JP4402398B2 - マイナスイオンセンサー - Google Patents

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Description

本発明は、空気中のマイナスイオン量を測定するマイナスイオンセンサーに関する。
近年、室内環境などの快適性を向上させる一つの要素として、空気中のマイナスイオンが注目を集めている。マイナスイオンは、例えば、情緒や自律神経の安定、疲労の回復、細胞の活性化などを促進するなど、人体にとって有用であると言われている。これらの利点を生かして、空気清浄機やエアコンディショナなどの一部製品には、空気の清浄化を目的としてマイナスイオン発生装置が組み込まれており、同時にこれらの機器には、イオンセンサーが組み込まれてマイナスイオンの発生状況を監視することが行われている。
また、イオンセンサーによって岩盤のイオンストレスを測定し、その測定結果によって地震を予知することができる可能性が期待されている。
従来、このようなイオンセンサーとしては、基本的に2枚の電極板によりコンデンサを形成して電極板に一定の電荷を蓄積させ、電極板間に形成される一様な電場中にマイナスイオン量を測定すべき空気を供給して、この空気中に含まれるマイナスイオンが電極板に引き寄せられて中和された結果として失われる電荷の量を、単位時間当たりの電位差として測定回路により測定するものが利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、測定すべき空気中に存在するマイナスイオン量は、通常、極めて少ないので、確実に測定を行うためには、流通させるべき空気量を多量とすることが必要である。しかし、これを達成するためには、電極板を大きくすることが必要であり、イオンセンサーが必然的に大型のものとなってしまう。
また、従来のイオンセンサーにおいては、電極板と測定回路とがリード線で接続される構成であるため、接続用導電路の配置または形成が煩雑になる、という問題がある。
特開2000−46799号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、小型または薄型でありながら、空気中のマイナスイオン量について信頼性の高い測定を行うことができるマイナスイオンセンサーを提供することにある。
本発明のマイナスイオンセンサーは、絶縁性基板の一面に第1の一方の面状電極が設けられると共に、この第1の一方の面状電極と電極対を構成する第1の他方の面状電極が、前記第1の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
前記絶縁性基板の他面に第2の一方の面状電極が設けられると共に、この第2の一方の面状電極と電極対を構成する第2の他方の面状電極が、前記第2の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
前記絶縁性基板の一面には、前記第1の一方の面状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に、前記第1の電極対および第2の電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記第1の一方の面状電極と第1の他方の面状電極との間の空間によって形成される第1の流通路および第2の一方の面状電極と第2の他方の面状電極との間の空間によって形成される第2の流通路に供給されることを特徴とする。
このマイナスイオンセンサーにおいては、第1の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の一面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第1のシールドケースが設けられており、この第1のシールドケースにおける前記絶縁性基板の一面と対向する部分により、第1の他方の面状電極が形成されていると共に、
第2の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の他面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第2のシールドケースが設けられており、この第2のシールドケースにおける前記絶縁性基板の他面と対向する部分により、第2の他方の面状電極が形成されていることが好ましい。
また、第1のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていると共に、
第2のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていることが好ましい。
また、本発明のマイナスイオンセンサーは、貫通孔が設けられた絶縁性基板の一面に沿って一方のメッシュ状電極が前記絶縁性基板の貫通孔を塞ぐよう配設されると共に、この一方のメッシュ状電極と電極対を構成する他方のメッシュ状電極が、前記一方のメッシュ状電極に空間を介して積重するよう配設され、
前記電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極を連続して通過するよう供給されることを特徴とする。
