JP4408259B2 - 動作制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、質量分析装置や半導体製造装置等の動作を制御する動作制御システムに関する。
質量分析装置や半導体製造装置等は、ヒータ、真空ポンプ、電圧制御部、試料供給部等の個々に動作を制御すべき制御対象が複数あり、その動作制御は、メインCPUと、その下位に位置する複数の制御ユニットを有する動作制御システムによって行なわれる。
図10に、従来の、例えば質量分析装置における動作制御システムの概略構成図である。
図10において、システム全体の制御はCPU1が司っている。また、制御システム全体への給電は電源ユニット2により行なわれ、制御ユニット3a〜3cは、CPU1の指令を受けて受動的に各制御対象(ヒータや真空ポンプ等)5a〜5cの制御を行なう。
ここで、符号4は、メインCPU1と制御ユニット3a〜3cとの間の制御バスと、電源ユニット2からの電力を分配するためのバックプレーンを示す。
なお、上述した動作制御システムに関連する公知技術としては、特許文献1に記載された技術がある。
この特許文献1に記載された技術は、複合系計算機システムにおける監視モジュールリセット方式であり、簡単な構成でありながら、任意の監視モジュールを計算機から確実にリセットするものである。
特開平6−187196号公報
ところで、図10に示した制御システムにおいて、電源ユニット2に瞬停等の異常が発生した場合、制御対象5a〜5cに対して異常対策を行ない得るのは、異常検出からメインCPU1の停止までの数ms〜数百msの僅かな時間に限定される。
このため、メインCPU1上での処理が短時間に集中し、煩雑となってしまうだけでなく、処理を短時間に実行しなければならない関係上、異常処理の内容や項目にも制限が加わってしまい、異常復帰後の動作開始についての充分な処理等が困難であった。
ここで、装置メンテナンス時において、電源の切断後に実施すべき作業が発生した場合、メンテナンス対象部位の電源と、真空部に代表される、一度、電源を切断すると復旧に相当な時間を要する部位の電源が、同じ電源ユニット2からバックプレーン4を介して給電されている。
このため、一度、瞬停等により電源ユニット2からの給電を停止すると、メンテナンス完了後の装置復旧は、時間を要する部位の復旧を待たなくてはならない。
そこで、図11に示すように、図10に示した電源ユニット2を、電源ユニット20と、21との二系統に分離した構成が考えられる。
電源ユニット20はメインCPU1と制御ユニット3a、3bに給電する電源であり、電源ユニット21は、一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要する部位である制御ユニット5cの制御を行う制御ユニット3cに給電する電源である。
なお、42は電源ユニット21とメインCPU1、制御ユニット3a〜3bを接続するための電源用バックプレーンであり、41は電源ユニット21と制御ユニット3cとを接続するための電源用バックプレーンである。
図11に示した構成においては、電源ユニット20と電源ユニット21とが各々独立しているため、制御ユニット3cへの給電を保持しながら、電源ユニット20を停止し、制御ユニット3a〜3bへの給電を切断することが可能である。
したがって、図11に示した動作制御システムは、図10に示した構成の動作制御システムと比較して少ない時間にて装置が可能となる。
しかしながら、上記電源ユニット20に異常が発生した場合におけるCPU1の異常処理上の制限が加わることは、図10に示した例と同様である。
さらに、図10、図11に示した例では、メインCPU1自身に異常が発生した場合には、システム全体に渡って制御不能となる恐れがある。
本発明の目的は、一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要する制御対象については他の制御対象とは別個独立の電源ユニットを備えるとともに、電源異常発生時の異常処理をメインCPUに集中することなく実行することが可能な動作制御システムを実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
