予測データとして用いてもよい。
かかる構成を備えた熱負荷予測装置4の予冷予熱時間の予測処理の一例を、図1とともに図3のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1で、予測結果評価部16は、予冷予熱時間の候補として0時間を選択(言い換えれば、予冷予熱時間を0時間に設定)する。ステップS2で、予測結果評価部16はこの設定値を熱負荷予測部14に出力し、熱負荷予測部14は、予冷予熱時間0の条件で、熱負荷予測モデル記憶部18に記憶された熱負荷予測モデルを用いて熱負荷予測を行う。ステップS3で、熱負荷予測部14は、得られた熱負荷(図4)の予測値を予測結果評価部16に出力し、予測結果評価部16は、熱負荷予測部14で予測された熱負荷が入力されると、熱負荷のピーク値が予め設定された閾値を超えているか否かを判定する。
ステップS3で、予測された熱負荷のピーク値が閾値を超えている場合[図4(a)参照]、ステップS4に進み、予測結果評価部16は、予冷予熱時間が上限を超えているか否かを判定する。予冷予熱運転は通常運転以外の時間帯で実施されるため、予冷予熱運転の開始時刻は通常運転停止時刻以降となる点や、設備運用上の制約から予冷予熱時間の最大可能時間を設定する必要がある点、などを考慮して、ユーザ(例えば建物の管理者)は予冷予熱時間の上限を予め決めておく。予冷予熱時間が上限を超えていない場合、ステップS5に進み、予測結果評価部16は、ステップS1で設定した予冷予熱時間を1段階(例えば1時間)増やす。この増加幅は1時間に限るものではない。その後、ステップS2に戻り、予測結果評価部16は新たに設定された予冷予熱時間を熱負荷予測部14に出力し、熱負荷予測部14は熱負荷予測を行う。熱負荷のピーク値が閾値を超えており、且つ、予冷予熱時間が上限に達していなければ、予冷予熱時間を増加させながら熱負荷予測が行われる(ステップS2〜S5)。ステップS3で、予測された熱負荷のピーク値が閾値以下[図4(b)参照]になると、フローは終了する。その後、予測結果評価部16は、設備コントローラ6に対し、予冷予熱時間を含む熱負荷予測を出力する。代わりにまたはこれとともに、予冷予熱時間を含む熱負荷予測をモニタ等の表示手段を介して建物の管理者などに提供するようにしてもよい。ステップS4で予冷予熱時間が上限を超えている場合にも、フローを終了する。この場合、例えば、予冷予熱時間が上限に達した旨を上限とともにモニタ等の表示手段を介して建物の管理者などに提供する。
このように、本実施形態によれば、空調熱負荷のピークを閾値以下に抑えつつ、最も短い予冷予熱時間を予測することができるため、ピーク時の電力使用量および予冷、予熱に必要なエネルギーの消費を抑制できる。
実施の形態2.
図5は、本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態2を備えた制御システムを示す。以下、実施の形態1と同一または類似の構成要素は、同一の符号または同一の符号に適当な添字を付して表す。この熱負荷予測装置4Aでは、熱負荷予測モデル記憶部18Aに、建物躯体の蓄熱負荷を考慮した物理モデルが記憶されている。物理モデルとして、本実施形態では、「蓄熱槽の合理的運転管理のための冷暖房負荷予測」(吉田治典、日本建築学会計画系論文集、第495号、77〜83ページ、1997)に記載されているものを用いる。熱負荷予測モデルは、
Figure 0004410046
と表される。ここで、
t:予測対象時刻
L:方位
AC,t:時刻tの空調熱負荷
θ0,L,t:方位L時刻tの等価外気温
[=外気温度+(日射吸収率×日射量)/表面熱伝達率]
θR,t:時刻tの室内温度
L,t:方位L、時刻tの日射量
ζR,t:時刻tの室内発生熱
ζo,t:時刻tの外気導入量
Δht:時刻tの室内外エンタルピー差
a:パラメータ
Np、Nq、Nr:次数(過去何時間までの影響を考慮するかを表す次数)
である。パラメータaおよび次数Np、Nq、Nrは、例えば別の建物に本実施形態に係る熱負荷予測装置4Aを適用するなどして得た実績データに基づいて予め同定しておく。
