JP4408366B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、通常動作では、殆ど使用されない状態での負荷を駆動するための過大なバッファサイズを、負荷容量を検出することにより補助バッファを活性化しドライブ能力を確保し、電流消費を抑えるようにした半導体記憶装置に関する。
例えば、マイクロコンピュータにおいて、CPUがある処理命令を実行するには、RAMに格納されている変数(データ)を順次読み出し、演算後の結果を再びRAMにストアするといった手続きがとられる。そして、通常、この手続きが何度も繰り返され、最終的な処理結果を得ている。
もし、複数のRAMアドレスに対し同時にアクセスできれば、CPU内に設けられた複数の演算器が用いるデータを一度に読み出すことが可能となり、RAMへのアクセス回数を減らして処理効率を高め、高速化を図ることができる。
そこで、従来から、各メモリセルに複数の入出力ポートを備えた多ポート・メモリセルが提案され、これを用いた各種半導体記憶装置が実現されている。
多ポート・メモリセルの一種であるデュアルポートSRAM(2ポートSRAM)は、2つのアクセス系統を有し、それぞれ独立に、読み出し動作および書込み動作を行うことが可能である。このデュアルポートSRAMで、同じアドレスに同時に読み出しと書込みとを行なった場合(同時アクセス)、読み出しを確保してから書込み動作を行っている(例えば特許文献1,2参照。)。
ここで、従来例のデュアルポートSRAMを、図5〜図9を参照しつつ説明する。
図5は、従来のデュアルポートSRAMのブロック図、図6は、同デュアルポートSRAMにおけるメモリセルの回路図、図7は、同デュアルポートSRAMにおけるアドレス一致検出回路の回路図、図8は、同デュアルポートSRAMにおけるライトバッファ(書込み回路)の回路図、図9は、本明細書・図面で使用する信号名称,データ名称,ライン名称等の一覧表である。
図5に示すように、デュアルポートSRAM100は、メモリアレイ110と、PORTAアドレスバッファ120A,PORTBアドレスバッファ120Bと、PORTA行デコーダ130A,PORTB行デコーダ130Bと、PORTA列デコーダ140A,PORTB列デコーダ140Bと、アドレス一致検出回路150と、読み出し/書込み回路160と、PORTA入出力回路170A,PORTB入出力回路170Bと、制御回路180とを備える。
メモリアレイ110には、複数のメモリセル(SRAMセル)がマトリックス状に配置されている。なお、メモリセル111については、図6を参照しつつ、後述する。
PORTAアドレスバッファ120A,PORTBアドレスバッファ120Bには、それぞれポートAとポートBのアドレスデータが入力する。
PORTA行デコーダ130A,PORTB行デコーダ130Bは、それぞれポートAとポートBの行アドレスデータをデコードする。
PORTA列デコーダ140A,PORTB列デコーダ140Bは、それぞれポートAとポートBの列アドレスデータのデコードを行なう。
アドレス一致検出回路150は、ポートAに入力したアドレスデータとポートBに入力したアドレスデータとが一致しているか否かの検出を行ない、一致している場合には、アドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。アドレス一致検出回路150については、図7を参照しつつ、後述する。
読み出し/書込み回路160は、メモリアレイ110に対して、読み出し、或いは書込みを行なう。読み出し/書込み回路160を構成する書込み回路(ライトバッファ)については、図8を参照しつつ後述する。
PORTA入出力回路170A,PORTB入出力回路170Bは、それぞれポートAとポートBのデータの入出力を行なう。
制御回路180は、各種の入力信号に応じて、PORTA行デコーダ130A,PORTB行デコーダ130Bと、PORTA列デコーダ140A,PORTB列デコーダ140Bと、読み出し/書込み回路160の制御を行なう。また、アドレス一致検出回路150からのアドレス一致信号ADAGに応じて、書込みを一時ストップし、読み出し動作後に書込みを再開する。
次に、前記メモリアレイ110を、図6を参照しつつ、詳細に説明する。
図6に示すように、メモリアレイ110を構成するメモリセル(SRAM)111は、電源電位と接地電位との間に直列に接続されるPチャネル型トランジスタP1およびNチャネル型トランジスタN1と、電源電位と接地電位との間に直列に接続されるPチャネル型トランジスタP2およびNチャネル型トランジスタN2とから成るラッチ回路を備える。
トランジスタP1とN1のゲートは、ともに、トランジスタP2およびN2の接続ノード/SN(以下、記憶ノード/SN)と接続し、トランジスタP2とN2のゲートは、ともに、トランジスタP1およびN1の接続ノードSN(以下、記憶ノードSN)と接続する。つまり、Pチャネル型トランジスタP1およびP2は、負荷トランジスタとして動作し、Nチャネル型トランジスタN1およびN2はドライバトランジスタとして動作する。
