JP4401011B2 - Pll回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PLL( Phase-Lock Loop:位相同期ループ)回路に関し、特に、ロックアップ時間を速くすることが可能なPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動無線機器等のIC(又はLSI)に用いられるPLL回路は、位相比較器回路のロックアップ時間(又はセットリング時間)を高速にすることが要求されている。ロックアップ時間(周波数差が0になるまでの時間)を短縮するためには、ループフィルタの帯域幅を大きくすればよい。しかし、ループ帯域を大きくすると、VCO( Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)出力端子に現れるC/N(信号対雑音比)が劣化したり、高調波スプリアスが増大するという問題が出てくる。この問題を解決するものとして、例えば、特開平10―215171号公報がある。この公報に示されたPLL回路について、以下に図を示して説明する。
【0003】
図8は、従来のPLL回路を示す。
入力信号周波数fIFが入力される電流出力型位相比較器(PD)101には加算器102が接続され、この加算器102には定電流源103、リセット用スイッチ104、及びローパスフィルタ(LPF)105が接続されている。LPF105にはVCO出力周波数fRFを出力するVCO106が接続され、このVCO106にはカプラー107が接続され、カプラー107とPD101の間には局発信号周波数fLOが入力されるミキサ108が接続されている。この構成において、PD101、LPF105、VCO106、及びミキサ108は、PLL回路の基本構成であり、この構成の特徴とするところは、定電流源103及びリセット用スイッチ104を設けたところにある。定電流源103は、LPF105へ定電流を印加する。
【0004】
図8のPLL回路の動作について説明する。PD101において入力信号周波数fIFと参照信号周波数fRFの位相が比較され、その位相差に比例した電流を出力する。PLL回路がスタンバイ状態にあるとき、リセット用スイッチ104がONにされ、LPF105のコンデンサに蓄積された電荷が放電され、VCO制御電圧がグランド(0V)に落される。そして、PLL動作時にはリセット用スイッチ104をOFFにし、定電流源103によってLPF105内のコンデンサに電荷を蓄積させることで蓄積速度が速くなる(VCO制御電圧が0Vから所望の電圧になるまでの時間が速くなる)。これにより、ロックアップ時間が短縮される。
【0005】
PLLのセットリング時間短縮のため、PD101の出力電流に定電流源103から出力された定電流を加算し、その和電流がLPF105に入力される。LPF105では、入力された和電流の内の不要な高調波成分や雑音を除去し、DC電圧に変換されてVCO106に入力される。VCO106の出力周波数fRFは、カプラー107を通じてミキサ108へ入力される。ミキサ108は、出力周波数fRFと局発信号周波数fLOを混合する。ミキサ108の出力周波数fREFは、fREF=fLO−fRFで与えられる。ミキサ108の出力周波数fRFは、PLLがロック状態であれば、入力信号周波数fIFに等しくなる。したがって、fIFはfREF=fLO−fIFに変換される。
以上のように、PD101の出力電流の直流成分がLPF105に電荷をコンデンサに蓄積し、その出力電圧がVCO5に入力される。同時に、定電流源103から出力される定電流も上記コンデンサに蓄積される。この結果、定電流源103が無い場合に比べ、上記コンデンサへの電荷の蓄積速度が速くなるため、PLLのセットリング時間が短縮される。
【0006】
また、特開昭63−288518号公報及び特開平5−259902号公報のPLL回路においては、LPFの時定数を変更できるようにし、電源立ち上げ時や分周器の分周比の変更時のロック外れ時に前記時定数の変更を行い、ロック後に元に戻す構成のPLL回路が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のPLL回路によると、PLLがロック状態にある時にも定電流源103が動作しており、定電流源103の電流設定が過大なとき、PLL自身の追従よりも位相比較器101の出力電圧の増加の方が速くなり、PLLのロックが外れるという現象が生じる。したがって、電流設定に制限が生じる。
