JP4386141B2 - 画像処理装置及びジョブ実行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ等の画像処理装置及びジョブ実行方法に関する。
従来、上記のような画像処理装置として、装置の使用時に、使用するユーザを特定するためのユーザ情報の入力を要求し、特定されたユーザに応じて装置の使用を許可する、いわゆるユーザ認証が可能なものがある。この場合、ユーザ情報の入力には例えば以下のような方式が用いられる。
a)例えば特許文献1、特許文献2に開示されているように、画像処理装置と無線通信可能な無線端末が装置に近づくと、無線端末が保持しているユーザ情報を画像処理装置に送信する自動入力方式
b)操作パネルからの数値入力や文字入力等による入力方式
c)指紋、静脈等の生体情報をユーザ情報とし、この生体情報を検出装置により検出することによる入力方式
d)ユーザ情報が記録されたたカード、USB(Universal Serial Bus)等の物理キーを画像処理装置に接続してユーザ情報を読み取らせることによる入力方式。
このような入力方式により入力されたユーザ情報を用いて認証を行うことにより、複数のユーザが同じ画像処理装置を共有するような使用環境において、あるユーザの画像データを他のユーザが操作できてしまう不都合を防止したり、ユーザ毎に使用した機能の種類や頻度を管理して、各ユーザに費用請求するための課金情報を生成したり、管理者が装置の使用状況を管理すること等を可能としている。
更にこのような画像処理装置の中には、1つの装置で複数のユーザ情報入力を可能とすることにより、ユーザの利便性を高めたものが存在する。
特開平11−149233号公報 特開平10−16355号公報
ところが、上述したような各種のユーザ情報入力方式には、不正認証を防ぐという意味での安全性の面でそれぞれ以下に示すような欠点がある。
a)画像処理装置に接近した無線端末からの自動送信によるユーザ情報入力方式
装置に接近しただけで認証がなされるため、無線端末を所持するユーザが画像処理装置を使用する意図なく装置に接近しただけでも認証がなされた状態となってしまい、他のユーザがそのまま装置を使用できてしまう可能性がある。
b)操作パネルからの数値入力や文字入力等によるユーザ情報入力方式
パスワードを他人に知られた場合、他人が認証できてしまう。
c)指紋、静脈等の生体情報の検出によるユーザ情報入力方式
認証装置の性能によっては、別人であっても誤って認証成功となる場合がある。
d)ユーザ情報が記録されたカード、USBメモリ等の物理キーによるユーザ情報入力方式
物理キーの保管状況によっては、他人にキーを使われ認証されてしまう。
このように、ユーザ情報の入力方式に応じてそれぞれ欠点があり、この為、不正な認証により画像処理装置が不正使用される可能性は否めない。特に複数のユーザ情報入力方式による認証が可能な装置においては、安全性の高いユーザ情報入力方式が用いられていたとしても、他に安全性の低いユーザ情報入力方式も用いられている場合、安全性の低いユーザ情報入力方式により画像処理装置が不正使用されてしまい被害を被るという不具合があった。
また、上記a)の無線端末からの自動送信によるユーザ情報入力方式では、自動ログインしたユーザが、装置の使用中に何らかの都合により短時間装置を離れるだけでログイン状態の解除、すなわちログアウトされてしまい、継続的な作業ができないという不都合もあった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、複数の異なる方式によるユーザ情報入力が可能な画像処理装置において、安全性の低いユーザ情報入力方式が用いられている場合に画像処理装置が不正使用されることによる被害を未然に防止することができる画像処理装置及びジョブ実行方法の提供を課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)異なる種類のジョブを実行可能な画像処理装置であって、複数のユーザの情報が登録されているユーザ情報登録手段と、ユーザ情報を入力するための第1の入力方式のユーザ情報入力手段と、前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段と、前記各ユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報が、前記ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているかどうかを判断するユーザ情報照合手段と、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記異なる種類のジョブのうち第1の種類のジョブの実行を禁止し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行を禁止しないジョブ処理制御手段と、前記ユーザ情報照合手段により一致すると判断されたユーザ情報に係るユーザによって指示され、かつ実行が禁止されていないジョブを実行するジョブ処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)異なる種類のジョブを実行可能な画像処理装置であって、複数のユーザの情報が登録されているユーザ情報登録手段と、ユーザ情報を入力するための第1の入力方式のユーザ情報入力手段と、前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段と、前記各ユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報が、前記ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているかどうかを判断するユーザ情報照合手段と、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記異なる種類のジョブのうち第1の種類のジョブの実行回数を予め設定された1以上の回数までに制限し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行回数を制限しないジョブ処理制御手段と、前記ユーザ情報照合手段により一致すると判断されたユーザ情報に係るユーザによって指示されたジョブを実行するジョブ処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(3)前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段、またはユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段であり、
前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段、または各ユーザに対応付けられ対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段である前項1または2に記載の画像処理装置。
(4)前記異なる複数種のジョブは、コピージョブ、スキャンジョブ、PCプリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、ファクシミリ受信ジョブのうちの少なくとも2つのジョブを含む前項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段を含む前項1または2に記載の画像処理装置。
(6)前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段を含む前項1または2に記載の画像処理装置。
(7)前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段はユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を含む前項1または2に記載の画像処理装置。
(8)前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段を含む前項1または2に記載の画像処理装置。
(9)前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、用紙への画像印字を伴うジョブである前項、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(10)前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、用紙への画像印字を伴うジョブである前項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(11)前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、外部機器への送信を伴うジョブである前項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(12)前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、外部機器への送信を伴うジョブである前項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(13)前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されジョブは、ファクシミリ送信ジョブである前項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(14)前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、ファクシミリ送信ジョブである前項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(15)前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、カラー画像を出力するジョブである前項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(16)前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、カラー画像を出力するジョブである前項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(17)複数種のジョブを実行可能な画像処理装置におけるジョブの実行方法であって、第1の入力方式のユーザ情報入力手段と前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段を含む複数のユーザ情報入力手段のうち、1つのユーザ情報入力手段から入力されたユーザ情報を受け付ける第1のステップと、前記受け付けたユーザ情報が、ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているか否かを照合する第2のステップと、第2のステップにおいて一致すると判断された場合に、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は第1の種類のジョブの実行を禁止し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行を禁止しない第3のステップと、を前記画像処理装置により実行することを特徴とするジョブ実行方法。
