JP4398742B2 - ガラス被覆用塗料、その製造方法および該塗料を塗布したガラス製容器 - Google Patents

ガラス被覆用塗料、その製造方法および該塗料を塗布したガラス製容器 Download PDF

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本発明は、ガラス被覆用塗料およびその製造方法、該塗料を塗布したガラス製品に関する。また、詳細には、ガラス板に塗布したときに、ピンホールが存在せず、ラミネート材に比べて薄膜で、優れた強度、耐蝕性、耐溶剤性、耐衝撃性、加工性、耐摩耗性などを有する塗膜を短時間で簡単に形成することができるガラス被覆用塗料およびその製造方法に関する。また、該塗料を塗布したガラス製容器に関する。
従来、食物などを保存するガラス瓶などのガラス製容器の外表面には、耐蝕性、装飾性などを付与するために一般に塗装や印刷が施されている。
たとえば、特許文献1には、アクリルエマルジョン、アクリル変性エポキシ樹脂およびアミノ樹脂からなる水性塗料用樹脂組成物が記載されている。しかし、該アクリルエマルジョンは、架橋に寄与するモノマーが含まれ、熱処理時に体積収縮が起こるため、また表面張力が高い水を溶媒としているため、その結果、塗膜にピンホールが生じ、耐蝕性、装飾性などにおいて充分に満足いくものではなかった。
また、特許文献2には、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂粉末を含む塗料が記載されている。このPET樹脂粉末は、再生PET樹脂を含む混合物ペレットの溶液から、水冷により粒子を析出させることによって製造されている。しかし、この方法では、冷却手段として水冷を用いているため、混合物ペレット溶液の冷却速度が遅く、得られる粒子も平均粒子径が最小でも40μm程度と非常に大きくなる。そのため、この塗料からなる塗膜は、そこに含まれる粒子の平均粒子径に依存して厚くなり、外観、加工性、コストの点で充分に満足のいくものではなかった。
特許文献3には、ピンホールの存在しないフィルムがラミネートされた金属板が記載されている。しかし、ラミネート用フィルムの薄膜化には限界があり、数μm程度のより薄いフィルムを得ることは難しい。そのため、外観、加工性、コストの点で充分に満足のいくものではなかった。それに、ガラス製容器のように、立体的で変形した形状のものには適用できなかった。
特許文献4には、熱可塑性樹脂を加熱溶融してフィルムを作製し、金属板に該フィルムを圧接ロールで圧着した後、Tg以下に急冷して樹脂被覆金属板を作製する方法が記載されている。しかし、この方法では、装置が大掛かりであり、特許文献3と同様に、薄膜化には限界がある。そのため、外観、加工性、コストの点で充分に満足のいくものではなかった。それに、ガラス製容器のように、立体的で変形した形状のものには適用できなかった。
ガラス製容器の破損防止塗料として、非特許文献1には、ガラス瓶の首部、裾部にシランカップリング剤のプライマーを予め塗布しておき、ベースコート(スチレン−ブタジエンラバーラテックス)50〜70μm、トップコート(水性ウレタン塗料)20〜30μmをそれぞれ浸漬コートし、乾燥後、140〜160℃で25分間保持することで硬化させ、水冷して実用化している例が記載されている。しかし、ガラス瓶の一部としか、該コーティング剤が接着していないため、ガラス板と一体化しておらず、あたかもガラス瓶をゴム状の袋で包み込んだようになっており、直接的にガラスの強度や耐衝撃性、耐摩耗性などを向上させるものではない。また、工程が多く、処理も煩雑であるため、経済的にも好ましくない。
また、特許文献5には、破瓶時のガラス破片飛散防止法として、エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス100μm浸漬コート、ポリエチルアクリレートラテックス200μm浸漬コート、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス100μm浸漬コート、ポリ塩化ビニルラテックス500μm噴霧コート、酢酸ビニル−ブチルアクリレート共重合体ラテックス80μm噴霧コート、メチルアクリレート−メタクリル酸共重合体ラテックスとブチル化メラミン樹脂50μm浸漬コート、グリシジルアクリレート−エチルアクリレート共重合体ラテックスとパラトルエンスルホン酸ナトリウム200μm浸漬コートが記載されている。しかし、ガラス製容器自体の強度向上や耐傷付性、耐衝撃性に関するものではない。
