JP4407002B2 - 動力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力装置に関し、詳しくは、内燃機関と、該内燃機関の出力の少なくとも一部を受けて発電する発電機とを備える動力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の動力装置としては、発電機の最大出力に基づいてエンジンの出力を制限するものが提案されている(特開平9−58301号公報など)。この装置では、エンジンの目標出力値に対応する発電機の出力値がその発電機の最大出力値を超える場合には、発電機の最大出力値を超えないようエンジンの目標出力値を制限することで発電機の過回転を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした動力装置では、エンジンの出力が発電機の最大出力値を超えることにより発電機が過回転を起こす場合もある。エンジンは、その運転状態によっては、エンジンの目標出力値におけるエンジンの出力値がその目標出力値よりも大きくなる場合もあるためである。これに対して発電機の最大出力値に一定の余裕値を設け、この最大出力値と余裕値との偏差による値を超えないようエンジンの目標出力値を設定することも考えられるが、この余裕値を低く設定するとエンジンの運転状態によっては発電機が過回転を起こす場合があり、余裕値を高く設定するとエンジンの出力を必要以上に制限することになる。
【0004】
本発明の動力装置は、発電機の過回転をより確実に防止すると共に装置を効率よく運転することを目的の一つとする。また、本発明の動力装置は、内燃機関の出力の制限や発電機の出力の制限を滑らかに行なうことを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の動力装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0009】
本発明の動力装置は、
内燃機関と、該内燃機関の出力の少なくとも一部を受けて発電する発電機とを備える動力装置であって、
前記発電機および/または前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
該検出された運転状態と要求出力とに基づいて前記内燃機関の目標出力と前記発電機の目標出力とを演算する目標出力演算手段と、
該演算された発電機の目標出力が所定出力を超えるとき、該演算された発電機の目標出力に基づいて前記演算された内燃機関の目標出力と発電機の目標出力とを各々制限する目標出力制限手段と、
前記内燃機関と前記発電機とから各々前記演算または制限された目標出力が出力されるよう前記内燃機関と前記発電機との運転を制御する運転制御手段と
を備えることを要旨とする。
【0010】
この本発明の動力装置では、発電機や内燃機関の運転状態と要求出力とに基づいて演算された発電機の目標出力が所定出力を超えるとき、目標出力制限手段が、この目標出力に基づいて内燃機関の目標出力と発電機の目標出力とを各々制限する。そして、運転制御手段は、内燃機関と発電機とから各々演算または制限された目標出力が出力されるよう内燃機関と発電機との運転を制御する。したがって、本発明の動力装置によれば、発電機と内燃機関の少なくとも一方の運転状態と要求出力とに基づいて内燃機関の目標出力と発電機の目標出力とを組み合わせて各々制限することができる。
【0011】
こうした本発明の動力装置において、前記所定出力は、前記発電機の最大出力より所定値だけ小さい出力であるものとすることもできる。こうすれば、発電機の最大出力近傍で内燃機関の目標出力と発電機の目標出力とを組み合わせて制限することができる。
【0012】
また、本発明の動力装置において、前記目標出力制限手段は、前記演算された発電機の目標出力と前記所定出力との偏差が大きいほど前記発電機の出力制限に比して前記内燃機関の出力制限を大きく制限する手段であるものとすることもできる。こうすれば、発電機の目標出力と所定出力との偏差が大きくなるにしたがって発電機の出力制限に比して内燃機関の出力を大きく制限するから、内燃機関の出力の制限を滑らかにすることができる。
【0013】
本発明の動力装置において、前記発電機の出力軸は、前記内燃機関の出力軸に直接接続されてなるものとすることもできるし、2軸が独立に動作可能で1軸が該2軸の動作に従属して動作する3軸式の動力伝達機構を介して前記内燃機関の出力軸に接続されてなるものとすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に関する参考例を説明する。図1は、本発明の参考例である動力装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の動力装置20は、ガソリンを燃料として動力をクランクシャフト22に出力するエンジン30と、クランクシャフト22にプラネタリキャリアが接続されたプラネタリギア40と、プラネタリギア40のサンギア軸24と動力のやりとりを行なうモータMG1と、プラネタリギア40のリングギア軸26に接続された駆動軸28と動力のやりとりを行なうモータMG2と、エンジン30やモータMG1,モータMG2などをコントロールする電子制御装置50とを備える。
