JP4403534B2 - 投影型カラー表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投影型カラー表示装置に関し、特に、単板の液晶表示素子等の空間変調素子を用いた投影型カラー表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば液晶表示装置の分野で、単板液晶プロジェクターが知られている。その中、特開平4−60538号では、複数の扇形に配置したダイクロイックミラーに白色光を入射させ、赤、青、緑の各光束に分割し、これらの光束をマイクロレンズアレイに異なった角度で入射させることにより、これらの光束毎に、光束を分離して各集光スポットに集光させ、各光束から形成された各集光スポットに液晶表示素子の各画素を配置し、これらの画素を透過する光を投影する投影型カラー液晶表示装置が提案されている。
【0003】
このダイクロイックミラーを用いる装置は、マイクロレンズによって液晶表示素子の各画素の開口部に集光された光束は、液晶表示素子を通過した後、フィールドレンズにより投影レンズの瞳面上に集光されるが、緑、青、緑の光束は瞳面の異なる位置に集光するため、投影レンズから外れる光はケラレることになる。例えば、3つの異なる角度の光束について、その各光軸は通常、同一平面上にあり、その中、中央の色の光束がケラレないように角度を合わせても、両端の色の光束はその分ケラレることになる。このようなケラレにより投影効率が落ちたり、色再現性が落ちると言った問題がある。あるいは、全ての色の光束を投影レンズにケラレなしに入射させるには、投影レンズの大口径化を図らねばならず、軽量化や小型化に支障が有り、コストが高くなると言う問題もある。
【0004】
このような問題を解決するために、3つの色の中2つの色を回折する2つのホログラムを多層化あるいは多重化したホログラム素子を用いて、液晶表示素子の各画素に入射する赤、青、緑の光束を平行にする提案もあるが(特開平8−220656号、特開平10−239687号)、ホログラムの角度選択性と入射光の角度分布等の影響で回折効率が100%にはならないので、ホログラム素子を用いない場合に比べて効率は多少向上したとしても、満足いくものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ホログラムからなる回折格子を1枚用いることにより、高効率で色再現性の良い単板の空間変調素子を用いた投影型カラー表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の投影型カラー表示装置は、光源と、この光源からの光を複数の色の光束に分割する分割光学手段と、前記分割光学手段によって分割された各色の光束毎に、光束を分離して集光し、それぞれの集光スポットの配列を形成する集光光学手段と、前記集光光学手段によって形成された各集光スポットの配列に対応した各画素の配列を有する空間変調素子と、前記空間変調素子により変調された各色の光束を受け、前記空間変調素子に表示された画像を拡大投影する投影手段とを備えた投影型カラー表示装置に
おいて、
前記空間変調素子近傍に、一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラムを配置し、前記体積ホログラムにより前記各色の光束の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光とを合わせて前記投影手段に取り込んで前記空間変調素子に表示された画像を投影するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
この場合、分割光学手段によって、光源からの光が赤、緑、青の3色の光束に分割され、分割された光束の中心の光束の主光線が体積ホログラムの干渉縞となす角度が、他の光束の主光線が体積ホログラムの干渉縞となす角度より小さく設定されていることが望ましい。
【0008】
また、体積ホログラムの干渉縞がそのフィルム面に略垂直に形成されていることが望ましい。
【0009】
また、空間変調素子が液晶表示素子からなることが望ましい。
【0010】
なお、本発明は上記の投影型カラー表示装置に用いられる一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラムを含むものである。
【0011】
本発明のもう1つの投影型カラー表示装置は、光源と、この光源からの光を複数の色の光束に分割する分割光学手段と、前記分割光学手段によって分割された各色の光束毎に、光束を分離して集光し、それぞれの集光スポットの配列を形成する集光光学手段と、前記集光光学手段によって形成された各集光スポットの配列に対応した各画素の配列を有する空間変調素子と、前記空間変調素子により変調された各色の光束を受け、前記空間変調素子に表示された画像を拡大投影する投影手段とを備えた投影型カラー表示装置において、
