JP4405863B2 - 電子回路基板とコネクタの固定構造 - Google Patents

電子回路基板とコネクタの固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4405863B2
JP4405863B2 JP2004180731A JP2004180731A JP4405863B2 JP 4405863 B2 JP4405863 B2 JP 4405863B2 JP 2004180731 A JP2004180731 A JP 2004180731A JP 2004180731 A JP2004180731 A JP 2004180731A JP 4405863 B2 JP4405863 B2 JP 4405863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
electronic circuit
frame
connector
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004180731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006005209A (ja
Inventor
徹 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2004180731A priority Critical patent/JP4405863B2/ja
Publication of JP2006005209A publication Critical patent/JP2006005209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4405863B2 publication Critical patent/JP4405863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

この発明は電子回路基板とコネクタの固定構造に関する。
電子回路基板とそれに搭載されるコネクタとを強固に固定するため、それらをネジによって締結固定することが広く行われている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−321462号公報(段落0007、図1、図3など)
しかしながら、電子回路基板とコネクタの固定にネジを用いると、組み立て作業が煩雑になると共に、部品点数が増加するという不具合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、電子回路基板とコネクタを簡易な組み立て作業で強固に固定すると共に、固定に必要な部品点数を削減するようにした電子回路基板とコネクタの固定構造を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、電子回路基板とそれに搭載されるコネクタの固定構造において、前記コネクタと一体的に形成され、枠状を呈すると共に、前記電子回路基板の実装面に載置されるべきフレームと、前記フレームに形成され、前記電子回路基板の外周に形成される受部に係止されるべきスナップフィットとを備えるように構成した。
また、請求項2にあっては、前記受部が、前記電子回路基板に穿設された貫通孔および前記電子回路基板の外周に形成された凹部の少なくともいずれかからなるように構成した。
また、請求項3にあっては、前記フレームにリブが形成されるように構成した。
また、請求項4にあっては、前記フレームの下端に第1の切り欠き部が形成されると共に、前記第1の切り欠き部の付近に前記電子回路基板に搭載された電子部品が配置されるように構成した。
また、請求項5にあっては、前記フレームにおいて、前記スナップフィットの足部の周囲に第2の切り欠き部が形成されるように構成した。
また、請求項6にあっては、前記フレームの枠状の外周が、前記電子回路基板の外周よりも小さく形成されるように構成した。
また、請求項7にあっては、前記コネクタの底面が、前記電子回路基板の実装面から上方に所定距離だけ離間した位置に配置されると共に、前記コネクタの底面の下方には、他のフレームの少なくとも一部を配置可能とする空間が形成されるように構成した。
また、請求項8にあっては、前記フレームの上端が、前記電子回路基板に搭載された電子部品の内、前記フレームに囲まれた位置に配置される前記電子部品の背丈よりも高く形成されるように構成した。
また、請求項9にあっては、前記電子回路基板の実装面において、端部付近に前記コネクタを配置し、前記コネクタから離間するに従って背丈の低い電子部品を配置すると共に、前記フレームの上端が、前記電子部品の背丈に応じてステップ状に形成されるように構成した。
また、請求項10にあっては、さらに、前記電子回路基板を収容するケースを備えると共に、前記ケースの内部空間が、前記フレームの上端形状に応じてステップ状に形成されるように構成した。
また、請求項11にあっては、前記ステップ状に形成された上端同士が、テーパで接続されるように構成した。
