JP4392896B2 - 長尺体支持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持具取付対象部に対して取付自在に形成した支持具本体を設け、前記支持具本体に、支持対象の長尺体(例えば、配管や、ケーブルや電線等)を受止め支持自在な支持部を設け、前記支持部への前記長尺体の受入口を開閉自在な蓋部の基端部を、前記支持部の一端部に揺動自在に取り付け、前記支持具本体に備えた蓋用被係止部に対して係止自在な係止部を前記蓋部の先端部に設けてある長尺体支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の長尺体支持具としては、係止部と被係止部とが不用意に外れないようにするために、図10に示すように、前記係止部Kは、フック形状部Lを備え、前記被係止部5bは、前記係止部Kを挿入自在な挿通穴部H1と、前記挿通穴部H1に挿入した前記係止部Kを挿入方向に交わる方向にスライド自在なスライド穴部H2(前記挿通穴部H1より小巾)と、前記スライド穴部H2に沿ってスライドさせた前記係止部Kを前記挿入方向に逆行させることで前記係止部Kが係入自在な一対の係入穴部H3とを備えた構成のものがあった。
また、前記係止部Kのフック形状部Lを更に詳しく説明すると、前記挿通穴部H1の巾寸法に対応した広幅部6aを設け、その広幅部6aの基端側に前記スライド穴部H2の巾寸法に対応した狭巾部6bを設け、前記一対の係入穴部H3に各別に嵌入自在な突起部6cを前記広幅部6aの両側部での後端部にそれぞれ設けて構成してある。
そして、当該支持金具によって長尺体を支持するには、前記支持部4に長尺体を載置させた状態で、蓋部6を閉方向に揺動させ、その先端部を前記挿通穴部H1に挿入し、広幅部6aのすべてが通過した段階(挿入段階という)でスライド穴部H2に沿って下方側へスライドさせ(スライド段階という)、前記突起部6cを引き戻しながら前記係入穴部H3に嵌入させる(係合段階という)ことによって、長尺体を囲繞した状態に支持できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の長尺体支持具によれば、広幅部6aと挿通穴部H1、及び、狭幅部6bとスライド穴部H2それぞれの幅寸法を、ほぼ同寸法にしておくことで互いが接当して相互の位置が決まり、前記挿入段階、及び、前記スライド段階に、係止部と被係止部とが横ずれするのを防止できるものの、挿入段階からスライド段階に移る際(又は、係止解除に伴うスライド段階から挿入段階に移る際)には、相互の横ずれを規制することが困難で、係止部の一連の係止操作(又は、係止解除操作)をスムースに実施できない場合があるという問題点がある。
これは、係止部と被係止部との位置関係を目視によって確認しながら係止操作(又は、係止解除操作)する場合には、係止部と被係止部とを適切な位置に合わせながら操作できるから問題となり難いものの、例えば、頭上での操作や、狭い操作環境である場合には、目視確認がしにくいから、相互の位置あわせを実施することが不可能となり、長尺体支持作業の大きな障害になりかねない。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、蓋部の着脱操作をスムースにでき、長尺体の支持作業を効率よく実施できる長尺体支持具を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
