JP4394130B2 - 貯蔵棚及びこの貯蔵棚を備えた冷蔵庫又は収納庫 - Google Patents

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Description

この発明は、貯蔵棚及びこの貯蔵棚を備えた冷蔵庫又は収納庫に関する。
従来の貯蔵棚として、例えば「棚部材20は、例えばステンレス材料で作製され、矩形の枠材23と、この枠材23の前辺23aから後辺23bに渡り縦方向に広い間隔L1と狭い間隔L2とを交互に等しく存して複数本設けられた左右線材24及び中間部の2本ずつ対を成した中間部線材Zとから構成されている。各線材24、Zは、後辺23bから前辺23aに向けて前下がりに傾斜した傾斜部26と、この傾斜部26の前端から上方へ折曲し前辺23aに至る折曲部27とを有している。」(例えば特許文献1参照)というものが提案されている。
また、例えば「缶飲料などが2列入る仕切ケースであり、中央部に仕切り版を設けている。商品を右列から押し込むと順次奥に入って行く。奥には緩やかな半楕円状に商品をガイドする板があり、既に入っている商品は、板を伝いながら左前方へ押し出されて行く。このことにより、旧い商品は常に左側に出てくる仕組みである。」(例えば特許文献2参照)というものが提案されている。
実用新案登録第3089708号公報(段落番号0014、図2、図4) 特開2003−279244号公報(段落番号0004、図1、図2)
従来の貯蔵棚には以下のような問題があった。まず、特許文献1の構成においては、貯蔵棚は手前に傾斜しているだけであり、新たな飲料缶を奥側に供給しようとした場合、あらかじめ貯蔵済みの飲料缶等を退けることなく新たな飲料缶を供給する事が困難であるという問題点があった。また、特許文献2の構成においては、冷蔵庫又は収納庫の庫内に貯蔵棚を設置すると、飲料缶等を貯蔵する必要が無いときも貯蔵棚に庫内のスペースを奪われ、この結果、他の大きな貯蔵物を貯蔵する事ができないという問題点があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、あらかじめ貯蔵済みの飲料缶等を退けることなく新たな飲料缶等を奥側に供給することが可能な貯蔵棚を得るものである。また、第2の目的は、飲料缶等を貯蔵する必要が無いときには、飲料缶等以外の貯蔵物を貯蔵するスペースを得ることが可能な貯蔵棚を得るものである。
この発明に係る貯蔵棚は、略円筒形状を有する貯蔵物が通過可能な開口部を有する第1の棚板と、該第1の棚板下部に可動自在な下部移動棚とを備え、前記下部移動棚は、収納状態においては、前記第1の棚板下部に近接して設けられ、使用状態においては、前記開口部を通過した貯蔵物が所定の位置に移動するように傾斜して設けられるものである。
この発明においては、飲料缶等を傾斜した下部移動棚に貯蔵する際、下部移動棚の上部の開口部から飲料缶等を供給するので、あらかじめ貯蔵済みの飲料缶等を退けることなく新たな飲料缶等を供給することができる。また、下部移動棚を用いて飲料缶等を貯蔵する必要がないときは、下部移動棚を第1の棚板下部に近接して収納できるので、飲料缶等以外の貯蔵物を貯蔵するスペースを得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における、上部移動棚3及び下部移動棚7が収納状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。図2は本実施形態1における、上部移動棚3及び下部移動棚7が使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。図3は本実施形態1における、上部移動棚3及び下部移動棚7が収納状態の貯蔵棚30を示す側面図である。また、図4は本実施形態1における、上部移動棚3及び下部移動棚7が使用状態の貯蔵棚30を示す側面図である。以下、これら図1〜図4を用いて本実施形態1における貯蔵棚30について説明する。