(1)動作制御システムにおいて、全体の制御を司るメインCPUと、複数の制御対象毎に設けられ、上記メインCPUからの指令に基づいて、それぞれの制御対象の動作を制御する複数の制御ユニットと、上記複数の制御対象のうちの選択された重要対象の動作を制御する一つの重要制御ユニットに電力を供給する第1の電源ユニットと、上記重要制御ユニット以外の、通常制御ユニットに電力を供給する第2の電源ユニットと、を備え、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、それぞれ、少なくとも第1又は第2の電源ユニットの異常の検知及び制御対象への動作制御指令を出力できるサブCPUと、このサブCPUの指令に基づいて、制御対象の動作を制御すると共に、制御対象の状態をメインCPU、他の制御ユニットに出力する制御回路と、上記制御回路と、制御対象との間のインターフェース機能を有するI/Oデバイスとを備え、上記メインCPUとサブCPUとは、上位シリアル通信回線を通じて接続され、上記制御回路とI/Oデバイスとは下位シリアル通信回線を通じて接続され、上記通常制御ユニットのそれぞれは、上記第2の電源ユニットの異常を検出し、この第2の電源ユニットの異常を検出したときは、第2の電源ユニットが異常であることを上記重要制御ユニットに伝達すると共に、上記通常制御ユニットの制御対象の動作状況に応じて電源異常処理を行う。
(2)好ましくは、上記(1)において、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、上記メインCPUの異常を検出し、このメインCPUの異常を検出したときは、それぞれの制御ユニットの判断により、制御対象の動作を制御する。
(3)また、好ましくは、上記(1)、(2)において、上記重要制御ユニットは、上記第1の電源ユニットの異常を検出し、この第1の電源ユニットの異常を検出したときは、第1の電源ユニットが異常であることを上記メインCPU及び上記通常制御ユニットに伝達すると共に、重要制御ユニットからの重要制御対象への制御信号の不活性化を行う。
(4)また、好ましくは、上記(1)、(2)、(3)において、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、それぞれの制御ユニット自身の異常を検出し、制御ユニット自身の異常を検出したときは、その異常の程度に従って、所定の異常処理を実行する。
)また、好ましくは、上記()において、上記複数の制御ユニット内の制御回路は、同一プラットフォーム上にて制御機能毎にライブラリ化されている。
一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要する制御対象については他の制御対象とは別個独立の電源ユニットを備えるとともに、電源異常発生時の異常処理をメインCPUに集中することなく実行することが可能な動作制御システムを実現することができる。
また、電源異常時のメインCPU上での異常処理の集中を回避できるだけでなく、メインCPUに異常が発生した場合においても、各制御ユニット毎に固有の異常処理を実行することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明装置の第1の実施形態である動作制御システムの概略構成図であり、例えば、質量分析装置の動作制御を行う場合の例である。
図1において、1は装置全体の制御を司るメインCPU、5a〜5bはヒータや電磁レンズ等に代表される通常制御対象、5cは真空ポンプに代表される、一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要するだけでなくシステムの機能面、安全面において重要な制御対象である。
また、6a〜6cは、メインCPU1と制御ユニット30a〜30c間のシリアル通信を実現するための上位シリアル通信ケーブルである。また、20はメインCPU1と制御ユニット30a、30b用の電源ユニット、21は制御ユニット30c専用の電源ユニットである。
なお、制御ユニット30a〜30cは、CPU1の指令を受けて各制御対象の制御を行なう制御ユニットであり、制御ユニット30a、30bは通常制御ユニット、制御ユニット30cは重要制御ユニットである。
これら制御ユニット30a〜30cは、後述するように、それぞれの内部にCPU、制御LSI、制御対象とのIO等を備え、電源ユニット20、21からの給電の瞬停等を自ら検出できる機能を有する。また、CPU1に代わって制御対象への動作制御も実行できる機能等を有する。
40は、メインCPU1と制御ユニット30a〜30cとの間にて共有される個々のユニット30a〜30cのステータス情報を伝達するためのステータス信号用バックプレーン、41はメインCPU1と制御ユニット30a、30bに電源を供給するための電源用バックプレーンである。
また、42は制御ユニット30cに電源を供給するための電源用バックプレーンBである。
なお、本発明の主体は電気系の制御方式にあるので、機構系、分析系の説明は省略する。
図1において、電源ユニット20及び電源ユニット21から、制御ユニット30a〜30cへの給電が開始され、一定の電圧値以上となった時点にて、制御ユニット30a〜30cは各々自己診断を実施し、結果を内部に格納する。