本実施形態では、実績データ記憶部10Aは、建物外部環境情報として対象時間帯以前の実際の日射量、外気温度、外気湿度および建物内部環境情報として対象時間帯以前の実際の室内温度を実績データとして記憶する。予測データ取得部12Aは、建物外部環境情報として対象時間帯の日射量、外気温度、外気湿度の予測データを取得する。予測データ取得部12Aはまた、建物内部環境情報として通常運転時の空調の設定温度を設備のスケジュール記憶部(図示せず)から取得するようになっている。このスケジュールは、時間帯、曜日、季節等を考慮して建物の管理者などにより決められるものである。熱負荷予測装置4Aはまた、熱負荷予測部14が熱負荷を予測する際に必要となる固定的なデータを記憶するための固定データ記憶部20を備える。固定データとしては、例えば、
・建物の各外壁に関し、その方位、地表面反射率、日射吸収率、表面熱伝達率、窓面積、窓以外の壁面積
・各時刻の室内発生熱
・各時刻の建物内部への外気導入量(空調運転時)
が挙げられる。建物の外壁に関する諸データは、建物の設計データに基づいて用意する。室内発生熱の時間変動パターンは、通常測定できないデータであるため、建物設計時の設定等を参考に用意する。外気導入量の時間変動パターンは、空調運転時のスケジュールとして決めたパターンを用意する。
例えば、予冷予熱運転を1時間として、(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷予測を行う場合について説明する。
(n−1)日の22:00で空調停止の場合、式(3)の左辺の熱負荷qAC,tは0である。さらに外気取り入れもないため右辺の第5項も0となる。そこで、空調停止時には、室内温度が
Figure 0004410046
と予測される。この予測室内温度は、23:00以降の熱負荷を予測するのに必要となる。等価外気温θ0,L,tは、予測データ取得部12Aで取得した日射量、外気温度、固定データ記憶部20に記憶された建物の外壁に関するデータを得ることで求められる。Npが1以上の場合には、(n−1)日の21:00以前の等価外気温θ0,L,t−p(p=1,...,Np)が必要となるが、これらは、固定データ記憶部20に記憶された建物の外壁に関するデータと、実績データ記憶部10Aに記憶された日射量、外気温度とから求まる。Nqが1以上の場合には、(n−1)日の21:00以前の室内温度θR,t−q(q=1,...,Nq)が必要となるが、実績データ記憶部10Aから得られる。日射量JL,tは、予測データ取得部12Aから求まる。Nrが1以上の場合には、(n−1)日の21:00以前の日射量JL,t−r(r=1,...,Nr)が必要となるが、実績データ記憶部10Aから得られる。(n−1)日の22:00の室内発生熱ζR,tは、固定データ記憶部20から得られる。したがって、(パラメータaは予め同定されているので)(n−1)日の22:00の室内温度θR,tが予測値として求められる。
(n−1)日の22:00で通常運転の場合、式(3)を用いて熱負荷を算出する。式(3)において、等価外気温(右辺第1項)、日射量(第3項)、室内発生熱(第4項)に関しては、空調停止時と同じようにして求められる。(n−1)日の22:00の室内温度θR,tは、予測データ取得12Aで取得した空調の設定温度とする。Nqが1以上の場合には、(n−1)日の21:00以前の室内温度θR,t−q(q=1,...,Nq)が必要となるが、実績データ記憶部10Aから得られる。外気導入量ζo,tは、固定データ記憶部20から得られる。室内外エンタルピー差Δhtは、(n−1)日の22:00の外気温度と外気湿度の予測値および室内温度の設定温度を用いて求められる。したがって、これらの値を用いて(n−1)日の22:00の熱負荷の予測値が得られる。
23:00以降については、同様の計算を繰り返すことにより、予冷予熱運転時以前の各時刻の熱負荷および室内温度を求めることができる。但し、次数Np,Nq,Nrが1以上の場合には、実績データ記憶部10Aに記憶された21:00以前の実績データとともにあるいは単独で、予測データ取得部12Aで取得された22:00以降の予測データを利用する必要がある。
予冷予熱運転時には、熱負荷qAC,tは予め設定された空調の出力値q(例えば定格出力の70%)で一定である。式(3)において、外気取り入れがないとすれば、室内温度は、
Figure 0004410046
と予測される。例えば、朝の空調の通常運転開始時刻を8:00とすると、式(5)において、7:00の室内温度は、右辺の第1項から第4項については式(4)を用いて室内温度を予測する場合と同じようにして得られる。
このようにして予冷予熱時間の候補が1時間の場合の熱負荷の予測が行われる。予冷予熱時間の他の候補も同様にして熱負荷の予測が行われる。
実施の形態3.
