JP4389576B2 - 分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料、特に血液等の体液に含まれる成分を分析する分析装置に関するものである。
従来、血液中に含まれる各種成分を分析する分析装置が知られている。この分析装置では、血液に波長の異なる複数の測定光を照射し、反射光又は透過光を受光し、受光データから血液中の成分を分析する方法と、血液に測定光を照射した後、反射光又は透過光を分光し、分光した光を分析する方法とがある。
例えば、特許文献1の分析装置は、血液が入った毛細管をディスク上に載置し、ディスクの上方に設けられた光源により照明し、ディスクの下方に設けられた回折格子により毛細管を透過した光を分光させ、分光された光をフォトダイオードにより受光している。また、このような分析装置は、試料がディスク上に載置されるだけなので、ディスクが水平になる構造とせざるを得ない。
特開平5−72210号公報
近年、測定する場所を選ばず、血液等の体液の成分の分析を行いたいというニーズが高まっている。しかしながら、上記の特許文献1の分析装置では、ディスクの上方に設けられた光源により照明し、ディスクの下方に設けられた回折格子により分光しているため、装置が大型化してしまい、携帯することが困難である。
また、上記の特許文献1の分析装置では、ディスクの上方に光源が設けられているため、ディスクを交換する際に、光源を退避させるための機構を設ける必要があり、内部構成が煩雑となり、このことが装置の大型化の一因となっている。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、小型化を実現することができる分析装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一構成に係る分析装置は、本体と、測定対象である試料に測定光を照射する照射部と、試料が載置され、前記本体内に収納されるディスクを保持して回転するロータと、前記照射部によって照射された測定光が試料を透過した透過光を検出する検出部とを備え、前記照射部は、複数の光源により構成され、かつ前記ロータ近傍に配置されるマルチ光源と、前記マルチ光源からの光を前記ロータの方向に向けて分散させる反射型の分散部と、前記分散部によって分散された光を前記ロータの下方から試料に向けて反射させる反射部材とを有し、前記マルチ光源の複数の光源は、照射光が前記ロータとは反対の方向に照射されるよう前記ディスクと平行な面に配置され、前記マルチ光源からの照射光の光軸面と前記分散部によって分散された光の光軸とが、前記平行な面に垂直な高さ方向に所定の角度を有するように、前記マルチ光源と前記分散部と前記反射部材とが、前記平行な面に垂直な面内に略直線上に配置されている。
この構成によれば、照射部によって、測定対象である試料に測定光が照射され、ロータによって、試料が載置され、本体内に収納されるディスクが保持されるとともに回転され、検出部によって、照射部によって照射された測定光が試料を透過した透過光が検出される。照射部は、複数の光源により構成され、かつロータ近傍に配置されるマルチ光源と、マルチ光源からの光をロータの方向に向けて分散させる反射型の分散部と、分散部によって分散された光をロータの下方から試料に向けて反射させる反射部材とを有しており、マルチ光源の複数の光源は、照射光が前記ロータとは反対の方向に照射されるようディスクと平行な面に配置され、マルチ光源からの照射光の光軸面と分散部によって分散された光の光軸とが、平行な面に垂直な高さ方向に所定の角度を有するように、マルチ光源と分散部と反射部材とが、平行な面に垂直な面内に略直線上に配置されている。
したがって、マルチ光源からの照射光の光軸面と分散部によって分散された光の光軸とが、平行な面に垂直な高さ方向に所定の角度を有するように、特定の波長の光を出力するマルチ光源と、マルチ光源からの光を分散させる分散部と、分散部によって分散された光をロータの下方から試料に向けて反射させる反射部材とが、平行な面に垂直な面内に略直線上に配置されているので、水平面積の縮小を図ることができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置を提供することができる。
