JP4386777B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、使い捨て失禁パッド、尿パッド等の吸収性物品に関する。
従来、例えば、特開平5−137744号公報(特許文献1)で、装着を容易にするための粘着部をバックシートの表面に設け、男性性器に対して粘着剤で直接貼り付けて固定するものが提案されている。
特開平5−137744号公報
しかし、上記特許文献1で提案された従来例は、粘着部をバックシートの表面に設け、男性性器に対して粘着剤で直接貼り付けて固定するものであるため、装着に手数がかかり、特に、男性性器を包んで装着しづらく、シール性が高くないという問題点があった。
そこで、本発明は、より少ない手数で装着でき、特に、男性性器を包んで装着し易く、シール性が高く、また、男性性器に対してずれにくく、さらに、ずれたとしても尿の漏れの少ない失禁パッド、尿パッド等の吸収性物品を提供することを目的とする。
請求項1の本発明は、透液性のトップシートと、
バックシートと、
前記トップシートと前記バックシートの間に介在される吸収体と、から成り、
カバーシートが着脱自在に貼られた粘着部が、前記トップシートの表面の幅方向中央部に、長手方向中央線を境にして両側に少なくとも2箇所以上設けられることを特徴とする吸収性物品である。
請求項2の本発明は、立体ギャザーは、前記吸収体の長手方向両側縁近傍において前記長手方向に沿って前記バックシートを覆うように配置され、
前記バックシートは、前記立体ギャザーの幅方向に巻き込まれる請求項1記載の吸収性物品である。
請求項3の本発明は、前記粘着部は、一方の縁の前記立体ギャザーの表面あるいは前記両側縁の前記立体ギャザーの表面に設けられる請求項2記載の吸収性物品である。
請求項4の本発明は、前記粘着部は、前記立体ギャザーの全長に亘る表面あるいは前記立体ギャザーの部分に亘る表面に設けられる請求項2記載の吸収性物品である。
請求項5の本発明は、前記粘着部は、前記トップシートの表面に設けられる代わりに、前記立体ギャザーの表面に設けられる請求項2記載の吸収性物品である。
請求項1の本発明によれば、図1、図2に示されるように、透液性のトップシート1と、
バックシート2と、
トップシート1とバックシート2の間に介在される吸収体3と、から成り、
カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、トップシート1の表面1a、1bに設けられる。
このため、装着対象者の体形、図示されない男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。男性器を包んで装着し易く、男性器に対してズレにくい。又、万一ズレたとしても、シール性が高く尿の漏れを防止できる。又、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
請求項2の本発明によれば、図1〜図6に示されるように、立体ギャザー4は、吸収体3の長手方向両側縁近傍において長手方向に沿ってバックシート2を覆うように配置され、図2、図4、図6に示されるように、バックシート2は立体ギャザー4の幅方向に巻き込まれる。
このため、装着対象者の体形、図示されない男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。男性器を包んで装着し易く、男性器に対してズレにくい。又、万一ズレたとしても、シール性が高く尿の漏れを防止できる。又、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
請求項3の本発明によれば、図3〜図6に示されるように、粘着部6は、一方の縁7aの立体ギャザー4の表面4aあるいは両側縁7a、7bの立体ギャザー4の表面4a、4bに設けられる。図5に示されるように、両側の立体ギャザー4の表面に設けられる場合は、男性器の付け根を粘着部と貼り合わせて装着、使用することができる。
このため、装着対象者の体形、図示されない男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。男性器を包んで装着し易く、男性器に対してズレにくい。又、万一ズレたとしても、シール性が高く尿の漏れを防止できる。又、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
請求項4の本発明によれば、図3、図5に示されるように、粘着部6は、立体ギャザー4の全長に亘る表面4a、4bあるいは立体ギャザー4の部分に亘る表面4a、4bに設けられる。
このため、装着対象者の体形、図示されない男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。男性器を包んで装着し易く、男性器に対してズレにくい。又、万一ズレたとしても、シール性が高く尿の漏れを防止できる。又、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
請求項5の本発明によれば、図3〜図6に示されるように、粘着部6は、トップシート1の表面1a、1bに設けられる代わりに、立体ギャザー4の表面4a、4bに設けられる。
以下、本発明を、その実施例に基づいて、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の吸収性物品11は、不織布等からなる透液性のトップシート1と、ポリエチレン等からなるバックシート2の間に、綿状パルプ等の吸収体3を介在させた構造である。