実施の形態1では、熱負荷のピークを閾値以下に下げる予冷予熱時間を予測する際に、予冷予熱運転時の空調出力を一定値(例えば定格出力の70%)としたが、本実施形態は、予冷予熱運転時の空調出力も変更可能とし、熱負荷のピークを閾値以下に下げるのに適した予冷予熱時間と空調出力を求めるものである。本発明に係る熱負荷予測装置は、図1の熱負荷予測装置4とほぼ同一の構成を備え、以下、図1を参照して説明を行う。
本実施形態に係る熱負荷予測装置4では、予測結果評価部16は、予冷予熱時間の候補とともに空調出力の候補、例えば、定格出力の60%、70%、80%の3段階など、予め複数の段階の値を用意している。
熱負荷予測部14の予測手法の一例としてPLMS法を用いた場合、熱負荷予測モデル記憶部18に記憶された熱負荷予測モデルは、
Figure 0004410046
と表される。ここで、pは空調出力であり、その他の記号は式(2)と同様である。式(6)は、予冷予熱時間tと空調出力pの組み合わせ候補毎に与えられる。なお、熱負荷に影響を与える要因として外気温度や外気湿度の代わりにまたはこれらに加えて他の建物外部環境に関する要因を用いてもよいし、建物内部環境に関する要因(例えば、室内温度)を用いてもよい。
式(6)の代わりに、
Figure 0004410046
を用いてもよい。ここで、xk,t,3は、予冷予熱時間kのときの時刻tの空調出力である。空調出力xk,t,3は、空調停止時の時刻tには0で、空調運転時(通常運転の場合も含む)の時刻tには常に一定値(予冷予熱運転時の空調出力値)とする。その他の記号は式(2)と同じである。式(7)は、予冷予熱運転時の空調出力を、熱負荷に影響を与える要因として考慮することを意味する。
あるいは、代わりに、ニューラルネットワークモデルを用いてもよい。この場合、ニューラルネットワークとして、図2のニューラルネットワークの入力層に予冷予熱運転時の空調出力を入力するニューロンを追加したものを用いる以外は、実施の形態1で説明したのと同様である。
実施の形態2で説明した、建物躯体の蓄熱負荷を考慮した物理モデルを用いてもよい。この場合、予冷予熱運転時の室内温度を求めるのに式(5)を適用する際に、空調出力qに予め段階的に定められた候補値が代入される以外は、実施の形態2で説明したのと同様である。
以下、図1および図6のフローチャートを参照して、熱負荷予測装置4Aの予測処理の一例を説明する。まず、ステップS61で、予測結果評価部16は、予冷予熱時間の候補として0時間、予冷予熱運転時の空調出力の候補として最大値を選択(言い換えれば、予冷予熱時間を0時間、空調出力を最大に設定)する。ステップS62で、予測結果評価部16はこれら設定値を熱負荷予測部14に出力し、熱負荷予測部14は、予冷予熱時間0、空調出力最大の条件で、熱負荷予測モデル記憶部18に記憶された熱負荷予測モデルを用いて熱負荷予測を行う(なお、このとき予冷予熱時間0であるので、空調出力は計算には影響しない。)。ステップS63で、熱負荷予測部14は、得られた熱負荷の予測値を予測結果評価部16に出力し、予測結果評価部16は、熱負荷予測部14で予測された熱負荷が入力されると、熱負荷のピーク値が予め設定された閾値を超えているか否かを判定する。
ステップS63で、熱負荷のピーク値が閾値を超えている場合、ステップS64に進み、予測結果評価部16は、空調出力が上限に達しているか否かを判定する。空調出力が上限に達していれば、ステップS65に進み、予測結果評価部16は、予冷予熱時間が上限を超えているか否かを判定する。予冷予熱時間が上限を超えていない場合、ステップS66に進み、予測結果評価部16は、予冷予熱時間を1段階(例えば1時間)増やすとともに、空調出力を最小値に設定する。その後、ステップS62に戻り、予測結果評価部16は新たに設定された予冷予熱時間・空調出力を熱負荷予測部14に出力し、熱負荷予測部14は熱負荷予測を行う。
ステップS64で、空調出力が上限に達していなければ、ステップS67に進み、予測結果評価部16は、空調出力を1段階大きな値にする。その後、フローはステップS62に戻る。
