JP4402537B2 - ペット用衣類 - Google Patents

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Description

本願発明は、ペット用衣類に関し、特に、たとえば犬や猫に着用させるペット用衣類に関する。
図9は、本願発明の背景となる従来のペット用衣類の一例を示し、この従来のペット用衣類を犬に着用させた状態を示す図解図である。従来のペット用衣類1では、肩線(肩縫目)2の位置が前身頃3の方に片寄って配置され、それに伴い袖山(肩先)4も前方に配置されている。したがって、袖付線(袖縫目)5も前方に配置され、その位置に袖6が付けられている。この場合、この従来のペット用衣類1では、図12に示す袖下線9の延長線の方向が、肩線(肩縫目)2および袖山(肩先)4の方向に向いている。つまり、それとは反対に、袖6の袖口は、図13に示すように、斜め下後方に向いて配置されている。また、アームホールAHを形成する弧状の前腕繰り(前身頃アームホール)fahおよび背腕繰り(後身頃アームホール)bahを見てみると、図11中の二点鎖線に示すように、前腕繰り(前身頃アームホール)fahの弦の長さと背腕繰り(後身頃アームホール)bahの弦の長さとが同程度となっている。
さらに、この従来のペット用衣類1では、たとえば図10に示すように、脇線7も前身頃の方に片寄って配置されている。
一方、従来の犬の衣服には、舌状の肩吊り部および腰吊り部が、肩と腰に別れて前みごろを下腹部に密接させ、前みごろに犬の四肢を挿入する前後足部を連通して設けたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。この犬の衣服では、水溜りなどによる下腹部のはねかえりの汚れが犬の体に直接つかず、また、着用させて足首等を洗っても、体を濡れさせない効果があった。
さらに、従来の動物用の衣服には、たとえば犬の左肩、右肩、腹部、ネック部のリブ、裾部のリブ、背部の6つのパーツを縫い合わせ、背部以外のパーツに伸縮性のある織物やニット地等の生地を使用して伸縮度を増大させたプルオーバー式で着用させるものがあった(例えば、特許文献2参照。)。この動物用衣服では、ボタン式、ファスナー式のように手間を要することなく、動物の首や足をとおして着用させることができ、着脱性が改善された。
特開2000−245283号公報(第1−2頁、図1,図4) 登録実用新案第3084963号公報(第3−4頁、図1,図4,図7)
しかしながら、この従来のペット用衣類1では、肩線(肩縫目)2の位置が前身頃3の方に片寄って配置され、無理な袖付け構造を有しているので、図9に示すように、袖6の前側部分が犬の前肢の前部と当接してその袖6部分の生地がつった状態となる。
一方、犬の骨格と人間の骨格とを比べてみると、人間の肩甲骨が鎖骨に支えられて横方向に広がっているのに対して、犬は、鎖骨が無く、肩甲骨が縦方向についているので、犬は、人間ほど自由に前肢(人間でいう腕)を動かすことができない。
そのため、袖6の前側部分の生地がつった状態となっていると、元来、人間に比べて前肢が動かしにくい骨格構造の犬にとっては、より一層、歩行や走ったりする運動機能の支障になるものであった。しかも、このペット用衣類1を長期間にわたって着用した場合、犬の歩行や走ったりする運動によって、袖6と犬の前足とが当接する袖口部分が擦れて綻んでしまい、該袖口部分の生地が傷むものとなっていた。
さらに、この従来のペット用衣類1では、たとえば図10に示すように、肩線2に加えて、脇線7も前身頃3の方に片寄って配置されているので、たとえば図11(A),(B)に示すように、前身頃3の幅が後身頃8に比べて非常に狭くなっている。また、前身頃3および後身頃8の縦方向の長さ(丈)も略同程度になっている。したがって、このペット用衣類1を着用した際には、胸部全体にゆとりが少ない立体感の乏しいものとならざるを得なかった。この場合、元来、獲物を追い求めて長距離を走る生活をし、前肢を動かす胸部の筋肉が発達している犬にとっては、この従来のペット用衣類1は、犬の肩や前肢の動きに対して窮屈なものとなり、着心地の悪いものであった。
すなわち、図9に示すような従来のペット用衣類1では、それを着用させるたとえば犬や猫の骨格に沿った構造を有するものではなく、ただ単に、たとえば子供服の上着を小型化した構成となっているため、上述したような種々の不具合が生じるものであった。