(18)複数種のジョブを実行可能な画像処理装置におけるジョブの実行方法であって、第1の入力方式のユーザ情報入力手段と前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段を含む複数のユーザ情報入力手段のうち、1つのユーザ情報入力手段から入力されたユーザ情報を受け付ける第1のステップと、前記受け付けたユーザ情報が、ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているか否かを照合する第2のステップと、第2のステップにおいて一致すると判断された場合に、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は第1の種類のジョブの実行回数を予め設定された1以上の回数までに制限し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行回数を制限しない第3のステップと、を前記画像処理装置により実行することを特徴とするジョブ実行方法。
(19)前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段、またはユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段であり、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段、または各ユーザに対応付けられ対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段である前項17または18に記載のジョブ実行方法。
(20)前記複数種のジョブは、コピージョブ、スキャンジョブ、PCプリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、ファクシミリ受信ジョブのうちの少なくとも2つのジョブを含む前項17〜19のいずれかに記載のジョブ実行方法。
(21)前記ユーザ情報入力手段が、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する受信手段からなるものである場合は、実行を禁止されるジョブが設定される前項17に記載のジョブ実行方法。
(22)前記ユーザ情報入力手段が、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段からなるものである場合には、実行を禁止されるジョブが設定される前項17に記載のジョブ実行方法。
(23)前記ユーザ情報入力手段が、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を備えたものである場合は、実行を許可されるジョブが設定される前項17に記載のジョブ実行方法。
(24)前記ユーザ情報入力手段が、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する受信手段である場合は、実行を許可されるジョブが設定される前項17に記載のジョブ実行方法。
前項(1)に係る発明によれば、比較的安全性の低い第1の入力方式のユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、第1の種類のジョブの実行を禁止することができ、不正使用による被害を未然に防止することができる。
前項(2)に係る発明によれば、比較的安全性の低い第1の入力方式のユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合には、第1の種類のジョブの実行回数を制限できるから、不正使用による被害を未然に防止することができる。
前項(3)に係る発明によれば、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段からなるユーザ情報入力手段は、比較的安全性の低いユーザ情報入力手段と言え、このような入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、第1の種類のジョブの実行を禁止しまたは前記ジョブの実行回数を制限することができ、不正使用による被害を未然に防止することができる。即ち、上記のような無線通信手段からなるユーザ情報入力手段では、無線通信の受信感度の程度やそのばらつきによっては、画像処理装置にあまり近づかなくても装置を使用可能な状態となってしまう場合があり、このよう状況ではユーザが画像処理装置を使用する意図なく近づいただけでも装置の使用が可能な状態となってしまい、他人が装置を不正使用できてしまうため、このようなユーザ情報入力手段は比較的安全性が低いと言えるからである。
また、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段からなるユーザ情報入力手段は、比較的安全性の低いユーザ情報入力手段であると言え、このような入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、第1の種類のジョブの実行を禁止しまたは前記ジョブの実行回数を制限することができ、不正使用による被害を未然に防止することができる。即ち、上記のような操作手段からなるユーザ情報入力手段は、ユーザが記憶したユーザ情報を他人に知られると装置を不正使用されてしまうため、生体情報検出によるユーザ情報入力手段等に比べて比較的安全性の低いユーザ情報入力手段であると言えるからである。
一方、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を備えたユーザ情報入力手段は、無線端末からユーザ情報を受信する場合のような前述した安全性の低下要因がなく、比較的安全性の高いユーザ情報入力手段であると言え、このため第1の種類のジョブの実行が禁止されまたは前記ジョブの実行回数が制限されることによりユーザの利便性が損なわれるのを防止することができる。
また、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段からなるユーザ情報入力手段は、デバイスの管理さえ厳重にできる状況であれば、他人が不正に装置を使用することは不可能であるため、比較的安全性の高いユーザ情報入力手段であると言え、このため第1の種類のジョブの実行が禁止されまたは前記ジョブの実行回数が制限されることによりユーザの利便性が損なわれるのを防止することができる。
前項(9)または(10)に係る発明によれば、用紙への画像印字を伴うジョブは、印字用紙の消費や、例えば電子写真プロセスによる画像出力におけるトナーの消費等、コストのかかるジョブであるので、不正使用されることによる被害が比較的大きく、このためこのようなジョブの実行を禁止しまたは実行回数を制限することにより、前記被害を未然に防止することができる。
前項(11)または(12)に係る発明によれば、外部機器への送信を伴うジョブは、通信環境の使用による通信コストや通信環境設置コストのかかる機能であるので、不正使用されることによる被害が比較的大きく、このためこのようなジョブの実行を禁止しまたは実行回数を制限することにより、前記被害を未然に防止することができる。
前項(13)または(14)に係る発明によれば、ファクシミリ送信ジョブは、特に通信コストのかかる機能であるので、不正使用されることによる被害が比較的大きく、このためこのようなジョブの実行を禁止しまたは実行回数を制限することにより、前記被害を未然に防止することができる。
前項(15)または(16)に係る発明によれば、カラー画像を出力するジョブは、例えば電子写真プロセスによる画像出力におけるカラートナーの消費等、特にコストのかかる機能であるし、有価証券等の偽造防止の観点からも特に不正使用を防がなければいけない機能であるので、不正使用されることによる被害が比較的大きく、このためこのようなジョブの実行を禁止しまたは実行回数を制限することにより、前記被害を未然に防止することができる。
前項(17)または(18)に係る発明によれば、比較的安全性の低い第1の入力方式のユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、第1の種類のジョブの実行を禁止しまたは前記ジョブの実行回数を制限することができ、不正使用による被害を未然に防止することができる。
前項(20)に係る発明によれば、コピージョブ、スキャンジョブ、PCプリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、ファクシミリ受信ジョブのうちの少なくとも2つのジョブについて、実行禁止または実行回数制限をする/しないを制御できる。
前項(21)に係る発明によれば、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する受信手段からなるユーザ情報入力手段は、比較的安全性の低いユーザ情報入力手段と言え、このような入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、ジョブの実行を禁止できる。
前項(22)に係る発明によれば、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段からなるユーザ情報入力手段は、比較的安全性の低いユーザ情報入力手段であると言え、このような入力手段により入力されたユーザ情報に基づいて認証が行われた場合に、ジョブの実行を禁止することができる。
前項(23)に係る発明によれば、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を備えたユーザ情報入力手段は、比較的安全性の高いユーザ情報入力手段であると言え、このためジョブの実行が許可されることにより、ユーザの利便性が損なわれるのを防止することができる。
前項(24)に係る発明によれば、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する受信手段からなるユーザ情報入力手段は、比較的安全性の高いユーザ情報入力手段であると言え、このためジョブの実行状態が許可されることにより、ユーザの利便性が損なわれるのを防止することができる。

以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る画像処理システムの構成図である。
この画像処理システムは、画像処理装置の一例としての多機能複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)1と、複数の無線端末2(2−1、2−2・・・、2−x)とによって構成されている。
前記MFP1は、操作パネル部11と、無線受信部12と、指紋検出部13と、USB(Universal Serial Bus)インターフェース部14と、ユーザ情報格納部15と、ユーザ情報照合部16と、チョイス情報記憶部17と、画像処理制御部18と、画像処理部10を備えている。
前記操作パネル部11は、ユーザ情報入力手段の一つとして機能するものであり、各種情報を表示するLCD画面、LCD上に設けられると共に英数字文字列や各種情報の設定が可能なタッチパネル、ジョブ実行を指示するスタートキー、ログアウトを指示するログアウトキーなどを備えている。
そして、ユーザまたは管理者(装置を管理する権限を持った特定のユーザ)のタッチパネル等からの入力により、ジョブ種類情報11a、カラーモード情報11b、ジョブ開始要求情報11c、スキャン送信先情報11d、ファクシミリ(以下、FAXという)送信先情報11e、チョイス設定情報11f、ユーザ登録情報11g、パネルユーザ情報11h、ログアウト要求情報11i、パネル操作情報11j等の情報を生成し、図1に示すように各部へ送信する。
前記ジョブ種類情報11aは、コピージョブ、スキャンジョブ、FAX送信ジョブ、PC蓄積プリントジョブ、FAX蓄積プリントジョブ等のように、ジョブの種類を示す情報であり、ユーザがスタートキーを押下してジョブを実行する前にジョブの種類を入力する。
