JP3115888U - 犬用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取付け環に紐、ロープあるいは鎖等のつなぎ具を取り付け易く、また犬の身体にフィットして違和感を生じさせない犬用衣服の提供。
【解決手段】 前身頃部分、左後身頃部分及び右後身頃部分からなり、前身頃部分には前足を挿入させる袖ぐりが左右対称に設けられ、左或いは右後身頃部分の両端縁付近には、複数個のボタンとこれに係合させるボタンホールが設けられ、上記ボタンの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、紐、ロープ又は鎖等のつなぎ具を取り付けるためのD環が高さ寸法1cm〜2cmの首布を介して取付けられ、上記ボタンホールの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、前記D環に係合されるD環用ボタンホールが設けられている。また、前身頃部分の前中心の襟ぐりと裾部分にダーツを設けた。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ペットの犬に着させる衣服であって、散歩の際には紐、鎖等を取り付けることができる連結金具を備えた犬用衣服に関するものである。
従来の犬用衣服は、前あきであるため、服を着せる際には犬を仰向けにするなど、着せにくいものであった。また、散歩の際には紐等を取り付けなければならないのであるが、服の上にハーネスを着用するのは煩わしいものであった。
そこで、特許文献1では、背開きの動物用着用具であって、動物の背中にあたる位置に紐、ロープ又は鎖をつなぐための連結金具が設けられているものが示されている。詳しくは、帯状の本体の左右両端に第1取付部及び第2取付部を備え、該第1取付部の中央に連結金具が固着されている。この連結金具の一端には小さな筒部が形成され、この筒部を利用して取付け環が揺動自在に取り付けらている。また、第2取付部のほぼ中央には縦長の裂け目が形成されている。この動物着用具を動物に着せた場合に、連結金具の取付け環を裂け目に通し、取付け環に紐、ロープあるいは鎖等のつなぎ具を取り付けるのである。
しかし、特許文献1に示された動物用着用具は、取付け環を裂け目から上方へ抜き出しにくく、外れやすいという問題があった。また、平らな帯状の生地であるため、動物の身体の線に沿わないという問題もあった。
特開平11−46613
そこで、本考案は、係る問題点を解決すべく、取付け環に紐、ロープあるいは鎖等のつなぎ具を取り付け易く、犬の身体にあった犬用衣服の提供を目的とするものである。
本考案に係る犬用衣服は、前身頃部分、左後身頃部分及び右後身頃部分からなり、前身頃部分には前足を挿入させる袖ぐりが左右対称に設けられ、左或いは右後身頃部分の両端縁付近には、複数個のボタンとこれに係合させるボタンホールが設けられ、上記ボタンの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、紐、ロープ又は鎖等のつなぎ具を取り付けるためのD環が高さ寸法1cm〜2cmの首布を介して取付けられ、上記ボタンホールの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、前記D環に係合されるD環用ボタンホールが設けられていることを特徴とする。
また、前身頃部分の前中心の襟ぐりと裾部分にダーツを設けて、立体的にする。この際、襟ぐり部のダーツは複数個、裾部分のダーツは1個となしたりする。さらに、D環取り付け対応裏側身頃地部分に補強布を設けたりする。
本考案は以上の通り構成するものであって、D環の根元に首布を付けたことは、D環をボタンホールから出す際に、首布も上方へ抜き出し、この首布がボタンホールに嵌り外れ難く、D環に紐等のつなぎ具の取り付けが簡単にすることができるものとなった。また、首の下に当たるところの襟ぐりと裾にダーツを設けてたことにより、首の下から胸あたりが立体的になり、隙間がなく犬の身体にあったものとなる。特に襟ぐりに複数個のダーツを設けた場合には、犬の身体の曲線にぴったりとあうものとなる。さらに、D環取り付け対応裏側身頃地部分に補強布を設けたことにより、D環を取り付けた身頃地部分が破れることが無いものとなる。
以下、図面に示す実施の形態について説明する。
