JP4387967B2 - 媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法。 - Google Patents

媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法。 Download PDF

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Description

本発明は、媒体にデータをヘッドで記録する媒体記憶装置及び回転同期処理方法に関し、特に、媒体の回転ジッタを見込んで、設けた回転ジッタギャップを減少するための媒体記憶装置及び回転同期処理方法に関する。
近年のデータ電子化処理の要求により、データを記憶する磁気ディスク装置や光ディスク装置の媒体記憶装置に、大容量化が要求されている。このため、ディスク媒体は、益々トラック密度や記録密度が高くなっている。しかも、トラック上の無駄な領域の減少が要求されている。
図13は、ディスク上の1トラックのフォーマットは、サーボ領域100に引き続き、データ領域102が設けられ、サーボ領域100で、位置決め情報の取得やデータ領域の開始を知るため、設けられる。例えば、1トラックで、このサーボ領域100とデータ領域102の対が、10個連続する。
図13は、ディスクの回転の時間軸上で表示してある。ディスクの回転ジッタや、偏心が全くない場合には、図13の上段のように、サーボ領域100やデータ領域102の間隔は、全て同一の「A」となる。一方、図13の下段に示すように、ディスクの回転ジッタや偏心がある場合には、サーボ領域100やデータ領域102の間隔は、「A1」,「A2」、「A3」のように、一定とならない。このため、サーボ領域100からの時間で、リード/ライト動作を制御する場合には、データ領域が一定でないため、データ領域全部を使用できない。
このため、図14のように、データ領域102の前後に、ギャップ領域104を設け、且つデータ領域102の前に、プリアンブル領域106を設けて、この変動を吸収している。即ち、図14の上段のように、サーボ領域100内のサーボマークの検出(SSM found)を契機に、各データ領域102のセクタパルス、リードゲート(ライトゲートも同様)を生成していた。これにより、回転ジッタや偏心が発生しても、図14の下段に示すように、リードゲートは、少なくとも、データ領域102をカバーできる(例えば、特許文献1参照)。
この方法は、サーボマークの検出から、固定の周波数のクロックを計数し、リードゲートを生成するものであった。このため、図14に示すように、サーボゲートやリードゲート(ライトゲートも同様)は、データ領域102と完全に一致せず、データ領域102とずれる。このため、ずれても大丈夫なように、ギャップ領域104の長さが必要となる。この長さは、設計上で決定され、想定される装置の最大の偏心量やディスクの最大の回転変動量を見積もったものであった。
図15に示すように、このサーボ間隔を測定することにより、リードゲートの開始位置を制御することにより、ディスクの偏心や回転変動があっても、リードゲートとデータ領域の同期関係を、維持する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法は、サーボ同期マーク間隔から周波数補正量を算出して、サーボ/リード/ライトゲートタイミングを補正する方式であり、DSW(Disk Synchronous Write)方式と呼ばれている。
特開平11−031358号公報(図1) 特開2002−133771号公報(図4)
近年の装置の小型化の要求により、かかるディスク記憶装置も、小型のサーバやモバイル機器(例えば、ノート型パーソナルコンピュータや携帯型AV(Audio/Visual)機器)へ搭載されている。
このため、振動や温度変化等の外部環境を受け易い環境で使用される。このため、サーボ同期マークを誤って検出する可能性がある。従来のサーボ同期マークの間隔の測定から、リードゲートやライトゲートを制御する(クロック周波数を変更する)方法では、誤ってサーボ同期マークを検出した場合には、DSW方式を有効に利用できず、データ破壊等の可能性が生じる。
又、サーボ間隔マークの測定誤差が有り得るため、同様に、DSW方式を有効に利用できず、データ破壊等の可能性が生じ、媒体記憶装置のデータ信頼性を低下する。更に、周波数の変更は、セクタの途中で実行されるため、何らかの原因で大きな周波数変更量が指示された場合には、データのエラーレートに影響し、エラーレートが悪化する。
従って、本発明の目的は、サーボ同期マークの間隔を測定するDSW方式のエラーレートの悪化を有効に防止するための媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、サーボ同期マークの間隔による周波数変化量が大きい場合には、周波数補正を禁止し、DSW方式を有効に利用するための媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法を提供することにある。
更に、本発明の更に他の目的は、サーボ同期マークの間隔を測定するDSW方式によるデータ破壊を有効に防止するための媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法を提供することにある。