ステップS63で、熱負荷のピーク値が閾値を超えており、且つ、予冷予熱時間が上限に達していないあるいは予冷予熱運転時の空調出力が上限に達していなければ、予冷予熱時間あるいは空調出力を増加させながら熱負荷予測が行われる(ステップS62〜S67)。ステップS63で、予測された熱負荷のピーク値が閾値以下になると、フローは終了する。その後、予測結果評価部16は、設備コントローラ6に対し、予冷予熱時間および空調出力を含む熱負荷予測を出力する。代わりにまたはこれとともに、予冷予熱時間および空調出力を含む熱負荷予測をモニタ等の表示手段を介して建物の管理者などに提供するようにしてもよい。ステップS65で、予冷予熱時間が上限を超えている場合にも、フローを終了する。
このように、本実施形態によれば、予冷予熱時間に加えて、予冷予熱運転時の空調の出力を決定できるため、同じ予冷予熱時間であっても、ピークカットを可能とするできるだけ小さい空調出力を求めることができ、その結果、予冷予熱運転によるエネルギー消費をさらに抑制できる。
実施の形態4.
図7は、本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態4を備えた制御システムを示す。本実施形態に係る熱負荷予測装置4Bは、実施の形態1の構成に加えて熱負荷予測モデル学習部30を備え、制御システム2Bが運用されることで実績データ記憶部10Bに蓄積された実績データに基づいて、熱負荷予測モデル記憶部18Bに記憶された熱負荷予測モデルの学習を行うようになっている。これは、熱負荷予測モデルのパラメータや重みを実績に合うように修正することで、熱負荷予測モデルの予測精度を向上させるためのものである。実績データ記憶部10Bには、予冷予熱時間毎に実際の空調熱源設備8の熱負荷、外気気温、外気湿度が蓄積される。
熱負荷予測部14の予測手法として上述したPLMS法を用いる場合、熱負荷予測モデル学習部30は、
Figure 0004410046
を学習モデルとして用いる。ここで、ek,tは予測誤差である。式(8)は予冷予熱時間の候補毎に与えられる。
学習の際、xk,t,1およびxk,t,2には、実績データ記憶部10Bに記憶された予冷予熱時間kで予冷予熱運転したときの各時刻tの外気温度、外気湿度の実績値を、yk,t、yk,t−1には、実績データ記憶部10Bに記憶された予冷予熱時間kで予冷予熱運転したときの時刻tとt−1の熱負荷を式(8)に代入する。こうして得られた予測誤差ek,tの2乗和を最小とするようなパラメータak,t,i(i=0,1,2)を各時刻tについて求める。こうして予冷予熱時間毎に各時刻のパラメータを求める。
予冷予熱時間と予冷予熱運転時の空調出力の両方を考慮する場合、実績データ記憶部10Bには、予冷予熱時間および予冷予熱運転時の空調出力の組み合わせ毎に熱負荷、外気気温、外気湿度の実績データを蓄積する。熱負荷予測モデル学習部30は、式(6)に対応した

Figure 0004410046
を学習モデルとして用い、実績データ記憶部10Bに蓄積されたデータを利用して、予冷予熱時間と空調出力の組み合わせ毎に各時刻のパラメータを求める。
代わりに、式(7)に対応した
Figure 0004410046
を用いてもよい。但し、式(10)のxk,t,3には、空調停止時の時刻tでは0を代入し、空調運転時(通常運転の場合も含む)の時刻tでは常に予冷予熱運転時の空調出力(一定値)を、実績データ記憶部10Bから得て代入する。
あるいは、代わりに、ニューラルネットワークモデルを用いてもよい。この場合、まず、実績データ記憶部10Bに各予冷予熱時間に対応付けて実際の熱負荷、最高気温、最低気温を蓄積する。次に、図2のニューラルネットワークの入力層に、(n−2)日の22:00から(n−1)日の21:00までの熱負荷の実績データ、n日の最高気温、最低気温の実績データ、n日の予冷予熱時間の実績データを入力して、出力層から(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷の予測値を出力する。そして、これら予測値と(n−1)日の22:00からn日の21:00までの熱負荷の実績データの差を予測誤差として求め、この予測誤差の2乗和を最小とするように、誤差逆伝搬法などを用いてニューロン間の重みを修正する。
本実施形態によれば、実績を熱負荷予測モデルに反映することにより、熱負荷予測の精度を向上させ、その結果、より的確な予冷予熱時間や予冷予熱運転時の空調出力値を得ることができる。
実施の形態5.
