JP4388184B2 - 液晶表示装置の描画方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置の描画方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シーケンサ等の外部機器との間でデータの授受を行い、データに基づいてシーケンサ側の動作に対応した表示を行うランプのような部品要素、さらには併設したタッチパネルのスイッチ操作に対応するスイッチのような部品要素、さらにはシーケンサ側からの数値データを表示する表示部のような部品要素などの表示要素を表示する液晶表示装置は、図18に示すように液晶パネル3の画面においてY軸方向(縦方向)の画素を8ドット単位で区切って構成される1セグメントを単位とし、部品要素αのY軸方向のサイズや画面上の貼り付け箇所を1セグメント毎としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記のような描画方法では、図18に示す部品要素α’に示すように2つのセグメントに亘るような位置に貼り付けることができなかった。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、従来と同様なセグメント単位で描画データが扱え且つ複数のセグメントに亘るように表示要素を画面上に貼り付けることができる液晶表示装置の描画方法及びその装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして定義し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている現在の画面内の、一つの表示要素を、現在の画面の前の画面に表示されていた元の表示要素に戻す際に、現在の当該表示要素の描画データと前記マスクデータとの論理積演算を行うとともに、元の表示要素の描画データと前記マスクデータの各画素の論理値を反転させたデータとの論理積演算を行い、更に両論理積演算結果の論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置において、表示データ処理ブロックは、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成するとともに、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面において、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして作成し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
図1は本実施形態に用いる液晶表示装置2の基本的な構成を示しており、図示するようにシーケンサ等の外部機器1との間でデータの授受を行って、その授受に基づいて表示する描画データを加工する表示データ処理ブロック5と、該表示データ処理ブロック5から転送される描画データをビットデータとして液晶パネル3に転送する液晶表示ドライバ4と、液晶表示ドライバ4からのビットデータにより上述したように部品要素などの表示要素を所定の座標位置に表示させる液晶パネル3とから構成される。
【0009】
図2は液晶表示装置2の構成をより具体的に示したもので、表示データ処理ブロック5は、データの処理を行うCPU50と、データの格納やプログラムの格納、プログラムの実行等に用いるメモリ部51とで構成され、表示するデータを加工してY軸方向の8ドット(8画素)を1セグメントとして、1セグメント毎のビットデータからなる描画データを液晶表示ドライバ4に送るようになっている。液晶パネル3はこの1セグメント単位で送られてくるビットデータにより描画を行うのである。このようにY軸方向の画素を8ドットずつに分け、この8ドットを1セグメントとして描画のためのビットデータを生成する点は従来と類似するが、1部品要素の貼り付け位置を1セグメント内に納めず、図3に示すように部品要素αの貼り付け位置が上下方向の複数のセグメントに亘る場合やそのY軸方向のサイズが複数のセグメントに亘る場合には上下方向の各セグメントで表示される部分毎に分割して図4に示す描画データを生成する点に特徴がある。
【0010】
例えば部品要素αがY軸方向の8ドット(1セグメント)でX軸方向が所定ドットの画素で構成されるものの、図5(a)に示すように貼り付け位置が上下二つのセグメントにY軸方向に4ドットずつ亘る場合、図5(b)に示すように上側に位置するセグメントでは、当該セグメントにおいて貼り付けられる部品要素αの上側部位αaの4ドットと、その上側部位の空白部分の4ドットをY軸方向の画素とした1セグメント単位の描画のためのビットデータを生成し、下側に位置するセグメントでは、当該セグメントにおいて貼り付けられる部品要素αの下側部位αbの4ドットと、その下側の空白部分の4ドットをY軸方向の画素とした1セグメント単位の描画のためのビットデータを生成し、これらセグメント単位のドットデータからなる描画データを液晶表示ドライバ4を通じて液晶パネル3へ転送するのである。
【0011】