さらに、特許文献6には、水性ポリウレタン樹脂にシランカップリング剤やシリカの微粒子を配合することで、ガラス瓶の傷付き防止や強度保持する方法について記載されている。しかし、ガラス瓶への接着補助剤としてシランカップリング剤が必須成分になっており、シランカップリング剤、つまりポリシロキサンをガラス瓶の傷付き防止等に使用したものではない。
特開平6−306325号公報 特開2000−53892号公報 特開平11−156998号公報 特開2002−120278号公報 特公昭52−21939号公報 特開2000−33945号公報 ガラス容器の科学 大和芳宏著、日本包装学会、2003年6月25日発行
そこで本発明は、ガラス板およびガラス製容器に塗布することで、ピンホールが存在せず、ラミネート材に比べて薄膜であり、優れた強度、耐蝕性、耐溶剤性、耐衝撃性、加工性、耐摩耗性などを有する塗膜を短時間で簡単に形成することができるガラス被覆用塗料およびその製造方法を提供する。さらに、該塗料を塗布したガラス製容器を提供する。
すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂の溶液を冷却して得られる平均1次粒子径1000nm以下の該熱可塑性樹脂の粒子を含むガラス被覆用塗料に関する。
前記ガラス被覆用塗料は、オルガノシロキサンおよび/またはシロキサンを含有することが好ましい。
本発明は、
(a)熱可塑性樹脂を有機溶媒に溶解した溶液を得る工程、
(b)該溶液を冷却して平均1次粒子径1000nm以下の該熱可塑性樹脂の粒子の懸濁液を得る工程、
(c)該懸濁液から粒子を分離する工程、および
(d)該分離した粒子を溶媒中に分散させる工程
からなるガラス被覆用塗料の製造方法に関する。
前記製造方法には、オルガノシロキサンおよび/またはシロキサンを溶媒中に分散させる工程を含むことが好ましい。
本発明は、前記ガラス被覆用塗料を塗布したガラス製容器に関する。
本発明の塗料は、ガラス板およびガラス製容器に塗布することで、ピンホールが存在せず、優れた耐蝕性、耐衝撃性、加工性、耐摩耗性、ガラスに対する密着性を有する塗膜を形成することができるので、ガラス被覆用塗料として好適に使用することができる。また、本発明の塗料は、特に被覆対象物の耐衝撃性を向上させる効果に優れているため、本発明のガラス製容器が空中から落下した場合であっても、ガラス製容器が割れるのを防止できる。
本発明のガラス被覆用塗料は、熱可塑性樹脂の溶液を冷却して得られる平均1次粒子径1000nm以下の該熱可塑性樹脂の粒子を含む。
本発明のガラス被覆用塗料の塗布対象となるガラスの素材としては、特に限定されないが、
(1)ケイ酸、ソーダ、石灰を主成分とするソーダガラス
(2)ケイ酸とホウ酸を主成分とする耐熱ガラス
(3)酸化鉛を含むクリスタルガラス
(4)石英ガラス
があげられる。
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの芳香族ポリエステル樹脂;ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリエチレンアルカノエート、ポリブチレンアルカノエート、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリカプロラクトンなどの脂肪族ポリエステル樹脂;6ナイロン、66ナイロン、12ナイロン、MXD6ナイロンなどのポリアミド樹脂;ポリカーボネート樹脂などがあげられる。なかでも、透明性、物性、安全性の点から、ポリエチレンテレフタレート、MXD6ナイロンが好ましい。また、耐衝撃性、密着性、硬度の点からポリブチレンテレフタレートが好ましい。また、熱可塑性樹脂としては、再生PET樹脂などに代表される再生樹脂を用いることもできる。
