JP4403254B2 - 液体回収装置及び液体分溜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気体中に浮遊する霧状の液滴、気体に含まれている蒸気などを捕集して液体を回収する液体回収装置、及びこれを用いて被処理液中の成分を分溜する液体分溜装置に関する。
空気中に浮遊する霧状の液滴や蒸気を含む気体から、液体を回収する液体回収装置としては、霧状の液滴や蒸気を含む気体を冷却するもの、金属繊維からなるフィルタ(ワイヤデミスタ)を透過させるもの(例えば、特許文献1参照)、静電捕集方式などを用いた電気集塵によるもの(例えば、特許文献2参照)、旋回気流を用いたサイクロン方式などの手法が知られている。
特開2003−311102号公報(図1) 特開平10−382号公報(図1)
しかしながら、これらの方法による液滴等の捕集効率は、必ずしも十分とは言えず、液滴や蒸気を適切に回収できなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、効率よく霧状の液滴や蒸気を気体から分離回収することができる液体回収装置、及びこれを用い、被処理液に含まれている成分を効率よく分溜することができる液体分溜装置を提供することを目的とする。
その解決手段は、気体中に含まれる蒸気または気体中に浮遊する霧状の液滴を捕集して、液体を得る液体回収装置であって、上記気体を流通させる流通路を構成する流通路部材を含み、上記流通路に導かれた上記気体を冷却する冷却器と、上記冷却器を加振して、上記流通路部材の少なくとも一部に超音波振動を励起させて上記流通路に向かって空中超音波を放射させ上記流通路内に定在波音場を形成させる超音波振動子と、を備える液体回収装置とすると良い。
本発明の液体回収装置では、冷却器は蒸気あるいは霧状の液滴を含む気体を流通させる流通路を構成する流通路部材を含んでおり、この流通路に導かれた気体を冷却する。このため、気体から蒸気が冷却されて凝縮により霧状の液滴が生じる、その上でさらにこの液滴を冷却して凝集させて液体を得る。あるいは、気体中を浮遊している霧状の液滴を、冷却により凝集させて液体を得る。
さらにこれのみならず、超音波振動子で冷却器を加振して、流通路部材の少なくとも一部に超音波振動を励起させ、流通路に向かって放射される空中超音波で流通路内に定在波音場を形成させる。
これにより、蒸気が冷却されて出来たあるいは既に浮遊していた霧状の液滴は、この流通路内に導かれると、その定在波音場の節部に集まると共に、液滴同士が衝突して一体化し、次第に大きな液滴となる。すると、空中に浮遊していることができず、重力に従って落下し、流通路部材の壁面等に付着したり、別途設けた容器に落下する。
従って、適宜、隔壁部材等に付着した液体の流路を構成しておけば、冷却器による冷却と相俟って、より多くの蒸気あるいは霧状の液滴を捕集して、気体から効率的に液体を回収することができる。
本発明の液体回収装置は、気体中から蒸気や霧状の液滴を回収し、有用な液体を得たい場合に用いるほか、気体中から蒸気や液滴を除去した気体を得たい場合、即ち、液滴等の除去装置としても用いることができる。
なお、超音波振動子で発生させる超音波振動の周波数を、冷却器の構造に応じ、冷却器内の流通路部材でより強力なあるいは広い範囲に定在波音場が形成されるなど、超音波振動による液滴の凝集に適する定在波音場が形成される適宜の周波数にするとよい。
本明細書及び特許請求の範囲において、蒸気を構成する物質としては、冷却により気体中から飽和して液滴となる物質であれば良く、例えば、水、アルコール等が挙げられる。
また、霧状の液滴としては、この液滴を液体として回収すること、あるいは気体から除去することが望まれる液滴であればいずれのものでも良く、例えば、水、アルコール、水とアルコールの混合液、金属イオン等を含んだ水、有機溶剤、油などの液体の液滴が挙げられる。
また冷却器としては、流通路に導かれた気体を冷却できるものであれば良い。例えば、内部に低温の水などの冷媒を通した冷却管や、内部に二酸化炭素やフロンなど冷媒が通る冷却管を有し、この冷媒の蒸発により外部空間を冷やす蒸発器や、通電により冷却するペルチェ素子を備える冷却器などが挙げられる。
