JP4393764B2 - ダクトカバー取付構造及びその取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンジフードファンの排気ダクトを室内から視認不能に隠蔽するダクトカバー取付構造及びその取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンジフードファンのダクトカバーには、フードの天板に固定される下部カバーと、その下部カバーに外嵌されて昇降動し室天井に固定する上部カバーとで構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−18912号公報(第1頁、第1図〜第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術では、下部カバーがフードの天板、上部カバーが室天井に各々固定されるため、取り外しができない。そのため、排気ダクトやその接続部、下部カバー内に収容されるフード天板上の送風機ユニット等を保守点検できない。
また、下部カバー、上部カバーが共に筒状を呈しているため、フードの設置及び排気ダクトの配管施工工事と併行して両カバーを組付ける必要が生じ、後付けできない。そのため、ダクトカバーの組付作業も非常に面倒であった。
【0005】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、着脱可能で後付もできるダクトカバー及びその取付方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術手段は、一つには、フードの天板上に露出する排気ダクトのカバー取付構造であって、カバー本体を上下面及び室側壁に相対する面を開放する平面視形状に形成し、該カバー本体の対向する側面部分に内向きフランジが設けられ、左右一対の係合部を連結部で連結した止め金具の前記連結部が室壁に取り付けられることで、前記室壁に前記左右一対の係合部を前記内向きフランジの間隔よりも広い間隔をもって垂直状に取り付け、前記内向きフランジを前記係合部に係脱可能に係合させることを特徴とする。
【0007】
また一つには、前述した特徴に加えて、前記フードの天板にカバー本体の移動防止手段を設けていることを特徴とする。更には、その移動防止手段がカバー本体下端の落とし込み凹部であることを特徴とする。
【0008】
また一つには、前述した特徴に加えて、前記係合部は下側に向かう内向きの傾斜面を有していることを特徴とする。更には、前記傾斜面は、前記連結部を前記室壁である室側壁に取り付けた際、前縁および下縁部分に各々配置されるように側面視L字状に形成されることを特徴とする。前記傾斜面は、前記連結部を前記室壁である室天井に取り付けた際、下縁、後縁に相当する部分に各々配置されるように側面視L字状に形成されることを特徴とする。
【0009】
また、ダクトカバーの取付方法として、上下面及び室側壁に相対する面を開放する平面視形状の下カバーと上カバーとからカバー本体を構成し、下カバーに対して上カバーが内嵌または外嵌されてその上カバーを昇降動可能とする構成とし、前記上カバーの対向する側面部分には内向きフランジが設けられ、左右一対の係合部を連結部で連結した止め金具の前記連結部が室壁に取り付けられることで、前記室壁に前記左右一対の係合部を前記内向きフランジの間隔よりも広い間隔をもって垂直状に取り付け、フード設置後にフードの天板に形成されている落とし込み凹部に前記下カバーの下端を移動不能に載置し、下カバーに対する上カバーのオーバーラップ量を可変させ、その可変状態で上カバーの対向する内向きフランジを前記室壁に取り付けた係合部に室内から係脱可能に係合させることを特徴とする。
【0010】
本発明におけるカバー本体は、長さが可変しないタイプ、下カバーに対して上カバーを昇降動可能に嵌合して長さを可変するタイプを包含するものである。また、カバー本体の前記平面視形状とは、コの字状、略コの字状、更には対向する1対の側面間の連絡面を湾曲面等、平面ではない面で連絡した平面視形状を包含するものである。
【0011】
