JP4396397B2 - ガス調理器 - Google Patents

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本発明は、一般家庭やオフィス、レストランなどで使用するガス調理器に関するものである。
従来のこの種のガス調理器としては、調理容器の側面に赤外線センサを設けて、調理容器の側面温度検出して加熱量を制御しているもの(例えば、特許文献1参照)があり、また、同様な調理容器の温度検出方式としては、誘導加熱方式の調理器へ応用されているもの(例えば、特許文献2参照)がある。
従来の誘導加熱方式の調理器について図8を用いて説明する。調理容器1が載置されるトッププレート2と、このトッププレート2の下方に配設された加熱コイル3と、前記調
理容器1の側面に対向して配置した赤外線センサ4と、加熱をオンまたはオフを操作する操作手段5と、前記加熱コイル3に高周波電流を流して調理容器1を誘導加熱する制御回路6と、インバータ特性により調理容器1の材質を特定する負荷検知手段7と、前記赤外線センサ4の温度信号と負荷検知手段7の信号により調理容器1の放射率を補正するデータベース8とを備えている。そして、操作部5の電源または操作のスイッチが押されて加熱が開始されると、制御手段6からの信号により加熱コイル3から高周波磁界が発生される。この高周波磁界によって調理容器1が加熱され温度が上昇する。前記負荷検知手段7は、インバータ特性情報により調理容器1が鉄系の鍋かまたは非磁性のステンレス製鍋か、あるいは加熱できない鍋かを検知している。調理容器1の放射率は、鉄系では0.8と高く、また非磁性ステンレス製では0.1と低いため、前記赤外線センサの温度値に誤差が生じている。この誤差を無くすためにデータベース8を用いて、前記調理容器1の放射率を補正している点が特徴である。この文献で開示された技術では、負荷検知手段7により調理容器1の放射率を求めて、赤外線センサ4の温度を補正しているものであり、調理容器1の側方に赤外線センサ4を配置して調理容器1の側面温度を検出している。
特開平8−178295号公報 特開2003−264055号公報
しかしながら、前記従来の構成では、赤外線センサが側面に配置されているので、調理容器から放射される赤外線以外の照明や太陽光などの外乱光の影響を受けると、温度検出誤差が生じやすいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、赤外線センサを調理容器の底面に配置して外乱光の入光を低減する構成として調理容器の温度を検出し、また、温度検出時に赤外線センサの異常を検出して、加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知するようにしたガス調理器を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明のガス調理器は、調理物を入れる調理容器を加熱するガスバーナーと、前記ガスバーナーへ燃料ガスを供給・遮断制御するガス弁と、前記調理容器の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの温度情報によりガス弁の開口量を調整し前記ガスバーナーの加熱量を制御する加熱制御手段と、前記赤外線センサの異常を検出するセンサ異常検出手段とを備え、前記センサ異常検出手段は、ガスバーナーの周囲温度を検出する炎温度検出手段を設けて、前記炎温度検出手段の情報により赤外線センサの情報を補正するようにして、前記赤外線センサの異常を判定し、前記センサ異常検出手段が前記赤外線センサの異常を検出した場合には、前記バーナーの加熱を停止しまたは加熱量を低下させると共に異常であることを報知する。
本発明のガス調理器は、調理容器の底面温度が正確に検出できる。また赤外線センサの異常も正確に判定できる。
第1の発明は、調理物を入れる調理容器を加熱するガスバーナーと、前記ガスバーナーへ燃料ガスを供給・遮断制御するガス弁と、前記調理容器の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの温度情報によりガス弁の開口量を調整し前記ガスバーナーの加熱量を制御する加熱制御手段と、前記赤外線センサの異常を検出するセンサ異常検出手段とを備え、前記センサ異常検出手段は、ガスバーナーの周囲温度を検出する炎温度検出手段を設けて、前記炎温度検出手段の情報により赤外線センサの情報を補正するようにして、
前記赤外線センサの異常を判定し、前記センサ異常検出手段が前記赤外線センサの異常を検出した場合には、前記バーナーの加熱を停止しまたは加熱量を低下させると共に異常であることを報知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガス調理器の断面図を示すものである。図1において、調理物を入れる調理容器21と、調理容器21を載置するゴトク22と、調理容器21を加熱するガスバーナー23と、このガスバーナー23に対する燃料ガスの供給及び遮断を行うガス弁24と、調理容器21の温度を検出する赤外線センサ25と、赤外線センサ25の温度情報によりガス弁24の開口量を調整して燃料ガスの供給量によって加熱量を制御する加熱制御手段26と、赤外線センサ25の異常を検出するセンサ異常検出手段27とを備えている。