また、冷却管の流通路部材は、流通路を少なくとも1つ形成すればよいが、複数、さらには多数の流通路を形成するように構成されていても良い。例えば、冷却管の径方向周囲に冷却フィンを備えて、この冷却フィンで多数の流通路に区画する場合が挙げられる。あるいは、板状部材を組み合わせて、ハニカム状などの構造とし、冷媒の通る冷媒通路と気体の通る流通路とを交互に配置するなどした構造の、冷媒通路兼用の流通路部材を用いることもできる。
また、超音波振動子としては、冷却器を加振して、流通路部材の少なくとも一部を超音波振動させ、流通路内に空中超音波を放射させることができるものであればよく、圧電素子、磁歪素子などを用いた超音波振動子が挙げられる。特に、強力な超音波振動を生じさせるため、ボルト締め型ランジュバン型超音波振動子を用いると良い。
また、流通路内に形成される定在波音場としては、空中超音波の振動の大きな部分(腹部に相当)と小さな部分(節部に相当)とが形成されていれば良く、振動の小さな部分でも超音波振動の振幅が完全に無くなるとは限らない。一般に、振動の小さな部分(節部)に浮遊物質が集まりこの部分で凝集が起こりやすい。
他の解決手段は、気体中に含まれる蒸気または気体中に浮遊する霧状の液滴を捕集して、液体を得る液体回収装置であって、内部に冷媒を循環させる冷媒流路部材、及び、上記冷媒流路部材の周囲に配置され、上記冷媒流路部材の周囲の空間を、上記気体を流通させる多数の流通路に区画する隔壁部材、を有し、多数の上記流通路にそれぞれ導かれた上記気体を冷却する冷却器と、超音波振動を発生する超音波振動子であって、上記冷却器を加振して、上記冷媒流通部材及び上記隔壁部材の少なくともいずれかに超音波振動を励起させて、上記多数の流通路の少なくともいずれかの流通路において、この流通路に向かって空中超音波を放射させ上記流通路内に定在波音場を形成させる超音波振動子と、を備える液体回収装置である。
本発明の液体回収装置では、冷却器の多数の流通路を通すことで、この冷却器により、蒸気を含む気体を冷却して霧状の液滴とした上でさらにこの液滴を、あるいは気体中を浮遊している霧状の液滴を、冷却により凝集させて液体を得る。
さらにこれのみならず、超音波振動子で冷却器を加振して、冷媒流通部材及び隔壁部材の少なくともいずれかに超音波振動を励起させ、多数の流通路のうち少なくともいずれかの流通路において、その流通路に向かって放射される空中超音波で流通路内に定在波音場を形成させる。
これにより、蒸気が冷却されて出来たあるいは既に浮遊していた霧状の液滴は、この流通路内に導かれると、その定在波音場の節部に集まると共に、液滴同士が衝突して一体化し、次第に大きな液滴となる。すると、空中に浮遊していることができず、重力に従って落下し、流通路の壁面(冷媒流路部材、隔壁部材)等に付着したり、別途設けた容器に落下する。
空中超音波は、気中での進行と共に急激に減衰するが、本発明の液体回収装置では、隔壁部材により、1つ1つは比較的小さく区画された多数の流通路が形成されており、この流通路内に空中超音波による定在波音場を形成するようにしている。このため、冷媒流通部材や隔壁部材を超音波振動させて空中超音波を放射させることにより、この冷媒流通部材や隔壁部材のすぐ近くの気体中に浮遊する液滴に空中超音波を照射し振動させることができるから、効率よく液滴を凝集させることができる。
従って、適宜、隔壁部材等に付着した液体の流路を構成しておけば、冷却器による冷却と相俟って、より多くの蒸気あるいは霧状の液滴を凝集させて、気体から効率的に液体を回収することができる。
本発明の液体回収装置も、気体中から蒸気や霧状の液滴を回収し、有用な液体を得たい場合に用いるほか、気体中から蒸気や液滴を除去した気体を得たい場合、即ち、液滴等の除去装置としても用いることができる。
なお、超音波振動子で発生させる超音波振動の周波数を、冷却器の構造に応じ、冷却器内の多くの流通路で定在波音場が形成される適宜の周波数にするとよい。
冷媒流路部材としては、冷却器の形状、冷媒等に応じて適切な形状の部材を選択すればよいが、冷媒を内部に通す円管状の冷媒管や、凹溝を有する2枚の板材を対向して合わせて、凹溝部分で構成される空間を冷媒流路とした、扁平な冷媒流路部材が挙げられる。
隔壁部材は、冷却器において流通路を区画する部材であり、例えば、フィン(冷却フィン)が挙げられる。また、隔壁部材の材質は、用いる気体や液滴、蒸気の成分などに応じて適宜選択すればよいが、熱伝導率の良好な金属材を用いるのが好ましく、例えば、アルミニウムや、銅、ステンレスが挙げられる。隔壁部材の形態、寸法等は、冷媒流路部材の形状、超音波振動子で加える超音波振動の周波数等に応じて適宜選択すればよい。