また、請求項12にあっては、前記フレームに位置決めピンが形成されると共に、前記電子回路基板に前記位置決めピンが挿通されるべき挿通孔が穿設されるように構成した。
請求項1に係る電子回路基板とそれに搭載されるコネクタの固定構造にあっては、コネクタと一体的に形成され、枠状を呈すると共に、前記電子回路基板の実装面に載置されるべきフレームと、前記フレームに形成され、前記電子回路基板の外周に形成される受部に係止されるべきスナップフィットとを備えるように構成したので、電子回路基板とコネクタを簡易な組み立て作業で強固に固定できると共に、固定に必要な部品点数を削減できる。
また、請求項2に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記受部が前記電子回路基板に穿設された貫通孔および前記電子回路基板の外周に形成された凹部の少なくともいずれかからなるように構成したので、上記した効果に加え、フレームの外形よりも外周が大きい、あるいは略同大な電子回路基板に対して同じコネクタを使用することができ、よって電子回路基板の大きさに応じたフレームの設計変更を不要とすることができる。
また、請求項3に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームにリブが形成されるように構成したので、上記した効果に加え、フレームの強度を向上させることができる。
また、請求項4に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームの下端に第1の切り欠き部が形成されると共に、前記第1の切り欠き部の付近に前記電子回路基板に搭載された電子部品が配置されるように構成したので、上記した効果に加え、フレームの下方にも電子部品を実装することができ、よって電子回路基板の実装面積の減少を抑制することができる。
また、請求項5に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームにおいて、前記スナップフィットの足部の周囲に第2の切り欠き部が形成されるように構成したので、上記した効果に加え、スナップフィットの足部の長さを実質的に延長させてその弾性変形量を増大させることができ、よってスナップフィットを含むフレーム全体の高さを低く設定することができる。
また、請求項6に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームの枠状の外周が、前記電子回路基板の外周よりも小さく形成されるように構成したので、上記した効果に加え、製造工程中における分割前の多面取り基板上に複数個のコネクタをフレーム同士が接触することなく固定できるため、多面取り基板を分割することなくまとめてはんだ付けすることができる。そのため、製造工程を簡略化することができる。また、隣接する基板同士の間に捨て基板を設ける必要がなく、多面取り基板を小さくすることができる。
また、請求項7に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記コネクタの底面が、前記電子回路基板の実装面から上方に所定距離だけ離間した位置に配置されると共に、前記コネクタの底面の下方には、他のフレームの少なくとも一部を配置可能とする空間が形成されるように構成したので、上記した効果に加え、コネクタを電気回路基板の外周よりも外方に突出して配置した場合であっても、分割前の多面取り基板上において、コネクタの底面が隣接する基板上のフレームの上端に接触することなく複数個固定することができる。そのため、多面取り基板を分割することなくまとめてはんだ付けすることができ、製造工程を簡略化することができる。また、隣接する基板同士の間に捨て基板を設ける必要がなく、多面取り基板を小さくすることができる。
また、請求項8に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームの上端が、前記電子回路基板に搭載された電子部品の内、前記フレームに囲まれた位置に配置される前記電子部品の背丈よりも高く形成されるように構成したので、上記した効果に加え、電子回路基板を収容ケースに収容する際に電子部品が前記収容ケースの内壁と接触するのを防ぐことができる。
また、請求項9に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記電子回路基板の実装面において、端部付近に前記コネクタを配置し、前記コネクタから離間するに従って背丈の低い電子部品を配置すると共に、前記フレームの上端が、前記電子部品の背丈に応じてステップ状に形成されるように構成したので、上記した効果に加え、コネクタと反対側の端部が先細りとなって電子回路基板を収容ケースへ収容しやすくなると共に、フレームの体積を減少させて軽量化を図ることができる。
また、請求項10にあっては、さらに、前記電子回路基板を収容するケースを備えると共に、前記ケースの内部空間が、前記フレームの上端形状に応じてステップ状に形成されるように構成したので、上記した効果に加え、ケースと電子回路基板からなる電子回路ユニット全体の容積を減少させることができる。また、ケース内に樹脂をポッティングする場合は、ポッティング樹脂量を低減させることもできる。