更に、本発明の更に他の目的は、サーボ同期マークの間隔を測定するDSW方式によるデータ破壊を有効に防止し、ギャップ長を削減し、記憶容量を増大するための媒体記憶装置及び媒体記憶装置の回転同期処理方法を提供することにある。
この目的の達成のため、本発明の媒体記憶装置は、1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックのデータのリード及びライトのいずれかを行うヘッドと、回転する前記記憶媒体の所望トラックに前記ヘッドを位置付けるアクチュエータと、前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データを前記ヘッドで前記記憶媒体に対し、リード又はライトする制御を行うコントローラと、前記コントローラで検出した前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正する処理ユニットとを有し、前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定し、許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正する。
又、本発明の回転同期処理方法は、1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックに、前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データを、前記ヘッドでリード又はライトするステップと、前記ヘッドの読み取り信号から検出した前記サーボ同期マークの間隔を計算するステップと、前記計算されたサーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定するステップと、前記許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正するステップとを有する。
更に、本発明では、好ましくは、前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔の変化量が、前記許容範囲内の判定のための変化量スライスより小さいかを判定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記処理ユニットは、前記サーボマークの間隔が、前記許容範囲内の判定のための絶対値スライスより小さいかを判定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記処理ユニットは、前記サーボマークの間隔が、補正可能範囲内かを判定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記処理ユニットは、前記判定結果が、許容範囲内でない場合には、ライト禁止又は前記同期タイミングの補正を禁止する。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、クロックを発生するクロック源と、前記クロックから前記回転同期タイミング信号を生成するタイミング生成回路とを有し、前記処理ユニットは、前記タイミング生成回路の前記クロックの周波数補正量を計算し、前記コントローラにセットする。
更に、本発明では、好ましくは、前記処理ユニットは、前記記憶媒体の回転に同期したサーボゲート信号に応じて、前記同期タイミングの補正処理を開始する。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記クロック源のクロックに基づいて、前記サーボ同期マーク検出時刻を計数する計数カウンタを有し、前記処理ユニットは、前記記憶媒体の回転に同期したサーボゲート信号に応じて、前記計数カウンタの計数値を読み込み、前記同期タイミングの補正処理を実行する。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラのタイミング生成回路は、前記クロックからサーボタイミング信号を生成するサーボタイミング生成回路と、前記クロックからデータタイミング信号を生成するデータタイミング生成回路と、前記クロックからライトタイミング信号を生成するライトタイミング生成回路とを有する。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記サーボタイミング生成回路の前記サーボタイミング信号に応じて、サーボゲート信号、リードゲート信号、ライトゲート信号を生成するゲート信号生成回路を更に有する。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記サーボタイミング信号と前記データタイミング信号に応じて、前記ヘッドの読み取り信号から前記サーボ情報とリードデータを出力する検出回路を更に有する。