さらに、PLLがロック状態の時にも定電流源が動作しているため、位相比較器101は入力されるfIFとfREFの2つの信号に対して90°の位相差を持てなくなる場合がある。このような場合、出力側で雑音や高調波スプリアスが増大するという問題がある。
【0008】
また、前記各公報のPLL回路によると、いずれもデジタル方式を対象としており、周波数幅を持つアナログ方式に適用することはできない。即ち、アナログ方式では必要としない分周器を必須の構成としている。更に、特開昭63−288518号公報においては、ロック外れ時に出力される時定数切換信号が、どの様にして生成されるのかが示されていない。特開平5−259902号公報においては、位相差を判定する演算式に分周比が必要であり、アナログ方式で用いていない分周器が必須になる。
【0009】
本発明の目的は、アナログ方式のPLLのロックアップ時間を短縮することが可能なPLL回路を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、定電流源を用いてロックアップ時間を短縮しても、電流設定に制限を生じることのないPLL回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、第1の特徴として、相比較器と、前記位相比較器の出力に接続されたループフィルタと、前記ループフィルタに接続されたVCO(電圧制御発振器)と、前記VCOと前記位相比較器の間に接続されたミキサと、前記位相比較器の出力に基づいてPLL( Phase-Lock Loop)ロックが可能な状態か否かを検出する検出回路と、前記検出回路が前記PLLロックの不可能を検出したとき、前記ループフィルタの応答性が高まるように前記ループフィルタの特性を切り換える切換手段を備え、前記検出回路は、前記位相比較器に接続されたバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタに接続された差動対回路を備えることを特徴とするPLL回路を提供する。
【0011】
この構成によれば、PLL回路がロックし得る状態でないことを検出回路が検出すると、これを受けて切換手段は応答性が高まる方向にループフィルタを切り換え、速い段階でVCOの入力電圧を高くする。一方、PLL回路がロックし得る状態であれば、ループフィルタは通常の動作状態になる。この結果、VCOの立ち上がりが急速になり、ロックアップ時間が短縮されるほか、不要な高調波スプリアスを低減することができる。
【0012】
本発明は、上記の目的を達成するため、第2の特徴として、電流出力型位相比較器と、前記電流出力型位相比較器に接続されたループフィルタと、前記ループフィルタに接続されたVCO(電圧制御発振器)と、前記VCOと前記位相比較器の間に接続されたミキサと、前記ループフィルタの入力端と電源間に接続され、所定時に前記ループフィルタに電流を供給する定電流源と、前記ループフィルタの入力端とグランド間に接続され、PLL( Phase-Lock Loop)動作時にはオフにされ、PLL非動作時にはオンにされるリセットスイッチと、前記位相比較器の出力に基づいてPLLロックが可能な状態か否かを検出する検出回路と、前記検出回路が前記PLLロックの不可能を検出したとき、前記定電流源をオンにする切換手段を備え、前記検出回路は、前記位相比較器に接続されたバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタに接続された差動対回路を備えることを特徴とするPLL回路を提供する。
【0013】
この構成によれば、PLL回路がロックし得る状態でないことを検出回路が検出すると、これを受けて切換手段は定電流源をオンにし、定電流源からループフィルタへ電流を流し、ループフィルタのコンデンサへの充電が速くなるように切り換える。一方、PLL回路がロックし得る状態であれば、定電流源はオフにされ、ループフィルタの入力端から切り離される。この結果、VCOの立ち上がりが急速になり、ロックアップ時間が短縮されるほか、不要な高調波スプリアスが低減され、電流設定に制限を生じることもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を基に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明のPLL回路を示す。