このように本実施形態では上下方向の複数のセグメントに亘る位置に部品要素αを貼り付けたり、或いは上下方向の複数のセグメントに亘るサイズを持つ部品要素αの描画を描画することできる上に、1セグメント単位で描画データを扱うため表示データ処理ブロック5での処理は増えることはない。
ところで、外部機器1とのデータの授受に基づいた液晶表示装置2での描画は定期的に液晶パネル3の画面全体を書き換える方法が一般的に採用されている。
【0012】
この方法は次の通りである。
【0013】
例えば図6(a)に示すように、ランプを示す部品要素α1,α2、スイッチを示す部品要素α3、或いは数値データを表示する表示部を構成する部品要素α4を表示要素として液晶パネル3の画面上に沢山貼り付けている場合、全部品要素α1…に関するデータを調べた上で各部品要素α1…の表示状態がどのような状態にあるかをチェックし、状態に応じて全部品要素α1…の表示状態を変更して改めて描画していた。
【0014】
図6(a)の例では外部機器lから送られてきたランプたる部品要素α1(以下ランプα1と言う)に対応するデータXがX=0、ランプたる部品要素α2(以下ランプα2)に対するデータYがY=1、表示部たる部品要素α3(以下表示部α3と言う)の表示の数値データZがZ=123の場合に対応した描画状態を示しており、この場合ランプα1では消灯でその中心部が黒色に、ランプα2では点灯でその中心部が白色に描画され、表示部α4では”123”の3桁の数字が描画されている。スイッチたる部品要素α3(以下スイッチα3と言う)では、液晶パネル3表面に設けたタッチパネル(図示せず)の所定位置がタッチ操作された場合には”START”の文字が黒く、タッチ操作されていない場合には”START”の文字が白く描画されるようになっており、図ではタッチ操作されていないことが示されている。
【0015】
この表示下で次の画面書き換え時期になって、その時に外部機器1から送られてきているデータがX=1,Y=1,Z=123であるとすると、データ内容が変わったランプα1は中心部が図6(b)に示すように黒色から白色に反転されて描画される。他のシンボルはデータに変更がないため、図6(a)の場合と同様に描画される。
【0016】
このように図6(b)では図6(a)の描画状態に対してランプα1だけが変化し、その他は変化していない。しかしながら描画処理においては、上記のように全部品要素に関するデータを調べた上で各部品要素α1…がどのような状態にあるかをチェックし、状態に応じて全部品要素α1…を改めて描画していたため、画面が複雑化するにつれて、描画に要する処理時間が長くなり、結果として液晶表示装置2全体の反応速度を低下させるという問題がある。
【0017】
ここで液晶パネル3の画面を考えると、画面ナンバーの変更を除いて画面全体が変化することは少なく、ある一つの部品要素、つまり画面の一部分が変化するだけであるので、画面全体を書き換える必要はないことが分かる。
【0018】
しかし、上下方向の複数のセグメントに亘るように部品要素を描画する場合には次にような不都合が生じる場合があった。
【0019】
つまり図7(a)に示すように液晶パネル3の所定の位置に部品要素αAが描画され、その下方に部品要素αBが描画されている状態において、部品要素αBの表示に変更が生じ、図8に示す描画データに置き換えると、上記のようにセグメント単位のビットデータにより描画データが作成されいているため、黒く塗りつぶした部品要素αB以外の余白の内、上側のセグメントの余白が同じセグメントに位置する部品要素αAの貼り付け位置と重なることになる。
【0020】
従って、単に書き換えるために図8に示す描画データを液晶パネル3に転送しただけでは、図7(b)に示すように書き換える必要の無い部分(部品要素αAの下側部位の内の部品要素αBの貼り付け位置と同一セグメント内で重なった部分)を消去してしまうという課題がある。。
【0021】
そこで本実施形態では図1,2に示す液晶表示装置2を用いるものの、次のような処理機能を表示データ処理ブロック5に持たせている。
【0022】
つまり本実施形態では表示データ処理ブロック5のCPU50は、新たに書き換える必要のある描画データを生成する際に、図9に示すフローチャートに基づいて表示データを生成する処理(1)を行う。
【0023】
つまり図10(a)に示すように部品要素αA及び部品要素αBが描画されている状態において、部品要素αBを図11(a)の描画データにより書き換える必要が生じた場合、このまま液晶表示ドライバ4を通じて液晶パネル3に転送すると、上述した変化されない部品要素αAの一部が消去されるという問題が生じる。そこで書き換えに当たり、図9にフローチャートに示す処理(1)を表示データ処理ブロック5のCPU50は実行する。この場合図11の描画データを構成するセグメント単位のドットデータ中、書き換えるシンボル(黒く塗りつぶした部分)のエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータ(図11(b)に示す)をマスクデータとして定義し、現在液晶パネル3で表示されている部品要素αBのビットデータと、マスクデータの論理積をとり、その論理積値と書き換るための描画データの各ビットの論理値との論理和を取る。この論理和の演算結果から得られるデータDは、書き換えようとする描画データと、該描画データと重なるセグメント位置の部品要素αAの描画データとが含まれた描画データとなり、この描画データを構成するビットデータを液晶表示(LCD)ドライブ4を通じて液晶パネル3に転送すれば、書き換える必要の無い部品要素αAは元のまま図10(b)に示すように描画され、従来のような消去されるという不都合は生じない。