記憶媒体のサーボ同期マーク間隔の測定結果から周波数の補正量を計算するため、毎サーボフレームで、周波数補正量をリアルタイムで設定するため、より正確な周波数補正が行われるが、この周波数補正動作は、データ部のリード/ライト動作に関係なく周波数を変化させるため、セクタの途中で、周波数が変わってしまい、周波数変化が大きい場合には、エラーレートへ影響する可能性がある。本発明では、SSM間隔が、許容されるエラーレート内の周波数補正内かを判定し、判定結果が良好の場合に、周波数補正量を設定するため、エラーレートへの影響を防止して、DSW方式を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、媒体記憶装置、周波数補正回路、周波数補正処理、周波数補正の制限処理、他の実施の形態の順で説明する。
[媒体記憶装置]
図1は、本発明の一実施の形態の媒体記憶装置の構成図、図2は、図1の媒体のサーボ領域とデータ領域の説明図である。図1は、媒体記憶装置として、磁気ディスク媒体にデータをリード/ライトする磁気ディスク装置(HDD)を例に示す。
図1に示すように、磁気ディスク装置10は、パーソナルコンピュータに内蔵され、パーソナルコンピュータのホスト(図示せず)とATA(AT Attachment)規格等のインターフェースのケーブル(図示せず)で接続される。
磁気ディスク装置10は、磁気ディスク19と、磁気ディスク19を回転するスピンドルモータ20と、磁気ディスク19にデータをリード/ライトする磁気ヘッド25と、磁気ヘッド25を磁気ディスク19の半径方向(トラック横断方向)に移動するアクチュエータ(VCM)22とを備える。
又、制御部として、HDC(Hard Disk Controller)12と、データバッファ14と、MPU11と、メモリ(RAM)13と、リードチャネル回路16と、ヘッドIC18と、スピンドルモータドライバ21と、VCMドライバ23と、これらを接続するバス17とを備える。
HDC12は、ホストからタスクをセットするタスクファイルを有するインターフェース制御回路と、データバッファ14を制御するデータバッファ制御回路とを有する。リードチャネル回路16は、リードデータの復調やライトゲートの生成を行う。
データバッファ14は、キャッシュメモリの役目を果たし、ホストからのライトデータを保存し、磁気ディスク19からのリードデータを保存する。そして、ライトバック時には、データバッファ14のライトデータを、磁気ディスクにライトし、リード時には、データバッファ14のリードデータを、ホストへ転送する。
ヘッドIC18は、ライト時は、ライトデータに従い、磁気ヘッド25に記録電流を流し、リード時は、磁気ヘッド25からの読取信号を増幅して、リードチャネル回路16に出力する。スピンドルドライバ21は、スピンドルモータ20を回転駆動する。VCMドライバ23は、磁気ヘッド25を移動するVCM22を駆動する。
MPU(Micro Processor)11は、磁気ヘッド25の位置制御、リード/ライト制御、リトライ制御を行う。メモリ(ROM/RAM)13は、MPU11の処理に必要なデータを格納する。このリードチャネル回路16に、図5で後述する周波数補正回路を含むリード/ライトタイミング回路3が設けられ、HDC12には、サーボロジック回路4が設けられ、MPU11は、このタイミング回路3とサーボロジック回路4と連携して周波数補正処理28を実行する。
図2は、磁気ディスク19におけるトラックとデータの関係図である。ここでは、1つのトラックに、8つのサーボ領域100とデータ領域102とを設けた例を示す。図2に示すように、インナー側トラック19Aでも、アウター側トラック19Bでも、1つのトラックに、8つのサーボ領域100とデータ領域102とが設けられる。
図3は、サーボ領域100の構成図である。サーボ領域100に書き込まれるサーボ情報は、サーボ・プリアンブル、SSM(サーボ同期マーク)、グレイコード(シリンダ又はトラック番号)、フレーム番号(セクタ番号)、位置エラー検出信号(例えば、4相バースト信号)からなる。
グレイコードは、そのトラックのシリンダ番号又はトラック番号を示し、フレーム番号は、そのトラック内のフレーム又はセクタ番号を示す。1フレームが、複数セクタで構成されている場合には、フレーム番号を示す。位置エラー検出信号は、通常、そのトラックの中心とヘッド位置とのずれ量を検出するために、使用される。
図4は、図1の構成の周波数補正処理のタイムチャート図である。図4に示すように、サーボゲート信号により、磁気ヘッド25の読み取り信号からサーボ情報(図3参照)を抽出し、サーボ同期マークSSMが検出される。このサーボ同期マークSSMの検出により、MPU11が、図6で説明する周波数補正処理(ファームウェア処理)28を実行し、周波数補正量を計算し、リードチャネル回路16のリード/ライトタイミング回路3にセットする。これにより、リード/ライトタイミング回路3は、サーボゲート、リードゲート、ライトゲート、リードクロック、ライトクロックを、この周波数補正量に応じて、修正する。
[周波数補正回路]
図5は、図1のリード/ライトタイミング回路3及びサーボロジック回路4の構成図である。図5に示すように、サーボ周波数発生器(サーボフリークエンシージェネレター:SFG)30は、サーボ基準周波数のクロックRCLを発生する。サーボタイミングリカバー回路32は、サーボ基準周波数のクロックRCLを所定の周波数補正量で補正したサーボタイミング信号を生成する。