そして、センサ異常検出手段27は、赤外線センサ25の異常を検出した場合に加熱を停止しまたは加熱量を低下し或いは異常であることを報知するようにしている。
また、赤外線センサ25は、サーモパイルからなる温度検出素子で構成されており、調理容器21の底面から放射される赤外線を検知して、調理容器の温度を検出している。なお、赤外線センサ25は、調理容器21の温度が検出できれば良く、例えば焦電素子やゲルマニウム、フォトダイオードなどの温度検出素子が利用できる。また、赤外線センサ25は、調理容器21の載置部の中心部に設けているが、調理容器21の温度が検出できればよく、本実施の形態の構成に限られるものではない。また、赤外線センサ25を複数個設けて、調理容器21の温度を検出できる構成にして、調理容器21の温度分布を検出してより高精度に調理容器21の温度を制御することができる。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図示していない電源を投入し、操作スイッチで調理が開始されると、加熱制御手段26がガス弁24を開口してガスバーナー23へ燃焼ガスを供給する。ガスバーナー23に燃焼ガスが供給されると、図示していない着火手段によって燃焼ガスが点火されて燃焼を開始される。この燃焼によってゴトク22上に載置された調理容器21の温度が上昇し、調理容器21内の被加熱物が調理される。このとき、加熱制御手段26は、赤外線センサ25からの温度情報によって、被加熱物の調理の進行状態を把握でき、調理の進行状態に応じてガス弁24の開口量を調節してガスバーナー23に供給する燃焼ガスを調整する。このようにして、調理容器21内の被調理物は調理されるものである。
赤外線センサ25は、サーモパイルからなる赤外線センサで構成し、調理容器21の底面から放射される熱エネルギーを検出している。前記赤外線センサ25は、前記熱エネルギーである光量を電流または電圧に変化して調理容器21の温度を算出している。このように、赤外線センサ25は調理容器21の底面を非接触に検知して、調理容器21の温度を演算して求めているため、応答性が速く調理容器21の温度を正確に検知することができるものである。このため、加熱制御手段24のガスバーナー23に対する燃焼ガス制御も、調理容器21の温度変化に即応したものとなっている。
赤外線センサ25の受光部が汚れた場合は、調理容器21から放射される赤外線は透過しなくなり、赤外線センサ25の出力は低下する。また、調理容器21の底面の放射率が低い場合、放射される赤外線は少なく、赤外線センサ25の出力は低下する。特に調理容
器21内の調理物が沸騰した時、調理物の温度が飽和するため調理容器21の底面温度も飽和し、温度変化が少なくなり安定する。この状態で赤外線センサ25の出力を判定することで、赤外線センサ25の透過部の汚れや調理容器21の放射率を判定している。この赤外線センサ25の出力が小さくなることをセンサ異常検出手段27が検出することで、赤外線センサ25の異常を検出することができる。この赤外線センサ25の異常をセンサ異常検出手段27が検知した場合、加熱制御手段26の加熱量を停止または加熱低下するようにしている。また、図示していない表示・報知部に異常を報知している。
また、近年のガス調理器では、天板にガラス材料を用いたトッププレートが用いられている。このトッププレートを介して調理容器21の底面温度を検出することで、赤外線センサ25の汚れの影響を低減することも考えられる。前記トッププレートは、リシア系セラミック材料で形成している。このトッププレートの赤外線の透過率は、2.5μm以下の波長は良く透過し、2.5μm〜4μm以下のの波長は数十%透過する。また、4μm以上はほとんど透過しないものである。また赤外線センサ25は、InGaAs(インジウムガリウムヒ素)のフォトダイオードからなり、受光感度波長は略0.7μm〜略2.7μmである。このようにトッププレートを介して調理容器21の温度が検出できるもので、同様に赤外線センサ25の異常を検知することもできる。
なお、赤外線センサ25は、フォトダイオードを用いているが、PINフォトダイオードやPbS(硫化鉛)やPbSe(セレン化鉛)若しくはGe(ゲルマニウム)でも同様な動作ができるものである。
以上のように本実施の形態においては、センサ異常検出手段27によって、赤外線センサ25の異常を検出した場合に加熱を停止または加熱低下或いは異常を報知することができるものである。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2のガス調理器の断面図である。
実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、調理中に赤外線センサ25の出力が所定値以上の場合に赤外線センサ25の異常を検出するセンサ高温異常検出手段28を設け、これによって加熱を停止したり、加熱量を低下させたり、或いは異常を報知するようにしている。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
赤外線センサ25は、赤外線を検出する赤外線検出素子と、抵抗とコンデンサとオペアンプで光信号を電気信号に変換して出力している。これらの電子部品が断線や短絡するなどセンサが異常の場合、赤外線センサ25の出力はセンサ電源電圧と同電位になる。この出力電位が所定値以上であれば、センサ高温異常検出手段28が赤外線センサ25の異常を判定している。このように出力電位を判定することで赤外線センサ25の異常が検出でき、またこのセンサ異常を検出した場合には、加熱を停止し或いは使用者に異常を報知するようにしている。
以上のように本実施の形態においては、センサ高温異常検出手段28によって、赤外線センサ25の異常を検出することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態のガス調理器の断面図である。
本発明の実施の形態3の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、調理中に赤外線センサ25の出力が所定値以下の場合に赤外線センサ25の異常を検出するセンサ低温異常検出手段29を設けて、加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知するようにしている。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
赤外線センサ25の電子部品が断線や短絡するなどセンサが異常の場合、赤外線センサ25の出力はセンサ電源のGND電圧と同電位になる。また、赤外線検出素子の窓材が割れた場合や窓材が著しく汚れた場合でも、同様な現象が起こるものである。この出力電位が所定値以下であれば、センサ低温異常検出手段29が赤外線センサ25の異常を判定している。このように出力電位を判定することで赤外線センサ25の異常が検出できるものである。このセンサ異常を検出した場合は、加熱を停止する或いは使用者に異常を報知するようにしている。
以上のように本実施の形態においては、センサ低温異常検出手段29によって、赤外線センサ25の異常を検出することができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4のガス調理器の断面図である。
本実施の形態4の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、赤外線センサ25の素子温度または周囲温度を検出するサーミスタかなるセンサ温度検出手段30を設けて、前記センサ温度検出手段30が所定温度以上の場合に加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知するようにしているもことである。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
センサ温度検出手段30は、赤外線センサ25の近傍に設けられており、赤外線センサ25の素子温度または周囲温度を検出している。このセンサ温度検出手段30の温度が所定値以上の場合は、赤外線センサ25の動作保証温度の上限或いはこの上限付近まで上昇していることである。この場合赤外線センサ25は、安定に調理容器21の温度が検出できなくなる。この時センサ異常検出手段26は、加熱を停止または加熱を低下させるように加熱制御手段26に信号を送る。この信号を受けて加熱制御手段26は、ガスバーナー23の燃焼ガス量を停止しまたは加熱量を低下させて加熱を制御している。
また、センサ温度検出手段30と赤外線センサ25の接続ケーブルを同一とした接続コネクタでセンサ異常検出手段26に接続するようにした場合、前記接続ケーブルの断線やコネクタ抜けなどの接続異常を検出することができるものである。
以上のように本実施の形態においては、赤外線センサ25の素子温度または周囲温度を検出するサーミスタかなるセンサ温度検出手段30によって、センサ温度検出手段30が所定温度以上の場合に加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、赤外線センサ25の素子温度または周囲温度を検出するセンサ温度検出手段30を設けて、前記センサ温度検出手段30が所定温度以下の場合に加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知するようにしている。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
センサ温度検出手段30の温度が所定値以下の場合は、赤外線センサ25の動作保証温度の下限或いはこの下限付近まで低下している。この場合赤外線センサ25は、安定に調理容器21の温度が検出できなくなる。この時センサ異常検出手段26は、加熱を停止しまたは加熱量を低下させる。
また、センサ温度検出手段30と赤外線センサ25の接続ケーブルを同一とした接続コネクタでセンサ異常検出手段26に接続するようにした場合、接続ケーブルの断線やコネクタ抜けなどの接続異常を検出することができるものである。
以上のように本実施の形態においては、赤外線センサ25の素子温度または周囲温度を検出するサーミスタかなるセンサ温度検出手段30によって、前記センサ温度検出手段30が所定温度以上の場合に加熱を停止または加熱低下させる或いは異常を報知することができる。
(実施の形態6)
図5は、本発明の実施の形態6のガス調理器の断面図である。
本実施の形態6の実施の形態1との相違点は、加熱制御手段は、自動調理工程の加熱電力量を記憶する自動調理制御手段31とを設けて、赤外線センサ25の温度情報と前記自動調理制御手段31の調理工程によって、自動調理を進行するようようにしている点ある。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
自動調理制御手段31は、あらかじめ設定された調理工程を工程毎の加熱量と計数時間によって調理工程が進行される。また前記調理行程は、赤外線センサ25の温度情報によって調理容器21の温度を制御して進行するもので、この温度制御によって、自動調理ができるものである。しかし、自動調理中に赤外線センサ25に異常があった場合、調理容器21の温度検知ができなくなり自動調理の行程を停止することとなる。本実施の形態は、赤外線センサ25が異常の場合でも自動調理の停止を防止する。赤外線センサ25が異常の場合は、自動調理手段31の計数時間によって、自動調理を進行するようにしている。前記調理工程は、工程毎の加熱量と計数時間によって調理工程を進行できる。この場合赤外線センサ25の温度情報が得られないため、調理容器21の温度制御はできないが、計数時間と加熱量の制御によって可食できる調理ができるものである。
なお、自動調理手段31は、炊飯や煮込み調理など加熱電力量を記憶できれば良く、特に時間がかかる調理メニューに対して有効であり、調理メニューに限られるものではない。
以上のように本実施の形態においては、赤外線センサ25が異常の場合は、自動調理制御手段31によって、調理容器21の自動調理を進行することができる。
(実施の形態7)
本実施の形態7の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、赤外線センサ25の異常報知を調理終了時に報知するようにして、その回の自動調理を完了させるようにした点である。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
センサ異常検出手段26が、自動調理中に赤外線センサ25が異常を検出した場合、自動調理制御手段31の計数時間に切り替えて自動調理を進行させる。この自動調理制御手段31によって自動調理が終了できる。この自動調理終了時に赤外線センサ25の異常を報知するようにしている。つまり、自動調理中に調理を停止すると、調理物の生煮えなど可食できない状態となり、自動調理を途中で停止することを防止することができる。
以上のように本実施の形態においては、赤外線センサ25の異常報知を調理終了時に報知するようにして、その時の自動調理を完了させることができる。
(実施の形態8)
本実施の形態8の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、加熱制御手段26が加熱中のみ赤外線センサ25の情報を有効として、加熱中のみ赤外線センサ25の異常判定を行わうようにしている点である。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
センサ異常検知手段27は、赤外線センサ25の信号によって異常を判定している。例えば、照明や太陽光などの大きな外乱光が入射した場合、赤外線センサ25は高温の信号を送る。この信号を受けてセンサ異常検知手段27は、赤外線センサ25が異常であると判定する。これらの赤外線センサ25の異常判定は、加熱中のみ判定して加熱調理を継続させるべきである。煮込み調理など低火力の場合、ガスの燃焼を断続的に制御することもあり、この断続的に加熱調理している場合、加熱停止時に外乱光が入射して、赤外線センサ異常を判定してしまう。このように加熱中のみ赤外線センサ25の信号を有効とすることで、加熱停止時に赤外線センサ異常の誤判定を防止することができる。
以上のように本実施の形態においては、加熱制御手段26が加熱中のみ赤外線センサ25の情報を有効として、加熱中のみ赤外線センサ25の異常判定を行わことで、加熱停止時に赤外線センサ異常の誤判定を防止することができる。
(実施の形態9)
図6は、本発明の実施の形態のガス調理器の断面図である。
本実施の形態9の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、ガスバーナー23の周囲温度を検出する炎温度検出手段32を設けて、前記炎温度検出手段32の情報により赤外線センサ25の情報を補正するようにして、赤外線センサ25の異常を判定するようにしている点である。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
炎温度検出手段32は、サーミスタから構成され、ガスバーナー23のガスの燃焼している炎または周囲温度を検出している。赤外線センサ25の視野範囲は、調理容器21の底面が大部分の割合を占めているが、一部ガスバーナー23や燃焼している炎を検知している。この調理容器21以外からの赤外線を入射することで、赤外線センサ25の検出温度に誤差が生じる。この検出温度誤差を低減するために、炎温度検出手段32の信号によって、赤外線センサ25の信号を補正するようにしている。
なお、赤外線センサ25に集光レンズや導波管などの集光手段を設けることで、ガスバーナー23の影響をより低減することも考えられる。
以上のように本実施の形態においては、ガスバーナー23の周囲温度を検出する炎温度検出手段32によって、前記炎温度検出手段32の情報により赤外線センサ25の情報を補正するようにして、 調理容器21の底面温度が正確に検出できる。また赤外線センサ25の異常も正確に判定できるものである。
(実施の形態10)
図7は、本発明の実施の形態のガス調理器の断面図である。
本実施の形態10の実施の形態1との相違点は、センサ異常検出手段は、赤外線センサ25の温度情報を報知部33に表示するようにして、赤外線センサ25の検出した温度情報を使用者に視覚的に報知している点である。
報知部33は、LCDやLEDなどで赤外線センサ25が検出した温度を表示している。なお、報知部33は使用者に赤外線センサ25の検知温度が判断できれば良く、例えばレベルメータの表示方法などでも良い。
以上のように構成されたガス調理器について、以下その動作、作用を説明する。
報知部33は、赤外線センサ25の温度を表示している。加熱が開始されて調理容器21の底面温度が上昇すると、報知部33の表示温度も上昇する。このように報知部33の温度値は、赤外線センサ25の検出温度を対応している。赤外線センサ25が異常の場合、調理容器21を加熱していても報知部33の表示温度は固定されてしまう。また、表示温度は、高温または低温で表示する。このように前記表示温度を判定することで、赤外線センサ25の故障している箇所が推定できるものである。
前記表示温度でのセンサ異常判定は、特に保守点検者によって行われるため、保守点検者が赤外線センサ25の状態を確認するために、あらかじめ設定された検査モードのみで動作するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、赤外線センサ25の温度情報を報知部に表示するようにして、赤外線センサ25の検出した温度情報を使用者に視覚的に報知することで、赤外線センサの動作状態をより詳細に判定することができる。
以上のように、本発明にかかるガス調理器は、赤外線センサの受光部が汚れた場合でも赤外線センサの異常を検出して、加熱を停止しまたは加熱量を低下させ或いは異常を報知することが可能となるので、一般家庭やオフィス、レストランなどで使用するガス調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態2におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態3におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態4、5におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態6、7、8におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態9におけるガス調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態10におけるガス調理器の構成を示す断面図 従来の加熱調理器の構成を示す断面図
21 調理容器
23 ガスバーナー
24 ガス弁
25 赤外線センサ
26 加熱制御手段
27 センサ異常検出手段
28 センサ高温異常検出手段
29 センサ低温異常検出手段
30 センサ温度検出手段
31 自動調理制御手段
32 炎温度検出手段
33 報知部

Claims (1)

  1. 調理物を入れる調理容器を加熱するガスバーナーと、前記ガスバーナーへ燃料ガスを供給・遮断制御するガス弁と、前記調理容器の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの温度情報によりガス弁の開口量を調整し前記ガスバーナーの加熱量を制御する加熱制御手段と、前記赤外線センサの異常を検出するセンサ異常検出手段とを備え、前記センサ異常検出手段は、ガスバーナーの周囲温度を検出する炎温度検出手段を設けて、前記炎温度検出手段の情報により赤外線センサの情報を補正するようにして、前記赤外線センサの異常を判定し、前記センサ異常検出手段が前記赤外線センサの異常を検出した場合には、前記バーナーの加熱を停止しまたは加熱量を低下させると共に異常であることを報知するガス調理器。
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