【0015】
モータMG1とモータMG2は、図示していないが、同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。このモータMG1は、永久磁石による磁界と三相コイルによって形成される磁界との相互作用によって発電機または電動機として動作する。なお、モータMG1とモータMG2は、それぞれインバータ44,46を介してバッテリ42と接続されている。
【0016】
電子制御装置50は、CPU52を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM54と、一時的にデータを記憶するRAM56と、入出力ポート(図示せず)とを備える。電子制御装置50には、外気温を検出する温度センサ48からの温度tやアクセルペダルポジションセンサ62aからのアクセルペダルポジション(アクセルペダル62の踏み込み量)AP、ブレーキペダルポジションセンサ64aからのブレーキペダルポジション(ブレーキペダル64の踏み込み量)BP、バッテリ42の残容量を検出する残容量検出器38からの残容量Bm、回転数センサ32からのサンギア軸24の回転数Ns、回転数センサ34からのクランクシャフト22の回転数Nc、回転数センサ36からのリングギア軸26の回転数Nr、車輪に設置された車速センサ66、68からの車速Vr,Vlなどが入力ポートを介して入力されており、電子制御装置50からは、エンジン30やモータMG1、モータMG2への駆動信号が出力ポートを介して出力されている。
【0017】
次に、こうして構成された参考例の動力装置の動作、特に、電子制御装置50におけるエンジン30の出力を制限する処理について説明する。図2は、動力装置20の電子制御装置50により実行されるエンジン駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、10msec)に繰り返し実行される。
【0018】
本ルーチンが実行されると、電子制御装置50のCPU52は、まず、アクセルペダルポジションセンサ62aからのアクセルペダルポジションAPや回転数センサ36からのリングギア軸26の回転数Nr、残容量検出器38からのバッテリ42の残容量Bm、温度センサ48からの温度tをそれぞれ読み込む処理を行なう(ステップS100)。そして、この読み込んだアクセルペダルポジションAPとリングギア軸26の回転数Nrとに基づいてリングギア軸26の目標トルクTr*を算出する処理を行なう(ステップS102)。この処理は、実施例では、アクセルペダルポジションAPとリングギア軸26の目標トルクTr*とリングギア軸26の回転数NrとをマップとしてROM54に記憶しておき、アクセルペダルポジションAPとリングギア軸26の回転数Nrが与えられるとマップに対応したリングギア軸26の目標トルクTr*が導出されるものとした。このマップの一例を図3に示す。
【0019】
続いて、リングギア軸26に出力すべきエネルギーPrを計算し(ステップS104)、このエネルギーPrやバッテリ42の残容量Bm、エンジン30から出力可能な最大エネルギーなどに基づいてエンジン30が出力すべきエネルギーPeを算出すると共に(ステップS106)、この算出されたエネルギーPeに基づいてエンジン30の目標トルクTe*を算出する処理を行なう(ステップS108)。エンジン30の目標トルクTe*を算出する処理は、実施例では、各エネルギーPrに対してエンジン30ができる限り効率の高い状態で運転され、かつエネルギーPrの変化に対してエンジン30の運転状態が滑らかに変化するトルクTeと回転数Neとにより表わされる運転ポイントを実験などにより求め、これを予めマップとしてROM54に記憶しておき、エネルギーPrが与えられると、マップに対応した運転ポイントから目標トルクTe*が導出されるものとした。このマップの一例を図4に示す。なお、図中曲線Aは、エンジン30の出力エネルギーに対してエンジン30をできる限り効率よく運転できる運転ポイントを連続した線で結んだものである。
【0020】
このようにしてエンジン30の目標トルクTe*を決定すると、プラネタリギア40のギア比に基づいてモータMG1の目標トルクTm1*の計算を行なう(ステップS110)。このプラネタリギア40のギア比に基づく計算例を図5に示す。そして、モータMG1の目標トルクTm1*をモータMG1が出力可能な最大トルクTm1max以下となるよう制限し(ステップS111,S112)、最大トルクTm1maxから目標トルクTm1*を減じた偏差ΔTm1を計算して(ステップS113)、この偏差ΔTm1が閾値Tm1refよりも小さいか否かを判定する処理を行なう(ステップS114)。ここで、閾値Tm1refは、エンジン30の出力を制限する範囲を設定するために用いられるものであり、エンジン30やモータMG1の特性などから決定される。
