JP4409402B2 - 面光源装置用導光体の製造方法及びそれに用いる切削加工用バイト - Google Patents

面光源装置用導光体の製造方法及びそれに用いる切削加工用バイト Download PDF

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Description

本発明は、エッジライト方式の面光源装置に用いる導光体の製造に関するものであり、特に、一次光源に対向する導光体光入射端面を形成する切削加工に特徴を有する面光源装置用導光体の製造方法及びその切削加工に用いるバイトに関するものである。
本発明に係る導光体を用いた面光源装置は、例えば液晶表示装置のバックライトに好適に適用される。
近年、液晶表示装置は、携帯用ノートパソコン等のモニターとして、あるいは液晶テレビ、ビデオ一体型液晶テレビ、携帯電話機及び携帯情報端末等の表示部として、更にはその他の種々の分野で広く使用されてきている。また、情報処理量の増大化、ニーズの多様化、マルチメディア対応等に伴って、液晶表示装置の大画面化、高精細化が盛んに進められている。
液晶表示装置は、基本的にバックライト部と液晶表示素子部とから構成されている。バックライト部としては、液晶表示装置のコンパクト化の観点から、エッジライト方式のものが多用されている。一般に、この方式のものでは、液晶表示素子部の背面側に板状導光体を配置し、その際に該導光体の一主面(光出射面)が液晶表示素子部の背面に対向するようにし、更に導光体の少なくとも1つの側端面(光入射端面)に対向するように直管型蛍光ランプなどの線状または棒状の一次光源を配置している。
エッジライト方式の面光源装置の導光体としては、アクリル系樹脂などの透光性合成樹脂を射出成形などの成形法を用いて板状に成形したものが使用される。但し、射出成形により得られるブランクにはその端部にスプルーやランナーが付属しているので、成形加工後に所要の寸法及び形状の導光体にするために、これら不要部分を切り落とす。
ところで、上記エッジライト方式の面光源装置の導光体では、一次光源から出射され導光体の光入射端面に入射し導光体内へと導かれた光の該導光体内での分布が光出射面からの出射光分布に大きく影響する。導光体内での光の分布は、光入射端面の性状によっても影響される。このため、従来、全体に亘ってできるだけ性状均一性の高い光入射端面を得るために、上記不要部分の切り落としの後にゲートカット痕などを除去すべく端面切削加工がなされている。
この端面切削加工は、たとえば特開2001−260075号公報(特許文献1)に記載されているような装置を用いてなされる。この端面切削装置では、導光体の被加工端面部の厚さより大きな寸法の幅を持つダイヤモンドバイトを刃物台に固定して、該刃物台を導光体の被加工端面及び主面の双方に沿った方向に移動させ、所要の切り込み量にて繰り返し切削加工する。これにより、短時間で表面性状の均一性の高められた端面に加工できる。
しかし、近年、バックライトの光学的性能に対する要求はますます高くなっており、特に液晶表示素子の有効な表示領域に対応するバックライトの有効発光領域内での高い輝度均一性が要求されている。更に、局所的に輝度の極端に低い又は高い領域が発生すると特に目立って視認されるので、そのような局所的低/高輝度領域の発生を極力抑制することが極めて好ましい。
このような局所的低/高輝度領域発生の原因の具体例としては、一次光源から光入射端面を介して導光体内に導かれる光の分布の不均一が挙げられる。この局所的低/高輝度領域の1つの形態として、一次光源に比較的近い領域において光入射端面に沿って現れる明帯(輝線)及び暗帯(暗線)が挙げられる。
また、エッジライト方式の面光源装置では、導光体の光出射面から出射する光の分布のピーク(ピーク光)は該光出射面に対して比較的小さな角度たとえば10〜40度をなして(即ち、光出射面法線の方向に対して比較的大きな角度たとえば50〜80度をなして)いるのが一般的であり、そのような導光体出射光の分布ピークを光出射面法線の方向に近づけるために導光体光出射面上にプリズムシートを配置するのが一般的である。しかるに、一次光源から光入射端面を介して導光体内に導かれる光の分布の不均一性が大きい場合には、上記プリズムシートによる光進行方向の偏向の作用を殆ど受けずにプリズムシートから導光体光出射面法線に対して大きな角度傾いて出射する斜光の割合が無視できなくなる場合がある。
