JP4393455B2 - ガス処理装置 - Google Patents
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Description
図1は、この発明を実施するための実施の形態1によるガス処理装置およびガス処理方法を説明するための図である。図1は、本実施の形態に係るガス処理装置の構成を示した構成図である。図1に示すように、ボンベ1には、フロン代替冷媒などとして用いられるイソブタンなどの被処理ガスが冷蔵庫等から予め回収されて収容されている。被処理ガスは空気と混合させて処理を行うため、ボンベ1から送出される被処理ガス10と混合させるための空気11を供給するためのブロア2が設けられている。また、ブロア2から送出される空気11を加熱するための予熱ヒータ4(加熱手段)が設けられており、加熱された空気11が混合部3において被処理ガス10と混合される。また、当該混合により生成される被処理混合ガス12を酸化分解して酸化分解ガス13に変換するための触媒層5(酸化手段)が混合部3の下流に設けられている。空気11を予熱ヒータ4で加熱する理由は、当該加熱により、触媒層5を触媒活性温度に加熱するためである。また、触媒層5の下流には、酸化分解ガス13を排気14として処理するための排気流路15と、ブロア2の上流に酸化分解ガス13を環流させるための還流路6とが設けられている。また、ブロア2の上流で、還流路6が設けられている地点よりもさらに上流の位置に、空気11を取り込むための給気流路8と給気ダンパー7とが設けられている。給気ダンパー7が開の時は、給気流路8から空気が取り込まれ、給気ダンパー7が閉の時は、還流路6からブロア2に向かって触媒層5を通過した酸化分解ガス13が流れるしくみになっている。なお、給気ダンパー7には、給気ダンパー7の開閉を行うための駆動装置(図示せず)が設けられている。
図2は、この発明を実施するための実施の形態2による可燃性冷媒などのガス処理装置の構成に示す構成図である。図2に示すように、本実施の形態2では、上記実施の形態1の構成に、さらに、被処理ガス濃度センサ21(濃度測定手段)と被処理ガス流量調節器22(ガス濃度調整手段)とを追加した点が異なる。また、本実施の形態においては、給気ダンパー7に設けられている駆動装置(図示せず)が開閉のみを駆動するものではなく、給気ダンパー7の開度の調整も可能なものであるとする。他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同一の構成については同一符号を付して示し、ここではその説明を省略する。
この発明のガス処理装置では、被処理ガス10を定常的に供給して被処理混合ガス12を触媒層5で酸化分解する場合、給気ダンパー7を閉じてガスの全量を循環させると、酸化分解で生じた炭酸ガス(CO2)と水蒸気(H2O)が蓄積されてこれらのガス濃度が上がるとともに、酸化分解で空気中の酸素(O2)が消費されるために酸素濃度が低下し、浄化率が悪化して、最終的には酸化分解ができなくなる。したがって定常運転では連続的に全量循環をさせることはできずに、酸化分解ガス13の一部を還流させ、一部は排気14として排出させて、排出した分の代わりに給気流路8から新鮮な空気11を取り込む必要がある。その還流割合は酸化分解ガス13の中の酸素濃度が低下しない割合にする必要がある。
図1、図2、図4などのように、還流手段を還流路6と給気ダンパー7とで構成した場合、条件によっては還流割合が0〜100%の全範囲で調節できない場合がある。例えば、給気ダンパー7を閉とした場合には、給気流路8からの流入は完全になくなるため全量が還流路6からとなり、還流割合100%が達成できる。給気ダンパー7を開とした場合には、給気流路8と還流路6の両方の経路からの取り込みが可能となり、還流路6の通気抵抗が大きな場合には、ほぼ全量が給気流路8からの取り込みとなり、還流割合0%が実現できる。しかし、給気流路8にゴミ用のフィルタ(図示せず)などを取り付けて通気抵抗を大きくしたりした場合には、一部が還流路6からも流れるために還流割合は0%まで下がらないこともある。
給気ダンパー7を開のまま、循環ダンパー9を開にすると両方が開の状態になり、両方の流路の通気抵抗などによって決まるある還流割合になる。
循環ダンパー9を開のまま、給気ダンパー7を閉にすると、ブロア2が吸い込む空気は全量が還流路6からであり、還流割合は100%となる。
このように、両方のダンパーを開にした場合の還流割合は、各流路の通気抵抗などによって決まるが、このようにダンパーを2つ設置することで還流割合0〜100%が確実に実現できるようになる。