また、隔壁部材で区画された流通路は、例えば、気体が通る方向(流線方向)に直交する断面がコ字状となっており、その周囲が外部に対して開放されている形態の流通路であってもよい。あるいは、冷媒流路とフィン、あるいは冷媒流路とフィンと冷却器の外周壁を構成する壁部材などの他の部材とで閉じられた形態の流通路でも良い。
このような冷媒流路部材及び隔壁部材を有する冷却器としては、気体との間で熱交換を行う熱交換器の蒸発器を用いることができる。具体的には、例えば、フィンコイル式蒸発器など、管状の冷媒流路部材(冷媒管)と一体にされ、冷媒管の周囲に延びる平板状のフィンを互いに間隔を空けて多数管長方向に配置した形態の冷却器(熱交換器)や、扁平な冷媒流通路部材の扁平部分に広い面積で当接するように、波形の板部材をこの扁平な冷媒流路部材に沿わせて配置してフィンとした冷却器(熱交換器の蒸発器)などが挙げられる。
また、超音波振動子としては、冷却器を加振して、隔壁部材等を超音波振動させ、流通路内に空中超音波を放射させることができるものであればよく、圧電素子、磁歪素子などを用いた超音波振動子が挙げられる。特に、強力な超音波振動を生じさせるため、ボルト締め型ランジュバン型超音波振動子を用いると良い。
また、流通路内に形成される定在波音場としては、空中超音波の振動の大きな部分(腹部に相当)と小さな部分(節部に相当)とが形成されていれば良く、振動の小さな部分でも超音波振動の振幅が完全に無くなるとは限らない。一般に、振動の小さな部分(節部)に浮遊物質が集まりこの部分で凝集が起こりやすい。
さらに他の解決手段は、超音波振動により被処理液を霧化して、前記霧状の液滴を放出する超音波霧化手段と、請求項1または請求項2に記載の液体回収装置と、を備える液体分溜装置である。
本発明の液体分溜装置では、超音波霧化手段において、被処理液を超音波振動により霧化する。一般に、超音波振動によって、被処理液を霧化すると、例えば水とアルコールの混液など被処理液中に含まれる比較的比重の軽い成分(アルコール)と比較的比重の思い成分(水)のうち、比較的比重の軽い成分が相対的に小さな液滴(ミスト)となって飛散すること、あるいは、液滴として飛散しやすい成分と飛散しにくい成分があること判ってきている。
従って、超音波霧化手段によって生成した霧状の液滴を適宜回収して液体を得れば、液体回収装置から所望の成分の濃度が被処理液よりも相対的に高くなった液体が、あるいは、超音波霧化装置に、当初の被処理液よりも所望の成分の濃度が高くされた被処理液が得られる。
なお、このようにして分溜できる物質としては、成分の比重差などにより、超音波振動による霧化で、液滴(ミスト)中の成分比が被処理液水における成分比と異なる性質を有するもので有れば良い。
例えば、水とエチルアルコールの混液(酒、もろみ、発酵液など)を霧化することで、液体回収装置からアルコール濃度を高めた水とアルコールの混液を得ることができる。また、有機溶媒を含む廃水を霧化することで、液体回収装置から有機溶媒の濃度を高めた混液を得ることができる。また、柑橘類などの香り成分を溶かし込んだアルコールを霧化することで、液体回収装置でアルコールを回収すると共に、超音波霧化装置から香り成分の濃度が濃縮されたアルコールを得ることができる。また、醤油など香り成分やアミノ酸などを含む水溶液を霧化することで、超音波霧化手段と液体回収装置からは、それぞれ異なる成分が濃縮された水溶液が得られる。あるいは重い金属イオンと軽い金属イオンを含んだ水溶液を霧化することで、超音波霧化手段からは、重い金属イオンが濃縮された水溶液を、液体回収装置からは、軽い金属イオンが濃縮された水溶液を得ることができる。
なお、上述の液体分溜装置において、前記液体回収装置から排出された気体を、前記超音波霧化手段に戻してなる液体分溜装置とするのが好ましい。
この液体分溜装置では、液体分溜装置全体における気体の流れが閉回路となっていることで、気体に含まれている水蒸気や各成分の蒸気、回収しきれなかったミストなどが外気へ放出されるのを防止でき、より適切に被処理液から所望の成分を分離することができる。