【0021】
偏差ΔTm1が閾値Tm1refよりも小さいときには、偏差ΔTm1と温度tとに基づいて余裕値Mを設定する(ステップS116)。この余裕値Mは、温度tが低くなるほど、また、偏差ΔTm1が小さくなるほど大きく設定されるものであり、具体的な数値については、エンジン30やモータMG1の特性などにより決定される。実施例では、偏差ΔTm1と温度tと余裕値Mとを予めマップとしてROM54に記憶しておき、偏差ΔTm1と温度tが与えられると、マップに対応した余裕値Mが導出されるものとした。このマップの一例を図6に示す。一方、偏差ΔTm1が閾値Tm1refよりも大きいときには、モータMG1の最大トルクTm1maxに対して十分に余裕があると判断し、余裕値Mとして一定の値MLを設定する(ステップS118)。値MLは、モータMG1の目標トルクTm1*を過度に制限しない値として設定されるものであり、具体的な数値は、エンジン30やモータMG1の特性などにより決まる。
【0022】
こうして余裕値Mを設定すると、モータMG1の最大トルクTm1maxから余裕値Mを減じた値を超えないようにエンジン30の目標トルクTe*を制限し(ステップS120)、この制限されたエンジン30の目標トルクTe*が出力されるようにエンジン30とモータMG1の駆動制御を行なって(ステップS122)本ルーチンを終了する。
【0023】
以上説明した動力装置20によれば、エンジン30やモータMG1の運転状態に基づいて余裕値Mを変更してエンジン30の目標トルクTe*を制限するから、運転状態に基づいてエンジン30が予期しない高出力を出力した場合であってもモータMG1が過回転するのを防止することができる。しかも、過度にエンジン30の出力を制限しないから装置の能力を十分に発揮することができる。
【0024】
参考例の動力装置20では、余裕値Mの設定を偏差ΔTm1と温度tとに基づいて行なうものとしたが、その他気圧などに基づいて余裕値Mの設定を行なうものとしてもよいし、偏差ΔTm1のみに基づいて余裕値Mの設定を行なうものとしてもよい。
【0025】
次に、本発明の実施例である動力装置20Bについて説明する。実施例の動力装置20Bのハード構成は、参考例の動力装置20のハード構成と同一である。したがって、実施例の動力装置20Bのハード構成についての説明は省略する。実施例の動力装置20Bでは、図2のエンジン駆動制御ルーチンに代えて図7のエンジン・モータ駆動制御ルーチンが実行される。このルーチンは所定時間毎(例えば、10msec)に繰り返し実行される。
【0026】
エンジン・モータ駆動制御ルーチンが実行されると、電子制御装置50のCPU52は、まず、図2のルーチンのステップS100〜S110の処理と同一の処理を実行する(ステップS200〜S210)。そして、ステップS210により計算されたモータMG1の目標トルクTm1*が閾値Trefよりも大きいか否かを判定する(ステップS212)。ここで、閾値Trefは、エンジン30やモータMG1の出力を制限する際のモータMG1の目標トルクの下限値として用いられるものであり、モータMG1が出力可能な最大トルクよりも低い値として設定される。閾値Trefの具体的な数値は、エンジン30やモータMG1の特性などによって決定される。
【0027】
モータMG1の目標トルクTm1*が閾値Trefよりも大きいときには、エンジン30の目標トルクTe*とモータMG1の目標トルクTm1*とを制限する処理を行なう(ステップS214)。この処理は、モータMG1の目標トルクTm1*が大きくなるほど、モータMG1の目標トルクTm1*の制限量に対するエンジン30の目標トルクTe*の制限量の割合を大きくして行なわれる。実施例では、目標トルクTm1*に対する目標トルクTe*の制限量と制限後の目標トルクTm1*とを予め実験などにより求めてマップとしてROM54に記憶しておき、モータMG1の目標トルクTm1*が与えられると、マップに対応した制限後の目標トルクTm1*と目標トルクTe*の制限量が導出されるものとした。このマップの一例を図8および図9に示す。モータMG1の目標トルクTm1*として値T1が設定されると、図8に示すように、モータMG1は、領域Bの面積に相当する量のトルクの制限を受け、制限後のモータMG1の目標トルクTm1*として領域Aの面積に相当する量のトルク値が設定される。これと共に、エンジン30も領域Bの面積に相当する量のトルクの制限を受ける。また、モータMG1の目標トルクTm1*として値T2が設定されると、図9に示すように、モータMG1は、領域Aの面積に相当する量のトルクである最大トルクTmaxが設定され、領域Bの面積に相当する量のトルクは、エンジン30によって制限される。
【0028】