制御ユニット30a〜30cが全て自己診断を完了する時間が経過した後、メインCPU1は上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介して制御ユニット30a〜30cに対し、自己診断結果をメインCPU1に送信するように指令する。
CPU1から指令を受けた制御ユニット30a〜30cは、その内部記憶手段に格納しておいた自己診断結果を上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介してメインCPU1に送信する。
メインCPU1が受信した制御ユニット30a〜30cの自己診断結果にて、障害が発生していることが判明した場合や、指令を発してから一定時間内に応答がない制御ユニット30a〜30cがある場合には、自己診断結果が正常である制御ユニット30a〜30cの以降の動作を停止するよう、上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介して指令する。
CPU1から動作停止指令を受信した制御ユニット30a〜30cは、自らの動作停止処理を行なった後、メインCPU1に対して停止完了報告を送信する。そして、制御ユニット30a〜30cからの停止完了報告を受信したメインCPU1はエラー情報を内部記憶部に格納し、システムを停止させる。
質量分析装置における一連の分析動作中、制御ユニット30a〜30cはステータス信号用バックプレーン40を介し、一定周期にて制御ユニット30a〜30cの状態を示すステータス情報を読み込むことにより、個々にシステム内での障害の有無を確認する。また、制御ユニット30a〜30cは、上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介してメインCPU1が送信した制御データを受信した場合には、その制御データに基づいて制御対象5a〜5cの制御を実施する。
制御対象5cは、システムの機能面、安全面において特に重要な制御対象である(真空ポンプ等)。この制御対象5cを制御する制御ユニット30cは、その内蔵した電源監視回路により、電源ユニット21の電圧降下等の異常を検出することができる。制御ユニット30cが電源ユニット21の異常を検出した場合には、制御対象5cや他の制御対象5a〜5bに損傷を与える危険性を回避するため、直ちに制御ユニット30a〜30cを不活性化する必要がある。
この不活性化処理は緊急を要するので、上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介したシリアル通信ではなく、制御ユニット30cからステータス信号用バックプレーン40を介して制御ユニット30a、30bに電源ユニット21の電圧降下検出を伝達する。
同時に、制御ユニット30cは制御対象5cへの制御信号の不活性化を行ない、不活性化完了後に上位シリアル通信ケーブル6cを介してメインCPU1に電源ユニット21の異常を報告する。
ステータス信号用バックプレーン40を介して電源ユニット21の電圧降下検出を制御ユニット30cから受けた制御ユニット30a、30bは、メインCPU1を介さず、自律的に制御対象5a、5bの制御信号の不活性化を行なう。そして、制御ユニット30a、30bは、制御対象5a、5bの制御信号の不活性化完了後に上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介し、メインCPU1に不活性化完了報告を送信する。
また、電源ユニット20に異常が発生した場合は、メインCPU1と制御ユニット30a、30bは、各々に内蔵した電源監視回路によって異常を検出する。メインCPU1は、電源ユニット20のエラー情報の格納を行ない、制御ユニット30a、30bは、ステータス信号用バックプレーン40を介して電源ユニット20の異常検出を制御ユニット30cに伝達する。そして、制御ユニット30a、30bは、制御対象5a、5bの動作状況に応じたユニット固有の処理を実行する。
また、制御ユニット30cは制御対象5cを定常状態に移行させる処理を、自律的に実行する。
制御ユニット30aにて内部障害が発生した場合、その障害が、メインCPU1に応答可能な軽度の場合は、上位シリアル通信ケーブル6aを介し、発生した障害の内容をメインCPU1に報告し、制御対象5aの動作状況に応じたユニット固有の処理を自律的に実行する。
制御ユニット30aにて、CPU1への応答不可能な重度な障害が発生した場合は、ステータス信号用バックプレーン40を介して他の制御ユニット30b、30cに制御ユニット30aでの障害検出を伝達し、制御対象5aへの制御信号の不活性化を行なう。