タイムベースジェネレータ(TBG)34は、リード/ライトのタイムベース基準周波数のクロックTBCLを発生する。データタイミングリカバー回路36は、タイムベース基準周波数のクロックを所定の周波数補正量で補正したデータタイミング信号を生成する。デテクターブロック回路38は、サーボタイミング信号とデータタイミング信号とを受け、磁気ヘッド25の読み取り信号からサーボ情報を見つけ、サーボ同期マーク検出信号SSM found、サーボ情報(SSM,グレイコード/フレームナンバー、ポジションエラー信号)、リードデータを検出する。
データタイミングリカバー回路40は、タイムベースジェネレータ34の基準周波数をオフセットして、タイムベースジェネレータ34からライトクロックを発生させる。
周波数補正量レジスタ42は、MPU11のファームウェア(周波数補正処理)28で計算された周波数補正量を保持し、サーボタイミングリカバー回路32の基準周波数に対する補正量を設定し、データタイミングリカバー回路36のタイムベース基準周波数に対する補正量を設定する。
周波数補正量レジスタ42は、データタイミングリカバー回路40によるタイムベースジェネレータ34の基準周波数を補正量でオフセットする。カウンタ44は、サーボ周波数発生器30の基準クロックRCLを計数する。ラッチ回路46は、サーボ同期マーク検出信号SSM foundで、カウンタ44の計数値をラッチする。
MPU11のファームウェア(周波数補正処理)28は、ディテクターブロック回路38からサーボ同期マークを受け、ラッチ回路46の計数値を取り込み、周波数補正処理する。サーボロジック回路4は、サーボタイミングリカバー回路32のサーボタイミング信号を受け、サーボゲート、リードゲート、ライトゲート、セクターパルスを生成する。
このサーボゲート、リードゲートは、ディテクターブロック回路38に送られ、サーボ情報、サーボ同期マーク検出信号、リードデータの検出に供される。又、サーボゲートは、MPU11に送られ、図4のように、ファームウェア(周波数補正処理)28を起動する。更に、ライトゲートとライトクロックは、ヘッドICに送られ、HDC12から送られるライトデータで、磁気ヘッド25を駆動する。
このように、この実施の形態では、カウンタ44、ラッチ回路46によるサーボ同期マークからサーボ間隔を測定する機能と、周波数補正量レジスタ42による、サーボタイミングリカバー回路32に、サーボ周波数発生器30の基準周波数RCLに対する補正量を設定する機能と、周波数補正量に合わせて、サーボロジック回路4のサーボゲート、セクターパルス、リードゲート、ライトゲートのタイミングを補正する機能と、データリード時、データタイミングリカバー回路36にタイムベースジェネレータ34の基準周波数に対する補正量を設定する機能と、データライト時、タイムベースジェネレータ34の基準周波数を補正量でオフセットする機能とを設けている。
[周波数補正処理]
図6は、本発明の一実施の形態の周波数補正処理フロー図、図7は、図6のローパスフィルタ処理の説明図、図8は、図6のエラーレート低下防止のタイムチャート図、図9は、図8のエラーレート低下防止のスライスの説明図である。
図7乃至図9を参照して、図6の周波数補正処理を説明する。
(S10)MPU11は、図4のサーボゲートSGのタイミングで、周波数補正処理を開始する。先ず、MPU11は、サーボ同期マーク検出信号を受信したかを判定する。サーボゲートのタイミングでは、正常であれば、サーボ同期マーク検出信号を受信するので、サーボ同期マーク検出信号を受信しないと、誤って検出されたサーボ間隔を使用することになり、これを防止するため、ステップS28に進む。
(S12)MPU11は、サーボ同期マーク検出信号SSM foundを受信したと判定すると、サーボ情報のグレイコードが、予定されているグレイコードであるかを判定する。これもサーボ同期マークが正しく検出されたかの判定である、グレイコードが予定のグレイコードでなければ、ステップS28に進む。
(S14)MPU11は、グレイコードが、予定のグレイコードであると判定すると、サーボ情報のサーボフレーム番号が、予定されているサーボフレーム番号であるかを判定する。これもサーボ同期マークが正しく検出されたかの判定である、サーボフレーム番号が予定のサーボフレーム番号でなければ、ステップS28に進む。
(S16)MPU11は、サーボフレーム番号が、予定されているサーボフレーム番号であると判定すると、ラッチ回路46の計数値を取り込み、前回のサーボゲート時に取り込んだ計数値を、取り込んだ計数値から引き、SSM間隔を計算する。
(S18)MPU11は、SSM間隔の測定結果に対し、ローパスフィルタ(LPF)処理する。これは、測定ばらつきを抑制するためである。例えば、前回までの測定結果の積分値に今回の測定結果を加え、測定回数で割る。これを今回のSSM間隔とする。図7は、ローパスフィルタの説明図である。横軸は、サーボフレーム番号、縦軸は、回転ジッタがない時のSSM間隔を「0」とした時のSSM間隔の時間ずれを示す。図7に示すように、細線で示す実際の測定結果に対し、太線のローパスフィルタ処理された測定結果は、SSM間隔の測定ばらつきが抑制されている。尚、LPF処理することで、位相遅れが発生するため、この位相遅れの周波数の補正誤差分のギャップを設け、吸収する。