以上のような明帯及び暗帯の発生並びに斜光発生の問題は、導光体の薄型化(例えば2〜3mm程度)が進むにつれて顕著なものとなっている。
特開2001−260075号公報
上記の端面切削装置及びこれを用いた切削方法は、以上のような明帯及び暗帯の発生並びに斜光発生には十分に対処しておらず、従って面光源装置の品位向上に関しては未だ十分とはいえない。
切削加工された合成樹脂製導光体の光入射端面は、微視的には、切削加工工具であるダイヤモンドバイトなどのバイトによる引掻き痕や、バイトと合成樹脂との摩擦による発熱に基づく合成樹脂の部分的溶融による微細凹凸などの微細構造を有する。本発明者は、このような切削加工による導光体光入射端面の性状と導光体の光学性能との関係につき検討した。その結果、導光体の製造に際し、光入射端面の切削加工の条件とくに使用する切削工具であるバイトの形態的特徴によって、上記明帯及び暗帯の発生や斜光発生の状況が変化することを見出した。即ち、切削加工条件を適正に設定することで、明帯及び暗帯の発生並びに斜光発生を十分に抑制することが可能であることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明によれば、上記の技術的課題を解決するものとして、
一次光源から発せられる光を導光し且つ前記一次光源から発せられる光が入射する光入射端面及び導光される光が出射する光出射面を有するエッジライト方式面光源装置用の導光体を製造する方法であって、
前記導光体の素材として透光性合成樹脂からなるものを使用し、前記光入射端面を逃げ角 が3度以上4.5度以下で且つすくい角が8度以下のバイトを用いて切削加工を行うことを特徴とする、エッジライト方式面光源装置用導光体の製造方法、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記バイトのすくい角が3度以上である。本発明の一態様においては、前記バイトの先端の曲率半径が1.5μm以上6μm以下である。本発明の一態様においては、前記バイトは固定砥粒として焼結多結晶ダイヤモンド粒子を用いたものである。
また、本発明によれば、上記の技術的課題を解決するものとして、
一次光源から発せられる光を導光し且つ前記一次光源から発せられる光が入射する光入射端面及び導光される光が出射する光出射面を有し且つ透光性合成樹脂からなるエッジライト方式面光源装置用導光体を製造するに際して前記光入射端面の切削加工に使用されるバイトであって、
逃げ角が3度以上4.5度以下で且つすくい角が8度以下であることを特徴とするバイト、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記バイトはすくい角が3度以上である。本発明の一態様においては、前記バイトは先端の曲率半径が1.5μm以上6μm以下である。本発明の一態様においては、前記バイトは固定砥粒として焼結多結晶ダイヤモンド粒子を用いたものである。
以上のような本発明によれば、透光性合成樹脂からなる導光体の光入射端面を、逃げ角が3度以上4.5度以下で且つすくい角が8度以下のバイトを用いた切削加工により仕上げることで、明帯及び暗帯の発生並びに斜光発生が十分に抑制された面光源装置を形成することの可能な光入射端面性状の導光体を容易に得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による面光源装置用導光体の製造方法の実施に使用される端面切削加工装置の一実施形態を説明するための模式的構成図であり、図2は、その模式的斜視図である。ここでは、本発明による切削加工用ダイヤモンドバイトの一実施形態についても記載されている。
これらの図において、符号2は、被加工物である板状の導光体を示す。導光体2は、透光性合成樹脂板からなり、液晶表示装置用のエッジライト方式のバックライトを構成するためのものである。導光体2は、2つの主面2a,2bとこれら主面の外周縁に隣接する端面2c,2d,2e,2fとを有する。主面2aは光出射面として利用され、端面2cは光入射端面として利用される。導光体2は、不図示の加工装置本体に設けられた不図示の保持手段により所要の位置に位置決めされて、ほぼ水平に(即ち主面2a,2bがほぼXY面と平行な面内に位置するように)保持されている。端面2cは、被加工端面であり、XZ面に平行に位置する。透光性合成樹脂板は、切削加工可能なものであれば材質には特に制限はなく、詳細には後述するが、例えばアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂または環状ポリオレフィン系樹脂からなる。