また、たとえば特許文献1に記載されているような犬の衣服においても、特に、その図4に示すように、肩線が前身頃の側に大きく片寄って配置されているため、これまた、上述した従来のペット用衣類1と同様に、胸部全体にゆとりが少ない立体感の乏しいものとなっている。さらに、たとえば特許文献2に記載されているプルオーバー式の動物用の衣服では、伸縮性のある織物やニット地等の伸縮性を有する生地で構成しなければならないので、伸縮性の無い普通の生地で構成する場合に比べて製造コストが高いものとなっていた。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、製造コストを高くすることなく、ペットの肩や前肢等の骨格に沿った胸部全体にゆとりのある立体的な構造を付与することができ、長期間着用して運動しても、袖口周りの生地が簡単に傷んだりする恐れの無い、ペット用衣類を提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、前身頃と、後身頃と、袖とを含み、脇線が後身頃側に配置されると共に、前身頃の縦方向の長さが後身頃の縦方向の長さよりも長くなるように形成され、且つ、肩線の位置が後身頃側に片寄った位置に配置され、肩線に対応して、肩線と袖の袖付線との交点(肩先)および袖下線が配置され、袖下線は脇線と略直交する方向に向いて配置されることを特徴とする、ペット用衣類である。
請求項1にかかる本願発明では、従来のペット用衣類およびたとえば特許文献1に記載されているような犬の衣服等に比べて、特に、肩線(肩縫目)、肩先、袖付線および脇線等が前身頃よりも後身頃寄りに配置され、且つ、袖下線が脇線と略直交する方向に向いて延び設けられているため、袖付線で付けられる袖の袖口の向きが略下に向くように形成される。したがって、請求項1にかかる本願発明のペット用衣類をペットが着用した場合でも、該袖部分の生地がつった状態にはならない。そのため、当該ペット用衣類を長期間にわたって着用し、歩行や走ったりする運動によっても、袖とペットの前足とが当接する袖口部分が擦れて綻んでしまい、該袖口部分の生地が傷むという心配が無い。
さらに、前身頃の縦方向の長さが後身頃の縦方向の長さよりも長く形成されているので、当該ペット用衣類では、肩線、肩先等を後身頃側に寄せて配置した構成との協働作用によって、胸部にゆとりができ、立体感の富んだものとなり、ペットの肩や前肢の動きに対して窮屈感のない着心地の良いものとなる。しかも、たとえば特許文献2に記載されている従来のプルオーバー式の動物用衣服のように伸縮性のあるニット地等の生地を必要としないため、製造コストの低減化も図られる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1に記載の発明に従属されるペット用衣類であって、肩線の位置は、犬、ネコ等の四足動物の肩甲骨の上部側から頚骨の方向に向かう方向に略沿って配置され、脇線の位置は、犬、ネコ等の四足動物の脇部分にあたる位置に配置され、袖下線の延びる方向と脇線の延びる方向とが略直交するように配置されていることを特徴とする、ペット用衣類である。
請求項2にかかる本願発明では、特に、ペット用衣類を着用させるたとえば犬、ネコ等の四足動物の骨格に即して、該ペット用衣類の肩線、肩先および脇線の位置が決定され、袖下線の延びる方向と脇線の延びる方向とが略直交するように配置されているため、より一層、効果的に請求項1にかかるペット用衣類と同様の作用・効果が得られる。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に従属されるペット用衣類であって、袖は、ラグラン袖を含む、ペット用衣類である。
請求項3にかかる本願発明では、ラグラン袖を有するペット用衣類に本願発明が適用されたもので、請求項1または請求項2にかかるペット用衣類と同様の作用・効果を有するものである。
請求項4にかかる本願発明は、請求項3に記載の発明に従属されるペット用衣類であって、ラグラン袖は、そのアームホール下部から下の付袖部分をカットして配設された袖口を有し、袖下線がない袖下なしのラグラン袖を含むことを特徴とする、ペット用衣類である。
請求項4にかかる本願発明では、袖下線がない袖下なしのラグラン袖を有するペット用衣類に本願発明が適用されたもので、請求項3にかかるペット用衣類と同様の作用・効果を有するものである。
請求項5にかかる本願発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明に従属されるペット用衣類であって、前記袖は、前記袖の前袖よりも後袖の方にゆとりを有することを特徴とする、ペット用衣類である。
