JP4399225B2 - 管路遮断装置 - Google Patents

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本発明は、管路遮断装置に関し、さらに詳しくは、ポリエチレン管等の可撓管により構成される既設管路を対象とした遮断装置に関する。
都市ガス等を搬送するための管路としては鋼管や鋳鉄管が多用されている。しかし、近年では、地震等の災害時に鋼管や鋳鉄管等からなる金属製の既設管路用配管が破損するのを防止することが望まれてきている。
このため、上記の金属管に代えて、地震の際の振動に対してある程度の撓みを許容することで振動吸収が行える材料が配管材料として用いられるようになってきており、特に、ポリエチレン樹脂が多用されている。
一方、上記のポリエチレン管(以下、便宜上、PE管という)を用いた場合においても、金属管の場合と同様に継手部材や分岐部あるいはバルブを設置することがある。この場合の作業時には、管路内を流れるガスを一時的に遮断することが必要となる。
管路内のガスを一時的に遮断するための構成としては、PE管を挟持する部材と、この挟持部材によりPE管を押し潰すに必要な圧力を発生される油圧ジャッキなどを用いることが考えられるが、この構成では、油圧ジャッキへの油を供給するための設備が大がかりとなることがあり、作業現場での運搬、設置に手間がかかるばかりでなく、油圧ジャッキもPE管の口径に応じた能力のものを準備しなければならず、管理コストにおいても不利となる。
そこで、本出願人は、このような事情に鑑みて次のような構成の遮断装置を提案した。
まず、その一つは、PE管の敷設方向と直角な方向に対向する挟持部材と、それら挟持部材の一つに連結されている油圧ジャッキと、上記挟持部材の長手方向両端を支持する一対の支持脚とを備え、正面視において支持脚と油圧ジャッキの取り付け部とで門型形状を構成し、その門型形状の下方で挟持部材間にPE間を挿通して挟持部材の一つを油圧ジャッキにより移動させることによりPE管を押し潰すようにした構成(例えば、特許文献1)。
他の一つは、挟持部材におけるPE管外周面と接触する面の内部に加熱部材を配置し、加熱によりPE管を軟化させて押し潰す際の圧力を低くする構成(例えば、特許文献2)。
油圧ジャッキを用いない構成としては、例えば、一方の垂直フレームが揺動可能な門型フレーム内の幅方向中央に、ねじを用いて往復動可能な押圧部材を設け、門型フレームの一方の垂直フレームを揺動させて内部の押圧部材にPE管を挟んだうえで垂直フレームを元の状態に戻して押圧部材を移動させてPE管を押し潰す構成も考えられる。
特開平11−6597号公報(段落「0006」欄) 特開2000−161533号公報(段落「0006」欄)
しかし、上記特許文献に開示されている遮断装置においては、挟持部材を纏めた構成とすることで各部品の運搬や設置に関しての労力負担が軽減されるものの、挟持部材がいずれも油圧ジャッキによって駆動される構成であるので、油圧ジャッキへの配油構成が必要となる。このため、装置の構成が簡略化できないという問題が未だ含まれている。
一方、油圧ジャッキを用いない構成とした場合には、油圧ジャッキを用いた場合の不具合が解消できる反面、その構成において、管の押し潰しに必要な作用力は管の断面中心と同軸線上に位置するねじによって得られることから押圧部材に作用させる押圧力はねじに作用するトルクを大きくする必要が生じ、作業労力の負担増加を招く。しかも門型フレームの一部を開放することによりPE管の挿脱が行われる構成であるので、閉じた際にその揺動する垂直フレームがPE管の押し潰しの際の反力により不用意に開放しないようにする構成が必要となる。このため、門型フレームとした場合には押し潰しに用いられる構成部分とは別に、揺動阻止のための構成という付加部分が必要となり、簡単な構成とすることができない虞がある。