このマイナスイオンセンサーにおいては、測定回路は、前記絶縁性基板の一面において、前記一方のメッシュ状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に設けられていることが好ましい。
絶縁性基板の同一面上に、一方の面状電極と測定回路とが隣接して設けられている構成を有するマイナスイオンセンサーによれば、一方の面状電極を測定回路に接続するための接続用導電路を単純なものとすることができ、この接続用導電路を前記同一面上に沿うよう形成させることにより、薄型化が達成される。
また、絶縁性基板の一面上に第1の一方の面状電極と測定回路とが隣接して設けられていると共に、当該絶縁性基板の他面上に、第2の一方の面状電極が設けられている構成を有するマイナスイオンセンサーによれば、上述のものと同様に薄型化が達成されることに加えて、当該絶縁性基板の両面上に一方の面状電極が配設されることにより、マイナスイオンを捕捉するための面状電極の面積が広いものとなって十分に多量のマイナスイオンが捕捉されるために、信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができる。
さらに、電極対を構成する一方のメッシュ状電極が他方のメッシュ状電極に空間を介して積重され、マイナスイオン量を測定すべき空気が、一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極を連続して通過して供給される構成を有するマイナスイオンセンサーによれば、一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極の間の距離が小さいものであっても、信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができ、さらに、一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極間に強い電場が形成されるために、メッシュの近傍を通過するマイナスイオンを確実に捕捉することができ、これにより、より一層信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係るマイナスイオンセンサーの一例における外観を示す斜視図、図2は、図1のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図、図3は、図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の一面における平面図、図4は、図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の他面における平面図である。
このマイナスイオンセンサー10においては、絶縁性基板12の一面側および他面側に、当該絶縁性基板12と共に閉鎖空間を区画する金属製の第1のシールドケース21および第2のシールドケース22がそれぞれ設けられている。
絶縁性基板12は、例えばガラスエポキシよりなり、その一面上の電極配設領域に、金属板よりなる第1の一方の面状電極16が設けられていると共に、電極配設領域に隣接する測定回路配設領域に後述する測定回路18が設けられており、第1の一方の面状電極16は、当該一面上において測定回路18に電気的に接続されている。
第1のシールドケース21においては、第1の一方の面状電極16と空間を介して対向する部分により第1の他方の面状電極26が形成されており、第1の一方の面状電極16と第1の他方の面状電極26とにより、マイナスイオンを検出する第1の電極対が構成されている。
そして、第1の一方の面状電極16と第1の他方の面状電極26との間の空間によってマイナスイオン量を測定すべき空気が供給される第1の流通路X1が形成されており、第1のシールドケース21の周壁部における互いに対向する側壁部分21A,21Bの各々に、空気を供給するための空気流通孔28a,28bが、それぞれ形成されている。
一方、絶縁性基板12の他面上の電極形成用領域には、金属板よりなる第2の一方の面状電極17が設けられており、この第2の一方の面状電極17は、例えば絶縁性基板12に設けられたスルーホール(図示せず)を介して、絶縁性基板12の一面上の測定回路18に電気的に接続されている。
第2のシールドケース22においては、第2の一方の面状電極17と空間を介して対向する部分により第2の他方の面状電極27が形成されており、第2の一方の面状電極17と第2の他方の面状電極27とにより、マイナスイオンを検出する第2の電極対が構成されている。
そして、第2の一方の面状電極17と第2の他方の面状電極27との間の空間によってマイナスイオン量を測定すべき空気が供給される第2の流通路X2が形成されており、第2のシールドケース22の周壁部における互いに対向する側壁部分22A,22Bの各々に、空気を供給するための空気流通孔28c,28dが、それぞれ形成されている。
第1の流通路X1において空気が流通する方向と、第2の流通路X2において空気が流通する方向とは同方向とされている。