本発明のPLL回路はアナログ方式であり、基準信号fref (第1の入力信号)及びミキサ出力信号fMIX OUT (第2の入力信号)が入力される位相比較器1、局発信号周波数fLOに基づいてミキサ出力信号fMIX OUT を生成するミキサ(mixer) 2、位相比較器1に接続されたバンドパスフィルタ(BPF)3、このBPF3に接続されたオフセット差動対回路4、このオフセット差動対回路4により切り換えが行われる切換スイッチ5(切換手段)、位相比較器1に接続されたループフィルタ(LPF)6、このLPF6の出力電圧に基づいてVCO出力信号fOUT を生成すると共にミキサ2へVCO出力信号fOUT を印加するVCO7を備えて構成されている。
位相比較器1はギルバートセルミクサ構成による回路部を備え、この回路部の出力端にBPF3の入力端が接続される。BPF3とオフセット差動対回路4は、1つの検出回路を形成している。LPF6は、ラグリートフィルタやアクティブフィルタを用いて構成されており、切換スイッチ5がONのときにはLPF6は通常動作時の時定数に設定され、切換スイッチ5がOFFのときにはグランドから切り離され、前記時定数より小さい値の時定数に設定される。
【0015】
図2はBPF3の周波数特性を示す。
図2において、第1のカットオフ周波数fc1はPLL回路のキャプチャレンジ( capture range:周波数引き込み範囲)の周波数範囲に合わせて設定され、第2のカットオフ周波数fc2はVCO7の動作周波数範囲(同期保持範囲)に合わせて設定される。図2の特性を満たすとき、PLL回路がロックしうる状態であると判定される。
【0016】
次に、図1のPLL回路における基本動作について説明する。VCO7から出力されたVCO出力信号fOUT は、フィードバックループにおいてミキサ2に入力される。このミキサ2からは、ミキサ出力信号fMIX OUT =|fOUT −fLO|が出力され、位相比較器1に印加される。位相比較器1は、基準信号fref とミキサ出力信号fMIX OUT との間の位相差に応じた電圧信号を生成し、これをLPF6へ出力する。LPF6は所定の時定数をもつとともに、入力信号中の不要な信号成分を除去して直流出力電圧を生成する機能をもち、この直流出力電圧を制御電圧としてVCO7に印加する。位相比較器1においてfref=fMIX OUT が成立したとき、PLLはロック状態になる。
【0017】
次に、本発明の特徴部分について説明する。位相比較器1のもう1つの出力信号はBPF3に入力され、所定の周波数域の信号のみがオフセット差動対回路4に入力される。オフセット差動対回路4は、切換スイッチ5を切り換えるための信号を生成し、切換スイッチ5に制御信号を出力する。この切換スイッチ5がOFFのとき、LPF6は小さい値の時定数に設定され、応答性が高まるように動作する。これにより、VCO7における所望のVCO電圧までの引き込み過程が速くなる。VCO7が所望のVCO電圧まで引き込まれた時点で、PLL回路はロックインする。このように、LPF6が時定数を切り換えできる構成のため、ロックアップ時間が短縮され、雑音や高調波スプリアスを増大させることもない。また、外部から制御する必要がないので、IC化にも適している。
LPF6の応答性を高めるには、LPF6の出力電圧が短時間に大きくなるようにすればよい。例えば、LPF6の時定数回路を構成するコンデンサ又は抵抗の値を変更し(PLL回路のキャプチャレンジ内にあるときには時定数を大きくし、キャプチャレンジ外に対しては時定数が小さくなるようにする)、コンデンサの充電時間が通常時よりも速くなるようにする。具体的には、2つのコンデンサを並列接続し、その1つをON/OFFする構成、或いは2本の抵抗を直列接続し、その1つを短絡したり挿入接続したりする構成にすればよい。
【0018】
図3はオフセット差動対回路4の詳細を示す。
オフセット差動対回路4は、第1の差動増幅器4aと第2の差動増幅器4bからなる。第1の差動増幅器4aは、トランジスタQ1,Q2、及び抵抗Rc1により構成され、第2の差動増幅器4bは、トランジスタQ3,Q4、及び抵抗Rc2により構成されている。トランジスタQ2,Q4は、トランジスタQ1,Q3に対し、N倍のエミッタ面積を有している。このような構造のトランジスタを用いることにより、図4に示すような特性を得ることができる。
トランジスタQ1,Q4の各ベースには入力電圧Vin(=BPF3の出力電圧)が入力され、他のトランジスタの各ベースは接地され又は所定のバイアス電圧が印加される。トランジスタQ1〜Q4の各エミッタは接地されている。トランジスタQ1とQ3の各コレクタは接続され、同様に、トランジスタQ2とQ4のコレクタも接続されている。トランジスタQ1とQ3の各コレクタは接続され、抵抗Rc1を通して電源VS に接続されている。同様に、トランジスタQ2とQ4の各コレクタは接続され、抵抗Rc2を通して電源VS に接続されている。