上記の特徴によると、配管施工されている排気ダクトを収容するようにカバー本体を載置し、該カバー本体を室壁に着脱可能に後付けすることができる。そして、必要時に外し、排気ダクトやその接続部、更にはフード上の送風機ユニット等を保守点検することができる。その上、フードの天板にカバー本体の移動防止手段を設けていると更に好適なものになる。これによると、カバー本体の下端が移動しないため、安定し、着脱手段部分に余分な負荷を掛けない。更に、移動防止手段がカバー本体下端の落とし込み凹部であると最適なものである。これによると、カバー本体の下端がスッポリ納まり、簡単構造で安定させることができる。
【0012】
方法にあっては、上下面及び室側壁に相対する面を開放した平面視形状の下カバーと上カバーとからカバー本体を構成し、下カバーに対して上カバーが内嵌または外嵌されてその上カバーを昇降動可能とする構成とし、フード設置後にフードの天板に形成されている落とし込み凹部に前記下カバーの下端を移動不能に載置し、下カバーに対する上カバーのオーバーラップ量を可変させて、その可変状態で上カバーの対向する側面部分を室壁に設けた係合部に室内から係脱可能に係合させることができる。
【0013】
上記手段では、下カバーを、設置後のフード天板に形成されている落とし込み凹部に移動不能に落とし込み状に載置し、上カバーを上昇させて室壁に設けた係合部に同カバーの対向する側面部分を室内から係合させる。これにより、ダクトカバーのセットは完了する。
そして、必要時にはカバー本体を係合部から抜き取り、落とし込み凹部から引き抜けば取り外せる。
前記係合部の具体的な構成は、前記請求項1で記載する具体構成を参照。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図11は本発明ダクトカバー及びその取付方法の第1の実施の形態を示し、図12は同第2の実施の形態を、図13及び図14は同第3の実施の形態を各々示している。
まず、第1の実施の形態について説明すると、符号1はダクトカバー、2はフード、3は排気ダクト、4は送風機ユニットである。
【0015】
ダクトカバー1は、下カバー11とその下カバー11に内嵌されて昇降動可能とする上カバー21とからなるカバー本体31と、止め金具41とを備えている。
【0016】
下カバー11は、図4、図5等に示すように、上下面及び室側壁c1と相対する面を開放した平面視コの字状を呈し、その開放下縁に内向きフランジ11a、11aを折曲形成すると共に、開放側縁にコの字状の折込フランジ11b、11bを内向きに折曲形成してなり、この内向きフランジ11a、11aを含む下端部分がフード2の天板2aに形成した落とし込み凹部22に落とし込み状に載置されるようになっている。
【0017】
上カバーは21、同図4等に示すように、下カバー11と同様に上下面及び室側壁c1に相対する面を開放した平面視コの字状を呈し、その対向する両側面21b、21bの開放上縁に内向きフランジ21a、21aを折曲形成すると共に、同両側面21b、21bの開放側縁にも内向きフランジ21c、21cを折曲形成し、その開放側縁の内向きフランジ21c、21cが前記折込フランジ11b、11bに挿入されて下カバー11に対して昇降動可能に案内されるようになっており、その開放側縁の上端部と開放上縁の開放側縁側の端部の所定範囲には内向きフランジ21a、21a、21c、21cを設けず、開放上縁、開放側縁をそのまま露出させた無フランジ部になっている。
【0018】
止め金具41は、左右1対の係合部41a、41aを連結部41bで連結した構成になっている。
その1対の係合部41a、41aは、前記上カバー21における対向する内向きフランジ21a、21a間隔よりも若干広い間隔をもって垂直状に室壁C(室側壁c1または室天井c2)に取付られる1対のガイド面である(図3、図4、図5等参照)。
そして、この止め金具41は、同図3〜図5等に示すように両ガイド面41a、41a間に亘って両ガイド面41a、41aの一縁に取付部として前記連結部41bを架設状に設けて同一体に形成され、各々のガイド面41a、41aに傾斜面41cを形成している。
【0019】
前記傾斜面41cは、図1、図6に示すように、前記連結部41bを室壁である室側壁c1に取付た際、前縁、下縁に相当する縁部分に、また図2、図9に示すように、同連結部41bを室壁である室天井c2に取付た際、下縁、後縁に相当する縁部分に各々配置されるように側面視L字状の形態をもって形成されている。
また、この傾斜面41c各々は、下側に向かう内向き傾斜状にして、上カバー21を上昇させた際、同上カバー21の対向する内向きフランジ21a、21aを、上カバー21の上昇力を受けて同上カバー21を弾性的に外側に拡開変形させつつ上方に案内させる機能を有するものである(図7(b)、図10(b)参照)。