2・7・8・9に例示するごとく、支持具取付対象部2に対して取付自在に形成した支持具本体3を設け、前記支持具本体3に、支持対象の長尺体1を受止め支持自在な支持部4を設け、前記支持部4への前記長尺体1の受入口を開閉自在な蓋部6の基端部を、前記支持部4の一端部に揺動自在に取り付け、前記支持具本体3に備えた蓋用被係止部5bに対して係止自在な係止部Kを前記蓋部6の先端部に設けてある長尺体支持具において、前記蓋部6の係止操作、又は、係止解除操作に伴って、前記係止部Kを前記被係止部5bとの適切な係止経路、又は、係止解除経路に誘導する誘導手段Fを設けていてもよい
上記構成によれば、係止部を被係止部に係止(又は、係止解除)させるに際して、前記誘導手段によって適切な経路に誘導することが可能となるので、誰が操作しても、スムースに、且つ、確実に係止操作(係止解除操作)することができる。従って、頭上の作業や、狭間での作業であっても、効率よく蓋着脱作業を実施することが可能となる。
【0006】
2・7・8・9に例示するごとく、前記係止部Kは、フック形状部Lを備え、前記被係止部5bは、前記係止部Kを挿入自在な挿通穴部H1と、前記挿通穴部H1に挿入した前記係止部Kを挿入方向に交わる方向にスライド自在なスライド穴部H2と、前記スライド穴部H2に沿ってスライドさせた前記係止部Kを前記挿入方向に逆行させることで前記フック形状部Lが係入自在な係入穴部H3とを備え、前記誘導手段Fは、前記挿通穴部H1への前記係止部Kの挿入時から、前記係入穴部H3への前記フック形状部Lの係入時を通じて前記係止部Kを誘導自在に形成していてもよい
上記構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、係止部の係止操作が複雑な動きとなることで、支持した長尺体や、当該長尺体支持具に一方向の外力が作用しても不用意に外れることが防止し易い特徴を生かしながらも、蓋部の着脱操作の簡単化を図れるので、着脱し易く、且つ、勝手には外れ難い長尺体支持具とすることが可能となる。
【0007】
そして、本発明の請求項1の特徴構成は、支持具取付対象部に対して取付自在に形成された支持具本体を設け、前記支持具本体に、支持対象の長尺体を受止め支持自在な支持部を設け、前記支持部への前記長尺体の受入口を開閉自在な蓋部の基端部を、前記支持部の一端部に揺動自在に取り付け、前記支持具本体に備えた蓋用被係止部に対して係止自在な係止部を前記蓋部の先端部に設けてある長尺体支持具であって、
前記係止部は、フック形状部を備え、前記被係止部は、前記係止部を挿入自在な挿通穴部と、前記挿通穴部に挿入した前記係止部を挿入方向に交わる方向にスライド自在なスライド穴部と、前記スライド穴部に沿ってスライドさせた前記係止部を前記挿入方向に逆行させることで前記フック形状部が係入自在な係入穴部とを備えているとともに、前記蓋部の係止操作、又は、係止解除操作に伴って、前記係止部を前記被係止部との適切な係止経路、又は、係止解除経路に誘導する誘導手段を設け、この誘導手段は、前記挿通穴部への前記係止部の挿入時から、前記係入穴部への前記フック形状部の係入時を通じて前記係止部を誘導自在に形成されている点にある。
本発明の請求項2の特徴構成は、前記請求項1記載の長尺体支持具において、前記誘導手段には、前記係止部が蓋用被係止部の挿通穴部からスライド穴部に移行するとき又はスライド穴部から挿通穴部に移行するとき、前記支持具本体の取付係止部の左右の切欠き部に各別に摺動する蓋部の屈曲片部が備えられている点にある。
本発明の請求項3の特徴構成は、前記請求項1記載の長尺体支持具において、前記誘導手段には、前記蓋部の先端部の両側縁部に摺接する状態で前記支持具本体の取付係止部に屈曲形成した縦ガイドが備えられている点にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0009】
図1は、本発明の長尺体支持具の一例である支持金具Rによって、長尺体の一例である空調配管1を、吊りボルト(支持具取付対象部の一例)2に支持させてある状態を示すものである。
【0010】