一方、ステップS212の判定においてモータMG1の目標トルクTm1*が閾値Trefより小さいときには、モータMG1の目標トルクTm1*がその最大トルクに対して十分に余裕があるから、モータMG1の目標トルクTm1*やエンジン30の目標トルクTe*は制限せずにエンジン30およびモータMG1を駆動制御して(ステップS216)、本ルーチンを終了する。
【0029】
以上説明した実施例の動力装置20Bによれば、エンジン30やモータMG1の運転状態に基づいてエンジン30の目標トルクTe*の制限量とモータMG1の目標トルクTm1*の制限量の割合を滑らかに変更してエンジン30やモータMG1の駆動制御を行なうことができる。もとより、モータMG1の過回転を防止することができると共に過度にエンジン30の出力を制限しないから装置の能力を十分に発揮することができる。
【0030】
上述した参考例及び実施例では、エンジン30としてガソリンエンジンを用いたが、その他にディーゼルエンジンや水素エンジンなどの他の内燃機関を用いることもできる。
【0031】
また、参考例及び実施例では、動力装置20,20Bとしてエンジン30とモータMG1とがプラネタリギア40を介して接続されたものを用いたが、エンジン30とモータMG1とが直接接続されたものを用いることもできる。
【0032】
さらに、参考例及び実施例では、動力装置を車両に搭載する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、船舶、航空機などの移動体に搭載したり、各種産業機械などに据え置くこともできる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の動力装置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 動力装置20の電子制御装置50により実行されるエンジン駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 目標トルクTr*と回転数NrとアクセルペダルポジションAPとの関係を示すマップを例示する説明図である。
【図4】 エンジン30を効率よく運転できる範囲の一例を示す説明図である。
【図5】 プラネタリギア40に結合された3軸の回転数とトルクの関係を示す説明図である。
【図6】 偏差ΔTm1と温度tと余裕値Mとの関係を示すマップを例示する説明図である。
【図7】 本発明の実施例の動力装置20Bの電子制御装置50により実行されるエンジン・モータ駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図8】 モータMG1の目標トルクTm1*に対するエンジン30の目標トルクの制限量と制限後のモータMG1の目標トルクとの関係を示すマップを例示する説明図である。
【図9】 モータMG1の目標トルクTm1*に対するエンジン30の目標トルクの制限量と制限後のモータMG1の目標トルクとの関係を示すマップを例示する説明図である。
【符号の説明】
20 動力装置、22 クランクシャフト、24 サンギア軸、26 リングギア軸、28 駆動軸、30 エンジン、32,34,36 回転数センサ、38 残容量検出器、40 プラネタリギア、42 バッテリ、44,46 インバータ、48 温度センサ、50 電子制御装置、52 CPU、54 ROM、56 RAM、62 アクセルペダル、62a アクセルペダルポジションセンサ、64 ブレーキペダル、64a ブレーキペダルポジションセンサ。
Claims (5)
- 内燃機関と、該内燃機関の出力の少なくとも一部を受けて発電する発電機とを備える動力装置であって、
前記発電機および/または前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
該検出された運転状態と要求出力とに基づいて前記内燃機関の目標出力と前記発電機の目標出力とを演算する目標出力演算手段と、
該演算された発電機の目標出力が所定出力を超えるとき、該演算された発電機の目標出力に基づいて前記演算された内燃機関の目標出力と発電機の目標出力とを各々制限する目標出力制限手段と、
前記内燃機関と前記発電機とから各々前記演算または制限された目標出力が出力されるよう前記内燃機関と前記発電機との運転を制御する運転制御手段と
を備える動力装置。 - 前記所定出力は、前記発電機の最大出力より所定値だけ小さい出力である請求項1に記載の動力装置。
- 前記目標出力制限手段は、前記演算された発電機の目標出力と前記所定出力との偏差が大きいほど前記発電機の出力制限に比して前記内燃機関の出力制限を大きく制限する手段である請求項1または請求項2に記載の動力装置。
- 前記発電機の出力軸は、前記内燃機関の出力軸に直接接続されてなる請求項1から請求項3のいずれか1に記載の動力装置。
- 前記発電機の出力軸は、2軸が独立に動作可能で1軸が該2軸の動作に従属して動作する3軸式の動力伝達機構を介して前記内燃機関の出力軸に接続されてなる請求項1から請求項3のいずれか1に記載の動力装置。
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