カラーモード情報11bは、カラーかモノクロかを示す情報であり、ユーザがスタートキー押下してジョブを実行する前に入力する。なお、ジョブ種類情報が「FAX送信」または「FAX蓄積プリント」の場合は、「カラー」は選択できない。
ジョブ開始要求情報11cは、ジョブの開始要求の有無を示す情報である。
スキャン送信先情報11dはスキャナ部101(図2に示す)により原稿をスキャンして得られた画像データの送信先を示す情報であり、スキャンジョブ実行前に入力される。
FAX送信先情報11eは、FAX送信先を示す情報であり、FAX送信ジョブ実行前に入力される。
チョイス設定情報11fは、管理者のみが入力可能な装置の設定情報であり、各ユーザが装置を使用する前に予め管理者が入力しておくものである。チョイス設定情報11fとしては、例えば、ユーザ情報入力安全性設定情報、ジョブセキュリティレベル設定情報、カラーセキュリティレベル設定情報、上限管理設定情報、無線ログアウト設定情報等がある。
ユーザ情報入力安全性設定情報は、各ユーザ情報入力方式ごとに安全性について「高(High)」または「低(Low)」を設定するものであり、ユーザ情報入力方式に応じて、パネル入力安全性設定情報、無線入力安全性設定情報、指紋入力安全性設定情報、USB入力安全性設定情報等からなる。
ジョブセキュリティレベル設定情報は、ジョブごとにセキュリティの高低を設定するものであり、コピーセキュリティレベル設定情報、スキャンセキュリティレベル設定情報、パソコン(PC)プリントセキュリティレベル設定情報、FAX送信セキュリティレベル設定情報、FAX受信プリントセキュリティレベル設定情報等からなる。
カラーセキュリティレベル設定情報は、カラープリント及びカラースキャンに対するセキュリティの高低を設定するものである。
上限管理設定情報は、ユーザが可能なプリント枚数などのジョブ実行回数の上限値を設定するものであり、高セキュリティ上限値情報と低セキュリティ上限値情報からなり、低セキュリティ上限値情報は高セキュリティ上限値情報よりも小さい値のみ設定が可能となっている。
無線ログアウト設定情報は、ユーザのログインを継続するための条件を設定したログイン継続条件情報からなる。ログイン継続条件情報として、「継続せず」「パネル操作」「モード設定」「ジョブ実行開始」「ジョブ実行開始後所定時間」「ジョブ実行中」「ジョブ終了後所定時間」等を設定可能となっている。「パネル操作」はパネル操作があったときに、「モード設定」はモード設定がなされたときに、「ジョブ実行開始」はジョブの実行が開始されたときに、「ジョブ実行開始後所定時間」はジョブ実行開始後所定時間、「ジョブ実行中」はジョブ実行中であれば、「ジョブ終了後所定時間」はジョブ終了後所定時間、それぞれログインが継続される設定である。
前記ユーザ登録情報11gは、管理者が各ユーザに関して予め入力しておく情報であり、ユーザ名やパスワードからなる。
パネルユーザ情報11hは、各ユーザがMFP1を使用するためにログインするときに入力されるものであり、パネルログイン要求情報、パネル入力ユーザ名、パネル入力パスワード等からなる。
また、ログアウトキーを押下されたとき、操作パネル部11はログアウト要求情報11iとして「要求あり」、押下されていないときは「要求なし」をそれぞれセットし、ユーザ情報照合部16へ送る。また、カラーモード選択、ジョブ種類選択等、ジョブを実行する為のモード設定の操作がなされたときには、操作パネル部11は、パネル操作情報11jとして「モード設定操作あり」をセットし、さらに、何らかのタッチパネル操作又はキー入力がなされているとき、パネル操作情報11jとして「操作あり」をセットし、それ以外の場合はパネル操作情報として「操作なし」をセットし、それぞれユーザ情報照合部16へ送る。
また、スタートキーが押下されたとき、以下の条件1及び条件2の両方が成り立っていれば、ジョブ開始要求情報11cとして「要求あり」をセットし、画像処理部10及び画像処理制御部18へ送信する。
(条件1)
ジョブ種類情報=「コピー」の場合で、コピー許可情報=「許可」
ジョブ種類情報=「スキャン」の場合で、スキャン許可情報=「許可」
ジョブ種類情報=「FAX送信」の場合で、FAX送信許可情報=「許可」
ジョブ種類情報=「PC蓄積プリント」の場合で、PCプリント許可情報=「許可」
ジョブ種類情報=「FAX蓄積プリント」の場合で、FAX受信プリント許可情報=「許可」
(条件2)
カラーモード情報=「モノクロ」、又はカラーモード情報=「カラー」かつカラー許可情報=「許可」
前記無線受信部12は、ユーザ情報入力手段の一つとして機能するものであり、無線端末2との間で無線通信を行う。なお、無線端末2はユーザ情報を記録した記録媒体、好ましくは携帯型記録媒体と、無線通信手段とを少なくとも有し、無線受信部12とは非接触であっても、ユーザ情報などの情報を授受することが可能なものである。具体的には、無線端末2−1、2−2・・・2−xのいずれかがMFP1の無線受信部12から所定距離(例えば3m)内に進入すると、当該無線端末と無線通信が可能となり、無線端末が保持しているユーザ情報(ユーザ名、パスワード)を受信するものとなされている。そして、ユーザ情報を受信すると、無線ログイン情報=「要求あり」、受信したユーザ名、パスワードの各情報を、無線端末ユーザ情報12aとしてユーザ情報照合部16へ送信する。
また、無線受信部12は無線端末2と定期的に通信を行うとともに、通信が確立されている間は無線ログイン要求情報に「要求あり」をセットして、ユーザ情報照合部16へ送信する。無線ログイン要求情報が「要求あり」の間は、他の無線端末2からのユーザ情報の受信があってもこれを無視する。なお、無線通信が所定時間(例えば1分)以上途絶えると、無線ログイン要求情報を「要求なし」にセットしてユーザ情報照合部16へ送信する。
前記指紋検出部13は、ユーザに固有の生体情報(例えば、指紋や眼球の奥の虹彩、あるいは声などの身体的特徴に関する情報)を検出する生体情報検出手段の例示であり、ユーザ情報入力手段の一つを構成するものである。具体的には、指紋検出部13は予めMFP1を使用するユーザのユーザ名に対応した指紋情報を記憶している。そして、ログインしようとするユーザが検出部13に指を置くことにより、指紋情報を検出し、記憶されているいずれかのユーザの指紋情報に一致した場合、そのユーザのユーザ名である指紋入力ユーザ名および指紋ログイン要求情報=「指紋照合OK」の情報を、指紋ユーザ情報13aとしてユーザ情報照合部16へ送信する。
前記USBインターフェース部14は、ユーザ情報を記憶した携帯型の記憶媒体(本実施の形態ではUSBデバイスであるが、その他、メモリカードなどでも良い)と接続(接触)された際に、ユーザ情報を授受するものであり、本実施の形態では、USBインターフェースにより、USBメモリ等のUSBデバイスを取り外し可能に接続するものであり、ユーザ情報入力手段の一つを構成するものである。各ユーザは自身のユーザ情報(ユーザ名とパスワード)を格納したUSBデバイスを携行しており、MFP1の使用時にはUSBデバイスをUSBインターフェース部14に接続することにより、USBインターフェース部14がユーザ情報を受信するものとなされている。
なお、USBインターフェース部14が受信したユーザ名とパスワードはUSBログイン要求情報=「要求あり」とともに、USBユーザ情報14aとしてユーザ情報照合部16に送信される。
ユーザ情報格納部15はユーザ情報登録手段として機能するものであり、不揮発性メモリを有し、操作パネル部11から送信されてきたユーザ登録情報11g及び各ユーザのジョブ実行回数をカウントするユーザカウンタの各情報を記憶する。そして、画像処理制御部18からカウンタ加算情報18c、ログインユーザ名18dを受信すると、当該ユーザのユーザカウンタに、カウンタ加算情報18cで指定された値を加算するとともに、加算後はユーザ情報照合部16へユーザカウント情報15bとして送信する。
また、ユーザ情報格納部15は、定期的(例えば1時間毎)に操作パネル部11から受信したユーザ登録情報11gをユーザ情報照合部16へユーザ登録情報15aとして送信する。
前記ユーザ情報照合部16は、操作パネル部11、無線受信部12、指紋検出部13、USBインターフェース部14の各ユーザ情報入力手段から送信されてきたユーザ情報を、予めユーザ情報格納部15に登録されているユーザ情報と照合して認証を行うものである。具体的には以下のように動作する。
[操作パネル部11からのログインの場合]
パネルログイン要求情報=「要求あり」を受信すると、ユーザ登録情報に登録されている各ユーザのユーザ名とパスワードを検索し、パネル入力ユーザ名、及びパネル入力パスワードと一致するユーザが存在した場合、当該ユーザのログイン状態であるとする。そして、ログイン状態情報16aに「パネルログイン」をセットし、ログインユーザ情報16cに上記ログインしたユーザ名をセットし、ユーザカウント情報の各ユーザのユーザカウンタ値のうち、ログインしたユーザのカウンタ値をログインユーザカウンタ情報16bにセットして、画像処理制御部18に送信する。
[無線受信部12からのログインの場合]
無線ログイン要求情報=「要求あり」を受信すると、ユーザ登録情報に登録されている各ユーザのユーザ名とパスワードを検索し、無線入力ユーザ名、及び無線入力パスワードと一致するユーザが存在した場合、当該ユーザのログイン状態であるとする。そして、ログイン状態情報16aに「無線ログイン」をセットし、ログインユーザ情報16c上記ログインしたユーザ名をセットし、ユーザカウント情報の各ユーザのユーザカウンタ値のうち、ログインしたユーザのカウンタ値をログインユーザカウンタ情報16bとして、画像処理制御部18に送信する。
また、無線受信部12からログイン状態のときに、無線ログイン要求情報=「要求なし」を受信すると、ログイン状態を終了するものとし、ログイン状態情報16aに「ログアウト」をセットして送信する。ただし、以下の場合はログイン状態を継続する。この場合でも、無線ログイン要求情報=「要求なし」を受信してから所定時間(例えば5分)経過後にはログイン状態を終了するものとし、ログイン状態情報に「ログアウト」をセットして送信する。
・ログイン継続条件情報=「パネル操作」が予め設定されており、操作パネル部11からのパネル操作情報が「操作あり」又は「モード設定操作あり」の場合は、ログイン状態を継続する。
・ログイン継続条件情報=「モード投定」が予め設定されており、操作パネル部11からのパネル操作情報が「モード設定操作あり」の場合は、ログイン状態を継続する。
・ログイン継続条件情報=「ジョブ実行開始」が予め設定されており、画像処理部10からのジョブ実行状態情報10aが「動作中」又は「動作完了」の場合は、ログイン状態を継続する。
・ログイン継続条件情報=「ジョブ実行開始後所定時間」が予め設定されており、画像処理部10からのジョブ実行状態情報10aが「未実行」又は「動作完了」の状態から「動作中」の状態に変化してから所定時(例えば3分)以内の場合、ログイン状態を継続する。
・ログイン継続条件情報=「ジョブ実行中」が予め設定されており、画像処理部10からのジョブ実行状態情報が「動作中」の場合、ログイン状態を継続する。
・ログイン継続条件情報=「ジョブ終了後所定時間」が予め設定されており、画像処理部10からのジョブ実行状態情報が「動作中」の状態から「動作完了」の状態に変化してから所定時間(例えば3分)以内の場合、ログイン状態を継続する。
なお、上記ログインを終了した場合でも、所定時間(例えば2分)以内は他のユーザによるログインを受け付けない(無線以外の方法によるログインも受け付けない)。
[指紋検出部13からのログインの場合]
指紋ログイン情報=「指紋照合OK」を受信すると、ユーザ登録情報に登録されている各ユーザのユーザ名を検索し、指紋入力ユーザ名と一致するユーザが存在した場合、当該ユーザのログイン状態であるとする。そして、ログイン状態情報16aを「指紋ログイン」とし、ログインユーザ情報16c上記ログインしたユーザ名をセットし、ユーザカウント情報の各ユーザのユーザカウンタ値のうち、ログインしたユーザのカウンタ値をログインユーザカウンタ情報16cとして、画像処理制御部18に送信する。