前記吊りボルト2は、建物から垂下状態に固定してあり、図には示さないが、空調配管1の長手方向に間隔をあけた別の複数箇所にも設置してあって、それらの各吊りボルト2に図と同様に取り付けたそれぞれの支持金具Rによって、空調配管1は支持してある。
【0011】
前記支持金具Rについて説明すると、図1に示すように、前記吊りボルト2に対して係止自在な取付係止部5と、支持対象の空調配管1を受止め支持自在な支持部4と、前記支持部4への前記空調配管1の受入口を閉塞し、且つ、前記支持部4と共に前記空調配管1を囲繞する蓋部6とを備えた支持具本体3によってその主体部分は構成してある。
前記取付係止部5と支持部4とは、金属製の帯状体を屈曲加工して一体的に形成してある。そして、前記蓋部6も金属製の帯状体から成形してあり、その基端部を支持部4の先端部にヒンジ接合部4bを介して揺動自在に取り付けてある。
【0012】
前記支持部4は、図に示すように、湾曲形状に形成してあり、その湾曲凹部4aが、空調配管1の収容支持空間Vとなる。従って、そして、前記湾曲凹部4aに前記空調配管1を横姿勢に位置させて受け止め支持することができるものである。
【0013】
前記取付係止部5は、図1〜4に示すように、断面形状『コ』字形状に形成してあり、『コ』字の開口部が前記収容支持空間Vに向く姿勢で前記支持部4の基端部と一体連結してある。
前記吊りボルト2に取り付けられる状態においては、前記『コ』字の開口部は下方を向く姿勢となる。
そして、取付係止部5の上面部には、吊りボルト2が進入自在な長穴5aを形成してある。従って、吊りボルト2への当該支持金具Rの取り付けは、この長穴5a内に吊りボルト2の先端部を挿入受け入れする事によって実施される。前記取付係止部5の『コ』字形状の凹状部を受入部7という。
この受入部7には、図に示すように屈曲形成された板バネ部材8(図3参照)を内嵌させてあると共に、その内側に断面「コ」字形の板金部材23を設け、取付係止部5の一方側の側壁部分に固着(リベット接合)してある。
また、取付係止部5の他方側の側壁部分には、前記蓋部6の先端部を係合させる蓋係合部(蓋用被係止部に相当)5bを形成してある。この蓋係合部5bに、前記蓋部6の先端部に形成した係止部Kを係合させることによって、前記支持部4への前記空調配管1の受入口が閉塞されると共に、前記収容支持空間Vに配置された前記空調配管1を前記支持部4ととともに囲繞支持することができる。また、取付係止部5の他方側の側壁部分にの側縁部下端には、後述する蓋部6の屈曲片部32のガイドとなる切欠き部5cを形成してある。
【0014】
前記蓋係合部5bは、図3・4に示すように、前記蓋部6の係止部Kを、前記受入部7へ挿通させることが可能な第一穴部(挿入穴部に相当)H1と、その第一穴部H1に挿通させた蓋部6の先端部をロック方向にスライド自在な第二穴部(スライド穴部に相当)H2(前記第一穴部H1より小巾)と、その第二穴部H2に沿ってスライドさせた蓋部6の先端部をロック自在な一対の第三穴部(係入穴部に相当)H3とで構成してある。前記第一穴部H1と第2穴部H2とは連続した一つの穴(穴正面形状が『T』字形状)に形成してある。そして、一対の第三穴部H3は、前記第2穴部H2の両脇部分にそれぞれ形成してある。
また、取付係止部5の他方側の側壁部分は、その下端部を、受入部7側に屈曲させて屈曲凸部27を形成してある。この屈曲凸部27は、前記板バネ部材8の第三面部8c(後述)を係止解除方向へ撓ませて吊りボルト2に対する係止を解除する際に、前記屈曲凸部27で板バネ部材8の必要以上の撓みを抑制する機能を備えており、板バネ部材の弾性限度を超える範囲以上の変位によって吊りボルト2に係止できなくなるのを防止することが可能となる。
【0015】