ポートBのビット線BBLと記憶ノードSNとの間には、N型アクセストランジスタN3が設けられ、ポートBの/ビット線BBLBと記憶ノード/SNとの間には、N型アクセストランジスタN4が設けられ、トランジスタN3およびN4のゲート電位は、ポートBのワード線WLBにより制御される。
記憶ノードSNと接地電位との間には、Nチャネル型トランジスタN5が接続され、記憶ノード/SNと接地電位との間には、Nチャネル型トランジスタN6が接続される。Nチャネル型トランジスタN5とN6(以下、ポートAのアクセストランジスタ)のゲート電位は、ポートAのワード線WLAにより制御される。
次に、前記アドレス一致検出回路150を、図7を参照しつつ、説明する。
図7に示すように、アドレス一致検出回路150は、ポートAのアドレス信号0(AAD0)とポートBのアドレス信号0(BAD0)とが入力する排他的NOR回路151−1と、ポートAのアドレス信号1(AAD1)とポートBのアドレス信号1(BAD1)とが入力する排他的NOR回路151−2と、……と、ポートAのアドレス信号n(AADn)とポートBのアドレス信号n(BADn)とが入力する排他的NOR回路151−nと、前記排他的NOR回路151−1,151−2,……,151−nの出力信号が入力するAND回路152とを備える。
そして、アドレス一致検出回路150は、前述のように、ポートAに入力したアドレスデータとポートBに入力したアドレスデータとが一致しているか否かの検出を行ない、一致している場合には、アドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。
次に、前記読み出し/書込み回路160を構成するライトバッファ(書込み回路)200を、図8を参照しつつ、説明する。
図8に示すように、ライトバッファ200は、ポートA列デコーダ140A,ポートB列デコーダ140Bからのライトカラム選択信号に応じて、ビット線対ABL/ABLB,BBL/BBLBを選択し、かつ、非選択のビット線対の電位レベルをフローティングに固定する選択回路210と、ライト信号WENに応じて、選択されたライトビット線対に書込みデータDIを伝達するためのライトドライバ回路220とを含む。
選択回路210は、電源電位と接地電位との間に、Nチャネル型トランジスタN11とN12とが直列に接続され、同様にNチャネル型トランジスタN13とN14とが直列に接続されている。Nチャネル型トランジスタN11のゲートとNチャネル型トランジスタN14のゲートが接続され、同様に、Nチャネル型トランジスタN12のゲートとNチャネル型トランジスタN13のゲートが接続されている。
BL信号ビットラインが、ノードSN11に入力するように接続され、BLB信号ビットラインバーが、ノードSN12に入力するように接続されている。
ライトドライバ回路220は、NOR回路221と222、インバータ223と224とを備える。
DI信号入力データがNOR回路221の一方の端子とインバータ223に入力する。インバータ223の出力はNOR回路222の一方の端子に入力する。
書込み信号WENがインバータ224に入力し、インバータ224の出力は、NOR回路221と222のそれぞれの他方の端子に接続されている。
NOR回路221の出力端子は、ノードSN13に接続され、NOR回路222の出力端子は、ノードSN14に接続されている。
次に、図8を参照しつつ、ライトバッファ200の動作を説明する。
図8に示すように、WEN信号により書込み許可があった場合、書込みデータDIをビットラインBLに送出し、その相反信号をビットラインバーBLBに送出する。
また、書込みが許可されない場合、データDIに関係なくビットラインBL,ビットラインバーBLBはフローティングとなり、ビットラインBL,ビットラインバーBLBにデータを送出せず、書込みは行われない。
次に、図5を参照しつつ、デュアルポートSRAM100の動作を説明する。
ポートA(PORTA)、ポートB(PORTB)のそれぞれのアドレスAAD0-n,BADD0-nが入力され、それぞれのポートの制御信号に、ACK(ポートAのクロック),BCK(ポートBのクロック),AWEB(ポートAのライトイネーブル),BWEB(ポートBのライトイネーブル),ACEB(ポートAのチップイネーブル),BCEB(ポートBのチップイネーブル)により、ポートA、ポートBは個別に、デコーダ回路(130A,140A、130B,140B)により、ワードラインを立ち上げ、それぞれの書込み許可信号AWEN,BWENにより書込み読み出し動作を行う。
また、AREN,BRENの読み出し信号により、読み出し信号をアクティブにし、読み出し動作を行う。