前記空間変調素子近傍に、一様な干渉縞が形成されたレリーフホログラムを配置し、前記レリーフホログラムにより前記各色の光束の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光とを合わせて前記投影手段に取り込んで前記空間変調素子に表示された画像を投影するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明においては、空間変調素子近傍に、一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラム等が配置され、そのホログラムにより各色の光束の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光とを合わせて投影手段に取り込んで空間変調素子に表示された画像を投影するようにしたので、より明るく、ホワイトバランスがより良く、色再現性に優れた映像を拡大投影することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の基本原理と本発明による投影型カラー表示装置の1実施例について説明する。
【0014】
図3に示すように、一様な間隔で平面からなる干渉縞2がフィルム面に垂直に形成された体積ホログラム1について考察する。このような体積ホログラム1に異なる入射角でR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光束を入射させる場合を考える。この中、Rの光は干渉縞2に略平行に入射させ、Gの光はRの光を含み干渉縞2に垂直な面内でRの光に対して角度θ1 をなすように入射させ、Bの光はRとGの光を含む面内でRの光に対してGと反対側に角度θ2 をなすように入射させものとする。
【0015】
このような配置でR,G,Bの光束を入射させると、図3に示すような回折光が生じる。すなわち、Rについては、0次光と±1次光(図中では何れも1次光としてある。)、GとBについては、0次光と1次光である。これ以外の次数の回折光も存在するが、体積ホログラムの場合無視し得る大きさである。
【0016】
図3を見て分かる通り、R,G,B3つの光束が異なる角度で体積ホログラム1に入射しても、G光とB光のそれぞれ0次光と1次光を合わせた光束の重心光線は、R光の0次光と±1次光を合わせた光束の重心光線により近づき、入射時の角度θ1 、θ2 より小さくなる。
【0017】
したがって、このような体積ホログラム1を特開平4−60538号で提案されているような単板式の投影型カラー液晶表示装置の液晶表示素子近傍に配置することにより、投影レンズの瞳にR,G,Bの光がより入りやすくなり、高効率で明るく色再現性の良い投影型カラー表示装置を構成することが可能になる。
【0018】
ここで、実際のR,G,B3色の利用効率の例を、体積ホログラム1を用いた場合と用いない場合とを比較して示す。
【0019】
まず、入射光の入射角、平行度等を設定する。液晶表示素子の画素仕様、マイクロレンズの焦点距離等を、特開平8−220656号の場合と同様に、画素ピッチ100μm、開口50μm、マイクロレンズの焦点距離1100μm(媒質中)とする。この条件を用いて、R,G,Bの光束の平行度及び各色の主光線間の角度を定める。各色の主光線が、対応する各開口の中心を通るように定めると、図4の幾何的関係から、隣合う主光線(GとR、RとB)は媒質中で5.2°、空気中で7.9°となる。そこで、R,G,Bの主光線間の角度(θ1 ,θ2 )を8°とする。平行度に関しては、色が異なる隣の開口に光線が入る混色を避けることが必要で、図4においては、Rの場合、開口Rの中心から開口Gの下端(又は、Bの上端)までは許容され、空気中の角度で5.9−0.0=5.9°となる。また、Gの場合、開口Gの中心から開口Rの上端までは許容され、空気中の角度で7.9−2.0=5.9°で、Rの場合と略等しくなる。さらに、Bの場合もGと同様である。そこで、R,G,Bの光束の平行度は±5°とする。ただし、光源の角度分布はガウシアン分布であるのが普通で、半値で±5°とする。
【0020】
ここで、図4の画素面より後方(図の右側)に配置される投影レンズについて、その取り込み角はFナンバーにより、例えば、Fナンバー2.0のとき、取り込み角(=tan-1(1/2F))=±14.0°、Fナンバー2.3のとき、取り込み角(=tan-1(1/2F))=±12.3°、Fナンバー2.6のとき、取り込み角(=tan-1(1/2F))=±10.9°となる。Fナンバーが小さいと、取り込み角が大きくなり、効率も大きくなるが、反面、投影レンズの収差により像の歪等の問題が生じる。ここでは、F2.6を採用し、その取り込み角は10.9°とする。
【0021】
また、体積ホログラム1については、平均屈折率n=1.52、干渉縞2の屈折率変調Δn=0.025、干渉縞2の表面ピッチΛ=2.62μm、厚さd=42.0μm、Q(=2πλd/nΛ2 )=10.1(λ=400nmのとき)であり、いわゆる厚いホログラム(体積ホログラム)とする。
【0022】
以上のような前提において、R,G,Bの光束の体積ホログラム1に対する入射光、回折光の角度分布は図5のようになる。ただし、R光の波長630nm、G光の波長540nm、B光の波長450nmとしている。