一方、前記蓋部6の係止部Kには、図4〜6に示すように、前記第一穴部H1の巾寸法に対応した広幅部6aと、その広幅部6aの基端側に前記第二穴部H2の巾寸法に対応した狭巾部6bと、前記広幅部6aの両側部での後端部に前記一対の第三穴部H3に各別に嵌入自在な突起部6cとからなるフック形状部Lを設けてある。また、広幅部6aの前端部の中央部分には、前記吊りボルト2の外周面に沿う凹部9を形成してある。
また、前記蓋部6の先端部には、前記係止部Kを前記蓋係合部5bへ係止操作(又は、係止解除操作)自在な摘み部30を設け、前記摘み部30に、長手方向が前記蓋部6の揺動方向に交わる方向に沿う状態に形成した操作部31を設けてある。具体的には、前記蓋部6は、板金で構成してあり、前記操作部31は、前記蓋部6から切り起こして形成してある。そして、前記操作部31は、図に見られるように、蓋部6先端部の縦壁部分表面側に突出すると共に、上方ほど縦壁部分から離間する状態(縦壁部分と約50度の角度で傾斜)に設けられている。
従って、前記操作部31の表裏面を摘んだ状態で、蓋部6を揺動操作して、前記係止部Kを前記蓋係合部に係止操作したり係止解除操作する際に、操作力のベクトル成分を、常に操作部31の表裏面に垂直に作用させることが可能となり、何れの操作についても力を入れ易い。その結果、吊りボルト2に取り付けた当該支持金具Rによって空調配管1を支持するのに、前記支持部4に空調配管1を載置させた状態で、前記操作部31を摘んで蓋部6を閉方向に揺動させ、その先端部を前記第一穴部H1に挿入し、広幅部6aのすべてが通過した段階(挿入段階という)で第二穴部H2に沿って下方側へスライドさせ(スライド段階という)、前記突起部6cを引き戻しながら前記第三穴部H3に嵌入させる(係合段階という)ことによって、空調配管1を囲繞した状態に支持する一連の作業を、簡単に且つ迅速に実施できる。そして、通常の作業環境での配管支持作業はもとより、頭上での操作や、狭所での操作のように一般的に作業しにくい環境での配管支持作業であっても、効率よく実施することが可能となる。
尚、蓋部6の先端部には、縦壁部分の両側辺部に、前方側に切り起こした屈曲片部32をそれぞれ設けてある。この屈曲片部32は、蓋部6の係止操作において前記挿入段階からスライド段階へ移行する際、又は、蓋部6の係止解除において前記スライド段階から挿入段階へ移行する際に、前記取付係止部5の左右の切欠き部5cに各別に摺動するから、前記係止部Kと前記蓋係合部5bとの適切な位置関係を確保することが可能となる。
また、前記挿入段階においては、第一穴部H1の左右縁部と広幅部6aの左右縁部が摺接することによって、係止部Kと蓋係合部5bとの横方向の位置ずれを防止でき、前記スライド段階や係合段階においては、第二穴部H2の左右縁部と狭幅部6bの左右縁部が摺接することによって、係止部Kと蓋係合部5bとの横方向の位置ずれを防止できる。
以上のように、前記第一穴部H1・広幅部6a・第二穴部H2・狭幅部6b・屈曲片部32・切欠き部5cとによって、蓋部の着脱操作における係止部Kと蓋係合部5bとの適切な相対位置の確保が可能となる。これらを総称して誘導手段Fという(図2参照)。
【0016】
前記板バネ部材8について説明すると、図3・4に示すように、前記取付係止部5の一方側の側壁部分に固着された第一面部8aと、取付係止部5の上面部に内接する第二面部8bと、前記吊りボルト2の進入空間に突出状態に配置される第三面部8cとを一体的に設けて構成してある。
前記第二面部8bには、前記取付係止部5と同様に吊りボルト2が進入自在な長穴10を形成してある。但し、前記長穴10の周縁部の内、第一面部側の周縁部分は直線状に加工してあり、前記吊りボルト2のネジ溝2aに係止可能な係止爪部11に形成してある。