また、請求項11に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記ステップ状に形成された上端同士が、テーパで接続されるように構成したので、上記した効果に加え、電子回路基板を収容ケースの内部へ円滑に挿入させることができる。
また、請求項12に係る電子回路基板とコネクタの固定構造にあっては、前記フレームに位置決めピンが形成されると共に、前記電子回路基板に前記位置決めピンが挿通されるべき挿通孔が穿設されるように構成したので、上記した効果に加え、基板上におけるコネクタの位置決めを正確かつ容易にすることができ、よって組み立て作業をより簡易に行うことができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る電子回路基板とコネクタの固定構造の最良の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る電子回路ユニットの組み立て前の状態を示す分解斜視図である。また、図2は、電子回路基板にコネクタを固定した状態で図1の矢示Aから見た平面図であり、図3は、図2と同じ状態で図1の矢示Bから見た側面図である。
図1において、符号10は、電子回路ユニットを示す。電子回路ユニット10は、電子回路基板12(以下単に「基板」という)と、フレーム一体型コネクタ14と、収容ケース16とからなる。
まず、電子回路ユニットの製造(組立)工程について概説すると、フレーム一体型コネクタ14が有する複数の接続端子18を基板12に穿設されたスルーホール20に挿通しつつフレーム一体型コネクタ14を基板12に固定する。そして、基板12の裏面においてはんだ付けすることにより、フレーム一体型コネクタ14と基板12とが機械的及び電気的に接続される。その後、基板12とフレーム一体型コネクタ14を収容ケース16に挿入して収容し、さらに収容ケース16内の隙間にポッティング樹脂を充填して電子回路ユニット10が完成する。
次いで電子回路ユニット10を構成する各要素について説明する。基板12は、上面視略長方形を呈し、その長手方向の一端部には、フレーム一体型コネクタ14が有する複数の接続端子18が挿通されるべき複数のスルーホール20が穿設される。基板12の外周の複数箇所(具体的には、幅方向において対向する箇所。4箇所)には、凹形状を呈する受部22が形成される。また、基板12の外周付近の適宜位置には、フレーム一体型コネクタ14が有する複数の位置決めピン24が挿通されるべき位置決め孔26が、複数箇所(具体的には2箇所)穿設される。
図2および3に示す如く、基板12の適宜位置には、電子部品P1が実装される。尚、図面において、基板12に実装される電子部品は、説明に必要なもの以外は図示の簡略化のため省略した。ここで、基板12に実装される電子部品について説明する。図4は、図2のIV−IV線断面図であり、基板12の長手方向、即ち、収容ケース16内へ挿入する方向に沿って示す断面図である。図4に示すように、コンデンサなどの背丈のある比較的大型の電子部品P2は、基板12の実装面12aにおいてフレーム一体型コネクタ14のコネクタ本体部28の近傍、換言すれば、スルーホール20の近傍に配置されると共に、コネクタ本体部28から離間するに従って背丈の低い電子部品が配置される、即ち、電子部品P3,P1の順に配置されるようにした。
次いで、図1から3を参照してフレーム一体型コネクタ14について説明すると、フレーム一体型コネクタ14は、前記接続端子18と連続する(電気的に接続可能な)複数の端子ピン30を樹脂製の筒体32で内包し、図示しない外部機器と機械的および電気的に直接接続するコネクタ本体部28と、その筒体32の開口側32aと反対の端部と一体的に形成されて基板12の実装面12aに載置されるべき樹脂製のフレーム部34からなる。
このフレーム部34は、図2に示すようにその長手方向の長さLfと幅方向の長さWfのどちらも基板12のそれらLb、Wbより小さく形成される。即ち、フレーム部34は基板12の外周よりも小さい略長方形の枠状に形成される。
フレーム部34の長手方向に配置される壁面34aには、基板12の外周に形成された受部22にそれぞれ係止されるべき、弾性変形可能なスナップフィット36が複数箇所(具体的には、幅方向において対向する箇所。4箇所)突設される。図5は、図2のV−V線拡大断面図であり、この図に示すように、それぞれのスナップフィット36は、フレーム部34の壁面34aから連続して形成される足部36aおよび係止爪36bからなる。
また、図3によく示すように、これらスナップフィット36の足部36aの根元側周囲(長手方向における左右側)には、それぞれ適宜な長さに設定された2つの切り欠き溝38(第2の切り欠き部)が形成される。
ここで、スナップフィット36と受部22の係止方法、即ち、フレーム部34と基板12の固定方法について図5を参照して説明すると、各スナップフィット36(係止爪36b)は基板12の受部22に当接されながら押し込まれ、係止爪36bが受部22の縁に押されて足部36aが外方に向けて弾性変形した後、係止爪36bは受部22に係止させられる。これによって、フレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)が基板12に固定される。