[USBインターフェース部14からのログインの場合]
USBログイン要求情報=「要求あり」を受信すると、ユーザ登録情報として登録されている各ユーザのユーザ名とパスワードを検索し、USB入力ユーザ名、及びUSB入力パスワードと一致するユーザが存在した場合、当該ユーザのログイン状態であるとする。そして、ログイン状態情報16aを「USBログイン」とし、ログインユーザ情報16c上記ログインしたユーザ名をセットし、ユーザカウント情報の各ユーザのユーザカウンタ値のうち、ログインしたユーザのカウンタ値をログインユーザカウンタ情報16bとして、画像処理制御部18に送信する。
なお、何れの入力手段による入力であっても、既にいずれかのユーザがログイン中の場合は、他のユーザのログインは禁止する(任意の方法によるログイン中に、何れの入力方式で他ユーザのログイン要求があっても、他ユーザのログインはさせない)。
また、ユーザ情報照合部16は、操作パネル部11からログアウト要求情報11i=「要求あり」を受信した場合、又はいずれのユーザもログインしていない場合、ログアウト状態であるとし、ログイン状態情報16aに「ログアウト」をセットして画像処理制御部18に送信する。
前記チョイス情報記憶部17は、不揮発メモリを有し、操作パネル部11から受信したチョイス設定情報11fを記憶し、チョイス投定情報17aとして画像処理制御部18に送信する。チョイス投定情報11fのうち、無線ログアウト設定情報については、ユーザ情報照合部16にも送る。
前記画像処理制御部18は、前記ユーザ情報照合部16から送信されたログイン状態情報16a、ログインユーザカウンタ情報16b、ログインユーザ情報16c、及びチョイス情報記憶部17に記憶されたチョイス設定情報11fに基づき、各種ジョブの実行をユーザに許可して良いか否かを判断し、画像処理部10を制御する。即ち、画像処理制御部17は、ジョブ処理制御手段及びログイン制御手段として機能する。また、ジョブ許可情報18a及びカラー許可情報18bを作成し、操作パネル部11へ送信する。ジョブ許可情報18aについては、画像処理部10へも送信する。なお、ジョブ許可情報18aとしては、コピー許可情報、スキャン許可情報、PCプリント許可情報、FAX送信許可情報、FAX受信プリント許可情報等がある。
さらに、画像処理制御部18は、操作パネル部11からジョブ開始要求情報11c=「要求あり」を受け取ると、ジョブが実行開始されたものと判断し、カウンタ加算情報18c、ログインユーザ名18dをユーザ情報格納部15へ送信する。
ログインユーザ名18dには、ユーザ情報照合部16から受け取ったログインユーザ名、すなわちログインしてジョブを実行したユーザのユーザ名をセットする。
また、カラーモード情報11b=「モノクロの場合」にはカウンタ加算情報18cとして「1」をセットし、カラーモード情報11b=「カラーの場合」には「2」をセットする。
なお、カウンタ加算情報18cの設定値は一例であり、上記の例は、カラーモードのジョブはコストが高い等の理由から、各ユーザのジョブ実行上限回数をモノクロモードに比べて半分に制限する場合を示したものである(カウンタ値が+2づつ加算されるので、半分の実行回数で上限に達する)。
前記画像処理部10は、操作パネル部11及び画像処理制御部18からの情報受信、及びイーサネット(Ethernet)又は電話回繚からの画像データ受信に基づいて、ジョブを実行するものであり、ジョブ処理手段として機能する。
この画像処理部10の構成を図2に示す。画像処理部10は、スキャナ部101、画像メモリ部102、カラー変換部103、CMYK変換部104、プリント部105、LANインターフェース部106、RIP部107、JPEG変換部108、モデム部109、MH変換部110を備えている。
前記スキャナ部101は、原稿を光学的スキャンして得た光学情報をCCDによりRGBのカラー画像データに変換し、画像メモリ部102に送る。
前記画像メモリ部102は、カラー又はモノクロのRGB画像データを記憶する。
前記カラー変換部103は、モノクロモードでジョブを実行する場合、画像メモリ部102から受け取ったRGB画像データがカラーであるとRGBモノクロ画像データに変換する。一方、カラーモードでジョブを実行する場合、画像メモリ部102から受け取ったRGB画像データをそのまま出力する。
前記CMYK変換部104は、カラー変換部103から受け取ったRGB画像データをCMYK画像データに変換して、プリント部105へ送る。
前記プリント部105は、CMYK変換部104から送られるCMYK画像データを電子写真プロセスにより用紙へ印字する。
前記LANインターフェース部106は、イーサネット(登録商標)により外部PC等と接続され、外部PCよりPS(Post Script)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語の形式で画像データを受信すると、これをRIP部107へ送信する。また、JPEG変換部108よりJPEG画像データを受け取ると、イーサネットにより外部PCへ送信する。
前記RIP部107は、LANインターフェース部106からページ記述言語形式の画像データを受け取ると、ラスターデータにRIP展開し、RGB画像データとして画像メモリ部102へ送信する。
前記JPEG変換部108は、カラー変換部103から受け取ったRGB画像データをJPEG圧縮し、JPEG画像データに変換して、LANインターフェース部106へ送る。
前記モデム部109は、電話回線に接続され、FAX画像データをMH形式で受信するとこれをMH変換部110へ送信する。また、MH変換部110からMH画像データを受け取ると、電話回線により外部FAX装置へ送信する。
前記MH変換部110は、カラー変換部103からRGB画像データを受け取ると、MH(Modified Hufman符号化)形式の画像データに変換し、モデム部109へ送る。また、モデム部109からMH画像データを受け取ると、RGB画像データに変換し、画像メモリ部102へ送信する。
画像処理部10は、具体的には、以下のようにしてジョブを実行する。
即ち、操作パネル部11からのジョブ種類情報11a=「コピー」、ジョブ開始要求情報11c=「要求あり」の場合は、コピージョブを実行し、ジョブ種類情報11a=「スキャン」、ジョブ開始要求情報11c=「要求あり」の場合は、スキャンジョブを実行する。
ジョブ種類情報11a=「FAX送信」、ジョブ開始要求情報11c=「要求あり」の場合は、FAX送信ジョブを実行し、画像処理制御部18からジョブ許可情報18aの一つであるPCプリント許可情報=「許可」を受信し、外部PCよりイーサネットを介して画像を受信した場合はPCプリントジョブを実行する。
おなじくジョブ許可情報18aの一つであるFAX受信プリント許可情報=「許可」を受信し、電話回線によりFAX画像を受信した場合はFAX受信ジョブプリントを実行し、PCプリント許可情報=「禁止」を受信し、外部PCよりイーサネットを介して画像を受信した場合は、PCプリント蓄積ジョブを実行する.
FAX受信プリント許可情報=「禁止」を受信し、電話回線によりFAX画像を受信した場合は、FAX受信蓄積ジョブを実行する。
ジョブ種類情報11a=「PC蓄積プリント」、ジョブ開始要求情報11c=「要求あり」の場合は、PC蓄積プリントジョブを実行し、ジョブ種類情報11a=「FAX蓄積プリント」、ジョブ開始要求情報11c=「要求あり」の場合は、FAX蓄積プリントジョブを実行する。
それぞれのジョブの概略と、実行時の画像データの流れは以下の通りである。
(1)コピージョブ
原稿をスキャンした画像を用紙へ印字するジョブであり、スキャナ部101→画像メモリ部102→カラー変換部103→CMYK変換部104→プリント部105の経路で画像データが送られる。
(2)スキャンジョブ
原稿をスキャンした画像をイーサネットを介して外部PCへ送信するジョブであり、スキャナ部101→画像メモリ部102→カラー変換部103→JPEG変換部108→LANインターフェース部106→外部PCの経路で画像データが送られる。
(3)PCプリントジョブ
イーサネットにより外部PCから受信した画像を用紙へ印字するジョブであり、外部PC→LANインターフェース部106→RIP部107→画像メモリ部102→カラー変換部103→CMYK変換部104→プリント部105の経路で画像データが送られる。
(4)FAX送信ジョブ
原稿をスキャンした画像をFAX送信するジョブであり、スキャナ部101→画像メモリ部102→カラー変換部103→MH変換部110→モデム部109→電話回線の経路で画像データが送信される。
(5)FAX受信プリントジョブ
FAX受信した画像を用紙へ印字するジョブであり、電話回線で受信→モデム部109→MH変換部110→画像メモリ部102→カラー変換部103→CMYK変換部104→プリント部105の経路で画像データが送られる。
(6)PCプリント蓄積ジョブ
イーサネットにより外部PCから受信した画像を画像メモリヘ蓄積するジョブであり、外部PCより→LANインターフェース部106→RIP部107→画像メモリ部102の経路で画像データが送られる。
(7)FAX受信蓄積ジョブ
FAX受信した画像を画像メモリヘ蓄積するジョブであり、電話回線で受信→モデム部109→MH変換部110→画像メモリ部102の経路で画像データが送られる。
(8)PC蓄積プリントジョブ
PCプリント蓄積ジョブで画像メモリ部102に蓄積したジョブを印字するジョブであり、画像メモリ部102→カラー変換部103→CMYK変換部104→プリント部105の経路で画像データが送られる。
(9)FAX蓄積プリントジョブ
FAX受信蓄積ジョブで画像メモリ102に書積したジョブを印字するジョブであり、画像メモリ部102→カラー変換部103→CMYK変換部104→プリント部105の経路で画像データが送られる。
上記において、各ジョブは、カラーモード情報11bの指定に従い、モノクロモード又はカラーモードで実行する。また、スキャンジョブを実行する場合、スキャン送信先情報11dで指定された外部PCへ画像を送信する。また、FAX送信ジョブを実行する場合、FAX送信先情報11eで指定された外部FAX装置へ画像を送信する。
さらに画像処理部10は、ジョブ実行状態情報10aをセットして、ユーザ情報照合部16へ送信する。ジョブ実行状態情報10aは、ジョブの実行を開始していない場合は「未実行」にセットされ、何らかのジョブ実行中の場合は「動作中」にセットされ、ジョブ実行直後の場合は「動作完了」にセットされる。
前記無線端末2は、対応するユーザにより携帯されており、対応するユーザの情報を保持している。無線端末2は、所定周期(例えば10秒)でユーザ情報(ユーザ名とパスワード)を無線発信している。なお、本実施の形態のように、無線端末2が所定の周期でユーザ情報を発信するのではなく、MFP1から所定の周期で問い合わせを受け、この問い合わせに応じてユーザ情報を返信するように構成しても良い。
次に、図1及び図2に示したMFP1の画像処理制御部18が行う動作を、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
図3において、画像処理制御部18はステップS001で、ユーザ情報照合部16から送信されてきたログイン状態情報16aが「ログアウト」でないか否かを判断する。
ログイン状態情報16aが「ログアウト」であれば(ステップS001でNO)、ステップS024に進み、コピー許可情報、スキャン許可情報、PCプリント許可情報、FAX送信許可情報、FAX受信プリント許可情報等のジョブ許可情報18aを全て「禁止」にセットするとともに、カラー許可情報18bも「禁止」にセットしたのち、図4のステップS025に進む。即ちログアウトさせる。