また、上記の分析装置において、前記ロータを回転駆動させるための回転ギアと、前記回転ギアを駆動するモータとをさらに備え、前記照射部の少なくとも一部を前記ロータと前記回転ギアとの間に配置することが好ましい。
この構成によれば、回転ギアによって、ロータが回転駆動され、モータによって、回転ギアが駆動され、照射部の少なくとも一部がロータと回転ギアとの間に配置される。したがって、ロータと回転ギアとの間の空間を有効に利用することができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置を提供することができる。
また、上記の分析装置において、前記ロータの軸と、前記回転ギアと前記モータとの噛み合わせ部分と、前記反射部材とが略直線上かつ同一半径上に配置されていることが好ましい。この構成によれば、ロータの軸と、回転ギアとモータとの噛み合わせ部分と、反射部材とが略直線上かつ同一半径上に配置されているので、停止時のガタを減少させることができる。
また、上記の分析装置において、前記回転ギアの径は、前記ロータの径よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、回転ギアの径は、ロータの径よりも大きく形成されているので、ギアの歯1つに対する誤差の影響を小さくすることができ、高精度にディスクを測定位置に停止させることができる。
また、上記の分析装置において、測定時に遮光するための遮光蓋をさらに備え、前記検出部は、前記遮光蓋の開閉に連動して退避位置と測定位置とに移動する機構を有していることが好ましい。
この構成によれば、測定時に遮光するための遮光蓋の開閉に連動して退避位置と測定位置とに検出部が移動する機構を有しているので、遮光蓋を閉じるとともに検出部を測定位置に移動させることで試料を測定することができ、遮光蓋を開くとともに検出部を退避位置に移動させることでディスクの取り外しを容易に行うことができ、操作性を向上させることができる。
また、上記の分析装置において、測定時に遮光するための遮光蓋をさらに備え、前記検出部は、前記遮光蓋に配置されていることが好ましい。この構成によれば、測定時に遮光するための遮光蓋に検出部が配置されているので、検出部を測定位置と退避位置とに移動させる特別の機構を必要とせず、構成を簡略化することができる。
また、上記の分析装置において、測定者による操作を受け付ける操作部と、測定結果を表示する表示部とをさらに備え、前記操作部及び/又は前記表示部が、前記遮光蓋上に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、測定者による操作を受け付ける操作部、及び/又は測定結果を表示する表示部が、測定時に遮光するための遮光蓋上に配置されているので、操作部及び/又は表示部を別途設ける必要がなく、さらに装置を小型化することができる。
請求項1に記載の発明によれば、マルチ光源からの照射光の光軸面と分散部によって分散された光の光軸とが、平行な面に垂直な高さ方向に所定の角度を有するように、特定の波長の光を出力するマルチ光源と、マルチ光源からの光を分散させる分散部と、分散部によって分散された光をロータの下方から試料に向けて反射させる反射部材とが、平行な面に垂直な面内に略直線上に配置されているので、水平面積の縮小を図ることができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、ロータと回転ギアとの間の空間を有効に利用することができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、ロータの軸と、回転ギアとモータとの噛み合わせ部分と、反射部材とが略直線上かつ同一半径上に配置されているので、停止時のガタを減少させることができる。
請求項に記載の発明によれば、回転ギアの径は、ロータの径よりも大きく形成されているので、ギアの歯1つに対する誤差の影響を小さくすることができ、高精度にディスクを測定位置に停止させることができる。
請求項に記載の発明によれば、遮光蓋を閉じるとともに検出部を測定位置に移動させて試料を測定することができ、遮光蓋を開くとともに検出部を退避位置に移動させてディスクの取り外しを容易に行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、測定時に遮光するための遮光蓋に検出部が配置されているので、検出部を測定位置と退避位置とに移動させる特別の機構を必要とせず、構成を簡略化することができる。
