JP4402398B2 - マイナスイオンセンサー - Google Patents
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Description
また、イオンセンサーによって岩盤のイオンストレスを測定し、その測定結果によって地震を予知することができる可能性が期待されている。
また、従来のイオンセンサーにおいては、電極板と測定回路とがリード線で接続される構成であるため、接続用導電路の配置または形成が煩雑になる、という問題がある。
前記絶縁性基板の他面に第2の一方の面状電極が設けられると共に、この第2の一方の面状電極と電極対を構成する第2の他方の面状電極が、前記第2の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
前記絶縁性基板の一面には、前記第1の一方の面状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に、前記第1の電極対および第2の電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記第1の一方の面状電極と第1の他方の面状電極との間の空間によって形成される第1の流通路および第2の一方の面状電極と第2の他方の面状電極との間の空間によって形成される第2の流通路に供給されることを特徴とする。
第2の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の他面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第2のシールドケースが設けられており、この第2のシールドケースにおける前記絶縁性基板の他面と対向する部分により、第2の他方の面状電極が形成されていることが好ましい。
また、第1のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていると共に、
第2のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていることが好ましい。
前記電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極を連続して通過するよう供給されることを特徴とする。
図1は、本発明に係るマイナスイオンセンサーの一例における外観を示す斜視図、図2は、図1のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図、図3は、図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の一面における平面図、図4は、図1のマイナスイオンセンサーの絶縁性基板の他面における平面図である。
そして、第1の一方の面状電極16と第1の他方の面状電極26との間の空間によってマイナスイオン量を測定すべき空気が供給される第1の流通路X1が形成されており、第1のシールドケース21の周壁部における互いに対向する側壁部分21A,21Bの各々に、空気を供給するための空気流通孔28a,28bが、それぞれ形成されている。
この測定回路18が設けられる測定回路配設領域は、絶縁性基板12と第1のシールドケース21とにより区画される閉鎖空間の内側に位置している。
空気流通孔28a,28b,28c,28dは、例えば、直径が2.5mmのものであり、各々の側壁部分21A,21B,22A,22Bに14個ずつ、合計56個形成されている。
第1のシールドケース21および第2のシールドケース22を構成する銅板は0.5mm厚のものであり、絶縁性基板12の厚さが1.6mmである。
そして、第1の流通路X1および第2の流通路X2を流通する空気に含まれるマイナスイオン量に応じて、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17に蓄積されたプラスの電荷が中和されて電位が低下する。
従って、第1の一方の面状電極16および第2の一方の面状電極17における単位時間当たりの電位の変化量を検出することにより、マイナスイオン量を測定することができる。
図5は、本発明に係るマイナスイオンセンサーの他の構成例における外観を、シールドカバーを除いた状態で示す斜視図、図6は、図5のマイナスイオンセンサーの空気の流通方向に沿った断面による説明用断面図、図7は、図5のマイナスイオンセンサーの分解斜視図である。
具体的には、図7に示されるように、一方の絶縁性基板32の一面上において電極配設領域を含む一半領域が他方の絶縁性基板33により覆われているが、測定回路配設領域40を含む残る他半領域がシールドケース39により覆われており、他方の絶縁性基板33の一面が、他方のメッシュ状電極37に対応する領域を除いて、このシールドケース39に連続するシールドカバー45により覆われている。また、一方の絶縁性基板32の他面上において測定回路配設領域40に対応する領域を含む一半領域は、シールドケース38により覆われており、残る他半領域はこのシールドケース38に連続するシールドカバー44により覆われている。
また、貫通孔42,43は、直径が25mmのものである。
また、一方の絶縁性基板32および他方の絶縁性基板33の厚みは、それぞれ、1.6mmである。
そして、空間Yを流通する空気に含まれるマイナスイオン量に応じて、一方のメッシュ状電極36に蓄積されたプラスの電荷が中和されて電位が低下する。
従って、一方のメッシュ状電極36における単位時間当たりの電位の変化量を検出することにより、マイナスイオン量を測定することができる。
12 絶縁性基板
16 第1の一方の面状電極
17 第2の一方の面状電極
18 測定回路
19 取付け用穴
21 第1のシールドケース
21A,21B 側壁部分
22 第2のシールドケース
22A,22B 側壁部分
26 第1の他方の面状電極
27 第2の他方の面状電極
28a,28b,28c,28d 空気流通孔
30 マイナスイオンセンサー
32 一方の絶縁性基板
33 他方の絶縁性基板
34 一方の電極構成体
35 他方の電極構成体
36 一方のメッシュ状電極
37 他方のメッシュ状電極
38,39 シールドケース
40 測定回路配設領域
42,43 貫通孔
44,45 シールドカバー
46 取付け用穴
X1 第1の流通路
X2 第2の流通路
Y 空間
Claims (5)
- 絶縁性基板の一面に第1の一方の面状電極が設けられると共に、この第1の一方の面状電極と電極対を構成する第1の他方の面状電極が、前記第1の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
前記絶縁性基板の他面に第2の一方の面状電極が設けられると共に、この第2の一方の面状電極と電極対を構成する第2の他方の面状電極が、前記第2の一方の面状電極と空間を介して対向するよう設けられ、
前記絶縁性基板の一面には、前記第1の一方の面状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に、前記第1の電極対および第2の電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記第1の一方の面状電極と第1の他方の面状電極との間の空間によって形成される第1の流通路および第2の一方の面状電極と第2の他方の面状電極との間の空間によって形成される第2の流通路に供給されることを特徴とするマイナスイオンセンサー。 - 第1の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の一面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第1のシールドケースが設けられており、この第1のシールドケースにおける前記絶縁性基板の一面と対向する部分により、第1の他方の面状電極が形成されていると共に、
第2の一方の面状電極が設けられた絶縁性基板の他面側に、当該絶縁性基板と共に閉鎖空間を区画する金属製の第2のシールドケースが設けられており、この第2のシールドケースにおける前記絶縁性基板の他面と対向する部分により、第2の他方の面状電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイナスイオンセンサー。 - 第1のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていると共に、
第2のシールドケースの周壁部における互いに対向する側壁部分に空気流通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のマイナスイオンセンサー。 - 貫通孔が設けられた絶縁性基板の一面に沿って一方のメッシュ状電極が前記絶縁性基板の貫通孔を塞ぐよう配設されると共に、この一方のメッシュ状電極と電極対を構成する他方のメッシュ状電極が、前記一方のメッシュ状電極に空間を介して積重するよう配設され、
前記電極対によって検出されるマイナスイオンの測定回路が設けられてなり、
マイナスイオン量を測定すべき空気が、前記一方のメッシュ状電極および他方のメッシュ状電極を連続して通過するよう供給されることを特徴とするマイナスイオンセンサー。 - 測定回路は、前記絶縁性基板の一面において、前記一方のメッシュ状電極が設けられた電極配設領域と隣接する領域に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のマイナスイオンセンサー。
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