熱可塑性樹脂を溶解する溶媒としては、アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、キシレン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミドならびにこれらの混合物があげられるが、これらに限定されるものではない。なかでも、得られた懸濁液から粒子を分離した後の液をさらに熱可塑性樹脂を溶解する溶媒として繰り返し使うことが可能である点から、熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂を用いる場合には、アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチルおよびコハク酸ジメチルからなる混合エステル系溶媒、ジメチルアセトアミドが、熱可塑性樹脂としてナイロンを用いる場合には、ホルムアミド、ジメチルホルムアミドが好ましい。
熱可塑性樹脂を溶解する際の溶媒の温度は、70〜200℃であることが好ましい。熱可塑性樹脂が、ポリブチレンテレフタレートである場合は、80〜180℃であることがより好ましく、120〜160℃であることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレートである場合は、170〜190℃であることがより好ましく、180〜185℃であることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂が、ポリ乳酸である場合は、70〜110℃であることがより好ましく、100〜110℃であることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂が、MXD6ナイロンである場合は、130〜160℃であることがより好ましく、130〜140℃であることがさらに好ましい。また、熱可塑性樹脂が、12ナイロンである場合は、120〜150℃であることがより好ましく、130〜140℃であることがさらに好ましい。溶媒の温度が、70℃未満であると熱可塑性樹脂が溶解しないため、目的とする平均1次粒子径1000nm以下の粒子が得られない傾向があり、200℃をこえると熱可塑性樹脂あるいは溶媒の分解が起こり黄色に変色する傾向がある。
熱可塑性樹脂の溶媒への配合量は、溶媒100重量部に対して、1〜20重量部が好ましく、1〜10重量部がより好ましい。配合量が1重量部未満であると、生産性の点で問題がある。また、20重量部をこえると、目的とする平均1次粒子径1000nm以下の粒子を得ることが困難になる傾向がある。
熱可塑性樹脂の溶液の冷却手段としては、熱交換器などの冷却装置があげられる。該冷却手段を使用して、70〜200℃の熱可塑性樹脂溶液を、50℃以下に冷却することが好ましく、より好ましくは45℃以下である。冷却後の溶液の温度が50℃をこえると、得られる粒子の1次粒子径が大きくなる傾向がある。
冷却方法としては、熱可塑性樹脂の溶液そのものを、熱交換器を使用して冷却する方法と、熱交換器を使用して−90〜20℃に冷却された溶媒と該熱可塑性樹脂の溶液を混合することで冷却する方法があげられる。冷却効率の点から、冷却された溶媒と混合する方法が好ましい。
冷却速度としては、20℃/s以上が好ましく、50℃/s以上がより好ましく、55℃/s以上がさらに好ましい。20℃/s未満であると、得られる粒子の1次粒子径が1000nmを超える傾向がある。
冷却して得られる熱可塑性樹脂の粒子の平均1次粒子径は1000nm以下であり、好ましくは10〜800nmであり、より好ましくは10〜300nm、さらに好ましくは10〜200nmである。平均1次粒子径が1000nmをこえると、塗膜の膜厚が大きくなる、または薄膜にした場合に、連続膜にならないなどの問題が生じる傾向がある。
前記粒子の平均2次粒子径は30μm以下が好ましく、1〜10μmがより好ましい。平均2次粒子径が30μmをこえると、塗布した際に膜厚が大きくなり、求める塗膜を得ることができない傾向がある。
ここで、1次粒子とは、それ以上に分散できない状態の粒子をいう。また、2次粒子とは、1次粒子が凝集した状態の粒子をいう。
また、粒子の形状としては、特に限定されるものではなく、球形、楕円体、円盤状など、どのような形状であってもよい。
粒子を含む懸濁液から、粒子を分離する方法としては、ろ過、遠心分離などがあげられるが、これらに限定されるものではない。ろ過するためのフィルターとしては、たとえばセラミックフィルターなどがあげられる。
また、粒子を分離したのち、粒子を乾燥させることが好ましい。乾燥方法としては、真空乾燥、自然乾燥、ドライヤーまたはオーブンによる乾燥など、特に限定されるものではない。ただし、ドライヤーまたはオーブンによる乾燥を行なう際は、粒子が溶融しない温度に設定する必要がある。