加工装置本体にはバックプレート4が固定されている。該バックプレートにはY方向に延びたガイドレール6が取り付けられており、該ガイドレールによりガイドされてY方向に往復移動可能なように刃物台支持部8が取り付けられている。上記バックプレート4には正逆回転可能なサーボモータ4aが取り付けられており、その回転力は出力回転軸に巻き掛けられたベルト4bを介してそれぞれY方向に延びた2本のネジ軸4cに伝達される。一方、刃物台支持部8には、上記ネジ軸に形成された雄ネジと係合する雌ネジの形成された雌ネジ部材8aが取り付けられている。したがって、サーボモータ4aを駆動し停止させることで、刃物台支持部8をY方向に所望の位置へと移動させ停止させることができる。
刃物台支持部8には、正逆回転可能なサーボモータ8bが取り付けられており、その回転力はボールネジ軸8cに伝達される。刃物台支持部8により、刃物台10がX方向に移動可能なように支持されている。即ち、刃物台10には、ボールネジ軸8cと係合する係合部材10aが取り付けられており、サーボモータ8bを駆動し停止させることで、刃物台10をX方向に所望の位置へと移動させ停止させることができる。尚、図示はしないが、刃物台支持部8には刃物台10のX方向移動をガイドするためのガイドレールが設けられており、刃物台10はこのガイドレールと上記ボールネジ軸8cとに沿ってX方向に平行移動せしめられる。
刃物台10の移動精度を高めるために、上記ガイドレールを2本互いに平行に配置して使用するのが好ましい。これにより、ボールネジ軸8cには主として刃物台の駆動の機能のみをもたせ、ガイドレールに刃物台10の位置精度を高く維持し且つ刃物台10の駆動時の振動を抑制する機能をもたせることができる。
刃物台10とガイドレールとのクリアランスを適度に設定することが望ましい。このクリアランスは例えば1〜5μm程度とすることが好ましい。クリアランスが上記範囲を外れて小さくなりすぎると、刃物台10の駆動ができなくなる場合がある。また、クリアランスが上記範囲を外れて大きくなりすぎると、刃物台10の駆動の際にブレによる振動が生じて、導光体端面に斜光発生の原因となる不規則な凹凸パターンが形成される場合がある。
刃物台10には、仕上げ切削刃物12と該仕上げ切削刃物による切削加工に先立って行われる粗切削加工のための粗切削刃物14とが取り付けられている。これらの刃物は、例えば焼結多結晶ダイヤモンドバイトであり、仕上げ切削刃物12は粗切削刃物14に比べて小さい粒子のダイヤモンドを固定砥粒として使用することができる。ダイヤモンドバイトは、例えば、平均粒径が0.2〜15μm、好ましく0.5〜12μmの範囲内で該平均粒径値に対してその±50%の範囲内の粒径のダイヤモンド粒子をバインダーと共に焼結して得られたものである。焼結多結晶ダイヤモンドバイトは、例えばCVD法等で得られたものに比べて、機械的強度が高く且つ粒度分布に優れている。ダイヤモンド粒子の平均粒径が15μmより大きくなると、導光体の光入射端面の近傍に明帯が現れやすくなる場合があり、ダイヤモンド粒子の平均粒径が0.2μmより小さくなると、導光体の光入射端面の近傍に暗帯が現れやすくなる場合がある。
刃物台10には、仕上げ切削刃物12及び粗切削刃物14のうちの一方を他方より切り込み移動の移動方向(Y方向)に関して前進した第1の位置及び後退した第2の位置にて切り替えて支持する刃物支持位置切り替え手段10bが付設されている。該刃物支持位置切り替え手段は、具体的には例えば粗切削刃物14のみを第1の位置と第2の位置との間で位置切り替え可能に支持するものからなるが、仕上げ切削刃物12のみを位置切り替え可能に支持してもよいし、双方の切削刃物12,14を同時に互いに逆向きに位置切り替え可能に支持してもよい。粗切削刃物14のみを位置切り替え可能に支持する刃物支持位置切り替え手段10bとしては、例えば、刃物台10に対して粗切削刃物14をY方向位置が可変なように支持し、粗切削刃物14と共に移動する部材をエアシリンダーなどによりY方向に駆動するようにしたものが挙げられる。
図3は、導光体2と仕上げ切削刃物12及び粗切削刃物14とのZ方向に関する位置関係を示す模式図である。図示されているように、仕上げ切削刃物12及び粗切削刃物14は、導光体2の端面2cの幅(Z方向寸法)より大きな幅(Z方向寸法)を持っており、導光体端面2cの幅全体を仕上げ切削刃物12または粗切削刃物14により一時に切削加工することができる。