本発明にかかる液体回収装置及びこれを用いた液体分溜装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施例にかかる液体分溜装置及び液体回収装置について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実施例にかかる液体分溜装置100全体の構成を示す説明図である。図2は、本実施例にかかる液体回収装置120の概略構成を示す説明図である。図3は、本実施例にかかる液体回収装置120の振動の様子を示す説明図である。
まず、本実施例の液体分溜装置100について説明する。本実施例の液体分溜装置100は、被処理液LQ1を分溜処理して、処理済み被処理液LQ2と、液化回収液LQ3とを得る装置である。例えば、水とエチルアルコールの混液(酒やもろみなど)を被処理液LQ1とした場合、相対的にエチルアルコール濃度が低い処理済み被処理液LQ2と、相対的にエチルアルコール濃度が高い液化回収液LQ3とに分溜する。
液体分溜装置100は、図1に示すように、主に、超音波霧化装置10と、液体回収装置120とからなる。超音波霧化装置10は、被処理液容器11とこの底部に設置された霧化用超音波振動子12とこれを駆動する霧化駆動回路13と被処理液容器11内のミストMIを含む空気を圧送する圧送ファン14とを備える。
この超音波霧化装置10では、被処理液容器11の被処理液投入口11aから投入された被処理液LQ1に、被処理液容器11の底部に設置された霧化用超音波振動子12からの超音波振動を加える。すると被処理液LQ1は超音波が照射された部分が噴水状に盛り上がり、その先端部が超音波によって細分化されて霧状の液滴であるミストMIが形成される。圧送ファン14で生じさせた気流により、このミストMIを、空気と共にミスト排出口11bから排出する。なお、被処理液容器11には、処理済み被処理液LQ2を排出する液排出口11cも備えている。
ミストMIは、次述する液体回収装置120に送られ、ここで液化されて液化回収液LQ3として回収される。
ただし、必要に応じて、図1に破線で示すように、液体回収装置120の前に、前処理装置WDを配置する場合がある。例えば、水とエチルアルコールの混液を分溜する場合において、超音波霧化装置10でミストMIを発生させた場合、一般的に、比重の軽いエチルアルコールは、相対的に粒子径の小さな(例えば、φ0.3μm程度の)ミストとなり易い。一方、比重の重い水は粒子径の大きな(例えば、φ3μm程度の)ミストあるいは液滴になりやすい。そこで、前処理装置WDにおいて、大きな粒子径のミストや液滴を除去するのが好ましい。例えば前処理装置WDとして、具体的には、入口と出口との間に大きな空間を設け、気中での大きな粒子の沈降を利用して軽い(径の小さな)粒子を選別する粒子選別室や、金属メッシュや多数の金属繊維内を通すワイヤデミスタなどを設けることができる。これらによって除去回収された液体は、廃棄するあるいは被処理液容器11に戻せば良い。
液体回収装置120は、気体(本実施例では空気)中に浮遊するミストMIを捕集し液体化して、ミストMIと気体(空気)とを分離する。本実施例の液体回収装置120は、図2に示すように、空気を冷却するための冷却器140及びその駆動装置150からなる熱交換器130と、冷却器140に超音波振動を与えてこれを加振するボルト締めランジュバン型振動子(以下単に、振動子ともいう。)160とからなる。
まず、熱交換器130について説明する。この熱交換器130は、冷却器140と、これを駆動する駆動装置150とからなる。冷却器140は、いわゆるフィンコイル式蒸発器である。即ち、冷媒CMが内部を通る冷媒管141に、多数の板状の冷却フィン145を所定の間隔を開けて嵌めこみ、冷媒管141の周囲に冷却フィン145を張り出させて伝熱面積を大きくし、冷却フィン145の間を、上述のミストMIを含んだ空気を通過させうようにしてなる冷却器である。多数の冷却管141及び冷却フィン145は、正面視、矩形状の枠体146によって取り囲まれ、これに固定されている。本実施例では、この冷却器140として、冷媒回路を複数有する蒸発器を用いている。冷却器140は、このような構造を有しており、冷却器140内の空間は、冷却フィン145によって多数の流通路140Iに区画されている。