本発明のガラス被覆用塗料は、平均1次粒子径が1000nm以下である熱可塑性樹脂の粒子からなるものである。しかし、該熱可塑性樹脂粒子相互の混合物からなるものであっても良いし、該熱可塑性樹脂粒子に硬化剤などの添加剤を加えても良い。さらに、該熱可塑性樹脂粒子をその他の塗料に添加して使用してもよい。該熱可塑性樹脂粒子をその他の塗料に添加する方法は、より強靭な塗膜を形成することができるため好ましい。
前記塗料としては、一般的に塗料として用いられているものであれば、特に限定はされないが、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂などからなる熱硬化型塗料をあげることができる。
懸濁液から分離して得られた熱可塑性樹脂の粒子を分散させる溶媒としては、水、キシレン、シクロヘキサン、アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチルおよびコハク酸ジメチルからなる混合エステル系溶媒、ホルムアミド、シクロヘキサノンおよびキシレン混合溶媒などがあげられるが、これらに限定されるものではなく、求める塗料に適したあらゆる有機溶剤を使用することができる。熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレートである場合は、シクロヘキサノンおよびキシレン混合溶媒、またはアジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチルの混合物が好ましく、熱可塑性樹脂が、MXD6ナイロンである場合は、ジメチルホルムアミドが好ましい。分散させる際に、一般的に使用されている分散剤を用いてもよい。分散剤の使用量としては、特に限定されるものではなく、求める塗膜の性能を損なわない程度で使用できるものである。
また、必要により、たとえば、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸などのスルホン酸類、アルキルリン酸などのリン酸類などの酸触媒、該酸触媒のアミンブロック体などの硬化助剤、レベリング剤、消泡剤、滑剤などの添加剤、顔料などの着色剤などが配合されていてもよい。
さらに、加熱溶融時に起こりうる樹脂の酸化劣化や着色を防止する目的でフェノール系酸化防止剤やホスファイト系酸化防止剤などの熱安定剤を配合することができる。
また、塗料を構成している樹脂の紫外線による劣化や太陽光がガラス容器の内容物に透過した際に起こりうる内容物の紫外線劣化を防止する目的で、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤やベンゾフェノール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤として塗料において公知である紫外線吸収剤、塗料中の樹脂や紫外線吸収剤の紫外線劣化で生じたラジカルを捕捉する機能を有するヒンダードアミン系光安定剤に代表される光安定剤などを必要に応じて塗料に添加し、使用することができる。
熱可塑性樹脂粒子の添加量は、塗料に含まれる全樹脂中、5重量%以上であることが好ましく、10重量%以上であることがより好ましく、15重量%以上であることがさらに好ましく、20重量%以上であることが特に好ましい。熱可塑性樹脂の添加量が、5重量%未満であると、得られた塗膜にピンホールが発生する傾向にある。
また、熱可塑性樹脂粒子と溶媒との割合は、特に限定されるものではなく、求める塗膜に応じて、適宜調整すればよい。
熱可塑性樹脂粒子の分散方法としては、超音波による分散、撹拌機による分散などがあげられる。たとえば、ホモジナイザー、ホモミキサーなどがあげられる。
2次粒子を溶媒に分散する場合、溶媒および分散方法を選択して、微粒化することが好ましく、最終的には1次粒子とすることがより好ましい。微粒化することは、塗膜厚を所望の厚さに制御することが可能となり、より滑らかな塗膜に仕上げることが可能である。
また、オルガノシロキサンおよび/またはシロキサンを配合することにより、ガラス表面と熱可塑性樹脂粒子からなる塗膜との接着性が著しく向上する。さらに表面にその一部が現れることによって、熱可塑性樹脂粒子からなる塗膜の強度が向上し、耐傷つき性が向上する。