【0019】
入力電圧Vinが0Vのとき、トランジスタQ1,Q3には電流が流れないため、出力差電圧Vout は電源VS に近似の値になる。入力電圧Vinが正の電圧のとき、トランジスタQ1,Q3が導通し、この導通状態に応じた電圧(VS >Vout )が抵抗Rc1側から出力される。また、負の入力電圧Vinが入力されると、トランジスタQ1,Q4の導通状態に応じた逆極性の電圧が抵抗Rc2側から出力される。
【0020】
図4は図3のオフセット差動対回路4の入力電圧対出力電圧の特性を示す。図4より明らかなように、図3のオフセット差動対回路4は、入力電圧Vinが200mV程度以上であれば出力差電圧Vout は0となり、また、200mV程度以下で、出力差電圧Vout は差電圧値を持つようになり、Vin=0mVで、Vout =2RcIc(Icは差動増幅器4a,4bのコレクタ電流≒エミッタ電流)の差電圧を持つ。このように、完全なスイッチング動作を示している。
【0021】
次に、図1のPLL回路のロックの有無に関する動作について説明する。
PLL回路がロックしていない状態(fref ≠fMIX OUT )にある時、位相比較器1の出力信号fpd outとして、|fref −fMIX OUT |の周波数成分を持つ信号が出力される。この出力信号は、PLL回路のキャプチャレンジ内にあるか否かに応じて、以下の処理が行われる。
【0022】
(1)出力信号fpd outがPLL回路のキャプチャレンジ内にある場合、PLLロックが可能な状態にあるため、BPF3では|fref −fMIX OUT |の信号成分が除去される。BPF3からはDC電圧のみが出力され、その差電位は0となる。BPF3の出力信号は、オフセット差動対回路4に入力されるが、差電位が0であるため、オフセット差動対回路4の出力電位は、2Rc1 Ic(又は2Rc2 Ic)の差電位を持っている。この差電圧(2RcIc)によって切換スイッチ5を動作(ON)させ、LPF6を通常の動作状態にする。これにより、PLL回路はロックインする。
【0023】
(2)位相比較器1の出力信号fpd out(=|fref −fMIX OUT |)の周波数成分を持つ信号が、PLL回路のキャプチャレンジ内に無い場合、BPF3は図2に示した特性の出力信号fpd outの周波数成分をフィルタリングし、この出力をオフセット差動対回路4に入力する。オフセット差動対回路4に印加される電圧の振幅が200mV程度であれば、図2に示した様に、平均的な差電圧が0になる信号が出力される。この信号(出力電圧=0V)が出力されているときには、切換スイッチ5はオフである。
切換スイッチ5のオフ時(LPF6がグランドから開放されているとき)には、位相比較器1の出力信号fpd out(=|fref −fMIX OUT |)の電圧振幅は、十分に充電が行われたコンデンサの端子電圧によって、大きな出力電圧がVCO7に印加される。VCO7に大きな電圧振幅が入力されることにより、PLL回路の引き込み時間が短縮される。位相比較器1の出力信号fpd outがキャプチャレンジ内に入るようになると、動作は上記した(1)になる。
【0024】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態を示す。図5においては、図1に示したと同一であるものには同一引用数字を用いたので、以下においては重複する説明を省略する。
本実施の形態は、LPF6を外部から制御を受けない、即ち時定数が固定のLPF10に置き換え、位相比較器1の出力ラインと電源VS の間に可変型定電流源8を接続し、更に、切換スイッチ5に代えてリセットスイッチ9を置いたところに特徴がある。可変型定電流源8を用いたため、位相比較器1には電流出力型を用いる。可変型定電流源8は、オフセット差動対回路4により制御される。なお、可変型定電流源8の電流設定には、特に制限はないが、使用される回路に適した電流値になるようにするのが望ましい。
【0025】
まず、PLL回路が動作していない時(周波数チャンネルの切り換え時、電源投入時等)、リセットスイッチ9は不図示の検出回路及び制御回路により自動的にONにされ、LPF10のコンデンサの蓄積電荷をグランドへ放電させる。これによってVCO7の制御電圧は0Vになる。リセットスイッチ9は定電流源を設けた場合に必須であり、これを設けたことにより可変型定電流源8の電流値に制限が無くなる。そして、VCOの電圧が下がる方向への周波数変更に対する追従性が高められる。