ステップS001で、ログイン状態情報16aが「ログアウト」でなければ(ステップS001でYES)、ログイン状態情報16aは「パネルログイン」、「無線ログイン」「指紋ログイン」「USBログイン」のいずれかであるから、ステップS002で、各ログイン形態についてチョイス設定情報として予め設定されている安全性設定情報を参照する。そして、安全性設定情報が「High」に設定されている場合にはステップS003に進み、安全性設定情報が「Low」に設定されている場合にはステップS005に進む。
ステップS003では、ユーザ情報照合部16から送信されてきたログインユーザカウンタ情報16bが予め設定された高セキュリティ上限値情報よりも小さいかどうかを調べる。小さければ(ステップS003でYES)、そのユーザについてはジョブの実行回数にまだ余裕があることからそのユーザにジョブの実行を許可するため、ステップS004に進み、コピー許可情報、スキャン許可情報、PCプリント許可情報、FAX送信許可情報、FAX受信プリント許可情報等のジョブ許可情報18aを全て「許可」にセットするとともに、カラー許可情報18bも「許可」にセットしたのち、図4のステップS025に進む。これにより、高い安全性を確保しながら、ユーザに対してジョブの実行が許可される。
ステップS003で、ユーザ情報照合部16から送信されてきたログインユーザカウンタ情報16bが予め設定された高セキュリティ上限値情報に達していれば(ステップS003でNO)、そのユーザに対するジョブの実行を禁止するため、ステップS024に進み、ジョブ許可情報18aを全て「禁止」にセットするとともに、カラー許可情報18bも「禁止」にセットしたのち、図4のステップS025に進む。
一方、ステップS005では、ログインカウンタ情報16bが予め設定された低セキュリティ上限値情報よりも小さいかどうかを調べる。小さければ(ステップS005でYES)、ジョブ実行回数に余裕があるためステップS006に進み、ステップS006で、予め設定されたコピーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。
コピーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS006でYES)、ステップS007でコピー許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS009に進む。
コピーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ、換言すれば「High」に設定されていれば(ステップS006でNO)、セキュリティ確保のため、ステップS008でコピー許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS009に進む。
ステップS009では、予め設定されたスキャンセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。スキャンセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS009でYES)、ステップS010でスキャン許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS012に進む。
スキャンセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ(ステップS009でNO)、ステップS011でセキュリティ確保のためスキャン許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS012に進む。
ステップS012では、予め設定されたPCプリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。PCプリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS012でYES)、ステップS013でPCプリント許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS015に進む。
PCプリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ(ステップS012でNO)、ステップS014でセキュリティ確保のためPCプリント許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS015に進む。
ステップS015では、予め設定されたFAX送信セキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。FAX送信セキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS015でYES)、ステップS016でFAX送信許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS018に進む。
FAX送信セキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ(ステップS015でNO)、ステップS017でセキュリティ確保のためFAX送信許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS018に進む。
ステップS018では、予め設定されたFAX受信プリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。FAX受信プリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS018でYES)、ステップS019でFAX送信プリント許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS021に進む。
FAX受信プリントセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ(ステップS018でNO)、ステップS020でセキュリティ確保のためFAX受信プリント許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS021に進む。
ステップS021では、予め設定されたカラーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されているか否かを判断する。カラーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていれば(ステップS021でYES)、ステップS022でカラー許可情報を「許可」にセットしたのち、ステップS025に進む。
カラーセキュリティレベル設定情報が「Low」に設定されていなければ(ステップS021でNO)、ステップS023でセキュリティ確保のためカラー許可情報を「禁止」にセットしたのち、ステップS025に進む。
こうして、各ジョブの許可情報の設定内容に応じてユーザにジョブを認めることにより、セキュリティを確保しながらユーザの利便性を図ることができる。
次に、図4のステップS025では、操作パネル部11から送信されたジョブ開始要求情報11cが「要求あり」かどうかを判断する。「要求あり」でなければ(ステップS025でNO)、ステップS030で、ユーザ情報格納部15に送信するカウンタ加算情報18cの値を「0」にセットして、本処理を終了する。
ジョブ開始要求情報11cが「要求あり」であれば(ステップS025でYES)、ステップS026で、操作パネル部11から送信されたカラーモード情報11bが「カラー」であるかどうかを判断する。「カラー」であれば(ステップS026でYES)、ステップS027で、カウンタ加算情報18cの値を「2」にセットしたのち、ステップS029に進む。「カラー」でない、換言すればモノクロであれば(ステップS026でNO)、ステップS028で、カウンタ加算情報18cの値を「1」にセットしたのち、ステップS029に進む。
ステップS029では、ユーザ情報格納部15に送信するログインユーザ名18dとして現在ログインしているユーザ名をセットした後、本処理を終了する。
こうして、所定の内容にセットされたジョブ許可情報18a、カラー許可情報18b、カウンタ加算情報18c、ログインユーザ名18dは、それぞれ必要な情報のみが画像処理部10等の各部に送信される。
ジョブ許可情報18aを受信した画像処理部10は、ジョブ許可情報18aの内容と、操作パネル部11から送信されてきたジョブ種類情報11a、カラーモード情報11b、ジョブ開始要求情報11c、スキャン送信先情報11d、FAX送信先情報11eの内容とに基づいて、所定のジョブを実行し、あるいはジョブの実行を禁止する。
ところで、図3に示した実施形態において、無線入力安全性設定情報を「Low」に他の入力安全性設定情報を「High」に設定しておくとともに、例えばコピーセキュリティレベル設定情報を「High」に設定しておくことにより、無線端末2からログインしたユーザに対するコピージョブを禁止することができる。
即ち、ユーザが無線端末2からログインした場合には、ステップS002の判断がNOとなり、ステップS005の判断がYESであっても、ステップS006の判断が必ずNOとなるから、ステップS008でコピー許可情報が「禁止」にセットされ、コピージョブが禁止される。
同様に、スキャンセキュリティレベル設定情報、PCプリントセキュリティレベル設定情報、FAX送信セキュリティレベル設定情報、FAX受信プリントセキュリティレベル設定情報、カラーセキュリティレベル設定情報をそれぞれ「High」に設定しておくことにより、無線端末2からログインしたユーザに対するスキャンジョブ、PCプリントジョブ、FAX送信ジョブ、FAX受信プリントジョブ、カラープリントやカラーコピーを禁止することができる。
また、同様にして、パネル入力安全性設定情報を「Low」に設定しておき、所定のジョブのセキュリティレベル設定情報を「High」に設定しておくことにより、操作パネル部11の操作によりログインしたユーザに対して、所定のジョブを禁止することができる。
また、無線入力安全性設定情報やパネル入力安全性設定情報を「Low」に設定しておき、他の指紋入力安全性設定情報やUSB入力安全性設定情報を「High」に設定しておくことにより、無線端末2によりログインしたユーザや、操作パネル部11の操作によりログインしたユーザに対して認められるジョブの実行回数が低セキュリティ上限値情報で示される量に限定され(図3のステップS005)、これは高セキュリティ上限値情報で示される量(図3のステップS003)よりも少ないから、指紋入力やUSB入力によりログインしたユーザよりも、ジョブの実行回数を制限することができる。
このように、無線端末2からログインしたユーザや操作パネル部11の操作によりログインしたユーザに対して、所定のジョブを禁止したりジョブの実行回数を制限することにより、次のような利点がある。
即ち、無線端末2からユーザ情報を送信する場合、無線通信の受信感度の程度やそのばらつきによっては、MFP1にあまり近づかなくてもMFP1を使用可能な状態となってしまう場合があり、このよう状況ではユーザがMFP1を使用する意図なく近づいただけでもMFP1の使用が可能な状態となってしまい、他人がMFP1を不正使用できてしまうため、このような無線端末2によるユーザ情報入力は比較的安全性が低いと言える。また、操作パネル部11のユーザ操作によるユーザ情報入力についても、ユーザが記憶したユーザ情報を他人に知られるとMFP1を不正使用されてしまうため、比較的安全性が低いと言える。