Claims (6)
- 可燃性の被処理ガスと空気とを混合させた被処理混合ガスを通流して酸化させることにより酸化分解ガスを生成する酸化手段と、
前記酸化手段の上流側に設けられ、前記酸化手段に導入するガスを加熱する加熱手段と、
前記酸化手段を通過したガスを前記加熱手段の上流側へ還流する還流手段と
を備え、
前記空気および前記被処理混合ガスのいずれか一方を前記酸化手段に導入し、前記酸化手段を通過したガスを前記環流手段により全量環流させることにより前記酸化手段を予備加熱する
ことを特徴とするガス処理装置。 - 可燃性の被処理ガスと空気とを混合させた被処理混合ガスを通流して酸化させることにより酸化分解ガスを生成する酸化手段と、
前記酸化手段に通流させる前記被処理混合ガスの濃度を測定する濃度測定手段と、
前記濃度測定手段の測定結果に基づいて、前記被処理ガスと前記空気とを混合させるときの前記被処理ガスの濃度を調整するガス濃度調整手段と、
前記酸化手段の上流側に設けられ、前記酸化手段に導入するガスを加熱する加熱手段と、
前記酸化手段を通過したガスを前記加熱手段の上流側へ還流する還流手段と
を備え、
予熱時には、前記ガス濃度調整手段は、前記被処理混合ガスの濃度を前記被処理ガスの燃焼範囲下限値を下回る濃度に調整するとともに、前記還流手段により前記被処理混合ガスを全量還流させる
ことを特徴とするガス処理装置。 - 可燃性の被処理ガスと空気とを混合させた被処理混合ガスを通流して酸化させることにより酸化分解ガスを生成する酸化手段と、
前記酸化手段の上流側に設けられ、前記酸化手段に導入するガスを加熱する加熱手段と、
前記酸化手段を通過したガスを前記加熱手段の上流側へ還流する還流手段と、
前記酸化手段を通過したガスを排気させる排気手段と、
前記還流手段により還流させるガスの量を調整する還流量調整手段と
を備え、
通常運転時には、前記還流量調整手段の調整により前記還流手段により前記ガスの一部のみを還流させて残りは前記排気手段により排気させる
ことを特徴とするガス処理装置。 - 前記還流量調整手段は、
前記被処理混合ガスの温度を測定する温度測定手段と、
前記温度測定手段の測定結果に応じて、前記ガスを還流させる割合を決める還流割合決定手段と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載のガス処理装置。 - 前記還流手段は、
前記酸化手段の下流側と前記加熱手段の上流側とを接続している還流路と、
前記加熱手段の上流側に設けられて空気を供給するための給気流路に設けられた給気ダンパーと
を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のガス処理装置。 - 前記還流手段は、
前記酸化手段の下流側と前記加熱手段の上流側とを接続している還流路と、
前記加熱手段の上流側に設けられて空気を供給するための給気流路に設けられた給気ダンパーと、
前記還流路に設けられた循環ダンパーと
を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のガス処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005378810A JP4393455B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005378810A JP4393455B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | ガス処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007178094A JP2007178094A (ja) | 2007-07-12 |
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CN114307507A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-12 | 江阴联众环保工程有限公司 | 一种用于真空煅烧炉及工艺的有机废气处理系统 |
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- 2005-12-28 JP JP2005378810A patent/JP4393455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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