請求項5にかかる本願発明では、ペットとしてのたとえば犬、ネコ等の四足動物の前肢の骨格構造および前肢の動きを考えた場合、歩行したり走ったりするときに、あまり前肢(腕)が前方には出ないので、前袖よりも後袖の方にゆとりを持たせることによって、前肢の動きに適応して、動きやすい構造となっている。
本願発明にかかるペット用衣類によれば、製造コストを高くすることなく、ペットの肩や前肢等の骨格に沿った胸部全体にゆとりのある立体的な構造を付与することができ、長期間着用して運動しても、袖口周りの生地が簡単に傷んだりする恐れの無い、ペット用衣類が得られる。
本願発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかるペット用衣類では、ペットの肩や前肢等の骨格に沿った胸部全体にゆとりのある立体的な構造を付与することを、歩行および走行等の運動機能性を損なわずに、しかも、製造コストを高くすることなく実現することができた。
図1は本願発明にかかるペット用衣類の一例を示す図であって、図1(A)は正面図であり、図1(B)は一方の袖の袖下線を示す正面図であり、図1(C)は図1(A)の背面図である。本実施形態例に示すペット用衣類10は、特に、たとえば犬に着用させて好適なペット用衣類である。
ペット用衣類10は、前身頃12および後身頃14を含む。前身頃12は、図2に示すように、左右対称に構成される左前身頃12aおよび右前身頃12bを有する。また、後身頃14は、左右対称に構成される左後身頃14aおよび右後身頃14bを有する。左後身頃14aおよび右後身頃14bは、図1(C)に示すように、一体的に形成されている。さらに、前身頃12および後身頃14は、それぞれ、前腕繰り(前身頃アームホール)となるライン16および背腕繰り(後身頃アームホール)となるライン18を有する。この場合、ライン16および18は、弧状に形成され、図2中の二点鎖線に示すように、前腕繰り(前身頃アームホール)となるライン16の弦の長さが、背腕繰り(後身頃アームホール)となるライン18の弦の長さの3倍強ぐらいとなっている。
後身頃14の横方向の左端側(左後身頃14a)および右端側(右後身頃14b)には、それぞれ、左前身頃12aおよび右前身頃12bが配置される。左前身頃12aおよび左後身頃14aは、脇線36(図1参照)となる縫着ライン20と縫着ライン22(図2参照)、肩線38(図1参照)となる縫着ライン24と縫着ライン26(図2参照)に沿って縫合されることによって、左身頃40が形成される。
また、右身頃42は、右前身頃12bおよび右後身頃14bが、脇線44(図1参照)となる縫着ライン28と縫着ライン30(図2参照)、肩線46(図1参照)となる縫着ライン32と縫着ライン34(図2参照)に沿って縫合されることによって形成される。
この場合、一方の前腕繰り(前身頃アームホール)16および背腕繰り(後身頃アームホール)18によって左身頃40のアームホールAH1が構成され、アームホールAH1の周縁部に袖付線(袖付縫目)48が構成される(図1および図4参照)。もう一方の前腕繰り(前身頃アームホール)16および背腕繰り(後身頃アームホール)18によって右身頃42のアームホールAH2が構成され、アームホールAH2の周縁部に袖付線(袖付縫目)50が構成される(図1および図4参照)。そして、袖付線(袖付縫目)48および50に沿って、それぞれ、袖52および54が縫合される。
また、縫合された前身頃12および後身頃14の縦方向の上端には、衿60が配置される。一方、左前身頃12aおよび右前身頃12bは、たとえば図2に示すように、それぞれ、その縦方向の上端にネックライン56を有し、左後身頃14aおよび右後身頃14bは、それぞれ、その縦方向の上端にネックライン58を有する。この場合、衿60は、ネックライン56および58に沿って縫合される。さらに、左前身頃12aの横方向の左前身頃端(前端)には、図1(A),図1(B)に示すように、その縦方向に所定の間隔を隔てて複数の釦62が縫着されている。
図1に示す実施形態例のペット用衣類10では、特に、たとえば図1(C)に示すように、肩線38および46の位置が後身頃14側に片寄った位置に配置されている。肩線38および46の配置に対応して、肩線38と袖52の袖付線(袖付縫目)48との交点S1(以下、肩先S1と言う。)、および、肩線46と袖54の袖付線(袖付縫目)50との交点S2(以下、肩先S2と言う。)が配置されている。そして、この肩先S1およびS2の位置には、それぞれ、袖52および54の袖山のトップポイントが位置するように、袖付線(袖付縫目)48および50が配置され、袖52および54が縫合されている。したがって、このペット用衣類10では、特に、たとえば図1(B)および図5に示すように、左身頃40および右身頃42の袖下線64が、それぞれ、脇線36および44と略直交する方向に向いて配置されている。