図1は本考案に係る犬用衣服の使用状況を示す斜視図である。図2は犬用衣服の展開状態での正面図で、図3は犬用衣服の展開状態での背面図であって、図2は着用時において外側となる面を、図3は着用時において内側となる面をそれぞれ示している。図4はD環部分の説明図である。
本考案に係る犬用衣服1は、前身頃部分2、左後身頃部分3、右後身頃部分4からなり、これらが1枚の生地で形成されている。なお、図示例では、左右後身頃部分の首側に襟5が続けて形成されており、裏地を設けて表地と重ねて縫い合わせてある。
前身頃部分2側には、犬の前足を挿入させる袖ぐり6が左右対称に設けられている。その際、袖ぐり6の上部から首側にかけて切れ目を設け、縫い合わせてあり、7はその縫い目である。
また、首の下に当たるところ、即ち前中心の襟ぐりと裾にダーツ8、9が設けてられている。このダーツ8、9により、首の下から胸あたりが立体的になり、犬の服の間に隙間がなく犬の身体にあったものとなる。特に襟ぐりに複数個のダーツを設けた場合には、犬の身体の曲線にぴったりとあうものとなる。
左後身頃部分3の端縁付近には、3個のボタン10が取り付けられ、右後身頃部分4の端縁付近には、左後身頃部分3のボタン10に係合される3個のボタンホール11が設けられている。
また、図2において、左後身頃部分3の前記ボタン10より上方で、袖ぐりの上縁に凡そ並ぶ位置に、即ち犬用衣服を犬に着せた際に前足の上方あたりに、D環12を取り付ける。その際、D環12の根元に首布13をつけ、図4に示す如く首布13の高さhが1cm〜2cm程度になるようにする。その際、D環12の取付け対応裏側部分の身頃地に補強布16を設けておき、表地、裏地及び補強布を重ねて首布13を縫いつけるのである。そして、右後身頃部分4の前記ボタンホール11より上方で、袖ぐりの上縁に凡そ並ぶ位置に、前記D環12が係合されるD環用ボタンホール14が設けられている。
こうして、犬に本考案に係る犬用衣服を着せる際には、犬の背中の位置でボタン10及びD環12をボタンホール11及びD環用ボタンホール14に係合するのである。このとき、前足の上方あたりに、D環が設けられているので、散歩する場合には、D環に紐、ロープあるいは鎖等のつなぎ具を付けて使用するのである。
D環12の根元に首布13を付けたことは、D環12をD環用ボタンホール14から出し、さらに首布13も上方へ抜き出し、この首布13がD環用ボタンホール14に嵌ることで、D環12がD環用ボタンホール14から外れ難く、D環12に紐等のつなぎ具15の取り付けが簡単にすることができるものとなった。また、首布13は布地で作られているので、犬が転がっても痛くないものとなるのである。
本考案に係る犬用衣服の使用状況を示す斜視図である。 犬用衣服の展開状態での正面図である。 犬用衣服の展開状態での背面図である。 犬用衣服のD環部分の説明図である。
符号の説明
1 犬用衣服
2 前身頃部分
3 左後身頃部分
4 右後身頃部分
5 衿
6 袖ぐり
7 縫い目
8、9 ダーツ
10 ボタン
11 ボタンホール
12 D環
13 首布
14 D環用ボタンホール
15 つなぎ具
16 補強布

Claims (4)

  1. 前身頃部分、左後身頃部分及び右後身頃部分からなり、前身頃部分には前足を挿入させる袖ぐりが左右対称に設けられ、左或いは右後身頃部分の両端縁付近には、複数個のボタンとこれに係合させるボタンホールが設けられ、上記ボタンの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、紐、ロープ又は鎖等のつなぎ具を取り付けるためのD環が高さ寸法1cm〜2cmの首布を介して取付けられ、また上記ボタンホールの上方で袖ぐりの上縁と凡そ並ぶ位置に、前記D環に係合されるD環用ボタンホールが設けられていることを特徴とする犬用衣服。
  2. 前身頃部分の前中心の襟ぐりと裾部分にダーツを設けたことを特徴とする請求項1記載の犬用衣服。
  3. 襟ぐり部のダーツは複数個、裾部分のダーツは1個となしたことを特徴とする請求項2記載の犬用衣服。
  4. D環取り付け対応裏側身頃地部分に補強布を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の犬用衣服。
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