本発明の第1の棚板に相当する例えば樹脂製の棚板1には、長方形に開口された開口部2が形成されている。この開口部2には、開口部2の開口形状に対応した上部移動棚3が設けられている。この上部移動棚3は、図1及び図3に示すように収納状態においては開口部2内に収納され、開口部2を閉じている。また、開口部2には、上部移動棚3の上面高さと棚板1の上面高さを合わせるようにH形状に形成された上部移動棚ガイド4が設けられている。上部移動棚3には、上部移動棚3を上部移動棚ガイド4上で摺動させる際に使用する長穴形状の指掛け用穴5が形成されている。また、上部移動棚3の下部には傾斜脚6が設けられている。傾斜脚6の下面は傾斜しており、図2及び図4が示すように上部移動棚3が使用状態においては上部移動棚3上面が緩やかに開口部2側に向かって下るようになっている。上部移動棚3を使用状態にすることにより、開口部2が開く。
棚板1の下部には、略直方体の箱形形状をした下部移動棚7が設けられている。この下部移動棚7には、下部移動棚7の内部を摺動し、図に示す手前方向に伸縮自在な下部移動棚伸縮部8が設けられている。この下部移動棚伸縮部8は手前側に上向きに折り曲げられたストッパ部9を有し、断面略L形状をしている。また、下部移動棚7は、下部移動棚7の奥側に設けられた回転支持軸10を介して、下部傾斜ガイド11と回転自在に接続されている。下部傾斜ガイド11は、回転支持軸12を介して下部垂直ガイド13と回転自在に接続されている。下部垂直ガイド13は、棚板1下部の開口部2奥側に設けられた回転支持軸14を介して、棚板1と回転自在に接続されている。つまり、回転支持軸10、下部傾斜ガイド11、回転支持軸12、下部垂直ガイド13及び回転支持軸14によって構成されるリンク機構15により、下部移動棚7は棚板1に可動自在に継合されている。
棚板1の手前側側面には、フック16が設けられている。また、下部移動棚伸縮部8の折り曲げ部にはフック掛合部17が設けられている。図1及び図3に示すように、下部移動棚7収納状態においては、フック16にフック掛合部17を掛合することによって、下部移動棚7等は棚板1の下部に近接して保持されている。フック16及びフック掛合部17により下部移動棚7等を保持することにより、ワンタッチで下部移動棚7を使用状態にすることができる。
図2及び図4に示すように、下部移動棚7使用状態においては、下部移動棚伸縮部8が引き出された状態の下部移動棚7の手前側は、棚板1の下方に設けられた本発明の第2の棚板に相当する棚板18に支持され、緩やかに手前側に向かって下るように傾斜した状態で設けられる。下部移動棚7の奥側で下部移動棚7の荷重を支持するリンク機構15は、下部垂直ガイド13は垂直方向に、下部傾斜ガイド11は傾斜した状態で各々配置される。なお、図3及び図4に示す背面板19は、本実施形態1における貯蔵棚30を冷蔵庫又は収納庫28に設けた際の、冷蔵庫又は収納庫28の背面板である。
図5は、本実施形態1における下部移動棚7の組立工程図である。また、図6は本実施形態1における上部移動棚3の組立工程図である。この図5及び図6を用いて、下部移動棚7及び上部移動棚3の収納状態から使用状態までの組立工程について説明する。下部移動棚7が棚板1の下部に近接して設けられている下部移動棚7収納時の状態(工程1)から、図に示す矢印方向に下部移動棚伸縮部8を引き出し、フック16からフック掛合部17を外す(工程2)。さらに、下部移動棚伸縮部8を全て引き出して、下部移動棚7を下ろす。その後、下部移動棚伸縮部8の手前部分を棚板18上面に着座させ、下部移動棚7が緩やかに手前側に向かって下るように傾斜した状態に設ける(工程3)。次に、上部移動棚3に形成された指掛け用穴5に指を掛けて上部移動棚3を持ち上げ(工程4)、図に示す矢印方向に上部移動棚3を上部移動棚ガイド4上で摺動させる(工程5)。その後、上部移動棚3下部に設けられた傾斜脚6を棚板1の上面に着座させ、上部移動棚3が緩やかに開口部2側に向かって下るように傾斜した状態に設ける(工程6)。また、工程6→工程1の手順で作業することにより、下部移動棚7及び上部移動棚3を収納状態に戻すことができる。