この場合、メインCPU1は上位シリアル通信ケーブル6aを介し、一定時間内に制御ユニット30aからの応答がないことから、制御ユニット30aに障害が発生したことを判断し、エラー情報の格納を行なう。
制御ユニット30bにて障害が発生した場合も、上述した制御ユニット30aに障害が発生した場合と同様の手法にて処理を行なう。
メインCPU1に障害が発生した場合、制御ユニット30a〜30cは、上位シリアル通信ケーブル6a〜6cを介し、一定時間内にメインCPU1がアクセスに来ないことによりメインCPU1での障害発生を検出する。
この場合、制御ユニット30a〜30cは、制御対象5a〜5cの動作状況に応じたユニット固有の処理を行ない、制御対象5a〜5cを定常状態、つまり、CPU1が正常な状態の場合の動作状態に移行させる処理を自律的に実行する。
また、メインCPU1、制御ユニット30a、30b、制御対象5a〜5cに対するメンテナンス時は、電源ユニット20の給電を停止し、電源ユニット21は制御ユニット30cへの給電を保持することにより、一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要する制御対象5cを停止させることなくメンテナンス作業が可能である。
以上のような構成とすれば、電源ユニット20に、瞬停等の異常が発生した場合、その異常処理は、制御ユニット30a、30bも実行でき、メインCPU1のみとする必要がなく、異常復帰後の動作開始についての充分な処理等が可能となる。
また、メインCPU1自身に異常が発生した場合であっても、制御ユニット30a、30b、30cが自律的に、制御対象の動作を制御することができるので、システム全体が制御不能に陥るという事態を回避することができる。
また、電源ユニットを、一度電源を切断すると復旧に相当な時間を要する制御対象5cの制御ユニット30cの電源ユニット21と、その他の制御対象5a、5bの制御ユニット30a、30bの電源ユニット20との二系統としたので、制御ユニット30a、30b、電源ユニット20のメンテナンス後の復旧を迅速に行なうことができる。
図2は、図1に示した制御ユニット30a〜30bの内部構成図である。
図2において、5は制御対象(5a〜5c)、6はメインCPUと制御ユニット30内のサブCPU31間のシリアル通信を可能とするための上位シリアル通信ケーブル(6a〜6c)、31は制御ユニット30(30a〜30b)内の制御を司るサブCPUである。
また、32はサブCPU31と対になって制御ユニット30内部のI/Oデバイス34の制御を行なう制御LSI、33a〜33cは複数のチャネルにて構成され、制御LSI32とI/Oデバイス間を接続する下位シリアル通信信号ラインである。
また、34は下位シリアル通信I/Fを有するADC、DAC、温度モニタ等のI/Oデバイス、35は電圧変換回路やリレー等にて構成されるアナログ制御回路、43は図1のステータス信号用バックプレーン40に制御ユニット30のステータス情報を伝達し、かつ、他の制御ユニットのステータス情報を制御ユニット30に入力するためのステータス信号バスである。
また、44はアナログ制御回路35のON/OFF制御や制御対象5の動作ステータス監視を行なうためのDI/DO信号バスである。
図2に示すサブCPU31のメモリ空間上には制御LSI32を割り付け、制御LSI32の内部に実装した制御レジスタをアクセスすることにより、下位シリアル通信信号ライン33a〜33cを介して送信される信号によるI/Oデバイスの制御や、DI/DO信号44の制御を行なう。
制御ユニット30内部において、制御LSI32とI/Oデバイス34との間を下位シリアル通信信号ライン33a〜33cによって接続する構成としたことにより、従来のバス接続方式と比較して大幅に配線数を低減することが可能である。
配線数の低減により、デバイス周辺の実装スペースに余裕を持たせることが可能となっただけでなく、I/Oデバイス34の追加または削除の容易化を図ることができる。実現した。
図4〜図8に、メインCPU1とサブCPU31との間で転送されるデータの構成例を示す。
図4に示すように、上位シリアルケーブル6を介したデータ転送は、1ms毎に反復されるフレームにより構成される。また、図5、図6に示すように、フレームは、SETUPトランザクション、OUTトランザクション、INトランザクションの3種類のトランザクションにより構成され、SETUPは使用されるトランザクションの最初のフェーズを示すトランザクション、OUTはメインCPU1からサブCPU31への転送を行なうトランザクション、INはサブCPU31からメインCPU1への転送を行なうトランザクションである。