(S20)次に、MPU11は、SSM間隔が、絶対量スライスより小さいかを判定する。図8のタイムチャート図に示すように、毎サーボフレームで、サーボゲートで、SSMを検出すると、ファームウェアが起動し、周波数補正量を計算し、周波数補正量をリアルタイムで設定する。これにより、より正確な周波数補正が行われるが、この動作は、データ部のリード/ライト動作に関係なく周波数を変化させるため、セクタの途中で、周波数が変わってしまう。
図8では、ファームウェアの処理時間分、2番目のセクタ(ライトゲート)の間に、周波数が変化し、エラーレートへ影響する可能性がある。例えば、周波数が大きく変化すると、周波数補正で補正される2番目のライトゲートオフのタイミング(リードゲートも同様)が伸びる。エラーレートに影響する周波数補正の変化量は、避けるべきである。このため、先ず、図9に示すように、周波数補正回路32,36,40の周波数補正限界以下の絶対量スライスを設定し、SSM間隔が、絶対量スライスより小さいかを判定する。SSM間隔が、絶対量スライスより小さくない場合には、ステップS26のエラー処理に進む。
(S22)同様の理由により、MPU11は、SSM間隔の変化量(前回のSSM間隔と今回のSSM間隔の差)が、図10で後述する変化量スライスより小さいかを判定する。図9に示すように、変化量スライスは、エラーレートの許容範囲に対する周波数補正変化量以下である。SSM間隔の変化量が、変化量スライスより小さくない場合も、ステップS26のエラー処理に進む。
(S24)SSM間隔の変化量が、変化量スライスより小さい場合には、ライト禁止を解除する。
(S26)ステップS20,S22で、SSM間隔が、絶対量スライスより小さくない場合又はSSM間隔の変化量が、変化量スライスより小さくない場合には、エラー処理として、ライト禁止を設定する。即ち、このフレームは、以降ライト禁止となる。
(S28)又、ステップS10,S12,S14で、SSMが検出されない場合や誤って検出された場合には、エラー処理を行う。このエラー処理では、先ず、エラー処理が可能かを判定する。即ち、2つ前、1つ前で、SSM、グレイコード、サーボフレーム番号が正常に検出されたかを判定する。正常に検出されていない場合には、次のステップS30で、補間処理を正確に行えないため、終了する。
(S30)一方、2つ前、1つ前で、SSM、グレイコード、サーボフレームが正常に検出されたと判定すると、今回のSSM間隔を、過去のSSM間隔(2つ前、1つ前のSSM間隔)から直線補間(1つ前のSSM間隔×2−2つ前のSSM間隔)により、計算する。そして、ステップS32に進む。
(S32)次に、MPU11は、SSM間隔が、周波数補正回路32,36,40の周波数補正可能範囲(図9参照)より小さいかを判定する。SSM間隔が、周波数補正可能範囲より小さくない場合には、周波数補正できないため、終了する。
(S34)MPU11は、SSM間隔が、周波数補正可能範囲より小さい場合には、SSM間隔から周波数補正量を計算する。
(S36)MPU11は、計算した周波数補正量を、図5の周波数補正量レジスタ42に設定する。これにより、このフレームの周波数補正を終了する。
このように、第1に、SSM間隔の測定結果から周波数の補正量を計算するため、誤って検出されたSSM間隔を使用することは、データ破壊の危険性がある、この防止方法として、サーボ同期マークSSMが正しく検出されたかを判定する。ここでは、安全のため、3段階のチエック、即ち、SSM検出信号の有無、グレイコードの正常性、フレーム番号の正常性を判定している。
SSMが誤って検出されると、SSM以降のグレイコード、フレーム番号も異常な値に復調されるからである。但し、グレイコードかフレーム番号の正常性のいずれかを用いても良い。これにより、誤って検出されたSSM間隔で、周波数補正されることを防止でき、データ破壊の危険性を予防できる。
又、SSM間隔の測定ばらつきも、異常な周波数補正の原因となり、データ破壊のおそれがある。このため、SSM間隔の測定結果をローパスフィルタ処理し、ばらつきを抑制する。
更に、SSMが誤って検出された場合でも、救済策として、直線補間により、SSM間隔を予測するため、周波数補正が可能となる。
又、第2に、毎サーボフレームで、周波数補正量をリアルタイムで設定するため、より正確な周波数補正が行われるが、この動作は、データ部のリード/ライト動作に関係なく周波数を変化させるため、セクタの途中で、周波数が変わってしまい、周波数変化が大きい場合には、エラーレートへ影響する可能性がある。
この防止策として、SSM間隔が、許容されるエラーレート内の周波数補正内かを判定する。ここでは、絶対量スライスと変化量スライスを使用して、周波数範囲内かを判定する。そして、SSM間隔が、許容されるエラーレート内の周波数補正内でなければ、そのフレームのライトを禁止し、エラーレートへの影響を防止する。
更に、SSM間隔が、周波数補正回路の補正可能範囲内かを判定し、補正可能範囲内でなければ、周波数補正回路に異常な補正量を設定しまうため、周波数補正量の計算、設定は、実行しない。尚、ライト禁止となっても、SSM間隔が、周波数補正回路の補正可能範囲内であれば、測定結果を優先し、次回の周波数補正量の判定に反映するため、周波数補正量の計算、設定を行う。
この実施の形態では、許容範囲は、絶対量スライス、変化量スライス、補正可能範囲内のいずれであっても良い。但し、許容範囲は、絶対量スライスと変化量スライス、又は、変化量スライスのみであっても良い。