また、前記第三面部8cは、図に示すように、前記吊りボルト2の進入方向に傾斜させてあると共に、進入してきた吊りボルト2に外嵌自在な切欠き部12を形成してある。そして、その切欠き部12の底部分には、前記第二面部8bと同様に直線状加工により前記吊りボルト2のネジ溝2aに係止可能な係止爪部11を形成してある。
従って、両係止爪部11は、前記吊りボルト2の進入空間を挟んだ両側方に各別に配置してあり、前記吊りボルト2の両側部のネジ溝2aに各別に係止可能に形成してある。
また、前記受入部7への前記吊りボルト2の進入に伴って、前記第三面部8cは、弾性変形しながらその進入を許容することができると共に、前記受入部7に進入した前記吊りボルト2の前記受入部7からの抜け出しに対しては、両係止爪部11がネジ溝2aに食い込む方向に抵抗することで、抜け出しを阻止することができる。尚、係止爪部11は、ネジ部2aの螺旋形状に沿うように、傾斜させて設けてある。
因みに、前記板バネ部材8の第三面部8cを傾斜状態に設けてあることによって、前記受入部7に挿入された蓋部6の広幅部6aを押し下げながら押し戻す付勢力を作用させることが可能となり、前記広幅部6aを第一穴部H1に挿入するだけで、前記板バネ部材8の付勢作用により、突起部6cが第三穴部H3に嵌入する係合ロック状態に誘導することが可能となり、蓋係合操作の迅速化、及び、簡単化を図ることが可能となる。
一方、前記蓋部6の前記係合ロック状態においては、前記広幅部6aによって板バネ部材8の第三面部8cを吊りボルト2側に押し付けた状態を維持することが可能となる。その結果、前記第三面部8cの係合爪部11が吊りボルト2のネジ溝2aに係合して前記吊りボルト2の抜け出し阻止状態の維持を図ることが可能となる。前記広幅部6aによってロック機構が構成されている。
【0017】
前記板金部材23は、図3に示すように、断面「コ」字形に形成してあり、前記板バネ部材8の内側に配置してある。支持具本体3への取り付けは、前述のように、前記板バネ部材8の第一面部8aをコの字形の側辺部分と取付係止部5とで挟持する状態に取り付けてある。板金部材23は、その側壁の一部に、受入部7側に突出した突出部23aを形成してあり、吊りボルト2の側面をこの突出部23aで支えることで、支持金具Rの取り付き姿勢の安定化を図れるように構成してある。そして、板金部材23のコの字形の上辺部分には、吊りボルト2を挿通自在な切欠きを形成してあり、やはり、板バネ部材8の第二面部8bを取付係止部5とで挟持する状態に形成してある。また、コの字形の下辺部分は、吊りボルト2の延長線上に位置し、吊りボルト2が、前記収容支持空間Vにまで進入した際、空調配管1に直に突き当たらないようにストッパSに構成してある。また、このストッパSには、前記吊りボルト2が螺合自在な雌ねじ部25を設けてあり、前記吊りボルト2が突き当たる状態においてはストッパとして機能すると共に、吊りボルト2と当該長尺体支持具とをボルト軸芯周りに相対回転させて吊りボルト2と雌ねじ部25とを螺合させれば、吊りボルト2に対する長尺体支持具の取付状態が安定したものとなり、不用意に取付係止部が外れるのを防止できるように構成してある。
【0018】
次に、支持金具Rを吊りボルト2に係止させて、空調配管1を支持する手順の一例を説明すると、
[1] 長穴5a・10内に吊りボルト2を進入させて係合爪部11とネジ溝2aとを係止させた状態で支持金具Rをボルト軸芯周りに回転させて、雌ねじ部25を吊りボルト2に螺合させることで支持金具Rを取り付ける。
[2] 支持部4に、空調配管1を配置する。
[3] 前記摘み部30を摘んで蓋部6を閉めて、係止部Kを蓋係合部5bに係合させることで前記ロック機構を作用させる。
以上の手順によって、空調配管1の支持を行うことができる。
【0019】
〔別実施形態〕
以下に別実施形態を説明する。