即ち、吸収性物品11は、透液性のトップシート1と、不透液性あるいは撥水性のバックシート2と、トップシート1とバックシート2の間に介在される吸収体3と、吸収体3の長手方向両側縁近傍において長手方向に沿ってバックシート2を覆うように配置された立体ギャザー4と、から成り、バックシート2は立体ギャザー4の幅方向に巻き込まれ、カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、トップシート1の表面1a、1bに設けられる。
吸収体3は、図1に示されるように、方形に成形されたものが使用されているが、着用状況に合わせて略砂時計形状のものも可能である。その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体3は、形状保持とトップシート1を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙(図示せず)によって囲繞されている。
吸収体の表面側(肌当接面側)を覆うトップシート1としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。トップシート1に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになりドライタッチ性に優れたものとなる。
図2に示されるように、トップシート1は、吸収体3の側縁より若干外方に延在し、この延在部分がバックシート2にホットメルト接着剤等により固着されている。
バックシート2は、図2に示されるように、吸収体3の裏面側(非肌当接面側)を覆い、さらに両側部が吸収性物品11の表面側に巻き込まれ、立体ギャザー4の幅方向の途中の所定位置まで延在する。バックシート2の材質は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのプラスチックシートなどが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等などのオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。又、不織布等の透液性のバックシートとすることで、パンツタイプ紙おむつや展開型紙おむつと併用することができる。
吸収性物品11の表面側両側部には、トップシート1の側部を覆うとともに、バックシート2の側縁を超えてバックシート2を覆うように所定の幅位置まで延在する立体ギャザー4が配設されている。
次に、トップシート1の表面1a、1bに設けられる粘着部6に用いられる粘着剤は、吸収性物品11が人体(肌)に直接貼り合わしても異常を生じない安全なものであれば良く、その成分等は限定されない。好適には、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ゴム、樹脂、酸化亜鉛等を練り合わせた粘着剤が用いられる。
このため、図示されない男性器を包んで装着し易く、男性器に直接装着できるので特にズレにくい。又、男性器への装着が万一ずれたとしても、シール性が高いので尿の漏れを防止できる。又、装着対象者の体形、男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。更に、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
図3及び図4に示されるように、本発明の吸収性物品11は、不織布等からなる透液性のトップシート1と、ポリエチレン等からなるバックシート2の間に、綿状パルプ等の吸収体3を介在させた構造である。
即ち、吸収性物品11は、透液性のトップシート1と、バックシート2と、トップシート1とバックシート2の間に介在される吸収体3と、吸収体3の長手方向両側縁近傍において長手方向に沿ってバックシート2を覆うように配置された立体ギャザー4と、から成り、バックシート2は立体ギャザー4の幅方向に巻き込まれ、カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、一方の縁7aの立体ギャザー4の長手方向のほぼ全長に亘る表面4aに設けられる。
吸収体3は、図3及び図4に示されるように、方形に成形されたものが使用されているが、着用状況に合わせて略砂時計形状のものも可能である。その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体3は、形状保持とトップシート1を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙(図示せず)によって囲繞されている。
吸収体の表面側(肌当接面側)を覆うトップシート1としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。トップシート1に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになりドライタッチ性に優れたものとなる。
トップシート1は、吸収体3の側縁より若干外方に延在し、この延在部分がバックシート2にホットメルト接着剤等により固着されている。