一方、指紋等のユーザに固有の生体情報を検出してログインする場合は、無線端末2やパネル操作のような安全性の低下要因がなく、比較的安全性が高いといえる。また、USBデバイスを用いてログインする場合は、デバイスの管理さえ厳重にできる状況であれば、他人がMFP1を不正使用することは不可能であるため、比較的安全性が高いと言える。
そこで、比較的安全性の低い無線端末2からログインしたユーザや操作パネル部11の操作によりログインしたユーザに対して、所定のジョブを禁止したりジョブの実行回数を制限することにより、不正使用による被害を未然に防止することができる。
この場合、禁止されるジョブの種類は特に限定されることはないが、コピージョブやPCプリントジョブを禁止した場合には、不正使用による印字用紙の消費や電子写真プロセスによる画像出力におけるトナーの消費等を未然に防止できる利点がある。
また、スキャンジョブやFAX送信ジョブを禁止した場合には、不正使用による通信コストの増加を未然に防止することができる利点がある。
また、カラープリントやカラーコピーを禁止した場合には、カラートナーの消費等の不正使用によるコストの増加を未然に防止できる利点がある。
ジョブを禁止したり実行回数を制限するユーザ情報入力方式の種類や、禁止されるジョブの種類は、上記に限定されることはなく、使用環境等に応じて適宜設定すればよい。また、本実施の形態では、入力安全設定情報を各ユーザ情報入力方式毎に設定することにより、許可するジョブ、禁止するジョブを決めているが、各ユーザ情報入力方式毎に、許可するジョブ、禁止するジョブを予め設定しても良い。
次に、ユーザ情報照合部16における処理を図5〜図10のフローチャートに基づいて説明する。この処理は所定周期(例えば10ms)毎に実行される
ステップS101で、まず、現在時刻と無線ログアウト時刻の差が2分を超えるかどうかを調べる。現在時刻とは、その処理を実行時点での時刻であり、ユーザ情報照合部16内に設けられた時計機能により判断する。
現在時刻と無線ログアウト時刻の差が2分を超えない場合には(ステップS101でNO)、ステップS110に進む。
現在時刻と無線ログアウト時刻の差が2分を超える場合には(ステップS101でYES)、ステップS102で、ログイン状態情報16aが「ログアウト」かどうかを調べる。「ログアウト」であれば(ステップS102でYES)、ステップS103に進み、「ログアウト」でなければ(ステップS102でNO)、ステップS104に進む。
ステップS103では、パネルログイン処理のサブルーチンを実行した後、ステップS104に進む。パネルログイン処理のサブルーチンは後述する。
ステップS104では、ログイン状態情報16aが「ログアウト」かどうかを調べ、「ログアウト」であれば(ステップS104でYES)、ステップS105に進み、「ログアウト」でなければ(ステップS104でNO)、ステップS106に進む。
ステップS105では、無線ログイン処理のサブルーチンを実行した後、ステップS106に進む。無線ログイン処理のサブルーチンは後述する。
ステップS106では、ログイン状態情報16aが「ログアウト」かどうかを調べ、「ログアウト」であれば(ステップS106でYES)、ステップS107に進み、「ログアウト」でなければ(ステップS106でNO)、ステップS108に進む。
ステップS107では、指紋ログイン処理のサブルーチンを実行した後、ステップS108に進む。指紋ログイン処理のサブルーチンは後述する。
ステップS108では、ログイン状態情報16aが「ログアウト」かどうかを調べ、「ログアウト」であれば(ステップS108でYES)、ステップS109に進み、「ログアウト」でなければ(ステップS108でNO)、ステップS110に進む。
ステップS109では、USBログイン処理のサブルーチンを実行した後、ステップS110に進む。USBログイン処理のサブルーチンは後述する。
ステップS110では、前回のジョブ実行状態情報10aが「未実施」または「動作完了」であるか否かを判断し、「未実施」または「動作完了」でなければ(ステップS110でNO)、ステップS113に進み、「未実施」または「動作完了」であれば(ステップS110でYES)、ステップS111に進む。
ステップS111では、ジョブ実行状態情報10aが「動作中」か否かを調べ、「動作中」でなければ(ステップS111でNO)、ステップS113に進む。「動作中」であれば(ステップS111でYES)、ステップS112で、ジョブ開始時刻として現在時刻をセットした後、ステップS113に進む。
ステップS113では、前回のジョブ実行状態情報10aが「動作中」かどうかを判断し、「動作中」でなければ(ステップS113でNO)、ステップS116に進む。「動作中」であれば(ステップS113でYES)、ステップS114で、ジョブ実行状態情報10aが「動作完了」であるか否かを判断し、「動作完了」でなければ(ステップS114でNO)、ステップS116に進み、「動作完了」であれば(ステップS114でYES)、ステップS115に進む。ステップS115では、ジョブ終了時刻として現在時刻をセットした後、ステップS116に進む。
ステップS116では、前回のジョブ実行状態情報10aとして現在のジョブ実行状態情報をセットした後、ステップS117で、無線ログアウト処理のサブルーチンを実施し、ステップS118に進む。無線ログアウト処理のサブルーチンについては後述する。
ステップS118では、ログアウト要求情報11iが「要求あり」かどうかを判断し、「要求あり」でなければ(ステップS118でNO)、本処理を終了する。「要求あり」であれば(ステップS118でYES)、ステップS119で、ログイン状態情報16aとして「ログアウト」をセットし、本処理を終了する。
図6は、図5のパネルログイン処理(ステップS103)のサブルーチンを示すものである。
ステップS1031で、パネルユーザ情報11hの一つであるパネルログイン要求情報が「要求あり」かどうかを調べる。「要求あり」でなければ(ステップS1031でNO)、そのままリターンする。
パネルログイン要求情報が「要求あり」であれば(ステップS1031でYES)、ユーザ情報格納部15に格納されているユーザ登録情報の中に、パネル入力されたユーザ名と一致するものが存在するかどうかを順番にチェックする。
即ち、ステップS1032で変数iに「1」をセットしたのち、ステップS1033で、ユーザ情報格納部15に登録されている最初のユーザ名とパネル入力されたユーザ名が一致しているかどうかを判断する。一致していれば(ステップS1033でYES)、ステップS1034で、パスワード同士が一致しているかどうかを判断する。
ユーザ名又はパスワードが一致しなければ(ステップS1033でNO又はステップS1034でNO)、ステップS1036に進み、変数iに「2」をセットして、ユーザ情報格納部15に登録されている次のユーザ名、パスワードについて、一致しているかどうかを調べ、以後同様に変数iを変えながら、登録されているユーザ名の最大値Xに達するまで(ステップS1037でNO)、換言すれば登録されているユーザ全員についてユーザ名、パスワードの一致、不一致を順番に調べていく。
ユーザ名、パスワードともに一致しているものが存在している場合には(ステップS1034でYES)、ステップS1035で、ログイン状態情報16aに「パネルログイン」を、ログインユーザ名16cに「一致したユーザ名」を、ログインユーザカウンタ情報16bに「そのユーザのユーザカウンタ情報」を、それぞれセットする。
登録ユーザ名全部についてチェックを完了すると(ステップS1037でYES)、リターンする。
図7は、図5の無線ログイン処理(ステップS105)のサブルーチンを示すものである。
ステップS1051で、無線端末ユーザ情報12aの一つである無線ログイン要求情報が「要求あり」かどうかを調べる。「要求あり」でなければ(ステップS1051でNO)、そのままリターンする。
無線ログイン要求情報が「要求あり」であれば(ステップS1051でYES)、ユーザ情報格納部15に格納されているユーザ登録情報の中に、無線入力されたユーザ名と一致するものが存在するかどうかを順番にチェックする。
即ち、ステップS1052で変数iに「1」をセットしたのち、ステップS1053で、ユーザ情報格納部15に登録されている最初のユーザ名と無線入力されたユーザ名が一致しているかどうかを判断する。一致していれば(ステップS1053でYES)、ステップS1054で、パスワード同士が一致しているかどうかを判断する。
ユーザ名又はパスワードが一致しなければ(ステップS1053でNO又はステップS1054でNO)、ステップS1056に進み、変数iに「2」をセットして、ユーザ情報格納部15に登録されている次のユーザ名、パスワードについて、一致しているかどうかを調べ、以後同様に変数iを変えながら、登録されているユーザ名の最大値Xに達するまで(ステップS1057でNO)、換言すれば登録されているユーザ全員についてユーザ名、パスワードの一致、不一致を順番に調べていく。
ユーザ名、パスワードともに一致しているものが存在している場合には(ステップS1054でYES)、ステップS1055で、ログイン状態情報16aに「無線ログイン」を、ログインユーザ名16cに「一致したユーザ名」を、ログインユーザカウンタ情報16bに「そのユーザのユーザカウンタ情報」を、それぞれセットする。
登録ユーザ名全部についてチェックを完了すると(ステップS1057でYES)、リターンする。
図8は、図5の指紋ログイン処理(ステップS107)のサブルーチンを示すものである。
ステップS1071で、指紋ユーザ情報13aの一つである指紋ログイン要求情報が「指紋照合OK」かどうかを調べる。「指紋照合OK」でなければ(ステップS1071でNO)、そのままリターンする。
指紋ログイン要求情報が「指紋照合OK」であれば(ステップS1071でYES)、ユーザ情報格納部15に格納されているユーザ登録情報の中に、指紋入力されたユーザ名と一致するものが存在するかどうかを順番にチェックする。
即ち、ステップS1072で変数iに「1」をセットしたのち、ステップS1073で、ユーザ情報格納部15に登録されている最初のユーザ名と指紋入力されたユーザ名が一致しているかどうかを判断する。一致しなければ(ステップS1073でNO)、ステップS1075に進み、変数iに「2」をセットして、ユーザ情報格納部15に登録されている次のユーザ名について、一致しているかどうかを調べ、以後同様に変数iを変えながら、登録されているユーザ名の最大値Xに達するまで(ステップS1076でNO)、換言すれば登録されているユーザ全員についてユーザ名の一致、不一致を順番に調べていく。
ユーザ名の一致しているものが存在している場合には(ステップS1073でYES)、ステップS1074で、ログイン状態情報16aに「指紋ログイン」を、ログインユーザ名16cに「一致したユーザ名」を、ログインユーザカウンタ情報16bに「そのユーザのユーザカウンタ情報」を、それぞれセットする。
登録ユーザ名全部についてチェックを完了すると(ステップS1076でYES)、リターンする。
図9は、図5のUSBログイン処理(ステップS109)のサブルーチンを示すものである。
ステップS1091で、USBユーザ情報14aの一つであるUSBログイン要求情報が「要求あり」かどうかを調べる。「要求あり」でなければ(ステップS1091でNO)、そのままリターンする。
USBログイン要求情報が「要求あり」であれば(ステップS1091でYES)、ユーザ情報格納部15に格納されているユーザ登録情報の中に、USBデバイスにより入力されたユーザ名と一致するものが存在するかどうかを順番にチェックする。
即ち、ステップS1092で変数iに「1」をセットしたのち、ステップS1093で、ユーザ情報格納部15に登録されている最初のユーザ名とUSBデバイスにより入力されたユーザ名が一致しているかどうかを判断する。一致していれば(ステップS1093でYES)、ステップS1094で、パスワード同士が一致しているかどうかを判断する。