上記サーボモータ4a、ベルト4b、ネジ軸4c、雌ネジ部材8a及び刃物台支持部8を含んで切り込み移動機構が構成されており、上記サーボモータ8b、ボールネジ軸8c及び係合部材10aを含んで送り移動機構が構成されている。サーボモータ4a,8b及び刃物支持位置切り替え手段10bは、制御部20により制御される。以下、制御部20の動作を、図4及び図5をも参照しながら説明する。
図4は、刃物支持位置切り替え手段10bによる粗切削刃物14の位置切り替えと粗切削加工及び仕上げ切削加工の説明図であり、図5は、仕上げ切削刃物12の形態的特徴の説明図である。
導光体端面2cの粗切削加工に際しては、制御部20からの指令に基づき、刃物支持位置切り替え手段10bは、図4(a)に示されるように、刃物台10に対する粗切削刃物14の位置を、Y方向に関して仕上げ切削刃物12より前進した(即ち導光体2に近づいた)第1の位置(1)に切り替える。この状態で、制御部20からの指令に基づき、サーボモータ8bが所要のタイミングで正転及び逆転を繰り返し、かくして送り移動機構により刃物台10上の粗切削刃物14がX方向に所要のストローク(導光体端面2cのX方向寸法より大きな距離)にて往復移動せしめられる。同時に、制御部20からの指令に基づき、サーボモータ8bと同期してサーボモータ4aが所要のタイミングで正転及び逆転を繰り返し、かくして切り込み移動機構により刃物台10上の粗切削刃物14がY方向に往復移動せしめられる。具体的には、図1、図4及び図5において、粗切削刃物14がX方向に右から左へと移動する際に粗切削加工がなされ、X方向ストロークの左端にて反転する際に粗切削刃物14がY方向に僅かに後退し(即ち導光体から遠ざかり)、X方向ストロークの右端にて反転する際に粗切削刃物14がY方向に所要の切り込み量(例えば10〜30μm程度)に上記後退量を加えた距離だけ前進する。このようにして所望回数(例えば5〜30回程度)の粗切削を行う。
粗切削加工から仕上げ切削加工に移行する際には、先ず、制御部20からの指令に基づき、刃物支持位置切り替え手段10bは、図4(b)に示されるように、刃物台10に対する粗切削刃物14の位置を、Y方向に関して切削刃物12より後退した第2の位置(2)に切り替える。次に、この状態で、制御部20からの指令に基づき、サーボモータ4aが正転し、かくして、図4(c)に示されるように、切り込み移動機構により刃物台10上の粗切削刃物14がY方向に前進せしめられる。この前進は、Y方向に関して、第1の位置での粗切削刃物14の先端の位置と仕上げ切削刃物12の先端の位置との差(この値は既知であり例えば100μm程度である)よりも僅かに小さな距離だけおこなわれる。これにより、仕上げ切削加工の準備が完了する。
導光体端面2cの仕上げ切削加工に際しては、制御部20からの指令に基づき、サーボモータ8bが所要のタイミングで正転及び逆転を繰り返し、かくして送り移動機構により刃物台10上の仕上げ切削刃物12がX方向に所要のストローク(導光体端面2cのX方向寸法より大きな距離)にて往復移動せしめられる。同時に、制御部20からの指令に基づき、サーボモータ8bと同期してサーボモータ4aが所要のタイミングで正転及び逆転を繰り返し、かくして切り込み移動機構により刃物台10上の仕上げ切削刃物12がY方向に往復移動せしめられる。具体的には、図1、図4及び図5において、切削刃物12がX方向に右から左へと移動する際に仕上げ切削加工がなされ、X方向ストロークの左端にて反転する際に切削刃物12がY方向に僅かに後退し、X方向ストロークの右端にて反転する際に切削刃物12がY方向に所要の切り込み量(例えば2〜20μm程度)に上記後退量を加えた距離だけ前進する。このようにして所望回数(例えば2〜20回程度)の仕上げ切削加工を行う。仕上げ切削加工の最終段階において、切り込み量を殆ど0μmとする切削加工を数回程度行うのが好ましい。これによれば、安定して個体ばらつきの少ない良好な性状の切削加工面が得られる。
この仕上げ切削加工の際には、刃物台10のX方向の送り移動の速度を、例えば50〜2000mm/secの範囲内の一定速度とすることができる。また、刃物台10のX方向の送り移動の速度を、例えば50〜2000mm/secの範囲内で切削ごとに変化させてもよい。