オルガノシロキサンの具体例としては、RmSi(OR’)n(4-m-n)/2(Rはアルキル基、アルケニル基、エポキシ基もしくはフェニル基で置換されたアルキル基またはエポキシ基もしくはフェニル基で置換されたアルケニル基であり、R’はアルキル基であり、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、m+nは1〜3の整数である)にて表わされるような分子中に加水分解性のアルコキシ基を含有するシリコーンオリゴマーなどがあげられるが、配合することにより得られる接着性などの効果が優れることから、m=1を用いることがより好ましい。また、Si(OR’)n(4-n)/2(R’はアルキル基であり、nは1〜3の整数である)で表わされるような、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどのテトラアルコキシシランの部分加水分解縮合物があげられる。
シロキサンの具体例としては、SiO2で表わされるような、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどのテトラアルコキシシランの加水分解縮合物やそれの溶媒分散タイプなどがあげられるが、分散のしやすさや配合することにより得られる接着性などの効果が優れることからオルガノシリカゾルのような溶媒分散タイプがより好ましい。
前記オルガノシロキサンおよび/またはシロキサンの配合量は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、0.5〜20重量部であることが好ましく、0.6〜5重量部であることがより好ましい。配合量が0.5重量部未満では、接着性が劣る傾向がある。また、配合量が20重量部をこえると、樹脂の溶融温度が高くなってしまい、通常の期待される樹脂の融点でフィルム化した塗膜の本来の物性が発現されないばかりか、溶融を行なうために、必要以上に高温にした場合、樹脂の熱分解による物性低下を招く傾向がある。
本発明の塗料の塗装は、たとえば、ロールコート法、スプレーコート法、ハケ塗り法、ヘラ塗り法、浸漬塗装法、電着塗装法、静電塗装法などの公知の方法によって行なうことができる。
本発明の塗料を用いて塗膜を形成する場合の該塗料の塗布量は、該塗料の乾燥後の重量が、0.1〜50g/m2であり、好ましくは1〜50g/m2、より好ましくは3〜30g/m2となるように調整される。本発明の塗料を用いて塗膜を形成する場合の乾燥後の膜厚は、0.05〜50μmが好ましく、0.5〜20μmがより好ましく、10〜20μmがさらに好ましい。0.05μm未満の場合は、膜強度が発現されずガラス板の耐衝撃性の改良効果が充分でない傾向があり、50μmを超えると、塗料と塗布後の加熱による溶媒を蒸発させる工程で、膜厚減少によるクラックが発生しやすくなるだけではなく、経済的にも好ましくない。また、ガラスのもつ重量感、透明性、質感を損なう傾向がある。
本発明の塗料からの塗膜の形成は、塗料を塗布したあとに、加熱により溶媒を蒸発させ、そののち粒子を溶融させることで行なう。これにより、ピンホールがなく、均一な塗膜が形成され、耐溶剤性などに優れた塗膜が得られる。
加熱温度は100〜300℃が好ましく、180〜280℃がより好ましい。また、加熱時間は、10〜60秒が好ましく、15〜40秒がより好ましい。さらに、加熱後、水冷することが好ましい。水冷を行なうことで、塗膜の外観がより優れるためである。
本発明のガラス製容器は、無塗装のガラス製容器に本発明の塗料で被覆することによって得られる。このときのガラス製容器の製造方法は特に限定されるものではなく、その形状についても限定されない。
本発明の塗料は、炭酸飲料やビールなどの瓶に塗布することができ、破片の飛散を防止することができる。炭酸飲料やビールなどの瓶に塗布する場合は、2層にコーティングしても良い。また、ガラスに傷が入ることを防止することで、ガラスの初期強度を維持し、瓶の軽量化を図ることができる。
本発明のガラス製容器の用途としては、牛乳瓶、炭酸飲料の瓶、ビール瓶などのリターナブル瓶があげられる。
本発明の塗料は、ガラス板、ガラス製容器に塗布したときに、ピンホールが存在せず、優れた耐蝕性、耐衝撃性、加工性、耐摩耗性、ガラス板に対する密着性を有する塗膜を形成することができ、ガラス被覆用塗料として優れる塗料である。