バックシート2は、図4に示されるように、吸収体3の裏面側(非肌当接面側)を覆い、さらに両側部が吸収性物品11の表面側に巻き込まれ、立体ギャザー4の幅方向の途中の所定位置まで延在する。バックシート2の材質は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのプラスチックシートなどが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等などのオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。又、不織布等の透液性のバックシートとすることで、パンツタイプ紙おむつや展開型紙おむつと併用することができる。
吸収性物品11の表面側両側部には、トップシート1の側部を覆うとともに、バックシート2の側縁を超えてバックシート2を覆うように所定の幅位置まで延在する立体ギャザー4が配設されている。
次に、粘着部6に用いられる粘着剤は、吸収性物品11が人体(肌)に直接貼り合わしても異常を生じない安全なものであれば良く、その成分等は限定されない。好適には、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ゴム、樹脂、酸化亜鉛等を練り合わせた粘着剤が用いられる。
装着方法は、図7に示されるように、先ず、吸収性物品11の長手方向のほぼ中央部10を境にして、長手方向の前端部8を表面側に起立させ、折り畳んだ稜線12が中央部10を基点に開角を成すように折り畳む。次に、図8に示されるように、同様に、中央部10を境にして、長手方向の後端部9を表面側に起立させ、縁部(線)7aが稜線12に重なるように折り畳み、カバーシート5を剥がして粘着部6を圧着して固定する。これにより、中央部10を中心にした漏斗状の形状が形成される。次に、漏斗状の吸収性物品11の開口部を男性器に当てがい確実に保持をして排尿を行う。若し、装着対象者が自ら保持できない場合には、漏斗状の吸収性物品11を人体又は衣服の一部に直接貼り付けて使用する。この場合には、粘着部6及びカバーシート5を吸収性物品11の図示されない裏面のバックシートの所定位置に予め設けておく。
更に、本発明は、本実施例に必ずしも限定されない。即ち、カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、一方の縁7aの立体ギャザー4の長手方向の部分に亘る表面4aに設けられる。又、更に、一方の縁7aの立体ギャザー4の長手方向の他の部分に亘る表面4aに面ファスナー(マジックテープ等)の接合手段が設けられる。この場合には、表面4aにはオス材を貼り、図示されないバックシート2側にはメス材が貼られる。又、バックシートが不織布の場合、任意の位置でオス材とバックシートが係合できる。
このため、図示されない男性器を包んで装着し易く、男性器に対してズレにくい。又、男性器への装着が万一ずれたとしても、シール性が高いので尿の漏れを防止できる。
装着対象者の体形、男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。又、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
図5及び図6に示されるように、本発明の吸収性物品11は、不織布等からなる透液性のトップシート1と、ポリエチレン等からなるバックシート2の間に、綿状パルプ等の吸収体3を介在させた構造である。
即ち、吸収性物品11は、透液性のトップシート1と、バックシート2と、トップシート1とバックシート2の間に介在される吸収体3と、吸収体3の長手方向両側縁近傍において長手方向に沿ってバックシート2を覆うように配置された立体ギャザー4と、から成り、バックシート2は立体ギャザー4の幅方向に巻き込まれ、カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、両側縁7a、7bの立体ギャザー4の長手方向のほぼ全長に亘る表面4a、4bに設けられる。
吸収体3は、図5に示されるように、方形に成形されたものが使用されているが、着用状況に合わせて略砂時計形状のものも可能である。その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体3は、形状保持とトップシート1を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙(図示せず)によって囲繞されている。
吸収体の表面側(肌当接面側)を覆うトップシート1としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。トップシート1に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになりドライタッチ性に優れたものとなる。
図6に示されるように、トップシート1は、吸収体3の側縁より若干外方に延在し、この延在部分がバックシート2にホットメルト接着剤等により固着されている。
バックシート2は、図6に示されるように、吸収体3の裏面側(非肌当接面側)を覆い、さらに両側部が吸収性物品11の表面側に巻き込まれ、立体ギャザー4の幅方向の途中の所定位置まで延在する。バックシート2の材質は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのプラスチックシートなどが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等などのオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。又、不織布等の透液性のバックシートとすることで、パンツタイプ紙おむつや展開型紙おむつと併用することができる。
