JPH10174829A - 浮遊粒子の収集方法とその装置 - Google Patents

浮遊粒子の収集方法とその装置

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JPH10174829A
JPH10174829A JP35411296A JP35411296A JPH10174829A JP H10174829 A JPH10174829 A JP H10174829A JP 35411296 A JP35411296 A JP 35411296A JP 35411296 A JP35411296 A JP 35411296A JP H10174829 A JPH10174829 A JP H10174829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動によって気体中の浮遊粒子を音波
凝集して収集するに当って、気体中に含まれている浮遊
粒子の数が少ない場合でも、浮遊粒子同士が凝集する機
会を増して高い収集効果を発揮する。 【解決手段】 オイルミスト等の浮遊粒子を含んだ気体
を相対する両側から押込作用又は吸引作用によって導入
することによって、浮遊粒子同士を衝突凝集すると共
に、浮遊粒子に対して超音波を放射して、その振動によ
って超音波凝集させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルミストや粉
塵等の浮遊粒子が含まれている気体中から、これ等浮遊
粒子のみを凝集して分離収集するように工夫した浮遊粒
子の収集方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気体中に含まれているオイルミスト等の
浮遊粒子を収集する装置の一つとして、例えば特開平6
−47346号公報に記載されているような超音波を用
いた浮遊粒子収集装置が存在する。
【0003】この収集装置は、図5に記載したように、
浮遊粒子を含んだ気体が導入される中空なダクト管E
と、このダクト管Eの内部に配置され、且つ、自身が固
有周波数で共振した際にその内部に形成される音場が強
力定在波状態となるようにその寸法が定められた円筒形
の振動体Dと、この振動体Dを固有周波数で共振させて
超音波を放射させることができるホーンBと共振棒Cを
備えた超音波振動子Aとによって構成されている。
【0004】尚、上記円筒形を成す振動体Dの寸法は上
記公報の第4頁右欄に記載された各数式に基づいて算出
されるものであって、その理想的な寸法(半径r,肉厚
h,全長)は当該公報の図3に記載の如くであり、ま
た、振動体Dの形状には、上述した円筒形のものに加え
て、長方形(矩形状)のものも使用可能であることは、
上記公報の第6頁・第3実施例と、図11に記載の通り
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の収集装置
は、気体中の浮遊粒子を振動体Dから放射される強力な
超音波によって励振させ、この励振によって各粒子同士
を互いに衝突・凝集してより大きな浮遊粒子の集合体
(例えば50μm程度)を形成することにより、重力等
の作用により圧力損失を殆ど発生させることなく捕集す
る仕組に成っているが、しかし、この様に超音波を用い
て浮遊粒子を衝突・凝集して捕集する装置の場合は、浮
遊粒子の数が多いほど捕集効果が良く、逆に浮遊粒子の
数が少い場合、要するに粉塵濃度が少い場合は、浮遊粒
子同士が衝突する機会が少くなるため、捕集効果(効
率)が悪くなる問題があった。
【0006】つまり、送風機(ブロアー)による押込作
用又は吸引作用を受けて一方向から導入される浮遊粒子
を含んだ気体は、超音波振動による凝集作用を受けなが
ら他方向(排気側)に通り抜けて行くのであるが、この
気体に含まれている浮遊粒子の数が少くて捕集効果が上
がらない場合には、排気側には浮遊粒子を含んだ汚れた
気体が相変わらず排出されてしまう問題があった。
【0007】従って本発明の技術的課題は、超音波振動
によって気体中の浮遊粒子を凝集して収集するに当っ
て、気体中の浮遊粒子の数が少なくても、浮遊粒子同士
が凝集する機会を増やして高い捕集効率を発揮できるよ
うにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0009】自身が固有周波数で共振した際に、その内
部に形成される音場が強力定在波状態となるようにその
寸法が定められた円筒形の振動体と、この振動体を固有
周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子と