本実施形態例のペット用衣類10では、特に、肩線38および46の位置が、該ペット用衣類10を着用させようとする犬の肩甲骨の上部側から頚骨の方向に向かう方向に略沿って配置されている。さらに、脇線36および44の位置は、該犬の脇部分にあたる位置に配置され、袖52の袖下線64の延びる方向と脇線36の延びる方向とが略直交するように配置され、且つ、袖54の袖下線64の延びる方向と脇線44の延びる方向とが略直交するように配置されている。
さらに、このペット用衣類10では、たとえば図2に示すように、前身頃12の縦方向の長さ(丈)が後身頃の縦方向の長さ(丈)よりも長くなるように形成されている。しかも、脇線36および44は、たとえば図3および図4に示すように、後身頃14側に配置されている。この場合、上述したように、肩線38および46の位置が後身頃14側に片寄った位置に配置されているので、結果的に、前身頃12の横方向の幅が広く形成されることとなる。
このペット用衣類10では、特に、該ペット用衣類10を着用させる犬の骨格に即して、肩線38,46、肩先S1,S2および脇線36,44の位置が決定されて、前身頃12よりも後身頃14寄りに配置され、且つ、袖下線64の延びる方向と脇線36,44の延びる方向とが略直交するように配置されている。そのため、このペット用衣類10を犬に着用させたときに、袖付線48,50で付けられる袖52,54の袖口の向きが、図3および図6に示すように、略下に向くように形成される。この場合、該袖52,54の袖口部分の生地がつった状態にはならない。したがって、このペット用衣類10を長期間にわたって着用し、歩行や走ったりする運動によっても、袖52,54と犬の前肢とが当接する袖口部分が擦れて綻んで該袖口部分の生地が傷むという恐れも無い。
さらに、このペット用衣類10では、犬の骨格構造および前肢の動きを考えた場合、歩行したり走ったりするときに、あまり前肢(腕)が前方には出ないので、袖52,54において、該袖52,54の前袖よりも後袖の方にゆとりを持たせることによって、前肢の動きに適応して、動きやすい構造となっている。すなわち、袖52,54の袖口から出る犬の前肢が、たとえば図3に示すように、袖52,54の前袖52F,54F寄りで、且つ、前袖52F,54Fの端部に当接しないところに位置するように、袖52の袖下線64の延長線と脇線36の延長線との交差する角度θが、たとえば図5に示すように、適宜設定されている。この場合、角度θは、たとえば130°>θ>90°に設定されるのが好ましく、110°>θ>95°に設定されるのがより好ましいが、たとえばこのペット用衣類10を着用させる犬、猫等の種類,体型(骨格)等によって適宜変更され得る。
その上、このペット用衣類10では、前身頃12の縦方向の長さ(丈)が後身頃の縦方向の長さ(丈)よりも長く形成されているので、該ペット用衣類10では、肩線38,46、肩先S1,S2等を後身頃14側に寄せて配置した上記構成との協働作用により胸部にゆとりができ、立体感の富んだものとなっている。そのため、犬にとっても肩や前肢の動きに対して窮屈感のない着心地の良いものとなる。しかも、たとえば特許文献2に記載されている従来のプルオーバー式の動物用衣服のように伸縮性のあるニット地等の生地を必要としないため、それに比べて、製造コストも安価なものとなっている。
図7は、本願発明にかかるペット用衣類の他の例を示し、このペット用衣類をたとえば犬に着用させた状態を示す図解図である。図7に示す実施形態例では、上述した実施形態例と比べて、特に、袖がラグラン袖66を含み、衿60が設けられていない点で相違している。すなわち、図7に示すペット用衣類10では、ラグラン線68および70が後身頃14側寄りで且つ高い位置に配置され、しかも、ラグラン線68および70のカーブが、肩先S1およびS2(図7では図示せず)付近の部位でショルダー・ポイントに近いところを通るように形成されている。このラグラン袖66を有するペット用衣類10においても、上述したペット用衣類10と同様の作用・効果を有するものである。
図8は、本願発明にかかるペット用衣類のさらに他の例を示し、このペット用衣類をたとえば犬に着用させた状態を示す図解図である。図8に示す実施形態例では、図7に示した実施形態例と比べて、特に、ラグラン袖の構造が相違している。すなわち、図8に示すペット用衣類10では、ラグラン袖72(図7参照)が、そのアームホールAH1の下部から下の付袖部分(図7の71部分)をカットして設けられた袖口74を有し、袖下線がない袖下なしのラグラン袖72を含む構成となっている。袖下なしのラグラン袖72を有するペット用衣類10においても、上述した各ペット用衣類10と同様の作用・効果を有するものである。