請求項に記載の発明によれば、測定者による操作を受け付ける操作部、及び/又は測定結果を表示する表示部が、測定時に遮光するための遮光蓋上に配置されているので、操作部及び/又は表示部を別途設ける必要がなく、さらに装置を小型化することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分析装置の外観を示す斜視図であり、図1(a)は、遮光蓋を閉じた状態の分析装置の外観を示す斜視図であり、図1(b)は、遮光蓋を開いた状態の分析装置の外観を示す斜視図である。
分析装置100は、本体1の上面に遮光蓋2、表示部3及び操作部4が設けられている。遮光蓋2は、測定時に遮光するための蓋であり、矢印Y1方向に開閉可能に構成されている。表示部3は、例えば、LCD(液晶表示装置)等で構成され、測定結果等を表示する。操作部4は、例えば、複数の操作ボタンで構成され、ユーザによる測定の開始等の命令を受け付ける。
遮光蓋2の下部には、セルディスク5及び受光センサユニット6が設けられており、遮光蓋2が開かれることによって、セルディスク5が外部に露出する。
セルディスク5は、円形状の薄い板であり、後述するロータによって回転し、着脱可能に構成されている。セルディスク5の回転軸5aの同心円上には、試料が載置される複数の皿部51が設けられている。皿部51は、測定光を透過させるために透明な部材で形成されている。
セルディスク5の上方には、受光センサユニット6が設けられている。受光センサユニット6は、試料を透過した透過光を検出する。受光センサユニット6の下部には、セルディスク5の皿部51に対向する位置に受光センサ61(図2参照)が設けられている。受光センサ61は光電変換素子からなり、異なる波長の光を順次受光して光強度に応じた電気信号を出力するものである。なお、受光センサユニット6は、遮光蓋2と機械的に連動して退避位置と測定位置とに移動する。すなわち、受光センサユニット6は、遮光蓋2が閉じられている状態(図1(a)の状態)では、試料を透過した光を測定可能な測定位置に移動し、遮光蓋2が開かれている状態(図1(b)の状態)では、セルディスク5が着脱可能な退避位置に移動する。なお、図1(b)における受光センサユニット6は説明の便宜上、測定位置に記載されているが、実際は、矢印Y2の方向の退避位置に移動する。
なお、本実施形態では、操作部4のみを遮光蓋2上に配置しているが、本発明は特にこれに限定されず、表示部3及び操作部4の両方を遮光蓋2上に配置してもよく、表示部3のみを遮光蓋2上に配置してもよい。このように、測定者による操作を受け付ける操作部4、及び/又は測定結果を表示する表示部3が、測定時に遮光するための遮光蓋2上に配置されているので、操作部4及び/又は表示部3を別途設ける必要がなく、装置を小型化することができる。
図2は、第1の実施形態における分析装置の内部構成を示す側面断面図であり、図3は、第1の実施形態における分析装置を上方から見た一部透視図である。
図2及び図3に示すように、分析装置100は、セルディスク5、受光センサユニット6、複数の光源7a,7b,7c,7d,7e,7fによって構成されるマルチ光源7、マルチ光源7の複数の光源に対応してそれぞれ設けられる複数の入射スリット8(8a,8b,8c,8d,8e,8f)、コリメータ・集光レンズ9、反射型の回折格子10、出射スリット11、リレーレンズ12、反射ミラー13、ロータ14、回転ギア15及びモータ16を備えて構成される。なお、測定対象である試料に測定光を照射する照射部20は、マルチ光源7、入射スリット8、コリメータ・集光レンズ9、回折格子10、出射スリット11、リレーレンズ12及び反射ミラー13を備えて構成される。