【0023】
この場合のR,G,B3色の利用効率は、この体積ホログラム1を用いた場合と用いない場合とで、以下の表1のようになる。
【0024】
【表1】
Figure 0004403534
【0025】
以上の結果から、特開平4−60538号のように、R,G,Bの光束をマイクロレンズアレイに異なった角度で入射させることにより、これらの光束毎に分離して各集光スポットに集光させ、各光束から形成された各集光スポットに液晶表示素子等の空間変調素子の各画素を配置し、これらの画素を透過する光を投影手段により投影する投影型カラー表示装置の、空間変調素子の近傍に上記のような体積ホログラム1を配置することにより、照明光の利用効率が高まると同時に色再現性が向上することが分かる。
【0026】
以下に、そのような投影型カラー表示装置の例を説明する。図1は、この実施例の投影型カラー表示装置の概略的構成を示している。この実施例の投影型カラー表示装置は、球面鏡10と、白色光源12と、コンデンサーレンズ3と、3種のダイクロイックミラー4B,4R,4Gと、マイクロレンズアレイ5と、液晶表示素子6と、フィールドレンズ7と、投影レンズ8と、投影スクリーン9を備えている。液晶表示素子6は上記の体積ホログラム1を内蔵している。
【0027】
白色光源12は、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等が使用される。球面鏡10の焦点とコンデンサーレンズ3の焦点は、相互に一致しており、ここに白色光源12を配置している。このため、コンデンサーレンズ3からは、前記のように、平行度±5°の光束が射出されて、各ダイクロイックミラー4B,4R,4Gに入射する。
【0028】
これらダイクロイックミラー4B,4R,4Gは、それぞれ青、赤、緑の各波長帯域の光を選択的に反射して、他の波長の光を透過する特性を有しており、これらの色の順序で、かつそれぞれ異なる角度で配置されている。
【0029】
各ダイクロイックミラー4B,4R,4Gから反射されたB,R,Gの光束は、マイクロレンズアレイ5に主光線間の角度が8°となるように入射する。この実施例では、図3、図4のように、Rの光束を中心に配して、このRの光束をマイクロレンズアレイ5に垂直に入射させ、G,Bの各光束をRの光束の両側に各8度傾けている。
【0030】
各ダイクロイックミラー4B,4R,4Gから射出したB,R,Gの各光束は、マイクロレンズアレイ5を介して液晶表示素子6に入射する。マイクロレンズアレイ5は、B,R,Gの各光束毎に、光束を各集光スポットに分離して集光する。B,R,Gの各光束の各集光スポットの位置は、液晶表示素子6のB,R,Gの各画素16B,16R,16Gの開口部に略一致する。この液晶表示素子6を駆動して、各画素16B,16R,16Gによる映像の表示を行うと、B,R,Gの各画素毎に、B,R,Gの光が透過したり遮断され、この映像を示すB,R,Gの各光束が液晶表示素子6から射出される。この映像を示すB,R,Gの各光束は、フィールドレンズ7及び投影レンズ8を介して投影スクリーン9に至り、この投影スクリーン9上に映像が結像される。
【0031】
この実施例では、フィールドレンズ7及び投影レンズ8によって、液晶表示素子6の各画素16B,16R,16Gの開口部に略一致する各集光スポットを投影スクリーン9上に結像し、これによって鮮明な画像を投影スクリーン9上に結像している。
【0032】
そして、図2に、マイクロレンズアレイ5と液晶表示素子6の断面を概略的に示すが、上記したように、図3〜図5で説明したような体積ホログラム1が液晶表示素子6の各画素16B,16R,16Gの射出側に内蔵されている。そして、各画素16B,16R,16Gを透過した光束は、図3に示したように、Rの光束は0次光と±1次光に(図2中では、0次光のみ図示してある。)、GとBについては、0次光と1次光に(図2中では、0次光のみ図示してある。)それぞれ回折されて液晶表示素子6を透過する。なお、図2では、液晶表示素子6の構成要素である偏光板、配向膜等は図示を省略してある。
【0033】
液晶表示素子6の入射側に設けたマイクロレンズアレイ5は、液晶表示素子6のB,R,Gの3つの画素16B,16R,16G毎に1つのマイクロレンズ15を配置してなる。これらのマイクロレンズ15の焦点距離を720μm(ガラス基板中では対向基板厚の1.1mm)に設定されている。また、各画素16B,16R,16Gのピッチを縦横共に100μmに設定されている。
【0034】
また、投影レンズ8はFナンバー2.6で、取り込み角が±10.9°のものを使用している。
【0035】
このような配置であるので、表1に示したように、体積ホログラム1を内蔵しない場合に比較して、投影スクリーン9に投影される映像はより明るく、ホワイトバランスがより良く、色再現性に優れたものとなる。
【0036】