【0020】
〈1〉 本発明の長尺体支持具は、先の実施の形態で説明したように、空調配管からなる長尺体を支持するためのものに限定されず、例えば、ケーブル、他の配管等さまざまなものが支持可能で、それらを含めて長尺体という。
〈2〉 前記係止爪部の設置部位、及び、形状・設置数は、先の実施の形態のものに限定されるものではなく、適宜選定することが可能である。
〈3〉 前記係止部・蓋用被係止部の構成は、先の実施形態のものに限るものではなく、形状の変更は可能である。
〈4〉 前記誘導手段Fは、先の実施形態で説明した挿入穴部H1・広幅部6a・スライド穴部H2・狭幅部6b・係入片部32・切欠き部5cとによって構成してあるものに限るものではなく、例えば、図7・8・9に示すように、取付係止部5の他方側の側壁部分に、屈曲形成した縦ガイドF1を設けて構成してもよい。この場合は、前記蓋部6先端部の縦壁部分の両側縁部が前記縦ガイドF1に摺接することによって誘導されるから、一種類の誘導手段で、前記挿入段階・スライド段階・係合段階を通じて前記係止部Kを適切な係合位置(又は、係合解除位置)に誘導することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】長尺体支持具の設置状況を示す正面図
【図2】長尺体支持具を示す斜視図
【図3】長尺体支持具の要部を示す正面視断面図
【図4】長尺体支持具の蓋部係止操作を説明する要部斜視図
【図5】長尺体支持具の蓋部係止操作を説明する要部側面図
【図6】長尺体支持具の蓋部係止操作を説明する要部側面図
【図7】別実施形態の長尺体支持具の要部を示す斜視図
【図8】別実施形態の長尺体支持具の要部を示す正面視断面図
【図9】別実施形態の長尺体支持具の要部を示す正面視断面図
【図10】従来の長尺体支持具を示す正面図
【符号の説明】
1 長尺体
2 支持具取付対象部
3 支持具本体
4 支持部
5b 蓋用被係止部
6 蓋部
F 誘導手段
H1 挿入穴部
H2 スライド穴部
H3 係入穴部
K 係止部
L フック形状部

Claims (3)

  1. 支持具取付対象部に対して取付自在に形成された支持具本体を設け、前記支持具本体に、支持対象の長尺体を受止め支持自在な支持部を設け、前記支持部への前記長尺体の受入口を開閉自在な蓋部の基端部を、前記支持部の一端部に揺動自在に取り付け、前記支持具本体に備えた蓋用被係止部に対して係止自在な係止部を前記蓋部の先端部に設けてある長尺体支持具であって、
    前記係止部は、フック形状部を備え、前記被係止部は、前記係止部を挿入自在な挿通穴部と、前記挿通穴部に挿入した前記係止部を挿入方向に交わる方向にスライド自在なスライド穴部と、前記スライド穴部に沿ってスライドさせた前記係止部を前記挿入方向に逆行させることで前記フック形状部が係入自在な係入穴部とを備えているとともに、前記蓋部の係止操作、又は、係止解除操作に伴って、前記係止部を前記被係止部との適切な係止経路、又は、係止解除経路に誘導する誘導手段を設け、この誘導手段は、前記挿通穴部への前記係止部の挿入時から、前記係入穴部への前記フック形状部の係入時を通じて前記係止部を誘導自在に形成されている長尺体支持具。
  2. 前記誘導手段には、前記係止部が蓋用被係止部の挿通穴部からスライド穴部に移行するとき又はスライド穴部から挿通穴部に移行するとき、前記支持具本体の取付係止部の左右の切欠き部に各別に摺動する蓋部の屈曲片部が備えられている請求項1記載の長尺体支持具。
  3. 前記誘導手段には、前記蓋部の先端部の両側縁部に摺接する状態で前記支持具本体の取付係止部に屈曲形成した縦ガイドが備えられている請求項1記載の長尺体支持具。
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