測定回路18は、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17において単位時間当たりの電位の変化量を測定する機能を有するものであり、例えば、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17に、絶縁性基板12に設けられた定電圧電源(図示せず)から一定の電荷を蓄積させるための蓄電用回路(図示せず)、当該第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17の電位を検出する高インピーダンス増幅器(図示せず)などにより構成されている。
この測定回路18が設けられる測定回路配設領域は、絶縁性基板12と第1のシールドケース21とにより区画される閉鎖空間の内側に位置している。
この例のマイナスイオンセンサー10においては、第1のシールドケース21および第2のシールドケース22により、実際上、マイナスイオンセンサー10のほぼ全体が導電性材で外装されたものとなり、外部環境における静電気などの電界の影響を防止することができて当該マイナスイオンセンサー10において、より一層信頼性の高い測定を行うことができる。
絶縁性基板12の四隅に設けられた19は、当該マイナスイオンセンサー10を他の機器に組み込む際に使用する取付け用穴である。
このマイナスイオンセンサー10の寸法例を挙げると、マイナスイオンセンサー10の外観形状における厚み(図1における高さ)が10.2mmであり、絶縁性基板12における横方向(図1において左右方向)の長さが80mm、縦方向(図1において奥行き方向)の長さが50.0mmであり、シールドケース21,22における横方向の長さが66.0mm、高さが4.3mmである。
空気流通孔28a,28b,28c,28dは、例えば、直径が2.5mmのものであり、各々の側壁部分21A,21B,22A,22Bに14個ずつ、合計56個形成されている。
第1のシールドケース21および第2のシールドケース22を構成する銅板は0.5mm厚のものであり、絶縁性基板12の厚さが1.6mmである。
また、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17の面積は、それぞれ2000mm2 である。
第1の流通路X1および第2の流通路X2に供給される空気の流量は、例えば240ml/secである。第1の流通路X1および第2の流通路X2に供給される空気の流量が過小あるいは過大である場合は、マイナスイオンセンサー10において信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができない。
また、例えば、空気の流量が200ml/secである場合において、このマイナスイオンセンサー10は、マイナスイオン量が0〜約15万8千個/cm3 の範囲において測定することができる。
このマイナスイオンセンサー10においては、定電圧電源より第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17にプラスの電荷が蓄積された状態において、第1の流通路X1および第2の流通路X2にマイナスイオン量を測定すべき空気が供給される。
そして、第1の流通路X1および第2の流通路X2を流通する空気に含まれるマイナスイオン量に応じて、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17に蓄積されたプラスの電荷が中和されて電位が低下する。
従って、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17における単位時間当たりの電位の変化量を検出することにより、マイナスイオン量を測定することができる。
以上の構成を有するマイナスイオンセンサー10においては、絶縁性基板12の同一面上に、第1の一方の面状電極16と測定回路18とが隣接して設けられているために、第1の一方の面状電極16を測定回路18に接続するための接続用導電路を単純なものとすることができ、この接続用導電路を前記同一面上に沿うよう形成させることにより、薄型化が達成される。
また、当該絶縁性基板12の両面上に第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17がそれぞれ配設されることにより、マイナスイオンを捕捉するための面状電極の面積が広いものとなって十分に多量のマイナスイオンが捕捉されるために、信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができる。
本発明のマイナスイオンセンサーにおいては、絶縁性基板の一面上にのみ一方の面状電極が設けられ、これに伴い、当該絶縁性基板の一面側にのみ当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製のシールドケースが設けられる構成とすることもできる。
<第2の実施の形態>
図5は、本発明に係るマイナスイオンセンサーの他の構成例における外観を、シールドカバーを除いた状態で示す斜視図、図6は、図5のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図、図7は、図5のマイナスイオンセンサーの分解斜視図である。
この例のマイナスイオンセンサー30は、一方のメッシュ状電極36を具える一方の電極構成体34と、他方のメッシュ状電極37を具える他方の電極構成体35とが積重されて構成されている。