本発明の目的は、上記従来の遮断装置における問題に鑑み、簡単な構成により油圧ジャッキなどの大がかりな設備を要することなく、労力負担の増加を低減しながら簡単に管路の遮断を行うことができる構成を備えた管路遮断装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、可撓性部材で構成された既設管路の一部を遮断するために用いられる管路遮断装置であって、長手方向の一端を支点として揺動可能な第1の挟持部材と、上記第1の挟持部材と同じ側に支点を有する第2の挟持部材と、上記第2の挟持部材における揺動端側に一端側がヒンジ結合されるとともに他端側が上記第1の挟持部材の揺動端側に挿脱可能なネジ軸からなる押圧作動軸と、上記押圧作動軸の上記他端側から上記押圧作動軸に沿って進退可能に締結される押圧操作部と、を備え、
上記第1の挟持部材は、
上記第1の挟持部材の長手方向の外周面に回転可能に挿嵌される部材であって、上記第1の挟持部材の断面中心に対して偏心した外周面を有する潰し代設定部材と、
上記第1の挟持部材の外周面に挿嵌された上記潰し代設定部材の外周面と上記第2の挟持部材の外周面とがなす対向状態を選択して位置決め維持するための対向状態維持手段と、を有し、
上記潰し代設定部材が位置決め維持された上記第1の挟持部材と上記第2の挟持部材との間に上記既設管路を配置して、上記押圧作動軸の上記他端側を上記第1の挟持部材の揺動端側に挿入したうえで、上記押圧操作部を上記押圧作動軸に沿って上記第1の挟持部材の方向に進行させて上記第1の挟持部材を上記第2の挟持部材に向けて前進させることにより、上記既設管路の一部を押し潰すように構成されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、上記第2の挟持部材には、上記既設管路の一部を押し潰すときに、上記第2の挟持部材上における上記既設管路が上記第2の挟持部材の上記揺動端側方向への滑動を阻止するための滑り阻止部材が設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、上記対向状態維持手段は、上記第1の挟持部材に回転可能に挿嵌される上記潰し代設定部材を、上記第1の挟持部材の長手方向に直交する断面に対して180°の位相を以て位置決め維持する手段を備えていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、第1の挟持部材は、この第1の挟持部材の長手方向の外周面に回転可能に挿嵌される部材であって、第1の挟持部材の断面中心に対して偏心した外周面を有する潰し代設定部材と、第1の挟持部材の外周面に挿嵌された潰し代設定部材の外周面と第2の挟持部材の外周面とがなす対向状態を選択して位置決め維持するための対向状態維持手段と、を有している。これにより、押し潰される既設管路の肉厚に対応した既設管路内面の密着状態を対向状態維持手段により設定することができ、肉厚以上に押し潰す量が設定された場合のように既設管路が破断されることや、肉厚以下の押し潰し量が設定された場合のように密着度が少ないことによるガスの漏洩発生などを確実に防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、第2の挟持部材に滑り阻止部材を設けていることにより次の効果が生じる。すなわち、既設管路の一部を第1の挟持部材と第2の挟持部材により押し潰すときに、第2の挟持部材上に配置される既設管路に第1の挟持部材の周面が当接したきの当接角により水平方向の分力が発生する。この水平方向の分力は、既設管路を第2の挟持部材の揺動端側方向へ滑動させる作用となるが、第2の挟持部材に滑り阻止部材を設けたことにより、滑り阻止部材は既設管路が第2の挟持部材の上記揺動端側方向への滑動を突き当てて阻止する作用を行う。これにより、第1の挟持部材による押し潰しのための力を有効に既設配管に作用させることができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、対向状態維持手段は、第1の挟持部材に回転可能に挿嵌される潰し代設定部材を、第1の挟持部材の長手方向に直交する断面に対して180°の位相を以て位置決め維持する手段を備えている。これにより、第1の挟持部材に回転可能に挿嵌されている潰し代設定部材を半回転させることにより、潰し代設定部材の外周面と第2の挟持部材の外周面との間の間隔を大きくする場合と、小さくする場合とを選択することが可能になる。そして、この間隔は既設管路の口径によって決められている肉厚を基準として既設管路の内周面を密着させるに必要なストロークに相当させることにより、押し潰される既設管路は断面中心を挟んで対向する内周面同士をほぼ均一に密着させることができ、押し潰した既設管路の内面内でガスが漏洩するような空間が生じないようにすることができる。