なお、棚板1と下部移動棚7はリンク機構15により継合したが、棚板1と下部移動棚7を例えばシート部材で係合する等種々の方法が可能である。上部移動棚3の可動方法も摺動に限定するものではない。本実施形態1では樹脂により棚板1を製作したが、これに限らすガラス、ステンレス等さまざまな材質での製作が可能である。また、本実施形態1では、下部移動棚7収納状態にフック16及びフック勘合部15を用いて下部移動棚7等を保持したが、その他の保持手段を設けることもできる。
図7は、本実施形態1における下部移動棚7保持方法の別の一例である。棚板1の下部と下部移動棚7には、互いに対応する位置に保持部材22が設けられている。この保持部材22は、例えば磁石やマジックテープ(登録商標)等である。この保持部材22により下部移動棚7等は棚板1の下部に近接して保持されている。この下部移動棚7の保持方法を用いても、ワンタッチで下部移動棚7を使用状態にすることができる。また、フック16及びフック勘合部15とこの保持方法を併用することで、より確実に下部移動棚7を保持できる。
次に、図4を用いて飲料缶20の貯蔵方法について説明する。上部移動棚3上面の手前側に飲料缶20を供給すると図に示す矢印の方向へ傾斜に沿って缶は転がって行く。開口部2に到達した飲料缶20は開口部2を通過し、下部垂直ガイド13及び下部傾斜ガイド11に沿って、棚板1の下側に移動する。その後、下部移動棚7の上面及び下部移動棚伸縮部8の上面を転がり、ストッパ部9に到達して停止する。さらに、追加して飲料缶20を順々に上部移動棚3上面の手前側に供給していくと、飲料缶20は数珠繋ぎに貯蔵されていき、下部垂直ガイド13、下部傾斜ガイド11及び上部移動棚3の上面が満杯になるまで飲料缶20を貯蔵することができる。
数珠繋ぎに飲料缶20が貯蔵された状態において、ストッパ部9に到達して停止している飲料缶20を手21で掴んで取り出すと、取り出した飲料缶20の後ろに数珠繋ぎに並んでいた飲料缶20が全て転がり下りてくる。その後、取り出された飲料缶20の隣に貯蔵されていた飲料缶20がストッパ部9に到達したところで停止する。つまり、ストッパ部9に到達して停止している下部移動棚伸縮部8上面の飲料缶20を取り出すと、上部移動棚3の上面手前側に貯蔵されている飲料缶20が順次減っていくことになる。
このように構成された棚においては、飲料缶20を開口部2から供給することで、あらかじめ貯蔵してあった飲料缶20の奥側に新しく供給した飲料缶20を貯蔵することができる。飲料缶20の取り出しは、ストッパ部9に到達して停止している手前側の飲料缶20を簡単にとりだせるので取り出しの手間を省くことができる。
飲料缶20を貯蔵する際には、棚板1に飲料缶20の貯蔵に適した貯蔵場所を簡単に設けることができる。また、飲料缶20を貯蔵しない場合は、下部移動棚7を棚板1の下部に簡単に収納することができる。つまり、使用者の用途によって自由に貯蔵物に適したスペースを棚板1と棚板18の間に作ることができる。
また、先に貯蔵していた缶は手前にあり、後から入れた缶ほど奥側にあるので、先に貯蔵した缶と後から貯蔵した缶の識別が容易にでき、缶の新旧の間違えを防ぐことができる。たとえば冷蔵庫の場合、先に入れて良く冷えた缶と後から入れてまだあまり冷えていない缶との識別を簡単にすることができる。収納庫の場合、先に買った購入年月日の古い缶と後から買い足した購入年月日の新しい缶との識別を簡単にすることができる。
下部移動棚7使用状態において、上部移動棚3を緩やかに開口部2側に向かって下るように傾斜した状態に設けたので、飲料缶20を上部移動棚3の上面手前側に供給するだけで、飲料缶20を開口部2から供給することができ、飲料缶20の供給が容易になる。また、下部移動棚7収納状態においては、上部移動棚3を開口部2に収納することで、棚板上面が平面となり、棚板1上に貯蔵スペースを作ることができる。また、上部移動棚3に指掛け用穴5が形成されているので、上部移動棚3の摺動が容易となる。さらに、取っ手のように突出しないので、上部移動棚3上に貯蔵物を貯蔵する際の邪魔にならない。
下部移動棚伸縮部8を設けたので、フック16及びフック掛合部17の掛合や取り外しが容易となる。また、棚板1と棚板18との距離に合わせて下部移動棚7の傾斜角度を所望の傾斜角度に調整できる。また、下部移動棚7収納状態において、下部移動棚7等の保持にフック16及びフック掛合部17を用いたことにより、ワンタッチで下部移動棚7を使用状態にすることができる。