によって構成された超音波発生源を用いることにより、
上記円筒形の振動体の内部を流れる浮遊粒子を振動体か
ら放射される強力な超音波で励振して凝集する収集方法
とその装置に於いて、
【0010】(1) 押込作用又は吸引作用を受けて相
対する両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体を、上
記強力な超音波を放射する円筒形の振動体の内部で衝突
させて、浮遊粒子を凝集すること。
【0011】(2) 押込作用又は吸引作用を受けて流
通管の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突
する流通管の中間部周面に、衝突した流体が吹出す多数
の吹出口を穿設すると共に、この吹出口を穿設した流通
管の周囲を上記強力な超音波を放射する円筒形の振動体
で囲むこと。
【0012】(3) 押込作用又は吸引作用を受けて流
通管の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突
する流通管の中間部周面に、衝突した気体が吹出す多数
の吹出口を穿設すると共に、上記気体が衝突する流通管
の中間部の内側には、上記強力な超音波を放射する円筒
形の振動体を配置すること。
【0013】自身が固有周波数で共振した際に、その周
囲に形成される音場が強力定在波状態となるようにその
寸法が定められた矩形状の振動体と、この振動体を固有
周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子と
によって構成された超音波発生源を用いることにより、
上記矩形状の振動体の近くを流れる浮遊粒子を振動体か
ら放射される強力な超音波で励振して凝集する超音波収
集方法とその装置に於いて、
【0014】(4) 押込作用又は吸引作用を受けて相
対する両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体を、上
記強力な超音波を放射する矩形状の振動体の近くで衝突
させて浮遊粒子を凝集すること。
【0015】(5) 押込作用又は吸引作用を受けて流
通管の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突
する流通管の中間部周面に、衝突した気体が吹出す多数
の吹出口を穿設すると共に、上記気体が衝突する流通管
の中間部の内側には、上記強力な超音波を放射する矩形
状の振動体を配置すること。
【0016】(6) 流通管の中間部に穿設した多数の
吹出口から吹出された気体が、送風機による押込作用又
は吸引作用を受けて再び流通管の両端口側に循環対流
し、流通管の両側から中央部に向けて導入して衝突を繰
返すように構成すること。
【0017】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、オイルミスト等の浮遊粒子を含んだ流体を相対
する両側から導入して衝突させるため、浮遊粒子同士の
衝突の機会が増大して凝集を進める一方、衝突によって
凝集作用を受けた浮遊粒子は更に超音波の放射を受けて
音波凝集されるから、浮遊粒子の含有数が少い気体であ
っても、浮遊粒子同士が凝集する機会を増して、高い捕
集効果を発揮することを可能にする。
【0018】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、流通管の両側から導入された浮遊粒子を含んだ
気体は、流通管の中間部で衝突して浮遊粒子同士の凝集
を進める一方、衝突後に周面に穿設した吹出口から吹出
した気体は、超音波の放射を受けて浮遊粒子同士を更に
音波凝集するため、浮遊粒子の含有数が少い気体であっ
ても浮遊粒子同士が凝集する機会を増して、高い捕集効
果を発揮することを可能にする。
【0019】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、流通管の両側から導入された浮遊粒子を含んだ
気体は、流通管の中間部で衝突して浮遊粒子同士の凝集
を進めると同時に、超音波の放射を受けて更に音波凝集
されるため、凝集の機会が増えて流通管の吹出口から吹
出される時点で可成りの数の浮遊粒子同士が凝集された
状態になるから、浮遊粒子の含有数が少い気体であって
も、高い捕集効果を発揮することを可能にする。
【0020】上記(4)と(5)で述べた請求項4と5
に係る手段によれば、全体を矩形状に造った振動体を用
いることにより、全体を円筒状に造った振動体を用いた
時と同様の優れた超音波凝集作用を発揮することができ
るものであって、浮遊粒子の含有数が少い気体であって
も、浮遊粒子同士が凝集する機会を増やして高い凝集効