ところで、本実施形態では、図5に示されているように、切削刃物12としてのダイヤモンドバイトは、逃げ角D1が3度以上4.5度以下であり、すくい角D2が3度以上8度以下であり、先端の曲率半径Rが1.5μm以上6μm以下である。逃げ角D1が3度より小さくなると明帯が現れやすくなり、逃げ角D1が4.5度より大きくなると暗帯が現れやすくなる。また、すくい角D2が3度より小さくなると切削によりバリが発生しやすくなり、すくい角D2が8度より大きくなると斜光が発生しやすくなる。また、先端の曲率半径Rが1.5μmより小さくなると切削面が鏡面化し暗帯が発生しやすくなり、先端の曲率半径Rが6μmより大きくなると切削時の抵抗が高くなり切削面が荒れて明帯が発生しやすくなる。
以上のようにして得られる導光体を用いて、図6に示すようなエッジライト方式の面光源装置を形成することができる。すなわち、導光体端面(光入射端面)2cに対向するようにリフレクタ102付きの線状一次光源101を配置し、導光体主面(光出射面)2bに対向するように光反射シート105を配置し、導光体光出射面2a上にプリズムシート104を配置する。尚、導光体の一方の主面である光出射面2aは指向性光出射機能をもつマット面とされ、他方の主面(裏面)2bには光入射端面2cと直交する方向に延びた多数のプリズム列が互いに平行に形成されている。また、プリズムシート104の導光体光出射面2aと対向する下面(入光面)104aには、一次光源101と平行にX方向に延びた多数のプリズム列が互いに平行に形成されている。
導光体光出射面2aに形成するマット面は、ISO4287/1−1984による平均傾斜角θaが0.5〜15度の範囲のものとすることが、特にYZ面内での所要の指向性光出射を実現し、光出射面内での輝度の均斉度を図る点から好ましい。平均傾斜角θaは、さらに好ましくは1〜12度の範囲であり、より好ましくは1.5〜11度の範囲である。
マット面の平均傾斜角θaは、ISO4287/1−1984に従って、触針式表面粗さ計を用いて粗面形状を測定し、測定方向の座標をxとして、得られた傾斜関数f(x)から次の式(1)および式(2)
Δa=(1/L)∫ |(d/dx)f(x)|dx ・・・ (1)
θa=tan−1(Δa) ・・・ (2)
を用いて求めることができる。ここで、Lは測定長さであり、Δaは平均傾斜角θaの正接である。
さらに、導光体2としては、その光出射率が0.5〜5%の範囲にあるものが好ましく、より好ましくは1〜3%の範囲である。これは、光出射率が0.5%より小さくなると導光体3から出射する光量が少なくなり十分な輝度が得られなくなる傾向にあり、光出射率が5%より大きくなると一次光源1の近傍で多量の光が出射して、光出射面2a内でのX方向における出射光の減衰が著しくなり、光出射面2aでの輝度の均斉度が低下する傾向にあるためである。
このような導光体2により、光入射端面2cと光出射面2aとの双方に垂直なYZ面内において、光出射面2aから出射する光の出射光光度分布におけるピーク光の角度が光出射面の法線に対し50〜80度の範囲にあり且つ半値全幅が10〜40度であるような指向性の高い出射特性の光を光出射面2aから出射させることができ、その出射方向をプリズムシート104で効率的に偏向させることができ、高い輝度を有する面光源装置を提供することができる。
本発明において、導光体2からの光出射率は次のように定義される。光出射面2aの光入射端面2c側の端縁での出射光の光強度(I)と光入射端面2c側の端縁から距離Lの位置での出射光強度(I)との関係は、導光体2の厚さ(Z方向寸法)をtとすると、次の式(3)
I=I(α/100)[1−(α/100))]L/t ・・・ (3)
のような関係を満足する。ここで、定数αが光出射率であり、光出射面2aにおける光入射端面2cと直交するX方向での単位長さ(導光体厚さtに相当する長さ)当たりの導光体2から光が出射する割合(百分率:%)である。この光出射率αは、縦軸に光出射面2aからの出射光の光強度の対数をとり、横軸に(L/t)をとり、これらの関係をプロットすることで、その勾配から求めることができる。
また、導光体2の裏面2bに形成されたプリズム列は、導光体2からの出射光の一次光源101と平行な面(XZ面)内での指向性を制御する。プリズム列に代えてレンチキュラーレンズ列やV字状溝等を形成してもよい。導光体裏面2bに形成されるプリズム列は、その頂角を85〜110度の範囲とすることが好ましい。これは、頂角をこの範囲とすることによって導光体2からの出射光を適度に集光させることができ、面光源装置としての輝度の向上を図ることができるためであり、より好ましくは90〜100度の範囲である。