さらに、図7に示すように、トランザクションは、SOFパケット、トークンパケット、データパケット、ハンドシェイクパケットの4種類のパケットにより構成される。
SOFパケットはフレームの先頭を示すパケット、トークンパケットはメインCPU1がサブCPU31とデータの方向を確認するためのパケットであり、データパケットは制御データの送/受信を行なうためのパケット、ハンドシェイクパケットは、データ送信の成功/失敗や送信データがない(ストール)ことを示すパケットである。
各パケットの先頭バイトは、同期をとるためのSYNCであり、2バイト目はパケットの種別を示すPIDであり、続くデータの内容を定義する。図8は、PIDフォーマットの詳細を示す表である。
図9に、制御LSI32とI/Oデバイス34との間でのデータ転送の構成例を示す。
図9において、下位シリアル通信信号ライン33a〜33cを介したデータ転送は、制御LSI32がI/Oデバイス34のスレーブアドレスを指定することにより実施される。スレーブアドレスは同一チャネル上に重複するものがない、7ビットのアドレスである。
RWビットは、データ転送の方向を示し、”0”がI/Oデバイス34受信サイクル、”1”がI/Oデバイス34送信サイクルである。ACKビットは”0”が、正常に通信が完了したことを示す。I/Oデバイス34受信サイクル時は、I/Oデバイス34がACKビットを”0”にドライブし、I/Oデバイス34の送信サイクル時は、制御LSI32がACKビットを”0”にドライブする。本発明の第1の実施形態における転送データ長は8ビット固定である。
(第2の実施形態)
ここで、図2に示した制御ユニット30の開発において、最も工数を必要とするのは制御LSI32である。開発工数の低減を図るためには、複数の制御ユニット30毎に、異なる機能を必要とする制御LSI32について、設計、シミュレーション、動作確認等の一連の作業を可能な限り単一化する必要がある。
この単一化を図った例が図3に示す制御LSI32である。
図3において、50は制御LSI32内部での共通プラットフォームとなる共通バス、51はDIモジュール、52はDOモジュール、53は下位シリアル通信モジュール、54はサブCPUのタイムアウト時間を生成するウォッチ・ドッグ・タイマ等のタイマモジュールである。
また、60は制御LSI32内の各制御モジュール51〜54にて共通に実装され、共通バス50とのI/Fを行なう共通バスI/Fである。70及び71はレジスタにより構成されるDI制御回路及びDO制御回路であり、72は制御レジスタとシフトレジスタ、カウンタにより構成されるシリアル制御回路、73は制御レジスタとカウンタにより構成されるタイマ制御回路である。各モジュール51〜54は、制御ユニット30内のサブCPU31がモジュール内部の制御レジスタをアクセスすることにより動作可能となる。
各制御モジュール51〜54は、制御LSI32内部における共通のプラットフォームである共通バス50上で動作するよう、共通バスI/F60と機能毎の論理回路にて構成する。
制御モジュールを複数備え、ライブラリ化することにより、設計者はライブラリから制御対象に応じたモジュールの種類と個数のカスタマイズが可能となる。カスタマイズ後は簡単な組み合わせテストを実施するだけで制御LSI32を作成可能であるため、開発工数の大幅な削減が実現できる。
図3に示した構成において、制御LSI32は、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはCPLD(Complex Programmable Logic Device)により実現することを想定している。
この第2の実施形態と類似したものに市販のIP(Internal Prperty)が挙げられるが、この市販IPは汎用的なものしか存在せず、装置固有の制御回路であって従来回路との互換性を維持することが可能なものは存在しない。
また、市販IPはデバイスメーカ間にてプラットフォームの互換性がなく、メーカ間に跨るIPの選択は困難であるため、使用IPの種類やデバイスの選択の自由度に制限が加わってしまう。
第の実施形態ではデバイス依存の機能ブロックを使用しない構成のため、対応デバイス選択上の制限がなく、部品改廃時においても柔軟に対応可能である。
なお、上述した例は、本発明を質料分析装置の動作制御システムに適用した場合の例であるが、本発明は、質料分析装置のみならず、電子顕微鏡等の一度電源をオフとしたら、復旧に多大な時間が必要となる制御対象を有する各種の理化学機器に適用可能である。