【0020】
連結部41bは、図3に示すように、連結部41bを室天井c2に取り付けた際、両長縁に補強フランジ41b−1を折曲形成した扁平コの字状を呈し、ガイド面41aとの連設部分である折り曲げ部の前半部に一段低い切欠き41b−2を切欠形成している(図2、図3)。
【0021】
前記止め金具41は、室側壁c1に取り付けられる場合には、図6に示すように下カバー11における開放上縁の前記無フランジ部に対応する上下の位置関係になるように室天井c2とのコーナー部分に連結部41bをネジ100止めされる。
また、その止め金具41が、室天井c2に取り付けられる場合には、図9に示すように下カバー11における開放上縁の前記無フランジ部にガイド面41aの後半部が対応する上下の位置関係になるように室側壁c1とのコーナー部分に同様にネジ(図示せず)止めされる。
【0022】
フード2は、図1、図2に示すように、下方を開放した扁平箱状を呈してなり、一段低い凹窪部12底に係脱可能に係合したグリスフィルター32のその下方に4縁との間に吸引空間52を確保する整流板42を配設し、その整流板42の後方に遠隔操作用の受光ボックス62を設けた構成になっている。
【0023】
また、そのフード2はその天板2aの所定範囲に開口5を開設し、その開口5に連絡口14を連通させて同天板2a上に送風機ユニット4を設置して、前記グリスフィルター32で油脂分等が吸着除去された廃ガスを送風機ユニット4に接続される排気ダクト3から室外に排気するようになっている。
【0024】
前記送風機ユニット4は、前記連絡口14を下面に開口し、上面に排気ダクト3の接続筒34を突設したユニットボックス24内にケーシング44と共にシロッコファン54を内蔵し、前面を開放可能な蓋体(図示せず)で閉蓋している。
【0025】
前記フード2の天板2aには、図1、図2、図4に示すように、送風機ユニット4よりも一回り大きな範囲に平面視逆向きコの字状をもって移動防止手段として前記落とし込み凹部22を凹設してある。
【0026】
以上のように構成されているダクトカバーの取付方法は、フード2を設置し、排気ダクト3の配管工事後に、フード2の天板2aに形成されている落とし込み凹部22にカバー本体31の下カバー11の下端を落とし込んで移動不能に載置し(図4、図5)、上カバー21を引き上げて、室側壁c1に取付けられている止め金具41の1対のガイド面41a、41aの下縁に形成されている傾斜面41c、41cで対向する内向きフランジ21a、21aの後端部分を案内させつつ同上カバー21を弾性的に拡開変形させて上昇させ、ガイド面41a、41aを通過した時点で上カバー21が復元して内向きフランジ21a、21aをガイド面41a、41a各々の上縁に引っ掛かるように係合させる(図6、図7(a)(b)(c)、図8)。
これによって上カバー21は下カバー11に対するオーバーラップ量を可変して、室天井c2まで上昇した高さ位置で排気ダクト3及び送風機ユニット4を室内から隠蔽した状態で支持される。
室天井c2に前記止め金具41が取付けられている場合には、同様に上カバー21を引き上げて、1対のガイド面41a、41aの下縁に形成されている傾斜面41c、41cで対向する内向きフランジ21a、21aの後端部分を案内させつつ同上カバー21を弾性的に拡開変形させて同上カバー21を上昇させ、その内向きにフランジ21a、21aの後端部分をガイド面41a、41aの前記切欠き41b−2によって一段低くなった上縁部分に引っ掛かるように係合させる(図9、図10(a)(b)(c)、図11)。
【0027】
この係合状態の止め金具41は、室内から視認不能に覆われ、内装的美観を損なうことはない。
そして、必要時にダクトカバー1を取り外す時には、手前に引き出しながら落とし込み凹部22から抜き取れば良いものである。
また、係合状態をより強くするために、ガイド面41a、41aと上カバー21の側面21b、21bとをネジ100止めするのも良いものである(図7(c)、図10(c))。
尚、室側壁c1の中途高さに止め金具41を取付けて、少なくとも室側壁c1から室外に向けて配管される排気ダクト3を覆うものであっても良いものである。
【0028】