本発明の導光体においては、所望のプリズム列形状を精確に作製し、安定した光学性能を得るとともに、組立作業時や光源装置としての使用時におけるプリズム頂部の摩耗や変形を抑止する目的で、プリズム列の頂部に平坦部あるいは曲面部を形成してもよい。
一次光源101はX方向に延在する線状の光源であり、該一次光源101としては例えば蛍光ランプや冷陰極管を用いることができる。この場合、一次光源101は、図6に示したように、導光体2の一方の側端面に対向して設置する場合だけでなく、必要に応じて反対側の側端面にもさらに設置することもできる。なお、一次光源101としては線状光源に限定されるものではなく、LED光源、ハロゲンランプ、メタハロランプ等のような点状光源を1つまたは複数配列して使用することもできる。
光偏向素子としてのプリズムシート104の2つの主面104a,104bは全体として互いに平行に配列されており、それぞれ全体としてXY面と平行に位置する。主面104a,104bのうちの一方(導光体2の光出射面2a側に位置する主面)は入光面104aとされており、他方が出光面104bとされている。出光面104bは、導光体光出射面2aと平行な平坦面とされている。入光面104aは、多数のX方向に延びるプリズム列が互いに平行に配列されたプリズム列形成面とされている。プリズム列形成面は、隣接するプリズム列の間に比較的幅の狭い平坦部(例えば、プリズム列のY方向寸法と同程度あるいはそれより小さい幅の平坦部)を設けてもよいが、光の利用効率を高める点からは平坦部を設けることなくプリズム列をX方向に連続して配列することが好ましい。
図7に、プリズムシート104による光偏向の様子を示す。この図は、YZ面内での導光体2からのピーク光(出射光分布のピークに対応する光)の進行方向を示すものである。導光体光出射面2aから角度aで斜めに出射されるピーク光は、プリズム列の第1面へ入射し第2面により全反射されてほぼ出光面104bの法線の方向に出射する。また、XZ面内では、上記のような導光体裏面2bのプリズム列の作用により広範囲の領域において出光面104bの法線の方向の輝度の十分な向上を図ることができる。
プリズムシート104のプリズム列のプリズム面の形状は、単一平面に限られず、例えば断面凸多角形状または凸曲面形状とすることができ、これにより、高輝度化、狭視野化を図ることができる。
プリズムシート104においては、所望のプリズム形状を精確に作製し、安定した光学性能を得るとともに、組立作業時や光源装置としての使用時におけるプリズム頂部の摩耗や変形を抑止する目的で、プリズム列の頂部に平坦部あるいは曲面部を形成してもよい。この場合、プリズム列頂部に形成する平坦部あるいは曲面部の幅は、3μm以下とすることが、光源装置としての輝度の低下やスティキング現象による輝度の不均一パターンの発生を抑止する観点から好ましく、より好ましくは2μm以下であり、さらに好ましくは1μm以下である。
上記の導光体2及びプリズムシート104は、光透過率の高い合成樹脂から構成することができる。このような合成樹脂としては、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂が例示できる。特に、メタクリル樹脂が、光透過率の高さ、耐熱性、力学的特性、成形加工性に優れており、最適である。このようなメタクリル樹脂としては、メタクリル酸メチルを主成分とする樹脂であり、メタクリル酸メチルが80重量%以上であるものが好ましい。導光体2及びプリズムシート104の粗面やプリズム列等の表面構造を形成するに際しては、透明合成樹脂板を所望の表面構造を有する型部材を用いて熱プレスすることで形成してもよいし、スクリーン印刷、押出成形や射出成形等によって成形と同時に形状付与してもよい。また、熱あるいは光硬化性樹脂等を用いて構造面を形成することもできる。更に、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等からなる透明フィルムあるいはシート等の透明基材の表面に、活性エネルギー線硬化型樹脂からなる粗面構造またレンズ列配列構造を形成してもよいし、このようなシートを接着、融着等の方法によって別個の透明基材上に接合一体化させてもよい。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、多官能(メタ)アクリル化合物、ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステル類、アリル化合物、(メタ)アクリル酸の金属塩等を使用することができる。