図8は、本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態5を備えた制御システムを示す。本実施形態に係る熱負荷予測装置4Cでは、実施の形態2と同様に固定データ記憶部20Cおよび建物躯体の蓄熱負荷を考慮した物理モデルを記憶した熱負荷予測モデル記憶部18Cを備えるとともに、実施の形態4と同様に熱負荷予測モデル学習部30Cを備える。
熱負荷予測モデル学習部30Cは、
Figure 0004410046
を学習モデルとして用いる。ここで、eは予測誤差である。
式(11)は、パラメータのベクトルに関する式
Figure 0004410046
実績データのベクトルに関する式
Figure 0004410046
を用いて、
Figure 0004410046
と表すことができる。
式(13)の実績データベクトルφの各成分は、等価外気温、室内温度、日射量、室内発生熱、外気導入量、室内外エンタルピー差である。これらのうち、直接測定できるものに関しては実績データ記憶部10Cに予め記憶させておく。直接測定できない(計算により求める)ものに関しては、計算のもとになるデータを実績データ記憶部10Cに記憶しておく。熱負荷予測モデル学習部30Cは、この計算用のデータと、固定データ記憶部20Cに記憶された固定データとに基づいて必要な計算を行う。
学習の際、熱負荷予測モデル学習部30Cは、パラメータベクトルAを、式(14)に基づいて以下の式を逐次適用することにより推定する。
Figure 0004410046

Figure 0004410046

Figure 0004410046
ここで、
Figure 0004410046
である。
なお、次数Np,Nq,Nrに関しては、既に同定されたものを用いてもよいし、予測誤差eの2乗和が最小となる値として算出してもよい。
本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態1を備えた、空調熱源設備の制御システムを示すブロック図。 図1の熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルの一例であるニューラルネットワークを示す図。 図1の熱負荷予測装置による予測処理の一例を示すフローチャート。 冷房運転をする場合、(a)はピークが閾値を超えた熱負荷の例を示すグラフ、(b)は予冷を行ってピークを閾値以下にした熱負荷の例を示すグラフである。 本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態2を備えた、空調熱源設備の制御システムを示すブロック図。 本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態3による予測処理の一例を示すフローチャート。 本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態4を備えた、空調熱源設備の制御システムを示すブロック図。 本発明に係る熱負荷予測装置の実施の形態5を備えた、空調熱源設備の制御システムを示すブロック図。
符号の説明
4,4A,4B,4C 熱負荷予測装置

Claims (5)

  1. 建物に利用される空調熱源設備の対象時間帯の熱負荷を予測するための装置において、
    空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯以前の実績データを記憶する実績データ記憶部と、
    建物外部環境に関する情報および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯の予測データを取得する予測データ取得部と、
    熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現され複数の予冷または予熱時間候補それぞれに対応付けた熱負荷予測モデルを記憶する熱負荷予測モデル記憶部と、
    ある予冷または予熱時間候補に関して、実績データ記憶部に記憶された実績データ、予測データ取得部で取得した予測データ、および熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測する熱負荷予測部と、
    を備え、
    熱負荷予測部は、第1の予冷または予熱時間候補で予測した熱負荷のピークが予め決められた閾値を超えていれば、第1の予冷または予熱時間候補よりも大きな第2の予冷または予熱時間候補で再度熱負荷予測を行うことを特徴とする熱負荷予測装置。
  2. 建物に利用される空調熱源設備の対象時間帯の熱負荷を予測するための装置において、
    空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯以前の実績データを記憶する実績データ記憶部と、
    建物外部環境に関する情報および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯の予測データを取得する予測データ取得部と、
    熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現され、複数の予冷または予熱時間候補の一つと複数の予冷または予熱運転時の空調出力候補の一つとの組み合わせ毎に対応付けた熱負荷予測モデル、を記憶する熱負荷予測モデル記憶部と、
    ある予冷または予熱時間候補およびある空調出力候補に関して、実績データ記憶部に記憶された実績データ、予測データ取得部で取得した予測データ、および熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測する熱負荷予測部と、
    を備え、
    熱負荷予測部は、第1の予冷または予熱時間候補および第1の空調出力候補に関して、実績データ記憶部に記憶された実績データ、予測データ取得部で取得した予測データ、および熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測し、予測した熱負荷のピークが予め決められた閾値を超えていれば、第1の予冷または予熱時間候補および第1の空調出力候補よりも大きな第2の空調出力候補で再度熱負荷予測を行う、あるいは、第1の予冷または予熱時間候補よりも大きな第2の予冷または予熱時間候補および第1の空調出力候補よりも小さな第3の空調出力候補で再度熱負荷予測を行う、ことを特徴とする熱負荷予測装置。
  3. 実績データ記憶部には、予冷または予熱時間毎に対象時間帯以前の実績データが記憶され、