さらに、フレーム部34の壁面34aの下端部34bには、図3に示す如く、所定の高さを有した切り欠き段差部34c(第1の切り欠き部)が形成される。前記した所定の高さは、切り欠き段差部34cの下方の基板12上に配置される電子部品P1の背丈に応じて適宜設定される。これにより、基板12にフレーム一体型コネクタ14を固定したとき、切り欠き段差部34cと基板12の実装面12aとの間に略所定の高さの隙間が形成される。
また、フレーム部34の下端部34bには、図1および図3に示すように、位置決めピン24が複数箇所(具体的には2箇所)形成される。位置決めピン24は、先端に向けて縮径となる円錐台状を呈し、その先端面24aは、前記スナップフィット36のそれよりも鉛直方向において下方に配置されるように設定される。
図6は、図2のVI−VI線断面図である。図1および図6によく示すように、フレーム部34の内周側壁面においてスナップフィット36と切り欠き溝38を除いた部分には、内周側へ突出するリブ42が一体に形成される。従って、リブ42を備えたフレーム部34は、断面視L字状となるように形成される。
フレーム部34の壁面34aの上端部34dは、図4に示す如く、基板12に搭載された電子部品P1,P2,P3の背丈に応じてそれらよりも高くなるように設定される。また、前述の如く、基板12に搭載された電子部品P1,P2,P3は、コネクタ本体部28から離間するに従って背丈の低い電子部品が配置される、即ち、電子部品P2,P3,P1の順に配置されることから、それに伴ってフレーム部34の上端部34dもステップ状に形成される。また、それらステップ状に形成された上端同士がテーパで接続される。
フレーム部34のコネクタ本体部28は、図3に示すように、その開口端側が基板12の外周よりも外方に突出されると共に、コネクタ本体部28の底面28aが基板12の実装面12aから鉛直方向において所定距離d1だけ離間した位置に配置される。前記所定距離d1は、フレーム部34の先端部(コネクタ本体部28と反対側の端部)の上端部34dから基板12の実装面12aまでの距離(図3に「d2」で示す)に比して、同一あるいは僅かに大きくなるように、即ち、d1≧d2となるように設定される。
次いで収容ケース16について説明する。図7は、図1における収容ケース16のVII−VII線断面図である。収容ケース16は樹脂製であると共に、一方の端部だけが開口した筒状を呈する。その内部空間16aはフレーム部34の上端部34dの形状に応じてステップ状に形成されている。また、それらステップ状に形成された内部空間16aの上端同士が、フレーム部34の上端同様、テーパで接続される。
収容ケース16の内壁の適宜位置には、フレーム一体型コネクタ14と固定されて一体となった基板12を収容ケース16に収容(挿入)する際に、基板12(基板12の底面)をガイド(案内)すると共に、収容後にその基板12が載置されるべき載置部16bが形成される。尚、収容ケース16の開口側付近の載置部16bにおいて、基板12の収容(挿入)を容易にするためのテーパが形成される。
ここで、基板12をはんだ付けする製造工程について説明する。この実施例に用いるような小型の電子回路基板は、一般には個々に単独で製造するようなことはせず、製造効率の観点から1枚の大きな多面取り基板に複数の同じパターンを有する電子回路基板を整列させ、それらを分割し、分割された基板にコネクタなどを取り付けた後に、はんだ付けして最終的な個々の製品とする場合が多い。図8はそのような多面取り基板46に、本発明の第1実施例に係るフレーム一体型コネクタ14を固定した状態を示す平面図であり、図9はその側面図である。
上記した如く、コネクタ本体部28の底面28aは、基板12の実装面12aから所定距離d1だけ離間した位置に配置される。よって、図8および図9に示す如く、分割前の多面取り基板46上に複数個のフレーム一体型コネクタ14を隣接して固定する場合、コネクタ本体部28の下方に形成される隙間に、隣接する他のフレーム一体型コネクタ14のフレーム部34の先端部が配置されるようにする。即ち、コネクタ本体部28と他のフレーム部34の先端部が重なるようにしてフレーム一体型コネクタ14が固定される。尚、当然ながら、分割前の多面取り基板46の適宜位置には、受部22および位置決め孔26が形成(穿設)される。
さらに、フレーム部34が、多面取り基板46を分割した後の基板12の外周よりも小さい枠状を呈するように構成されているので、分割前の多面取り基板46上に複数個のフレーム一体型コネクタ14を隣接して固定する場合、隣接するフレーム一体型コネクタ14の間に隙間が生じ、フレーム部34同士が接触しない。このようにしてフレーム一体型コネクタ14を多面取り基板46に固定した後に、まとめてはんだ付け作業を行う。尚、この製造工程の後、多面取り基板46を分割して個々の製品とする。