光反射シート105としては、例えば表面に金属蒸着反射層を有するプラスチックシートを用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
[実施例1]
射出成形及びゲートカットにより得られた横寸法307.5mm、縦寸法232.7mm、厚さ2.2mのアクリル系樹脂製の板状導光体2の上記寸法307.5mmの辺に対応する端面である光入射端面2cを、図1〜図5に関し説明した端面仕上げ加工装置を用いて、切削加工した。仕上げ切削刃物12及び粗切削刃物14として、いずれも焼結多結晶ダイヤモンドバイトを用いた。仕上げ切削刃物12は、ダイヤモンド固定砥粒の平均粒径が10μmで、逃げ角D1が3.5度で、すくい角D2が4度で、先端の曲率半径Rが3μmであった。
粗切削加工では、一定の送り速度2000mm/secにて一定の切り込み量25μmで7回の切削を実施した。仕上げ切削加工では、一定の送り速度150mm/secにて、切り込み量5μmで7回、切り込み量3μmで3回及び切り込み量0μmで7回の切削を実施した。
得られた導光体を用いて、図6に示すようなエッジライト方式の面光源装置を作製した。この面光源装置につき、一次光源101を点灯して、プリズムシート104の上面(出光面)104bを観察したところ、明帯/暗帯並びに斜光の発生はなかった(下記の表1参照)。
[実施例2〜4及び比較例1〜3]
仕上げ切削刃物12及び粗切削刃物14としてのダイヤモンドバイトの逃げ角D1、すくい角D2及び先端の曲率半径Rを、それぞれ以下の表1に記載のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして導光体を製造し、それを用いて面光源装置を作製した。得られた面光源装置につき、実施例1と同様にしてプリズムシート104の上面(出光面)104bを観察したところ、表1に示すような結果が得られた。
Figure 0004409402
本発明による面光源装置用導光体の製造方法の実施に使用される端面切削加工装置の一実施形態を説明するための模式的構成図である。 図1の装置の模式的斜視図である。 導光体と仕上げ切削刃物及び粗切削刃物との位置関係を示す模式図である。 刃物支持位置切り替え手段による粗切削刃物の位置切り替えと粗切削加工及び仕上げ切削加工の説明図である。 仕上げ切削刃物の形態的特徴の説明図である。 エッジライト方式のバックライトの斜視図である。 プリズムシートによる光偏向の様子を示す図である。
符号の説明
2 導光体
2a 導光体主面(光出射面)
2b 導光体主面
2c 導光体端面(光入射端面)
2d,2e,2f 導光体端面
4 バックプレート
4a サーボモータ
4b ベルト
4c ネジ軸
6 ガイドレール
8 刃物台支持部
8a 雌ネジ部材
8b サーボモータ
8c ボールネジ軸
10 刃物台
10a 係合部材
10b 刃物支持位置切り替え手段
12 仕上げ切削刃物(ダイヤモンドバイト)
14 粗切削刃物(ダイヤモンドバイト)
20 制御部
101 一次光源
102 リフレクタ
104 プリズムシート
104a 入光面
104b 出光面
105 光反射シート

Claims (3)

  1. 一次光源から発せられる光を導光し且つ前記一次光源から発せられる光が入射する光入射端面及び導光される光が出射する光出射面を有するエッジライト方式面光源装置用の導光体を製造する方法であって、
    前記導光体の素材として透光性合成樹脂からなるものを使用し、前記光入射端面を逃げ角が3度以上4.5度以下で且つすくい角が8度以下のバイトを用いて切削加工を行うことを特徴とする、エッジライト方式面光源装置用導光体の製造方法。
  2. 前記バイトの先端の曲率半径が1.5μm以上6μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のエッジライト方式面光源装置用導光体の製造方法。
  3. 一次光源から発せられる光を導光し且つ前記一次光源から発せられる光が入射する光入射端面及び導光される光が出射する光出射面を有し且つ透光性合成樹脂からなるエッジライト方式面光源装置用導光体を製造するに際して前記光入射端面の切削加工に使用されるバイトであって、
    逃げ角が3度以上4.5度以下で且つすくい角が8度以下であることを特徴とするバイト。
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