ユーザ名又はパスワードが一致しなければ(ステップS1093でNO又はステップS1094でNO)、ステップS1096に進み、変数iに「2」をセットして、ユーザ情報格納部15に登録されている次のユーザ名、パスワードについて、一致しているかどうかを調べ、以後同様に変数iを変えながら、登録されているユーザ名の最大値Xに達するまで(ステップS1097でNO)、換言すれば登録されているユーザ全員についてユーザ名、パスワードの一致、不一致を順番に調べていく。
ユーザ名、パスワードともに一致しているものが存在している場合には(ステップS1094でYES)、ステップS1095で、ログイン状態情報16aに「USBログイン」を、ログインユーザ名16cに「一致したユーザ名」を、ログインユーザカウンタ情報16bに「そのユーザのユーザカウンタ情報」を、それぞれセットする。
登録ユーザ名全部についてチェックを完了すると(ステップS1097でYES)、リターンする。
こうして、ユーザが特定され、MFP1はログイン状態となる。
図10は、図5の無線ログアウト処理(ステップS117)のサブルーチンを示すものである。
ステップS1171で、ログイン状態情報16aが「無線ログイン」かどうかを調べる。無線ログインであれば(ステップS1171でYES)、ステップS1173で無線ログイン要求情報が「要求なし」かどうかを調べる。ステップS1171で、ログイン状態情報16aが「無線ログイン」でない場合(ステップS1171でNO)、またはステップS1173で無線ログイン要求情報が「要求なし」でない場合(ステップS1173でNO)は、いずれもステップS1172に進み、前回無線ログイン要求情報に「要求あり」をセットした後、リターンする。
ステップS1173で、無線ログイン要求情報が「要求なし」であれば(ステップS1173でYES)、ステップS1174で、現在時刻と無線通信切断時刻との差が5分よりも小さいかどうかを判断する。5分より小さければ(ステップS1174でYES)、ステップS1175に進み、5分以上であれば(ステップS1174でNO)、ステップS1189に進む。
ステップS1175では、前回の無線ログイン要求情報が「要求あり」かどうかを調べ、「要求あり」の場合には(ステップS1175でYES)、ステップS1176で無線通信切断時刻に「現在時刻」をセットし、前回無線ログイン要求情報に「要求なし」をセットした後、ステップS1177に進む。「要求あり」でなければ(ステップS1175でNO)、そのままリターンする。
ステップS1177〜ステップS1187では、予め設定されたログイン継続条件情報をチェックしていく。まず、ステップS1177において、ログイン継続条件情報が「パネル操作」であるかどうかを判断する。
「パネル操作」でなければ(ステップS1177でNO)、ステップS1179に進む。「パネル操作」であれば(ステップS1177でYES)、ステップS1178で、パネル操作情報11jが「操作あり」あるいは「モード設定操作あり」かどうかを判断する。パネル操作情報11jが「操作あり」あるいは「モード設定操作あり」の場合は(ステップS1178でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。パネル操作情報11jが「操作あり」あるいは「モード設定操作あり」のいずれでもなければ(ステップS1178でNO)、ステップS1179に進む。
ステップS1179では、ログイン継続条件情報が「モード設定」であるかどうかを判断する。「モード設定」でなければ(ステップS1179でNO)、ステップS1181に進む。「モード設定」であれば(ステップS1179でYES)、ステップS1180で、パネル操作情報11jが「モード設定操作あり」かどうかを判断する。パネル操作情報11jが「モード設定操作あり」の場合は(ステップS1180でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。パネル操作情報11jが「モード設定操作あり」でなければ(ステップS1180でNO)、ステップS1181に進む。
ステップS1181では、ログイン継続条件情報が「ジョブ実行開始」であるかどうかを判断する。「ジョブ実行開始」でなければ(ステップS1181でNO)、ステップS1183に進む。「ジョブ実行開始」であれば(ステップS1181でYES)、ステップS1182で、ジョブ実行状態情報10aが「動作中」または「動作完了」かどうかを判断する。ジョブ実行状態情報10aが「動作中」または「動作完了」の場合は(ステップS1182でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。ジョブ実行状態情報10aが「動作中」または「動作完了」のいずれでもなければ(ステップS1182でNO)、ステップS1183に進む。
ステップS1183では、ログイン継続条件情報が「ジョブ実行開始後所定時間」であるかどうかを判断する。「ジョブ実行開始後所定時間」でなければ(ステップS1183でNO)、ステップS1185に進む。「ジョブ実行開始後所定時間」であれば(ステップS1183でYES)、ステップS1184で、現在時刻とジョブ開始時刻との差が3分以内かどうかを判断する。3分以内であれば(ステップS1184でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。現在時刻とジョブ開始時刻との差が3分以内でなければ(ステップS1184でNO)、ステップS1185に進む。
ステップS1185では、ログイン継続条件情報が「ジョブ実行中」であるかどうかを判断する。「ジョブ実行中」でなければ(ステップS1185でNO)、ステップS1187に進む。「ジョブ実行中」であれば(ステップS1185でYES)、ステップS1186で、ジョブ実行状態情報10aが「動作中」かどうかを判断する。「動作中」であれば(ステップS1186でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。「動作中」でなければ(ステップS1186でNO)、ステップS1187に進む。
ステップS1187では、ログイン継続条件情報が「ジョブ終了後所定時間」であるかどうかを判断する。「ジョブ終了後所定時間」でなければ(ステップS1187でNO)、ステップS1189に進む。「ジョブ終了後所定時間」であれば(ステップS1187でYES)、ステップS1188で、現在時刻とジョブ終了時刻との差が3分以内かどうかを判断する。3分以内であれば(ステップS1188でYES)、ログイン継続条件を満たしているのでそのままリターンし、ログイン状態が維持される。現在時刻とジョブ終了時刻との差が3分以内でなければ(ステップS1188でNO)、ステップS1189に進む。
ステップS1189では、ログイン状態情報16aに「ログアウト」をセットし、次いでステップS1190で、無線ログアウト時刻に現在時刻をセットした後、リターンする。
「ログアウト」をセットされたログイン状態情報16aは、画像処理制御部18に送られ、画像処理制御部18によって行われる図3のフローチャートにおけるステップS001の判断処理により、ログイン状態情報が「ログアウト」と判断され、ステップS024で許可情報が「禁止」に設定され、無線ログイン状態が解除される(ログアウトされる)。
この実施形態では、ログイン後、前記無線端末との定期的な通信が途絶えると、無線ログイン要求情報は「要求なし」(ステップS1173でYES)、前回の無線ログイン要求情報は「要求あり」(ステップS1175でYES)となり、全てのログイン継続条件情報が未設定であれば、そのままログアウトされる。しかし、図5のステップS101で、無線ログアウト時刻から所定時間(この例では2分)を経過していなければ(ステップS101でNO)、ステップS110に進み、ログイン処理(ステップS103、ステップS105、ステップS107、ステップS109)は実行されないから、この間は他のユーザがログインすることはない。従って、無線ログインしたユーザが一時的に装置を離れたためにログアウトされたような場合に、第三者によるログインが先になされてしまい、継続的な作業ができないといった不都合を防止できる。
また、無線端末との定期的な通信が途絶えて、無線ログイン要求情報が「要求なし」となっても(ステップS1173でYES)、ログイン継続条件情報を「パネル操作」に設定したり(ステップS1177でYES)、「モード設定」に設定しておくことで(ステップS1179でYES)、ユーザが操作パネル部11の操作を行ったりモード設定操作を行うことにより(ステップS1178、ステップS1180でYES)、ログイン状態が継続される。つまり、ログイン後に操作パネル部11を操作したり、ジョブのモード設定を行ったを行ったユーザは、その後MFP1の使用を継続する可能性が高いと推定されるので、当該ユーザのログイン状態を継続することにより、ユーザの利便性を図ることができる。
また、無線端末との定期的な通信が途絶えて、無線ログイン要求情報が「要求なし」となっても(ステップS1173でYES)、ログイン継続条件情報を「ジョブ実行開始」に設定しておくことで(ステップS1181でYES)、ジョブ実行動作中または動作完了の場合には(ステップS1182でYES)、ログイン状態が継続される。つまり、ジョブの実行が開始された場合、ユーザは、MFP1の使用を継続する可能性が高いと推定されるので、当該ユーザのログイン状態を継続することにより、ユーザの利便性を図ることができる。
また、無線端末との定期的な通信が途絶えて、無線ログイン要求情報が「要求なし」となっても(ステップS1173でYES)、ログイン継続条件情報を「ジョブ実行中」に設定しておくことで(ステップS1185でYES)、ジョブ実行中の場合には(ステップS1186でYES)、ログイン状態が継続され、ジョブの終了後はログイン状態が解除される(ステップS1186でNO)。つまり、ジョブの実行中は、ユーザはMFP1の使用を継続する可能性が高いと推定されるので、当該ユーザのログイン状態を継続することにより、ユーザの利便性を図ることができる。一方、ジョブ終了後であれば、その後にMFP1を継続使用する可能性は低いと推定されるので、ログイン状態を解除することにより、長時間ログイン状態が保持されることによる他のユーザのログイン機会の減少等の不都合をなくすことができる。
また、ログイン継続条件情報を「ジョブ実行開始後所定時間」に設定しておくことで(ステップS1183でYES)、ジョブ実行開始後所定時間(この例では3分)を経過すれば(ステップS1184でNO)、その後に画像処理装置を継続使用する可能性は低いと推定されるので、直ちにログイン解除する。これにより、長時間ログイン状態が保持されることによる他のユーザのログイン機会の減少等の不都合をなくすことができる。
また、ログイン継続条件情報を「ジョブ終了後所定時間」に設定しておくことで(ステップS1187でYES)、ジョブ終了後所定時間(この例では3分)を経過すれば(ステップS1188でNO)、その後に画像処理装置を継続使用する可能性は低いと推定されるので、直ちにログイン解除する。これにより、長時間ログイン状態が保持されることによる他のユーザのログイン機会の減少等の不都合をなくすことができる。