次に、PLL回路の動作時にはリセットスイッチ9をOFFにする。リセットスイッチ9をOFFにした瞬間はVCO7の制御電圧は0Vであり、VCO7の出力信号fOUT は動作発振周波数の最下限にある。この時、位相比較器1の出力信号fpd out(=|fref −fMIX OUT |)がPLL回路のキャプチャレンジ内にない場合、上記した様に、BPF3及びオフセット差動対回路4が動作し、可変型定電流源8をONにする。
【0026】
可変型定電流源8は、LPF10に電流を流し、位相比較器1の出力とは無関係にLPF10内のコンデンサを充電させる。これにより、LPF10の出力電圧は時間の経過とともに0Vから線形的に上昇する。この動作により、VCO7の出力信号fOUT は動作発振周波数の最下限から上昇する。この発振周波数の上昇過程において、位相比較器1の出力信号fpd outがPLL回路のキャプチャレンジ内に入ると、BPF3及びオフセット差動対回路4に出力が生じ、可変型定電流源8の動作はOFFになり、PLL回路はロックインに至る。
【0027】
このように、第2の実施の形態においては、PLL回路がロックしえない時にはVCO7の制御電圧(入力電圧)が0Vにされ、PLLの動作時には、可変型定電流源8から与えられる電流によってVCO7の制御電圧は0Vから所望の電圧付近にまで急速に引き上げられる。PLL動作がキャプチャレンジ内に入ると、可変型定電流源8の動作をOFFにし、本来のPLL動作によってPLL回路がロックインするので、ロックアップ時間が短縮される。また、定電流源を用いてロックアップを図っても、電流設定に制限を生じることがない。さらに、雑音や高調波スプリアスが低減される。
【0028】
ここで、図5の構成と図8の構成の違いについて説明する。図8の場合、PLLがロック状態にあるときでも定電流源103は電流を流し続けているため、位相比較器回路101における2つの入力信号(fIFとfREF)の位相差は、90°ではない。このため、位相比較器101の出力信号に含む不要な高調波スプリアス成分が増大する。
しかし、図5の構成によると、PLLがロック状態にあるとき、可変型定電流源8はOFFにされているので、位相比較器1における基準信号fref とミキサ出力信号fMIX OUT の位相差は90度になる。2つの入力信号が90°の位相差を持つことによって、位相比較器101の出力に現れる高調波スプリアスは抑圧される。
【0029】
〔第3の実施の形態〕
図6は本発明の第3の実施の形態を示す。
図6においては、図5に示したと同一であるものには同一引用数字を用いたので、以下においては重複する説明を省略する。本実施の形態は、図5の構成において、リセットスイッチ9をグランド側から電源VB 側に接続替えし、更に、位相比較器1の出力ラインとグランド間に可変型定電流源11を接続するようにしたものである。
【0030】
PLLが動作していない時(周波数チャンネルの切り換え時、電源投入時等)、リセットスイッチ9をONにし、第6のループフィルタの電荷を充電させ、VCO7の制御電圧を電源電圧まで引き上げる。PLL回路の動作時には、リセットスイッチ9をOFFにする。リセットスイッチ9をOFFにした瞬間は、VCO7の制御電圧は0Vであり、VCO7の出力信号fOUT は動作発振周波数の最上限にある。
このとき、位相比較器1の出力信号fpd out(=|fref −fMIX OUT |)がPLL回路のキャプチャレンジ内に無い場合、BPF3及びオフセット差動対回路4が動作し、可変型定電流源11がON動作になる。可変型定電流源11が動作することにより、LPF10のコンデンサの電荷は放電する。これにより、LPF10の出力電圧は、電源電圧から線形的に電圧が下降していき、これに応じて、VCO7の出力信号fOUT は動作発振周波数の最上限から下降する。
そして、位相比較器1の出力信号fpd outがPLL回路のキャプチャレンジ内に入ると、BPF3とオフセット差動対回路4が動作して可変型定電流源11の動作をOFFにする。これにより、本来のPLL動作によってPLL回路がロックインするため、本実施の形態においても、ロックアップ時間の短縮が可能になる。また、定電流源を用いてロックアップを図っても、常時接続ではないので、電流設定に制限を生じることもなく、雑音や高調波スプリアスを増大させることもない。