また、棚板1の下部と下部移動棚7に、互いに対応する位置に保持部材を設け、この保持部材により下部移動棚7等を棚板1の下部に近接して保持しても、ワンタッチで下部移動棚7を使用状態にすることができる。
下部移動棚7使用状態において、下部移動棚伸縮部8の手前部分を棚板18上面に着座させ、下部移動棚7を緩やかに手前側に向かって下るように傾斜した状態に設けたので、下部移動棚7を所望の角度に支持する支持部材が必要なく、構造を簡単にすることができる。
なお、本実施形態1では飲料缶20の貯蔵について説明したが、これに限らず、略円筒形状を有する貯蔵物であれば同様に下部移動棚7を使用して貯蔵することができる。また、本実施形態1では飲料缶20を上部移動棚3上面の手前側から供給し、奥側に形成された開口部2を通過して下部移動棚7上面及び下部移動棚伸縮部8上面手前側に貯蔵される構造をとった。しかし、これに限らず、本実施形態1の棚が設けられる冷蔵庫又は収納庫の形態によって棚の利用がしやすいように、上部移動棚3、開口部2、下部移動棚7及び下部移動棚伸縮部8を横向きに設けてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、下部移動棚7を使用する状態においては、下部移動棚伸縮部8の手前部分を棚板18上面に着座させる構成とした。しかし、棚板1と棚板18の距離が遠い場合、実施形態1の構成をとることは難しい。棚板1と棚板18の距離が遠い場合、以下の構成とすることで本発明を実施することができる。なお、本実施形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一機能については同一の符号を用いて述べることとする。
図8は、この発明の実施の形態2における、上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。棚板1と下部移動棚7は本発明における支持構造の1例であるリンク機構23によって継合されている。このリンク機構23は、リンク部材23a及び回転支持軸23bで構成されている。リンク部材23aはそれぞれ一端が回転支持軸23bに回転自在に接続されている。また、リンク部材23aの他端は、それぞれ棚板1の下面及び下部移動棚7の側面に回転自在に接続され、棚板1と下部移動棚7を継合している。
図9は本実施形態2における貯蔵棚30の正面図であり、(1)が上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の正面図、及び(2)が上部移動棚3及び下部移動棚7使用時の正面図である。また、図10は本実施形態2における下部移動棚7の組立工程図である。下部移動棚7使用状態においては、リンク機構23は伸びた状態となり、下部移動棚7を所定の角度に支持し、飲料缶20を含めた下部移動棚7等の荷重を支える。下部移動棚7収納状態においては、リンク機構23は、下部移動棚7の下方の貯蔵スペースにはみ出さないように鋭角に折り曲がっている。
このように構成された棚においては、棚板1と棚板18の距離に関する制約を受けることがないので、棚板1と棚板18の距離が遠い場合でも本発明に係る貯蔵棚30を配置できる。つまり、棚板1のみで下部移動棚7を使用できるので、冷蔵庫又は収納庫28の庫内のあらゆるスペースに本発明に係る貯蔵棚30を配置できる。したがって、使い勝手がさらに良くなる。
なお、本実施形態2では、支持構造としてリンク機構23を用いたが、柔軟性のある樹脂材や繊維等で編み込んだベルト等の帯状部材を用いることも可能である。また、棚板18が下部移動棚伸縮部8を支持できる位置に設けられているときは、棚板18及び支持構造を併用することで、より確実に下部移動棚伸縮部8を支持できる。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3における、上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。また、図12はこの発明の実施形態3における下部移動棚7の組立工程図である。本実施形態3は本発明における支持構造の別の一例であり、実施の形態2のリンク機構23に換わって、略コの字形状の支持部材24が設けられている。支持部材24は、支持バー24a及び接続バー24bから構成されている。支持バー24aの両端部には接続バー24bの一端が回転自在に接続され、略コの字形状を形成している。また、接続バー24bの他端は棚板1の下面に回転自在に接続されている。