各光源7a,7b,7c,7d,7e,7fは、各入射スリット8に対応して回折格子10による分散の角度に応じた略円弧上にそれぞれ配置され、各々測定に必要な波長帯を含む発光波長強度分布を有する光を発光する。光源7a,7b,7c,7d,7e,7fは、例えば、ハロゲンランプ、LED及び半導体レーザ等やこれらから放射された光を導光する光ファイバや光路棒等である。なお、本実施形態では、大きさ、発熱、寿命及びコストの点でより優れているLEDが使用される。マルチ光源7は、この分析装置100の仕様(スペック)から要求される出射光の波長数に応じて、各光源の発光波長強度分布及び光源の個数が決定される。本実施形態では、例えば6個の光源7a,7b,7c,7d,7e,7fが用意されており、それぞれ異なる波長の光を放射する。
各入射スリット8a,8b,8c,8d,8e,8fは、光源7a,7b,7c,7d,7e,7fから放射される光に対し、特定方向の光の拡散を抑制すると共に所望の波長純度を得るための矩形(正方形を含む)の細隙である。この抑制する方向は、入射スリット8を透過した光が入射する回折格子10の溝方向に直角である。スリット幅は、入射スリット8を透過した光が所望の半値幅となるように波長に応じて決定される。なお、出力波長に応じて光源を配置した場合に光源同士が接近してしまい、隣接して配置することが困難である場合、図3の光源7aのように、反射板81を入射スリット8aの前に設け、入射スリット8aから出た光を反射板81によって反射させてコリメータ・集光レンズ9に入射させてもよい。このように、光源7aからの光を回折格子10に向けて反射させる反射板81をさらに備えることで、複数の光源を近接して配置することができる。
コリメータ・集光レンズ9は、入射スリット8から射出された光を平行光にして回折格子10に導くと共に、回折格子10で回折反射した光(回折光)を集光する。回折格子10は、光学素材の表面に一方向に等間隔で平行な多数の溝を持つ分光素子であり、空間的に光を分光する。
なお、コリメータ・集光レンズ9及び回折格子10の代わりに、光を反射して集光するレンズ機能と光を分光する回折格子機能とを兼ね備える凹面回折格子を用いてもよい。
出射スリット11は、入射スリット8と同様に、コリメータ・集光レンズ9によって集光された光に対し、特定の分散幅の光のみを通過させると共に所望の波長純度を得るための矩形の細隙である。
なお、出射スリット11の形状は、この分析装置の使用目的(測定対象物の照明形状等)によって適宜決定されるものであり、上記の矩形以外に例えば円形などが採用され得る。また、入射スリット8の形状は主として出射スリット11の形状に応じて定められ、例えば円形などが採用され得る。
リレーレンズ12は、出射スリット11から出射した出射光を試料面に導いて結像させる。反射ミラー13は、リレーレンズ12を通過した光を反射し、セルディスク5の皿部51を下方から照射する。
ロータ14は、セルディスク5を保持するとともに回転させる。なお、ロータ14には、反射ミラー13によって反射された下方からの光を透過させるための透過孔141が形成されている。回転ギア15は、ロータ14を回転駆動させるためのものであり、ロータ14と略同じ径の円板状のギアであり、ロータ14と同軸で反射ミラー13の下部に設けられる。
モータ16は、回転ギア15を駆動する。モータ16は、モータギア161を備えており、モータギア161と回転ギア15とは連結されており、モータギア161を回転させることによって、回転ギア15が回転し、回転ギア15に結合されているロータ14を回転させることができる。
また、上述したように、受光センサユニット6は、遮光蓋2の開閉に応じて測定位置と退避位置とに移動可能に構成される。すなわち、受光センサユニット6は、矢印Y3の方向に移動可能に回転軸62で軸支されており、遮光蓋2が閉じられている状態では、付勢力により図3の実線で示す測定位置に移動して位置決めされて停止し、遮光蓋2が開いている状態では、一端63が遮光蓋2の開放に伴って駆動されて図3の2点鎖線で示す退避位置に移動する。
なお、本実施形態では、回転ギア15は、ロータ14と略同じ径の円板状のギアであるとしているが、本発明は特にこれに限定されず、回転ギア15の径をロータ14の径よりも大きくしてもよい。この場合、回転ギア15の径は、ロータ14の径よりも大きく形成されているので、ギアの歯1つに対する誤差の影響を小さくすることができ、高精度にセルディスク5を測定位置に停止させることができる。