つぎに、本発明の塗料を、実施例にもとづいて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<平均1次粒子径>
走査型電子顕微鏡(S−650、(株)日立製作所製)を用いて測定した。実施例2で得られた円盤状粒子は、円の直径を測定し、1次粒子径とした。
<平均2次粒子径>
走査型電子顕微鏡(S−650、(株)日立製作所製)、粒度分布計(SALD−2000、(株)島津製作所製)により測定した。
<膜厚>
超音波膜厚計(LU−200、(株)ケット科学研究所製)を用いて測定した。
<塗布量>
乾燥後の塗膜を有するガラス板の重量(Ag)を測定し、塗料を塗布する前のガラス板の重量(Bg)および塗布面積(Cm2)から下記式により塗布量を測定した。
塗布量:(A−B)/C (g/m2
<耐衝撃性>
落球式衝撃試験を行なった。箱の中に径2mmのガラスビーズを平坦に敷き詰め、その上に試験片であるガラス板をセットし、ガラス板の中心に1インチ球(67.8g)を垂直に自由落下させた。1インチ球を落下させる高さを順次かえていき、ガラス板が割れる高さを調べた。なお、試験は、塗装面を上に向けて、直接球が塗膜に接触するように行った。
<粘度測定>
フォードカップNo.4(テスター産業(株)製、PI−301)を用いて、20℃において測定をした。
<鉛筆硬度>
JIS K−5400-1990に記載の方法に準拠し、三菱鉛筆(株)製ユニ(商品名)を用いて、手かき法にて測定した。また、硬度の評価は塗膜の破れにて行った。
<塗膜の密着性>
実施例で得られた塗膜を16時間浸水後、20℃、50%RHの雰囲気にて1時間、乾燥させたあと、JIS−5400-1990に準拠して1mm幅でまず目の合計が100個になるように碁盤目に傷を入れ、傷を入れた塗膜上にニチバン(株)製セロハンテープ(登録商標)を貼りつけ、塗膜に対して垂直方向に勢いよく剥がしたときの剥離したます目の数により塗膜の密着性を以下のように5段階評価した。
5:まったく剥離していない。
4:1〜5個/100個剥離している。
3:6〜10個/100個剥離している。
2:10〜20個/100個剥離している。
1:21個以上/100個剥離している。
製造例1(ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂粒子の製造)
温度計、撹拌器およびコンデンサーを備えつけた容積1Lの4つ口フラスコに熱可塑性樹脂として、ポリブチレンテレフタレート(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、商品名ノバデュラン5008)30g、溶媒としてジメチルアセトアミド(三菱化学(株)製)570gを量り取った。
そののち、液温を160℃にして、熱可塑性樹脂を溶媒中に溶解させた。得られた溶液を、熱交換器(エムテクニック(株)製)により−20℃に冷却したジメチルアセトアミドと混合することにより、熱可塑性樹脂の粒子を含む懸濁液を得た。混合した時点から2秒後の懸濁液の温度は、45℃であった。
得られた懸濁液から、シャープレス遠心分離機(巴工業(株)製)を用いて粒子を分離し、濾過ケーキを得た。得られたケーキは溶剤含有率90%であった。得られた粒子のSEM画像を図1に示す。得られた球状の樹脂粒子1の平均1次粒子径は200nmであり、平均2次粒子径は2μmであった。
製造例2(MXD6ナイロン(メタキシレンジアミンアジパミド)樹脂微粒子の製造)
温度計、撹拌器およびコンデンサーを備えつけた容積1Lの4つ口フラスコに熱可塑性樹脂として、MXD6ナイロン(三菱瓦斯化学(株)製、商品名6007)30g、溶媒としてホルムアミド570gを量り取った。
そののち、液温を140℃にして、熱可塑性樹脂を溶媒中に溶解させた。得られた溶液を、熱交換器(エムテクニック(株)製)により−35℃に冷却したジメチルホルムアミドと混合することにより、熱可塑性樹脂の粒子を含む懸濁液を得た。混合した時点から2秒後の懸濁液の温度は、35℃であった。
得られた懸濁液から、シャープレス遠心分離機(巴工業(株)製)を用いて粒子を分離し、濾過ケーキを得た。得られたケーキは溶剤含有率80%であった。得られた粒子のSEM画像を図2に示す。得られた円盤状の樹脂粒子1の平均1次粒子径は200nmであり、平均2次粒子径は8μmであった。