下部移動棚7収納状態においては、支持バー24aは下部移動棚7に密着して配置されている。下部移動棚7を使用状態にすると、支持バー24a及び接続バー24bは、接続バー24bの棚板1側の取り付け部を中心に回転しながら、下部移動棚7に追従する。接続バー24bが垂直方向になったとき、支持バー24aは下部移動棚7の下面を支持し、下部移動棚7を所定の角度に支持する。
このように構成された棚においては、実施形態2のリンク機構と比較して、支持構造に用いられている回転自在の接続箇所を少なく構成できるので、回転自在の接続箇所の摩耗による故障などの発生を少なくできる。なお、支持バー24aが下部移動棚7に追従する構造としては、例えば下部移動棚7と支持バー24aの間にスライドガイド等を設けて摺動させる、又は磁力により追従する等種々の構造が可能である。また、略コの字形状の支持部材24に換わる支持部材として、ヒモやワイヤ等の紐状部材を用いて下部移動棚7を吊っても良い。
実施の形態4.
図13は、この発明の実施の形態4における、上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。また、図14は本実施形態4における貯蔵棚30の正面図であり、(1)が上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の正面図、及び(2)が上部移動棚3及び下部移動棚7使用時の正面図である。本実施形態4における貯蔵棚30の基本構成は、実施の形態2と同様であるが、新たに下部移動棚7の両側面に脱輪防止ガイド25が設けられている。脱輪防止ガイド25は下部移動棚7の両側面に設けられた回転支持軸26に回転自在に取り付けられている。尚、脱輪防止ガイド25、回転支持軸26は下部移動棚7の両側面に独立して配置されている。また、上部移動棚3が設けられている領域を除く棚板1上面には、振動を抑制するために例えば高分子材料からできたシート状の防振材27が貼り付けられている。
下部移動棚7収納状態においては、図14(1)に示すようにリンク機構23が鋭角に折れ曲がる動作に連動して脱輪防止ガイド25もリンク機構23側に倒れ、収納される。下部移動棚7使用状態においては、図14(2)に示すようにリンク機構23が伸びる動作に連動して脱輪防止ガイド25も立ち上がる。
また、脱輪防止ガイド25が立ち上がった状態における、下部移動棚7上面から脱輪防止ガイド25上端までの高さは、以下のように求められる。飲料缶20の胴体部最大半径と飲料缶20の縁部の半径との差をαmmとする。飲料缶20が開口部2を通過し、下部移動棚7上面を転がる際に弾んで飛び上がる高さをβmmとする。両者を加えたα+βmmを脱輪防止ガイド25の高さとする。なお、本実施形態4では、飲料缶20が開口部2を通過し、下部移動棚7上面を転がる際に弾んで飛び上がる高さを実験により求めβを決定し、α+β≧11とした。
このように構成された棚においては、下部移動棚7の両側面に脱輪防止ガイド25を設けたので、飲料缶20を貯蔵する過程で下部移動棚7から落下することを防止できる。また、脱輪防止ガイド25を回転自在に取り付けたので、下部移動棚7収納時は薄く折りたたむ事ができる。
飲料缶20は約200g〜370gと重量があり、棚板1の高さから下部移動棚7の高さまで落下する際に衝突振動の音を発する。この衝突の振動が棚板1に伝わり、棚板1をスピーカーのように振動させ共振音を出すことがある。しかし、防振材27を棚板1上面に貼り付けたので、飲料缶20落下の衝突による共振音の発生を防止することができる。したがって、飲料缶20の供給や取り出しを静かに実施することができる。なお、本実施形態4では棚板1上面に防振材27を貼り付けたが、棚板1の上面及び下面の少なくとも一方に防振材27を貼り付けることで、飲料缶20落下の衝突による共振音の発生を防止することができる。
実施の形態5.