率を発揮することを可能とする。
【0021】上記(6)で述べた請求項6に係る手段に
よれば、循環対流方式に従って浮遊粒子が繰返し装置内
を通過するため、浮遊粒子同士が凝集するチャンスが繰
返しあって、凝集効果の向上を更に進めることを可能に
する。
【0022】以上の如くであるから、上記(1)〜
(6)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、上述した本発明に係る浮
遊粒子の収集方法とその装置の実施の形態を、添付した
図面と共に詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明に係る収集装置の一例であ
る所謂押込式収集装置の構造を説明した構成図であっ
て、図中1Aと1Bは断面円形に形成した流通管2(パ
イプ又はダクト)の両端口に取付けた左右の送風機(ブ
ロアー)で、工作機械から発生するオイルミスト等の浮
遊粒子を含んだ気体は、矢印に示すようにこれ等左右の
送風機1A,1Bによって流通管2の相対する両端口か
ら内部に向かって夫々押込み導入されて、中間部2Sで
衝突して浮遊粒子同士が衝突凝集するように構成されて
いる。
【0025】2A…は相対する両側から導入された気体
が衝突する流通管2の中間部2Sの周面に多数穿設した
吹出口で、この中間部2Sの部分で衝突・混合して浮遊
粒子同士を衝突凝集した気体は、凝集した浮遊粒子と一
緒にこれ等各吹出口2A…を通って流通管2の外に吹出
される仕組に成っている。
【0026】4は上記流通管2の中間部2S、即ち、吹
出口2A…が穿設された部分の周囲を囲むように取付け
た円筒形の振動体であって、この振動体4は、自身が固
有周波数で共振した際にその内部に形成される音場が強
力定在波状態となるように、各寸法(半径、肉厚、全
長)が上述した特開平6−47346号公報の第4頁に
記載された数式に基づいて、同公報の図3の表に示され
た寸法に構成されるものであるから、ここではその具体
的な説明は省略する。
【0027】また、5は超音波振動を発生する超音波振
動子(ドライバー)、5aと5bはこの超音波振動子5
からの超音波振動を振動体4に伝達するホーンと共振棒
であって、この共振棒5bの先端が振動体4の側面にナ
ット5cでネジ止めされていて、これ等の振動体4と超
音波振動子5及びホーン5aによって超音波発生源が構
成されている。
【0028】6と7は上記の超音波振動子5に接続した
ジエネレータとアンプであって、アンプ7はジエネレー
タ6からの駆動信号を増幅し、ジエネレータ6はホーン
5aから振動周波数をフイールドバックして、これを一
定範囲内に収める周波数制御機を備えている。
【0029】以上のような構成に於いて、ジエネレータ
6及びアンプ7を介して超音波振動子5を駆動すると、
振動子5で発生された超音波がホーン5aを介して振動
体4に伝達され、振動体4の周方向に曲げ振動が優勢に
起きるようにこの振動体4が共振されるため、その近傍
の気体が振動体4によって加速されて超音波が放射さ
れ、且つ、振動体4から放射された超音波によって、円
筒状の振動体4内に形成される音場が共振状態になるか
ら、従来の超音波源では得られない高音圧の超音波を発
生させ、流通管2の各吹出口2A…から吹出して来る気
体と、これに含まれている浮遊粒子を励振するように構
成されているが、浮遊粒子を励振する具体的な構造の説
明は上記特開平6−47346号公報の明細書と図面に
記載の通りであるから、ここではその説明を省略する。
【0030】そして、上記の如く励振された浮遊粒子は
互いに衝突して超音波凝集され、より大きな浮遊粒子の
集合体を形成して重力等の作用により回収されるのであ
るが、前述した衝突凝集とこの超音波凝集を受けても充
分な大きさに凝集しきれない浮遊粒子を含んだ気体は、
図1の矢印に示すように左右の送風機1A,1B側に循
環して再び両側から流通管2内に導入され、浮遊粒子同
士の衝突凝集と超音波凝集を繰返すため、浮遊粒子の凝
集率を著しく向上させることができる。
【0031】尚、図中3A,3Bは上述した流通管2の
左右の口元部分に内装したストローフイルタであって、
これ等の各ストローフイルタ3A,3Bは複数本(例え
ば200本程度)の細長いストロー状の中空管を略円柱
状に結束することにより、複数の細長い通路を並べた状
態で構成されていて、左右の送風機1A,1Bによって
流通管2の内部に導入される気体は、先ず各送風機1
A,1Bのインペラー(羽根)によって攪拌されて浮遊
粒子同士を凝集し、次いで、上記各ストローフイル3
A,3Bの細長い通路を通ることによって同様に付着凝
集され、その後、上述した衝突凝集と超音波凝集が行わ