    実績データ記憶部に記憶された対象時間帯以前の実績データを利用して熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルの学習を行う熱負荷予測モデル学習部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の熱負荷予測装置。
  4. 実績データ記憶部には、予冷または予熱時間および予冷または予熱運転時の空調出力毎に対象時間帯以前の実績データが記憶され、
    実績データ記憶部に記憶された対象時間帯以前の実績データを利用して熱負荷予測モデル記憶部に記憶された熱負荷予測モデルの学習を行う熱負荷予測モデル学習部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の熱負荷予測装置。
  5. 建物に利用される空調熱源設備の対象時間帯の熱負荷を予測するための方法において、
    空調熱源設備の熱負荷、建物外部環境に関する情報、および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯以前の実績データを取得し、
    建物外部環境に関する情報および/または建物内部環境に関する情報についての対象時間帯の予測データを取得し、
    熱負荷、建物外部環境に関する変数、および/または建物内部環境に関する変数で表現され複数の予冷または予熱時間候補それぞれに対応付けた熱負荷予測モデルを用意し、
    第1の予冷または予熱時間候補に関して、実績データ、予測データ、および熱負荷予測モデルに基づいて、対象時間帯の熱負荷を予測し、
    第1の予冷または予熱時間候補に関して予測した熱負荷のピークが予め決められた閾値を超えていれば、第1の予冷または予熱時間候補よりも大きな第2の予冷または予熱時間候補で再度熱負荷を予測する、
    ことを特徴とする熱負荷予測方法。

JP2004204612A 2004-07-12 2004-07-12 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法 Expired - Fee Related JP4410046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004204612A JP4410046B2 (ja) 2004-07-12 2004-07-12 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004204612A JP4410046B2 (ja) 2004-07-12 2004-07-12 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006029607A JP2006029607A (ja) 2006-02-02
JP4410046B2 true JP4410046B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=35896186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004204612A Expired - Fee Related JP4410046B2 (ja) 2004-07-12 2004-07-12 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4410046B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107143968A (zh) * 2017-04-14 2017-09-08 东南大学 基于空调聚合模型的调峰控制方法
KR102083583B1 (ko) 2019-07-26 2020-03-02 주식회사 선우오토텍 소비전력 관리 기능을 갖춘 공조 시스템
CN112747413A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 北京国双科技有限公司 空调系统负荷预测方法及装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE532015C2 (sv) 2006-03-10 2009-09-29 Mikael Nutsos Metod och anordning för optimering av värmeöverföringsegenskaperna i värmeväxlande ventilatonssystem
JP2009008310A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Air Cycle Sangyo Kk 躯体内暖房システム
JP2009204195A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調システム及びビル空調設備の消費電力量予測装置
JP2009204221A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調システム及びビル空調設備の消費電力量予測装置
JP5469850B2 (ja) * 2008-11-07 2014-04-16 株式会社Nttファシリティーズ 空調機制御装置および空調機制御方法
JP5537973B2 (ja) * 2010-01-29 2014-07-02 三洋電機株式会社 給気制御装置
FR2975206B1 (fr) * 2011-05-11 2014-04-04 Commissariat Energie Atomique Procede de prevision de la consommation energetique d'un batiment
WO2016020953A1 (ja) * 2014-08-06 2016-02-11 三菱電機株式会社 管理装置および管理方法
CN104279715B (zh) * 2014-10-29 2017-03-08 四川慧盈科技有限责任公司 一种楼宇空调设备负荷预测方法
JP6375923B2 (ja) * 2014-12-12 2018-08-22 オムロン株式会社 制御装置、制御方法、制御システム、プログラム、および記録媒体