尚、DSW方式の適用により、理論的には、ローテーションジッタギャップを削除できるが、前述のローパスフィルタ処理の位相遅れ、直線補間の補正誤差、ファームウェア処理による周波数補正量の算出誤差を考慮すると、ギャップを削減することは好ましくないが、DSW方式を適用しない場合のギャップに対し、1/3〜1/5程度のギャップ長には、削減できる。
[周波数補正の制限処理]
次に、前述の周波数補正の制限のための絶対量スライス、変化量スライスの設定方法を説明する。
図10は、図6の変化量スライスの測定処理フロー図、図11は、その動作説明図である。尚、この処理は、ある代表的なドライブを使用して、測定し、測定結果の変化量スライスを他のドライブにも、使用する。
(S40)先ず、図1の構成において、周波数補正処理を無効に設定する。即ち、周波数補正しないで、測定を開始する。
(S42)あるセクター(図11では、データ2で示す)にデータをライトする。
(S44)そのライトしたセクターのデータをリードし、エラーレートを測定する。即ち、複数回のリードを行い、エラーレートを測定する。
(S46)周波数補正しない場合の測定結果から、通常時のエラーレートが判るため、この測定結果から、周波数補正しても、エラーレートが悪化しない許容範囲を決定する。
(S48)次に、図1の構成において、周波数補正処理を有効とする。即ち、周波数補正して、測定を行う。
(S50)周波数補正の変化量を初期化する。
(S52)あるセクターの周波数補正量(周波数補正の変化量)を、増加し、図5の周波数補正量レジスタ42に設定する。
(S54)周波数補正回路3をこの周波数補正量で補正した状態で、あるセクター(データ2)にデータをライトする。
(S56)そのライトしたセクターのデータをリードし、エラーレートを測定する。即ち、複数回のリードを行い、エラーレートを測定する。
(S58)このエラーレートは、ステップS46で決定したエラーレートが悪化しない許容範囲にあるかを判定する。エラーレートが、許容範囲内にあれば、ステップS52に戻り、設定する周波数補正量を増加する。一方、エラーレートが、許容範囲内でなければ、ステップS52で決定した周波数補正量を採用し、これから、図6、図9で示したSSM間隔の変化量の変化量スライスを決定する。
次に、具体的な絶対量スライスと、変化量スライスの決定方法を説明する。図12は、サーボ情報を磁気ディスク19に書き込む時の書き始めと書き終わりの書き継ぎの説明図である。
絶対量スライスは、以下の項目のトータルが、周波数補正される最大値となり、この最大値をスライスとする。(1)媒体のシフト等で発生する予測される最大偏心による最大時間ずれを補正するための周波数補正量、(2)後述する図12に示すサーボ情報を磁気ディスク19に書き込む時の書き始めと書き終わりの書き継ぎの最大誤差を補正するための周波数補正量、(3)スピンドルモータの回転変動で発生する時間ずれの最大の変化時間を補正するための周波数補正量。
図12の上段に示すように、磁気ディスクの1周を、「0」〜「9」のフレーム(サーボ情報)に分割すると、フレーム9で、1周が終了し、フレーム0となるため、書き始めからのクロック誤差等の蓄積により、図12の下段に示すように、書き終わりのフレーム9では、フレーム0の存在により、書き継ぎ量に制限される。このため、この書き継ぎ量は、理想値に対し、前後する。これを前述の周波数補正の最大値に加味する。
次に、変化量スライスは、前述のエラーレートの許容範囲で決定し、図10の処理フローにより、自動決定できる。
[他の実施の形態]
前述の実施の形態では、媒体記憶装置を磁気ディスク装置で説明したが、光ディスク、光磁気ディスク、他の回転式記憶媒体を使用した記憶装置にも適用できる。又、インターフェースは、ATAに限らず、他のインターフェースにも適用できる。更に、サーボ同期マークの検出確認が不要な場合には、図6のステップS10〜S14、S28,S30を削除しても良い。
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、本発明は、種々の変形が可能であり、本発明の範囲からこれらを排除するものではない。
(付記1)1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックのデータのリード及びライトのいずれかを行うヘッドと、回転する前記記憶媒体の所望トラックに前記ヘッドを位置付けるアクチュエータと、前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データを前記ヘッドで前記記憶媒体に対し、リード又はライトする制御を行うコントローラと、前記コントローラで検出した前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正する処理ユニットとを有し、前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定し、許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正することを特徴とする媒体記憶装置。
(付記2)前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔の変化量が、前記許容範囲内の判定のための変化量スライスより小さいかを判定することを特徴とする付記1の媒体記憶装置。