実施例1
製造例1で得られた熱可塑性樹脂のケーキ200g、溶媒として、アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチルの混合物(DBE、デュポン社製)205gおよび2mmφガラスビーズ150gを900mlマヨネーズ瓶に量り取り、よくふたを閉めたのち、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼(株)製)で2時間分散し、ガーゼを用いてガラスビーズと濾別してガラス被覆用塗料を得た。得られた塗料は固形分重量4.9%、粘度30秒(フォードカップNo4)であった。
得られた塗料を、バーコーターを用いて、無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)の片面に表1に示す塗装膜厚、塗布量になるように塗装し、145℃×10分および250℃×50Hz×50秒で乾燥したあと、20℃×10秒の条件で水冷した。
得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。なお、表1中の膜厚および塗布量は、乾燥後に測定したものである。
実施例2〜4
製造例1で得られた熱可塑性樹脂のケーキ200g、および溶媒としてアジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチルの混合物(DBE(登録商標)、デュポン社製)205gを混合することで、固形分4.9重量%の懸濁液を調製した。調製したPBT懸濁液および2mmφガラスビーズ150gを900mlマヨネーズ瓶に量り取り、よくふたを閉めた後、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼(株)製)で2時間分散し、分散後、オルガノシリカゾル懸濁液(日産化学(株)製、MEK−ST、溶媒:メチルエチルケトン(MEK)、固形分30重量%)を、それぞれ表2に従い添加し、ガーゼを用いてガラスビーズと濾別しガラス被覆用塗料を得た。なお、表2において括弧内の数値は懸濁液中の固形分配合量を表わす。また、表2におけるそれぞれの配合量はPBT懸濁液の配合量を100として計算した指数で表わす。粘度はそれぞれ、実施例2では35秒(フォードカップNo4)、実施例3では32秒(フォードカップNo.4)および実施例4では30秒(フォードカップNo4)であった。
得られた塗料を、バーコーターを用いて無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)に、表1に示す塗装膜厚、塗布量になるように塗装し、265℃×50Hz×40秒で乾燥したあと、20℃×10秒で水冷した。
得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
実施例5
製造例2で得られた熱可塑性樹脂のケーキ100g、溶媒として、ジメチルホルムアミド305gおよび2mmφガラスビーズ150gを900mlマヨネーズ瓶に量り取り、よくふたを閉めたのち、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼(株)製)で2時間分散し、ガーゼを用いてガラスビーズと濾別してガラス被覆用塗料を得た。得られた塗料は固形分重量4.9%、粘度40秒(フォードカップNo4)であった。
得られた塗料を、バーコーターを用いて無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)の片面に表1に示す塗装膜厚、塗布量になるように塗装し、145℃×20分および260℃×50Hz×50秒で乾燥したあと、20℃×10秒の条件で水冷した。
得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
実施例6〜8