【0024】
上記処理(1)によれば、全画面を書き換える必要がないため描画処理の時間が短くなり、そのため複雑な画面においても一定の処理速度を確保することができる。
【0025】
上記処理は今描画されている部位を別の描画データにより書き換える処理であったが、今描画されている部品要素の表示を反転表示させる場合には、図12に示すフローチャートに基づいて次のような処理(2)を行う。
【0026】
つまり図13(a)に示すように現在液晶パネル3に描画されている部品要素αBの描画データと該描画データを基にして上述のように生成したマスクデータとの論理積演算を行うとともに、書き換える描画データのビットの論理値を反転させたデータと、そのマスクデータとの書き換える描画データのマスクデータのビットの論理値を反転させたデータとの論理積演算を行い、さらに両論理積値の論理和演算を行って、その論理和の演算結果から得られるデータDを描画データとしてそのビットデータを液晶表示ドライバ4を通じて液晶パネル3に転送する。
【0027】
この結果得られる画像は図13(b)のように部品要素αAの描画を消去することなく、部品要素αBを反転表示(図示例では白抜き)させることができる。
【0028】
次に図14に示すような部品要素αAとαCが貼り付けられた画面が最初の画面であって、部品要素αBが図示するように貼り付けられた状態から図15に示す描画データにより部品要素αBに書き換えた後(図16(a))、元の画面に戻す場合には図17に示すフローチャートによる処理(3)を行う。
【0029】
この場合現在画面に表示されている部品要素αBの描画データと、そのマスクデータとの論理積演算を行うとともに、元の画面の描画データと、上記マスクデータのビットの論理値を反転させたデータとの論理積演算を行い、更にこれら両論理積演算値の論理和演算を行い、この論理和演算で得られたデータDを描画データとして、液晶表示ドライバ4を通じて液晶パネル3に転送する。この結果得られる画像は図16(b)のように部品要素αAの描画を消去することなく、部品要素αCが表示された元の画面(図14)に戻すことができる。
【0030】
上記の処理(1)〜(3)を図6(a)に示す画面に適用した場合について説明すると、例えばランプα1において、外部機器1からのデータXがX=0となった場合には反転処理(2)を行ってそのシンボル表示を反転させ、データがX≠0の場合には部分書き換えの処理(1)を行う。
【0031】
またランプα2において、外部機器1からのデータYがY=0となった場合には処理(1)と処理(3)とを繰り返して行い、ランプαの中心部の表示を白抜き、反転させた黒色を交互に表示させることで点滅状態を示す。またデータYがy≠0の場合には処理(1)を行う。
【0032】
表示部α4では処理により外部機器1からのデータZの値を処理(1)により表示させる。
【0033】
スイッチα3ではタッチ操作が行われていない場合には処理(2)による表示をまたタッチ操作が行われている場合には処理(3)によって反転表示を行う。
【0034】
尚処理(1)乃至(3)の方法を液晶表示装置2の描画方法として、一つ或いは2つの処理の組み合わせ、或いは3つ全ての処理を備えるのは表示内容に応じて任意に組み合わせることができるのは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明は、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして定義し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送するので、上下方向の複数のセグメントに亘って表示要素を貼り付けたり、或いは上下方向のセグメントに亘るサイズを持つ表示要素を描画することができ、しかも作成する描画データをセグメント単位で作成するため、転送が簡単にでき、表示処理ブロックでの処理を減らすことができるという効果がある。
加えて、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面において、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして定義し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとするので、画面において部分的な書き換えが可能となり、結果描画処理の時間が少なくなるだけでなく、複雑な画面においても一定の処理速度を確保することができる。
【0036】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている現在の画面内の、一つの表示要素を、現在の画面の前の画面に表示されていた元の表示要素に戻す際に、現在の当該表示要素の描画データと前記マスクデータとの論理積演算を行うとともに、元の表示要素の描画データと前記マスクデータの各画素の論理値を反転させたデータとの論理積演算を行い、更に両論理積演算結果の論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送するので、元の画面の表示要素が表示された画面に戻す際にも、請求項1の発明の効果が得られる。