この冷却器140は、駆動装置150によって駆動される。駆動装置150は、具体的には、コンプレッサ/凝縮器151と、冷媒CMを冷却器140に供給するサプライ管152と、冷媒CMを各冷媒回路をなす冷媒管141に分配する分配管153と、冷媒CMをコンプレッサ/凝縮器151に戻すサクション管154とを有している。凝縮器としては液送ポンプを用いることができる。
ついで、振動子160について説明する。振動子160は、圧電素子をその内側を挿通するボルト、及びナットにより金属部材で挟み付けた、公知の構造を有する本体部161と、この本体部161の一端に締結され、本体部160の超音波振動の振幅を増幅するホーン162とからなり、振動子160を駆動回路PWを用いて適宜の周波数で駆動することにより、その軸線160AX方向に沿う超音波振動USを生じさせることができる。
この振動子160のホーン162の先端162Sは、図2に示すように、冷却管141のUベンド部143に当接した状態で溶接されている。従って、振動子160を駆動回路PWで駆動すると、超音波振動USがUベンド部143に伝えられることとなる。即ち、振動子160により、冷却器140のUベンド部143が加振される。
冷却管141のUベンド部143が加振されると、超音波振動はこの冷却管141を伝わり、さらに、この冷却管141に嵌められているに各々の冷却フィン145にも超音波振動が伝えられる。このため、図3に示すように、冷却管141の直管部142に、図中矢印で示すように超音波振動BU1が生じる。また、各々の冷却フィン145にも、図中矢印で示すように超音波振動BU2が生じる。このような超音波振動BU1,BU2により、流通路140Iには、冷却管141の直管部142及び冷却フィン145から、それぞれ空中超音波AU1が放射される。この空中超音波AU1により、流通路140Iには、定在波音場SS1が形成される。
なお、本実施例においては、複数の冷媒回路を有している冷却器を用いたが、各冷却管141と冷却フィン145及び枠体146とは、機械的に強く結合しているので、1つの冷却管141を加振することで、冷却フィン145あるいは枠体146を通じて、他の冷却管にも超音波振動を伝え、これを超音波振動させることができる。また、振動子160の先端162Sと複数のUベンド部143とを結ぶ連結具を介在させて、複数の冷却管141を同時に振動子160で加振するようにしても良い。
そこで、図3に示すように、液体回収装置120のうち冷却器140の各流通路140I内に、前述した超音波霧化装置10で発生させたミストMIを含む空気を、ミスト通路121を通じて吹き込む。すると、ミストMIは、定在波音場SS1により振動させられ、超音波浮遊の原理に従って節部に集められると共に、ミストMI同士が衝突して互いに一体化し、ミストMIの粒子径が大きくなる。すると、重力に逆らって空中を浮遊することができなくなり、落下して冷却管141の直管部142や冷却フィン145に付着することとなる。
かくして、この液体回収装置120を適宜の方向に傾けておけば、回収容器124にミストMIを液化して得た液化回収液LQ3を溜めることができる。
しかも、本実施例の液体回収装置120では、冷却器140を駆動装置150で駆動することにより、冷却フィン145及び冷却管141を通じて、冷却器140に吹き込まれたミストMIを含む空気を冷却することができる。このため、ミストMIがさらに凝縮しやすくなるほか、空気中に蒸気の形で含まれていた物質も、冷却により飽和させることで、ミストMIとして凝縮させることができる。このため、冷却と定在波音場SS1によるミストMIの加振により、さらに効率よく、吹き込まれた空気から液化回収液LQ3を分離回収することができる。
また、本実施例の液体回収装置120では、図2を参照すれば容易に理解できるように、多数の冷却フィン145が狭い間隔で互いに平行に配置されており、流通路140Iは、その幅(図2,図3において、左右方向)の寸法が、その奥行き方向(図2,図3において、紙面に垂直方向)の寸法に比して小さくされている。
一般に、空気中では、円筒状ボルト部材147の内周面147Sから放射される空中超音波はその進行と共に急激に減衰する。しかし、本実施例では、上述したように、流通路140Iの幅寸法が、その奥行き方向の寸法に比して小さくされている。このように、冷却フィン145から放射される空中超音波AU1の流通孔140I内での減衰は少なく、冷却フィン145のすぐ近くを通るミストMIに強い空中超音波AU1を照射することができるから、ミストMIを大きく振動させることができる。このため、ミストMIを効率よく凝集させ、液化して回収することができる。