このように、コネクタ本体部28と一体的に形成された基板12の実装面12aに載置されるべきフレーム部34と、フレーム部34に形成されたスナップフィット36と、基板12に形成されたスナップフィット36が係止されるべき受部22とを備えるように構成したので、基板12とコネクタ本体部28(フレーム一体型コネクタ14)を簡易な組み立て作業で強固に固定できると共に、固定に必要な部品点数を削減できる。
また、受部22が基板12の外周に形成された凹部からなるように構成したので、上記した効果に加え、フレーム部34の外形よりも外周が大きい、あるいは略同大な基板12に対して同じフレーム一体型コネクタ14を使用することができ、よって基板12の大きさに応じたフレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)の設計変更を不要とすることができる。
また、フレーム部34、より具体的には、フレーム部34の内周側にリブ42が形成されるように構成したので、上記した効果に加え、フレーム部34の剛性を確保してその強度を向上させることができる。
また、フレーム部34の下端34bに切り欠き段差部34c(第1の切り欠き部)が形成されるように構成したので、上記した効果に加え、フレーム部34の下方にも電子部品P1を実装することができ、よって基板12の実装面積の減少を抑制することができる、換言すれば、基板12における実装面積をより多く確保することができる。
また、フレーム部34において、スナップフィット36の足部36aの周囲に切り欠き溝38(第2の切り欠き部)が形成されるように構成したので、上記した効果に加え、スナップフィット36の足部36aの長さを実質的に延長させてその弾性変形量を増大させることができ、よってスナップフィット36を含むフレーム全体の高さを低く設定することができる。
また、フレーム部34が、基板12の外周よりも小さい枠状を呈するように構成したので、上記した効果に加え、製造工程中における分割前の多面取り基板46上に複数個のフレーム一体型コネクタ14をフレーム部34同士が接触することなく固定できるため、多面取り基板46を分割することなくまとめてはんだ付けすることができる。そのため、製造工程を簡略化することができる。また、隣接する基板同士の間に捨て基板を設ける必要がなく、多面取り基板46を小さくすることができる。
また、コネクタ本体部28の底面28aが、基板12の実装面12aから上方に所定距離d1だけ離間した位置に配置されるように構成したので、上記した効果に加え、コネクタ本体部28を基板12の外周よりも外方に突出して配置した場合であっても、分割前の多面取り基板46上において、コネクタ本体部28の底面28aが隣接する基板12上のフレーム部34の上端(具体的には、フレーム部34の先端部(コネクタ本体部28と反対側の端部)の上端部34d)に接触することなく複数個固定することができる。そのため、多面取り基板46を分割することなくまとめてはんだ付けすることができ、製造工程を簡略化することができる。また、隣接する基板同士の間(具体的には、基板12においてコネクタ本体部28の底面28aと対向する箇所)に捨て基板を設ける必要がなく、多面取り基板46を小さくすることができる。
また、フレーム部34の上端部34dが、基板12に搭載された電子部品P1,P2,P3の背丈よりも高く形成されるように構成したので、上記した効果に加え、基板12を収容ケース16に収容する際に電子部品P1,P2,P3が収容ケース16の内壁と接触するのを防ぐことができる。
また、基板12の実装面12aにおいて、端部付近にコネクタ本体部28を配置し、コネクタ本体部28から離間するに従って背丈の低い電子部品を配置する(具体的には、電子部品P2,P3,P1の順に配置する)と共に、フレーム部34の上端部34が、電子部品P2,P3,P1の背丈に応じてステップ状に形成されるように構成したので、上記した効果に加え、コネクタ本体部28と反対側の端部(フレーム部34の先端部)が先細りとなって基板12を収容ケース16へ収容しやすくなると共に、フレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)の体積を減少させて軽量化を図ることができる。
また、さらに、基板12を収容する収容ケース16を備えると共に、収容ケース16の内部空間16aが、フレーム部34の上端形状に応じてステップ状に形成されるように構成したので、上記した効果に加え、収容ケース16と基板12からなる電子回路ユニット10全体の容積を減少させることができる。また、収容ケース16内に樹脂をポッティングする場合は、ポッティング樹脂量を低減させることもできる。
また、ステップ状に形成された上端同士が、テーパで接続されるように構成したので、上記した効果に加え、基板12を収容ケース16の内部へ円滑に挿入させることができる。
また、フレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)に位置決めピン24が形成されると共に、基板12に位置決めピン24が挿通されるべき位置決め孔26が穿設されるように構成したので、上記した効果に加え、基板12上におけるフレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)の位置決めを正確かつ容易にすることができ、よって組み立て作業をより簡易に行うことができる。