図15は、本発明における上記実施の形態1〜実施の形態4に記載のいずれかの貯蔵棚30を設けた冷蔵庫又は収納庫28の一例である。また、図16はこの冷蔵庫又は収納庫28の側面断面模式図である。
冷蔵庫又は収納庫28の最上段に本発明における貯蔵棚30が設けられている。図16に示すように、最上段の棚は目線の関係で奥まで見通しが悪いため、有効に活用できていない。しかし、本発明における上記実施の形態1〜実施の形態4に記載のいずれかの貯蔵棚30を冷蔵庫又は収納庫28の最上段に設けることにより、飲料缶20の収納は見通しの良い手前部分で行うことができ、また貯蔵は見通しの悪い奥側まで利用することができる。したがって、従来は有効に活用できていなかった最上段奧のスペースを有効に活用することができる。
実施の形態6.
図17は、本発明における上記実施の形態1〜実施の形態4に記載のいずれかの貯蔵棚30を設けた冷蔵庫又は収納庫28の別の一例である。本発明における貯蔵棚30が全ての段に設けられている。また、各貯蔵棚30には下部移動棚7が2つ設けられている。
このように構成することで、上下の棚の間隔に関係なく、飲料缶20の貯蔵を効率良く行うことができる。また、下部移動棚7を使用しない場合は折りたたんで平面にすることで、通常の棚として利用できるので、使い方の自由度が高くなる。したがって、使い勝手を良くすることができる。
この発明の実施の形態1における上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態1における上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態1における上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の貯蔵棚30を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す側面図である。 この発明の実施の形態1を示す下部移動棚7の組立工程図である。 この発明の実施の形態1を示す上部移動棚3の組立工程図である。 この発明の実施の形態1における下部移動棚7保持方法の別の一例である。 この発明の実施の形態2における上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態2を示す貯蔵棚30の正面図であり、(1)が上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の正面図、及び(2)が上部移動棚3及び下部移動棚7使用時の正面図である。 この発明の実施の形態2を示す下部移動棚7の組立工程図である。 この発明の実施の形態3における上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態3を示す下部移動棚7の組立工程図である。 この発明の実施の形態4における上部移動棚3及び下部移動棚7使用状態の貯蔵棚30を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態4を示す貯蔵棚30の正面図であり、(1)が上部移動棚3及び下部移動棚7収納状態の正面図、及び(2)が上部移動棚3及び下部移動棚7使用時の正面図である。 この発明の実施の形態1〜実施の形態4に記載のいずれかの貯蔵棚30を設けた冷蔵庫又は収納庫28の一例である。 図15に示す冷蔵庫又は収納庫28の側面断面模式図である。 この発明の実施の形態1〜実施の形態4に記載のいずれかの貯蔵棚30を設けた冷蔵庫又は収納庫28の別の一例である。
符号の説明
1 棚板、2 開口部、3 上部移動棚、4 上部移動棚ガイド、5 指掛け用穴、6 傾斜脚、7 下部移動棚、8 下部移動棚伸縮部、9 ストッパ部、10 回転支持軸、11 下部傾斜ガイド、12 回転支持軸、13 下部垂直ガイド、14 回転支持軸、15 リンク機構、16 フック、17 フック掛合部、18 棚板、19 背面板、20 飲料缶、21 手、22 保持部材、23 リンク機構、23a リンク部材、23b 回転支持軸、24 支持部材、24a 支持バー、24b 接続バー、25 脱輪防止ガイド、26 回転支持軸、27 防振材、28 冷蔵庫又は収納庫、30 貯蔵棚。