しかも、流通孔140Iは、幅寸法に比して奥行き寸法が大きいから、長い距離に亘って、繰り返しミストMIに空中超音波AU1を照射することができるから、さらに確実にミストMIを回収することができる。
かくして、この液体回収装置120においては、冷却器140の流通路140Iに導入されたミストMIを含んだ空気(気体)から、冷却と空中超音波により効率よくミストMIを回収し、空気とミストMIとを分離し、ミストMIから液化回収液LQ3を回収することができる。
液体回収装置120でミストMIが分離された空気は、外気(外界)へ放出することもできるが、図1に示す本実施例の液体分溜装置100では、図示しない通路を通じて、再び圧送ファン14によって、超音波霧化装置10の被処理液容器11に戻す閉回路101が構成されている。このような循環タイプの液体分溜装置100とすることで、例えば、空気中にミストではなく蒸気(気体)として含まれているアルコール、あるいは回収し切れなかったミストMIを、外気に放出することなく超音波霧化装置10に戻すことができ、放出によるロスを減少させることができる。
なお、図1に破線で示すように、必要に応じて、液体回収装置120の後に後処理装置HTを配置することもできる。例えば、前述のように冷却器を用いたためなどにより、超音波霧化装置10に戻される空気の気温が低くなりすぎている場合には、事前に空気を加熱するヒータを設けることができる。
このように本実施例の液体分溜装置100では、超音波霧化装置10で、被処理液LQ1からミストMIを生成する場合にも加熱等の熱によらず超音波により霧化することができる。従って、加熱や冷却によるエネルギーの消費が抑制され、効率よく被処理液を分溜することができる。さらに、処理済み被処理液LQ2及び液化回収液LQ3にも熱的変化が生じにくいため、風味や香りを構成する成分など熱変化により破壊や変質が生じやすい成分を含む被処理液LQ1を分溜する場合にも、成分の変質を防ぐことができる。
なお、本実施例では、空気中にミストMIを浮遊させたが、酸化などによる変質を防止するべく、窒素などの不活性雰囲気、その他、被処理液LQ1等の性質に応じて、他の気体を用い、これを循環させることもできる。
また、本実施例では、振動子160を、冷却器140のうち、冷却管141のUベンド部143に溶接し、冷却管141を通じて、超音波振動を冷却フィン145に伝える構成とした。しかし、振動子160を他の位置に設置することもできる。例えば、図2中に破線で示すように、ホーン162の先端162Sを、枠体146の一辺をなす直辺部146Aに当接するようにして、振動子160を固着し、枠体146を通じて、超音波振動を冷却管141及び冷却フィン145に伝えるようにしても良い。
(変形例)
ついで、上述の実施例の変形例について、図4及び図5を参照して説明する。上述の実施例の液体分溜装置100のうち液体回収装置120においては、円管状の冷却管141を有する冷却器140を用い、その径方向周囲に、板状の冷却フィン145を多数嵌め込んだ形態のフィンコイル式の蒸発器を例示した。
しかし、本変形例に示すように、他の形態の冷却管及び冷却フィンを用いることもできる。即ち、本変形例の液体分溜装置200のうち液体回収装置220においては、冷却器における冷却管と冷却フィンの形態が異なる。従って、異なる部分について説明し、同様な部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
本変形例の液体分溜装置200において、超音波霧化装置10、前処理装置WD、後処理装置HT、及び液体分離装置220のうちの駆動装置150と振動子160は、実施例1と同様である(図1参照)。
一方、本変形例の冷却器240は、具体的には、図4に示すように、直管部242に扁平な平面部242Aを有する扁平型冷却管241を有する冷却器240を用い、平面部242A同士、あるいは平面部242Aと枠体246との間に、波形に屈曲させた波形冷却フィン245を嵌め込んだ形態のフィンコイル式蒸発器である。
扁平型冷却管241は、凹溝を有する2枚の板材を対向して合わせて、凹溝の底部で平面部242Aを構成すると共に、凹溝部分で構成される空間を冷媒CMの流路としている。また、波形冷却フィン245は、金属の板材を、多数のサイン波状に屈曲させたものである。