本発明の第1の実施形態である動作制御システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態における制御ユニットの内部構成図である。 本発明の第2の実施形態における制御LSIの内部構成図である。 メインCPUとサブCPUとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 メインCPUとサブCPUとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 メインCPUとサブCPUとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 メインCPUとサブCPUとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 メインCPUとサブCPUとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 制御LSIとシシアルデバイスとの間で転送されるデータの構成例を示す図である。 従来技術における動作制御システムの構成説明図である。 電源ユニットを二系統とした場合の動作制御システムの構成説明図である。
符号の説明
1 メインCPU
5、5a〜5c 制御対象
6、6a〜6c 上位シリアル通信ケーブル
20、21 電源ユニット
30、30a〜30c 制御ユニット
31 サブCPU
32 制御LSI
33a〜33c 下位シリアル通信信号ライン
34 I/Oデバイス
35 アナログ制御回路
40 ステータス信号用バックプレーン
41、42 電源用バックプレーン
43 ステータス信号バス
44 DI/DO信号バス
51 DIモジュール
52 DOモジュール
53 下位シリアル通信モジュール
54 タイマモジュール
60 共通バスI/F
70 DI制御回路
71 DO制御回路
72 シリアル制御回路
73 タイマ制御回路

Claims (5)

  1. 全体の制御を司るメインCPUと、
    複数の制御対象毎に設けられ、上記メインCPUからの指令に基づいて、それぞれの制御対象の動作を制御する複数の制御ユニットと、
    上記複数の制御対象のうちの選択された重要対象の動作を制御する一つの重要制御ユニットに電力を供給する第1の電源ユニットと、
    上記重要制御ユニット以外の、通常制御ユニットに電力を供給する第2の電源ユニットと、
    を備え、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、それぞれ、少なくとも第1又は第2の電源ユニットの異常の検知及び制御対象への動作制御指令を出力できるサブCPUと、このサブCPUの指令に基づいて、制御対象の動作を制御すると共に、制御対象の状態をメインCPU、他の制御ユニットに出力する制御回路と、上記制御回路と、制御対象との間のインターフェース機能を有するI/Oデバイスとを備え、上記メインCPUとサブCPUとは、上位シリアル通信回線を通じて接続され、上記制御回路とI/Oデバイスとは下位シリアル通信回線を通じて接続され、上記通常制御ユニットのそれぞれは、上記第2の電源ユニットの異常を検出し、この第2の電源ユニットの異常を検出したときは、第2の電源ユニットが異常であることを上記重要制御ユニットに伝達すると共に、上記通常制御ユニットの制御対象の動作状況に応じて電源異常処理を行うことを特徴とする動作制御システム。
  2. 請求項1記載の動作制御システムにおいて、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、上記メインCPUの異常を検出し、このメインCPUの異常を検出したときは、それぞれの制御ユニットの判断により、制御対象の動作を制御することを特徴とする動作制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の動作制御システムにおいて、上記重要制御ユニットは、上記第1の電源ユニットの異常を検出し、この第1の電源ユニットの異常を検出したときは、第1の電源ユニットが異常であることを上記メインCPU及び上記通常制御ユニットに伝達すると共に、重要制御ユニットからの重要制御対象への制御信号の不活性化を行うことを特徴とする動作制御システム。
  4. 請求項1、2、3のうちのいずれか一項記載の動作制御システムにおいて、上記通常制御ユニット及び重要制御ユニットは、それぞれの制御ユニット自身の異常を検出し、制御ユニット自身の異常を検出したときは、その異常の程度に従って、所定の異常処理を実行することを特徴とする動作制御システム。
  5. 請求項記載の動作制御システムにおいて、上記複数の制御ユニット内の制御回路は、同一プラットフォーム上にて制御機能毎にライブラリ化されていることを特徴とする動作制御システム。
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