【0031】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更可能である。
例えば、図1の構成においては、LPF6の時定数を切換スイッチ5により切り換える構成にしたが、これを図7のような構成にしてもよい。
【0032】
図7は、第1の実施の形態の変形例を示す。
本実施の形態においては、図1に示したと同一であるものには同一引用数字を用いたので、以下においては重複する説明を省略する。
本実施の形態は、LPFをLPF6a,6bの2つにし、これを切換スイッチ12で切り換えるようにしたところに特徴がある。LPF6aは回路時定数を小さくして帯域幅を広くし、LPF6bは回路時定数を大きくして帯域幅を狭くしている。PLL回路がキャプチャレンジ外にあるときには切換スイッチ12によりLPF6aを選択し、また、キャプチャレンジ内のときにはLPF6bを選択する。この構成によれば、回路時定数をLPF毎に個別に自由に設定できるので、設計の自由度が向上するという利点がある。
【0033】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明のPLL回路によれば、PLL回路がロックしうる状態でないことを検出回路で検出し、この検出時に、ループフィルタの応答性が高くなるような切り換えが切換手段によって行われるようにしたので、ロックアップ時間の短縮を図ることができる。また、雑音や高調波スプリアスを低減することができる。
【0034】
また、本発明の他のPLL回路によれば、PLL回路がロックしうる状態でないことを検出回路で検出し、この検出時に切換手段により定電流源をオンにし、定電流源からループフィルタに電流を流すようにしたので、ロックアップ時間の短縮を図ることができる。また、雑音や高調波スプリアスが低減されるほか、電流設定に制限を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPLL回路の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のバンドパスフィルタ(BPF)の周波数特性を示す特性図である。
【図3】図1のオフセット差動対回路の詳細を示すブロック図である。
【図4】図3のオフセット差動対回路の入力電圧対出力電圧の特性を示す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】図1のPLL回路の変形例を示すブロック図である。
【図8】従来のPLL回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 位相比較器
2 ミキサ
3 バンドパスフィルタ(BPF)
4 オフセット差動対回路
5,12 切換スイッチ
6,6a,6b,10 ループフィルタ(LPF)
7 電圧制御発振器(VCO)
8,11 可変型定電流源
9 リセットスイッチ

Claims (10)

  1. 位相比較器と、
    前記位相比較器の出力に接続されたループフィルタと、
    前記ループフィルタに接続されたVCO(電圧制御発振器)と、
    前記VCOと前記位相比較器の間に接続されたミキサと、
    前記位相比較器の出力に基づいてPLL( Phase-Lock Loop)ロックが可能な状態か否かを検出する検出回路と、
    前記検出回路が前記PLLロックの不可能を検出したとき、前記ループフィルタの応答性が高まるように前記ループフィルタの特性を切り換える切換手段を備え、
    前記検出回路は、前記位相比較器に接続されたバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタに接続された差動対回路を備えることを特徴とするPLL回路。
  2. 前記バンドパスフィルタは、低域側のカットオフ周波数がキャプチャレンジの下限に設定され、高域側のカットオフ周波数が前記VCOの動作周波数範囲の上限に設定されていることを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  3. 前記差動対回路は、前記バンドパスフィルタの周波数帯域の中心をピークにして、前記周波数帯域の上限及び下限までの出力電圧を生成することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  4. 前記差動対回路は、第1及び第2のトランジスタのエミッタ同士が接続され、各ベースに前記バンドパスフィルタからの正相及び逆相の信号が入力され、前記第1のトランジスタのコレクタが第1の出力端子になると共に第1の抵抗を介して電源に接続された第1の差動回路と、