以上の説明において、ダイクロイックミラー4B,4R,4Gによって分離された3つの光束の中心のものをRとしたが、何れの色を中心に持ってきてもよい。また、体積ホログラム1の干渉縞2とその中心の光束を略平行なものと考えたが、必ずしもこれに限定されず、3つの光束の中心の光束の主光線と干渉縞2とのなす角度が最も小さければよい。また、体積ホログラム1の干渉縞2はそのフィルム面に略垂直に形成されていること前提にしていたが、干渉縞2はフィルム面に対して傾いていてもよい。さらに、体積ホログラム1の配置位置は、液晶表示素子等の空間変調素子の射出側近傍に限定されず入射側近傍であってもよい。また、本発明を適用する空間変調素子としては、液晶表示素子に限定されずDMD等であってもよい。
【0037】
さらに、体積ホログラム1の代わりに、Q値が大きく(Q>10)、高次回折光が抑制されるレリーフホログラムを用いても同様の効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の投影型カラー表示装置によると、空間変調素子近傍に、一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラム等が配置され、そのホログラムにより各色の光束の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光とを合わせて投影手段に取り込んで空間変調素子に表示された画像を投影するようにしたので、より明るく、ホワイトバランスがより良く、色再現性に優れた映像を拡大投影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影型カラー表示装置の1実施例の概略的構成を示す図である。
【図2】図1のマイクロレンズアレイと液晶表示素子の断面を概略的に示す図である。
【図3】本発明の基本原理を説明するための図である。
【図4】投影型カラー表示装置に用いる1例の液晶表示素子とマイクロレンズの幾何的関係を示す図である。
【図5】図4に用いる体積ホログラムに対する入射光、回折光の角度分布を示す図である。
【符号の説明】
1…体積ホログラム
2…干渉縞
3…コンデンサーレンズ
4B,4R,4G…ダイクロイックミラー
5…マイクロレンズアレイ
6…液晶表示素子
7…フィールドレンズ
8…投影レンズ
9…投影スクリーン
10…球面鏡
12…白色光源
15…マイクロレンズ
16B,16R,16G…画素

Claims (5)

  1. 光源と、この光源からの光を異なる角度の複数の色の光束に分割する分割光学手段と、前記分割光学手段によって異なる角度に分割された各色の光束毎に、光束を分離して集光し、それぞれの集光スポットの配列を形成する集光光学手段と、前記集光光学手段によって形成された各集光スポットの配列に対応した各画素の配列を有する液晶表示素子と、前記液晶表示素子により変調された各色の光束を受け、前記液晶表示素子に表示された画像を拡大投影する投影手段とを備えた投影型カラー表示装置において、
    前記液晶表示素子近傍に、単一の一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラムを配置し、前記体積ホログラムにより前記各色の光束各々の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光の前記投影手段の取り込み角内の成分を前記投影手段に取り込んで前記液晶表示素子に表示された画像を投影するようにしたことを特徴とする投影型カラー表示装置。
  2. 前記分割光学手段によって、前記光源からの光が赤、緑、青の3色の光束に分割され、分割された光束の中心の光束の主光線が前記体積ホログラムの干渉縞となす角度が、他の光束の主光線が前記体積ホログラムの干渉縞となす角度より小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の投影型カラー表示装置。
  3. 前記体積ホログラムの干渉縞がそのフィルム面に略垂直に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の投影型カラー表示装置。
  4. 請求項1からの何れか1項記載の投影型カラー表示装置に用いられる一様な間隔で平面からなる干渉縞が形成された体積ホログラム。
  5. 光源と、この光源からの光を異なる角度の複数の色の光束に分割する分割光学手段と、前記分割光学手段によって異なる角度に分割された各色の光束毎に、光束を分離して集光し、それぞれの集光スポットの配列を形成する集光光学手段と、前記集光光学手段によって形成された各集光スポットの配列に対応した各画素の配列を有する液晶表示素子と、前記液晶表示素子により変調された各色の光束を受け、前記液晶表示素子に表示された画像を拡大投影する投影手段とを備えた投影型カラー表示装置において、
    前記液晶表示素子近傍に、単一の一様な干渉縞が形成されたレリーフホログラムを配置し、前記レリーフホログラムにより前記各色の光束各々の一部を回折させて、それぞれの光束の0次光と回折光の前記投影手段の取り込み角内の成分を前記投影手段に取り込んで前記液晶表示素子に表示された画像を投影するようにしたことを特徴とする投影型カラー表示装置。
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