ここで、第1の実施形態における分析装置の動作について説明する。まず、モータ16は、制御部(図示省略)より出力される制御信号により、モータギア161を所定の駆動量で回転させる。回転ギア15は、モータギア161との歯合により回転が伝達される。回転ギア15が回転することによって、回転ギア15と同軸のロータ14が回転し、ロータ14に支持されているセルディスク5が回転する。そして、測定対象である試料が載置された皿部51が測定位置に達すると、制御部は発光信号をマルチ光源7に出力する。マルチ光源7は制御部からの発光信号を受けて順に発光する。
マルチ光源7から放射された光は、入射スリット8によって抑制され、抑制された光がコリメータ・集光レンズ9に入射する。コリメータ・集光レンズ9に入射した光は、平行光となって回折格子10に入射する。回折格子10は入射した光を波長に応じて分散させることにより、出射スリット方向へ向かわせる。回折格子10によって分散された光は、コリメータ・集光レンズ9に再び入射し、コリメータ・集光レンズ9によって出射スリット11に集光される。出射スリット11を通過した光は、リレーレンズ12を介して反射ミラー13に入射し、反射ミラー13によって反射されて、光軸が略水平方向から略垂直方向に変換され、ロータ14の透過孔141を通過してセルディスク5の皿部51に結像する。そして、皿部51の試料を透過した透過光が受光センサユニット6の受光センサ61によって検出される。
図4は、第1の実施形態における分析装置の概略構成を示す模式図であり、図4(a)は、第1の実施形態における分析装置の概略構成を示す平面図であり、図4(b)は、第1の実施形態における分析装置の概略構成を示す側面断面図である。
図4(a)及び(b)に示すように、マルチ光源7と回折格子10とリレーレンズ12と反射ミラー13とが略直線L上に配置されている。このように、第1の実施形態における分析装置100では、照射部20によって、測定対象である試料に測定光が照射され、ロータ14によって、試料が載置されるセルディスク5が保持されるとともに回転され、受光センサ61によって、照射部20によって照射された測定光が試料を透過した透過光が検出される。照射部20は、複数の光源7a,7b,7c,7d,7e,7fにより構成され、かつロータ14近傍に配置されるマルチ光源7と、マルチ光源7からの光をロータ14の方向に向けて分散させる回折格子10と、回折格子10によって分散された光をロータ14の下方から試料に向けて反射させる反射ミラー13とを有しており、マルチ光源7と回折格子10と反射ミラー13とが略直線上に配置されている。
したがって、特定の波長の光を出力するマルチ光源7と、マルチ光源7からの光を分散させる回折格子10と、回折格子10によって分散された光をロータ14の下方から試料に向けて反射させる反射ミラー13とが略直線上に配置されているので、水平面積の縮小を図ることができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置100を提供することができる。
また、図4(b)に示すように、マルチ光源7からの光の光軸X1と、回折格子10によって分散された光の光軸X2とは、高さ方向に所定の角度θを有している。したがって、マルチ光源7及び入射スリット8と、出射スリット11、リレーレンズ12及び反射ミラー13とを略直線L上に重ねて配置することができ、分析装置100の幅方向の寸法Wを小さくすることができる。
さらに、図4(b)に示すように、ロータ14と回転ギア15とを同じ軸Aで結合することによって形成されるロータ14と回転ギア15との間の空間に反射ミラー13を配置することにより、効率よく空間を利用することができ、装置の小型化を実現することができる。
また、回転ギア15によって、ロータ14が回転駆動され、モータ16によって、回転ギア15が駆動され、照射部20の少なくとも一部がロータ14と回転ギア15との間に配置される。したがって、ロータ14と回転ギア15との間の空間を有効に利用することができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置100を提供することができる。