一方の電極構成体34は、例えばガラスエポキシなどよりなる一方の絶縁性基板32と、この一方の絶縁性基板32に設けられた貫通孔42を塞ぐよう、当該一方の絶縁性基板32の一面に沿って配設された一方のメッシュ状電極36とにより構成されており、この一方のメッシュ状電極36が配設された電極配設領域と隣接する測定回路配設領域40には、後述する測定回路(図示せず)が設けられている。一方のメッシュ状電極36は、測定回路に電気的に接続されている。
他方の電極構成体35は、例えばガラスエポキシなどよりなる他方の絶縁性基板33と、この他方の絶縁性基板33に設けられた貫通孔43を塞ぐよう、当該他方の絶縁性基板33の一面に沿って配設された他方のメッシュ状電極とにより構成されている。
測定回路は、一方のメッシュ状電極36において単位時間当たりの電位の変化量を測定するものであり、例えば、一方の絶縁性基板32に設けられた定電圧電源(図示せず)から一方のメッシュ状電極36に一定の電荷を蓄積させるための蓄電用回路(図示せず)、一方のメッシュ状電極36の電位を測定する高インピーダンス増幅器(図示せず)などにより構成されている。
電極対を構成する一方のメッシュ状電極36と他方のメッシュ状電極37は、当該他方の絶縁性基板33をスペーサとして、その厚みと同等の厚みを有する空間Yを介して対向する。具体的には、一方の絶縁性基板32の一面側と他方の絶縁性基板33の他面側とが対向すると共に、一方の絶縁性基板32に係る貫通孔42の位置と他方の絶縁性基板33に係る貫通孔43の位置とが積重方向において一致するよう、一方の電極構成体34が他方の電極構成体35に積重されている。
このマイナスイオンセンサー30においては、例えば銅などの導電性の板材よりなるシールドケース38,39およびシールドカバー44,45により、実際上、マイナスイオンセンサー30のほぼ全体が導電性材で外装されたものとなっている。
具体的には、図7に示されるように、一方の絶縁性基板32の一面上において電極配設領域を含む一半領域が他方の絶縁性基板33により覆われているが、測定回路配設領域40を含む残る他半領域がシールドケース39により覆われており、他方の絶縁性基板33の一面が、他方のメッシュ状電極37に対応する領域を除いて、このシールドケース39に連続するシールドカバー45により覆われている。また、一方の絶縁性基板32の他面上において測定回路配設領域40に対応する領域を含む一半領域は、シールドケース38により覆われており、残る他半領域はこのシールドケース38に連続するシールドカバー44により覆われている。
このマイナスイオンセンサー30のほぼ全体が、シールドケース38,39およびシールドカバー44,45よりなる導電性材で外装されたものとなっているために、外部環境における静電気などの電界の影響を防止することができて当該マイナスイオンセンサー30において、信頼性の高い測定を行うことができる。
また、46は、一方の絶縁性基板32の四隅、および他方の絶縁性基板33の二隅に設けられた、マイナスイオンセンサー30を他の機器に組み込む際に使用する取付け用穴である。
このマイナスイオンセンサー30の寸法例を挙げると、一方の絶縁性基板32における横方向(図5において左右方向)の長さが60mm、縦方向(図5において奥行き方向)の長さが40mmである。シールドケース38,39を形成する銅板は0.5mm厚である。
また、貫通孔42,43は、直径が25mmのものである。
また、一方の絶縁性基板32および他方の絶縁性基板33の厚みは、それぞれ、1.6mmである。
このマイナスイオンセンサー30においては、定電圧電源より一方のメッシュ状電極36にプラスの電荷が蓄積された状態において、例えば他方のメッシュ状電極37および一方のメッシュ状電極36を連続して通過する方向、例えば、図5において上方から下方にマイナスイオン量を測定すべき空気が供給される。
そして、空間Yを流通する空気に含まれるマイナスイオン量に応じて、一方のメッシュ状電極36に蓄積されたプラスの電荷が中和されて電位が低下する。
従って、一方のメッシュ状電極36における単位時間当たりの電位の変化量を検出することにより、マイナスイオン量を測定することができる。
この例のマイナスイオンセンサー30によれば、電極対を構成する一方のメッシュ状電極36が他方のメッシュ状電極37に空間を介して積重され、マイナスイオン量を測定すべき空気が、一方のメッシュ状電極36および他方のメッシュ状電極37を連続して通過して供給される構成を有するために、一方のメッシュ状電極36および他方のメッシュ状電極37の間の距離が小さいものであっても、信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができ、さらに、一方のメッシュ状電極36および他方のメッシュ状電極37の間に強い電場が形成されるために、メッシュの近傍を通過するマイナスイオンを確実に捕捉することができ、これにより、より一層信頼性の高いマイナスイオン量の測定を行うことができる。
この例のマイナスイオンセンサーにおいては、2枚の絶縁性基板を用いているが、一方のメッシュ状電極と他方のメッシュ状電極とが空間を介して積重されるものであれば、例えば、1枚の絶縁性基板を用いて、これに設けられた1つの貫通孔を塞ぐよう、この絶縁性基板の両面上に一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極をそれぞれ配設する構成であってもよい。