もし、ポートA、ポートBのアドレスが同じであった場合、同一アドレスをアドレス一致検出回路150にて検出することにより、アドレス一致信号ADAG信号がアクティブとなる。
ポートAもしくはポートBの書込み/読み出し端子であるAWEB,BWEBの状態により、制御回路180により書込み許可信号WENA,WENBを制御する。
例えば、AWEBが”L”(書込み)であり、BWEBが”H”(読み出し)である場合、AWEN信号を一時的にディスエーブルし、ポートBの読み出し信号をアクティブとし、読み出しが終わった時点で、AWEN信号をアクティブとし書込み動作を行う。
読み出し動作完了は、読み出しに必要な時間をディレイ回路などにより設定する。
ポートAとポートBの読み書きが逆の場合は、上記信号のAWEN,BWENが逆となる。
また、読み出し動作を無視する場合は、AWEN信号をそのままアクティブにする。それによりポートBの読み出し動作は、保証されない。
即ち、従来は前述のように、読み出し動作中に別ポートから同一アドレスへの書込み動作があった場合、書込み禁止信号により書込みを一時待避し、読み出し動作完了後に書込み動作を行うか、読み出し動作を無視し書込み動作を行っていた。
同じアドレスに同時に読み出しと書込みを行った場合、読み出しを確保してからライト動作を行っていた。
特開2001−52483号公報 特開2000−268573号公報
しかしながら、従来は、読み出し動作に比べて書込み動作のスピードが速い為、問題はなかったが、最近では、読み出し動作が、書込み動作とほぼ同等のスピードになってきている。そのため、ポートAおよびポートBの両ポートのビットラインの負荷をライトバッファで駆動するため、大きなライトバッファが必要となる。
この場合、稀にしか起こらない同一アドレスへのアクセスのために、過大なサイズのライトバッファが常に駆動され、そのコントロールのためのバッファも大きくなっている。これにより、無駄な電力が消費されることとなる。
本発明は上記の問題を解決すべくなされたものであり、通常動作では、殆ど使用されない状態での負荷を駆動するための過大なバッファサイズを、負荷容量を検出することにより補助バッファを活性化しドライブブ能力を確保し、電流消費を抑えるようにした半導体記憶装置の提供を目的とする。
この目的を達成するために、複数のメモリセルをマトリックス状に配置し、読み出し動作および書込み動作を行う半導体記憶装置において、バッファ15が駆動する負荷容量(図1のPA,PB,PC)を検出し、該負荷容量の検出信号SBENにより補助バッファ(図1の補助バッファ本体10A)を活性化する構成としても良い。
以上の構成を図示すると、例えば図1に示すようになる。この構成において、補助バッファ回路10は、負荷容量PA,PB,PCのコントロール信号SA,SB,SCを論理演算することにより、補助バッファ12のイネーブル信号(SBEN)とする。
コントロール信号SA,SB,SCがそれぞれイネーブルになった場合に、SIG信号を負荷容量PA,PB,PCに伝播する場合は、負荷容量PA,PB,PCの容量により、ドライブ能力が大きなバッファ(補助バッファ本体10A)を必要とする。
しかし、例えば、コントロール信号SAのみがイネーブルになった場合は、負荷容量はPAのみであり、消費電流などを考えた場合、ドライブ能力が大きなバッファは必要としない。従って、無駄な動作が無くなり、消費電流を減らすことが可能となる。
また、請求項記載の発明は、2つのアクセス系統(ポートAとポートB)を有し、該2つのアクセス系統がそれぞれ独立に、読み出し動作および書込み動作を行う2ポート半導体記憶装置(図2のデュアルポートSRAM(DP1))であり、
該2ポート半導体記憶装置は、
第1のアドレスと第2のアドレスとが一致しているか否かを検出するアドレス一致検出回路150と、
第1のアクセス系統が読み出し状態であることを検出する第1の読み出し状態検出回路(制御回路180A)と、
第2のアクセス系統が読み出し状態であることを検出する第2の読み出し状態検出回路(制御回路180A)とを有し、
前記第1または第2の何れか一方のアクセス系統が読み出し状態にある時に、他方のアクセス系統が書込み状態になろうとした時、前記アドレス一致検出回路が検出したアドレス一致信号と、前記第1または第2の読み出し状態検出回路の何れかの読み出し状態検出信号により、ライトバッファ(図3のライトバッファ200)能力を強化する、補助バッファ31を活性化する信号を発生する制御回路180Aを有し、活性化信号SAWEN/SBWENにより、補助バッファを活性化し、前記ライトバッファ(図3のライトバッファ200)の能力を強化する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図2,図3に示すようになる。この構成において、ポートA,ポートBの各アドレスが一致した場合、アドレス一致検出回路150により、アドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。