    第3及び第4のトランジスタのエミッタ同士が接続され、各ベースに前記バンドパスフィルタからの正相及び逆相の信号が入力され、前記第3のトランジスタのコレクタが前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、前記第4のトランジスタのコレクタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続されて第2の出力端子になると共に第2の抵抗を介して前記電源に接続された第2の差動回路とを備え、
    前記第2及び第4のトランジスタのエミッタは、前記第1及び第3のトランジスタのエミッタのN倍のエミッタ面積を有していることを特徴とする請求項1又は3記載のPLL回路。
  5. 前記ループフィルタは、時定数を小さくした第1のループフィルタと、時定数を大きくした第2のループフィルタを備え、
    前記切換手段は、前記検出回路が前記PLLロックの不可能を検出したときには前記第1のループフィルタを選択し、前記PLLロックが可能なときには前記第2のループフィルタを選択することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  6. 電流出力型位相比較器と、
    前記電流出力型位相比較器に接続されたループフィルタと、
    前記ループフィルタに接続されたVCO(電圧制御発振器)と、
    前記VCOと前記位相比較器の間に接続されたミキサと、
    前記ループフィルタの入力端と電源間に接続され、所定時に前記ループフィルタに電流を供給する定電流源と、
    前記ループフィルタの入力端とグランド間に接続され、PLL( Phase-Lock Loop)動作時にはオフにされ、PLL非動作時にはオンにされるリセットスイッチと、
    前記位相比較器の出力に基づいてPLLロックが可能な状態か否かを検出する検出回路と、
    前記検出回路が前記PLLロックの不可能を検出したとき、前記定電流源をオンにする切換手段を備え、
    前記検出回路は、前記位相比較器に接続されたバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタに接続された差動対回路を備えることを特徴とするPLL回路。
  7. 前記バンドパスフィルタは、低域側のカットオフ周波数がキャプチャレンジの下限に設定され、高域側のカットオフ周波数が前記VCOの動作周波数範囲の上限に設定されていることを特徴とする請求項6記載のPLL回路。
  8. 前記差動対回路は、前記バンドパスフィルタの周波数帯域の中心をピークにして、前記周波数帯域の上限及び下限までの出力電圧を生成することを特徴とする請求項6記載のPLL回路。
  9. 前記差動対回路は、第1及び第2のトランジスタのエミッタ同士が接続され、各ベースに前記バンドパスフィルタからの正相及び逆相の信号が入力され、前記第1のトランジスタのコレクタが第1の抵抗を介して電源に接続された第1の差動回路と、
    第3及び第4のトランジスタのエミッタ同士が接続され、各ベースに前記バンドパスフィルタからの正相及び逆相の信号が入力され、前記第3のトランジスタのコレクタが前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、前記第4のトランジスタのコレクタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続されると共に第2の抵抗を介して前記電源に接続された第2の差動回路とを備え、
    前記第2及び第4のトランジスタのエミッタは、前記第1及び第3のトランジスタに比べ、N倍のエミッタ面積を有していることを特徴とする請求項6又は8記載のPLL回路。
  10. 前記定電流源は、前記ループフィルタの入力端とグランド間に接続され、所定時に前記ループフィルタから放電する電流を流し、
    前記リセットスイッチは、前記ループフィルタの入力端と電源間に接続され、PLL( Phase-Lock Loop)動作時にはオフにされ、PLL非動作時にはオンにされることを特徴とする請求項6記載のPLL回路。
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