(付記3)前記処理ユニットは、前記サーボマークの間隔が、前記許容範囲内の判定のための絶対値スライスより小さいかを判定することを特徴とする付記1の媒体記憶装置。
(付記4)前記処理ユニットは、前記サーボマークの間隔が、補正可能範囲内かを判定することを特徴とする付記1の媒体記憶装置。
(付記5)前記処理ユニットは、前記判定結果が、許容範囲内でない場合には、ライト禁止又は前記同期タイミングの補正を禁止することを特徴とする付記1の媒体記憶装置。
(付記6)前記処理ユニットは、前記記憶媒体の回転に同期したサーボゲート信号に応じて、前記同期タイミングの補正処理を開始することを特徴とする付記1の媒体記憶装置。
(付記7)前記コントローラは、前記クロック源のクロックに基づいて、前記サーボ同期マーク検出時刻を計数する計数カウンタを有し、前記処理ユニットは、前記記憶媒体の回転に同期したサーボゲート信号に応じて、前記計数カウンタの計数値を読み込み、前記同期タイミングの補正処理を実行することを特徴とする付記6の媒体記憶装置。
(付記8)前記コントローラのタイミング生成回路は、前記クロックからサーボタイミング信号を生成するサーボタイミング生成回路と、前記クロックからデータタイミング信号を生成するデータタイミング生成回路と、前記クロックからライトタイミング信号を生成するライトタイミング生成回路とを有することを特徴とする付記6の媒体記憶装置。
(付記9)前記コントローラは、前記サーボタイミング生成回路の前記サーボタイミング信号に応じて、サーボゲート信号、リードゲート信号、ライトゲート信号を生成するゲート信号生成回路を更に有することを特徴とする付記8の媒体記憶装置。
(付記10)前記コントローラは、前記サーボタイミング信号と前記データタイミング信号に応じて、前記ヘッドの読み取り信号から前記サーボ情報とリードデータを出力する検出回路を更に有することを特徴とする付記8の媒体記憶装置。
(付記11)1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックに、前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データをヘッドで、リード又はライトするステップと、前記ヘッドの読み取り信号から検出した前記サーボ同期マークの間隔を計算するステップと、前記計算されたサーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定するステップと、前記許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正するステップとを有することを特徴とする媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記12)前記判定ステップは、前記サーボ同期マークの間隔の変化量が、前記許容範囲内の判定のための変化量スライスより小さいかを判定するステップを有することを特徴とする付記11の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記13)前記判定ステップは、前記サーボマークの間隔が、前記許容範囲内の判定のための絶対値スライスより小さいかを判定するステップからなることを特徴とする付記11の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記14)前記判定ステップは、前記サーボマークの間隔が、補正可能範囲内かを判定するステップからなることを特徴とする付記11の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記15)前記判定結果が、許容範囲内でない場合には、ライト禁止又は前記同期タイミングの補正を禁止するステップを更に有することを特徴とする付記11の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記16)前記補正ステップは、クロック源からのクロックから前記回転同期タイミング信号を生成するタイミング生成回路の前記クロックの周波数補正量を計算するステップを有することを特徴とする付記11の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記17)前記計算ステップは、前記クロック源のクロックに基づいて、前記サーボ同期マーク検出時刻を計数する計数カウンタの計数値を、前記記憶媒体の回転に同期したサーボゲート信号に応じて、読み込み、前記サーボ同期マークの間隔を計算するステップからなることを特徴とする付記16の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記18)前記補正ステップは、前記クロックからサーボタイミング信号を生成するサーボタイミング生成回路と、前記クロックからデータタイミング信号を生成するデータタイミング生成回路と、前記クロックからライトタイミング信号を生成するライトタイミング生成回路との前記クロックの周波数補正を行うステップを有することを特徴とする付記15の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記19)前記サーボタイミング生成回路の前記サーボタイミング信号に応じて、サーボゲート信号、リードゲート信号、ライトゲート信号を生成するステップを更に有することを特徴とする付記18の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