第1の読み出し状態検出回路または第2の読み出し状態検出回路が、ポートAまたはポートBの何れが、読み出し状態であるかを検出する。
ポートAにて書込み動作を行う場合に、ポートBが読み出し状態である場合、アドレス一致信号ADAGとポートBの読み出し信号BRENにより、読み出し状態での同じアドレスへの書込みと判断し、ライト信号WEN(図3のA/BWEN)と同時に、図3の右側のアクティブ信号SBWENをアクティブにする。
このアクティブ信号SBWENにより補助バッファ(図3の補助バッファ31)をアクティブにし、通常のライトバッファ(図3のライトバッファ200)を補助し、同時アドレスへのアクセスにより、通常の書込みに比べて、2対のビットライン対(ABL,BBL及びABLB,BBLB)を負荷容量としてドライブする必要がある場合でも、書込みを確実に行うことが出来、通常の書込みでは補助バッファ31を動作させずに済むため、無駄な動作が無く消費電流も減る。
また、請求項記載の発明は、複数のメモリセルをマトリックス状に配置し、2つのアクセス系統を有し、該アクセス系統がそれぞれ独立に、読み出し動作および書込み動作を行う2ポート半導体記憶装置(図4のデュアルポートSRAM(DP2))において、
第1のアドレスと第2のアドレスが一致しているか否かを検出するアドレス一致検出回路150と、
第1のアクセス系統が読み出し状態であることを検出する第1の読み出し状態検出回路(制御回路180A)と、
第2のアクセス系統が読み出し状態であることを検出する第2の読み出し状態検出回路(制御回路180A)とを有し、
前記第1または第2のアクセス系統の何れか一方が読み出し状態にある時に、他方のアクセス系統が書込み状態になろうとした時、前記アドレス一致検出回路が検出したアドレス一致信号ADAGと、前記第1または第2の読み出し状態検出回路の何れかの読み出し状態検出信号ARENまたはBRENにより、読み出し側のワードラインを非活性化する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図4,図6に示すようになる。この構成において、ポートA,ポートBそれぞれのアドレスが一致した場合、アドレス一致検出回路150によりアドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。
ポートAにて書込み動作を行う場合に、ポートBが読み出し状態である場合(ポートBの読み出し信号BREN=”H”)を考える。
この場合には、デコーダ制御回路41Aおよびデコーダ制御回路41Bは、アドレス一致信号ADAGとポートBの読み出し信号BRENの信号により、読み出し状態での同じアドレスへの書込みと判断し、強制的にポートBのデコーダ゛(ポートB行デコーダ130BおよびポートB列デコーダ140B)をディスエーブルし、ポートBのワードライン(図6のWLB)を立ち下げる。
請求項記載の発明によれば、デュアルポートSRAMにおいて、片方のポートが読み出し動作中に同一アドレスへ書込み動作を行う時、補助のライトバッファを用いることにより、ライト動作を通常のライト動作と同じスピードで行え、通常の書込み動作では、過度の大きさのバッファを駆動しなくても良いため、消費電流を抑えることが出来る。
請求項記載の発明によれば、デュアルポートSRAMにおいて、片方のポートが読み出し動作中に同一アドレスへ書込み動作を行う時、読み出し動作を強制的に終了し、ワードラインを立ち下げ、ビットラインの負荷を通常の書込み動作と同じにし、過大な書込みバッファを必要とせず、通常の書込み速度を維持し、消費電流を抑えることが出来る。
[実施形態1]
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。なお、既に説明済みの部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図1は、本実施形態のドライブする負荷容量の変化による補助バッファ回路の代表例の回路図である。図2は、同補助バッファ回路をデュアルポートSRAMのライトバッファに応用したデュアルポートSRAMのブロック図である。図3は、図1の補助バッファ回路の応用例としての、補助バッファ付きのライトバッファの回路図である。
図1に示すように、補助バッファ回路10は、補助バッファ本体10Aと、トランスミッション回路13a,13b,13cと、インバータ14a,14b,14cと、インバータ15とを備えてなる。
補助バッファ本体10Aは、AND回路11と、補助バッファ12とからなり、AND回路11は、コントロール信号SA,SB,SC論理演算用素子である。
この補助バッファ回路10は、例えば、読み出し/書込み回路160A(図2参照)に使用し、後述する補助バッファ付きのライトバッファ30(図3参照)が、その応用例である。