次に図12に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、前記下カバー11に対して上カバー21を昇降動可能に嵌合させて構成したカバー本体31のその下カバー11の下端をフード天板2aに形成した落とし込み凹部(図示せず)に移動不能に載置し、上カバー21を、排気ダクト3を隠蔽するように所定高さ引き上げ、室天井c2との間に確保した空間を利用して上カバー21の開放側縁に折曲形成されている前記内向きフランジ21c、21c上端部分をネジ100止めして着脱可能にするものである。
【0029】
この実施の形態ではそのネジ100を外せば、容易にダクトカバー1を抜き取ることができるし、止め金具41を使用しないため、ローコストである。
【0030】
次に図13及び図14に示す第3の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、長さが可変しない定尺寸法のカバー本体51の下端をフード天板2aに形成した落とし込み凹部(図示せず)に移動不能に載置し、カバー本体51の開放側縁に折曲形成した内向きフランジ51a、51aを、室側壁c1の中途高さに取付けた係合部41dに係脱可能に係合するものである。
【0031】
係合部41dは、前記内向きフランジ51a、51aが弾性的に係合するものであれば、どのような構造のものでも良く、例えば室側壁c1に取付ける取付部41d−1に弾性係合片41d−2を片持ち状に前方に向けて延設し、その弾性係合片41d−2先端に内向きフランジ51a、51aを室側壁c1方向にガイドするガイド傾斜面41d−3を設け、室内方向前方側から室側壁c1方向への人為的な押し込み力でそのガイド傾斜面41d−3で案内される内向きフランジ51a、51aが係合溝41d−4に係合する構成を挙げることができる(図14(a)(b)(c))。
この実施の形態では、係合部41dの弾性係合力に抗して手前に引き抜けばダクトカバー1を簡単に取り外すことができる(図14(c))。
尚、カバー本体を、下カバーと、その下カバーに昇降動可能に嵌合する上カバーとで構成し、その上カバーをこの実施の形態の係合部で係脱可能に係合させること自由なものである。
【0032】
本発明はフードの天板上に送風機ボックスが設置されているレンジフードファンに限定されるものではなく、フード内の送風機が内蔵されるタイプのレンジフードファンのそのダクトカバーにも等しく有用であるし、その排気ダクトも室天井配管タイプでも等しく使用できるものである。
【0033】
【発明の効果】
本発明は以上のように、カバー本体を上下面及び室側壁に相対する面を開放する平面視形状に形成し、該カバー本体をフードの天板に載せ且つ室壁に室内から着脱可能に取付ているから、必要時に取り外し且つ後付けもできるダクトカバーを提供することができる。
従って、排気ダクトやその接続部、カバー本体内に収容されるフード天板上の送風機ユニット等を保守点検することができる。
また、配管後の排気ダクトを隠すように後付けできるため、フードの設置及び排気ダクトの配管施工工事と併行して組付ける必要性を無くし、ダクトカバーの組付作業が非常に簡単である。
【0034】
しかも、フードの天板にカバー本体の移動防止手段を設けていると、カバー本体の下端が安定するので、着脱手段に負担を掛けず耐久性が向上し、しかもその移動防止手段がカバー本体下端の落とし込み凹部の場合には、構造簡単でカバー本体の下端を安定させることができる。
【0035】
また、方法にあっては、下カバーを、設置後のフード天板の落とし込み凹部に移動不能に落とし込み状に収容し、上カバーを上昇させて室壁に設けた係合部に同カバーの対向する側面部分を室内から係合させるようにしているから、組付けが非常に簡単であるばかりでなく、必要時にはカバー本体を係合部から抜き、落とし込み凹部から引き抜けば良く、取り外しも簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の側面断面図で、室側壁に取付けた止め金具を使用してダクトカバーを取り付けた状態を示す。
【図2】同側面断面図で、室天井に取付けた止め金具を使用してダクトカバーを取り付けた状態を示す。
【図3】止め金具の拡大斜視図。
【図4】カバー本体とフード、排気ダクトの関係を示す分解斜視図。
【図5】上カバーを上昇させる前の状態を示す斜視図。
【図6】室側壁に取り付けた止め金具の係合部(ガイド面)と、上カバーとの位置関係を示す拡大斜視図で要部を示す。