また、位置決めピン24は、先端に向けて縮径となる円錐台状を呈し、その先端面24aは、スナップフィット36のそれよりも鉛直方向において下方に配置されるように構成したので、上記した効果に加え、基板12上におけるフレーム部34(フレーム一体型コネクタ14)の位置決めをより一層正確かつ容易にすることができ、よって組み立て作業をより簡易に行うことができる。
次いでこの発明の第2実施例に係る電子回路基板とコネクタの固定構造を説明する。
図10は、第2実施例に係る基板112に、破線で示すフレーム一体型コネクタ14を固定した状態の平面図である。
第1実施例との相違点に焦点を置いて説明すると、基板112は上記第1実施例に用いられた基板12よりも幅方向(図10において上下方向)に大きく設計されたものであり、受部122は基板112の外周ではなく実装面112a内に穿設された貫通孔によって形成される。受部122が穿設される位置は、第1実施例の基板12の受部22と同じ位置、即ち、フレーム一体型コネクタ14のスナップフィット36が掛止可能な位置に設定される。また、位置決め孔26も同様に、フレーム一体型コネクタ14の位置決めピン24が挿通可能な位置に穿設される。
このように、受部22が基板12に穿設された貫通孔からなるように構成したので、基板112とフレーム一体型コネクタ14を簡易な組み立て作業で強固に固定できると共に、固定に必要な部品点数を削減できるという効果に加え、フレーム部34の外形よりも外周が大きい基板112に対して同じフレーム一体型コネクタ14を使用することができ、よって基板112の大きさに応じたフレーム一体型コネクタ14(フレーム部34)の設計変更を不要とすることができる。尚、その他の構成要素および製造工程ならびにその作用効果は、第1実施例と何ら異ならないため、詳細な説明を省略する。
以上の如く、この発明の第1実施例および第2実施例にあっては、電子回路基板(12,112)とそれに搭載されるコネクタ(コネクタ本体部28)の固定構造において、前記コネクタ(28)と一体的に形成され、枠状を呈すると共に、前記電子回路基板(12,112)の実装面に載置されるべきフレーム(フレーム部34)と、前記フレーム(34)に形成され、前記電子回路基板(12,112)の外周に形成される受部(22,122)に係止されるべきスナップフィット(36)とを備えるように構成した。
また、前記受部(22,122)が、前記電子回路基板(112)に穿設された貫通孔(122)および前記電子回路基板(12)の外周に形成された凹部(22)の少なくともいずれかからなるように構成した。
また、前記フレーム(34)にリブ(42)が形成されるように構成した。
また、前記フレーム(34)の下端に第1の切り欠き部(切り欠き段差部34c)が形成されると共に、前記第1の切り欠き部の付近に前記電子回路基板(12,112)に搭載された電子部品P1が配置されるように構成した。
また、前記フレーム(34)において、前記スナップフィット(36)の足部(36a)の周囲に第2の切り欠き部(切り欠き溝38)が形成されるように構成した。
また、前記フレーム(34)の枠状の外周が、前記電子回路基板(12,12)の外周よりも小さく形成されるように構成した。
また、前記コネクタ(28)の底面(28a)が、前記電子回路基板(12,112)の実装面から上方に所定距離d1だけ離間した位置に配置されると共に、前記コネクタ(28)の底面(28a)の下方には、他のフレームの少なくとも一部を配置可能とする空間が形成されるように構成した。
また、前記フレーム(34)の上端が、前記電子回路基板(12,112)に搭載された電子部品P1,P2,P3の内、前記フレームに囲まれた位置に配置される前記電子部品の背丈よりも高く形成されるように構成した。
また、前記電子回路基板(12,112)の実装面(12a,112a)において、端部付近に前記コネクタ(28)を配置し、前記コネクタ(28)から離間するに従って背丈の低い電子部品を配置する(具体的には、電子部品P2,P3,P1の順に配置する)と共に、前記フレーム(34)の上端が、前記電子部品(P2,P3,P1)の背丈に応じてステップ状に形成されるように構成した。
また、さらに、前記電子回路基板(12,112)を収容するケース(収容ケース16)を備えると共に、前記ケース(16)の内部空間(16a)が、前記フレーム(34)の上端形状に応じてステップ状に形成されるように構成した。
また、前記ステップ状に形成された上端同士が、テーパで接続されるように構成した。
また、前記フレーム(34)に位置決めピン(24)が形成されると共に、前記電子回路基板(12,112)に前記位置決めピン(24)が挿通されるべき位置決め孔(26)が穿設されるように構成した。