トランスミッション回路13a,13b,13cと、インバータ14a,14b,14cとは、状況によって通常のドライブバッファ15が駆動する付加容量が変ることがある回路の一例である。
PA,PB,PCは、補助バッファ回路10により、コントロール信号SA,SB,SCを制御した後の、出力対象となる負荷容量である。
図2は、前記図5の制御回路180を制御回路180Aに変更し、制御回路180Aは、従来の信号に加え、ポートAの補助バッファイネーブル信号SAWENと、ポートBの補助バッファイネーブル信号SBWENを出力する。
ポートAの補助バッファイネーブル信号SAWENおよびポートBの補助バッファイネーブル信号SBWENは、補助バッファ31(図3参照)をイネーブルにする。
図3に示した補助バッファ付きのライトバッファ30は、従来のライトバッファ200(図8参照)に、補助バッファ31を追加したものである。
補助バッファ31の基本構成は、前記ライトバッファ200に同じであり、ポートAの補助バッファイネーブル信号SAWENまたはポートBの補助バッファイネーブル信号SBWENの何れか一方が、入力するインバータ32と、データ入力DIが入力するインバータ33とを備える。
補助バッファ付きのライトバッファ30は、前述のように、読み出し書込み回路160Aの一部を構成する。
次に、図1〜図3を参照しつつ、本実施形態の動作を説明する。
補助バッファ回路10は、負荷容量PA,PB,PCのコントロール信号SA,SB,SCを論理演算することにより、補助バッファ12のイネーブル信号(SBEN)とする。
コントロール信号SA,SB,SCがそれぞれイネーブルになった場合に、SIG信号を負荷容量PA,PB,PCに伝播する場合、負荷容量PA,PB,PCの容量により、ドライブ能力が大きなバッファ(補助バッファ15)を必要とする。
しかし、例えば、コントロール信号SAのみがイネーブルになった場合は、負荷容量はPAのみであり、消費電流などを考えた場合、ドライブ能力が大きなバッファは必要としない。
ここに、具体例としてのデュアルポートSRAMにおいては、読み出し動作時に、同一アドレスへの書込みが発生した場合、読み出し動作の保証より、書込み動作の保証が優先される場合が多い。
また、動作速度に余裕が有れば読み出し完了後に書き込めば良いが、スピードに余裕が無い場合は、書込みを優先させる。
図2において、ポートA,ポートBそれぞれのアドレスが一致した場合、アドレス一致検出回路150により、アドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。
ポートAにて書込み動作を行う場合に、ポートBが読み出し状態である場合(ポートBの読み出し信号BREN=”H”)、アドレス一致信号ADAGとポートBの読み出し信号BRENにより、読み出し状態での同じアドレスへの書込みと判断し、ライト信号WENと同時に、図3の右側のアクティブ信号SBWENをアクティブにする。
このアクティブ信号SBWENにより補助バッファ(図3の補助バッファ31)をアクティブにし、通常のライトバッファ(図3のライトバッファ200)を補助し、同時アドレスへのアクセスにより、通常の書込みに比べて、2対のビットライン対(ABL,BBL及びABLB,BBLB)を負荷容量としてドライブする必要がある場合でも、書込みを確実に行うことが出来、通常の書込みでは図3の補助バッファ31を動作させずに済むため、無駄な動作が無く消費電流も減る。
また、逆に、ポートBにて書込み動作を行う場合に、ポートAが読み出し状態である場合(ポートAの読み出し信号AREN=”H”)も同様に、アクティブ信号SAWENをアクティブにする。この信号によりポートB側のライトバッファの補助バッファ(図3の補助バッファ31)をアクティブにする。
[実施形態2]
本発明の本実施形態のブロック図を図4に示す。
図4に示すように、本実施形態と前記実施形態1(図2参照)との相違点は、アドレス一致信号ADAGおよびポートAのデコーダイネーブル信号ADENの経路中にデコーダ制御回路41Aを介在させ、ポートBのデコーダイネーブル信号BDENの経路中にデコーダ制御回路41Bを介在させた点である。
次に、本実施形態の動作を説明する。
ポートA,ポートBそれぞれのアドレスが一致した場合、アドレス一致検出回路150によりアドレス一致信号ADAGがアクティブとなる。
ポートAにて書込み動作を行う場合に、ポートBが読み出し状態である場合(ポートBの読み出し信号BREN=”H”)を考える。
この場合には、デコーダ制御回路41Aおよびデコーダ制御回路41Bは、アドレス一致信号ADAGとポートBの読み出し信号BRENの信号により、読み出し状態での同じアドレスへの書込みと判断し、強制的にポートBのデコーダ゛(ポートB行デコーダ130BおよびポートB列デコーダ140B)をディスエーブルし、ポートBのワードラインを立ち下げる。
このようにすれば、書込み動作時の補助バッファ付きのライトバッファ30(図3参照)の負荷容量を低減し、書込み動作を通常の書込みと同等の速度で行うことが可能となる。