さらに、測定時に遮光するための遮光蓋2の開閉に連動して退避位置と測定位置とに受光センサ61が移動する機構を有しているので、遮光蓋2を閉じるとともに受光センサ61を測定位置に移動させることで試料を測定することができ、遮光蓋2を開くとともに受光センサ61を退避位置に移動させることでセルディスク5の取り外しを容易に行うことができ、操作性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、受光センサユニット6を遮光蓋2の開閉に応じて測定位置と退避位置とに移動させ、マルチ光源7と回折格子10とリレーレンズ12と反射ミラー13とを略直線L上に配置しているが、第2の実施形態では、受光センサユニット6を遮光蓋2の裏面に配置し、マルチ光源7と回折格子10とリレーレンズ12と反射ミラー13とを略平面上に配置する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る分析装置の外観を示す斜視図である。なお、図5は、遮光蓋を開いた状態の分析装置の外観を示す斜視図であり、遮光蓋を閉じた状態の分析装置の外観は、図1(a)と同じであるので説明を省略する。
図5に示すように、遮光蓋2の裏面には、受光センサユニット6が配置されている。この受光センサユニット6が配置される位置は、セルディスク5の複数の皿部51のいずれか1つと対向する位置に配置される。この場合、第1の実施形態の分析装置100のように、遮光蓋2の開閉に応じて受光センサユニット6を移動させる機構を必要としないため、構成を簡略化することができ、さらに装置の小型化を実現することができる。
図6は、第2の実施形態における分析装置の概略構成を示す模式図であり、図6(a)は、第2の実施形態における分析装置の概略構成を示す平面図であり、図6(b)は、第2の実施形態における分析装置の概略構成を示す側面断面図である。
第2の実施形態における分析装置200は、セルディスク5、受光センサユニット6、複数の光源7a,7b,7c,7d,7eによって構成されるマルチ光源7、マルチ光源7の複数の光源に対応してそれぞれ設けられる複数の入射スリット8(8a,8b,8c,8d,8e)、コリメータ・集光レンズ9、反射型の回折格子10、出射スリット11、リレーレンズ12、反射ミラー13、ロータ14、回転ギア15及びモータ16を備えて構成される。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第2の実施形態における分析装置200では、マルチ光源7、入射スリット8、コリメータ・集光レンズ9、回折格子10、出射スリット11、リレーレンズ12及び反射ミラー13が同一平面上に配置される。
なお、第2の実施形態における分析装置200の動作は、第1の実施形態における分析装置100の動作と同じであるので、説明を省略する。
このように、第2の実施形態における分析装置200では、照射部20によって、測定対象である試料に測定光が照射され、ロータ14によって、試料が載置されるセルディスク5が保持されるとともに回転され、受光センサ61によって、照射部20によって照射された測定光が試料を透過した透過光が検出される。照射部20は、複数の光源7a,7b,7c,7d,7e,7fにより構成され、かつロータ14近傍に配置されるマルチ光源7と、マルチ光源7からの光を波長に応じて分散させることによりロータ14の方向に向けて進行させる回折格子10と、回折格子10によって分散された光をロータ14の下方から試料に向けて反射させる反射ミラー13とを有しており、マルチ光源7と回折格子10と反射ミラー13とが略平面上に配置されている。
したがって、特定の波長の光を出力するマルチ光源7と、マルチ光源7からの光を分散させる回折格子10と、回折格子10によって分散された光をロータ14の下方から試料に向けて反射させる反射ミラー13とが略平面上に配置されているので、高さ方向の寸法Hを縮小することができ、装置の小型化を実現して携帯性に優れた分析装置200を提供することができる。
第2の実施形態におけるマルチ光源7及び入射スリット8は、ロータ14の下方に配置される。すなわち、図6(b)に示すように、ロータ14と回転ギア15との間の空間にマルチ光源7及び入射スリット8を配置する。したがって、分析装置100の長さ方向の寸法Dを小さくすることができる。