製造例2で得られた熱可塑性樹脂のケーキ100g、および溶媒としてジメチルホルムアミド305gを混合することで、固形分4.9重量%の懸濁液を調製した。調製したMXD6ナイロン懸濁液および2mmφガラスビーズ150gを900mlマヨネーズ瓶に量り取り、よくふたを閉めた後、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼(株)製)で2時間分散し、分散後、オルガノシリカゾル懸濁液(日産化学(株)製、MEK−ST、溶媒:メチルエチルケトン(MEK)、固形分30重量%)を、それぞれ表2に従い添加し、ガーゼを用いてガラスビーズと濾別しガラス被覆用塗料を得た。なお、表2において括弧内の数値は懸濁液中の固形分配合量を表わす。また、表2におけるそれぞれの配合量はPBT懸濁液の配合量を100として計算した指数で表わす。粘度はそれぞれ、実施例6では35秒(フォードカップNo4)、実施例7では32秒(フォードカップNo4)および実施例8では30秒(フォードカップNo4)であった。
得られた塗料を、バーコーターを用いて無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)に、表1に示す塗装膜厚、塗布量になるように塗装し、145℃×20分および260℃×50Hz×50秒で乾燥したあと、20℃×10秒で水冷した。
得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
比較例1
プライマーとして、γ−アミノプロピルトリエトキシシランの水溶液(日本ユニカー(株)製、A−1000)を無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)に、10g/m2の塗布量になるように、エアースプレーし、140℃×20分で熱乾燥をした。その後ベースコートとしてスチレン−ブタジエンラバー(SBR)ラテックス(日本ゼオン(株)製、ニポールLX−110)を乾燥膜厚が20μmになるようにバーコーターにて塗布後、140℃×20分で乾燥した。そして、トップコートとして、水性ウレタン(旭電化工業(株)製、アデカボンタイターHUX−232)を乾燥膜厚10μmになるようにバーコーターにて塗布した後、140℃×25分で乾燥後、20℃×10秒で水冷した。得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
比較例2
エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス(電気化学工業(株)製、EVAテックス)を無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)に乾燥膜厚30μmになるように、バーコーターにて塗布した後、140℃×25分で乾燥した。得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
比較例3
無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)に水性ウレタン(旭電化工業(株)製、アデカボンタイターHUX−232)100部とメラミン樹脂水溶液10部((株)三和ケミカル製、ニカラックMW−22)およびγ−アミノプロピルトリエトキシシラン水溶液(日本ユニカー(株)製、A−1000)0.8部の混合溶液を乾燥膜厚が20μmになるように塗布した後、140℃×25分で乾燥した。得られた塗膜の性能試験の結果を表1に示す。
参考例1
無塗装の普通ガラス板(板厚1mm、100mm×150mm)の衝撃性について評価した結果を表1に示す。
Figure 0004398742
Figure 0004398742
製造例1で得られた熱可塑性樹脂の粒子のSEM画像(×50,000倍)である。 製造例2で得られた熱可塑性樹脂の粒子のSEM画像(×40,000倍)である。
符号の説明
1 樹脂粒子

Claims (2)

  1. (a)熱可塑性樹脂を有機溶媒に溶解した溶液を得る工程、
    (b)該溶液を、20℃/s以上の冷却速度で冷却して平均1次粒子径1000nm以下の該熱可塑性樹脂の粒子の懸濁液を得る工程、
    (c)該懸濁液から粒子を分離する工程
    (d)該分離した粒子を溶媒中に分散させる工程、および
    (e)オルガノシロキサンおよび/またはシロキサンを溶媒中に分散させる工程
    からなるガラス被覆用塗料の製造方法。
  2. 請求項1記載のガラス被覆用塗料の製造方法により製造されたガラス被覆用塗料を塗布したガラス製容器。
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