JP4405061B2 - ガラス容器外面コーティング用スプレー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス容器にスプレー液や塗料などをスプレーするガラス容器外面コーティング用スプレーノズル、及び、コンベアなどの移動手段の上に乗って送られてくるガラス容器にスプレー液などの液体をスプレーするガラス容器外面コーティング用スプレー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来使用されているガラス容器外面コーティング用スプレーノズル40の縦断面図、図5はノズル40のノズルチップ45の下面図である。この種のノズルは、ノズル本体に形成した気体流入口と液体流入口からそれぞれ気体と液体とを供給し、ノズル本体内の混合室で混合して吐出口から気体と液体とが混合したミストを噴霧するもので、二流体ノズルと呼ばれるものである。ノズル40は、図4に示すように、液体流入口41、気体流入口42、パイロットエア流入口43、混合室44、ノズルチップ45、吐出口46、ピストン47、コイルばね48を有する。
【0003】
液体流入口41はスプレー液が、気体流入口42はスプレー液と混合するためのスプレーエアが、パイロットエア流入口43はスプレーのオンオフをするためのパイロットエアが流入する部分で、それぞれ供給ホース(図示せず)が接続される。図4はオン状態を示しており、この状態において、スプレー液は矢印Aのように混合室44を経てノズルチップ45に至り、スプレーエアは矢印Bのようにピストン47の内部から混合室44を経てノズルチップ45に至る。すなわち、スプレー液とスプレーエアは混合室44で混合されてノズルチップ45に至り、下端の吐出口46から噴出し、スプレー液が噴霧される。パイロットエアは噴霧のオンオフをするためのもので、オンの状態ではパイロットエアが供給されずにピストン47がスプレーエアの圧力により上昇し、混合室の出口が開い開いた状態となっている。パイロットエアが供給されるとその圧力でピストン47が下降し混合室の出口が閉鎖されてスプレー液が遮断される。なお、コイルばね48はスプレーエアの圧力に対してバランスをとるため設けられている。
【0004】
ノズルチップ45は、図4、5に示されるように、先端がドーム状に形成されており、そのドーム状の先端部分に吐出口46が開口している。吐出口46は、細長いスリット状で、その中心がノズルチップの軸芯と一致するように中央に設けられている。
【0005】
図6は、ノズル40を取り付けた従来のガラス容器外面コーティング装置50の正面図である。このコーティング装置は、ガラス容器の製造工程における徐冷炉の終端でガラス容器にスプレー液を噴霧し、その表面に保護被膜を形成するものである。ガラス容器Gは、移動手段である徐冷炉コンベア32上を整列状態で図6の裏側から表面側に向かって流れてくる。コーティング装置50は徐冷炉コンベア32のフレームから立設された支柱21に保持された支持手段であるレール23を有する。レール23の上には走行手段である台車25が設けられ、この台車はモータ28によって作動するベルト30に接続されてレール23の上を往復走行する。台車25からは吊下ポスト31が垂設され、その下端部に水平方向に張り出した腕26に2個のノズル40が下方に向かって固定されている。2個のノズル40は、図11に示すように、ガラス容器の幅方向の1列を挟んで幅方向の列の間に配置されている。コーティング装置50はセンサ29によってタイミングを検知して作動する。コーティング装置50においては、ノズル40がガラス容器の幅方向の列の間の隙間に対して大きすぎるので、ノズル40の吐出口46をガラス容器Gの高さよりも低い位置に設けることができず、スプレー液はガラス容器の上方から噴霧するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図7は、コーティング装置50によりガラス容器Gにスプレーしている状態の説明図である。スプレー液はガラス容器Gの上方から噴霧され、ミストは垂直線に対して左右対称に直線的に拡散する噴霧パターンとなる。したがって、特に胴部の下側の部分や、吐出口から遠い部分(2個の吐出口を結んだ線と水平方向に90°をなす部分)にスプレー液が十分付着しないという問題がある。これを防ぐためにスプレー液を過度に噴霧すると、ガラス容器の肩部にスプレー液が過度に付着し、液だれによる汚れが発生してしまう。また、スプレー液のミストは、ガラス容器に向かって噴霧されるのではなく、垂直線に対して左右対称に直線的に拡散する噴霧パターンとなるので、ガラス容器に付着しないで無駄となってしまうスプレー液の量が多いという問題もある。
【0007】
本発明は、ガラス容器の外面に均等にスプレー液が付着するようにすると共に、スプレー液の無駄を減少させることを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対向して立設したスプレー液供給パイプとエア供給パイプを連結するように、管状をなし、端部がエア流入口と液体流入口となっており、外周部に吐出口を有する2流体ノズルを向きに複数段設け、前記2流体ノズルを前記エア供給用パイプに対して回転可能とし、各段の前記ノズルと前記スプレー液供給パイプの間に流量調整バルブを設けたことを特徴とするガラス容器外面コーティング用スプレー装置である。
【0009】
本発明のスプレー装置は、ノズルの吐出口を水平方向に向けて取り付けることができるので、スプレー液を水平方向に噴霧できる。図2に点線で示すように、スプレー液(ミスト)をガラス容器の胴部に向かって直接噴霧するので、ガラス容器の胴部全体に、ムラなくスプレー液を付着させることができる。また、スプレー液のミストはガラス容器に向かって噴霧されるので、ガラス容器に付着しないで無駄となってしまうスプレー液の量が著しく減少する。
【0010】
2流体ノズルは縦方向に複数段設けることができる。複数段設けると、大型のガラス容器に対してもムラなくスプレー液を付着させることが可能となる。
【0011】
2流体ノズルは、エア供給用パイプ及びスプレー液供給パイプに対して回転可能に接続することができる。このようにすると、ノズルの吐出口の向きを上下方向に変えることができるので、所望の向きに向かってスプレー液を噴霧できる。