【図7】ダクトカバーの取付状態を示す要部を示す正面拡大断面図。(a)は、上カバーの内向きフランジを係合部(ガイド面)の傾斜面で案内する前の状態を示す。(b)は、その傾斜面で上カバーを弾性的に拡開変形させて内向きフランジを上昇させている状態を示す。(c)は、上カバーが復元し、内向きフランジが係合部(ガイド面)の上縁に引っ掛かかる状態を示す。
【図8】上カバーがその止め金具に引っ掛かっている状態を示す要部の拡大斜視図。
【図9】室天井に取付けた止め金具の係合部(ガイド面)と、上カバーとの位置関係を示す拡大斜視図で要部を示す。
【図10】ダクトカバーの取付状態を示す要部を示す正面拡大断面図。(a)は、上カバーの内向きフランジを係合部(ガイド面)の傾斜面で案内する前の状態を示す。(b)は、その傾斜面で上カバーを弾性的に拡開変形させて内向きフランジを上昇させている状態を示す。(c)は、上カバーが復元し、内向きフランジが係合部(ガイド面)の上縁に引っ掛かかる状態を示す。
【図11】上カバーがその止め金具に引っ掛かっている状態を示す要部の拡大斜視図。
【図12】第2の実施の形態の側面断面図で、室側壁にダクトカバーを着脱可能にネジ止めしている状態を示す。
【図13】第3の実施の形態の側面断面図で、室側壁に取付けた係合部にダクトカバーを係脱可能に係合させている状態を示す。
【図14】ダクトカバーの取付状態を示す要部を示す正面拡大断面図。(a)は、上カバーの内向きフランジを係合部に係合する前の状態を示す。(b)は、内向きフランジが乗り越え部を乗り越えようとする状態を示す。(c)は、その内向きフランジが係合部に係合している状態を示す。(d)は、その内向きフランジを弾性を利用して引き抜いている状態を示す。
【符号の説明】
1:ダクトカバー 2:フード
2a:天板 31、51:カバー本体
C:室壁 c2:室天井
c1:室側壁 41a、41d:係合部
11:下カバー 41c:傾斜面
21:上カバー 22:移動防止手段(落とし込み凹部)
21c、51a:内向きフランジ 41:止め金具
41b:連結部
Claims (7)
- フードの天板上に露出する排気ダクトのカバー取付構造であって、
カバー本体を上下面及び室側壁に相対する面を開放する平面視形状に形成し、
該カバー本体の対向する側面部分に内向きフランジが設けられ、
左右一対の係合部を連結部で連結した止め金具の前記連結部が室壁に取り付けられることで、前記室壁に前記左右一対の係合部を前記内向きフランジの間隔よりも広い間隔をもって垂直状に取り付け、
前記内向きフランジを前記係合部に係脱可能に係合させることを特徴とするダクトカバー取付構造。 - 前記フードの天板にカバー本体の移動防止手段を設けていることを特徴とする請求項1記載のダクトカバー取付構造。
- 前記移動防止手段がカバー本体下端の落とし込み凹部であることを特徴とする請求項2記載のダクトカバー取付構造。
- 前記係合部は下側に向かう内向きの傾斜面を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のダクトカバー取付構造。
- 前記傾斜面は、前記連結部を前記室壁である室側壁に取り付けた際、前縁および下縁部分に各々配置されるように側面視L字状に形成されることを特徴とする請求項4記載のダクトカバー取付構造。
- 前記傾斜面は、前記連結部を前記室壁である室天井に取り付けた際、下縁、後縁に相当する部分に各々配置されるように側面視L字状に形成されることを特徴とする請求項4記載のダクトカバー取付構造。
- 上下面及び室側壁に相対する面を開放する平面視形状の下カバーと上カバーとからカバー本体を構成し、下カバーに対して上カバーが内嵌または外嵌されてその上カバーを昇降動可能とする構成とし、前記上カバーの対向する側面部分には内向きフランジが設けられ、左右一対の係合部を連結部で連結した止め金具の前記連結部が室壁に取り付けられることで、前記室壁に前記左右一対の係合部を前記内向きフランジの間隔よりも広い間隔をもって垂直状に取り付け、フード設置後にフードの天板に形成されている落とし込み凹部に前記下カバーの下端を移動不能に載置し、下カバーに対する上カバーのオーバーラップ量を可変させ、その可変状態で上カバーの対向する内向きフランジを前記室壁に取り付けた係合部に室内から係脱可能に係合させることを特徴とするダクトカバーの取付方法。
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