このようなフィンコイル式蒸発器からなる冷却器240内の空間は、波形冷却フィン245によって、略三角状の多数の流通路240Iに区画されている。
なお、この冷却器240も実施例1と同じく、駆動装置150によって駆動される。
また、実施例と同様、振動子160は、扁平型冷却管241のUベンド243に溶接されている(図2参照)。
さて、振動子160を駆動回路PWを用いて適宜の周波数で駆動することにより、その軸線160AX方向に沿う超音波振動USを生じさせる(図2参照)。これにより、冷却器240の扁平型冷却管241のUベンド部243が加振される。
扁平冷却管241のUベンド部243が加振されると、超音波振動はこの扁平冷却管241を伝わり、さらに、この扁平冷却管241に接している各々の波形冷却フィン245にも超音波振動が伝えられる。このため、図5に示すように、扁平冷却管241の直管部242に、図中矢印で示すように超音波振動BU3が生じる。また、波形冷却フィン245の各部にも、図中矢印で示すように超音波振動BU4が生じる。このような超音波振動BU3,BU4により、流通路240Iには、扁平型冷却管241の直管部242及び波形冷却フィン245から、それぞれ空中超音波AU2が放射される。この空中超音波AU2により、流通路240Iには、定在波音場SS2が形成される。
なお、本変形例においても、複数の冷媒回路を有している冷却器を用いたが、各扁平型冷却管241と波形冷却フィン245及び枠体246とは、機械的に強く結合しているので、1つの扁平型冷却管241を加振することで、波形冷却フィン245あるいは枠体246を通じて、他の扁平型冷却管にも超音波振動を伝え、これを超音波振動させることができる。また、振動子160の先端162Sと複数のUベンド部243とを結ぶ連結具を介在させて、複数の扁平型冷却管241を同時に振動子160で加振するようにしても良い。
そこで、図4に示すように、冷却器240の各流通路240I内に、超音波霧化装置10で発生させたミストMIを含む空気を通じて吹き込む。すると、実施例と同じく、ミストMIは、定在波音場SS2により振動させられ、互いに一体化し、落下して扁平型冷却管241の直管部242や波形冷却フィン245に付着することとなる。
かくして、実施例と同様、この液体回収装置220を適宜の方向に傾けておけば、回収容器124にミストMIを液化して得た液化回収液LQ3を溜めることができる。
また、本変形例の液体回収装置220でも、冷却器240を駆動装置150で駆動することにより、ミストMIを含む空気を冷却することができる。このため、ミストMIがさらに凝集しやすくなるほか、空気中に蒸気の形で含まれていた物質も、冷却により飽和させることで、ミストMIとして凝縮させることができる。このため、冷却と定在波音場SS2によるミストMIの加振により、さらに効率よく、吹き込まれた空気から液化回収液LQ3を分離回収することができる。
また、本変形例の液体回収装置220でも、波形冷却フィン245により、流通路240Iは、その奥行き方向(図4,図5において、紙面に垂直方向)の寸法に比して、その断面方向(図4,図5における紙面に平行な方向)の寸法が、小さくされている。
このため、波形冷却フィン245及び扁平型冷却管241の平面部242Aから放射される空中超音波AU2の流通孔240I内での減衰は少なく、これらのすぐ近くを通るミストMIに強い空中超音波AU1を照射することができるから、ミストMIを大きく振動させることができる。このため、ミストMIを効率よく凝集させ、液化して回収することができる。また、各流通孔240Iは、断面方向寸法に比して奥行き寸法が大きいから、長い距離に亘って、繰り返しミストMIに空中超音波AU2を照射することができるから、さらに確実にミストMIを回収することができる。
かくして、この液体回収装置220においても、冷却器240の流通路240Iに導入されたミストMIを含んだ空気(気体)から、冷却と空中超音波により効率よくミストMIを回収し、空気とミストMIとを分離し、ミストMIから液化回収液LQ3を回収することができる。
また、本変形例でも、振動子160を、冷却器240のうち、扁平型冷却管241のUベンド部243に溶接したが、実施例と同じく、例えば、図2中に破線で示すように、枠体246の直辺部246Aに振動子160を固着し、枠体246を通じて、超音波振動を扁平型冷却管241及び波形冷却フィン245に伝えるようにしても良い。