れて、浮遊粒子同士が付着、凝集を繰返す仕組に成って
いる。
【0032】図2は、本発明に係る収集装置の他の例で
ある所謂吸引式収集装置の構造を説明した構成図であっ
て、この吸引式収集装置では、流通管2の左右の両端に
口を大きく広げた吸込口10A,10Bを取付ける一
方、上記円筒状の振動体4を含めた流通管2の略全体
を、一側に吸引用の送風機13T(ブロアー)を備えた
集塵ボックス13の内部に収めた構造に成っていて、上
記送風機13Tの吸引運転によって浮遊粒子を含んだ気
体を左右の吸込口10A,10Bから流通管2の内部に
吸引導入することにより、浮遊粒子を上述した衝突凝集
及び超音波凝集して収集すると共に、送風機13Tより
排気された気体を再び左右の吸引口10A,10Bに循
環対流させて、上記の凝集を繰返すように構成されてい
る。
【0033】尚、図2に於いて図1と同一の部材は、夫
々図1と同一の符号を付してその説明を省略することに
する。
【0034】図3は、上述した押込式と吸引式のいずれ
の収集装置にも実施可能な本発明の他の例の構造を説明
した構成図であって、図3に示した収集装置では円筒状
に形成した振動体4を流通管2の中間部2Sの内部に取
付けて、両側から導入されて衝突した後の浮遊粒子に対
して、その場で超音波による振動を与えて、浮遊粒子同
士の衝突凝集と超音波凝集を上記中間部2Sの内部で効
率良く行い、これ等2度の凝集を受けて大きくなった浮
遊粒子を気体と共に各吹出口2Aより流通管2の外に吹
出して、重力等の作用により回収するように構成されて
いる。
【0035】図4は、図3に示した円筒形の振動体4に
代えて、全体を矩形状(長方形状)に形成した振動体4
Xを、左右から導入された気体が衝突する流通管2の中
間部2S内に設けるように構成した本発明の他の構造を
説明したものであって、衝突凝集される浮遊粒子同士を
その場、即ち、流通管2の内部で更に超音波凝集するこ
とにより、凝集の機会を増して凝集効果を増進するよう
に構成されている。
【0036】本発明に係る浮遊粒子の収集方法とその装
置は以上述べた如くであって、流通管2の両側から押込
作用又は吸引作用を受けて導入される気体を衝突させる
ことにより、気体に含まれている浮遊粒子同士を先ず衝
突凝集し、更に、これに超音波を放射した音波凝集を加
えるため、浮遊粒子同士が凝集する機会を増して優れた
収集効果を発揮することができる。
【0037】従って、本発明に係る上記の収集装置を工
作機械等を設置した工作室内に直接設置するか、或は、
導入用と排気用の各循環ダクト(パイプ)を介して工作
室の外部に設置すれば、浮遊粒子を含んだ気体を工作室
内と装置との間で繰返し循環させて凝集の機会を増すこ
とができるため、周囲の環境を汚染させることなく、工
作室内の浮遊粒子を収集することができるものであっ
て、気体中の浮遊粒子の数が少くても優れた収集効果を
発揮できる特徴を備えている。
【0038】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る浮遊粒
子の収集方法とその装置によれば、特に、気体中の浮遊
粒子の数が少ない気流、つまり、粉塵濃度が低い気流に
対して、優れた捕集効果を発揮でき、更に、浮遊粒子が
重力沈降する程のサイズに凝集しない場合でも、凝集の
機会を与えて確実に捕集することができるものであっ
て、安全でコストの安い集塵を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収集装置の一例である押込式収集
装置の構造を説明した構成図である。
【図2】本発明に係る収集装置の他の例である吸引式収
集装置の構造を説明した構成図である。
【図3】押込式と吸引式のいずれの収集装置にも適用可
能な本発明に係る装置の要部を示した正断面図である。
【図4】矩形状に形成した振動体の使用例を説明した構
成図である。
【図5】従来の超音波収集装置の構造を説明した斜視図
である。
【符号の説明】
1A,1B,13T 送風機 2 流通管 2A 吹出口 2S 中間部 4,4X 振動体 5 超音波振動子 5a ホーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自身が固有周波数で共振した際に、その
    内部に形成される音場が強力定在波状態となるようにそ
    の寸法が定められた円筒形の振動体と、この振動体を固
    有周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子
    とによって構成された超音波発生源を用いることによ
    り、上記円筒形の振動体の内部を流れる浮遊粒子を振動