本願発明にかかるペット用衣類は、犬および猫等の四足動物に着用させて好適なもので、歩行等の運動機能に支障を来たすことがないペット用衣類である。
本願発明にかかるペット用衣類の一例を示す図であって、図1(A)は正面図であり、図1(B)は一方の袖の袖下線を示す正面図であり、図1(C)は図1(A)の背面図である。 図2(A)は、図1に示すペット用衣類の前身頃となる縫製前の裁断された布をX−X線を中心に左右に配置した状態の平面図であり、図2(B)は、図1に示すペット用衣類の後身頃となる縫製前の裁断された布をX−X線を中心に左右に配置した状態の平面図である。 図1,図2に示すペット用衣類をたとえば犬に着用させた状態を示す図解図である。 図3に示す状態において、袖を取除いてアームホールの周辺を示した状態の図解図である。 図3に示す状態のペット用衣類において、一方の袖を上げて袖下線を示した状態の図解図である。 図3に示す状態のペット用衣類における袖口の方向を示した状態の図解図である。 本願発明にかかるペット用衣類の他の例を示し、このペット用衣類をたとえば犬に着用させた状態を示す図解図である。 本願発明にかかるペット用衣類のさらに他の例を示し、このペット用衣類をたとえば犬に着用させた状態を示す図解図である。 本願発明の背景となる従来のペット用衣類の一例を示し、この従来のペット用衣類を犬に着用させた状態を示す図解図である。 図9に示す状態において、袖を取除いてアームホールの周辺を示した状態の図解図である。 図11(A)は、図10に示す従来のペット用衣類の前身頃となる縫製前の裁断された布をX−X線を中心に左右に配置した状態の平面図であり、図11(B)は、図10に示す従来のペット用衣類の後身頃となる縫製前の裁断された布をX−X線を中心に左右に配置した状態の平面図である。 図9に示す状態のペット用衣類において、一方の袖を上げて袖下線を示した状態の図解図である。 図9に示す状態のペット用衣類における袖口の方向を示した状態の図解図である。
符号の説明
10 ペット用衣類
12 前身頃
12a 左前身頃
12b 右前身頃
14 後身頃
14a 左後身頃
14b 右後身頃
16 前腕繰り(前身頃アームホール)となるライン
18 背腕繰り(後身頃アームホール)となるライン
20,22,28,30 脇線となる縫着ライン
24,26,32,34 肩線となる縫着ライン
36,44 脇線
38,46 肩線
40 左身頃
42 右身頃
48,50 袖付線(袖付縫目)
52,54 袖
56,58 ネックライン
60 衿
62 釦
64 袖下線
66 ラグラン袖
68,70 ラグラン線
72 袖下なしのラグラン袖
74 袖下なしのラグラン袖の袖口
AH1,AH2 アームホール
S1,S2 肩線と袖の袖付線との交点(肩先)

Claims (5)

  1. 前身頃、後身頃、および袖を含み、
    脇線が前記後身頃側に配置されると共に、前記前身頃の縦方向の長さが前記後身頃の縦方向の長さよりも長くなるように形成され、且つ、肩線の位置が前記後身頃側に片寄った位置に配置され、前記肩線に対応して、前記肩線と前記袖の袖付線との交点(肩先)および袖下線が配置され、
    前記袖下線は前記脇線と略直交する方向に向いて配置されることを特徴とする、ペット用衣類。
  2. 前記肩線の位置は、犬、ネコ等の四足動物の肩甲骨の上部側から頚骨の方向に向かう方向に略沿って配置され、前記脇線の位置は、前記犬、ネコ等の四足動物の脇部分にあたる位置に配置され、前記袖下線の延びる方向と前記脇線の延びる方向とが略直交するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のペット用衣類。
  3. 前記袖は、ラグラン袖を含む、請求項1または請求項2に記載のペット用衣類。
  4. 前記ラグラン袖は、そのアームホール下部から下の付袖部分をカットして配設された袖口を有し、袖下線がない袖下なしのラグラン袖を含むことを特徴とする、請求項3に記載のペット用衣類。
  5. 前記袖は、前記袖の前袖よりも後袖の方にゆとりを有することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のペット用衣類。
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