以下、実施例により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例による管路遮断装置1により既設管路Pを遮断するために挟持している状態を示す図であり、同図において、管路遮断装置1は、長手方向で同じ側支点として揺動可能な鋏状をなす第1の挟持部材2および第2の挟持部材3と、第2の挟持部材3における揺動端側にヒンジ結合されたネジ軸で構成され、第1の挟持部材における揺動端に対して挿脱可能な押圧作動軸4と、押圧作動軸4に締結されて回転方向に応じて第1の挟持部材2を該押圧作動軸4に沿って進退させる押圧操作部5とを備えている。
第1および第2の挟持部材2,3は、ロッド部材で構成され、その長手方向一端側に設けられている支持部材6に対してピン7,7’を介して揺動可能に支持されている。
第1の挟持部材2の揺動端2Aはこれ以外の部分よりも大径とされ、その断面中心には、垂直方向に形成されたスリット2A1が設けられており、このスリット2A1には、第2の挟持部材3における揺動端側にヒンジ結合されている押圧作動軸4が挿脱できるようになっている。第2の挟持部材3における揺動端3A側も第1の挟持部材2における揺動端と同様に大径に形成され、その断面中心には、第1の挟持部材2におけるスリット2A1と同一線上に位置するスリット3A1が形成され、押圧作動軸4が揺動できるようになっている。
押圧作動軸4は、第1,および第2の挟持部材における揺動端側から離脱した場合、第1および第2の挟持部材2,3を相対的に離間させて既設管路Pを両挟持部材2,3間に装填でき、また、第1,第2の挟持部材2,3における揺動端側のスリット2A1,3A1内に挿入されると、後述する押圧操作部5による既設管路の挟持動作の際に第1の挟持部材2を第2の挟持部材3に向けて移動させるガイド部として機能するようになっている。
押圧操作部5は、第1の挟持部材2の揺動端側に形成された凹状部2A2(図1参照)に嵌合可能な形状を有する駒体5Aと、押圧作動軸4に締結されたナット部材5Bと駒体5Aとナット部材5Bとの間に配置されてナット部材5Bの回転を許容する滑り軸受け5Cとを備えて構成されており、ナット部材5Bが図示しないレンチなどによって回転操作される方向に応じて駒体5Aを押圧作動軸4に沿って移動させて第1の挟持部材2を第2の挟持部材3に対して接離する方向に進退させるようになっている。これにより、第1の挟持部材2は、その揺動端側に押圧操作部材5が嵌合して押し動かされると、揺動端を閉じる動作と共に管の押し潰しの作用力、つまりモーメントを発生させることができる。
第1の挟持部材2には、この挟持部材2の外周面と第2の挟持部材3における外周面との間の対向間隔を設定して既設管路Pの押し潰し量を設定する潰し代設定部材8が回転可能に挿嵌されている。
潰し代設定部材8は、スリーブで構成され、その外周面形状が、第1の挟持部材2の断面中心P0を基準とした半径R1で形成された外周面L1と、この外周面に連続して第1の挟持部材2の断面中心から距離Sだけ偏心させた中心P1を基準とする半径R2を持たせて外周面L1から徐々に拡大された外周面L2とを備えており、外周面L1とL2とは180°の位相を以て位置決めされている。
従って、第1の挟持部材2の断面中心を基準として潰し代設定部材8を半回転させると、図2に示すように、第2の挟持部材3の周面との間の間隔Hが大きくされる場合と、図3に示すように、第2の挟持部材3の周面との間の間隔H’が図2に示す場合よりも小さくされる場合とが選択できるようになっている。
上述した間隔H,H’は、既設管路Pの口径によって決められている肉厚を基準として既設管路Pの内周面を密着させるに必要なストロークに相当しており、本実施例では、20φ、30φの既設管路Pを対象としてそれらの肉厚の70%に相当させてある。これにより、押し潰される既設管路Pは、断面中心を挟んで対向する内周面同士がほぼ均一に密着することができ、内周面でガスが漏洩するような空間を生じないようにされる。