    体から放射される強力な超音波で励振して凝集する一
    方、押込作用又は吸引作用を受けて相対する両側から導
    入される浮遊粒子を含んだ気体を、上記強力な超音波を
    放射する円筒形の振動体の内部で衝突させて浮遊粒子を
    凝集することを特徴とする浮遊粒子の収集方法。
  2. 【請求項2】 自身が固有周波数で共振した際に、その
    内部に形成される音場が強力定在波状態となるようにそ
    の寸法が定められた円筒形の振動体と、この振動体を固
    有周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子
    とによって構成された超音波発生源を用いることによ
    り、上記円筒形の振動体の内部を流れる浮遊粒子を振動
    体から放射される強力な超音波で励振して凝集するよう
    に構成する一方、押込作用又は吸引作用を受けて流通管
    の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突する
    流通管の中間部周面に、衝突した流体が吹出す多数の吹
    出口を穿設し、且つ、この吹出口を穿設した流通管の周
    囲を上記強力な超音波を放射する円筒形の振動体で囲ん
    だことを特徴とする浮遊粒子の収集装置。
  3. 【請求項3】 自身が固有周波数で共振した際に、その
    内部に形成される音場が強力定在波状態となるようにそ
    の寸法が定められた円筒形の振動体と、この振動体を固
    有周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子
    とによって構成された超音波発生源を用いることによ
    り、上記円筒形の振動体の内部を流れる浮遊粒子を振動
    体から放射される強力な超音波で励振して凝集するよう
    に構成する一方、押込作用又は吸引作用を受けて流通管
    の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突する
    流通管の中間部周面に、衝突した気体が吹出す多数の吹
    出口を穿設し、且つ、上記気体が衝突する流通管の中間
    部の内側には、上記強力な超音波を放射する円筒形の振
    動体を配置せしめたことを特徴とする浮遊粒子の収集装
    置。
  4. 【請求項4】 自身が固有周波数で共振した際に、その
    周囲に形成される音場が強力定在波状態となるようにそ
    の寸法が定められた矩形状の振動体と、この振動体を固
    有周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子
    とによって構成された超音波発生源を用いることによ
    り、上記矩形状の振動体の近くを流れる浮遊粒子を振動
    体から放射される強力な超音波で励振して凝集する一
    方、押込作用又は吸引作用を受けて相対する両側から導
    入される浮遊粒子を含んだ気体を、上記強力な超音波を
    放射する矩形状の振動体の近くで衝突させて浮遊粒子を
    凝集することを特徴とする浮遊粒子の収集方法。
  5. 【請求項5】 自身が固有周波数で共振した際に、その
    周囲に形成される音場が強力定在波状態となるようにそ
    の寸法が定められた矩形状の振動体と、この振動体を固
    有周波数で共振させて超音波を放射させる超音波振動子
    とによって構成された超音波発生源を用いることによ
    り、上記矩形状の振動体の近くを流れる浮遊粒子を振動
    体から放射される強力な超音波で励振して凝集するよう
    に構成する一方、押込作用又は吸引作用を受けて流通管
    の両側から導入される浮遊粒子を含んだ気体が衝突する
    流通管の中間部周面に、衝突した気体が吹出す多数の吹
    出口を穿設し、且つ、上記気体が衝突する流通管の中間
    部の内側には、上記強力な超音波を放射する矩形状の振
    動体を配置せしめたことを特徴とする浮遊粒子の収集装
    置。
  6. 【請求項6】 流通管の中間部に穿設した多数の吹出口
    から吹出された気体が、送風機による押込作用又は吸引
    作用を受けて流通管の両端口側に循環対流し、流通管の
    両側から再び中央部に向けて導入されて衝突を繰返すよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2、3又は5に記
    載の浮遊粒子の収集装置。
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