【0037】
請求項3の発明は、液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置において、表示データ処理ブロックは、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成するとともに、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面において、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして作成し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送するので、請求項1の発明の効果を得ることができる液晶表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる液晶表示装置の概略構成図である。
【図2】 同上の液晶表示装置の具体的構成図である。
【図3】 本発明の実施形態の描画方法のによる表示例図である。
【図4】 同上に用いる部品要素の描画データの説明図である。
【図5】 同上の描画データの生成の説明図である。
【図6】 本発明の実施形態の説明図である。
【図7】 同上が解決しようとする課題の説明図である。
【図8】 同上の図7における描画データの説明図である。
【図9】 同上における処理(1)のフローチャートである。
【図10】 同上の処理(1)による描画の変更説明図である。
【図11】 同上に用いる描画データ及びマスクデータの説明図である。
【図12】 同上の処理(2)のフローチャートである。
【図13】 同上の処理(2)による描画の変更説明図である。
【図14】 同上の処理(3)による描画変更を行う前の画面例図である。
【図15】 同上の描画変更に用いる描画データの説明図である。
【図16】 同上の処理(3)による描画の変更説明図である。
【図17】 同上の処理(3)のフローチャートである。
【図18】 従来方法の説明図である。
【符号の説明】
1 外部機器
2 液晶表示装置
3 液晶パネル
4 液晶表示ドライバ
5 表示データ処理ブロック
Claims (3)
- 液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして定義し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする液晶表示装置の描画方法。
- 液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置の描画方法において、表示データ処理ブロックが行う加工は、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成し、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面では、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている現在の画面内の、一つの表示要素を、現在の画面の前の画面に表示されていた元の表示要素に戻す際に、現在の当該表示要素の描画データと前記マスクデータとの論理積演算を行うとともに、元の表示要素の描画データと前記マスクデータの各画素の論理値を反転させたデータとの論理積演算を行い、更に両論理積演算結果の論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の描画方法。
- 液晶パネルと、ビットデータからなる描画データを液晶パネルに転送する液晶表示ドライバと、表示する描画データを加工して液晶表示ドライバに転送する表示データ処理ブロックとからなる液晶表示装置において、表示データ処理ブロックは、液晶パネルのY軸方向の画素を所定ドット数で区切って1セグメントとし、該セグメント単位で描画のための明暗2値のビットデータを生成する際に、少なくとも上下方向の複数のセグメントに亘るように描画される一つの表示要素に対しては、当該表示要素の一部が夫々描画される各セグメント毎に当該表示要素の一部を含むビットデータをセグメント単位で生成するとともに、異なる複数の表示要素の一部或いは全部が同じセグメント内で描画されている画面において、一つの表示要素を書き換える際に、変更用の描画データを構成するセグメント単位のビットデータ中、書き換えるシンボルのエリアを論理値”0”とし、エリア外を論理値”1”としたビットデータをマスクデータとして作成し、このマスクデータと現在画面に描画されている当該表示要素に対応する描画データとの論理積演算を行い、この論理積演算後、論理積演算結果と変更用の描画データとの論理和演算を行って、その論理和演算結果を描画するためのデータとする加工であって、単一のセグメントにのみ描画される一つの表示要素に対しては前記加工を行わずに液晶表示ドライバに転送することを特徴とする液晶表示装置。
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