また、ログイン状態が継続される場合であっても、無線端末との定期的な通信が途絶えて無線ログイン要求情報が「要求なし」となってから(ステップS1173でYES)、5分経過した場合には、それ以上のログイン状態の継続は強制的に解除される(ステップS1174)。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、上記実施形態では、安全性設定情報、高セキュリティ上限値情報、低セキュリティ上限値情報、セキュリティレベル設定情報、ログイン継続条件情報等のチョイス設定情報を、ユーザや管理者が任意に設定変更できるものとしたが、予めデフォルトの情報として固定的に設定されていても良い。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置(MFP)が用いられた画像処理システムの構成を示すブロック図である。 MFPの画像処理部の構成を示すブロック図である。 MFPの画像処理制御部で行われる処理のフローチャートである。 図3の続きのフローチャートである。 MFPのユーザ情報照合部で行われる処理のフローチャートである。 図5のパネルログイン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5の無線ログイン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5の指紋ログイン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のUSBログイン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5の無線ログアウト処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 MFP
2 無線端末
10 画像処理部
11 操作パネル部
12 無線受信部
13 指紋検出部
14 USBインターフェース部
15 ユーザ情報格納部
16 ユーザ情報照合部
17 チョイス情報記憶部
18 画像処理制御部

Claims (24)

  1. 異なる種類のジョブを実行可能な画像処理装置であって、
    複数のユーザの情報が登録されているユーザ情報登録手段と、
    ユーザ情報を入力するための第1の入力方式のユーザ情報入力手段と、
    前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段と、
    前記各ユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報が、前記ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているかどうかを判断するユーザ情報照合手段と、
    前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記異なる種類のジョブのうち第1の種類のジョブの実行を禁止し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行を禁止しないジョブ処理制御手段と、
    前記ユーザ情報照合手段により一致すると判断されたユーザ情報に係るユーザによって指示され、かつ実行が禁止されていないジョブを実行するジョブ処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 異なる種類のジョブを実行可能な画像処理装置であって、
    複数のユーザの情報が登録されているユーザ情報登録手段と、
    ユーザ情報を入力するための第1の入力方式のユーザ情報入力手段と、
    前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段と、
    前記各ユーザ情報入力手段により入力されたユーザ情報が、前記ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているかどうかを判断するユーザ情報照合手段と、
    前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記異なる種類のジョブのうち第1の種類のジョブの実行回数を予め設定された1以上の回数までに制限し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行回数を制限しないジョブ処理制御手段と、
    前記ユーザ情報照合手段により一致すると判断されたユーザ情報に係るユーザによって指示されたジョブを実行するジョブ処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段、またはユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段であり、
    前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段、または各ユーザに対応付けられ対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段である請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記異なる複数種のジョブは、コピージョブ、スキャンジョブ、PCプリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、ファクシミリ受信ジョブのうちの少なくとも2つのジョブを含む請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段を含む請求項1または2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段を含む請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段はユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を含む請求項1または2に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段を含む請求項1または2に記載の画像処理装置。
  9. 前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、用紙への画像印字を伴うジョブである請求項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、用紙への画像印字を伴うジョブである請求項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、外部機器への送信を伴うジョブである請求項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、外部機器への送信を伴うジョブである請求項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されジョブは、ファクシミリ送信ジョブである請求項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、ファクシミリ送信ジョブである請求項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 前記ジョブ処理制御手段により実行が禁止されるジョブは、カラー画像を出力するジョブである請求項1、3〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記ジョブ処理制御手段により実行回数が制限されるジョブは、カラー画像を出力するジョブである請求項2〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 複数種のジョブを実行可能な画像処理装置におけるジョブの実行方法であって、
    第1の入力方式のユーザ情報入力手段と前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段を含む複数のユーザ情報入力手段のうち、1つのユーザ情報入力手段から入力されたユーザ情報を受け付ける第1のステップと、
    前記受け付けたユーザ情報が、ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているか否かを照合する第2のステップと、
    第2のステップにおいて一致すると判断された場合に、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は第1の種類のジョブの実行を禁止し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行を禁止しない第3のステップと、
    を前記画像処理装置により実行することを特徴とするジョブ実行方法。
  18. 複数種のジョブを実行可能な画像処理装置におけるジョブの実行方法であって、
    第1の入力方式のユーザ情報入力手段と前記画像処理装置に備えられている前記第1の入力方式以外の第2の入力方式のユーザ情報入力手段を含む複数のユーザ情報入力手段のうち、1つのユーザ情報入力手段から入力されたユーザ情報を受け付ける第1のステップと、
    前記受け付けたユーザ情報が、ユーザ情報登録手段に登録されているユーザ情報と一致しているか否かを照合する第2のステップと、
    第2のステップにおいて一致すると判断された場合に、前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は第1の種類のジョブの実行回数を予め設定された1以上の回数までに制限し、前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段によりユーザ情報が入力された場合は前記第1の種類のジョブの実行回数を制限しない第3のステップと、
    を前記画像処理装置により実行することを特徴とするジョブ実行方法。
  19. 前記第1の入力方式のユーザ情報入力手段は、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する無線通信手段、またはユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段であり、
    前記第2の入力方式のユーザ情報入力手段は、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段、または各ユーザに対応付けられ対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する接続手段である請求項17または18に記載のジョブ実行方法。
  20. 前記複数種のジョブは、コピージョブ、スキャンジョブ、PCプリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、ファクシミリ受信ジョブのうちの少なくとも2つのジョブを含む請求項17〜19のいずれかに記載のジョブ実行方法。
  21. 前記ユーザ情報入力手段が、各ユーザに割り当てられ、無線通信可能範囲内に進入すると無線通信が可能となる無線端末から送信されたユーザ情報を受信する受信手段からなるものである場合は、実行を禁止されるジョブが設定される請求項17に記載のジョブ実行方法。
  22. 前記ユーザ情報入力手段が、ユーザ操作によってユーザ情報が入力される操作手段からなるものである場合には、実行を禁止されるジョブが設定される請求項17に記載のジョブ実行方法。
  23. 前記ユーザ情報入力手段が、ユーザに固有の生体情報を検出する検出手段を備えたものである場合は、実行を許可されるジョブが設定される請求項17に記載のジョブ実行方法。
  24. 前記ユーザ情報入力手段が、各ユーザに対応付けられ、対応ユーザのユーザ情報を格納したユーザ情報格納デバイスを接続されることにより、前記ユーザ情報格納デバイスに格納されたユーザ情報を受信する受信手段である場合は、実行を許可されるジョブが設定される請求項17に記載のジョブ実行方法。
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