この発明の第1実施例に係る電子回路ユニットの組み立て前の状態を示す分解斜視図である。 図1に示す電子回路基板にコネクタを固定した状態で図1の矢示Aから見た平面図である。 図1に示す電子回路基板にコネクタを固定した状態で図1の矢示Bから見た側面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線拡大断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。 図1のVII−VII線断面図である。 多面取り基板にフレーム一体型コネクタを固定した状態の平面図である。 多面取り基板にフレーム一体型コネクタを固定した状態の側面図である。 第2実施例に係る電子回路基板とフレーム一体型コネクタを示す平面図である。
符号の説明
12 電子回路基板(第1実施例)
12a 実装面(第1実施例)
112 電子回路基板(第2実施例)
112a 実装面(第2実施例)
16 収容ケース(ケース)
22 受部(凹部。第1実施例)
122 受部(貫通孔。第2実施例)
24 位置決めピン
26 位置決め孔(挿通孔)
28 コネクタ本体部(コネクタ)
28a 底面
34 フレーム部(フレーム)
34 切り欠き段差部(第1の切り欠き部)
36 スナップフィット
36a 足部
38 切り欠き溝(第2の切り欠き部)
42 リブ
P1,P2,P3 電子部品

Claims (12)

  1. 電子回路基板とそれに搭載されるコネクタの固定構造において、前記コネクタと一体的に形成され、枠状を呈すると共に、前記電子回路基板の実装面に載置されるべきフレームと、前記フレームに形成され、前記電子回路基板の外周に形成される受部に係止されるべきスナップフィットとを備えることを特徴とする電子回路基板とコネクタの固定構造。
  2. 前記受部が、前記電子回路基板に穿設された貫通孔および前記電子回路基板の外周に形成された凹部の少なくともいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  3. 前記フレームにリブが形成されることを特徴とする請求項1または2記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  4. 前記フレームの下端に第1の切り欠き部が形成されると共に、前記第1の切り欠き部の付近に前記電子回路基板に搭載された電子部品が配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  5. 前記フレームにおいて、前記スナップフィットの足部の周囲に第2の切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  6. 前記フレームの枠状の外周が、前記電子回路基板の外周よりも小さく形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  7. 前記コネクタの底面が、前記電子回路基板の実装面から上方に所定距離だけ離間した位置に配置されると共に、前記コネクタの底面の下方には、他のフレームの少なくとも一部を配置可能とする空間が形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  8. 前記フレームの上端が、前記電子回路基板に搭載された電子部品の内、前記フレームに囲まれた位置に配置される前記電子部品の背丈よりも高く形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  9. 前記電子回路基板の実装面において、端部付近に前記コネクタを配置し、前記コネクタから離間するに従って背丈の低い電子部品を配置すると共に、前記フレームの上端が、前記電子部品の背丈に応じてステップ状に形成されることを特徴とする請求項8記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  10. さらに、前記電子回路基板を収容するケースを備えると共に、前記ケースの内部空間が、前記フレームの上端形状に応じてステップ状に形成されることを特徴とする請求項9記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  11. 前記ステップ状に形成された上端同士が、テーパで接続されることを特徴とする請求項9または10記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
  12. 前記フレームに位置決めピンが形成されると共に、前記電子回路基板に前記位置決めピンが挿通されるべき挿通孔が穿設されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の電子回路基板とコネクタの固定構造。
JP2004180731A 2004-06-18 2004-06-18 電子回路基板とコネクタの固定構造 Expired - Fee Related JP4405863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180731A JP4405863B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 電子回路基板とコネクタの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180731A JP4405863B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 電子回路基板とコネクタの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006005209A JP2006005209A (ja) 2006-01-05