【0012】
スプレー装置は、ノズルの吐出口が対向するようにガラス容器を挟んで両側に設けることができる。このようにすると、一度にガラス容器の両側からスプレー液を噴霧でき、作業能率がよくなると共に、スプレー液をガラス容器の胴部の周囲360°にムラなく付着させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を表した図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は実施例のスプレー装置1の正面図、図2はスプレー装置1の側面図、図3はスプレー装置1を取り付けたコーティング装置20の正面図である。
【0014】
図1、2のスプレー装置1は、スプレー液供給パイプ6、エア供給パイプ7、2流体ノズル8を有する。スプレー液供給パイプ6とエア供給パイプ7は対向して立設されており、スプレー液供給パイプ6は上部に接続されたホース11によってスプレー液が供給され、エア供給パイプ7は上部に接続されたホース12からエアが供給される。2流体ノズル8はパイプ6、7を連結して横向きに5段配置されている。2流体ノズル8は管状をなし、外周部に吐出口が設けられ、端部は一方がエア流入口、他方が液体流入口となっており、図1において、ノズル8の右側からはスプレー液が、左側からはエアが流入する。このような2流体ノズルは、例えば特開平2−273565号に開示されるように、公知のものである。
【0015】
2流体ノズル8は、吐出口16がほぼ水平方向を向くように横向きに取り付けられているが、スプレー液供給パイプ6及びエア供給用パイプ7に対して回転可能に取り付けられているので、図2の矢印Cのように、上下方向に噴霧方向を変えることができる。
【0016】
2流体ノズル8は複数段設けることができる。図1、2においては5段、図3においては2段設けられている。このように、コーティングを行うガラス容器の大きさや形状に応じて、ノズルを何段設けるかを選択することができる。
【0017】
図1に示すように、この実施例においては、2流体ノズル8の左側は直接エア供給パイプ7に接続されているが、右側は流量調節バルブ9を介してスプレー液供給パイプ6に接続されている。このため、コック10を操作することでスプレー液の供給量を各ノズルごとに調整することが可能となる。
【0018】
図2に示すように、この実施例においては、スプレー液供給パイプ6、エア供給パイプ7、2流体ノズル8を有するスプレー装置が、ノズル8の吐出口16が対向するようにガラス容器Gを挟んで両側に対で設けられている。このため、一度にガラス容器の両側からスプレー液を噴霧でき、作業能率がよくなると共に、スプレー液をガラス容器の胴部の全周にムラなく付着させることができる。
【0019】
実施例に示すのように、本発明のスプレー装置は、従来のコーティング装置本体の吊下ポスト31に、従来のスプレー装置と同様に取り付けて使用することができる。図1、2に示すように、コーティング装置本体の吊下ポスト31に、ベースプレート2がボルト13によって固定されている。ベースプレート2には2枚の調整プレート3が溝3aとボルト14によって上下方向に位置調整可能に取り付けられている。調整プレート3には、アーム4が固定されている。それぞれのアーム4には溝4aが形成されており、2個のノズルブラケット5がボルト15により水平方向(矢印D方向)に位置調整可能に取り付けられている。合計4個のノズルブラケット5には、スプレー液供給パイプ6又はエア供給パイプ7が取り付けられている。したがって、1対のスプレー装置は、相互の間隔と上下方向の位置を調整できるようになっている。
【0020】
【発明の効果】
本発明のスプレー装置は、スプレー液をガラス容器の胴部に向かって水平方向に直接噴霧できるので、ガラス容器の胴部全体に、ムラなくスプレー液を付着させることができる。また、スプレー液はガラス容器に向かって噴霧されるので、ガラス容器に付着しないで無駄となってしまうスプレー液の量が著しく減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスプレー装置1の正面図である。
【図2】スプレー装置1の側面図である。
【図3】スプレー装置1を取り付けたコーティング装置20の正面図である。
【図4】従来使用されているガラス容器外面コーティング用スプレーノズル40の縦断面図である。
【図5】ノズル40のノズルチップ45の下面図である。
【図6】ノズル40を取り付けた従来のガラス容器外面コーティング装置50の正面図である。
【図7】コーティング装置50によりガラス容器Gにスプレーしている状態の説明図である。
【符号の説明】
1 スプレー装置
2 ベースプレート
3 調整プレート
4 アーム
5 ノズルブラケット
6 スプレー液供給パイプ
7 エア供給パイプ
8 2流体ノズル
9 流量調整バルブ
10 コック
11 ホース
12 ホース
13 ボルト
14 ボルト
15 ボルト
16 吐出口
20 コーティング装置
21 支柱
22 梁材
23 レール
25 台車
26 腕
28 モータ
29 センサ
30 ベルト
31 吊下ポスト
32 徐冷炉コンベア
40 ノズル
41 液体流入口
42 気体流入口
43 パイロットエア流入口
44 混合室
45 ノズルチップ
46 吐出口
47 ピストン
48 コイルばね
50 コーティング装置

Claims (2)

  1. 対向して立設したスプレー液供給パイプとエア供給パイプを連結するように、管状をなし、端部がエア流入口と液体流入口となっており、外周部に吐出口を有する2流体ノズルを向きに複数段設け、前記2流体ノズルを前記エア供給用パイプに対して回転可能とし、各段の前記ノズルと前記スプレー液供給パイプの間に流量調整バルブを設けたことを特徴とするガラス容器外面コーティング用スプレー装置
  2. 請求項1のスプレー装置を、ノズルの吐出口が対向するようにガラス容器を挟んで両側に設けたことを特徴とするガラス容器外面コーティング用スプレー装置
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