吸収性物品11の表面側両側部には、トップシート1の側部を覆うとともに、バックシート2の側縁を超えてバックシート2を覆うように所定の幅位置まで延在する立体ギャザー4が配設されている。
次に、粘着部6に用いられる粘着剤は、吸収性物品11が人体(肌)に直接貼り合わしても異常を生じない安全なものであれば良く、その成分等は限定されない。好適には、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ゴム、樹脂、酸化亜鉛等を練り合わせた粘着剤が用いられる。
装着方法は、図7に示されるように、先ず、吸収性物品11の長手方向のほぼ中央部10を境にして、長手方向の前端部8を表面側に起立させ、折り畳んだ稜線12が中央部10を基点に開角を成すように折り畳む。次に、図8に示されるように、同様に、中央部10を境にして、長手方向の後端部9を表面側に起立させ、縁部(線)7aが稜線12に重なるように折り畳み、カバーシート5を剥がして粘着部6を圧着して固定する。これにより、中央部10を中心にした漏斗状の形状が形成される。次に、漏斗状の吸収性物品11の開口部を図示されない男性器に当てがい、男性器の付け根を表面4bに設けられる粘着部6と直接貼り合わせて確実に保持をして排尿を行うことができる。若し、これだけで保持が十分でない場合には、漏斗状の吸収性物品11を人体の他の部分又は衣服の一部に貼り付けて使用する。この場合には、粘着部6及びカバーシート5を吸収性物品11の図示されない裏面のバックシートの所定位置に予め設けておく。
更に、本発明は、本実施例に必ずしも限定されない。即ち、カバーシート5が着脱自在に貼られた粘着部6が、両側縁7a、7bの立体ギャザー4の長手方向の部分に亘る表面4a、4bに設けられる。又、更に、両側縁7a、7bの立体ギャザー4の長手方向の他の部分に亘る表面4a、4bに面ファスナー(マジックテープ等)の接合手段が設けられる。この場合には、表面4a、4bにはオス材を貼り、図示されないバックシート2(裏面)側の相当位置にはメス材が貼られる。又、バックシートが不織布の場合、任意の位置でオス材とバックシートが係合できる。
このため、図示されない男性器を包んで装着し易く、男性器に直接装着できるので特にズレにくい。又、男性器への装着が万一ずれたとしても、シール性が高いので尿の漏れを防止できる。又、装着対象者の体形、男性器の位置、排尿時の姿勢等に対応できる種々の形態に自在に形成することができる。更に、男性器への装着がより少ない手数で可能となる。
本発明は、以上述べた実施例1〜3に必ずしも限定されるものでなく、配設される粘着部6の材質、形状寸法、位置、数量等は、種々の組み合わせを採用することが可能であり、これに対応したバックシート2(裏面側)への接合手段の選択も同様である。
本発明は、男性器に装着時にずれにくく、シール性が高く尿の漏れを防止できる失禁パッド、尿パッド等の吸収性物品であり、装着の形態、排尿姿勢等に応じた形態で自在に着脱可能で、装着対象者も大人用からベビー用までのいずれにも適用可能である。特に、寝たきり高齢者、障害者に対して利用効果が大きい。
本発明の吸収性物品の実施例1の斜視図である。 図1のAA視断面図である。 本発明の吸収性物品の実施例2の斜視図である。 図3のBB視断面図である。 本発明の吸収性物品の実施例3の斜視図である。 図5のCC視断面図である。 本発明の吸収性物品の実施例2〜3の装着状態の説明図である。 本発明の吸収性物品の実施例2〜3の装着状態の説明図である。
符号の説明
1 トップシート 1a、1b トップシートの表面
2 バックシート 3 吸収体 4 立体ギャザー 4a、4b 立体ギャザーの表面 5 カバーシート
6 粘着部 7a、7b 縁 8 前端部 9 後端部 10 長手方向中央部 11 吸収性物品
12 稜線

Claims (4)

  1. 透液性のトップシートと、
    バックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートの間に介在される吸収体と、から成り、
    カバーシートが着脱自在に貼られた粘着部が、前記トップシートの表面の幅方向中央部に、長手方向中央線を境にして両側に少なくとも2箇所以上設けられることを特徴とする吸収性物品。
  2. 立体ギャザーは、前記吸収体の長手方向両側縁近傍において前記長手方向に沿って前記バックシートを覆うように配置され、
    前記バックシートは、前記立体ギャザーの幅方向に巻き込まれる請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記粘着部は、さらに、一方の縁の前記立体ギャザーの表面あるいは前記両側縁の前記立体ギャザーの表面に設けられる請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記粘着部は、さらに、前記立体ギャザーの全長に亘る表面あるいは前記立体ギャザーの部分に亘る表面に設けられる請求項2記載の吸収性物品。
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