潰し代設定部材8の位相を規定する部材、つまり、外周面L1,L2と第2の挟持部材3の周面との対向状態を選択してその状態を維持させるための構成として、図1に示すように、第1の挟持部材2の周面に締結された位置決め操作部材9と、この位置決め操作部材9のボス部9Aが嵌合できるように潰し代設定部材8の端縁に形成された凹状切欠き8Aが用いられる。つまり、位置決め操作部材9を回転させてボス部9Aが潰し代設定部材8の外周面から離れると、潰し代設定部材8の回転が許容されるので、設定すべき間隔に応じた凹状切欠き8Aを位置決め操作部材9に対向させ、この状態で位置決め操作部材9のボス部9Aを凹状切欠き8Aに嵌合させて外周面L1,L2のいずれかを第2の挟持部材3の周面に対向させた状態を維持する。
一方、第2の挟持部材3には、その揺動端側の側面に既設管路Pの滑り阻止部材10が一対に設けてある。
滑り阻止部材10は、既設管路Pに対向する張り出し片10Aを備えたアングル片で構成されており、張り出し片と直角な片部10Bが第2の挟持部材3の側面に締結固定されている。
図4に示すように、滑り阻止部材10は、第1の挟持部材2が揺動しながら既設管路Pを押し潰す際に既設管路Pが水平方向に移動するのを阻止するための部材であり、第1の挟持部材2による押し潰すための力F1によって既設管路Pに発生する水平方向の分力F3による移動を衝止するようになっている。
本実施例は以上のような構成であるから、既設管路Pを遮断する場合には、第1の挟持部材2を第2の挟持部材3から離間させる向きに揺動させる。このときには、押圧作動軸4を第1の挟持部材2のスリット2A1から外方に揺動させてスリット2A1内から離脱させることにより第1の挟持部材2を揺動させるようにし、第1および第2の挟持部材2,3同士の間に既設管路Pを配置する。
既設管路Pを第2の挟持部材3の周面に載せた状態で第1の挟持部材2を第2の挟持部材3に向けて押し動かすことで既設管路Pを押し潰す。このときには、押圧作動軸4が第1の挟持部材2のスリット2A1内に挿入され、この状態で押圧操作部5のナット部材5Bをレンチによって回転させて押圧作動軸4に沿って駒体5Aを第2の挟持部材3側に向けて進行させる。これにより、押圧操作部5が進行した際に既設管路Pに生じる形状復元力に相当する反力が第1の挟持部材2に作用した場合でも、押圧作動軸4のねじにより受け止められることで第1の挟持部材2が不用意に反動して第1の挟持部材2の揺動端側が開放されるようなことがなく、第1の挟持部材2の揺動端を押し動かすことで発生するモーメントを押し潰し力として作用させると共に揺動端側の不用意な開放を阻止するという複数の機能が発揮されて既設管路Pを押し潰した状態に維持することができる。
このような構成によれば、既設管路Pからの形状復元力に相当する反力に抗して第1の挟持部材2を進行させることができるので、油圧ジャッキ等のような大げさな機構を用いなくても比較的小口径の既設管路の遮断を行うことができ、遮断装置に必要とされる設備を簡単なものとすることができる。しかも、第1の挟持部材2の揺動端側に操作力を作用させることでモーメントを生起させると共に揺動端側を閉じる操作と同時に押し潰し力を生起させることができるので、特別な開放阻止構造を用いることなく比較的小さな労力によりPE管の押し潰しが行えることになる。
遮断対象となる既設管路Pは、口径の違いにより肉厚が異なり、これにより第1の挟持部材2と第2の挟持部材3とが互いに周面を対向させた際の最接近距離を異ならせることがある。このため、本実施例では、潰し代設定部材8における外周面L1,L2のいずれかを第2の挟持部材3の周面に対向させるようにして口径の違いによる肉厚の違いに応じた潰し量を設定することができる。
このような構成によれば、第1の挟持部材2に挿嵌されている潰し代設定部材8の外周面が第2の挟持部材3に対向する間隔を変化させることができるので、押し潰される既設管路Pの肉厚に対応した既設管路内面の密着状態を設定することができ、肉厚以上に押し潰す量が設定された場合のように既設管路Pが破断されることや肉厚以下の押し潰し量が設定された場合のように密着度が少ないことによるガスの漏洩発生などを確実に防止することができる。