また、ロータ14の回転軸Aと、測定光を受光センサ61に向けて反射させる反射ミラー13と、回転ギア15とモータギア161との噛み合わせ部分とは、略直線上であって、かつ回転軸Aと噛み合わせ部分との間に反射ミラー13が位置するよう配置されている。換言すれば、回転軸Aに対し、反射ミラー13と噛み合わせ部分とは同一半径方向に位置している。したがって、停止時のガタを減少させることができる。
なお、第1の実施形態における分析装置100は、遮光蓋2の開閉に応じて受光センサユニット6を測定位置と退避位置とに移動させる機構を備えているが、本発明は特にこれに限定されず、第2の実施形態の分析装置200のように遮光蓋2の裏面に受光センサユニット6を固定して配置してもよい。
同様に、第2の実施形態における分析装置200は、遮光蓋2の裏面に受光センサユニット6を固定して配置しているが、本発明は特にこれに限定されず、第1の実施形態の分析装置100のように遮光蓋2の開閉に応じて受光センサユニット6を測定位置と退避位置とに移動させる機構を備えてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る分析装置の外観を示す斜視図である。 第1の実施形態における分析装置の内部構成を示す側面断面図である。 第1の実施形態における分析装置を上方から見た一部透視図である。 第1の実施形態における分析装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る分析装置の外観を示す斜視図である。 第2の実施形態における分析装置の概略構成を示す模式図である。
1 本体
2 遮光蓋
3 表示部
4 操作部
5 セルディスク
6 受光センサユニット
7 マルチ光源
8 入射スリット
9 コリメータ・集光レンズ
10 回折格子
11 出射スリット
12 リレーレンズ
13 反射ミラー
14 ロータ
15 回転ギア
16 モータ
20 照射部
61 受光センサ
100 分析装置

Claims (7)

  1. 本体と、
    測定対象である試料に測定光を照射する照射部と、
    試料が載置され、前記本体内に収納されるディスクを保持して回転するロータと、
    前記照射部によって照射された測定光が試料を透過した透過光を検出する検出部とを備え、
    前記照射部は、
    複数の光源により構成され、かつ前記ロータ近傍に配置されるマルチ光源と、
    前記マルチ光源からの光を前記ロータの方向に向けて分散させる反射型の分散部と、
    前記分散部によって分散された光を前記ロータの下方から試料に向けて反射させる反射部材とを有し、
    前記マルチ光源の複数の光源は、照射光が前記ロータとは反対の方向に照射されるよう前記ディスクと平行な面に配置され、
    前記マルチ光源からの照射光の光軸面と前記分散部によって分散された光の光軸とが、前記平行な面に垂直な高さ方向に所定の角度を有するように、前記マルチ光源と前記分散部と前記反射部材とが、前記平行な面に垂直な面内に略直線上に配置されていることを特徴とする分析装置。
  2. 前記ロータを回転駆動させるための回転ギアと、
    前記回転ギアを駆動するモータとをさらに備え、
    前記照射部の少なくとも一部を前記ロータと前記回転ギアとの間に配置することを特徴とする請求項1記載の分析装置。
  3. 前記ロータの軸と、前記回転ギアと前記モータとの噛み合わせ部分と、前記反射部材とが略直線上かつ同一半径上に配置されていることを特徴とする請求項2記載の分析装置。
  4. 前記回転ギアの径は、前記ロータの径よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の分析装置。
  5. 測定時に遮光するための遮光蓋をさらに備え、
    前記検出部は、前記遮光蓋の開閉に連動して退避位置と測定位置とに移動する機構を有していることを特徴とする請求項1記載の分析装置。
  6. 測定時に遮光するための遮光蓋をさらに備え、
    前記検出部は、前記遮光蓋に配置されていることを特徴とする請求項1記載の分析装置。
  7. 測定者による操作を受け付ける操作部と、
    測定結果を表示する表示部とをさらに備え、
    前記操作部及び/又は前記表示部が、前記遮光蓋上に配置されていることを特徴とする請求項5又は6記載の分析装置。
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