JP4405863B2 true JP4405863B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=35773315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004180731A Expired - Fee Related JP4405863B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 電子回路基板とコネクタの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4405863B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4582002B2 (ja) * 2006-01-10 2010-11-17 株式会社デンソー 電子装置
JP5624903B2 (ja) * 2011-01-31 2014-11-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 基板装置
JP5828395B2 (ja) * 2011-11-10 2015-12-02 株式会社デンソー 車両用コントローラ及びその製造方法
CN103282814B (zh) 2011-12-26 2015-02-25 株式会社藤仓 光模块
US10655991B2 (en) 2014-07-30 2020-05-19 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Physical-quantity detection device for intake air in an internal combustion engine
JP6419061B2 (ja) * 2015-12-14 2018-11-07 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 基板取付型の電気コネクタ
JP2019016455A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006005209A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4746497B2 (ja) 配線基板収納構造
JP6040926B2 (ja) 基板内蔵コネクタ
JP5212019B2 (ja) 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法
JP6498409B2 (ja) コネクタ組立体
KR100581033B1 (ko) 전자부품부착용 소켓
JP2004127572A (ja) コネクタ
US6997748B1 (en) Shielded shell for electronic connector
JP4405863B2 (ja) 電子回路基板とコネクタの固定構造
US7384273B1 (en) Electrical connector assembly
US20010009821A1 (en) Terminal holding structure of flat circuit body
JP6655797B2 (ja) コネクタ、ヘッダおよびソケット
JP6211030B2 (ja) 電子制御装置および電子制御装置の製造方法
JP2005142215A (ja) 筐体の蓋の変形防止構造
JP5432531B2 (ja) 電気コネクタ
JP2003282361A (ja) コンデンサモジュール
JP2007151296A (ja) コネクタ付基板
JP5256842B2 (ja) メモリカード用複合コネクタ
JP2006236613A (ja) コネクタ固定構造及び固定方法、並びにコネクタ構造
JP2006313690A (ja) オンボードコネクタ
JP3117155U (ja) 電気コネクタ
JP3761425B2 (ja) コネクタ構造
JP6287977B2 (ja) コネクタ
US6275384B1 (en) Electrical transition device with improved LED positioning means
JP4098713B2 (ja) 基板用コネクタの組付構造
JP4259196B2 (ja) 表面実装コネクタを備えたプリント基板および該プリント基板を収容した電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees