JP4395716B2 - シールプレート構造 - Google Patents

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本発明はシールプレート構造に関するものである。
ガスタービンエンジンにおいては、燃焼器とタービン静翼構造体との間には、隙間が形成されるため、従来からリーフシールが設けられており、リーフシールを設けた例は図3〜図6に示されている。図中、1はガスタービンの燃焼器2を構成するケーシングであり、ケーシング1の下流側端部には、ケーシング1の径方向外方へ突出するフランジ1aが形成され、フランジ1aの径方向外端部には、燃焼ガス流れ方向D下流側に突出する突出部1bが一体的に形成されている。
3は燃焼器2の燃焼ガス流れ方向D下流側に配置されたタービン静翼構造体であり、タービン静翼構造体3は、ノズルバンド4とノズルバンド4に固設された静翼5を備えている。又、6は燃焼器2とタービン静翼構造体3との間に形成された隙間である。
ノズルバンド4のケーシング1側端部近傍外周には、断面がU字状の溝4aが形成されていると共に、ノズルバンド4の外周には、溝4aの縁に近接して、径方向外方へ突出する複数のブラケット7が、円周方向へ間隔を置いて固設されている。
又、ケーシング1の突出部1bとノズルバンド4に固設したブラケット7との間には、ケーシング1の径方向内方一端部がノズルバンド4に形成した溝4a内に位置して溝4aの縁部に当接し、且つ、ケーシング1の径方向外方他端部がケーシング1の突出部1b先端に当接するようにしたリーフシール8が配設されている。而して、ケーシング1の外側を矢印方向へ送給される空気Aはリーフシール8によりシールされ、隙間6からタービン静翼構造体3の燃焼ガス通路内に漏洩しないようになっている。
リーフシール8はノズルバンド4の円周方向へ複数に分割されて円弧状に形成され、各リーフシール8はリーフシール8の両端部に穿設したピン孔8aに挿通されたピン9を介して、ブラケット7に支持されている。
図5、図6に示すように、円周方向へ隣り合うリーフシール8間には、ピン孔8aに重ならないようにして空気漏洩防止板10がリーフシール8間の隙間11を塞ぐよう配設され、空気漏洩防止板10のリーフシール8円周方向一端側はスポット溶接12により、一方のリーフシール8の端部に固設され、空気漏洩防止板10の他方のリーフシール8側の端部は、リーフシール8の円周方向への熱変形に支障なきよう、当該リーフシール8の表面に当接している。
而して、ケーシング1の外側を送給された冷却空気Aは、タービン静翼構造体3のノズルバンド4に形成した図示してない孔から静翼5内に流入し、静翼5を冷却して燃焼ガス通路に排出され、燃焼器2からの燃焼ガスGと共に、下流へ送給される。又、燃焼ガスによりタービンが駆動される。
又この際、ケーシング1の外側を送給された冷却空気Aにより、リーフシール8は圧力を受けて、ピン9の軸線方向へ摺設され、そのケーシング1側に向いた面はケーシング1の突出部1b先端及びノズルバンド4の溝4aの縁部に当接する。
このため、ケーシング1とタービン静翼構造体3のノズルバンド4との間の隙間6は、リーフシール8によりシールされた状態となっており、冷却空気Aが隙間6から燃焼ガス通路に漏洩することを防止することができる。
又、円周方向へ隣合うリーフシール8間の隙間11は空気漏洩防止板10によりシールされているため、この隙間11から冷却空気Aが燃焼ガス通路に漏洩することも防止できる。
リーフシール8が円周方向へ熱変形しても、空気漏洩防止板10のスポット溶接12を施していないフリー状態の側は、リーフシール8の表面に対し摺動するため、冷却空気Aの漏洩を確実に防止でき、エンジンの運転には何等支障が生じない。
一方、ガスタービンのステータシュラウド及びノズルバンドのためのリーフシールとして、特許文献1に示すごときものがある。該リーフシールでは、シールプレートの一端は隣接するシュラウドセグメントをシールするためのオーバラップを含んでいる。
特開2001−323084号公報
図5、図6に示す従来例では、空気漏洩防止板10は小さく且つスポット溶接12によりリーフシール8に固定されているだけであるため、組立て時やエンジン運転中の伸びによるリーフシール8に対する干渉で力を受けて脱落する虞がある。又、特許文献1のものにおいても、オーバラップの部分は小片状であり、しかも、リーフシールに対する固設に考慮を払っている旨の記述もないため、図5、図6に示す空気漏洩防止板10と同様、組立て時やエンジン運転中の伸びによるシールプレートに対する干渉で力を受けて脱落する虞がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、リーフシールのようなシールプレートの端部に固設した空気漏洩防止板が組立て時やエンジン運転中に脱落しないようにすることを目的としてなしたものである。
請求項1のシールプレート構造は、内部に高温ガス流体が流通し得ると共に軸線方向へ熱変形し得る前後の機器の間に形成された隙間をシールするためのシールプレートを備え、該シールプレートは、円周方向へ複数に分割されると共に、前記機器の軸線方向へ向いた案内体に摺動自在に嵌合されて機器径方向一端側が一方の機器の被当接部に当接し、機器径方向他端側が他方の機器の被当接部に当接するよう構成され、円周方向へ隣合うシールプレート間には、シールプレート間に形成された隙間からの空気の漏洩を防止するために空気漏洩防止板が配設されたシールプレート構造であって、前記空気漏洩防止板の円周方向へ隣り合う一方のシールプレート側端部は、当該空気漏洩防止板に形成した案内体挿通孔を介して、前記案内体に支持されると共に、前記案内体の径方向外方における複数箇所において前記一方のシールプレート側端部にスポット溶接されているものである。
請求項2のシールプレート構造においては、前記機器は燃焼器及びタービン静翼構造体であり、請求項3のシールプレート構造においては、空気漏洩防止板の厚さはシールプレートよりも薄く形成されている。
本発明の請求項1〜3記載のシールプレート構造によれば、空気漏洩防止板はシールプレートに対し溶接により固定されると共に、案内体挿通孔を介して案内体に支持されているため、組立て時やエンジン運転中の熱変形によるシールプレートに対する干渉により、空気漏洩防止板に力が作用して万が一、溶接が取れても、空気漏洩防止板は脱落することなく、従って、エンジンの性能に影響を与えることを防止することができ、その結果、エンジンの信頼性が向上し、又、請求項の場合は、空気漏洩防止板の厚さはシールプレートよりも薄いため、シールプレートに対するなじみが良好で、シールプレート間の隙間のシール性を良好に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1、図2は本発明を実施する形態の一例であって、燃焼器2やタービン静翼構造体3の構成は、図3、図4に示すものと同一である。而して、本図示例の特長とするところは、空気漏洩防止板10のスポット溶接12を行う側をリーフシール8のピン孔8aを覆うまで延長して、空気漏洩防止板10にピン孔8aと合致するピン孔10aを穿設し、空気漏洩防止板10をスポット溶接12によりリーフシール8に固定すると共にピン9によっても支持し得るようにした点である。又、空気漏洩防止板10の板厚はリーフシール8の板厚よりも薄く、リーフシール8の約1/2の厚さである。
本図示例によれば、空気漏洩防止板10はリーフシール8に対しスポット溶接12により固定されると共に、ピン孔10aを介してピン9に支持されているため、組立て時やエンジン運転中の伸びによるリーフシール8に対する干渉により、空気漏洩防止板10に力が作用して万が一、スポット溶接12が取れても、空気漏洩防止板10は脱落することなく、従って、エンジンの性能に影響を与えることを防止することができ、エンジンの信頼性が向上する。
又、空気漏洩防止板10の厚さはリーフシール8よりも薄いため、リーフシール8に対するなじみが良好で、隙間11のシール性を良好に保持することができる。
通常の運転時の作動は図3〜図6に示すものと同じであるため、説明は省略する。
なお、本発明のシールプレート構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のシールプレート構造の実施の形態の一例を示す正面図である。 図1の平面図である。 燃焼器とタービン静翼構造体との部分の概要を示す一般的な斜視図である。 図3のIV−IV方向矢視図である。 図3、図4に示すリーフシールの従来例の正面図である。 図5の平面図である。
符号の説明
1b 突出部(被当接部)
2 燃焼器(機器)
3 タービン静翼構造体(機器)
4a' 縁部(被当接部)
5 静翼
6 隙間
8 リーフシール(シールプレート)
8a ピン孔(案内体挿通孔)
9 ピン(案内体)
10 空気漏洩防止板
10a ピン孔(案内体挿通孔)
11 隙間
12 スポット溶接(溶接)
A 冷却空気(空気)
G 燃焼ガス(高温ガス流体)

Claims (3)

  1. 内部に高温ガス流体が流通し得ると共に軸線方向へ熱変形し得る前後の機器の間に形成された隙間をシールするためのシールプレートを備え、該シールプレートは、円周方向へ複数に分割されると共に、前記機器の軸線方向へ向いた案内体に摺動自在に嵌合されて機器径方向一端側が一方の機器の被当接部に当接し、機器径方向他端側が他方の機器の被当接部に当接するよう構成され、円周方向へ隣合うシールプレート間には、シールプレート間に形成された隙間からの空気の漏洩を防止するために空気漏洩防止板が配設されたシールプレート構造であって、前記空気漏洩防止板の円周方向へ隣り合う一方のシールプレート側端部は、当該空気漏洩防止板に形成した案内体挿通孔を介して、前記案内体に支持されると共に、前記案内体の径方向外方における複数箇所において前記一方のシールプレート側端部にスポット溶接されていることを特徴とするシールプレート構造。
  2. 前記機器は燃焼器及びタービン静翼構造体である請求項1記載のシールプレート構造。
  3. 空気漏洩防止板の厚さはシールプレートよりも薄い請求項1又は2記載のシールプレート構造。
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