Claims (14)

  1. 略円筒形状を有する貯蔵物が通過可能な開口部を有する第1の棚板と、
    該第1の棚板下部に可動自在な下部移動棚とを備え、
    前記下部移動棚は、
    収納状態においては、前記第1の棚板下部に近接して設けられ、
    使用状態においては、前記開口部を通過した貯蔵物が所定の方向に移動するように傾斜して設けられたことを特徴とする貯蔵棚。
  2. 前記第1の棚板は、その上部に上部移動棚を備え、
    該上部移動棚は、
    前記開口部を開閉自在に可動でき、
    収納状態においては、前記開口部を閉じるように設けられ、
    使用状態においては、前記貯蔵物が前記上部移動棚上を移動して前記開口部を通過するように傾斜して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の貯蔵棚。
  3. 前記下部移動棚は、ストッパ部が設けられた伸縮自在の下部移動棚伸縮部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貯蔵棚。
  4. 前記下部移動棚は、
    使用状態においては、
    所定の間隔で前記第1の棚板の下方に設けられた第2の棚板に支持されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の貯蔵棚。
  5. 前記第1の棚板の下部及び前記下部移動棚の上部には、互いに対応する位置に保持部材が設けられ、
    前記下部移動棚が収納状態においては、
    前記下部移動棚は前記保持部材により保持されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の貯蔵棚。
  6. 前記保持部材は、磁石及びマジックテープ(登録商標)のうち少なくとも一方からなることを特徴とする請求項5に記載の貯蔵棚。
  7. 前記ストッパ部は、フック又はフック掛合部の一方を有し、
    前記第1の棚板は、前記下部移動棚が収納状態での前記フック又は前記フック掛合部の一方と整合する位置に、前記フック又は前記フック掛合部の他方を有し、
    前記下部移動棚が収納状態においては、
    前記下部移動棚は前記フックを前記フック掛合部に掛合して保持されることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の貯蔵棚。
  8. 前記下部移動棚は、
    使用状態においては、
    前記下第1の棚板に設けられた支持構造により所定の傾斜角度に支持されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の貯蔵棚。
  9. 前記支持構造は、
    前記第1の棚板及び前記下部移動棚を継合するリンク機構、前記第1の棚板及び前記下部移動棚を継合する帯状部材、両端部を前記下第1の棚板に回転自在に接続された略コの字形状の支持部材、及び両端部を前記下第1の棚板に接続された紐状部材のうち少なくとも一方からなることを特徴とする請求項8に記載の貯蔵棚。
  10. 前記上部移動棚には指掛け用穴が備えられたことを特徴とする請求項2〜請求項9のいずれかに記載の貯蔵棚。
  11. 前記第1の棚板に防振材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の貯蔵棚。
  12. 前記下部移動棚の両側縁部に貯蔵物の脱輪防止ガイドを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の貯蔵棚。
  13. 請求項1〜請求項12に記載のいずれかの貯蔵棚を少なくとも1つ庫内に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  14. 請求項1〜請求項12に記載のいずれかの貯蔵棚を少なくとも1つ庫内に設けたことを特徴とする収納庫。
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