(付記20)前記サーボタイミング信号と前記データタイミング信号に応じて、前記ヘッドの読み取り信号から前記サーボ情報とリードデータを検出するステップを更に有することを特徴とする付記18の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
媒体のサーボ同期マーク間隔の測定結果から周波数の補正量を計算するため、毎サーボフレームで、周波数補正量をリアルタイムで設定するため、より正確な周波数補正が行われるが、この周波数補正動作は、データ部のリード/ライト動作に関係なく周波数を変化させるため、セクタの途中で、周波数が変わってしまい、周波数変化が大きい場合には、エラーレートへ影響する可能性がある。本発明では、SSM間隔が、許容されるエラーレート内の周波数補正内かを判定し、判定結果が良好の場合に、周波数補正量を設定するため、エラーレートへの影響を防止して、DSW方式を実現できる。
本発明の一実施の形態の媒体記憶装置の構成図である。 図1のディスクのサーボ情報とデータ領域の説明図である。 図2のサーボ情報の説明図である。 図1の周波数補正処理のタイムチャート図である。 図1の周波数補正回路及びタイミング生成回路の構成図である。 本発明の一実施の形態の周波数補正処理フロー図である。 図6のローパスフィルタ処理の説明図である。 図6の周波数制限処理の説明図である。 図6の周波数制限のスライスの説明図である。 図9の変化量スライスの測定処理フロー図である。 図10の変化量スライスの測定動作の説明図である。 図9の絶対量スライスの決定のための書き繋ぎの説明図である。 従来の回転ジッタによるサーボ間隔の説明図である。 従来のギャップによる回転ジッタ吸収動作の説明図である。 従来のDSW方式による回転ジッタ吸収動作の説明図である。
符号の説明
3 リード/ライトタイミング回路)
4 サーボロジック回路(タイミング生成回路)
10 媒体記憶装置(ディスク装置)
11 MPU(処理ユニット)
12 HDC(コントローラ)
13 メモリ(RAM)
14 データバッファ
16 リードチャネル(コントローラ)
19 媒体(磁気ディスク)
20 スピンドルモータ
22 アクチュエータ(VCM)
25 ヘッド(磁気ヘッド)

Claims (5)

  1. 1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックのデータのリード及びライトのいずれかを行うヘッドと、
    回転する前記記憶媒体の所望トラックに前記ヘッドを位置付けるアクチュエータと、
    前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データを前記ヘッドで前記記憶媒体に対しリード又はライトする制御を行うコントローラと、
    前記コントローラで検出した前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正する処理ユニットとを有し、
    前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定し、許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔から前記コントローラの同期タイミングを補正する
    ことを特徴とする媒体記憶装置。
  2. 前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔の変化量が、前記許容範囲内の判定のための変化量スライスより小さいかを判定する
    ことを特徴とする請求項1の媒体記憶装置。
  3. 前記処理ユニットは、前記サーボ同期マークの間隔が、前記許容範囲内の判定のための絶対値スライスより小さいかを判定する
    ことを特徴とする請求項1の媒体記憶装置。
  4. 1トラックに、サーボ同期マークを含むサーボ情報が所定間隔で書き込まれた記憶媒体のトラックに、前記記憶媒体の回転に同期するタイミングで、データを前記ヘッドで、リード又はライトするステップと、
    前記ヘッドの読み取り信号から検出した前記サーボ同期マークの間隔を計算するステップと、
    前記計算されたサーボ同期マークの間隔が、リード時のエラーレートに影響する周波数補正変化を生じない許容範囲内かを判定するステップと、
    前記許容範囲内である場合に、前記サーボ同期マークの間隔からコントローラの前記同期タイミングを補正するステップとを有する
    ことを特徴とする媒体記憶装置の回転同期処理方法。
  5. 前記判定ステップは、前記サーボ同期マークの間隔の変化量が、前記許容範囲内の判定のための変化量スライスより小さいかを判定するステップを有する
    ことを特徴とする請求項4の媒体記憶装置の回転同期処理方法。
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