以上において、本発明を実施例及び変形例に即して説明したが、本発明は上記実施例等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上述の実施例及び変形例では、冷却器140,240として、いわゆるフィンコイル式蒸発器を用いた例を示したが、フィンを有さず金属管のみからなる蒸発器を用いることもできる。さらに他の形態の蒸発器や、水冷式などの冷却器を用いることもできる。また、通電によりジャンクション部分を冷却するペルチェ素子を用いることもできる。このペルチェ素子を用いれば、冷媒CMやコンプレッサ/凝縮器151などは不要となる。
また、実施例及び変形例では、多数の流通路140I,240Iが形成された冷却器140,240を用いた例を示したが、流通路を1つ、あるいは数ヶ程度の複数有する冷却器について、超音波振動子を用いて加振し、定在波音場を形成しても良い。
実施例及び変形例に係る液体分溜装置の概要を示す説明図である。 実施例にかかる液体分溜装置のうち、液体回収装置の概要を示す説明図である。 実施例にかかる液体回収装置の冷却管及び冷却フィンの振動の様子を示す説明図である。 変形例にかかる液体回収装置の扁平冷却管及び波形フィンの構造を模式的に示す説明図である。 変形例にかかる液体回収装置の扁平冷却管及び波形フィンの振動の様子を示す説明図である。
符号の説明
100,200 液体分離装置
10 超音波霧化装置(超音波霧化手段)
11 被処理液容器
12 霧化用超音波振動子
LQ1 被処理液
LQ2 処理済み被処理液
LQ3 液化回収液
MI ミスト(霧状の液滴、浮遊物質)
120,220 液体回収装置
120I,220I 流通孔
130,230 熱交換器
140,240 冷却器
140I,240I 流通路
141,241 冷却管(流通路部材、冷媒流通部材)
241 扁平型冷却管
142,242 直管部
242A (扁平型冷却管の)平面部
143,243 Uベンド部
145,245 冷却フィン(流通路部材、隔壁部材)
245 波形冷却フィン
146,246 枠体
146A (枠体の)直辺部
CM 冷媒
BU1,BU2,BU3,BU4 超音波振動
AU1,AU2 空中超音波
SS1,SS2 定在波音場
150 駆動装置
151 コンプレッサ/凝縮器
152 サプライ管
153 分配管
154 サクション管
160 ボルト締めランジュバン型振動子(超音波振動子)
160AX (ボルト締めランジュバン型振動子の)軸線
161 本体部
162 ホーン
162S (ホーンの)先端
PW 駆動回路
US 超音波振動

Claims (3)

  1. 気体中に含まれる蒸気または気体中に浮遊する霧状の液滴を捕集して、液体を得る液体回収装置であって、
    上記気体を流通させる流通路を構成する流通路部材を含み、上記流通路に導かれた上記気体を冷却する冷却器と、
    上記冷却器を加振して、上記流通路部材の少なくとも一部に超音波振動を励起させて上記流通路に向かって空中超音波を放射させ上記流通路内に定在波音場を形成させる
    超音波振動子と、を備える
    液体回収装置。
  2. 気体中に含まれる蒸気または気体中に浮遊する霧状の液滴を捕集して、液体を得る液体回収装置であって、
    内部に冷媒を循環させる冷媒流路部材、及び、
    上記冷媒流路部材の周囲に配置され、上記冷媒流路部材の周囲の空間を、上記気体を流通させる多数の流通路に区画する隔壁部材、を有し、
    多数の上記流通路にそれぞれ導かれた上記気体を冷却する冷却器と、
    超音波振動を発生する超音波振動子であって、
    上記冷却器を加振して、上記冷媒流通部材及び上記隔壁部材の少なくともいずれかに超音波振動を励起させて、上記多数の流通路の少なくともいずれかの流通路において、この流通路に向かって空中超音波を放射させ上記流通路内に定在波音場を形成させる
    超音波振動子と、を備える
    液体回収装置。
  3. 超音波振動により被処理液を霧化して、前記霧状の液滴を放出する超音波霧化手段と、
    請求項1または請求項2に記載の液体回収装置と、を備える
    液体分溜装置。
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