一方、第1の挟持部材2が第2の挟持部材3に向けて押圧作動軸4に沿って進行する場合には、第1の挟持部材2の揺動により既設管路Pには、第1の挟持部材2の揺動時での当接角により水平方向の分力が発生し、既設管路P第2の挟持部材3の周面上で水平方向に滑動しようとするが、この動きは滑り阻止部材10に既設管路Pが突き当たることで阻止されるので、第1の挟持部材2による押し潰しのための力を有効に既設管路Pへ作用されることができ、滑動を人手により抑えるような操作を必要とすることなく、第1の挟持部材2の進行量に応じた押し潰し量を得ることができる。
このような構成によれば、第1の挟持部材2の進行量がほとんどロスを生じることなく既設管路Pの押し潰しに用いられ、特に、第の挟持部材揺動端側に滑り阻止部材10を設けることで第1の挟持部材2に生じる最大モーメントを既設管路Pに与えることにより効率よく押し潰しが行えることになる。しかも、第1、第2の挟持部材2、3は共にロッド部材で構成されて、その周面が既設管路Pに接触しているので、面接触ではなく線接触となり、押し潰しのための作用力、つまり単位面積あたりの力を大きくすることができるので、既設管路Pの潰れ変形に必要な操作力、この場合には、レンチの回転力に比較して押し潰しのために作用する力を大きくすることができる。
本発明の実施例による管路遮断装置の動作状態を示す斜視図である。 図1に示した管路遮断装置に用いられる潰し代設定部材の構成を示す断面図である。 図2に示した潰し代設定部材の一態様を示す図である。 図1に示した管路遮断装置の動作状態の側面図である。
符号の説明
1 管路遮断装置
2 第1の挟持部材
3 第2の挟持部材
4 押圧作動軸
5 押圧操作部
8 潰し代設定部材
10 滑り阻止部材

Claims (3)

  1. 可撓性部材で構成された既設管路の一部を遮断するために用いられる管路遮断装置であって、長手方向の一端を支点として揺動可能な第1の挟持部材と、上記第1の挟持部材と同じ側に支点を有する第2の挟持部材と、上記第2の挟持部材における揺動端側に一端側がヒンジ結合されるとともに他端側が上記第1の挟持部材の揺動端側に挿脱可能なネジ軸からなる押圧作動軸と、上記押圧作動軸の上記他端側から上記押圧作動軸に沿って進退可能に締結される押圧操作部と、を備え、
    上記第1の挟持部材は、
    上記第1の挟持部材の長手方向の外周面に回転可能に挿嵌される部材であって、上記第1の挟持部材の断面中心に対して偏心した外周面を有する潰し代設定部材と、
    上記第1の挟持部材の外周面に挿嵌された上記潰し代設定部材の外周面と上記第2の挟持部材の外周面とがなす対向状態を選択して位置決め維持するための対向状態維持手段と、を有し、
    上記潰し代設定部材が位置決め維持された上記第1の挟持部材と上記第2の挟持部材との間に上記既設管路を配置して、上記押圧作動軸の上記他端側を上記第1の挟持部材の揺動端側に挿入したうえで、上記押圧操作部を上記押圧作動軸に沿って上記第1の挟持部材の方向に進行させて上記第1の挟持部材を上記第2の挟持部材に向けて前進させることにより、上記既設管路の一部を押し潰すように構成されていることを特徴とする管路遮断装置。
  2. 上記第2の挟持部材には、上記既設管路の一部を押し潰すときに、上記第2の挟持部材上における上記既設管路が上記第2の挟持部材の上記揺動端側方向への滑動を阻止するための滑り阻止部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の管路遮断装置。
  3. 上記対向状態維持手段は、上記第1の挟持部材に回転可能に挿嵌される上記潰し代設定部材を、上記第1の挟持部材の長手方向に直交する断面に対して180°の位相を以て位置決め維持する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の管路遮断装置。
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