本発明に係るマイナスイオンセンサーの一例における外観を示す斜視図である。 図1のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図である。 図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の一面における平面図である。 図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の他面における平面図である。 本発明に係るマイナスイオンセンサーの他の構成例における外観を、シールドカバーを除いた状態で示す斜視図である。 図5のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図である。 図5のマイナスイオンセンサーの分解斜視図である。
符号の説明
10 マイナスイオンセンサー
12 絶縁性基板
16 第1の一方の面状電極
17 第2の一方の面状電極
18 測定回路
19 取付け用穴
21 第1のシールドケース
21A,21B 側壁部分
22 第2のシールドケース
22A,22B 側壁部分
26 第1の他方の面状電極
27 第2の他方の面状電極
28a,28b,28c,28d 空気流通孔
30 マイナスイオンセンサー
32 一方の絶縁性基板
33 他方の絶縁性基板
34 一方の電極構成体
35 他方の電極構成体
36 一方のメッシュ状電極
37 他方のメッシュ状電極
38,39 シールドケース
40 測定回路配設領域
42,43 貫通孔
44,45 シールドカバー
46 取付け用穴
X1 第1の流通路
X2 第2の流通路
Y 空間

Claims (5)

  1. 絶縁性基板の一面に第1の一方の面状電極が設けられると共に、この第1の一方の面状電極と電極対を構成する第1の他方の面状電極が、前記第1の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
    前記絶縁性基板の他面に第2の一方の面状電極が設けられると共に、この第2の一方の面状電極と電極対を構成する第2の他方の面状電極が、前記第2の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
    前記絶縁性基板の一面には、前記第1の一方の面状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に、前記第1の電極対および第2の電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
    マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記第1の一方の面状電極と第1の他方の面状電極との間の空間によって形成される第1の流通路および第2の一方の面状電極と第2の他方の面状電極との間の空間によって形成される第2の流通路に供給されることを特徴とするマイナスイオンセンサー。
  2. 第1の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の一面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第1のシールドケースが設けられており、この第1のシールドケースにおける前記絶縁性基板の一面と対向する部分により、第1の他方の面状電極が形成されていると共に、
    第2の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の他面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第2のシールドケースが設けられており、この第2のシールドケースにおける前記絶縁性基板の他面と対向する部分により、第2の他方の面状電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイナスイオンセンサー。
  3. 第1のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていると共に、
    第2のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のマイナスイオンセンサー。
  4. 貫通孔が設けられた絶縁性基板の一面に沿って一方のメッシュ状電極が前記絶縁性基板の貫通孔を塞ぐよう配設されると共に、この一方のメッシュ状電極と電極対を構成する他方のメッシュ状電極が、前記一方のメッシュ状電極に空間を介して積重するよう配設され、
    前記電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
    マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極を連続して通過するよう供給されることを特徴とするマイナスイオンセンサー。
  5. 測定回路は、前記絶縁性基板の一面において、前記一方のメッシュ状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のマイナスイオンセンサー。
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