なお、前記実施形態ではデュアルポートSRAMの場合を説明したが、ドライブの付加容量が信号の状態により変化することがある回路に、本発明を適用可能であるのは勿論である。
本発明の実施形態1のドライブする負荷容量の変化による補助バッファ回路の代表例の回路図である。 同補助バッファ回路をデュアルポートSRAMのライトバッファに応用したデュアルポートSRAMのブロック図である。 図1の補助バッファ回路の応用例としての、補助バッファ付きのライトバッファの回路図である。 本発明の実施形態2のブロック図である。 従来のデュアルポートSRAMのブロック図である。 従来のデュアルポートSRAMにおけるメモリセルの回路図である。 従来のデュアルポートSRAMにおけるアドレス一致検出回路の回路図である。 従来のデュアルポートSRAMにおけるライトバッファ(書込み回路)の回路図である。 本明細書・図面で使用する信号名称,データ名称,ライン名称等の一覧表である。
符号の説明
P Pチャネル型トランジスタ
N Nチャネル型トランジスタ
SN, /SN接続ノード
PA,PB,PC 負荷容量
SA,SB,SC コントロール信号
DP1,DP2 デュアルポートSRAM
10 補助バッファ回路
10A 補助バッファ本体
11 AND回路
12 補助バッファ
13a,13b,13c トランスミッション回路
14a,14b,14c インバータ
15 ドライブバッファ
30 補助バッファ付きのライトバッファ
31 補助バッファ
32,33 インバータ
41A,41B デコーダ制御回路
100 デュアルポートSRAM
110 メモリアレイ110
111 メモリセル
120A PORTAアドレスバッファ
120B PORTBアドレスバッファ
130A PORTA行デコーダ
130B PORTB行デコーダ
140A PORTA列デコーダ
140B PORTB列デコーダ
150 アドレス一致検出回路
151−n 排他的NOR回路
152 AND回路
160 読み出し/書込み回路
160A 読み出し/書込み回路
170A PORTA入出力回路
170B PORTB入出力回路
180 制御回路
180A 制御回路
200 ライトバッファ
210 選択回路
220 ライトドライバ回路
221,222 NOR回路
223,224 インバータ



Claims (2)

  1. 複数のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリアレイと、第1のアクセス系統および第2のアクセス系統の2つのアクセス系統を有し、該2つのアクセス系統がそれぞれ独立に前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作が可能な2ポート半導体記憶装置において、
    前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作に用いるライトバッファおよび補助バッファと、
    前記第1のアクセス系統に入力された第1のアドレスデータと前記第2のアクセス系統に入力された第2のアドレスデータとが一致している場合にアドレス一致信号を発生させるアドレス一致検出回路と、
    前記アドレス一致信号を検出しない場合は、前記ライトバッファのみを用いて前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作を行い、前記アドレス一致信号を検出した場合は、前記補助バッファを活性化するための活性化信号を発生させ、前記ライトバッファおよび活性化された前記補助バッファにより前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作を行う制御回路と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリアレイと、第1のアクセス系統および第2のアクセス系統の2つのアクセス系統を有し、該2つのアクセス系統がそれぞれ独立に前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作が可能な2ポート半導体記憶装置において、
    前記メモリアレイへの読み出し動作および書込み動作に用いるライトバッファと、
    前記第1のアクセス系統に入力された第1のアドレスデータと前記第2のアクセス系統に入力された第2のアドレスデータとが一致している場合にアドレス一致信号を発生させるアドレス一致検出回路と、
    前記アドレス一致信号を検出した場合は、前記2つのアクセス系統のうち読み出し状態にあるアクセス系統のワードラインを非活性化する制御回路と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
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