WO2017002153A1 (ja) * 2015-06-29 2017-01-05 三菱電機株式会社 情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6581490B2 (ja) * 2015-12-14 2019-09-25 株式会社東芝 空調パラメータ生成装置、空調運用評価装置、空調パラメータ生成方法およびプログラム
CN106403207A (zh) * 2016-10-24 2017-02-15 珠海格力电器股份有限公司 用于暖通空调系统的基于负荷预测的控制系统和控制方法
JP6910206B2 (ja) * 2017-05-25 2021-07-28 アズビル株式会社 空調システムの最適起動停止制御装置および最適起動停止制御方法
CN113614460B (zh) * 2019-03-29 2022-08-26 亿可能源科技(上海)有限公司 空调系统的管理方法、控制方法及系统、存储介质
JP7100915B1 (ja) * 2021-04-06 2022-07-14 株式会社麹町エンジニアリング ファンコイルユニットの制御方法及び伝熱量算出方法
WO2023144927A1 (ja) * 2022-01-26 2023-08-03 三菱電機株式会社 制御装置および制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107143968A (zh) * 2017-04-14 2017-09-08 东南大学 基于空调聚合模型的调峰控制方法
KR102083583B1 (ko) 2019-07-26 2020-03-02 주식회사 선우오토텍 소비전력 관리 기능을 갖춘 공조 시스템
CN112747413A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 北京国双科技有限公司 空调系统负荷预测方法及装置
CN112747413B (zh) * 2019-10-31 2022-06-21 北京国双科技有限公司 空调系统负荷预测方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006029607A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4410046B2 (ja) 空調熱源設備の熱負荷予測装置および方法
CN110458443B (zh) 一种基于深度强化学习的智慧家庭能量管理方法及系统
US10963605B2 (en) System and method for building heating optimization using periodic building fuel consumption with the aid of a digital computer
JP5572799B2 (ja) 空調システム制御装置
US11859838B2 (en) System and method for aligning HVAC consumption with renewable power production with the aid of a digital computer
Kolokotsa et al. Decision support methodologies on the energy efficiency and energy management in buildings
Li et al. System identification and model-predictive control of office buildings with integrated photovoltaic-thermal collectors, radiant floor heating and active thermal storage
CN102812303B (zh) Hvac控制系统和方法
KR102198817B1 (ko) 열·공조 시스템에 대한 수요 반응 결정 모델을 생성하는 방법 및 수요 반응을 수행하기 위한 방법
ES2568911T3 (es) Procedimiento de previsión del consumo energético de un edificio
CN113112077B (zh) 基于多步预测深度强化学习算法的hvac控制系统
JP2006304402A (ja) 分散型エネルギーシステムの制御装置、制御方法、プログラム、および記録媒体
KR101301123B1 (ko) 냉난방부하 예측방법
JPWO2015151363A1 (ja) 空調システム、及び、空調設備の制御方法
US20190120804A1 (en) System and method for monitoring occupancy of a building using a tracer gas concentration monitoring device
US10332021B1 (en) System and method for estimating indoor temperature time series data of a building with the aid of a digital computer
CN109240366A (zh) 一种热激活建筑系统等效室外温度预测控制方法
CN115689068B (zh) 一种基于室温修正和CNN-BiLSTM的热负荷预测方法
JPH09273795A (ja) 熱負荷予測装置
Ren et al. Adaptive diurnal prediction of ambient dry-bulb temperature and solar radiation
JP6596758B2 (ja) 制御装置、空調制御システム、制御方法及びプログラム
Mahdavi et al. A computational environment for performance-based building enclosure design and operation
JPH0886490A (ja) 熱負荷予測装置
JPH07151369A (ja) 熱負荷予測装置およびプラント熱負荷予測装置
Lee et al. Reducing peak cooling loads through model-based control of zone temperature setpoints

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4410046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees